JP2004192264A - 相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】より適切なユーザ同士の組合せを可能とする相乗り提供システムを提供すること。
【解決手段】この相乗り提供システム10は、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定部102と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出部103と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配部104と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択部105と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末30〜35に送信する送信部105と、を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】この相乗り提供システム10は、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定部102と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出部103と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配部104と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択部105と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末30〜35に送信する送信部105と、を含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数人のユーザをタクシーといった交通手段に同乗させる技術として、ユーザが携帯端末装置からデータ送信する出発地点と目的地点からタクシー会社のデータ処理装置で移送経路をデータ生成し、移送経路の少なくとも一部が重複する複数人のユーザを選出して一台のタクシー車両に同乗させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−149766号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、移送経路の一部が重複するけれども目的地点が非常に離れているユーザ同士が同乗させられる場合が想定される。いずれかのユーザにとっては非常に遠回りの経路となる場合もあり、同乗する必要性に乏しい状況が発生する恐れがある。
【0005】
そこで本発明では、より適切なユーザ同士の組合せを可能とする相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の相乗り提供システムは、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、を含む。
【0007】
本発明の相乗り提供方法は、経路特定手段が、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定ステップと、相違算出手段が、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出ステップと、分配手段が、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配ステップと、当該組分けの結果、選択手段が、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択ステップと、送信手段が、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信ステップと、を含む。
【0008】
本発明の相乗り提供プログラムは、コンピュータを、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、して機能させる。
【0009】
本発明の相乗り提供システムおよび相乗り提供方法によれば、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。また、コンピュータを用いて本発明の相乗り提供プログラムを実行しても同様である。
【0010】
また本発明の相乗り提供システムにおいては、相違算出手段が、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離をずれ量として算出することも好ましい。また本発明の相乗り提供方法においては、相違算出ステップにおいて相違算出手段は、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離を前記ずれ量として算出することも好ましい。また本発明の相乗り提供プログラムにおいては、相違算出手段が、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離をずれ量として算出することも好ましい。終点間の距離をずれ量とすれば、到着地点が非常に離れているユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。
【0011】
また本発明の相乗り提供システムにおいては、分配手段が、ずれ量が小さい順にユーザ同士を組分けすることも好ましい。また本発明の相乗り提供方法においては、分配ステップにおいて分配手段が、ずれ量が小さい順に前記ユーザ同士を組分けすることも好ましい。また本発明の相乗り提供プログラムにおいては、分配手段が、ずれ量が小さい順にユーザ同士を組分けすることも好ましい。ずれ量が小さい順に組分けすれば、より適切な組合せでユーザ同士を組分けできる。
【0012】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記いずれかの相乗り提供プログラムが記録されている。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録された相乗り提供プログラムを実行すると、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0014】
