JP2004192267A - 管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】オンラインショッピングのショッピングカートの作成に係る負担をなくし、もって容易にかつ効率よくオンラインショッピングをおこなうことができるようにすること。
【解決手段】少なくとも商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０により作成された、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のショッピングカートの明細情報をその明細情報を一意に識別する明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１から明細ＩＤを検索条件として受け付けてそれに対応するショッピングカートの明細情報を明細情報データベース１３から検索し、検索されたショッピングカートの明細情報を購入者１１のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【選択図】 図１
【解決手段】少なくとも商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０により作成された、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のショッピングカートの明細情報をその明細情報を一意に識別する明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１から明細ＩＤを検索条件として受け付けてそれに対応するショッピングカートの明細情報を明細情報データベース１３から検索し、検索されたショッピングカートの明細情報を購入者１１のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関し、特に、オンラインショッピングの購入対象管理情報の作成に係る負担をなくし、もって容易にかつ効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、インターネットに接続されたサーバにより提供されるオンラインショッピングＷｅｂサイトからオンラインで商品を購入する場合、ショッピングカートと呼ばれる購入対象商品の一時的な登録情報が利用されることが多い。購入者は、購入を希望する商品をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成し、最後に登録した商品の決済処理をまとめておこなうことで効率よくオンラインショッピングができる。
【０００３】
その際、購入者は購入を希望するすべての商品のショッピングカートへの登録が終わるまで、Ｗｅｂブラウザソフトを操作して、個々の商品の選択とショッピングカートへの登録作業を繰り返す。特に、パーソナルコンピュータを販売するオンラインショッピングＷｅｂサイトなどでは、購入者はパーソナルコンピュータの機種の選択だけでなく、ＣＰＵ・メモリ・ハードディスク等の、各パーツの仕様などのオプションを選択して購入することができるようになっていることも多い。
【０００４】
このように、オンラインショッピングにおいて、商品の選択および登録をおこなってショッピングカートを作成する手続きは煩雑であり、購入したい商品の数やオプションの種類が増えるほど、それらの手続きをおこなうのに時間がかかって非効率的なものとなる。
【０００５】
このため、購入者が以前購入した商品の一覧を記憶しておき、次回その購入者が商品を購入する際に商品の一覧を提示し、再び購入を希望する商品を選択させてショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する技術が開示されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−４１８８１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術を用いたとしても、始めに一度は商品の選択および登録作業を購入者自身でおこなう必要がある。また、以前購入した商品の一覧を提示するだけなので、異なる商品を購入する場合には購入者が商品の選択および登録作業を自分自身でおこなう必要がある。
【０００８】
したがって、購入者が初めて訪れるオンラインショッピングＷｅｂサイトから商品を購入する場合には、さまざまな商品の中から希望する商品を探し出すのに手間がかかり、とりわけその購入者がＷｅｂサイトのブラウズ操作に不慣れな場合は登録作業が難しいという問題があった。
【０００９】
また、購入者が購入を希望する商品に関する十分な知識をもっていない場合にも、商品の登録作業が困難なものとなる。例えば、パーソナルコンピュータとプリンタとを購入する際には、そのプリンタがそのパーソナルコンピュータで動作可能かといった知識が必要となる。さらに、そのプリンタをパーソナルコンピュータに接続するには専用のケーブルを併せて購入する必要が生ずることもある。
【００１０】
そのうえ、パーソナルコンピュータの各パーツの仕様を選択できるような場合には、ディスプレイ装置の解像度に合わせてパーソナルコンピュータのビデオカードを選択したり、使用するソフトウェアに応じて必要な容量のＲＡＭを選択する必要があるなど、購入者が十分な商品知識をもっていないと商品の選択が困難となり効率的にショッピングができなくなるという問題があった。
【００１１】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、オンラインショッピングの購入対象管理情報の作成に係る負担をなくし、もって容易にかつ効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項１の発明に係る管理情報作成装置（図３に示すショッピングカート作成装置１２に対応する）は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置において、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶手段（図３に示す明細情報データベース１３に対応する）と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け（図３に示す入力受付部３６に対応する）、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索する検索手段（図３に示す明細情報検索部４１に対応する）と、前記検索手段により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成手段（図３に示すショッピングカート作成部３５に対応する）と、を備えたことを特徴とする。
【００１３】
この請求項１の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１４】
また、請求項２の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１５】
この請求項２の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１６】
また、請求項３の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１７】
この請求項３の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１８】
また、請求項４の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１９】
この請求項４の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２０】
また、請求項５の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００２１】
この請求項５の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、購入者から作成者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、作成者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２２】
また、請求項６の発明に係る管理情報作成方法は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法において、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、を含んだことを特徴とする。
【００２３】
この請求項６の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２４】
また、請求項７の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２５】
この請求項７の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２６】
また、請求項８の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２７】
この請求項８の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２８】
また、請求項９の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２９】
この請求項９の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００３０】
また、請求項１０の発明に係る管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムは、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【００３１】
この請求項１０の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００３２】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、オンラインショッピングで商品を購入する際に、一時的に作成する購入対象管理情報をショッピングカートと呼び、それを作成する装置、方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを実施の形態として示すこととする。また、ここでは、購入者以外の第三者により作成されたショッピングカートの明細情報を、商品の購入をおこなう購入者が利用する場合について示すこととする。
【００３３】
（実施の形態１）
まず、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念について説明する。図１は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００３４】
図１に示すように、まず、商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０が、オンラインショッピングサービスを提供するオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、購入者１１に代わってショッピングカートを作成する。そして、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０が作成したショッピングカートの明細情報を抽出して明細情報データベース１３に記憶する。
【００３５】
ここで第三者１０とは、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に慣れており、またそこで販売されている商品について十分な知識を持っている者（例えば、そのＷｅｂサイトのサポートスタッフなど）を意味し、ブラウズ操作に不慣れで商品知識のない購入者１１に代わってショッピングカートの明細情報を作成する。
【００３６】
その後、ショッピングカート作成装置１２は、そのショッピングカートの明細情報を一意に識別するものとして明細ＩＤを作成して第三者１０に通知する。明細ＩＤは、各ショッピングカートの明細情報に対して一つずつ割り当てられるものであり、明細情報とともに明細情報データベース１３に記憶される。
【００３７】
また、明細ＩＤが他人に漏洩しショッピングカートの明細情報が改ざんされることを防止するため、ショッピングカートの明細情報へのアクセス権を認証する、第三者１０により入力されたパスワードを明細情報データベース１３に記憶することもできる。
【００３８】
図２は、商品が登録されたショッピングカートの一例を示す図である。図２に示すように、ショッピングカートには一般に、登録された商品の商品明細２０と、商品明細にある商品を削除するための削除ボタン２１と、商品をさらに追加するための商品追加ボタン２２と、ショッピングカートに登録された商品の決済処理をおこなって商品を購入するための購入ボタン２３と、登録された商品の購入の取り消しをおこなうための取り消しボタン２４とが表示される。
【００３９】
図１の説明に戻ると、明細ＩＤを取得した第三者１０は、購入者１１にその明細ＩＤを電子メール等の通信手段をもちいて通知する。そして、通知を受けた購入者１１は、通知された明細ＩＤをショッピングカート作成装置１２に送信することで、明細情報データベース１３からその明細ＩＤに対応するショッピングカートの明細情報を検索し、それをオンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することができる。
【００４０】
次に、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。図３は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。図３に示すように、このショッピングカート作成装置１２は、ネットワーク３２を介して第三者クライアント装置３０と購入者クライアント装置３１とに接続されている。ここでネットワーク３２とは、ＬＡＮやＷＡＮあるいはインターネット網などを含むものである。
【００４１】
ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０がネットワーク３２に接続された第三者クライアント装置３０を操作して作成したショッピングカートの明細情報を記憶し、その明細情報に対する明細ＩＤを発行して第三者１０に通知する。そして、購入者１１により購入者クライアント装置３１の操作を通じて入力された明細ＩＤを取得すると、その明細ＩＤによって識別される明細情報を検索しショッピングカートに登録する。
【００４２】
