JP2004192239A - 情報処理装置、印刷装置、印刷制御装置及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】縮小レイアウト印刷時、縮小率が低すぎることで発生する、特定ページ内の文字列のつぶれ等を、そのページを別途適切な縮小率によるレイアウトで付加印刷することで、適切な印刷結果を得ることが可能な印刷システムを提供すること。
【解決手段】印刷補助モードの指定や最小文字サイズを指定することで、縮小レイアウト印刷時に指定したサイズより小さい文字になる場合は、そのページについて通常レイアウトモードや、指定した縮小レイアウトより縮小率の高いモードに変更して、指定した縮小レイアウトモードの印刷結果に別途付加して印刷することで、適切な印刷結果を得ることが可能なことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷補助モードの指定や最小文字サイズを指定することで、縮小レイアウト印刷時に指定したサイズより小さい文字になる場合は、そのページについて通常レイアウトモードや、指定した縮小レイアウトより縮小率の高いモードに変更して、指定した縮小レイアウトモードの印刷結果に別途付加して印刷することで、適切な印刷結果を得ることが可能なことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置(ホストコンピュータ)で印刷装置を利用するような印刷システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ページ単位で印刷する機能を有する印刷装置(以下「プリンタ」という)と、該プリンタと接続された情報処理装置(以下「ホスト」という)等のデータ処理装置からなる印刷システムにおける印刷処理において、ページレイアウト機能として、複数ページ(Nページ)を1ページ(1枚の出力用紙)内に縮小して出力する、縮小ページレイアウト(縮小レイアウト)印刷が知られている。
【0003】
この縮小レイアウト印刷は、出力用紙を節約したいときやドラフト印刷に適した印刷方法であり、例えば、2ページ分の印刷データを1ページの用紙内に縮小してレイアウト印刷(2in1印刷)することで、出力用紙を半分に節約することが可能である。
【0004】
この縮小レイアウト印刷には、「2in1」印刷以外に、4ページ分の印刷データを1ページの用紙内に縮小レイアウトして印刷する「4in1」印刷、同様に「6in1」印刷、「8in1」印刷、「9in1」印刷、「16in1」印刷等があることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の場合、特定の縮小レイアウト印刷を指定すると、印刷される出力内容に関わらず、指定した縮小レイアウトに従いページ編集され、1ページ内に縮小されて印刷される為、印刷結果によっては、指定した縮小レイアウトが適切ではなく、縮小率が低すぎることにより、文字つぶれや、文字が小さすぎて読めないといった印刷結果になることがあり、この場合は、再度ページ数の少ない、縮小率の高い縮小レイアウトを指定して再度印刷しなおすか、縮小レイアウトモード(Nin1)指定を解除して、通常印刷モード(1in1印刷)で再度印刷をやり直す必要があり、もう一度アプリケーション等から印刷を実行しなければならないという問題があった。
【0006】
また、縮小レイアウトモード印刷を実行することで、用紙を節約しているにも関わらず、再度印刷をやり直した場合は、用紙を無駄にしてしまうといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することや、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすといったことが可能な、情報処理装置、印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することや、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすといったことが可能な、情報処理装置、印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置に存する。
【0010】
すなわち、本発明の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システムに存する。
【0011】
すなわち、本発明の別の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置に存する。
【0012】
すなわち、本発明の別の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システムに存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、本発明の情報処理装置と印刷装置とが、ネットワークや双方向インターフェイスを介して通信可能に接続されてなる印刷システムに存する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づいて説明する。
【0015】
まず、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を説明する前に、本発明による印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザービームプリンタの構成について図1を参照しながら説明する。なお、本実施形態においてプリンタとして用いる装置はレーザービームプリンタに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良い事は言うまでもない。また、プリンタはカラープリンタ、モノクロプリンタのいずれであっても良いことは言うまでもない。
【0016】
図1において、1500はレーザービームプリンタ本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶すると共に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0017】
1501は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。1000はプリンタ1500全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。
【0018】
レーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から出射されるレーザ光1504をオン・オフ切り替えする。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に走査され、反射鏡で方向を変換された後静電ドラム1506上に到達する。静電ドラム1506表面は予め一様に帯電されており、レーザ光の照射によりその表面にはビデオ信号に対応した(文字パターン等の)静電潜像が形成されることになる。
【0019】
この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像器1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1500に装着した用紙カセット1508に収納され、排紙ローラ1509及び搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506と対向した位置に供給され、現像された像(トナー像)が転写される。
【0020】
また、プリンタ1500は、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるカード(エミュレーションカード)を接続できる様に構成されている。
【0021】
また、ネットワークインタフェースや通信インターフェイスを有し、ネットワークを介して、もしくはケーブルにより直接接続されたホストコンピュータと通信可能に構成されている。
【0022】
図2は、図1に示したプリンタと、このプリンタを利用可能なホストコンピュータの構成例を示すブロック図である。図2において、プリンタ1500とホストコンピュータ3000とは通信可能に接続されている。
【0023】
図2において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROM32に記憶された文章処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文章処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0024】
またこのROM3のプログラム用ROM32には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROM31には上記文章処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROM33は上記文章処理を行う際に使用する各種データを記憶する。
【0025】
