JP2004192504A - 外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部の検知器の検知信号を取り込む機能を備えた検知器において、監視制御システムの監視範囲の拡大、誤動作対策を可能とする。
【解決手段】外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備した。そして、その制御内容を切り替える設定部を設け、その設定を変更することにより、検知信号出力条件を変更可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備した。そして、その制御内容を切り替える設定部を設け、その設定を変更することにより、検知信号出力条件を変更可能とした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、侵入警報システム等に使用される、受動型赤外線検知器等の移動物体検知器、特に、外部の検知器の検知信号を取り込む機能を備えた検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
侵入者を検知したときの検知信号に、検知器に割り当てられたアドレス信号等を付加して出力する検知器と、このような検知器から送られてくるアドレス信号等の情報を受信する制御装置とで構成される監視制御システムが実用化されている。この監視制御システムでは、このようなシステムに対応していない普通の検知器からの検知信号を取り込み、その検知信号にアドレス信号を付加して出力する機能を備えた、外部信号入力機能付き検知器も使用されている。特開2001−143180号に、このような機能を備えた検知器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の外部信号入力機能付き検知器では、接続される外部の検知器の検知信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号を、個別に、そのまま制御装置に向けて送信するだけで、特別な処理は、実施されていなかった。外部から検知信号を取り込むということは、その検知器を追加した分だけ、監視制御システムの監視範囲が広がるということであるが、その反面、誤動作による、検知信号の送信確率も増すことを示している。検知器の追加目的が、監視範囲の拡大ではなく、人間の検知性能を犠牲にしない範囲内での、誤動作対策という場合もあるが、従来の外部信号入力機能付き検知器では、その対応は不可能であった。
検知信号を、リレーの接点出力という形で送信する、普通の検知器同士の場合は、2つの検知器の出力を、直列接続にするか、並列接続にするかの選択等により、接続される外部の検知器の検知信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号が両方同時に発生したときに検知信号を送信するという形態に変更することが可能であるが、従来の外部信号入力機能付き検知器は、検知信号の出力形態が、普通の検知器とは異なるので、そのようなことは簡単にはできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備した。そして、その制御内容を、変更可能とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器の構成を示すブロック図である。
1は、人間などの移動物体を検出し電気信号に変換する検出部、2は、前記検出部から入力される信号を、増幅し処理する信号処理部、3は、前記信号処理部から得られる信号に基づき人間か否かの判定をおこない、その判定結果を出力する判定部である。4は、制御部であり、後述する所定の制御をおこない、出力部5から外部へ検知信号を出力させる。6は、外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部であり、ここには、検知信号を、リレーの接点出力という形で出力する普通の検知器が接続される。7は、前記判定部3からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第1のタイマー部であり、8は、前記外部信号入力部6からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第2のタイマー部である。9は、制御部4の制御内容を切り替える設定部であり、ここの設定を変更することにより、出力部5からの検知信号出力条件が変更される。
【0006】
制御部4の状態が、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定と、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号の両方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、設定部9によって切り替えられるようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続された検知器の動きとの組み合わせにより、外部信号入力機能付き検知器の監視範囲の拡大及び誤動作対策の選択が、設定部9における設定の切替操作のみで可能となる。
【0007】