本発明の実施形態である相乗り提供システムについて図1を用いて説明する。図1は相乗り提供システム10を説明するための図である。相乗り提供システム10は、ネットワーク20を介して通信端末30〜35と相互に情報通信が可能なように構成されている。通信端末30〜35は、相乗り提供システム10を利用するユーザa〜fが使用する通信端末である。通信端末30〜35としては、情報通信可能な携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistance)といった携帯型の情報通信端末が用いられる。相乗り提供システム10を利用するユーザa〜fは、図2(a)に示すように相乗り要求情報として、出発地点「A駅」、出発時刻「最終電車時刻」、到着地点「B町1丁目」といった情報を入力して送信する。この情報はネットワーク20を介して相乗り提供システム10に送信されて所定の情報処理(詳細は後述する。)が行われて、図2(b)に示すような相乗り情報(交通手段に関する情報)が返信される。
【0015】
相乗り提供システム10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置、モデムといった通信装置などを備えたコンピュータシステム(若しくはコンピュータシステムの集合体)として構成されている。
【0016】
図1に戻って、相乗り提供システム10は、機能的な構成要素として、受付部101と、経路特定部(経路特定手段)102と、相違算出部(相違算出手段)103と、分配部(分配手段)104と、選択部(選択手段)105と、送信部(送信手段)106と、経路情報格納部110と、配車情報格納部111と、を含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0017】
受付部101は、通信端末30〜35から送信される相乗り要求情報を受信し、その相乗り要求情報を経路特定部102に出力する部分である。相乗り要求情報としては、出発地点、出発時刻、到着地点、ユーザを特定する情報といった情報が含まれる。更に、同乗者の希望や性別といった情報を含んでもよい。
【0018】
経路特定部102は、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する部分である。より具体的には、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる「出発地点」と「到着地点」とに基づいて経路を探索特定し、その特定した経路の経路長を算出して経路情報格納部110に格納する。図3(a)に経路情報格納部110に格納される情報の例を示す。図3(a)の例に拠れば、経路情報格納部110には、「番号」「連絡先」「出発時刻」「出発地点」「到着地点」「距離」「ずれ量」が関連付けられて格納されている。「番号」は、相乗り提供システム10が相乗り要求情報を受け付けた順番を示すものである。「連絡先」はユーザa〜fに相乗り情報を送信する際の送信先となる情報であって、通信端末30〜35に対応するメールアドレスといったものが用いられる。「出発時刻」「出発地点」「到着地点」は、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる情報である。「距離」は経路特定部102が、特定した経路に基づいて算出した経路長である。尚、「ずれ量」は相違算出部103が算出する数値であるから、詳細は後述する。
【0019】
図1に戻って、相違算出部103は、ユーザごとに特定された経路相互の「ずれ量」を算出する部分である。この「ずれ量」は、経路特定部102が特定した経路の「到着地点」間の距離が相当する。従って、図3(a)の例では、「B町1丁目」と「C町2丁目」との間の距離2kmが「ずれ量」となる。相違算出部103は、番号1のユーザaの「到着地点」を基準として「ずれ量」を算出して経路情報格納部110に格納する。
【0020】
分配部104は、経路情報格納部110に格納されている情報に基づいて、相違算出部103が算出した「ずれ量」が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする部分である。本実施形態の場合には、各ユーザの「距離」の30%を所定範囲としている。従って、図3(a)の例では、「番号」が1のユーザaを基準として、「番号」が2及び3のユーザb及びcは、「ずれ量」が所定範囲内に入っているので「番号」が1のユーザと同一のグループに組分けされる。一方、「番号」が4〜6のユーザd〜fは、「ずれ量」が所定範囲内に入っていないので「番号」が1のユーザaと同一のグループには組分けされない。分配部104は、同一のグループに組分けされるユーザを特定して選択部105に出力すると共に、図3(b)に示すようなテーブルを経路情報格納部110に格納する。分配部104は更に、特定したユーザを図3(a)に示すテーブルから削除して図3(c)に示すように更新する。その際、相違算出部103は先頭になったユーザを基準として「ずれ量」を更新する。分配部104は、前述と同様の処理を行って残りのユーザを組分けして図3(d)に示すように組分けのテーブルを完成させる。
【0021】
分配部104が、ユーザ同士を所定人数ごとに組分けする態様としては次のようなものも採用可能である。分配部104は、「番号」が最も若い1のユーザaを基準として、「ずれ量」が最も少なく「番号」が最も若いユーザを特定する。図3(a)の例では、「番号」が2のユーザbである。分配部104は、引き続いて「番号」が2のユーザbを基準として、「ずれ量」が最も少なく「番号」が最も若いユーザを特定する。図3(a)の例では、「番号」が3のユーザcである。分配部104はこのような手法で「ずれ量」が所定範囲内にあるユーザを組分けするようにしてもよい。
【0022】
本実施形態の場合には、各ユーザの「距離」の30%を固定した所定範囲としているけれども、この30%の数値を状況に応じて変更するようにしてもよい。例えば、各ユーザの「距離」の30%を固定して組分けをした場合に、所定数のユーザ同士を組み合わせられないときには、各ユーザの「距離」の40%を所定範囲とするようにしてもよい。つまり、所定範囲の条件を状況に応じて徐々に緩和することで、より柔軟に各ユーザ同士を組分けすることができる。