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9やマウスやタブレット等、不図示のポインティングデバイスからの入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0026】
7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する、ハードディスク(HD)、フロッピー(R)ディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、ICカード(半導体メモリ)等の書き換え可能な記録装置及び/又はCD−ROM等の読み取り専用の記憶装置等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0027】
8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向インターフェイス(インターフェイス)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0028】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0029】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0030】
プリンタ1500において、12はプリンタCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用ROM132に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0031】
また、このROM13のプログラム用ROM132にはプリンタCPU12の制御プログラムを記憶する。ROM13のフォント用ROM131には上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、HD、FD、MO、ICカード、CD−ROM等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ROM13のデータ用ROM133にホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶する。
【0032】
プリンタCPU12は入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信が可能となっており、プリンタ内の情報をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19は前記プリンタCPU12の主メモリ、ワークエリアとして機能するRAMで、図示しない増設ボードに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0033】
なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。前述したハードディスク(HD)等の外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアクセス制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0034】
さらに、不揮発性RAM22を有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶・保持する。また、不揮発性RAM22は、プリンタのエラー情報に関する特定の情報を記憶・保持する。
【0035】
また、1501は前述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。また、前述した外部メモリ11、14は1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。
【0036】
(前処理)
次に、本実施形態における印刷データの縮小レイアウト機能等を有する本印刷制御システムが動作するまでの前処理について説明する。
【0037】
本印刷制御システムは、基本I/Oプログラム、オペレーティングシステム(OS)、および本印刷制御プログラムをCPU1が実行することにより動作する。
【0038】
基本I/OプログラムはROM32に書き込まれており、オペレーティングシステム(OS)は、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に書き込まれている。
【0039】
まずホストコンピュータの電源がONされると、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムローディング機能により、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶されたオペレーティングシステム(OS)がRAM2に読み込まれ、OSが動作する。
【0040】
次に、オペレータが、キーボード(KB)9および不図示のポインティングデバイスにより、CRT10の画面に表示されたコマンドメニューのコマンドイメージ等を選択し、アプリケーションの実行を指示すると、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶されたアプリケーションがRAM2に読み込まれ、前記アプリケーションが動作する。
【0041】
次に、前記アプリケーション起動時と同様な手順で、オペレータにより印刷が指示されると、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶された印刷データの合成機能等を有する本印刷制御プログラムおよびプリンタ用データ生成プログラム(プリンタドライバ)がRAM2に読み込まれ、前記本印刷制御システムが動作する。
【0042】
(印刷システムの全体構成)
図3は本実施形態に係る印刷システムで用いられる、ホストコンピュータ及びプリンタの機能構成例を示すブロック図である。図3に示される各ブロックは、ホストコンピュータのプログラムROM32及び/又は外部メモリ11と、プリンタのプログラムROM132及び/又は外部メモリ14に予め記憶されたプログラムを、必要に応じてCPU1及び12がRAM2及び19に読み込んで実行することによって実現される。
【0043】
図3に示すように、この印刷システムは、ホストコンピュータ(ホスト)300が印刷ジョブを作成し、双方向インターフェイス320を介して印刷ジョブをプリンタ310に送信し、プリンタ310では、ホストから受信した印刷ジョブを処理し、印刷結果を出力する。
【0044】
尚、双方向インターフェイス320は、ホスト300とプリンタ310間でデータの受け渡しが可能であればよく、ホスト300とプリンタ310が、直接ケーブル等で接続されていても、LAN等のネットワークを介して接続されていても良いことは言うまでもない。
【0045】
具体的には、図3に示すホスト300は、印刷モード指定部301と、中間データ生成部302と、印刷データ生成部303と、スプール部304と、文字判定部305と、ページ編集部306と、情報記憶部307と、ホスト送受信部308からなる。
【0046】
印刷モード指定部301は、通常印刷モードと縮小レイアウトモードのどちらの印刷モードを使用するかの指定、縮小レイアウトモード時のページ数(N)の指定、印刷補助モードON/OFFの指定、最小文字サイズの指定といった、印刷モードの指定を行う。
【0047】
中間データ生成部302は、使用しているアプリケーション等によりOS経由で渡された情報を元に、中間データの作成を行う。
【0048】
文字判定部305は、前記印刷モード指定部301で指定された内容と、前記中間データ生成部302で生成したスプール部304に一時保存されている中間データとの比較判定を行う。
【0049】
情報記憶部309は、印刷モード指定部301で指定された内容や、前記文字判定部305により得られた内容、印刷する各論理ページに関する情報等について、必要に応じて情報の記憶を行う。
【0050】
ページ編集部306は、前記文字判定部305により得た情報を元に、スプール部304に一時保存されている中間データの編集を行う。
【0051】
印刷データ生成部303は、使用しているアプリケーション等によりOS経由で渡された情報や、ページ編集部306で編集された情報を元に、プリンタに送信する最終的な印刷データの作成を行う。
【0052】
スプール部304は、前記中間データ生成部302、および、前記印刷データ生成部303で作成された印刷データ等を保存する。
【0053】
次に、図3に示すプリンタ310は、プリンタ送受信部311と、プリンタ制御部312と、印刷バッファ部313と、データ印字部314とからなる。
【0054】
プリンタ送受信部311は、ホスト300から送信された印刷データを受信する処理部である。
【0055】
印刷バッファ部313は、前記プリンタ送受信部311で受け取った印刷データを保存する。
【0056】
データ印字部314は、用紙に印字処理を行う。
【0057】
プリンタ制御部312は、各処理部と印刷ジョブ授受を通じた処理指示等を行う制御部である。
【0058】
以上、各処理部での処理内容について説明したが、以下に本実施形態における具体的な実現方法を説明する。
【0059】
(第1の実施形態)