このショッピングカート作成装置１２は、明細情報処理部３３と、ショッピングサービス提供部４３と、商品情報データベース４４とから構成される。ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートを使用したオンラインショッピングサービスを提供するサービスの提供部である。商品情報データベース４４は、商品名や価格や在庫状況などを記憶しているデータベースである。明細情報処理部３３は、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報を記憶し、購入者１１からの要求に応じてショッピングカートの明細情報を検索し、その明細情報のショッピングカートへの登録などをおこなう。
【００４３】
さらに、明細情報処理部３３は、ログイン受付部３４と、ショッピングカート作成部３５と、明細情報登録部４０と、明細情報データベース１３と、明細情報検索部４１と、商品情報検索部４２とから構成される。そして、ショッピングカート作成部３５は、入力受付部３６と、明細情報再構築部３７と、検索結果出力部３８と、明細情報入出力部３９とから構成される。
【００４４】
ログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１のショッピングカート作成装置１２へのログインを受け付ける。ログインには、第三者１０あるいは購入者１１がショッピングカート作成装置１２にアクセスするためにそれぞれもっているログインＩＤを使用する。
【００４５】
また、ショッピングサービス提供部４３の提供するオンラインショッピングサービスがログインＩＤを要求する場合には、ログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１からオンラインショッピングサービス用のログインＩＤをさらに受け付け、そのログインＩＤをショッピングサービス提供部４３に出力してオンラインショッピングサービスにログインする。
【００４６】
ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートの機能を提供し、第三者１０がショッピングカートを作成することを可能にする。その際、ショッピングサービス提供部４３は、商品の価格や在庫状況などを商品情報データベース４４から取得し、ショッピングカートの明細情報を最新のものに更新する。
【００４７】
ショッピングカート作成部３５の明細情報入出力部３９は、第三者により作成されたショッピングカートの明細情報をショッピングサービス提供部４３から取得し、明細情報登録部４０に出力する。この明細情報は、ショッピングサービス提供部４３から出力された、ショッピングカートの明細情報を表示するためのＨＴＭＬ文書などから抽出することができる。そして、明細情報登録部４０は、出力された明細情報を受け付け、明細情報データベース１３に記憶する。
【００４８】
その際、明細情報登録部４０は、その明細情報に対する明細ＩＤを生成し、明細情報データベース１３に記憶するとともに、ログイン受付部３４を介して第三者クライアント装置３０に出力する。さらに明細情報へのアクセス権を認証するパスワードを使用する場合には、明細情報登録部４０は、第三者１０が入力したパスワードを明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶する。
【００４９】
ここで、明細情報データベース１３の明細情報レコードの構成について説明する。図４は、本実施の形態１に係る明細情報データベース１３の明細情報レコードの一例を示す図である。図４に示すように、明細情報レコードは、明細ＩＤフィールド（項目番号１）と、明細作成情報フィールド（項目番号２）と、購入者情報フィールド（項目番号３）と、商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）とから構成されている。ここで商品情報フィールドの数は、登録される商品の数によって増減する。
【００５０】
明細ＩＤフィールド（項目番号１）には、明細ＩＤとパスワードの情報が、「１２３４５６７； ｆｓｉｊ３ｎｄ」のようにそれぞれ記憶される。明細作成情報フィールド（項目番号２）には、その明細を作成した第三者１０の氏名、作成者ＩＤおよび作成日時の情報が「鈴木 一郎； ｕｖｗｘｙｚ； ２００２．１．１」のようにそれぞれ記憶される。購入者情報フィールド（項目番号３）には、購入者１１の氏名、購入者ＩＤおよび届け先住所の情報が「田中 二郎； ａｂｃｄｅｆ； 神奈川県川崎市川崎町１−１−１」のようにそれぞれ記憶される。商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）には、第三者１０が作成した明細情報に含まれる商品の商品番号、商品名および個数の情報が「１２３４５；
ＣＰＵ１．５ＧＨｚ； １」のようにそれぞれ記憶される。
【００５１】
図３の説明に戻ると、ショッピングカート作成部３５の入力受付部３６は、購入者１１が購入者クライアント装置３１を操作してショッピングカートの明細情報の検索のために入力した明細ＩＤを受け付け、その明細ＩＤに対応する明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１により入力された明細ＩＤに対応する明細情報を検索する。
【００５２】
検索された明細情報は、ショッピングカート作成部３５の明細情報再構築部３７に送信される。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力する。
【００５３】
明細情報入出力部３９は、出力された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録する。登録後、ショッピングサービス提供部４３は、明細情報に含まれていた商品の削除、あるいは明細情報に含まれていなかった商品の追加の要求を購入者１１から受け付ける。そして、購入したいすべての商品がショッピングカートに登録された後、購入者１１による購入の決済処理要求を受け付け、それらの商品の決済処理をおこなう。
【００５４】
次に、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。図５は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【００５５】
ここでは、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報と、それを一意に識別するための明細ＩＤが、すでに明細情報データベース１３に記憶されているものとする。また、ここではオンラインショッピングサービスにログインするためのログインＩＤは不要であるものとする。
【００５６】
図５に示すように、ショッピングカート作成装置１２はまず、購入者１１のログインを受け付ける（ステップＳ５０１）。その後、入力受付部３６は、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報の明細ＩＤおよびパスワードの入力を受け付け（ステップＳ５０２）、明細情報検索部４１は、その明細ＩＤに対応する明細情報を検索する（ステップＳ５０３）。
【００５７】
そして、入力受付部３６は、購入者１１により入力されたパスワードと検索された明細情報に記憶されているパスワードとを比較してパスワードの認証をおこなう（ステップＳ５０４）。入力されたパスワードが記憶されているものと異なっていれば、購入者１１に対し再度パスワードの入力を促すなどの処理をおこなう。
【００５８】
ここで、本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面について説明する。図６は、本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面の一例を示す図である。同図に示すように、購入者１１がショッピングカート作成装置にログインすると、ショッピングサービス提供部４３により提供されているオンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０が購入者クライアント装置３１に表示される。
【００５９】
オンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０には、「商品を一覧から選ぶ」といったオンラインショッピングＷｅｂサイトに一般的に備えられている機能を選択するハイパーテキストと、「商品明細を検索する」といった第三者により作成された明細情報を検索する機能を選択するハイパーテキストが設けられている。
【００６０】
「商品を一覧から選ぶ」のハイパーテキストが選択されると、それにリンクされた商品一覧画面６１が表示され、商品の選択ができるようになる。商品を選択した後は、「ショッピングカートに入れる」ボタンをクリックすることにより、選択した商品をショッピングカートに登録することができる。購入者１１に代わってショッピングカートを作成する第三者１０は、ショッピングカート作成装置１２にログイン後、「商品を一覧から選ぶ」のハイパーテキストを選択し、ショッピングカートを作成する。
【００６１】
「商品明細を検索する」というハイパーテキストは、明細情報入出力部３９により、もとのオンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０中に埋め込まれる。そのハイパーテキストが購入者１１により選択されると、それにリンクされた明細検索画面６２が表示され、明細ＩＤとパスワードを入力できるようになる。そして、「検索開始」ボタンをクリックすることにより、入力された明細ＩＤに対応する明細情報が検索され（ステップＳ５０３）、その後パスワードの認証がおこなわれる（ステップＳ５０４）。
【００６２】
図５の説明に戻ると、ステップＳ５０２で購入者１１により入力されたパスワードが認証されたら（ステップＳ５０４）、商品情報検索部４２は、商品情報データベース４４から明細情報に含まれる商品の在庫情報を参照し（ステップＳ５０５）、さらに商品の価格情報を参照する（ステップＳ５０６）。
【００６３】
そして、明細情報再構築部３７は、検索された明細情報と、参照した商品の在庫情報および価格情報とを基にして第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報を再構築し、検索結果出力部３８は、それを購入者クライアント装置３１に出力して購入者１１に提示する（ステップＳ５０７）。
【００６４】
図７は、本実施の形態１に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図７に示すように、この表示画面は、明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０と、商品明細情報表示部７１と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。
【００６５】
明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０には、検索条件として用いられた明細ＩＤを含む情報が表示される。商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示される。また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１が再構築された明細情報をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【００６６】
図５の説明に戻ると、ステップＳ５０７の後、入力受付部３６が購入者１１からその明細情報をショッピングカートに登録するよう要求を受け付けた際に、明細情報入出力部３９は、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートへの登録をおこない、ショッピングカートを作成する（ステップＳ５０８）。
【００６７】
ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートに登録された商品を削除する機能と、新たな商品をショッピングカートに追加する機能とを備え、それらの機能を利用したショッピングカートの修正を購入者１１から受け付ける（ステップＳ５０９）。修正後は、購入者１１の購入手続き実行要求を受け付け、商品の決済処理などの購入手続きをおこなう（ステップＳ５１０）。購入手続きの終了後、購入者１１のログアウト処理をして（ステップＳ５１１）、ショッピングカートの作成処理を終了する。
【００６８】
上述してきたように、本実施の形態１では、ショッピングカート作成装置１２が、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に不慣れで商品知識のない購入者１１に代わって作成したショッピングカートの明細情報を、それを一意に識別するための明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１により入力されたその明細ＩＤを検索条件として明細情報データベース１３から第三者１０により作成された明細情報を検索し、それを購入者１１のショッピングカートに登録して購入者１１のショッピングカートを作成するよう構成したので、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報を明細ＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００６９】
（実施の形態２）
ところで、上記実施の形態１では、ショッピングカートの明細情報に明細ＩＤを割り当て、その明細ＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、検索条件を別のものにした場合にも適用することができる。
【００７０】
そこで、本実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を購入者を一意に識別する購入者ＩＤとした場合について説明する。まず、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する。図８は、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００７１】
図８に示すように、まず、商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０が、オンラインショッピングサービスを提供するオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、購入者１１に代わってショッピングカートを作成する。そして、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０が作成したショッピングカートの明細情報を抽出して明細情報データベース１３に記憶する。
【００７２】
ここで、第三者１０とは、実施の形態１と同様、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に慣れており、またそこで販売されている商品について十分な知識を持っている者である。また、企業内での購入システムにおいては、物品の購入を希望する社員がショッピングカートを作成し、実際に物品の購入を担当している購買部門がそのショッピングカートを再現して、審査・購入の手続きをおこなうこともできる。この場合、第三者１０および購入者１１はそれぞれ社員および購買部門である。これによって、社員は購入を希望する物品の明細を購買部門に確実に伝達することができるようになる。