【0023】
尚、本実施形態において「距離」「ずれ量」とは、対応する2地点間の直線距離を用いてもよく、対応する2地点間の実際の経路を所定の経路算出方法で算出するようにしてもよい。
【0024】
図1に戻って、選択部105は、分配部104が組分けをした結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する部分である。より具体的には、配車情報格納部111に格納されているタクシーの情報に基づいて、各グループのユーザの「出発地点」に対応するタクシーに各グループを割り当てる。配車情報格納部111には、図4(a)に示すようなタクシーの情報が格納されている。図4(a)の例に拠れば、A駅に配車されているタクシーは「車番号」が1及び2のタクシーであることとなるので、図3(d)のグループ1及び2にはこのタクシーが割り当てられる。
【0025】
選択部105は、各グループに割り当てられるタクシーを決定すると、図4(b)に示すような経由地点情報を作成する。図4(b)の例に拠れば、「車番号」が1のタクシーには「グループ」1が割り当てられており、「出発地点」から最も近い「到着地点」であるユーザaの「到着地点」を「経由地点1」に設定し、次に「出発地点」から近い「到着地点」であるユーザbの「到着地点」を「経由地点2」に設定する。そして「出発地点」から最も遠い「到着地点」であるユーザcの「到着地点」をそのまま「到着地点」として経路を作成する。選択部105は、この経由地点情報を交通手段に関する情報として送信部106に出力する。
【0026】
図1に戻って、送信部106は、選択部105から出力された情報を、同一の組になった各ユーザが使用する通信端末に送信する部分である。図4(b)の例に拠れば、「車番号」1に乗車予定のユーザa〜cが使用する通信端末30〜32に経由地点や同乗者に関する情報を送信する。例えば、ユーザaが使用する通信端末30には、「B町1丁目、C町2丁目を経由してC町3丁目に向かう。」という経由地点の情報と、「同乗者がユーザb及びユーザcである。」という同乗者情報とが、「車番号」1という情報と共に相乗り情報(交通手段に関する情報)として送信される。
【0027】
引き続いて、相乗り提供システム10を用いて相乗り情報の提供を行う方法について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信される相乗り要求情報を受付部101が受信し、その相乗り要求情報を経路特定部102に出力する(ステップS01)。経路特定部102は、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる「出発地点」と「到着地点」とに基づいて経路を探索特定し、その特定した経路の経路長を算出して経路情報格納部110に格納する(ステップS02)。
【0028】
相違算出部103は、ユーザごとに特定された経路相互の「ずれ量」を算出して経路情報格納部110に格納する(ステップS03)。分配部104は、経路情報格納部110に格納されている先頭のユーザに関する情報に基づいて、その他のユーザとの「ずれ量」との差が所定範囲内かどうかを判断する(ステップS04)。
【0029】
その「ずれ量」の差が所定範囲内であれば、分配部104は同一のグループに組分けを行う(ステップS05)。分配部105は組分けが終了したユーザを図4(a)に示すテーブルから削除し、図4(c)に示すテーブルへと更新する(ステップS06)。分配部104は、組分けが完了したかどうかを判断する(ステップS07)。完了していなければステップS05に戻り、完了していれば次のステップS08に進む。
【0030】
選択部105は、分配部104が組分けをした結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する。つまり、配車情報格納部111に格納されているタクシーの情報に基づいて、各グループのユーザの「出発地点」に対応するタクシーに各グループを割り当てる(ステップ08)。選択部105は、各グループに割り当てられるタクシーを決定すると、図4(b)に示すような経由地点情報を作成して配車情報格納部111に格納すると共に、送信部106に出力する(ステップS09)。
【0031】
送信部106は、選択部105から出力された情報を、同一の組になった各ユーザが使用する通信端末に送信する(ステップS10)。また、送信部106は、各タクシーにも同様の情報を送信する(ステップS11)。
【0032】
次にコンピュータを、本実施形態の相乗り提供システム10として機能させるための相乗り提供プログラム92及びそれが記録されているコンピュータ読取可能な記録媒体9について説明する。図6は、相乗り提供プログラム92が記録されている記録媒体9の構成を示した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵されたメモリなどが該当する。
【0033】
記録媒体9は、図6に示すように、プログラムを記録するプログラム領域91と、データを記録するデータ領域93とを備えている。データ領域93には、図1を用いて説明した経路情報格納部110と同様の経路情報データベース931、配車情報格納部111と同様の配車情報データベース932がそれぞれ格納されている。
【0034】
プログラム領域91には、相乗り提供プログラム92が記録されている。相乗り提供プログラム92は、処理を統括するメインモジュール921と、受付モジュール922と、経路決定モジュール923と、相違算出モジュール924と、分配モジュール925と、選択モジュール926と、送信モジュール927とを備える。ここで、受付モジュール922、経路決定モジュール923、相違算出モジュール924、分配モジュール925、選択モジュール926、送信モジュール927のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記相乗り提供システム10の受付部101、経路特定部102、相違算出部103、分配部104、選択部105、送信部106のそれぞれの機能と同様である。