次に、図4、図5、図6、図7、図8に含まれるフローチャート図、縮小レイアウト印刷出力例、ユーザインターフェイス(UI)画面図、縮小レイアウトモードテーブル図、本発明の出力例を用いて、本実施の形態のホストコンピュータにおける印刷データの縮小レイアウト機能等を有する本印刷制御システムの動作方法について説明する。
【0060】
尚、この処理は前記動作ステップにより、印刷可能なアプリケーション等のプログラムが動作している状態で開始される。
【0061】
本第1の実施形態における縮小レイアウトとは、アプリケーション上でのページ(以下、論理ページ)と、実際に出力されるページ(以下、物理ページ)において、印刷の体裁として、複数の論理ページを一枚の物理ページに収まる様に配置して出力することを指す。
【0062】
よって、縮小レイアウト「Nin1」印刷とは、論理ページNページ分を一枚の物理ページに配置することを意味しており、縮小レイアウトの具体的な出力例を図5に示す。「2in1」印刷の例を(図5−1)に示す。同様に「4in1」印刷の例を(図5−2)に示す。同様に「6in1」印刷の例を(図5−3)に示す。以下、論理ページが増えても同様である。
【0063】
次に、縮小レイアウト指定を行う場合にCRT10上に表示されるユーザインターフェイス(UI)画面の例を図6に示す。
【0064】
ホストコンピュータ上で実行中のアプリケーション等において、ユーザから印刷開始要求があると、CRT10上に印刷指示用のユーザインターフェイス画面を表示する。
【0065】
図6のユーザインターフェイス画面例では、印刷モードの指定が可能で、通常印刷(1in1印刷)、縮小レイアウト印刷(Nin1印刷)のどちらで印刷するか選択可能である(図6−601)。
【0066】
また、縮小レイアウト印刷(Nin1印刷)選択時は、更に縮小レイアウトの詳細設定として、論理ページ数(N)をいくつにするかを選択可能である(図6−602)。
【0067】
また、「印刷補助モード」の指定(図6−603)と、「最小文字サイズ」の指定(図6−604)が可能で、印刷補助モードおよび最小文字サイズを指定することで、本第1の実施の形態における印刷補助モードが動作可能となる様に構成されている。
【0068】
また、本ユーザインターフェイス画面例において、設定ボタン(図6−605)を押下すると、指定した印刷モードが設定され、印刷実行時にこの設定内容に基づいて本第1の実施の形態における画像形成処理が行われる。
【0069】
また、本ユーザインターフェイス画面例において、キャンセルボタン(図6−605)を押下すると、指定した印刷モードが取り消され、デフォルトの印刷モードのまま設定を保つか、前回印刷時に指定していた印刷モードのまま設定を保つことが可能である。
【0070】
尚、プリンタドライバが持つ印刷設定については、この他に、印刷に使用する印刷用紙の大きさや用紙トレイまたは用紙カセット指定、印刷部数等の設定を行う欄を有しており、印刷開始に相当する指示がなされると、これらの情報を元に画像形成処理が開始されることは言うまでもない。
【0071】
本ユーザインターフェイスにおいて、縮小レイアウトモードが指定された場合には、双方向インターフェイス320を介してプリンタに対して送信すべき印刷データを生成する前に、中間データ生成部302により中間データが生成され、スプール部304に一時保存される。
【0072】
次に、指定された縮小レイアウトモードの設定内容に基づき、中間データをページ編集してプリンタに対して送信する印刷データを生成するが、ページ編集する際に参照される縮小レイアウトモードのテーブル例を図7に示す。
【0073】
図7の縮小レイアウトモードテーブルは、指定された縮小レイアウトモード番号(m)、縮小レイアウトの論理ページと物理ページの構成内容、縮小レイアウトによるページ編集が実行される際の縮小率等が格納されている。
【0074】
尚、縮小レイアウトの構成内容については、論理ページを縮小して物理ページ内に再編集可能なものであれば、これに限るものではないことは言うまでもない。
【0075】
尚、前記中間データをページ編集するのに用いられる必要なデータは、他に座標位置や余白設定等があり、本縮小レイアウトモードテーブル例の内容に限るものではないことは言うまでもない。
【0076】
次に、図4のフローチャート図を用いて、本実施の形態のホストコンピュータにおける印刷データの印刷補助モードを指定可能な縮小レイアウト機能有する本印刷制御システムの動作方法について説明する。
【0077】
まず、印刷モード指定部301において指定された印刷モードが、通常印刷(1in1)モードか、縮小レイアウト(Nin1)モードかを判定する(ステップS401)。
【0078】
前記ステップS401において、通常印刷(1in1)モードが指定されていた場合は、アプリケーションから出力された論理ページと同等のページ構成のまま印刷データ生成(作成)処理(ステップS413)を行う。
【0079】
また、前記ステップS401において、縮小レイアウト(Nin1)モードが指定されていた場合は、双方向インターフェイス320を介してプリンタに対して送信すべき印刷データを生成する前に、中間データ生成部302により論理ページから中間データを生成し、スプール部304に一時保存する(ステップS402)。
【0080】
次に、印刷モード指定部301において、印刷補助モードが指定されているかを判定する(ステップS403)。
【0081】
前記ステップS403において、印刷補助モードが指定されていない場合は、指定された縮小レイアウト構成に基づき、前記図7で説明した縮小レイアウトモードテーブルから縮小レイアウトおよびページ編集に必要なデータを読み出す(ステップS404)。
【0082】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「4in1」であれば、
m=2
縮小率=50%
といった情報が読み出される。
【0083】
次に、前記ステップS403において、印刷補助モードが指定されていた場合は、印刷モード指定部301で指定された最小文字サイズ(X)を読み出し、更にページ数(P:初期値=1)と、前記ステップS402で生成した中間データの総ページ数(T)を読み出す(ステップS405)。
【0084】
次に、指定された縮小レイアウト構成に基づき、前記図7で説明した縮小レイアウトモードテーブルから縮小レイアウトモード(m)を読み出す(ステップS406)。
【0085】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「4in1」で、指定された最小文字サイズ(X)が、「6.0」あれば、
m=2
縮小率=50%
最小文字サイズ(X)=6.0
といった情報が読み出される。
【0086】
尚、前記ステップS405で示した最小文字サイズ(X)に関する定義は、ポイントサイズや、文字の高さ情報、文字の横幅情報等、文字の大きさを特定できるものであればどのようなものであっても良いことは言うまでもない。
【0087】
次に、文字判定部305は、中間データの「Pページ目」内に含まれる文字に対して、印刷モード指定部301で指定され、前記ステップS406で読み出した縮小レイアウト情報に基づき、中間データ内の文字に縮小処理が施された場合の文字サイズ(Y)を算出する(ステップS407)。
【0088】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「m=2(4in1)」で、実際にアプリケーションで文字サイズ「10.0」の文字が使用されていれば、この時の縮小率は「50%」となるので、縮小レイアウト後に変換される文字サイズ(Y)は、
変換後の文字サイズ(Y)=実際の文字サイズ×縮小率
となり、本計算例では、
10.0×0.5=5.0
となる。
【0089】
尚、前記ステップS408で示した計算例は本実施形態における一例にすぎず、計算方法はこれに限るものではないことは言うまでもない。
【0090】
次に、文字判定部305は、前記ステップS406で読み出した最小文字サイズ(X)と、前記ステップS407で算出した縮小レイアウト後の文字サイズ(Y)との比較を行う(ステップS408)。
【0091】
前記ステップS408において、「X>Y」であった場合は、指定された最小文字サイズ(X)より、算出した実際に用紙に印字される文字サイズ(Y)の方が「小さい」ということなので、「Pページ目は、現在指定されている縮小レイアウトモード(m)を解除し、縮小レイアウトモード(m−1)で印刷する」といった情報を、情報記憶部307に記憶する(ステップS409)。
【0092】
次に、前記ステップS408、S409において、Pページ目の縮小レイアウトモードの判定および情報記憶が終了すると、次のページの処理を行う為に、Pに「1」加算する(ステップS410)。
【0093】
次に、現在ページ(P)と、前記ステップS405で読み出した総ページ数(T)との比較を行う(ステップS411)。
【0094】
前記ステップS411において、「P<=T」であった場合は、まだ中間データ内に処理すべき論理ページ(中間データ)が残っているということなので、前記ステップS407からS410までの処理を繰り返す。
【0095】