【００７３】
その後、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０から指定された購入者ＩＤをショッピングカートの明細情報とともに記憶する。この購入者ＩＤは、その購入者１１と他人とを一意に識別することができるものであればよい。ここでは、購入者１１がショッピングカート作成装置１２にログインする際に用いるログインＩＤを、購入者ＩＤとして採用した場合について説明することとする。
【００７４】
明細情報データベース１３へ記憶する明細情報レコードの構成については、実施の形態１の図４に示したものと同様で、少なくとも購入者ＩＤと商品情報を含んでいればよい。図４に示すように、商品情報とともに購入者ＩＤ「ａｂｃｄｅｆ」が購入者情報フィールド（項目番号３）に記憶される。
【００７５】
購入者１１が、ショッピングカート作成装置１２にログインＩＤを用いてログインすると、ショッピングカート作成装置１２はそのログインＩＤに対応するショッピングカートの明細情報を明細情報データベース１３から検索する。ここで、購入者１１のログインＩＤに対して複数の明細情報が対応していてもよく、その場合は複数の明細情報が検索される。そして、検索された明細情報のうち購入者１１により選択された明細情報を、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【００７６】
次に、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。本実施の形態２では、ログイン受付部３４、入力受付部３６、明細情報再構築部３７、検索結果出力部３８、明細情報入出力部３９および明細情報検索部４１の機能が実施の形態１とは異なり、他の機能的構成は実施の形態１の図３に示したものと同様であるので、ここでは図３と同じ符号を用いてそれらの異なる部分のみについて説明をおこなうこととする。
【００７７】
本実施の形態２におけるログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１のショッピングカート作成装置へのログインを受け付け、さらに購入者１１のログイン処理が終了した後、入力受付部３６に購入者１１のログインＩＤを送信する。入力受付部３６は、その購入者１１のログインＩＤを受け付け、そのログインＩＤに対応する明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。
【００７８】
明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報を検索する。検索された明細情報は、ショッピングカート作成部３５の明細情報再構築部３７に送信される。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。
【００７９】
明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力し、購入者１１に提示する。ここで、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報が複数ある場合には、複数の明細情報が出力される。
【００８０】
図９は、本実施の形態２に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図９に示すように、この表示画面は、複数の明細情報と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。複数の明細情報の表示は、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報が明細情報データベース１３内に複数記憶されていたことを示している。そして、各明細情報は、明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０と、商品明細情報表示部７１と、チェックボックス９０とから構成される。
【００８１】
明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０には、検索条件として用いられた購入者ＩＤ（ここではログインＩＤのこと）を含む情報が表示される。商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示される。また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。
【００８２】
チェックボックス９０は、複数の明細情報の中からショッピングカートへ登録を希望する一つの明細情報を購入者１１が選択するためのものである。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１によりチェックボックス９０がチェックされた明細情報（この例では、明細情報Ｎｏ．２）をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【００８３】
再び、ショッピングカート作成装置の機能的構成についての説明に戻ると、明細情報入出力部３９は、選択された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する。その他の各部の機能は、実施の形態１における図３の各部の機能と同様であるので、説明を省略する。
【００８４】
次に、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。本実施の形態２では、実施の形態１の図５に示されたステップＳ５０１において購入者１１のログインが終了した後、ログインするのに使用された購入者１１のログインＩＤを検索条件にしてそれに対応する明細情報の検索をおこなう。これは実施の形態１における、図５に示されたステップＳ５０３に相当するものである。本実施の形態２では、図５に示されたステップＳ５０２の「明細ＩＤ・パスワードの入力」は除外される。
【００８５】
その後、図５に示されたステップＳ５０４と同様に、明細情報に対するアクセス権を認証するパスワードが設定されている場合には、購入者１１により入力されたパスワードと検索された明細情報に記憶されているパスワードとを比較してパスワードの認証をおこなう。入力されたパスワードが記憶されているものと異なっていれば、購入者１１に対し再度パスワードの入力を促すなどの処理をおこなう。これ以降の処理は、図５に示されたステップＳ５０５以降と同様であるので省略する。
【００８６】
上述してきたように、本実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報に購入者１１のログインＩＤを割り当て、そのログインＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたので、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報をログインＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００８７】
なお、上記実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を購入者ＩＤとした場合について説明したが、その検索条件を明細情報を作成した第三者１０を一意に識別する作成者ＩＤとした場合にも適用することができる。この場合、ショッピングカート作成装置１２は、購入者１１により入力された作成者ＩＤに対応する明細情報を検索してショッピングカートに登録し、購入者１１用のショッピングカートを作成する。
【００８８】
このショッピングカート作成装置１２は、入力される明細情報の検索条件を作成者ＩＤとすることのみを実施の形態１および２とは異なる特徴としているため、実施の形態１および２内の記述から容易に実現することができる。そして、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報を作成者ＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００８９】
（実施の形態３）
ところで、上記実施の形態１および２内の説明においては、ショッピングカートの明細情報に明細ＩＤ、購入者ＩＤあるいは作成者ＩＤを割り当て、その明細ＩＤ、購入者ＩＤあるいは作成者ＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、検索条件を商品名とした場合にも適用することができる。
【００９０】
そこで、本実施の形態３では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を商品名とした場合について説明する。まず、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する。図１０は、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００９１】
図１０に示すように、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、商品を購入する際に作成したショッピングカートの明細情報を抽出し、明細情報データベース１３に記憶する。ここで第三者１０は、購入者１１とは何の関係ももたない不特定多数の者であってもよい。
【００９２】
明細情報データベース１３へ記憶する明細情報レコードの構成については、実施の形態１の図４に示したものと同様であり、少なくとも商品情報を含んでいればよい。図４に示すように、商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）内に商品番号、商品名および商品数が「１２３４５； ＣＰＵ１．５ＧＨｚ； １」のように記憶される。
【００９３】
そして、購入者１１により購入者クライアント装置３１の操作を通じて購入を希望する商品名の一つが入力されると、その商品を商品情報として含む明細情報が検索される。ここで、一つの商品名に対する検索の結果、複数の明細情報が検索されることも当然生じる。その場合、検索された複数の明細情報のうち購入者１１により選択された明細情報を、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【００９４】
次に、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。本実施の形態３では、入力受付部３６、明細情報再構築部３７、検索結果出力部３８、明細情報入出力部３９および明細情報検索部４１の機能が実施の形態１とは異なり、他の機能的構成は実施の形態１の図３に示したものと同様であるので、ここでは図３と同じ符号を用いてそれらの異なる部分のみについて説明をおこなうこととする。
【００９５】
本実施の形態３の入力受付部３６は、購入者１１が購入者クライアント装置３１を操作してショッピングカートの明細情報の検索のために入力した商品名を受け付け、その商品名を含んだ明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１により入力された商品名を含んだ明細情報を検索する。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。
【００９６】
明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力し、購入者１１に提示する。ここで、購入者１１により指定された商品名を含んだ明細情報が複数ある場合には、複数の明細情報が出力される。
【００９７】
図１１は、本実施の形態３に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図１１に示すように、この表示画面は、複数の明細情報と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。複数の明細情報の表示は、購入者１１が指定した商品名（この例では、ＣＰＵ１．５ＧＨｚ）を含んだ明細情報が明細情報データベース１３内に複数記憶されていたことを示している。そして、各明細情報は、商品明細情報表示部７１と、チェックボックス９０とから構成される。
【００９８】
商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示され、また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。
【００９９】
チェックボックス９０は、複数の明細情報の中からショッピングカートへ登録を希望する一つの明細情報を購入者１１が選択するためのものである。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１によりチェックボックス９０がチェックされた明細情報（この例では、明細情報Ｎｏ．３）をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【０１００】
再び、ショッピングカート作成装置の機能的構成についての説明に戻ると、明細情報入出力部３９は、選択された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する。その他の各部の機能は、実施の形態１における図３の各部の機能と同様であるので、説明を省略する。
【０１０１】
次に、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。本実施の形態３では、実施の形態１の図５に示されたステップＳ５０２において、明細ＩＤおよびパスワードを入力する代わりに商品名を入力する。
【０１０２】
そして、その商品名を検索条件にして、その商品名を含んだ明細情報の検索をおこなう。これは実施の形態１における、図５に示されたステップＳ５０３に相当するものである。本実施の形態３では、図５に示されたステップＳ５０４の「パスワード認証」は除外される。これ以降の処理は図５に示されたステップＳ５０５以降と同様であるので省略する。
【０１０３】
上述してきたように、本実施の形態３では、不特定多数の第三者１０が作成した明細情報を明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１が購入したい商品の商品名を検索条件としてその商品名を含んだ明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたので、購入者１１は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある第三者１０が作成した明細情報を商品名を用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【０１０４】
（実施の形態４）