【0035】
本実施形態においては、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。終点間の距離をずれ量としているので、到着地点が非常に離れているユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。また、ずれ量が小さい順に組分けしているので、より適切な組合せでユーザ同士を組分けできる。尚、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35に、所定の認証情報(例えば、2次元バーコード等)を送信し、タクシーに乗車する際にその認証情報を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。従って本発明の目的とする、より適切なユーザ同士の組合せを可能とする相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である相乗り提供システムを説明するための図である。
【図2】図1の通信端末に表示される情報の例を示す図である。
【図3】図1の経路情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図4】図1の配車情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態である相乗り提供システムを用いて相乗り情報を提供する方法を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態である相乗り提供プログラムを説明するための図である。
【符号の説明】
10…相乗り提供システム、101…受付部、102…経路特定部、103…相違算出部、104…分配部、105…選択部、106…送信部、110…経路情報格納部、111…配車情報格納部、20…ネットワーク、30〜35…通信端末。
【発明の属する技術分野】
本発明は、相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数人のユーザをタクシーといった交通手段に同乗させる技術として、ユーザが携帯端末装置からデータ送信する出発地点と目的地点からタクシー会社のデータ処理装置で移送経路をデータ生成し、移送経路の少なくとも一部が重複する複数人のユーザを選出して一台のタクシー車両に同乗させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−149766号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、移送経路の一部が重複するけれども目的地点が非常に離れているユーザ同士が同乗させられる場合が想定される。いずれかのユーザにとっては非常に遠回りの経路となる場合もあり、同乗する必要性に乏しい状況が発生する恐れがある。
【0005】
そこで本発明では、より適切なユーザ同士の組合せを可能とする相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の相乗り提供システムは、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、を含む。
【0007】
本発明の相乗り提供方法は、経路特定手段が、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定ステップと、相違算出手段が、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出ステップと、分配手段が、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配ステップと、当該組分けの結果、選択手段が、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択ステップと、送信手段が、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信ステップと、を含む。
【0008】
本発明の相乗り提供プログラムは、コンピュータを、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、当該選択された情報を同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、して機能させる。
【0009】
本発明の相乗り提供システムおよび相乗り提供方法によれば、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。また、コンピュータを用いて本発明の相乗り提供プログラムを実行しても同様である。
【0010】
また本発明の相乗り提供システムにおいては、相違算出手段が、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離をずれ量として算出することも好ましい。また本発明の相乗り提供方法においては、相違算出ステップにおいて相違算出手段は、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離を前記ずれ量として算出することも好ましい。また本発明の相乗り提供プログラムにおいては、相違算出手段が、ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離をずれ量として算出することも好ましい。終点間の距離をずれ量とすれば、到着地点が非常に離れているユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。
【0011】
また本発明の相乗り提供システムにおいては、分配手段が、ずれ量が小さい順にユーザ同士を組分けすることも好ましい。また本発明の相乗り提供方法においては、分配ステップにおいて分配手段が、ずれ量が小さい順に前記ユーザ同士を組分けすることも好ましい。また本発明の相乗り提供プログラムにおいては、分配手段が、ずれ量が小さい順にユーザ同士を組分けすることも好ましい。ずれ量が小さい順に組分けすれば、より適切な組合せでユーザ同士を組分けできる。