また、前記ステップS411において、「P>T」であった場合は、中間データ内の全てのページについて、縮小レイアウトモードの判定および情報記憶が終了したということなる。まず、ページ編集部306において、物理ページ内に印刷モード指定部301において指定された通りにページ構成されるように中間データを縮小レイアウト(ページ編集)し、更にそれに付加する構成で、前記ステップS409において記憶されたページ情報に基づいて、該当するページに関しては縮小率の高い縮小レイアウトモードで中間データを縮小レイアウト(ページ編集)を行う(ステップS412)。
【0096】
次に、前記ステップS412において編集されたデータを元にプリンタに送信される印刷データを作成し、スプール部304に該印刷ジョブを格納する(ステップS413)。
【0097】
尚、本第1の実施形態では、便宜的にページ内のある文字に対してのみ判定を行う様に記述しているが、特定ページ内の全ての文字に対して同様の計算および比較処理を行うことで、特定ページ内に含まれる文字に一つでも前記ステップS409の判定結果に該当する文字があると、そのページに対して処理を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0098】
次に、前記ステップS413で生成され、スプール部304に格納されている印刷データを、ホスト送受信部308を介して、プリンタへ送信する(ステップS414)。
【0099】
次に、本第1の実施形態における出力例を、図8に示す。
【0100】
図8は、縮小レイアウトとして「4in1印刷」を指定している場合の出力例であり、(図8−1)は、印刷実行前の論理ページの構成を示し、(図8−2)は、従来の「4in1印刷」の出力例である。
【0101】
尚、(図8−2)において、網掛けとなっているページ図は、文字列がつぶれてしまっているといった印字不正ページを表す。
【0102】
本第1の実施形態においては、この印字不正ページに関してのみ、縮小率の高い縮小レイアウトモードで付加印刷することが可能であり、本第1の実施形態による出力例を(図8−3)に示す。
【0103】
以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0104】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0105】
(第2の実施形態)
第1の実施の形態においては、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加するものとして説明したが、指定したある一定以下の大きさになる場合には、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常印刷モード(1in1)での印刷を付加するように構成しても本発明を適用可能である。
【0106】
本第2の実施形態における出力例を、図9に示す。
【0107】
図9は、縮小レイアウトとして「4in1印刷」を指定している場合の出力例であり、(図9−1)は、印刷実行前の論理ページの構成を示し、(図9−2)は、従来の「4in1印刷」の出力例である。
【0108】
尚、(図9−2)において、網掛けとなっているページ図は、文字列がつぶれてしまっているといった印字不正ページを表す。
【0109】
本第2の実施形態においては、この印字不正ページに関してのみ、通常印刷モードで付加印刷することが可能であり、本第2の実施形態による出力例を(図9−3)に示す。
【0110】
以上説明したように、本第2の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0111】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0112】
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0113】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図4に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0117】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0118】
以上説明したように、本第2の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0119】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザプリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の印刷システムを構成可能なホストコンピュータとプリンタの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかるホストコンピュータとプリンタの機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における、処理を説明するフローチャート図である。
【図5】本発明の実施形態における、縮小レイアウト出力例を示す概念図である。
【図6】本発明の実施形態における、印刷モード指定に関するユーザインターフェイス画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における、縮小レイアウトモード実行時に参照されるテーブル例を示す表である。
【図8】本発明の第1の実施形態における、出力例を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における、出力例を示した図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
5 キーボードコントローラ(KBC)
6 CRTコントローラ(CRTC)
7 ディスクコントローラ(DKC)
8 パラレル入出力コントローラ(PRTC)
9 キーボード(KB)
10 CRT
11 外部記憶装置(外部メモリ)
12 CPU
13 ROM
14 外部記憶装置(外部メモリ)
15 システムバス
16 印刷部I/F部
17 印刷部
18 入力部
19 RAM
20 ディスクコントローラ(DKC)
21 双方向パラレルインターフェイス、または、LANケーブル
22 不揮発性メモリ(RAM)
1000 プリンタ制御部
1500 プリンタ
1501 操作パネル
3000 ホストコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置(ホストコンピュータ)で印刷装置を利用するような印刷システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ページ単位で印刷する機能を有する印刷装置(以下「プリンタ」という)と、該プリンタと接続された情報処理装置(以下「ホスト」という)等のデータ処理装置からなる印刷システムにおける印刷処理において、ページレイアウト機能として、複数ページ(Nページ)を1ページ(1枚の出力用紙)内に縮小して出力する、縮小ページレイアウト(縮小レイアウト)印刷が知られている。
【0003】
この縮小レイアウト印刷は、出力用紙を節約したいときやドラフト印刷に適した印刷方法であり、例えば、2ページ分の印刷データを1ページの用紙内に縮小してレイアウト印刷(2in1印刷)することで、出力用紙を半分に節約することが可能である。
【0004】
この縮小レイアウト印刷には、「2in1」印刷以外に、4ページ分の印刷データを1ページの用紙内に縮小レイアウトして印刷する「4in1」印刷、同様に「6in1」印刷、「8in1」印刷、「9in1」印刷、「16in1」印刷等があることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の場合、特定の縮小レイアウト印刷を指定すると、印刷される出力内容に関わらず、指定した縮小レイアウトに従いページ編集され、1ページ内に縮小されて印刷される為、印刷結果によっては、指定した縮小レイアウトが適切ではなく、縮小率が低すぎることにより、文字つぶれや、文字が小さすぎて読めないといった印刷結果になることがあり、この場合は、再度ページ数の少ない、縮小率の高い縮小レイアウトを指定して再度印刷しなおすか、縮小レイアウトモード(Nin1)指定を解除して、通常印刷モード(1in1印刷)で再度印刷をやり直す必要があり、もう一度アプリケーション等から印刷を実行しなければならないという問題があった。
【0006】
また、縮小レイアウトモード印刷を実行することで、用紙を節約しているにも関わらず、再度印刷をやり直した場合は、用紙を無駄にしてしまうといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することや、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすといったことが可能な、情報処理装置、印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することや、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすといったことが可能な、情報処理装置、印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置に存する。