ところで、上記実施の形態１、２および３で説明したショッピングカート作成装置（管理情報作成装置）およびショッピングカート作成方法（管理情報作成方法）は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、本実施の形態４では、上記実施の形態１、２および３で説明したショッピングカート作成装置（ショッピングカート作成方法）と同様の機能を有するショッピングカート作成プログラム（管理情報作成プログラム）を実行するコンピュータシステムについて説明する。
【０１０５】
図１２は、本実施の形態４に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図であり、図１３は、図１２に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。図１２に示すように、本実施の形態４に係るコンピュータシステム１００は、本体部１０１と、本体部１０１からの指示によって表示画面１０２ａに画像などの情報を表示するためのディスプレイ１０２と、このコンピュータシステム１００に種々の情報を入力するためのキーボード１０３と、ディスプレイ１０２の表示画面１０２ａ上の任意の位置を指定するためのマウス１０４とを備える。
【０１０６】
また、このコンピュータシステム１００における本体部１０１は、図１３に示すように、ＣＰＵ１２１と、ＲＡＭ１２２と、ＲＯＭ１２３と、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１２４と、ＣＤ−ＲＯＭ１０９を受け入れるＣＤ−ＲＯＭドライブ１２５と、フレキシブルディスク（ＦＤ）１０８を受け入れるＦＤドライブ１２６と、ディスプレイ１０２、キーボード１０３並びにマウス１０４を接続するＩ／Ｏインターフェース１２７と、ローカルエリアネットワークまたは広域エリアネットワーク（ＬＡＮ／ＷＡＮ）１０６に接続するＬＡＮインターフェース１２８とを備える。
【０１０７】
さらに、このコンピュータシステム１００には、インターネットなどの公衆回線１０７に接続するためのモデム１０５が接続されるとともに、ＬＡＮインターフェース１２８およびＬＡＮ／ＷＡＮ１０６を介して、他のコンピュータシステム（ＰＣ）１１１、サーバ１１２並びにプリンタ１１３などが接続される。
【０１０８】
そして、このコンピュータシステム１００は、所定の記録媒体に記録されたショッピングカート作成プログラムを読み出して実行することでショッピングカート作成装置（ショッピングカート作成方法）を実現する。ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク（ＦＤ）１０８、ＣＤ−ＲＯＭ１０９、ＭＯディスク、ＤＶＤディスク、光磁気ディスク、ＩＣカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム１００の内外に備えられるハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１２４や、ＲＡＭ１２２、ＲＯＭ１２３などの「固定用の物理媒体」、さらに、モデム１０５を介して接続される公衆回線１０７や、他のコンピュータシステム１１１並びにサーバ１１２が接続されるＬＡＮ／ＷＡＮ１０６などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステム１００によって読み取り可能なショッピングカート作成プログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。
【０１０９】
すなわち、ショッピングカート作成プログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム１００は、このような記録媒体からショッピングカート作成プログラムを読み出して実行することでショッピングカート作成装置および方法を実現する。なお、ショッピングカート作成プログラムは、コンピュータシステム１００によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステム１１１またはサーバ１１２がショッピングカート作成プログラムを実行する場合や、これらが協働してショッピングカート作成プログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
【０１１０】
（他の実施の形態）
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてもよいものである。
【０１１１】
例えば、本実施の形態では、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にアクセスし、そのオンラインショッピングＷｅｂサイト１４の機能を利用して作成したショッピングカートから明細情報を抽出することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第三者１０が明細情報を図４の一例に示すような形式で直接作成し、それを明細情報データベース１３に記憶させてもよい。
【０１１２】
また、本実施の形態では、商品の購入をおこなう購入者が、購入者以外の第三者により作成されたショッピングカートの明細情報を利用することとしたが、過去に商品の購入をおこなった際に購入者本人が利用したショッピングカートの明細情報を検索し、検索されたショッピングカートの明細情報を購入者のショッピングカートに登録して再利用することも当然可能である。
【０１１３】
さらに、本実施の形態では、ショッピングサービス提供部４３と商品情報データベース４４とがショッピングカート作成装置１２内にあるものとし、ショッピングカート作成装置１２がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４を提供するＷｅｂサーバ機能を有することとしたが、ショッピングサービス提供部４３と商品情報データベース４４とはネットワーク３２に接続されたオンラインショッピングサービス提供サーバ内にあってもよい。この場合、ショッピングカート作成装置１２とオンラインショッピングサービス提供サーバとの間で明細情報などのショッピングカート作成に係るデータがネットワーク３２を介してやり取りされることになる。
【０１１４】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１１５】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【０１１６】
（付記１）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成手段と、
を備えたことを特徴とする管理情報作成装置。
【０１１７】
（付記２）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１１８】
（付記３）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１１９】
（付記４）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１２０】
（付記５）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１２１】
（付記６）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
を含んだことを特徴とする管理情報作成方法。
【０１２２】
（付記７）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２３】
（付記８）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２４】
（付記９）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２５】
（付記１０）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２６】
（付記１１）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【０１２７】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１２８】
また、請求項２の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１２９】
また、請求項３の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３０】
また、請求項４の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３１】
また、請求項５の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、購入者から作成者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、作成者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３２】
また、請求項６の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３３】
また、請求項７の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３４】
また、請求項８の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３５】
また、請求項９の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３６】
また、請求項１０の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図２】商品が登録されたショッピングカートの一例を示す図である。
【図３】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図４】本実施の形態１に係る明細情報データベースの明細情報レコードの一例を示す図である。
【図５】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図６】本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面の一例を示す図である。
【図７】本実施の形態１に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図８】本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図９】本実施の形態２に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図１０】本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図１１】本実施の形態３に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図１２】本実施の形態４に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図である。
【図１３】図１２に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
１０ 第三者
１１ 購入者
１２ ショッピングカート作成装置
１３ 明細情報データベース
１４ オンラインショッピングＷｅｂサイト
２０ 商品明細
２１ 削除ボタン
２２ 商品追加ボタン
２３ 購入ボタン
２４ 取り消しボタン
３０ 第三者クライアント装置
３１ 購入者クライアント装置
３２ ネットワーク
３３ 明細情報処理部
３４ ログイン受付部
３５ ショッピングカート作成部
３６ 入力受付部
３７ 明細情報再構築部
３８ 検索結果出力部
３９ 明細情報入出力部
４０ 明細情報登録部
４１ 明細情報検索部
４２ 商品情報検索部
４３ ショッピングサービス提供部
４４ 商品情報データベース
６０ オンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面
６１ 商品一覧画面
６２ 明細検索画面
７０ 明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部
７１ 商品明細情報表示部
７２ ショッピングカート登録ボタン
７３ 登録取り消しボタン
９０ チェックボックス
１００ コンピュータシステム
１０１ 本体部
１０２ ディスプレイ
１０２ａ 表示画面
１０３ キーボード
１０４ マウス
１０５ モデム
１０６ ＬＡＮ／ＷＡＮ
１０７ 公衆回線
１０８ フレキシブルディスク
１０９ ＣＤ−ＲＯＭ
１１１ 他のコンピュータシステム
１１２ サーバ
１１３ プリンタ
１２１ ＣＰＵ
１２２ ＲＡＭ
１２３ ＲＯＭ
１２４ ハードディスクドライブ
１２５ ＣＤ−ＲＯＭドライブ
１２６ ＦＤドライブ
１２７ Ｉ／Ｏインターフェース
１２８ ＬＡＮインターフェース
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関し、特に、オンラインショッピングの購入対象管理情報の作成に係る負担をなくし、もって容易にかつ効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、インターネットに接続されたサーバにより提供されるオンラインショッピングＷｅｂサイトからオンラインで商品を購入する場合、ショッピングカートと呼ばれる購入対象商品の一時的な登録情報が利用されることが多い。購入者は、購入を希望する商品をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成し、最後に登録した商品の決済処理をまとめておこなうことで効率よくオンラインショッピングができる。
【０００３】
その際、購入者は購入を希望するすべての商品のショッピングカートへの登録が終わるまで、Ｗｅｂブラウザソフトを操作して、個々の商品の選択とショッピングカートへの登録作業を繰り返す。特に、パーソナルコンピュータを販売するオンラインショッピングＷｅｂサイトなどでは、購入者はパーソナルコンピュータの機種の選択だけでなく、ＣＰＵ・メモリ・ハードディスク等の、各パーツの仕様などのオプションを選択して購入することができるようになっていることも多い。
【０００４】
このように、オンラインショッピングにおいて、商品の選択および登録をおこなってショッピングカートを作成する手続きは煩雑であり、購入したい商品の数やオプションの種類が増えるほど、それらの手続きをおこなうのに時間がかかって非効率的なものとなる。
【０００５】
このため、購入者が以前購入した商品の一覧を記憶しておき、次回その購入者が商品を購入する際に商品の一覧を提示し、再び購入を希望する商品を選択させてショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する技術が開示されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−４１８８１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術を用いたとしても、始めに一度は商品の選択および登録作業を購入者自身でおこなう必要がある。また、以前購入した商品の一覧を提示するだけなので、異なる商品を購入する場合には購入者が商品の選択および登録作業を自分自身でおこなう必要がある。