【0012】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記いずれかの相乗り提供プログラムが記録されている。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録された相乗り提供プログラムを実行すると、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0014】
本発明の実施形態である相乗り提供システムについて図1を用いて説明する。図1は相乗り提供システム10を説明するための図である。相乗り提供システム10は、ネットワーク20を介して通信端末30〜35と相互に情報通信が可能なように構成されている。通信端末30〜35は、相乗り提供システム10を利用するユーザa〜fが使用する通信端末である。通信端末30〜35としては、情報通信可能な携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistance)といった携帯型の情報通信端末が用いられる。相乗り提供システム10を利用するユーザa〜fは、図2(a)に示すように相乗り要求情報として、出発地点「A駅」、出発時刻「最終電車時刻」、到着地点「B町1丁目」といった情報を入力して送信する。この情報はネットワーク20を介して相乗り提供システム10に送信されて所定の情報処理(詳細は後述する。)が行われて、図2(b)に示すような相乗り情報(交通手段に関する情報)が返信される。
【0015】
相乗り提供システム10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置、モデムといった通信装置などを備えたコンピュータシステム(若しくはコンピュータシステムの集合体)として構成されている。
【0016】
図1に戻って、相乗り提供システム10は、機能的な構成要素として、受付部101と、経路特定部(経路特定手段)102と、相違算出部(相違算出手段)103と、分配部(分配手段)104と、選択部(選択手段)105と、送信部(送信手段)106と、経路情報格納部110と、配車情報格納部111と、を含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0017】
受付部101は、通信端末30〜35から送信される相乗り要求情報を受信し、その相乗り要求情報を経路特定部102に出力する部分である。相乗り要求情報としては、出発地点、出発時刻、到着地点、ユーザを特定する情報といった情報が含まれる。更に、同乗者の希望や性別といった情報を含んでもよい。
【0018】
経路特定部102は、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する部分である。より具体的には、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる「出発地点」と「到着地点」とに基づいて経路を探索特定し、その特定した経路の経路長を算出して経路情報格納部110に格納する。図3(a)に経路情報格納部110に格納される情報の例を示す。図3(a)の例に拠れば、経路情報格納部110には、「番号」「連絡先」「出発時刻」「出発地点」「到着地点」「距離」「ずれ量」が関連付けられて格納されている。「番号」は、相乗り提供システム10が相乗り要求情報を受け付けた順番を示すものである。「連絡先」はユーザa〜fに相乗り情報を送信する際の送信先となる情報であって、通信端末30〜35に対応するメールアドレスといったものが用いられる。「出発時刻」「出発地点」「到着地点」は、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる情報である。「距離」は経路特定部102が、特定した経路に基づいて算出した経路長である。尚、「ずれ量」は相違算出部103が算出する数値であるから、詳細は後述する。
【0019】
図1に戻って、相違算出部103は、ユーザごとに特定された経路相互の「ずれ量」を算出する部分である。この「ずれ量」は、経路特定部102が特定した経路の「到着地点」間の距離が相当する。従って、図3(a)の例では、「B町1丁目」と「C町2丁目」との間の距離2kmが「ずれ量」となる。相違算出部103は、番号1のユーザaの「到着地点」を基準として「ずれ量」を算出して経路情報格納部110に格納する。
【0020】
分配部104は、経路情報格納部110に格納されている情報に基づいて、相違算出部103が算出した「ずれ量」が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする部分である。本実施形態の場合には、各ユーザの「距離」の30%を所定範囲としている。従って、図3(a)の例では、「番号」が1のユーザaを基準として、「番号」が2及び3のユーザb及びcは、「ずれ量」が所定範囲内に入っているので「番号」が1のユーザと同一のグループに組分けされる。一方、「番号」が4〜6のユーザd〜fは、「ずれ量」が所定範囲内に入っていないので「番号」が1のユーザaと同一のグループには組分けされない。分配部104は、同一のグループに組分けされるユーザを特定して選択部105に出力すると共に、図3(b)に示すようなテーブルを経路情報格納部110に格納する。分配部104は更に、特定したユーザを図3(a)に示すテーブルから削除して図3(c)に示すように更新する。その際、相違算出部103は先頭になったユーザを基準として「ずれ量」を更新する。分配部104は、前述と同様の処理を行って残りのユーザを組分けして図3(d)に示すように組分けのテーブルを完成させる。
【0021】
分配部104が、ユーザ同士を所定人数ごとに組分けする態様としては次のようなものも採用可能である。分配部104は、「番号」が最も若い1のユーザaを基準として、「ずれ量」が最も少なく「番号」が最も若いユーザを特定する。図3(a)の例では、「番号」が2のユーザbである。分配部104は、引き続いて「番号」が2のユーザbを基準として、「ずれ量」が最も少なく「番号」が最も若いユーザを特定する。図3(a)の例では、「番号」が3のユーザcである。分配部104はこのような手法で「ずれ量」が所定範囲内にあるユーザを組分けするようにしてもよい。