【0010】
すなわち、本発明の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システムに存する。
【0011】
すなわち、本発明の別の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置に存する。
【0012】
すなわち、本発明の別の要旨は、通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システムに存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、本発明の情報処理装置と印刷装置とが、ネットワークや双方向インターフェイスを介して通信可能に接続されてなる印刷システムに存する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づいて説明する。
【0015】
まず、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を説明する前に、本発明による印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザービームプリンタの構成について図1を参照しながら説明する。なお、本実施形態においてプリンタとして用いる装置はレーザービームプリンタに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良い事は言うまでもない。また、プリンタはカラープリンタ、モノクロプリンタのいずれであっても良いことは言うまでもない。
【0016】
図1において、1500はレーザービームプリンタ本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶すると共に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0017】
1501は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。1000はプリンタ1500全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。
【0018】
レーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から出射されるレーザ光1504をオン・オフ切り替えする。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に走査され、反射鏡で方向を変換された後静電ドラム1506上に到達する。静電ドラム1506表面は予め一様に帯電されており、レーザ光の照射によりその表面にはビデオ信号に対応した(文字パターン等の)静電潜像が形成されることになる。
【0019】
この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像器1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1500に装着した用紙カセット1508に収納され、排紙ローラ1509及び搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506と対向した位置に供給され、現像された像(トナー像)が転写される。
【0020】
また、プリンタ1500は、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるカード(エミュレーションカード)を接続できる様に構成されている。
【0021】
また、ネットワークインタフェースや通信インターフェイスを有し、ネットワークを介して、もしくはケーブルにより直接接続されたホストコンピュータと通信可能に構成されている。
【0022】
図2は、図1に示したプリンタと、このプリンタを利用可能なホストコンピュータの構成例を示すブロック図である。図2において、プリンタ1500とホストコンピュータ3000とは通信可能に接続されている。
【0023】
図2において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROM32に記憶された文章処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文章処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0024】
またこのROM3のプログラム用ROM32には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROM31には上記文章処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROM33は上記文章処理を行う際に使用する各種データを記憶する。
【0025】
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9やマウスやタブレット等、不図示のポインティングデバイスからの入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0026】
7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する、ハードディスク(HD)、フロッピー(R)ディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、ICカード(半導体メモリ)等の書き換え可能な記録装置及び/又はCD−ROM等の読み取り専用の記憶装置等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0027】
8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向インターフェイス(インターフェイス)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0028】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0029】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0030】
プリンタ1500において、12はプリンタCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用ROM132に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0031】
また、このROM13のプログラム用ROM132にはプリンタCPU12の制御プログラムを記憶する。ROM13のフォント用ROM131には上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、HD、FD、MO、ICカード、CD−ROM等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ROM13のデータ用ROM133にホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶する。
【0032】
プリンタCPU12は入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信が可能となっており、プリンタ内の情報をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19は前記プリンタCPU12の主メモリ、ワークエリアとして機能するRAMで、図示しない増設ボードに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0033】
なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。前述したハードディスク(HD)等の外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアクセス制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0034】
さらに、不揮発性RAM22を有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶・保持する。また、不揮発性RAM22は、プリンタのエラー情報に関する特定の情報を記憶・保持する。
【0035】
また、1501は前述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。また、前述した外部メモリ11、14は1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。
【0036】
(前処理)
次に、本実施形態における印刷データの縮小レイアウト機能等を有する本印刷制御システムが動作するまでの前処理について説明する。
【0037】
本印刷制御システムは、基本I/Oプログラム、オペレーティングシステム(OS)、および本印刷制御プログラムをCPU1が実行することにより動作する。