制御部4の状態が、第1のタイマー部7の計時中に、外部信号入力部6からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第1のタイマー部7と第2のタイマー部8の計時をリセットして停止させ、第2のタイマー部8の計時中に、判定部3からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部8と第1のタイマー部7の計時をリセットして停止させる設定と、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、設定部9によって切り替えられるようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続された検知器の動きとの組み合わせにより、外部信号入力機能付き検知器の監視範囲の拡大及び誤動作対策の選択が、設定部9における設定の切替操作のみで可能となる。特に、誤動作対策において、先に検知信号を発した方の検知器の信号を、タイマー部によって引き伸ばし、後から検知信号を発した方の検知器の信号と時間的に重なったときに、出力部5へ信号を発するように設定することになるので、人間の動きに対する検知性能を犠牲にすることなく誤動作が防止される。
【0008】
この動きをさらに詳しく説明する。本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器が、室内に設置された受動型赤外線センサであり、このセンサの外部信号入力部6に接続されるセンサが、その部屋の窓の開閉を検知するマグネットスイッチであるとする。マグネットスイッチは、窓枠側に取り付けられたリードスイッチと、開閉操作にともない動く窓側に取付けられ、窓を閉めた状態のときに、そのリードスイッチに接近し、磁力により接点を反転させるマグネットとが組み合わされたものである。
【0009】
監視制御システムが警戒状態のとき、侵入者が、この部屋の窓からの侵入を試みたとする。窓が開けられると、マグネットスイッチが作動し、受動型赤外線センサの外部信号入力部6に信号が入力される。外部信号入力部6は、制御部4と第2のタイマー部8へ信号を送り、第2のタイマー部8は、設定された時間、例えば3分間の計時を開始する。侵入者が窓を閉めて部屋の中に進み、受動型赤外線センサの警戒エリア内にはいると、検出部1が反応し、信号処理部2で所定の処理が実行される。そして、判定部3が人間であるという判定をしたときに、判定部3から制御部4に向けて信号が発せられる。制御部4は、第2のタイマー部8の計時中に、判定部3からの信号が入力されたのを受けて、出力部5に制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部8と第1のタイマー部7の計時をリセットして停止させる。
【0010】
侵入者が窓を閉めると、外部信号入力部6へ入力される信号が無くなり、外部信号入力部6は、制御部4と第2のタイマー部8への信号送信を停止するが、制御部4には第2のタイマー部8からの信号が入力されているので、判定部3からの信号と合わせて判断され、制御部4は、出力部5から検知信号を出力するよう制御する。侵入者が窓を開閉しただけで、そのまま立ち去ると、制御部4は、出力信号を発することはない。窓以外からの侵入ルートがあり得ないような場合には、このような設定にすることで、誤動作の確率を減少させることができる。
【0011】
第2のタイマー部8は、外部信号入力部6からの信号により、第1のタイマー部7は、判定部3からの信号により計時を始めるが、制御部4が、出力部5から検知信号を出力するよう制御する等の処理をおこなうのに連動して、制御部4は、これらの計時をリセットして停止させる。そして、次の信号入力を受け付けるための待機状態となる。タイマー部にセットされた計時時間は、3分間に限定されるものではなく、個々の設置場所に応じて、変更されるようにしてもよいし、検知器に予め適切な時間を設定しておいてもよい。
【0012】
以上の状態に設定された制御部4は、先に判定部3からの信号が入力されたときも、第1のタイマー部7の計時時間中に、外部信号入力部6からの信号を受け付けると、出力部5へ向けて信号を送るよう制御することになるが、判定部3と外部信号入力部6の、どちらの信号が先に制御部4に入力されたかを見て、設定された順番のときには、出力部5へ向けての信号送信を見合わせるような制御をするにしてもよい。こうすると、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器と、それに接続される外部の検知器との検知動作の順番を判定し、これらの検知器の警戒エリアを通過する侵入者の移動方向が、指定された方向のときのみ検知信号を出力するようにすることができる。
【0013】
外部信号入力部6に接続されるセンサが、マグネットスイッチではなく、受動型赤外線センサのような、警戒エリア内を歩行する人間に対して複数回の検知出力を発するタイプの検知器であることを想定して、外部信号入力部6に、カウント機能を備えてもよい。例えば、外部信号入力部6に、所定時間内に連続して、3回以上の入力があったときに、制御部4と第2のタイマー部8へ信号を送るようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続されるセンサが、人間の侵入以外の要因により、1、2回検知信号を発してしまっても、外部信号入力部6は信号を発することはない。したがって、カウント機能を持たない普通の受動型赤外線センサであっても、カウント機能を付加することになり、誤動作の防止の効果が増す。カウントの設定数は、3回に限定されるものではなく、個々の設置場所に応じて、変更されるようにしてもよいし、検知器に予め適切な回数を設定しておいてもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備し、その制御内容を、変更可能としたので、設置場所に応じた、監視範囲の拡大、誤動作対策が可能となり、この種の検知器の応用範囲が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・検出部