【0022】
本実施形態の場合には、各ユーザの「距離」の30%を固定した所定範囲としているけれども、この30%の数値を状況に応じて変更するようにしてもよい。例えば、各ユーザの「距離」の30%を固定して組分けをした場合に、所定数のユーザ同士を組み合わせられないときには、各ユーザの「距離」の40%を所定範囲とするようにしてもよい。つまり、所定範囲の条件を状況に応じて徐々に緩和することで、より柔軟に各ユーザ同士を組分けすることができる。
【0023】
尚、本実施形態において「距離」「ずれ量」とは、対応する2地点間の直線距離を用いてもよく、対応する2地点間の実際の経路を所定の経路算出方法で算出するようにしてもよい。
【0024】
図1に戻って、選択部105は、分配部104が組分けをした結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する部分である。より具体的には、配車情報格納部111に格納されているタクシーの情報に基づいて、各グループのユーザの「出発地点」に対応するタクシーに各グループを割り当てる。配車情報格納部111には、図4(a)に示すようなタクシーの情報が格納されている。図4(a)の例に拠れば、A駅に配車されているタクシーは「車番号」が1及び2のタクシーであることとなるので、図3(d)のグループ1及び2にはこのタクシーが割り当てられる。
【0025】
選択部105は、各グループに割り当てられるタクシーを決定すると、図4(b)に示すような経由地点情報を作成する。図4(b)の例に拠れば、「車番号」が1のタクシーには「グループ」1が割り当てられており、「出発地点」から最も近い「到着地点」であるユーザaの「到着地点」を「経由地点1」に設定し、次に「出発地点」から近い「到着地点」であるユーザbの「到着地点」を「経由地点2」に設定する。そして「出発地点」から最も遠い「到着地点」であるユーザcの「到着地点」をそのまま「到着地点」として経路を作成する。選択部105は、この経由地点情報を交通手段に関する情報として送信部106に出力する。
【0026】
図1に戻って、送信部106は、選択部105から出力された情報を、同一の組になった各ユーザが使用する通信端末に送信する部分である。図4(b)の例に拠れば、「車番号」1に乗車予定のユーザa〜cが使用する通信端末30〜32に経由地点や同乗者に関する情報を送信する。例えば、ユーザaが使用する通信端末30には、「B町1丁目、C町2丁目を経由してC町3丁目に向かう。」という経由地点の情報と、「同乗者がユーザb及びユーザcである。」という同乗者情報とが、「車番号」1という情報と共に相乗り情報(交通手段に関する情報)として送信される。
【0027】
引き続いて、相乗り提供システム10を用いて相乗り情報の提供を行う方法について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信される相乗り要求情報を受付部101が受信し、その相乗り要求情報を経路特定部102に出力する(ステップS01)。経路特定部102は、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35から送信されてくる「出発地点」と「到着地点」とに基づいて経路を探索特定し、その特定した経路の経路長を算出して経路情報格納部110に格納する(ステップS02)。
【0028】
相違算出部103は、ユーザごとに特定された経路相互の「ずれ量」を算出して経路情報格納部110に格納する(ステップS03)。分配部104は、経路情報格納部110に格納されている先頭のユーザに関する情報に基づいて、その他のユーザとの「ずれ量」との差が所定範囲内かどうかを判断する(ステップS04)。
【0029】
その「ずれ量」の差が所定範囲内であれば、分配部104は同一のグループに組分けを行う(ステップS05)。分配部105は組分けが終了したユーザを図4(a)に示すテーブルから削除し、図4(c)に示すテーブルへと更新する(ステップS06)。分配部104は、組分けが完了したかどうかを判断する(ステップS07)。完了していなければステップS05に戻り、完了していれば次のステップS08に進む。
【0030】
選択部105は、分配部104が組分けをした結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する。つまり、配車情報格納部111に格納されているタクシーの情報に基づいて、各グループのユーザの「出発地点」に対応するタクシーに各グループを割り当てる(ステップ08)。選択部105は、各グループに割り当てられるタクシーを決定すると、図4(b)に示すような経由地点情報を作成して配車情報格納部111に格納すると共に、送信部106に出力する(ステップS09)。
【0031】
送信部106は、選択部105から出力された情報を、同一の組になった各ユーザが使用する通信端末に送信する(ステップS10)。また、送信部106は、各タクシーにも同様の情報を送信する(ステップS11)。
【0032】
次にコンピュータを、本実施形態の相乗り提供システム10として機能させるための相乗り提供プログラム92及びそれが記録されているコンピュータ読取可能な記録媒体9について説明する。図6は、相乗り提供プログラム92が記録されている記録媒体9の構成を示した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵されたメモリなどが該当する。
【0033】
記録媒体9は、図6に示すように、プログラムを記録するプログラム領域91と、データを記録するデータ領域93とを備えている。データ領域93には、図1を用いて説明した経路情報格納部110と同様の経路情報データベース931、配車情報格納部111と同様の配車情報データベース932がそれぞれ格納されている。
【0034】