【0038】
基本I/OプログラムはROM32に書き込まれており、オペレーティングシステム(OS)は、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に書き込まれている。
【0039】
まずホストコンピュータの電源がONされると、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムローディング機能により、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶されたオペレーティングシステム(OS)がRAM2に読み込まれ、OSが動作する。
【0040】
次に、オペレータが、キーボード(KB)9および不図示のポインティングデバイスにより、CRT10の画面に表示されたコマンドメニューのコマンドイメージ等を選択し、アプリケーションの実行を指示すると、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶されたアプリケーションがRAM2に読み込まれ、前記アプリケーションが動作する。
【0041】
次に、前記アプリケーション起動時と同様な手順で、オペレータにより印刷が指示されると、ハードディスク(HD)或いはフロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11に記憶された印刷データの合成機能等を有する本印刷制御プログラムおよびプリンタ用データ生成プログラム(プリンタドライバ)がRAM2に読み込まれ、前記本印刷制御システムが動作する。
【0042】
(印刷システムの全体構成)
図3は本実施形態に係る印刷システムで用いられる、ホストコンピュータ及びプリンタの機能構成例を示すブロック図である。図3に示される各ブロックは、ホストコンピュータのプログラムROM32及び/又は外部メモリ11と、プリンタのプログラムROM132及び/又は外部メモリ14に予め記憶されたプログラムを、必要に応じてCPU1及び12がRAM2及び19に読み込んで実行することによって実現される。
【0043】
図3に示すように、この印刷システムは、ホストコンピュータ(ホスト)300が印刷ジョブを作成し、双方向インターフェイス320を介して印刷ジョブをプリンタ310に送信し、プリンタ310では、ホストから受信した印刷ジョブを処理し、印刷結果を出力する。
【0044】
尚、双方向インターフェイス320は、ホスト300とプリンタ310間でデータの受け渡しが可能であればよく、ホスト300とプリンタ310が、直接ケーブル等で接続されていても、LAN等のネットワークを介して接続されていても良いことは言うまでもない。
【0045】
具体的には、図3に示すホスト300は、印刷モード指定部301と、中間データ生成部302と、印刷データ生成部303と、スプール部304と、文字判定部305と、ページ編集部306と、情報記憶部307と、ホスト送受信部308からなる。
【0046】
印刷モード指定部301は、通常印刷モードと縮小レイアウトモードのどちらの印刷モードを使用するかの指定、縮小レイアウトモード時のページ数(N)の指定、印刷補助モードON/OFFの指定、最小文字サイズの指定といった、印刷モードの指定を行う。
【0047】
中間データ生成部302は、使用しているアプリケーション等によりOS経由で渡された情報を元に、中間データの作成を行う。
【0048】
文字判定部305は、前記印刷モード指定部301で指定された内容と、前記中間データ生成部302で生成したスプール部304に一時保存されている中間データとの比較判定を行う。
【0049】
情報記憶部309は、印刷モード指定部301で指定された内容や、前記文字判定部305により得られた内容、印刷する各論理ページに関する情報等について、必要に応じて情報の記憶を行う。
【0050】
ページ編集部306は、前記文字判定部305により得た情報を元に、スプール部304に一時保存されている中間データの編集を行う。
【0051】
印刷データ生成部303は、使用しているアプリケーション等によりOS経由で渡された情報や、ページ編集部306で編集された情報を元に、プリンタに送信する最終的な印刷データの作成を行う。
【0052】
スプール部304は、前記中間データ生成部302、および、前記印刷データ生成部303で作成された印刷データ等を保存する。
【0053】
次に、図3に示すプリンタ310は、プリンタ送受信部311と、プリンタ制御部312と、印刷バッファ部313と、データ印字部314とからなる。
【0054】
プリンタ送受信部311は、ホスト300から送信された印刷データを受信する処理部である。
【0055】
印刷バッファ部313は、前記プリンタ送受信部311で受け取った印刷データを保存する。
【0056】
データ印字部314は、用紙に印字処理を行う。
【0057】
プリンタ制御部312は、各処理部と印刷ジョブ授受を通じた処理指示等を行う制御部である。
【0058】
以上、各処理部での処理内容について説明したが、以下に本実施形態における具体的な実現方法を説明する。
【0059】
(第1の実施形態)
次に、図4、図5、図6、図7、図8に含まれるフローチャート図、縮小レイアウト印刷出力例、ユーザインターフェイス(UI)画面図、縮小レイアウトモードテーブル図、本発明の出力例を用いて、本実施の形態のホストコンピュータにおける印刷データの縮小レイアウト機能等を有する本印刷制御システムの動作方法について説明する。
【0060】
尚、この処理は前記動作ステップにより、印刷可能なアプリケーション等のプログラムが動作している状態で開始される。
【0061】
本第1の実施形態における縮小レイアウトとは、アプリケーション上でのページ(以下、論理ページ)と、実際に出力されるページ(以下、物理ページ)において、印刷の体裁として、複数の論理ページを一枚の物理ページに収まる様に配置して出力することを指す。
【0062】
よって、縮小レイアウト「Nin1」印刷とは、論理ページNページ分を一枚の物理ページに配置することを意味しており、縮小レイアウトの具体的な出力例を図5に示す。「2in1」印刷の例を(図5−1)に示す。同様に「4in1」印刷の例を(図5−2)に示す。同様に「6in1」印刷の例を(図5−3)に示す。以下、論理ページが増えても同様である。
【0063】
次に、縮小レイアウト指定を行う場合にCRT10上に表示されるユーザインターフェイス(UI)画面の例を図6に示す。
【0064】
ホストコンピュータ上で実行中のアプリケーション等において、ユーザから印刷開始要求があると、CRT10上に印刷指示用のユーザインターフェイス画面を表示する。
【0065】
図6のユーザインターフェイス画面例では、印刷モードの指定が可能で、通常印刷(1in1印刷)、縮小レイアウト印刷(Nin1印刷)のどちらで印刷するか選択可能である(図6−601)。
【0066】
また、縮小レイアウト印刷(Nin1印刷)選択時は、更に縮小レイアウトの詳細設定として、論理ページ数(N)をいくつにするかを選択可能である(図6−602)。
【0067】
また、「印刷補助モード」の指定(図6−603)と、「最小文字サイズ」の指定(図6−604)が可能で、印刷補助モードおよび最小文字サイズを指定することで、本第1の実施の形態における印刷補助モードが動作可能となる様に構成されている。
【0068】
また、本ユーザインターフェイス画面例において、設定ボタン(図6−605)を押下すると、指定した印刷モードが設定され、印刷実行時にこの設定内容に基づいて本第1の実施の形態における画像形成処理が行われる。
【0069】
また、本ユーザインターフェイス画面例において、キャンセルボタン(図6−605)を押下すると、指定した印刷モードが取り消され、デフォルトの印刷モードのまま設定を保つか、前回印刷時に指定していた印刷モードのまま設定を保つことが可能である。
【0070】
尚、プリンタドライバが持つ印刷設定については、この他に、印刷に使用する印刷用紙の大きさや用紙トレイまたは用紙カセット指定、印刷部数等の設定を行う欄を有しており、印刷開始に相当する指示がなされると、これらの情報を元に画像形成処理が開始されることは言うまでもない。
【0071】
本ユーザインターフェイスにおいて、縮小レイアウトモードが指定された場合には、双方向インターフェイス320を介してプリンタに対して送信すべき印刷データを生成する前に、中間データ生成部302により中間データが生成され、スプール部304に一時保存される。
【0072】
次に、指定された縮小レイアウトモードの設定内容に基づき、中間データをページ編集してプリンタに対して送信する印刷データを生成するが、ページ編集する際に参照される縮小レイアウトモードのテーブル例を図7に示す。
【0073】
図7の縮小レイアウトモードテーブルは、指定された縮小レイアウトモード番号(m)、縮小レイアウトの論理ページと物理ページの構成内容、縮小レイアウトによるページ編集が実行される際の縮小率等が格納されている。
【0074】
尚、縮小レイアウトの構成内容については、論理ページを縮小して物理ページ内に再編集可能なものであれば、これに限るものではないことは言うまでもない。
【0075】
尚、前記中間データをページ編集するのに用いられる必要なデータは、他に座標位置や余白設定等があり、本縮小レイアウトモードテーブル例の内容に限るものではないことは言うまでもない。
