JP2004190288A - 小舗石 - Google Patents

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厚 渡辺
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Abstract

【課題】外構、舗道等に使用される小舗石として、加工性、コスト面で優れ、製造時や設置時の作業性、さらに耐久性に優れ、また木目模様等の適宜の模様や色彩を外表面に簡単に形成でき、装飾性の面でも優れているものを提供する。
【解決手段】小舗石10は全体がほぼサイコロ状を呈するブロック本体11を備える。このブロック本体11は、合成樹脂、たとえば木質系樹脂により一体に形成され、かつ底面部12の一部には凹陥部13が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば外構、舗道などの床を構成するように敷設される小舗石に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路、公園あるいは庭などにおいて外構や舗道などの床に使用される小舗石はいわゆるぴんころと称されるものであって、一般には花崗岩の荒石を8〜9cm立方のサイコロ状に割ったものである。しかし、このようにサイコロ状に形状を揃えた多数個の小舗石を、花崗岩等の自然石で準備しようとすると、加工の手間が大変で、コストも嵩むという問題がある。
【0003】
このため、近年ではこの種の自然石による小舗石に代えて、粗骨材、細骨材、セメントを主体としてなるコンクリート製ブロックであって、外表面を切削面とすることにより上記の骨材の破断面を露呈させるようにした擬石小舗石を用いたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、コンクリート製ブロックの外表面に、クッション性をよくするためにゴム系廃材のチップや木材チップを利用して形成したシートを貼着させてなるものも知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−218304号公報
【特許文献2】
特開平6−172589号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなコンクリート製の小舗石は、確かに自然石からなる小舗石に比べて加工の手間も少なく、量産化が可能で、コスト面でも有利であるが、その一方において、重量が嵩み、製造時や設置時の作業性などの面で問題であった。
【0006】
さらに、このような従来のコンクリート製の小舗石では、コンクリート素材が外表面に露呈したりし、そのままでは見栄えや体裁が悪くなることから、敷設箇所によっては、適宜の表面加工や表面処理を施す必要が生じるという問題があった。
【0007】
特に、最近はこの種の小舗石の使い方も多様化しており、装飾性の観点から、たとえば天然木材を小舗石として用いて敷設することもあった。しかし、このような天然木材は、木目模様によって敷設箇所での装飾性は向上するものの、腐食等を生じやすく、耐久性に欠けるという問題があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外構、舗道などの床に使用される小舗石として、きわめて簡単に得られ、加工性、コスト等の面で優れているとともに、製造時や設置時の作業性、さらに耐久性にも優れ、さらに外表面に適宜の模様や色彩、たとえば木目模様を形成することが簡単に行え、装飾性の面でも優れている小舗石を得ることを特的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係る小舗石は、全体がほぼサイコロ状を呈するブロック本体からなる小舗石であって、ブロック本体は、合成樹脂により一体に形成され、かつ底面部の一部には凹陥部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、小舗石を構成するブロック本体を、合成樹脂、たとえば木質系樹脂によりサイコロ状を呈するように形成することによって、小舗石をきわめて簡単に得ることが可能で、加工性、コスト等の面で優れ、さらに製造時や設置時の作業性の面で優れ、耐久性にも優れ、重量的にも適切な重さをもつものを得ることができる。
【0011】
また、本発明によれば、ブロック本体の底面部に凹陥部が設けられているから、木質系樹脂等の合成樹脂の使用量を必要最低限とし、材料費を削減できるとともに、たとえば小舗石の重量が軽いときには、凹陥部内にコンクリート等の充填物を充填することで所要の重量をもつ小舗石を提供できるのである。
さらに、上述した合成樹脂製のブロック本体からなる小舗石によれば、外表面に適宜の模様や色彩をもって形成することが簡単に行え、装飾性の面でも優れている小舗石を得ることができる。
【0012】
本発明(請求項2記載の発明)に係る小舗石は、請求項1において、前記凹陥部は、ブロック本体の上面側から底面部に向かって断面積が漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ブロック本体の成形時における型抜きが容易で、成形性に優れているばかりでなく、小舗石を設置したときの地盤とのより一層の密着性を確保することができる。
【0013】
本発明(請求項3記載の発明)に係る小舗石は、請求項1または請求項2において、前記ブロック本体は、廃プラスチック材、廃木再生材等の再生材料を含んで形成されている木質系樹脂により、外表面が木目模様を呈するように形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ブロック本体を木質系樹脂で成形することによって、ブロック本体からなる小舗石を外観上から木目模様を呈するように形成できるから、小舗石として全体から見ての見栄えをよくなる。しかも、このような木質様製品を得るための樹脂として、廃プラスチック等の再生材料を含んだ木質系樹脂を利用すれば、資源の有効活用を図れ、製品のコストダウンも可能である。