2・・・信号処理部
3・・・判定部
4・・・制御部
5・・・出力部
6・・・外部信号入力部
7・・・第1のタイマー部
8・・・第2のタイマー部
9・・・設定部
【発明の属する技術分野】
本発明は、侵入警報システム等に使用される、受動型赤外線検知器等の移動物体検知器、特に、外部の検知器の検知信号を取り込む機能を備えた検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
侵入者を検知したときの検知信号に、検知器に割り当てられたアドレス信号等を付加して出力する検知器と、このような検知器から送られてくるアドレス信号等の情報を受信する制御装置とで構成される監視制御システムが実用化されている。この監視制御システムでは、このようなシステムに対応していない普通の検知器からの検知信号を取り込み、その検知信号にアドレス信号を付加して出力する機能を備えた、外部信号入力機能付き検知器も使用されている。特開2001−143180号に、このような機能を備えた検知器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の外部信号入力機能付き検知器では、接続される外部の検知器の検知信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号を、個別に、そのまま制御装置に向けて送信するだけで、特別な処理は、実施されていなかった。外部から検知信号を取り込むということは、その検知器を追加した分だけ、監視制御システムの監視範囲が広がるということであるが、その反面、誤動作による、検知信号の送信確率も増すことを示している。検知器の追加目的が、監視範囲の拡大ではなく、人間の検知性能を犠牲にしない範囲内での、誤動作対策という場合もあるが、従来の外部信号入力機能付き検知器では、その対応は不可能であった。
検知信号を、リレーの接点出力という形で送信する、普通の検知器同士の場合は、2つの検知器の出力を、直列接続にするか、並列接続にするかの選択等により、接続される外部の検知器の検知信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号が両方同時に発生したときに検知信号を送信するという形態に変更することが可能であるが、従来の外部信号入力機能付き検知器は、検知信号の出力形態が、普通の検知器とは異なるので、そのようなことは簡単にはできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備した。そして、その制御内容を、変更可能とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器の構成を示すブロック図である。
1は、人間などの移動物体を検出し電気信号に変換する検出部、2は、前記検出部から入力される信号を、増幅し処理する信号処理部、3は、前記信号処理部から得られる信号に基づき人間か否かの判定をおこない、その判定結果を出力する判定部である。4は、制御部であり、後述する所定の制御をおこない、出力部5から外部へ検知信号を出力させる。6は、外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部であり、ここには、検知信号を、リレーの接点出力という形で出力する普通の検知器が接続される。7は、前記判定部3からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第1のタイマー部であり、8は、前記外部信号入力部6からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第2のタイマー部である。9は、制御部4の制御内容を切り替える設定部であり、ここの設定を変更することにより、出力部5からの検知信号出力条件が変更される。
【0006】
制御部4の状態が、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定と、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号の両方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、設定部9によって切り替えられるようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続された検知器の動きとの組み合わせにより、外部信号入力機能付き検知器の監視範囲の拡大及び誤動作対策の選択が、設定部9における設定の切替操作のみで可能となる。
【0007】