【0076】
次に、図4のフローチャート図を用いて、本実施の形態のホストコンピュータにおける印刷データの印刷補助モードを指定可能な縮小レイアウト機能有する本印刷制御システムの動作方法について説明する。
【0077】
まず、印刷モード指定部301において指定された印刷モードが、通常印刷(1in1)モードか、縮小レイアウト(Nin1)モードかを判定する(ステップS401)。
【0078】
前記ステップS401において、通常印刷(1in1)モードが指定されていた場合は、アプリケーションから出力された論理ページと同等のページ構成のまま印刷データ生成(作成)処理(ステップS413)を行う。
【0079】
また、前記ステップS401において、縮小レイアウト(Nin1)モードが指定されていた場合は、双方向インターフェイス320を介してプリンタに対して送信すべき印刷データを生成する前に、中間データ生成部302により論理ページから中間データを生成し、スプール部304に一時保存する(ステップS402)。
【0080】
次に、印刷モード指定部301において、印刷補助モードが指定されているかを判定する(ステップS403)。
【0081】
前記ステップS403において、印刷補助モードが指定されていない場合は、指定された縮小レイアウト構成に基づき、前記図7で説明した縮小レイアウトモードテーブルから縮小レイアウトおよびページ編集に必要なデータを読み出す(ステップS404)。
【0082】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「4in1」であれば、
m=2
縮小率=50%
といった情報が読み出される。
【0083】
次に、前記ステップS403において、印刷補助モードが指定されていた場合は、印刷モード指定部301で指定された最小文字サイズ(X)を読み出し、更にページ数(P:初期値=1)と、前記ステップS402で生成した中間データの総ページ数(T)を読み出す(ステップS405)。
【0084】
次に、指定された縮小レイアウト構成に基づき、前記図7で説明した縮小レイアウトモードテーブルから縮小レイアウトモード(m)を読み出す(ステップS406)。
【0085】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「4in1」で、指定された最小文字サイズ(X)が、「6.0」あれば、
m=2
縮小率=50%
最小文字サイズ(X)=6.0
といった情報が読み出される。
【0086】
尚、前記ステップS405で示した最小文字サイズ(X)に関する定義は、ポイントサイズや、文字の高さ情報、文字の横幅情報等、文字の大きさを特定できるものであればどのようなものであっても良いことは言うまでもない。
【0087】
次に、文字判定部305は、中間データの「Pページ目」内に含まれる文字に対して、印刷モード指定部301で指定され、前記ステップS406で読み出した縮小レイアウト情報に基づき、中間データ内の文字に縮小処理が施された場合の文字サイズ(Y)を算出する(ステップS407)。
【0088】
例えば、印刷モード指定部301で指定された縮小レイアウトモードが「m=2(4in1)」で、実際にアプリケーションで文字サイズ「10.0」の文字が使用されていれば、この時の縮小率は「50%」となるので、縮小レイアウト後に変換される文字サイズ(Y)は、
変換後の文字サイズ(Y)=実際の文字サイズ×縮小率
となり、本計算例では、
10.0×0.5=5.0
となる。
【0089】
尚、前記ステップS408で示した計算例は本実施形態における一例にすぎず、計算方法はこれに限るものではないことは言うまでもない。
【0090】
次に、文字判定部305は、前記ステップS406で読み出した最小文字サイズ(X)と、前記ステップS407で算出した縮小レイアウト後の文字サイズ(Y)との比較を行う(ステップS408)。
【0091】
前記ステップS408において、「X>Y」であった場合は、指定された最小文字サイズ(X)より、算出した実際に用紙に印字される文字サイズ(Y)の方が「小さい」ということなので、「Pページ目は、現在指定されている縮小レイアウトモード(m)を解除し、縮小レイアウトモード(m−1)で印刷する」といった情報を、情報記憶部307に記憶する(ステップS409)。
【0092】
次に、前記ステップS408、S409において、Pページ目の縮小レイアウトモードの判定および情報記憶が終了すると、次のページの処理を行う為に、Pに「1」加算する(ステップS410)。
【0093】
次に、現在ページ(P)と、前記ステップS405で読み出した総ページ数(T)との比較を行う(ステップS411)。
【0094】
前記ステップS411において、「P<=T」であった場合は、まだ中間データ内に処理すべき論理ページ(中間データ)が残っているということなので、前記ステップS407からS410までの処理を繰り返す。
【0095】
また、前記ステップS411において、「P>T」であった場合は、中間データ内の全てのページについて、縮小レイアウトモードの判定および情報記憶が終了したということなる。まず、ページ編集部306において、物理ページ内に印刷モード指定部301において指定された通りにページ構成されるように中間データを縮小レイアウト(ページ編集)し、更にそれに付加する構成で、前記ステップS409において記憶されたページ情報に基づいて、該当するページに関しては縮小率の高い縮小レイアウトモードで中間データを縮小レイアウト(ページ編集)を行う(ステップS412)。
【0096】
次に、前記ステップS412において編集されたデータを元にプリンタに送信される印刷データを作成し、スプール部304に該印刷ジョブを格納する(ステップS413)。
【0097】
尚、本第1の実施形態では、便宜的にページ内のある文字に対してのみ判定を行う様に記述しているが、特定ページ内の全ての文字に対して同様の計算および比較処理を行うことで、特定ページ内に含まれる文字に一つでも前記ステップS409の判定結果に該当する文字があると、そのページに対して処理を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0098】
次に、前記ステップS413で生成され、スプール部304に格納されている印刷データを、ホスト送受信部308を介して、プリンタへ送信する(ステップS414)。
【0099】
次に、本第1の実施形態における出力例を、図8に示す。
【0100】
図8は、縮小レイアウトとして「4in1印刷」を指定している場合の出力例であり、(図8−1)は、印刷実行前の論理ページの構成を示し、(図8−2)は、従来の「4in1印刷」の出力例である。
【0101】
尚、(図8−2)において、網掛けとなっているページ図は、文字列がつぶれてしまっているといった印字不正ページを表す。
【0102】
本第1の実施形態においては、この印字不正ページに関してのみ、縮小率の高い縮小レイアウトモードで付加印刷することが可能であり、本第1の実施形態による出力例を(図8−3)に示す。
【0103】
以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0104】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0105】
(第2の実施形態)
第1の実施の形態においては、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加するものとして説明したが、指定したある一定以下の大きさになる場合には、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常印刷モード(1in1)での印刷を付加するように構成しても本発明を適用可能である。
【0106】
本第2の実施形態における出力例を、図9に示す。
【0107】
図9は、縮小レイアウトとして「4in1印刷」を指定している場合の出力例であり、(図9−1)は、印刷実行前の論理ページの構成を示し、(図9−2)は、従来の「4in1印刷」の出力例である。
【0108】
尚、(図9−2)において、網掛けとなっているページ図は、文字列がつぶれてしまっているといった印字不正ページを表す。
【0109】
本第2の実施形態においては、この印字不正ページに関してのみ、通常印刷モードで付加印刷することが可能であり、本第2の実施形態による出力例を(図9−3)に示す。
【0110】
以上説明したように、本第2の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0111】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0112】
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0113】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図4に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0117】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては縮小率の高い縮小レイアウトモードでの印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【0118】