【0014】
本発明(請求項4記載の発明)に係る小舗石は、請求項3において、前記木質系樹脂は、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉のうちの、木粉の表面に、この木粉より小径でかつ硬い微粉末を担持させて固定粒とし、この固定粒を含む木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬することにより得られることを特徴とする。
このような構成によれば、通常の木質材料よりも水分を吸収しにくく、外観上は木目模様を呈することができて、木製品と同様の外観を形成することができるとともに、耐久性に関しては木製品とはるかに水に強い木質様成形品としてのブロック本体を得ることができ、小舗石としての効果を発揮させ得るのである。
【0015】
ここで、このような木質系樹脂としては、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬することによって得られ、不純物が成形品全体に対して合計で20wt%以下含まれ、木質廃材のうちの木質部分が成形品全体に対して51〜55wt%含まれ、樹脂廃材のうちの樹脂部分が成形品全体に対して25〜30wt%含まれるものを用いるとよい。
このようにすれば、型成形時の成形性がよくなるとともに、不純物を比較的多く含んでいることから、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れた小舗石となるブロック本体を得ることができる。
【0016】
本発明(請求項5記載の発明)に係る小舗石は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、ブロック本体は、隣接して配置されるブロック本体との間に互いに所定間隔をおいた状態で、該ブロック本体と連結されて構成されていることを特徴とする。
このようによれば、複数個のブロック本体を互いに所定間隔をおいて連結した状態とすることができるため、たとえば小舗石を順次並べて敷設する際に、各小舗石間に水はけ用等として機能する所定間隔を保って配列することが簡単に行えるものであり、敷設時の作業性の面で優れている。また、複数個を連結した小舗石が得られるため、多様な敷設状態を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係る小舗石の一実施の形態を示す。
これらの図において、全体を符号10で示すものは、全体が10cm立方のサイコロ状を呈する小舗石であり、この小舗石10は立方体形状によりブロック本体11によって構成されている。
このブロック本体11は、図示しないブロック成形用型枠により合成樹脂で一体に成形されている。なお、このブロック本体11は、上面部や側面部が自然石等に見えるように適宜の凹凸面形状をもつように形成されている場合を示す。
【0018】
ここで、ブロック本体11の底面部12の一部には凹陥部13が設けられている。この実施の形態では、底面部12の中央からほぼ角形孔形状の凹陥部13を形成した場合を示す。この凹陥部13は、底面部12への開口部の断面積が最も大きく、上面部に行くにしたがって徐々に断面積が小さくなるテーパ形状の内壁をもつように形成されている。このようにすれば、成型用型枠の抜き勾配が確保でき、型抜きが容易になり、成型時の成形性もよくなる。
【0019】
このような凹陥部13は、ブロック本体11の成形材料を必要最小限とするとともに、該ブロック本体11による小舗石10を敷設箇所に敷設した際に、地盤との密着性を確保するためのものである。すなわち、小舗石10を地盤中に上部を残して埋設しようとしたときに土砂が凹陥部13内にも入り込むことで密着性がよくなるものである。
【0020】
ここで、上述したような小舗石10を構成するブロック本体11の成形材料としては、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉を含んで形成されている木質系樹脂が用いられ、これを型成形することにより、成形品の外表面全体の外表面、特に上面部と側面部が図1ないし図3に示すように木目模様を呈するように形成されている。
【0021】
具体的には、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬して、型成形するようにしており、しかも前記不純物が成形品全体に対して合計で20wt%以下含まれている木質系樹脂を用いる。このようにすれば、成形性がよくなるとともに、不純物を比較的多く含んでいることから、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れた木質様成形品を得ることができるのである。
【0022】
なお、「木質廃材」としては、たとえば住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や、家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等が挙げられ、これら木質廃材には、木質部分のほか、石膏、断熱材、樹脂部材等の不純物が含まれている。
また、「樹脂廃材」としては、飲料物を含む食品の容器や包装等に使用される樹脂製品や、その他の樹脂製品、さらには、住宅等の建物を解体した際に排出される樹脂廃材や、家具を解体した際に排出される樹脂廃材等が挙げられ、これらの樹脂廃材には、樹脂部分のほか、樹脂の温度変化等に伴う膨張収縮を防止するための炭酸カルシウムや、補強材や充填材として用いられるタルク(たとえば含水ケイ酸マグネシウムを微粉化して焼成することで得られるもの)、顔料、ガラス繊維で補強された強化プラスチック(FRP) 等の不純物が含まれている。