【０００８】
したがって、購入者が初めて訪れるオンラインショッピングＷｅｂサイトから商品を購入する場合には、さまざまな商品の中から希望する商品を探し出すのに手間がかかり、とりわけその購入者がＷｅｂサイトのブラウズ操作に不慣れな場合は登録作業が難しいという問題があった。
【０００９】
また、購入者が購入を希望する商品に関する十分な知識をもっていない場合にも、商品の登録作業が困難なものとなる。例えば、パーソナルコンピュータとプリンタとを購入する際には、そのプリンタがそのパーソナルコンピュータで動作可能かといった知識が必要となる。さらに、そのプリンタをパーソナルコンピュータに接続するには専用のケーブルを併せて購入する必要が生ずることもある。
【００１０】
そのうえ、パーソナルコンピュータの各パーツの仕様を選択できるような場合には、ディスプレイ装置の解像度に合わせてパーソナルコンピュータのビデオカードを選択したり、使用するソフトウェアに応じて必要な容量のＲＡＭを選択する必要があるなど、購入者が十分な商品知識をもっていないと商品の選択が困難となり効率的にショッピングができなくなるという問題があった。
【００１１】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、オンラインショッピングの購入対象管理情報の作成に係る負担をなくし、もって容易にかつ効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項１の発明に係る管理情報作成装置（図３に示すショッピングカート作成装置１２に対応する）は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置において、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶手段（図３に示す明細情報データベース１３に対応する）と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け（図３に示す入力受付部３６に対応する）、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索する検索手段（図３に示す明細情報検索部４１に対応する）と、前記検索手段により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成手段（図３に示すショッピングカート作成部３５に対応する）と、を備えたことを特徴とする。
【００１３】
この請求項１の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１４】
また、請求項２の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１５】
この請求項２の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１６】
また、請求項３の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１７】
この請求項３の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００１８】
また、請求項４の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００１９】
この請求項４の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２０】
また、請求項５の発明に係る管理情報作成装置は、請求項１の発明において、前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする。
【００２１】
この請求項５の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、購入者から作成者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、作成者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２２】
また、請求項６の発明に係る管理情報作成方法は、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法において、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、を含んだことを特徴とする。
【００２３】
この請求項６の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２４】
また、請求項７の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２５】
この請求項７の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２６】
また、請求項８の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２７】
この請求項８の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００２８】
また、請求項９の発明に係る管理情報作成方法は、請求項６の発明において、前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする。
【００２９】
この請求項９の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００３０】
また、請求項１０の発明に係る管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムは、ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【００３１】
この請求項１０の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことができる。
【００３２】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る管理情報作成装置、管理情報作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、オンラインショッピングで商品を購入する際に、一時的に作成する購入対象管理情報をショッピングカートと呼び、それを作成する装置、方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを実施の形態として示すこととする。また、ここでは、購入者以外の第三者により作成されたショッピングカートの明細情報を、商品の購入をおこなう購入者が利用する場合について示すこととする。
【００３３】
（実施の形態１）
まず、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念について説明する。図１は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００３４】
図１に示すように、まず、商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０が、オンラインショッピングサービスを提供するオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、購入者１１に代わってショッピングカートを作成する。そして、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０が作成したショッピングカートの明細情報を抽出して明細情報データベース１３に記憶する。
【００３５】
ここで第三者１０とは、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に慣れており、またそこで販売されている商品について十分な知識を持っている者（例えば、そのＷｅｂサイトのサポートスタッフなど）を意味し、ブラウズ操作に不慣れで商品知識のない購入者１１に代わってショッピングカートの明細情報を作成する。
【００３６】
その後、ショッピングカート作成装置１２は、そのショッピングカートの明細情報を一意に識別するものとして明細ＩＤを作成して第三者１０に通知する。明細ＩＤは、各ショッピングカートの明細情報に対して一つずつ割り当てられるものであり、明細情報とともに明細情報データベース１３に記憶される。
【００３７】
また、明細ＩＤが他人に漏洩しショッピングカートの明細情報が改ざんされることを防止するため、ショッピングカートの明細情報へのアクセス権を認証する、第三者１０により入力されたパスワードを明細情報データベース１３に記憶することもできる。
【００３８】
図２は、商品が登録されたショッピングカートの一例を示す図である。図２に示すように、ショッピングカートには一般に、登録された商品の商品明細２０と、商品明細にある商品を削除するための削除ボタン２１と、商品をさらに追加するための商品追加ボタン２２と、ショッピングカートに登録された商品の決済処理をおこなって商品を購入するための購入ボタン２３と、登録された商品の購入の取り消しをおこなうための取り消しボタン２４とが表示される。
【００３９】
図１の説明に戻ると、明細ＩＤを取得した第三者１０は、購入者１１にその明細ＩＤを電子メール等の通信手段をもちいて通知する。そして、通知を受けた購入者１１は、通知された明細ＩＤをショッピングカート作成装置１２に送信することで、明細情報データベース１３からその明細ＩＤに対応するショッピングカートの明細情報を検索し、それをオンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することができる。
【００４０】
次に、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。図３は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。図３に示すように、このショッピングカート作成装置１２は、ネットワーク３２を介して第三者クライアント装置３０と購入者クライアント装置３１とに接続されている。ここでネットワーク３２とは、ＬＡＮやＷＡＮあるいはインターネット網などを含むものである。
【００４１】
ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０がネットワーク３２に接続された第三者クライアント装置３０を操作して作成したショッピングカートの明細情報を記憶し、その明細情報に対する明細ＩＤを発行して第三者１０に通知する。そして、購入者１１により購入者クライアント装置３１の操作を通じて入力された明細ＩＤを取得すると、その明細ＩＤによって識別される明細情報を検索しショッピングカートに登録する。
【００４２】
このショッピングカート作成装置１２は、明細情報処理部３３と、ショッピングサービス提供部４３と、商品情報データベース４４とから構成される。ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートを使用したオンラインショッピングサービスを提供するサービスの提供部である。商品情報データベース４４は、商品名や価格や在庫状況などを記憶しているデータベースである。明細情報処理部３３は、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報を記憶し、購入者１１からの要求に応じてショッピングカートの明細情報を検索し、その明細情報のショッピングカートへの登録などをおこなう。
【００４３】
さらに、明細情報処理部３３は、ログイン受付部３４と、ショッピングカート作成部３５と、明細情報登録部４０と、明細情報データベース１３と、明細情報検索部４１と、商品情報検索部４２とから構成される。そして、ショッピングカート作成部３５は、入力受付部３６と、明細情報再構築部３７と、検索結果出力部３８と、明細情報入出力部３９とから構成される。
【００４４】
ログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１のショッピングカート作成装置１２へのログインを受け付ける。ログインには、第三者１０あるいは購入者１１がショッピングカート作成装置１２にアクセスするためにそれぞれもっているログインＩＤを使用する。
【００４５】
また、ショッピングサービス提供部４３の提供するオンラインショッピングサービスがログインＩＤを要求する場合には、ログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１からオンラインショッピングサービス用のログインＩＤをさらに受け付け、そのログインＩＤをショッピングサービス提供部４３に出力してオンラインショッピングサービスにログインする。
【００４６】
ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートの機能を提供し、第三者１０がショッピングカートを作成することを可能にする。その際、ショッピングサービス提供部４３は、商品の価格や在庫状況などを商品情報データベース４４から取得し、ショッピングカートの明細情報を最新のものに更新する。
【００４７】
ショッピングカート作成部３５の明細情報入出力部３９は、第三者により作成されたショッピングカートの明細情報をショッピングサービス提供部４３から取得し、明細情報登録部４０に出力する。この明細情報は、ショッピングサービス提供部４３から出力された、ショッピングカートの明細情報を表示するためのＨＴＭＬ文書などから抽出することができる。そして、明細情報登録部４０は、出力された明細情報を受け付け、明細情報データベース１３に記憶する。
【００４８】
その際、明細情報登録部４０は、その明細情報に対する明細ＩＤを生成し、明細情報データベース１３に記憶するとともに、ログイン受付部３４を介して第三者クライアント装置３０に出力する。さらに明細情報へのアクセス権を認証するパスワードを使用する場合には、明細情報登録部４０は、第三者１０が入力したパスワードを明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶する。
【００４９】
ここで、明細情報データベース１３の明細情報レコードの構成について説明する。図４は、本実施の形態１に係る明細情報データベース１３の明細情報レコードの一例を示す図である。図４に示すように、明細情報レコードは、明細ＩＤフィールド（項目番号１）と、明細作成情報フィールド（項目番号２）と、購入者情報フィールド（項目番号３）と、商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）とから構成されている。ここで商品情報フィールドの数は、登録される商品の数によって増減する。