以上説明したように、本第2の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、再印刷の実行といったオペレータの手間を削減することを可能にする、といった効果を有する。
【0119】
また、以上説明したように、本第1の実施形態では、印刷実行時、縮小レイアウト指定時に、「印刷補助モード」を設けることで、印刷時に指定した縮小レイアウトが適切かどうかを判断することが可能で、具体的には、縮小レイアウトの実行により、印刷ドキュメント内で使用されている文字がどの程度の大きさになるかをページ毎に判定し、そのページ内に印刷される文字が、指定したある一定以下の大きさになる場合は、これら各ページの結果に基づいて、指定通りの縮小レイアウトモードで印刷した結果に加えて、該当するページについては通常レイアウトモード(1in1)での印刷を付加することで、文字つぶれや文字が小さすぎて読めない、といった不適切な印刷結果になった場合でも別途適切な印刷結果を得ることが可能となり、全ページを再印刷するのに比べて用紙の無駄をなくすこと可能にする、といった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザプリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の印刷システムを構成可能なホストコンピュータとプリンタの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかるホストコンピュータとプリンタの機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における、処理を説明するフローチャート図である。
【図5】本発明の実施形態における、縮小レイアウト出力例を示す概念図である。
【図6】本発明の実施形態における、印刷モード指定に関するユーザインターフェイス画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における、縮小レイアウトモード実行時に参照されるテーブル例を示す表である。
【図8】本発明の第1の実施形態における、出力例を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における、出力例を示した図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
5 キーボードコントローラ(KBC)
6 CRTコントローラ(CRTC)
7 ディスクコントローラ(DKC)
8 パラレル入出力コントローラ(PRTC)
9 キーボード(KB)
10 CRT
11 外部記憶装置(外部メモリ)
12 CPU
13 ROM
14 外部記憶装置(外部メモリ)
15 システムバス
16 印刷部I/F部
17 印刷部
18 入力部
19 RAM
20 ディスクコントローラ(DKC)
21 双方向パラレルインターフェイス、または、LANケーブル
22 不揮発性メモリ(RAM)
1000 プリンタ制御部
1500 プリンタ
1501 操作パネル
3000 ホストコンピュータ
Claims (5)
- 通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
- 通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、前記第1の印刷モード指定手段により指定された縮小レイアウトモードより、縮小率の高い縮小レイアウトモードを記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて縮小率の高い縮小レイアウトモードでページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システム。
- 通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
- 通常印刷か縮小レイアウト印刷かといったページレイアウト機能による印刷を行うかどうかを指定する第1の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウト印刷が指定された場合に、更に印刷補助モードを指定する第2の印刷モード指定手段と、前記第2の印刷モード指定手段において印刷補助モードが指定された場合に、印刷結果として許容可能である最小の文字サイズを指定する第3の印刷モード指定手段と、前記第1の印刷モード指定手段において縮小レイアウトが指定された場合に、印刷データ生成前に縮小レイアウト処理の為の中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成されたデータの各ページ内の文字に対して、前記第1の印刷モード指定手段において指定された縮小レイアウトモード実行時の文字サイズを算出する第1の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段で取得した文字サイズと前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズとを比較する第2の文字判定手段と、前記第1の文字判定手段において前記文字サイズ検出手段により算出した文字サイズが、前記第3の印刷モード指定手段により指定された最小文字サイズより小さい場合は、その該当するページ番号と、通常レイアウトモード(1in1)を記憶する情報記憶手段と、前記第1の印刷モード指定手段で指定された縮小レイアウトモードに基づき、ページ編集を行い、また、前記情報記憶手段において記憶した情報に基づき、該当するページについて通常レイアウトモード(1in1)でページの編集を行うページ編集手段と、前記ページ編集手段において編集された中間データに基づき最終的な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記中間データ生成手段により生成された中間データや前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを保存するスプール手段と、前記スプール手段に保存された印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信手段とを有することを特徴とする印刷装置、印刷制御装置、および印刷制御システム。
- 複数の、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、少なくとも1台の請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷制御装置とが、ネットワークや双方向インターフェイスを介して通信可能に接続され、前記印刷制御装置には前記情報処理装置が利用可能な印刷装置が接続されてなる印刷システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358165A JP2004192239A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | 情報処理装置、印刷装置、印刷制御装置及び印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002358165A JP2004192239A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | 情報処理装置、印刷装置、印刷制御装置及び印刷システム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2002358165A Withdrawn JP2004192239A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | 情報処理装置、印刷装置、印刷制御装置及び印刷システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020062858A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及び、プログラム |
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2002
- 2002-12-10 JP JP2002358165A patent/JP2004192239A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020062858A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及び、プログラム |
JP7154939B2 (ja) | 2018-10-19 | 2022-10-18 | キヤノン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及び、プログラム |
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