【0023】
また、「樹脂部分を構成する樹脂」としては、ポリプロピレン樹脂(FP)、硬質または軟質のポリ塩化ビニル樹脂(PVC) 、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET) ポリスチレン樹脂(PC)、ポリエチレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ABS樹脂などが挙げられる。
【0024】
また、上記の木質系樹脂としては、木質廃材のうちの木質部分が成形品全体に対して51〜55wt%含まれているものを用いてもよい。このようにすれば、木質廃材粉砕粉のうちの木粉が、成形品全体に対して51〜55wt%含まれているから、本物の木材により近い手触り等の風合いを出せるとともに、利用する木質部分が多いので、木質廃材の再利用率を向上させることが可能である。ここで、木質部分の濃度を上記のように設定したのは、51wt%未満では、本物の木材により近い手触り等の風合いを出すことが難しく、また55wt%を越えると、木質過多となって成形性が低下するためである。
【0025】
さらに、上記の木質系樹脂において、樹脂廃材のうちの樹脂部分が成形品全体に対して25〜30wt%含まれているようにしてもよい。このようにすれば、樹脂廃材粉砕粉のうちの樹脂粉が、成形品全体に対して25〜30wt%含まれているから、成形品の強度や高度を十分に得ることができるとともに、成形性を向上させることができる。ここで、樹脂部分の濃度を上記の範囲に設定したのは、25wt%未満では、樹脂分が少なすぎて、成形性が向上させるためである。また、30wt%を越えると、樹脂過多となって十分な強度や硬度が得られないためである。
【0026】
また、上記の木質系樹脂において、木質廃材粉砕粉のうちの木粉の粒径が1〜300μmであるように設定してもよい。このようにすれば、木粉の粒径によって成形性に優れ、木粉の粒径が上記の値に設定されているため、外表面に木粉の細かい粒子が出現し、これによって該表面がなめらかになり、成形後の表面処理を容易に行うことができる。
【0027】
さらに、上記の木質系樹脂によれば、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉のうちの、木粉の表面に、この木粉より小径でかつ硬い微粉末を担持させて固定粒とし、この固定粒を含む木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬して、型成形するとよい。このようにすれば、通常の木質材料からも水分を吸収しにくく、木材とは異なり腐食等に強い小舗石となるブロック本体11を得ることができるのである。
【0028】
すなわち、外観上は木目模様を呈することができて、木製品と同様の外観を形成することができるが、耐久性に関しては木製品とはるかに水に強い木質様成形品を提供できるのである。ここで、微粉末としては、酸化チタン、酸化フェライト、アルミニューム、ニッケル、銀、セラミック、炭酸カルシウム等の微粉末が挙げられる。また、固定粒を含む木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬する際において、顔料を添加してこの顔料とともに混錬してもよい。この場合、顔料によって成形品の表面に色彩や模様を呈することもできる。さらに、顔料は、有色顔料であり、たとえば酸化鉄、カドミウムイエロー、カーボンブラック等の無機顔料である。
【0029】
そして、このように木質系樹脂で小舗石10を構成するブロック本体11を成形すれば、ブロック本体11を外観上から木目模様を呈するように形成できるから、小舗石10の外観を本物の木材に近いようにすることができる。したがって、このような小舗石10を敷き詰めることにより形成した歩道をみると、あたかも木材が並べられているように見え、自然の景観を損なうことはない。また、このような木質系樹脂として木質廃材や樹脂廃材等の再生材料を含んだ木質系樹脂を利用することにより、資源の有効活用を図れるばかりでなく、製品のコストダウンも可能である。
【0030】
また、上述した成形材料を用いてブロック本体11を形成すると、該ブロック本体11の成形が簡単に行えるばかりでなく、規格化されたブロック本体11によって小舗石10の敷設作業がより一層簡単になり、コスト低減も図れる。
【0031】
以上のような構成による小舗石10によれば、ブロック本体11を、合成樹脂、特に木質系樹脂により形成することにより、小舗石10をきわめて簡単に得ることができ、また加工性、コスト等の面で優れ、しかも製造時や設置時の作業性にも優れ、重量の面からも充分であり、耐久性にも優れている。さらに、外表面に適宜の模様、たとえば木目模様を形成することが簡単で装飾性の面でも優れている。
【0032】
また、このような小舗石10では、ブロック本体11の底面部12における凹陥部13によって、木質系樹脂等の合成樹脂の使用量を必要最低限とし、材料費を削減できる。さらに、この小舗石10の重量が軽いときには、たとえば凹陥部13内にコンクリート等の充填物を充填することで所要の重量をもつ小舗石10を得ることもできる。
また、ブロック本体11は、底面部12に凹陥部13を備えているから、該地盤との接着性がよくなり、安定した設置状態が得られる。
【0033】
さらに、上述した合成樹脂製のブロック本体11からなる小舗石によれば、外表面に適宜の模様や色彩をもって形成することが簡単に行え、装飾性の面でも優れている小舗石10を得ることができる。
【0034】
ここで、図4において、ブロック本体11の底面部12の四隅部の一箇所には、円弧状部分が形成されている。この円弧状部分は、たとえば4個のブロック本体11を連結した状態で樹脂成形したときに形成されるランナを切除した部分である。
【0035】