【００５０】
明細ＩＤフィールド（項目番号１）には、明細ＩＤとパスワードの情報が、「１２３４５６７； ｆｓｉｊ３ｎｄ」のようにそれぞれ記憶される。明細作成情報フィールド（項目番号２）には、その明細を作成した第三者１０の氏名、作成者ＩＤおよび作成日時の情報が「鈴木 一郎； ｕｖｗｘｙｚ； ２００２．１．１」のようにそれぞれ記憶される。購入者情報フィールド（項目番号３）には、購入者１１の氏名、購入者ＩＤおよび届け先住所の情報が「田中 二郎； ａｂｃｄｅｆ； 神奈川県川崎市川崎町１−１−１」のようにそれぞれ記憶される。商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）には、第三者１０が作成した明細情報に含まれる商品の商品番号、商品名および個数の情報が「１２３４５；
ＣＰＵ１．５ＧＨｚ； １」のようにそれぞれ記憶される。
【００５１】
図３の説明に戻ると、ショッピングカート作成部３５の入力受付部３６は、購入者１１が購入者クライアント装置３１を操作してショッピングカートの明細情報の検索のために入力した明細ＩＤを受け付け、その明細ＩＤに対応する明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１により入力された明細ＩＤに対応する明細情報を検索する。
【００５２】
検索された明細情報は、ショッピングカート作成部３５の明細情報再構築部３７に送信される。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力する。
【００５３】
明細情報入出力部３９は、出力された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録する。登録後、ショッピングサービス提供部４３は、明細情報に含まれていた商品の削除、あるいは明細情報に含まれていなかった商品の追加の要求を購入者１１から受け付ける。そして、購入したいすべての商品がショッピングカートに登録された後、購入者１１による購入の決済処理要求を受け付け、それらの商品の決済処理をおこなう。
【００５４】
次に、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。図５は、本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【００５５】
ここでは、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報と、それを一意に識別するための明細ＩＤが、すでに明細情報データベース１３に記憶されているものとする。また、ここではオンラインショッピングサービスにログインするためのログインＩＤは不要であるものとする。
【００５６】
図５に示すように、ショッピングカート作成装置１２はまず、購入者１１のログインを受け付ける（ステップＳ５０１）。その後、入力受付部３６は、第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報の明細ＩＤおよびパスワードの入力を受け付け（ステップＳ５０２）、明細情報検索部４１は、その明細ＩＤに対応する明細情報を検索する（ステップＳ５０３）。
【００５７】
そして、入力受付部３６は、購入者１１により入力されたパスワードと検索された明細情報に記憶されているパスワードとを比較してパスワードの認証をおこなう（ステップＳ５０４）。入力されたパスワードが記憶されているものと異なっていれば、購入者１１に対し再度パスワードの入力を促すなどの処理をおこなう。
【００５８】
ここで、本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面について説明する。図６は、本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面の一例を示す図である。同図に示すように、購入者１１がショッピングカート作成装置にログインすると、ショッピングサービス提供部４３により提供されているオンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０が購入者クライアント装置３１に表示される。
【００５９】
オンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０には、「商品を一覧から選ぶ」といったオンラインショッピングＷｅｂサイトに一般的に備えられている機能を選択するハイパーテキストと、「商品明細を検索する」といった第三者により作成された明細情報を検索する機能を選択するハイパーテキストが設けられている。
【００６０】
「商品を一覧から選ぶ」のハイパーテキストが選択されると、それにリンクされた商品一覧画面６１が表示され、商品の選択ができるようになる。商品を選択した後は、「ショッピングカートに入れる」ボタンをクリックすることにより、選択した商品をショッピングカートに登録することができる。購入者１１に代わってショッピングカートを作成する第三者１０は、ショッピングカート作成装置１２にログイン後、「商品を一覧から選ぶ」のハイパーテキストを選択し、ショッピングカートを作成する。
【００６１】
「商品明細を検索する」というハイパーテキストは、明細情報入出力部３９により、もとのオンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面６０中に埋め込まれる。そのハイパーテキストが購入者１１により選択されると、それにリンクされた明細検索画面６２が表示され、明細ＩＤとパスワードを入力できるようになる。そして、「検索開始」ボタンをクリックすることにより、入力された明細ＩＤに対応する明細情報が検索され（ステップＳ５０３）、その後パスワードの認証がおこなわれる（ステップＳ５０４）。
【００６２】
図５の説明に戻ると、ステップＳ５０２で購入者１１により入力されたパスワードが認証されたら（ステップＳ５０４）、商品情報検索部４２は、商品情報データベース４４から明細情報に含まれる商品の在庫情報を参照し（ステップＳ５０５）、さらに商品の価格情報を参照する（ステップＳ５０６）。
【００６３】
そして、明細情報再構築部３７は、検索された明細情報と、参照した商品の在庫情報および価格情報とを基にして第三者１０により作成されたショッピングカートの明細情報を再構築し、検索結果出力部３８は、それを購入者クライアント装置３１に出力して購入者１１に提示する（ステップＳ５０７）。
【００６４】
図７は、本実施の形態１に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図７に示すように、この表示画面は、明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０と、商品明細情報表示部７１と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。
【００６５】
明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０には、検索条件として用いられた明細ＩＤを含む情報が表示される。商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示される。また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１が再構築された明細情報をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【００６６】
図５の説明に戻ると、ステップＳ５０７の後、入力受付部３６が購入者１１からその明細情報をショッピングカートに登録するよう要求を受け付けた際に、明細情報入出力部３９は、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートへの登録をおこない、ショッピングカートを作成する（ステップＳ５０８）。
【００６７】
ショッピングサービス提供部４３は、ショッピングカートに登録された商品を削除する機能と、新たな商品をショッピングカートに追加する機能とを備え、それらの機能を利用したショッピングカートの修正を購入者１１から受け付ける（ステップＳ５０９）。修正後は、購入者１１の購入手続き実行要求を受け付け、商品の決済処理などの購入手続きをおこなう（ステップＳ５１０）。購入手続きの終了後、購入者１１のログアウト処理をして（ステップＳ５１１）、ショッピングカートの作成処理を終了する。
【００６８】
上述してきたように、本実施の形態１では、ショッピングカート作成装置１２が、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に不慣れで商品知識のない購入者１１に代わって作成したショッピングカートの明細情報を、それを一意に識別するための明細ＩＤとともに明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１により入力されたその明細ＩＤを検索条件として明細情報データベース１３から第三者１０により作成された明細情報を検索し、それを購入者１１のショッピングカートに登録して購入者１１のショッピングカートを作成するよう構成したので、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報を明細ＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００６９】
（実施の形態２）
ところで、上記実施の形態１では、ショッピングカートの明細情報に明細ＩＤを割り当て、その明細ＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、検索条件を別のものにした場合にも適用することができる。
【００７０】
そこで、本実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を購入者を一意に識別する購入者ＩＤとした場合について説明する。まず、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する。図８は、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００７１】
図８に示すように、まず、商品の購入をおこなう購入者１１以外の第三者１０が、オンラインショッピングサービスを提供するオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、購入者１１に代わってショッピングカートを作成する。そして、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０が作成したショッピングカートの明細情報を抽出して明細情報データベース１３に記憶する。
【００７２】
ここで、第三者１０とは、実施の形態１と同様、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４のブラウズ操作に慣れており、またそこで販売されている商品について十分な知識を持っている者である。また、企業内での購入システムにおいては、物品の購入を希望する社員がショッピングカートを作成し、実際に物品の購入を担当している購買部門がそのショッピングカートを再現して、審査・購入の手続きをおこなうこともできる。この場合、第三者１０および購入者１１はそれぞれ社員および購買部門である。これによって、社員は購入を希望する物品の明細を購買部門に確実に伝達することができるようになる。
【００７３】
その後、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０から指定された購入者ＩＤをショッピングカートの明細情報とともに記憶する。この購入者ＩＤは、その購入者１１と他人とを一意に識別することができるものであればよい。ここでは、購入者１１がショッピングカート作成装置１２にログインする際に用いるログインＩＤを、購入者ＩＤとして採用した場合について説明することとする。
【００７４】
明細情報データベース１３へ記憶する明細情報レコードの構成については、実施の形態１の図４に示したものと同様で、少なくとも購入者ＩＤと商品情報を含んでいればよい。図４に示すように、商品情報とともに購入者ＩＤ「ａｂｃｄｅｆ」が購入者情報フィールド（項目番号３）に記憶される。
【００７５】
購入者１１が、ショッピングカート作成装置１２にログインＩＤを用いてログインすると、ショッピングカート作成装置１２はそのログインＩＤに対応するショッピングカートの明細情報を明細情報データベース１３から検索する。ここで、購入者１１のログインＩＤに対して複数の明細情報が対応していてもよく、その場合は複数の明細情報が検索される。そして、検索された明細情報のうち購入者１１により選択された明細情報を、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【００７６】
次に、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。本実施の形態２では、ログイン受付部３４、入力受付部３６、明細情報再構築部３７、検索結果出力部３８、明細情報入出力部３９および明細情報検索部４１の機能が実施の形態１とは異なり、他の機能的構成は実施の形態１の図３に示したものと同様であるので、ここでは図３と同じ符号を用いてそれらの異なる部分のみについて説明をおこなうこととする。
【００７７】
本実施の形態２におけるログイン受付部３４は、第三者１０あるいは購入者１１のショッピングカート作成装置へのログインを受け付け、さらに購入者１１のログイン処理が終了した後、入力受付部３６に購入者１１のログインＩＤを送信する。入力受付部３６は、その購入者１１のログインＩＤを受け付け、そのログインＩＤに対応する明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。
【００７８】
明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報を検索する。検索された明細情報は、ショッピングカート作成部３５の明細情報再構築部３７に送信される。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。
【００７９】
明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力し、購入者１１に提示する。ここで、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報が複数ある場合には、複数の明細情報が出力される。
【００８０】
図９は、本実施の形態２に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図９に示すように、この表示画面は、複数の明細情報と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。複数の明細情報の表示は、購入者１１のログインＩＤに対応する明細情報が明細情報データベース１３内に複数記憶されていたことを示している。そして、各明細情報は、明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０と、商品明細情報表示部７１と、チェックボックス９０とから構成される。