制御部4の状態が、第1のタイマー部7の計時中に、外部信号入力部6からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第1のタイマー部7と第2のタイマー部8の計時をリセットして停止させ、第2のタイマー部8の計時中に、判定部3からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部8と第1のタイマー部7の計時をリセットして停止させる設定と、判定部3からの信号と、外部信号入力部6からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、設定部9によって切り替えられるようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続された検知器の動きとの組み合わせにより、外部信号入力機能付き検知器の監視範囲の拡大及び誤動作対策の選択が、設定部9における設定の切替操作のみで可能となる。特に、誤動作対策において、先に検知信号を発した方の検知器の信号を、タイマー部によって引き伸ばし、後から検知信号を発した方の検知器の信号と時間的に重なったときに、出力部5へ信号を発するように設定することになるので、人間の動きに対する検知性能を犠牲にすることなく誤動作が防止される。
【0008】
この動きをさらに詳しく説明する。本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器が、室内に設置された受動型赤外線センサであり、このセンサの外部信号入力部6に接続されるセンサが、その部屋の窓の開閉を検知するマグネットスイッチであるとする。マグネットスイッチは、窓枠側に取り付けられたリードスイッチと、開閉操作にともない動く窓側に取付けられ、窓を閉めた状態のときに、そのリードスイッチに接近し、磁力により接点を反転させるマグネットとが組み合わされたものである。
【0009】
監視制御システムが警戒状態のとき、侵入者が、この部屋の窓からの侵入を試みたとする。窓が開けられると、マグネットスイッチが作動し、受動型赤外線センサの外部信号入力部6に信号が入力される。外部信号入力部6は、制御部4と第2のタイマー部8へ信号を送り、第2のタイマー部8は、設定された時間、例えば3分間の計時を開始する。侵入者が窓を閉めて部屋の中に進み、受動型赤外線センサの警戒エリア内にはいると、検出部1が反応し、信号処理部2で所定の処理が実行される。そして、判定部3が人間であるという判定をしたときに、判定部3から制御部4に向けて信号が発せられる。制御部4は、第2のタイマー部8の計時中に、判定部3からの信号が入力されたのを受けて、出力部5に制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部8と第1のタイマー部7の計時をリセットして停止させる。
【0010】
侵入者が窓を閉めると、外部信号入力部6へ入力される信号が無くなり、外部信号入力部6は、制御部4と第2のタイマー部8への信号送信を停止するが、制御部4には第2のタイマー部8からの信号が入力されているので、判定部3からの信号と合わせて判断され、制御部4は、出力部5から検知信号を出力するよう制御する。侵入者が窓を開閉しただけで、そのまま立ち去ると、制御部4は、出力信号を発することはない。窓以外からの侵入ルートがあり得ないような場合には、このような設定にすることで、誤動作の確率を減少させることができる。
【0011】
第2のタイマー部8は、外部信号入力部6からの信号により、第1のタイマー部7は、判定部3からの信号により計時を始めるが、制御部4が、出力部5から検知信号を出力するよう制御する等の処理をおこなうのに連動して、制御部4は、これらの計時をリセットして停止させる。そして、次の信号入力を受け付けるための待機状態となる。タイマー部にセットされた計時時間は、3分間に限定されるものではなく、個々の設置場所に応じて、変更されるようにしてもよいし、検知器に予め適切な時間を設定しておいてもよい。
【0012】
以上の状態に設定された制御部4は、先に判定部3からの信号が入力されたときも、第1のタイマー部7の計時時間中に、外部信号入力部6からの信号を受け付けると、出力部5へ向けて信号を送るよう制御することになるが、判定部3と外部信号入力部6の、どちらの信号が先に制御部4に入力されたかを見て、設定された順番のときには、出力部5へ向けての信号送信を見合わせるような制御をするにしてもよい。こうすると、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器と、それに接続される外部の検知器との検知動作の順番を判定し、これらの検知器の警戒エリアを通過する侵入者の移動方向が、指定された方向のときのみ検知信号を出力するようにすることができる。
【0013】
外部信号入力部6に接続されるセンサが、マグネットスイッチではなく、受動型赤外線センサのような、警戒エリア内を歩行する人間に対して複数回の検知出力を発するタイプの検知器であることを想定して、外部信号入力部6に、カウント機能を備えてもよい。例えば、外部信号入力部6に、所定時間内に連続して、3回以上の入力があったときに、制御部4と第2のタイマー部8へ信号を送るようにする。こうすると、外部信号入力部6に接続されるセンサが、人間の侵入以外の要因により、1、2回検知信号を発してしまっても、外部信号入力部6は信号を発することはない。したがって、カウント機能を持たない普通の受動型赤外線センサであっても、カウント機能を付加することになり、誤動作の防止の効果が増す。カウントの設定数は、3回に限定されるものではなく、個々の設置場所に応じて、変更されるようにしてもよいし、検知器に予め適切な回数を設定しておいてもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部からの信号と、それ自身の検知器の信号処理に基づく検知信号との2つの信号の状態を監視して、その状態に応じて、出力部の作動状態を制御する制御部を、新たに装備し、その制御内容を、変更可能としたので、設置場所に応じた、監視範囲の拡大、誤動作対策が可能となり、この種の検知器の応用範囲が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の、外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・検出部