このような樹脂成形時において、隣接して配置されるブロック本体11との間には、図5(a),(b)で示すように、連結部22が形成される。通常は、各ブロック本体11を切り離す際に、この連結部22も切り落とされる。
尤も、4個の小舗石10を所定間隔をおいて配設する際に、図5(a),(b)に示すように連結した状態でよい場合には、そのまま連結した状態で配設することもできる。このようにすれば、小舗石10を順次並べて敷設する際に、各小舗石10間の間隔を所定の間隔を保って配列することが簡単に行えるものであり、敷設時の作業性の面で優れている等の利点を奏することができる。
【0036】
さらに、複数個(ここでは4個)の小舗石10を、図5(a),(b)に示すように連結部22を介して連結したままの状態とし、これを小舗石ユニットとして用いると、敷設時において多様な敷設状態を得ることができるのである。
【0037】
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
たとえば上述した実施の形態では、ブロック本体11を形成するための材料として、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉を含んで形成されている木質系樹脂を用いているが、本発明はこれに限定されない。たとえばブロック本体11の成形材料として、天然木材による木粉、おがくず等のようなセルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い無機材料(チタン、ニッケル等のような金属材料またはセラミック等の非金属材料)の微粉末を担持させて作成した粉体を混合した、木質系樹脂を着色し、型成形することによって木目模様を呈するように形成してもよい。
【0038】
このようにブロック本体11を木質系樹脂で成形することによって、該ブロック本体11を外観上から木目模様を呈するように形成できるから、小舗石10を全体から見ての体裁や見栄えをよくし、自然の景観を即した歩道を形成することが可能となり、小舗石10としての効果を発揮させることができる。
【0039】
しかし、このようなブロック本体11を得るための材料としては上記の例に限られるものではなく、木材を材料に加工しても形成できるし、また木質様製品を得るための木質系樹脂として、廃プラスチック材、廃木再生材等の再生材料を含んだものを用いて形成してもよい。このような木質系樹脂で形成すると、資源の有効活用を図れ、製品のコストダウンも可能である。勿論、一般的な合成樹脂で形成したものでも、自然の景観を損なうことがないような配慮を施せば、使用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る小舗石によれば、外構、舗道などの床に使用される小舗石をきわめて簡単に得ることができるとともに、該小舗石の加工性やコスト等の面で優れており、また製造時や設置時の作業性、さらに耐久性にも優れ、しかも重量的にも適切な重さをもつ小舗石を得ることができる。
また、本発明によれば、小舗石として、外表面に適宜の模様や色彩、たとえば木目模様を形成することが簡単で、装飾性の面でも優れているものを得ることができる等の種々優れた効果を奏する。
【0041】
さらに、本発明によれば、小舗石を構成するブロック本体を、たとえば木質系樹脂で成形し、外観上から木目模様を呈するように形成しているため、小舗石としての外観上での見栄えを向上させ、装飾性をより一層向上させることができる。しかも、このようなブロック本体を木質様製品として得るための樹脂として、廃プラスチック等の再生材料を利用すると、資源の有効活用を図れ、また製品のコストダウンも可能である等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小舗石の一実施の形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1の小舗石の概略正面図である。
【図3】図1の小舗石の概略平面図である。
【図4】図1の小舗石の概略底面図である。
【図5】本発明に係る小舗石の別の実施の形態を示し、(a)は全体の正面図、(b)はその底面図である。
【符号の説明】
10…小舗石、11…ブロック本体、12…底面部、13…凹陥部、22…連結部。

Claims (5)

  1. 全体がほぼサイコロ状を呈するブロック本体からなる小舗石であって、
    ブロック本体は、合成樹脂により一体に形成され、かつ底面部の一部には凹陥部が形成されていることを特徴とする小舗石。
  2. 請求項1記載の小舗石において、
    前記凹陥部は、ブロック本体の上面側から底面部に向かって断面積が漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする小舗石。
  3. 請求項1または請求項2記載の小舗石において、
    前記ブロック本体は、廃プラスチック材、廃木再生材等の再生材料を含んで形成されている木質系樹脂により、外表面が木目模様を呈するように形成されていることを特徴とする小舗石。
  4. 請求項3記載の小舗石において、
    前記木質系樹脂は、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉のうちの、木粉の表面に、この木粉より小径でかつ硬い微粉末を担持させて固定粒とし、この固定粒を含む木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉とを混錬することにより得られることを特徴とする小舗石。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の小舗石において、
    ブロック本体は、隣接して配置されるブロック本体との間に互いに所定間隔をおいた状態で、該ブロック本体と連結されて構成されていることを特徴とする小舗石。
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