JP2004189147A - 車両用マイナスイオン発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両のエアコン吹き出し口に取り付けられて、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させる車両用マイナスイオン発生装置を提供するものである。
【解決手段】本発明は、高電圧を印加してマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生ユニット401と、このユニット401を内蔵すると共に、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付け可能なクランプ510を有する筐体10′からなり、エアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させる車両用マイナスイオン発生装置10にあり、これによって、直接簡単かつ確実に車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付けることができ、また、吸い込み口R1 と、エアコン風を車内に吹き出す吹き出し口R2 と、これら両者の間に設けた上記ユニット401の電極450との3者を、ほぼ一直線上に配列させてあるため、車内へのマイナスイオンをスームズに拡散させることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、高電圧を印加してマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生ユニット401と、このユニット401を内蔵すると共に、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付け可能なクランプ510を有する筐体10′からなり、エアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させる車両用マイナスイオン発生装置10にあり、これによって、直接簡単かつ確実に車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付けることができ、また、吸い込み口R1 と、エアコン風を車内に吹き出す吹き出し口R2 と、これら両者の間に設けた上記ユニット401の電極450との3者を、ほぼ一直線上に配列させてあるため、車内へのマイナスイオンをスームズに拡散させることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエアコン吹き出し口に取り付けられて、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させる車両用マイナスイオン発生装置に関するものである。
【0002】
近年、マイナスイオンの効用が着目され、車両においても、マイナスイオン発生装置を取り付けることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このマイナスイオン発生装置は、車両のエアコン吹き出し口に装着されたカップホルダにマイナスイオン発生装置本体を嵌め込んで、マイナスイオンを車内に拡散させるというものである。
【0003】
【特許文献1】
特願平10−152307号 1〜6頁 図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記マイナスイオン発生装置の場合、次のような問題点があった。(1)先ず、カップホルダに嵌め込む方式であるため、マイナスイオン発生装置とは別にカップホルダが必要とされる。しかも、このカップホルダは、マイナスイオン発生装置の外形と適合したものでなければならない。
【0005】
(2)さらに、このカップホルダは、エアコン風がうまく取り込まれるように、少なくともエアコン吹き出し口側には、スリットやネット、又は多数の小孔などの開口部があることが必要とされるため、カップホルダであれば、何でもよいという訳ではなく、その種類は自ずから限定される。
【0006】
(3)また、このマイナスイオン発生装置では、エアコン吹き出し口から取り込んだエアコン風を、一旦装置の縦方向(上下方向)に吹き上げ、そのまま上方にマイナスイオン風(マイナスイオンの含まれたエアコン風、以下同じ)を吹き出すか、或いは、種々の誘導管路を用いて、斜め上方や横方向に吹き出すものであるため、風の流れに無理が生じ、拡散効率が悪いという問題があった。また、これにより、元々のカーエアコンの性能が阻害されるという可能性もあった。
【0007】
(4)さらにまた、エアコン吹き出し口側のカップホルダにマイナスイオン発生装置を嵌め込んだ場合、この装置自体が、充実体として、エアコン風の障害物となるため、この面からのエアコン性能のダウンも懸念される。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに直接取り付けることができ、かつ、マイナスイオン発生装置自体がエアコン風の障害物となることを最小限に抑えて、車内へのスムーズなマイナスイオンの拡散を可能とした車両用マイナスイオン発生装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、高電圧を印加してマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生ユニットと、当該マイナスイオン発生ユニットを内蔵すると共に、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付け可能なクランプを有する筐体からなり、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させることを特徴とする車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0010】
請求項2記載の本発明は、前記筐体に、車両のエアコン吹き出し口から吹き出されるエアコン風を取り入れる吸い込み口と、当該吸い込み口から入ったエアコン風を車内に吹き出す吹き出し口を設けると共に、これら両者の間に前記マイナスイオン発生ユニットの電極を設ける一方、これら三者を、前記車両のエアコン吹き出し口の吹き出し方向に合わせて、ほぼ一直線上に配列されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0011】