【００８１】
明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部７０には、検索条件として用いられた購入者ＩＤ（ここではログインＩＤのこと）を含む情報が表示される。商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示される。また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。
【００８２】
チェックボックス９０は、複数の明細情報の中からショッピングカートへ登録を希望する一つの明細情報を購入者１１が選択するためのものである。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１によりチェックボックス９０がチェックされた明細情報（この例では、明細情報Ｎｏ．２）をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【００８３】
再び、ショッピングカート作成装置の機能的構成についての説明に戻ると、明細情報入出力部３９は、選択された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する。その他の各部の機能は、実施の形態１における図３の各部の機能と同様であるので、説明を省略する。
【００８４】
次に、本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。本実施の形態２では、実施の形態１の図５に示されたステップＳ５０１において購入者１１のログインが終了した後、ログインするのに使用された購入者１１のログインＩＤを検索条件にしてそれに対応する明細情報の検索をおこなう。これは実施の形態１における、図５に示されたステップＳ５０３に相当するものである。本実施の形態２では、図５に示されたステップＳ５０２の「明細ＩＤ・パスワードの入力」は除外される。
【００８５】
その後、図５に示されたステップＳ５０４と同様に、明細情報に対するアクセス権を認証するパスワードが設定されている場合には、購入者１１により入力されたパスワードと検索された明細情報に記憶されているパスワードとを比較してパスワードの認証をおこなう。入力されたパスワードが記憶されているものと異なっていれば、購入者１１に対し再度パスワードの入力を促すなどの処理をおこなう。これ以降の処理は、図５に示されたステップＳ５０５以降と同様であるので省略する。
【００８６】
上述してきたように、本実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報に購入者１１のログインＩＤを割り当て、そのログインＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたので、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報をログインＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００８７】
なお、上記実施の形態２では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を購入者ＩＤとした場合について説明したが、その検索条件を明細情報を作成した第三者１０を一意に識別する作成者ＩＤとした場合にも適用することができる。この場合、ショッピングカート作成装置１２は、購入者１１により入力された作成者ＩＤに対応する明細情報を検索してショッピングカートに登録し、購入者１１用のショッピングカートを作成する。
【００８８】
このショッピングカート作成装置１２は、入力される明細情報の検索条件を作成者ＩＤとすることのみを実施の形態１および２とは異なる特徴としているため、実施の形態１および２内の記述から容易に実現することができる。そして、購入者１１は、ブラウズ操作に慣れた商品知識のある第三者１０が作成した明細情報を作成者ＩＤを用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【００８９】
（実施の形態３）
ところで、上記実施の形態１および２内の説明においては、ショッピングカートの明細情報に明細ＩＤ、購入者ＩＤあるいは作成者ＩＤを割り当て、その明細ＩＤ、購入者ＩＤあるいは作成者ＩＤを検索条件として明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、検索条件を商品名とした場合にも適用することができる。
【００９０】
そこで、本実施の形態３では、ショッピングカートの明細情報の検索条件を商品名とした場合について説明する。まず、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する。図１０は、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【００９１】
図１０に示すように、ショッピングカート作成装置１２は、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にショッピングカート作成装置１２を介してアクセスし、商品を購入する際に作成したショッピングカートの明細情報を抽出し、明細情報データベース１３に記憶する。ここで第三者１０は、購入者１１とは何の関係ももたない不特定多数の者であってもよい。
【００９２】
明細情報データベース１３へ記憶する明細情報レコードの構成については、実施の形態１の図４に示したものと同様であり、少なくとも商品情報を含んでいればよい。図４に示すように、商品情報フィールド（項目番号４〜項目番号６）内に商品番号、商品名および商品数が「１２３４５； ＣＰＵ１．５ＧＨｚ； １」のように記憶される。
【００９３】
そして、購入者１１により購入者クライアント装置３１の操作を通じて購入を希望する商品名の一つが入力されると、その商品を商品情報として含む明細情報が検索される。ここで、一つの商品名に対する検索の結果、複数の明細情報が検索されることも当然生じる。その場合、検索された複数の明細情報のうち購入者１１により選択された明細情報を、オンラインショッピングＷｅｂサイト１４の購入者１１用のショッピングカートに登録してショッピングカートを作成する。
【００９４】
次に、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置の機能的構成について説明する。本実施の形態３では、入力受付部３６、明細情報再構築部３７、検索結果出力部３８、明細情報入出力部３９および明細情報検索部４１の機能が実施の形態１とは異なり、他の機能的構成は実施の形態１の図３に示したものと同様であるので、ここでは図３と同じ符号を用いてそれらの異なる部分のみについて説明をおこなうこととする。
【００９５】
本実施の形態３の入力受付部３６は、購入者１１が購入者クライアント装置３１を操作してショッピングカートの明細情報の検索のために入力した商品名を受け付け、その商品名を含んだ明細情報を明細情報データベース１３から検索するよう明細情報検索部４１に要求する。明細情報検索部４１は、その要求を受け付け、購入者１１により入力された商品名を含んだ明細情報を検索する。その際、商品情報検索部４２は、検索された明細情報内にある商品の価格や在庫数などの情報を商品情報データベース４４から検索する。
【００９６】
明細情報再構築部３７は、明細情報データベース１３と商品情報データベース４４とから検索された情報を用いて、第三者１０が作成した明細情報を再構築する。そして、検索結果出力部３８は、再構築された明細情報を購入者クライアント装置３１に出力し、購入者１１に提示する。ここで、購入者１１により指定された商品名を含んだ明細情報が複数ある場合には、複数の明細情報が出力される。
【００９７】
図１１は、本実施の形態３に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。図１１に示すように、この表示画面は、複数の明細情報と、ショッピングカート登録ボタン７２と、登録取り消しボタン７３とから構成される。複数の明細情報の表示は、購入者１１が指定した商品名（この例では、ＣＰＵ１．５ＧＨｚ）を含んだ明細情報が明細情報データベース１３内に複数記憶されていたことを示している。そして、各明細情報は、商品明細情報表示部７１と、チェックボックス９０とから構成される。
【００９８】
商品明細情報表示部７１には、購入する商品の商品番号、商品名および商品数、商品情報データベース４４から検索された在庫数および単価などが表示され、また、明細情報再構築部３７により計算された消費税・配送料・合計金額なども併せて表示される。
【００９９】
チェックボックス９０は、複数の明細情報の中からショッピングカートへ登録を希望する一つの明細情報を購入者１１が選択するためのものである。ショッピングカート登録ボタン７２は、購入者１１によりチェックボックス９０がチェックされた明細情報（この例では、明細情報Ｎｏ．３）をショッピングカートに登録するよう指示するためのものである。登録取り消しボタン７３は、購入者１１が明細情報の登録を中止するためのものである。
【０１００】
再び、ショッピングカート作成装置の機能的構成についての説明に戻ると、明細情報入出力部３９は、選択された明細情報のショッピングカートへの登録要求を入力受付部３６が購入者１１から受け付けた際に、その明細情報をショッピングサービス提供部４３に出力してショッピングカートに登録しショッピングカートを作成する。その他の各部の機能は、実施の形態１における図３の各部の機能と同様であるので、説明を省略する。
【０１０１】
次に、本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順について説明する。本実施の形態３では、実施の形態１の図５に示されたステップＳ５０２において、明細ＩＤおよびパスワードを入力する代わりに商品名を入力する。
【０１０２】
そして、その商品名を検索条件にして、その商品名を含んだ明細情報の検索をおこなう。これは実施の形態１における、図５に示されたステップＳ５０３に相当するものである。本実施の形態３では、図５に示されたステップＳ５０４の「パスワード認証」は除外される。これ以降の処理は図５に示されたステップＳ５０５以降と同様であるので省略する。
【０１０３】
上述してきたように、本実施の形態３では、不特定多数の第三者１０が作成した明細情報を明細情報データベース１３に記憶し、購入者１１が購入したい商品の商品名を検索条件としてその商品名を含んだ明細情報を検索し、検索された明細情報をショッピングカートに登録してショッピングカートを作成することとしたので、購入者１１は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある第三者１０が作成した明細情報を商品名を用いて容易に検索し、それを利用してショッピングカートを作成し、効率よくオンラインショッピングをおこなうことができる。
【０１０４】
（実施の形態４）
ところで、上記実施の形態１、２および３で説明したショッピングカート作成装置（管理情報作成装置）およびショッピングカート作成方法（管理情報作成方法）は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、本実施の形態４では、上記実施の形態１、２および３で説明したショッピングカート作成装置（ショッピングカート作成方法）と同様の機能を有するショッピングカート作成プログラム（管理情報作成プログラム）を実行するコンピュータシステムについて説明する。
【０１０５】
図１２は、本実施の形態４に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図であり、図１３は、図１２に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。図１２に示すように、本実施の形態４に係るコンピュータシステム１００は、本体部１０１と、本体部１０１からの指示によって表示画面１０２ａに画像などの情報を表示するためのディスプレイ１０２と、このコンピュータシステム１００に種々の情報を入力するためのキーボード１０３と、ディスプレイ１０２の表示画面１０２ａ上の任意の位置を指定するためのマウス１０４とを備える。
【０１０６】
また、このコンピュータシステム１００における本体部１０１は、図１３に示すように、ＣＰＵ１２１と、ＲＡＭ１２２と、ＲＯＭ１２３と、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１２４と、ＣＤ−ＲＯＭ１０９を受け入れるＣＤ−ＲＯＭドライブ１２５と、フレキシブルディスク（ＦＤ）１０８を受け入れるＦＤドライブ１２６と、ディスプレイ１０２、キーボード１０３並びにマウス１０４を接続するＩ／Ｏインターフェース１２７と、ローカルエリアネットワークまたは広域エリアネットワーク（ＬＡＮ／ＷＡＮ）１０６に接続するＬＡＮインターフェース１２８とを備える。
【０１０７】
さらに、このコンピュータシステム１００には、インターネットなどの公衆回線１０７に接続するためのモデム１０５が接続されるとともに、ＬＡＮインターフェース１２８およびＬＡＮ／ＷＡＮ１０６を介して、他のコンピュータシステム（ＰＣ）１１１、サーバ１１２並びにプリンタ１１３などが接続される。
【０１０８】
そして、このコンピュータシステム１００は、所定の記録媒体に記録されたショッピングカート作成プログラムを読み出して実行することでショッピングカート作成装置（ショッピングカート作成方法）を実現する。ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク（ＦＤ）１０８、ＣＤ−ＲＯＭ１０９、ＭＯディスク、ＤＶＤディスク、光磁気ディスク、ＩＣカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム１００の内外に備えられるハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１２４や、ＲＡＭ１２２、ＲＯＭ１２３などの「固定用の物理媒体」、さらに、モデム１０５を介して接続される公衆回線１０７や、他のコンピュータシステム１１１並びにサーバ１１２が接続されるＬＡＮ／ＷＡＮ１０６などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステム１００によって読み取り可能なショッピングカート作成プログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。
【０１０９】