プログラム領域91には、相乗り提供プログラム92が記録されている。相乗り提供プログラム92は、処理を統括するメインモジュール921と、受付モジュール922と、経路決定モジュール923と、相違算出モジュール924と、分配モジュール925と、選択モジュール926と、送信モジュール927とを備える。ここで、受付モジュール922、経路決定モジュール923、相違算出モジュール924、分配モジュール925、選択モジュール926、送信モジュール927のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記相乗り提供システム10の受付部101、経路特定部102、相違算出部103、分配部104、選択部105、送信部106のそれぞれの機能と同様である。
【0035】
本実施形態においては、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。終点間の距離をずれ量としているので、到着地点が非常に離れているユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。また、ずれ量が小さい順に組分けしているので、より適切な組合せでユーザ同士を組分けできる。尚、ユーザa〜fが使用する通信端末30〜35に、所定の認証情報(例えば、2次元バーコード等)を送信し、タクシーに乗車する際にその認証情報を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザごとに特定された経路相互のずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けするので、例えば、経路の重複していない部分が大きく異なるようなユーザ同士を同じ組にすることが避けられる。ユーザが使用する通信端末に交通手段に関する情報を送信するので、各ユーザは交通手段に関する情報を取得できる。従って本発明の目的とする、より適切なユーザ同士の組合せを可能とする相乗り提供システム、相乗り提供方法、相乗り提供プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である相乗り提供システムを説明するための図である。
【図2】図1の通信端末に表示される情報の例を示す図である。
【図3】図1の経路情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図4】図1の配車情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態である相乗り提供システムを用いて相乗り情報を提供する方法を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態である相乗り提供プログラムを説明するための図である。
【符号の説明】
10…相乗り提供システム、101…受付部、102…経路特定部、103…相違算出部、104…分配部、105…選択部、106…送信部、110…経路情報格納部、111…配車情報格納部、20…ネットワーク、30〜35…通信端末。
Claims (10)
- ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、
当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、
当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、
当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、
当該選択された情報を前記同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、
を含む相乗り提供システム。 - 前記相違算出手段は、前記ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離を前記ずれ量として算出する、請求項1に記載の相乗り提供システム。
- 前記分配手段は、前記ずれ量が小さい順に前記ユーザ同士を組分けする、請求項1又は2に記載の相乗り提供システム。
- 経路特定手段が、ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定ステップと、
相違算出手段が、当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出ステップと、
分配手段が、当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配ステップと、
当該組分けの結果、選択手段が、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択ステップと、
送信手段が、当該選択された情報を前記同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信ステップと、
を含む相乗り提供方法。 - 前記相違算出ステップにおいて前記相違算出手段は、前記ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離を前記ずれ量として算出する、請求項4に記載の相乗り提供方法。
- 前記分配ステップにおいて前記分配手段は、前記ずれ量が小さい順に前記ユーザ同士を組分けする、請求項4又は5に記載の相乗り提供方法。
- コンピュータを、
ユーザごとに特定の出発地点から特定の到着地点までの経路を特定する経路特定手段と、
当該ユーザごとに特定された経路相互のずれ量を算出する相違算出手段と、
当該算出されたずれ量が所定範囲内であるユーザ同士を所定人数ごとに組分けする分配手段と、
当該組分けの結果、同一の組になったユーザが相乗りする交通手段に関する情報を選択する選択手段と、
当該選択された情報を前記同一の組になったユーザが使用する通信端末に送信する送信手段と、
して機能させるための相乗り提供プログラム。 - 前記相違算出手段は、前記ユーザごとに特定された経路それぞれの終点間の距離を前記ずれ量として算出する、請求項7に記載の相乗り提供プログラム。
- 前記分配手段は、前記ずれ量が小さい順に前記ユーザ同士を組分けする、請求項7又は8に記載の相乗り提供プログラム。
- 請求項7から9のいずれか1項に記載の相乗り提供プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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