2・・・信号処理部
3・・・判定部
4・・・制御部
5・・・出力部
6・・・外部信号入力部
7・・・第1のタイマー部
8・・・第2のタイマー部
9・・・設定部
Claims (4)
- 外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部と、移動物体を検出する検出部と、前記検出部から入力される信号を処理する信号処理部と、前記信号処理部から得られる信号に基づき人間か否かの判定をおこないその判定結果を出力する判定部と、前記外部信号入力部及び前記判定部から入力される信号を基に制御をおこなう制御部と、前記制御部から出力される信号に基づき検知信号を出力する出力部と、前記制御部の制御内容を設定する設定部とを備え、前記制御部の状態は、前記判定部からの信号と、前記外部信号入力部からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定と、前記判定部からの信号と、前記外部信号入力部からの信号の両方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、前記設定部によって切り替えられるようにしたことを特徴とする外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器。
- 外部の検知器の検知信号を受け付ける外部信号入力部と、移動物体を検出する検出部と、前記検出部から入力される信号を処理する信号処理部と、前記信号処理部から得られる信号に基づき人間か否かの判定をおこないその判定結果を出力する判定部と、前記判定部からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第1のタイマー部と、前記外部信号入力部からの信号により予め設定された時間の計時を開始する第2のタイマー部と、前記外部信号入力部及び前記判定部から入力される信号と、第1のタイマー部と第2のタイマー部の起動状態を基に制御をおこなう制御部と、前記制御部から出力される信号に基づき検知信号を出力する出力部と、前記制御部の制御内容を設定する設定部とを備え、前記制御部の設定状態は、第1のタイマー部の計時中に、前記外部信号入力部からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第1のタイマー部と第2のタイマー部の計時をリセットして停止させ、第2のタイマー部の計時中に、判定部からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部と第1のタイマー部の計時をリセットして停止させる設定と、前記判定部からの信号と、前記外部信号入力部からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、前記設定部によって切り替えられるようにしたことを特徴とする外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器。
- 前記制御部の設定状態は、第1のタイマー部の計時中に、前記外部信号入力部からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第1のタイマー部と第2のタイマー部の計時をリセットして停止させ、第2のタイマー部の計時中に、判定部からの信号が入力されたときには、制御信号を出力せずに、第2のタイマー部と第1のタイマー部の計時をリセットして停止させる設定と、第1のタイマー部の計時中に、前記外部信号入力部からの信号が入力されたときには制御信号を出力せずに、第1のタイマー部と第2のタイマー部の計時をリセットして停止させ、第2のタイマー部の計時中に、判定部からの信号が入力されたときに制御信号を出力し、同時に第2のタイマー部と第1のタイマー部の計時をリセットして停止させる設定と、前記判定部からの信号と、前記外部信号入力部からの信号のどちらか一方の信号が入力されたときに制御信号を出力する設定とを、前記設定部によって切り替えられるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器。
- 前記外部信号入力部は、所定時間内に所定の回数だけ検知信号を受け付けたときに、前記制御部に信号を出力し、第2のタイマー部の時間計時を開始させることを特徴とする請求項2に記載の外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002361916A JP2004192504A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=32760505
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JP2002361916A Pending JP2004192504A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 外部信号入力部及びその入力信号の処理回路を備えた検知器 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080325 |