請求項3記載の本発明は、前記吹き出し口の開口部には、当該開口部空間を複数に区切る複数の仕切フィンを配列すると共に、当該仕切フィンで区切られた通路の上下、上側又は下側には、前記マイナスイオン発生ユニットの電極との接触防止用の突起片を設けたことを請求項2記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0012】
請求項4記載の本発明は、前記複数の仕切フィンの配列方向が、前記車両の室内側に対して、放射状に広がっていることを特徴とする請求項3記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0013】
請求項5記載の本発明は、前記筐体が、ロア筐体部とメイン筐体部とキャップ筐体部とからなることを請求項2、3又は4記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0014】
請求項6記載の本発明は、前記メイン筐体部の上面側と前記キャップ筐体部の内側間で、前記車両のエアコン吹き出し口側には、前記エアコン風を取り入れて前記マイナスイオン発生ユニットを空冷する空冷用吸い込み口を設けると共に、当該空冷用吸い込み口の反対側には、前記空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口を設けることを特徴とする請求項5記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0015】
請求項7記載の本発明は、前記空冷用吸い込み口が、前記クランプの装着部と兼用されていることを特徴とする請求項6記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0016】
請求項8記載の本発明は、前記キャップ筐体部の内側の2箇所に鉛直に延びる組み付け用軸ピンを設ける一方、前記メイン筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの貫通穴を設けると共に、前記ロア筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの受け部を設けてなることを特徴とする請求項5、6又は7記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0017】
請求項9記載の本発明は、前記筐体内のマイナスイオンが通過する部分に当該マイナスイオンの発生を検知するセンサを設け、当該センサにより検知されたマイナスイオンの発生量に応じて発光する、少なくとも1色の発光素子を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の一実施例になる取り付け状態を示したものである。このマイナスイオン発生装置10は、車両のエアコン吹き出し口1のルーバー2に取り付けられ、また、その電源は、電源コード20及びコネクタ30を通じて、車両のシガーライター用電源取り出し部から取り込まれる。
【0019】
上記マイナスイオン発生装置10の全体は、図2〜図3に示す如くで、内部の電子回路などからなるマイナスイオン発生ユニットは、図4に示すブロック図の如くである。先ず、装置の筐体10′は、装置の底部をなすロア筐体部100と、装置の中間部分をなすメイン筐体部200と、これに被せられるカバー状のキャップ筐体部300とからなる。これらの各筐体部100〜300は、特に限定されないが、通常プラスチック形成体として、例えば、それぞれが一体形成される。本例では、いずれもが半透明状のプラスチックで形成され、内部が透視できるスケルトンタイプとしてある。
【0020】
マイナスイオンを発生させる上記マイナスイオン発生ユニット400は、必要な素子が、回路基板401上に配置されて、メイン筐体部200の上面側とキャップ筐体部300の内側の間に組み付けられている。このユニット400は、電源回路410、発振回路420、高電圧発生回路430、マイナス電圧発生回路440、マイナスイオン発生用の電極450、電源の通電を表示するLEDなどの表示部460を有してなる。なお、本例では、表示部460は専用の回路基板402に設置してあって、筐体内部で点灯されるが、筐体10′のスケルトン機能により外部からも視認することができる。
【0021】
上記電極450は、メイン筐体部200の下面側に配置されて、車両のエアコン吹き出し口1からのエアコン風にマイナスイオンを拡散させるものである。これは、より具体的には、ロア筐体部100の上面側とメイン筐体部200の下面側に囲まれる部分で、車両のエアコン吹き出し口1側に設けられたエアコン風を取り入れる吸い込み口R1 から、この吸い込み口R1 の反対側に設けられたエアコン風を車内に吹き出す吹き出し口R2 に至る、通風通路R中の奥部分に設けられている。
【0022】
従って、本発明の車両用マイナスイオン発生装置10の場合、筐体10′の車両のエアコン吹き出し口1側に取り付けられたクランプ510,510により、エアコン吹き出し口1のルーバー2部分に取り付け、コネクタ30を車両のシガーライター用電源取り出し部に接続して、車両のエアコンを駆動させれば、エアコン風は、上記吸い込み口R1 から通風通路R中に導かれ、電極450部分でマイナスイオン化され、吹き出し口R2 側から、マイナスイオン風として、車内に拡散される。このとき、エアコン風は、吸い込み口R1 、通風通路R、及び吹き出し口R2 とほぼ一直線に進むため、風の進行に無理がなく、スムーズなマイナスイオン風の拡散が行われる。
【0023】
次に、このようにしてなる本発明のマイナスイオン発生装置10における、筐体10′の各部分、即ち、ロア筐体部100、メイン筐体部200、及びキャップ筐体部300についてより詳しく説明する。
【0024】
上記ロア筐体部100は、図5〜図8の如くである。その平面図(図5)から明らかなように、ベースとなる底面平坦部110は、図中右側を切り欠いた状態の概略半楕円形状からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側の左右には、筒状の立設部120,120が設けてあって、その内部には、後述する、キャップ筐体部300側の組み付け用の軸ピンを受けるための円柱状の受け部130,130が設けてある。また、切り欠き側の縁部分で、上記両立設部120,120の間には、多数の格子状の立設ロッド140が配列してあり、この多数の立設ロッド140の反対側の円周部分の縁部には、底面平坦部110のセンターラインの特定の点(図中右側のA点)から、放射状に広がる多数のスリット溝150が設けてある。さらに、多数のスリット溝150の内側の起点部分で、隣接する中間部分には、電極450との接触防止用の突起片160が設けてある。