すなわち、ショッピングカート作成プログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム１００は、このような記録媒体からショッピングカート作成プログラムを読み出して実行することでショッピングカート作成装置および方法を実現する。なお、ショッピングカート作成プログラムは、コンピュータシステム１００によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステム１１１またはサーバ１１２がショッピングカート作成プログラムを実行する場合や、これらが協働してショッピングカート作成プログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
【０１１０】
（他の実施の形態）
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてもよいものである。
【０１１１】
例えば、本実施の形態では、第三者１０がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４にアクセスし、そのオンラインショッピングＷｅｂサイト１４の機能を利用して作成したショッピングカートから明細情報を抽出することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第三者１０が明細情報を図４の一例に示すような形式で直接作成し、それを明細情報データベース１３に記憶させてもよい。
【０１１２】
また、本実施の形態では、商品の購入をおこなう購入者が、購入者以外の第三者により作成されたショッピングカートの明細情報を利用することとしたが、過去に商品の購入をおこなった際に購入者本人が利用したショッピングカートの明細情報を検索し、検索されたショッピングカートの明細情報を購入者のショッピングカートに登録して再利用することも当然可能である。
【０１１３】
さらに、本実施の形態では、ショッピングサービス提供部４３と商品情報データベース４４とがショッピングカート作成装置１２内にあるものとし、ショッピングカート作成装置１２がオンラインショッピングＷｅｂサイト１４を提供するＷｅｂサーバ機能を有することとしたが、ショッピングサービス提供部４３と商品情報データベース４４とはネットワーク３２に接続されたオンラインショッピングサービス提供サーバ内にあってもよい。この場合、ショッピングカート作成装置１２とオンラインショッピングサービス提供サーバとの間で明細情報などのショッピングカート作成に係るデータがネットワーク３２を介してやり取りされることになる。
【０１１４】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１１５】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【０１１６】
（付記１）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成手段と、
を備えたことを特徴とする管理情報作成装置。
【０１１７】
（付記２）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１１８】
（付記３）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１１９】
（付記４）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１２０】
（付記５）前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする付記１に記載の管理情報作成装置。
【０１２１】
（付記６）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
を含んだことを特徴とする管理情報作成方法。
【０１２２】
（付記７）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２３】
（付記８）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２４】
（付記９）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２５】
（付記１０）前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする付記６に記載の管理情報作成方法。
【０１２６】
（付記１１）ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【０１２７】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１２８】
また、請求項２の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１２９】
また、請求項３の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３０】
また、請求項４の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３１】
また、請求項５の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、購入者から作成者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、作成者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成装置が得られるという効果を奏する。
【０１３２】
また、請求項６の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３３】
また、請求項７の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、購入者から明細識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、明細識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３４】
また、請求項８の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、購入者から購入者識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、購入者識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３５】
また、請求項９の発明によれば、購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、購入者から商品識別情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索することとしたので、購入者は、購入を予定している商品を過去に購入したことのある少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報を、商品識別情報を基に検索して容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能な管理情報作成方法が得られるという効果を奏する。
【０１３６】
また、請求項１０の発明によれば、少なくとも第三者により作成された購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶し、購入者から購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付けてそれに対応する購入対象管理情報の明細情報を検索し、検索された購入対象管理情報の明細情報を購入者の購入対象管理情報に登録して購入対象管理情報を作成することとしたので、購入者は、購入対象管理情報の作成に慣れたかつ商品知識のある少なくとも第三者により作成された明細情報を利用することで、容易にかつ効率よく購入対象管理情報を作成し、オンラインショッピングをおこなうことが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図２】商品が登録されたショッピングカートの一例を示す図である。
【図３】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図４】本実施の形態１に係る明細情報データベースの明細情報レコードの一例を示す図である。
【図５】本実施の形態１に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図６】本実施の形態１に係る明細ＩＤ入力画面の一例を示す図である。
【図７】本実施の形態１に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図８】本実施の形態２に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図９】本実施の形態２に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図１０】本実施の形態３に係るショッピングカート作成装置によるショッピングカートの作成処理の概念を説明する説明図である。
【図１１】本実施の形態３に係る再構築されたショッピングカートの明細情報を表示した表示画面の一例を示す図である。
【図１２】本実施の形態４に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図である。
【図１３】図１２に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
１０ 第三者
１１ 購入者
１２ ショッピングカート作成装置
１３ 明細情報データベース
１４ オンラインショッピングＷｅｂサイト
２０ 商品明細
２１ 削除ボタン
２２ 商品追加ボタン
２３ 購入ボタン
２４ 取り消しボタン
３０ 第三者クライアント装置
３１ 購入者クライアント装置
３２ ネットワーク
３３ 明細情報処理部
３４ ログイン受付部
３５ ショッピングカート作成部
３６ 入力受付部
３７ 明細情報再構築部
３８ 検索結果出力部
３９ 明細情報入出力部
４０ 明細情報登録部
４１ 明細情報検索部
４２ 商品情報検索部
４３ ショッピングサービス提供部
４４ 商品情報データベース
６０ オンラインショッピングＷｅｂサイト初期画面
６１ 商品一覧画面
６２ 明細検索画面
７０ 明細ＩＤ・明細作成情報・購入者情報表示部
７１ 商品明細情報表示部
７２ ショッピングカート登録ボタン
７３ 登録取り消しボタン
９０ チェックボックス
１００ コンピュータシステム
１０１ 本体部
１０２ ディスプレイ
１０２ａ 表示画面
１０３ キーボード
１０４ マウス
１０５ モデム
１０６ ＬＡＮ／ＷＡＮ
１０７ 公衆回線
１０８ フレキシブルディスク
１０９ ＣＤ−ＲＯＭ
１１１ 他のコンピュータシステム
１１２ サーバ
１１３ プリンタ
１２１ ＣＰＵ
１２２ ＲＡＭ
１２３ ＲＯＭ
１２４ ハードディスクドライブ
１２５ ＣＤ−ＲＯＭドライブ
１２６ ＦＤドライブ
１２７ Ｉ／Ｏインターフェース
１２８ ＬＡＮインターフェース
Claims (10)
- ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成装置において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成手段と、
を備えたことを特徴とする管理情報作成装置。 - 前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする請求項１に記載の管理情報作成装置。
- 前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする請求項１に記載の管理情報作成装置。
- 前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする請求項１に記載の管理情報作成装置。
- 前記記憶手段は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を作成した前記第三者を一意に識別するための作成者識別情報をさらに記憶し、前記検索手段は、前記購入者から前記作成者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する購入対象管理情報の明細情報を前記記憶手段から検索することを特徴とする請求項１に記載の管理情報作成装置。
- ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法において、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
を含んだことを特徴とする管理情報作成方法。 - 前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報を一意に識別するための明細識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記明細識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする請求項６に記載の管理情報作成方法。
- 前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品の購入を予定している購入者を一意に識別するための購入者識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記購入者識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする請求項６に記載の管理情報作成方法。
- 前記記憶工程は、前記購入対象管理情報の明細情報として、各購入対象管理情報の明細情報に含まれる商品を一意に識別するための商品識別情報をさらに記憶し、前記検索工程は、前記購入者から前記商品識別情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索することを特徴とする請求項６に記載の管理情報作成方法。
- ネットワークに接続されたサーバが提供するオンラインショッピングサービスで商品の購入をおこなう際に、購入の決済処理が終了するまで一時的に該商品を登録する購入対象管理情報を作成する管理情報作成方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
少なくとも商品の購入をおこなう購入者以外の第三者により作成された前記購入対象管理情報の明細情報として少なくとも商品に関する情報を記憶する記憶工程と、
前記購入者から前記購入対象管理情報の明細情報を検索条件として受け付け、該検索条件に対応する前記記憶工程により記憶された購入対象管理情報の明細情報を検索する検索工程と、
前記検索工程により検索された前記購入対象管理情報の明細情報を前記購入者の購入対象管理情報に登録して該購入者の購入対象管理情報を作成する作成工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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