【0025】
また、この底面平坦部110の底面側には、その背面図(図6)、底面図(図7)、及び中央断面図(図8)から明らかなように、後述する、位置調整用スライダのための2本のレール部170,170が、底面平坦部110のセンターライン方向に平行に設けてある。このレール部170,170の途中には、位置調整用スライダ側と係止される係止爪181を有する係止用バネ片180が、概略T字状に打ち抜かれた形で設けてある。また、底面平坦部110のセンターライン上で、円周部分の縁部には、後述する、メイン筐体部200側と係止されるスリット状の係止穴190が設けてある。
【0026】
このロア筐体部100の底面平坦部110の底面側に取り付けられる位置調整用スライダ600は、図9〜図11の如くである。その平面図(図9)から明らかなように、これは、概略T形で、握手610とこれから延設された延設プレート部620を有してなり、延設プレート部620の上面側には、多数の係止溝630が設けてある。この係止溝630には、上記ロア筐体部100の係止用バネ片180の係止爪181が係止されるようになっている。
【0027】
従って、この位置調整用スライダ600の握手610を持って、延設プレート部620の先端側を、ロア筐体部100の底面部110側のレール部170,170間に滑り込ませれば、係止用バネ片180の係止爪181が係止溝630に弾性的に係止される。この係止の解除は、係止用バネ片180のT字状の横片の左右から下方に突出させた解除用突起182,182を、下から押し上げることで解除することができる。なお、この係止力は、それほど大きいものではないため、係止状態でも、握手610に大きな力を加えれば、それによっても解除することは可能である。
【0028】
このため、本発明のマイナスイオン発生装置10を、上記クランプ510,510によって車両のエアコン吹き出し口1側に取り付ける際、握手610部分を、一種の当て木(スペーサ)として、エアコン吹き出し口1側に当接させることができる。これにより、例えば、エアコン吹き出し口1側の形状(鉛直性の有無など)に左右されることなく、装置本体の向きを適正に取り付けることができる。さらに、この握手610部分の飛び出し量を調整して、装置本体を上向きや下向きにすることも可能となる。
【0029】
上記メイン筐体部200は、図12〜図15の如くである。その平面図(図12)から明らかなように、ベースとなる中間平坦部210は、ロア筐体部100とほぼ同様、図中右側を切り欠いた状態の概略半楕円形状からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側の左右には、後述する、キャップ筐体部300の組み付け用の軸ピンが貫通する貫通穴220,220が設けてある。なお、これらの一方の貫通穴220の近傍には、電極用のコードが通される貫通穴221も設けてある。また、上記切り欠き側の縁部分には、上記ロア筐体部100の格子状の立設ロッド140が嵌め込まれて、位置決め機能が果たされる、多数の切り欠きからなる凹み部230が設けてある。この中間平坦部210の上面側には、上記マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402を取り付けるための円柱状の受け部240,240が設けてある。
【0030】
上記多数の凹み部230の反対側の中途部分から円周縁部に掛けては、概略半円弧状の上向き部211を設け、この上向き部211の底面側には、その正面図(図13)、底面図(図14)、及び中央断面図(図15)から明らかなように、中間平坦部210のセンターラインの特定の点(図14中右側のA点)から、放射状に広がる多数の仕切フィン250が設けてある。また、これらの仕切フィン250のうち、センターライン上に位置するフィンの下端エッジ部分には、上記ロア筐体部100のスリット状の係止穴190に係止されるフック部251が設けてある。さらに、この多数の仕切フィン250の内側の起点部分で、隣接する中間部分には、電極450との接触防止用の突起片260が設けてある。また、上記中間平坦部210の切り欠き側のセンターライン上の縁部分には、電極450が取り付けられる円柱状の受け部270が設けてる。
【0031】
上記キャップ筐体部300は、図16〜図20の如くである。その平面図(図16)、及び中央断面図(図20)から明らかなように、全体がカバー状の概略半楕円形状のキャップ体310からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側には、その背面図(図18)から明らかなように、マイナスイオン発生ユニット400を空冷する空冷用吸い込み口R11を兼用すると共に、上記クランプ510の装着部をなす長穴320が設けてある。この長穴320と反対側のキャップ体310の円周部分の縁部311は、下向きに少々突出させる一方、その大きさは、上記メイン筐体部200の対応する概略半円弧状の上向き部211が包み込まれる大きさにしてある。
【0032】
また、この円周部分のセンター付近には、その平面図(図16)、正面図(図17)、及び中央断面図(図20)から明らかなように、空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口R12をなす開口部330が設けてある。つまり、キャップ筐体部300の内側とメイン筐体部200の上面側に囲まれる部分を冷風通路R10とし、車両のエアコン吹き出し口1側の空冷用吸い込み口R11から取り込まれたエアコン風は、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402部分を通り、空冷排気用吹き出し口R12から排気されるようになっている。さらに、キャップ体310の内側で、概略半楕円形状の切り欠き側寄りの左右には、筐体10′の組み付け用軸ピン340,340が立設させてある。
【0033】
上記長穴320に対する、クランプ510,510の装着は、その基端部先端の鍔部511を、長穴中央の拡径部321に挿入し、その基端部の軸部512を長穴320の縁部に嵌合させてその端部にスライドさせればよい。勿論、もう一方のクランプ510も同様にして嵌合させて、異なる方向の端部にスライドさせればよい。
【0034】
このようにしてなる車両用マイナスイオン発生装置10の筐体10′の組み立ては、次のようにして行われる。先ず、ロア筐体部100のスリット状の係止穴190に、メイン筐体部200の仕切フィン250の下端エッジ部分のフック部251を引っ掛け、少々前方(正面側)に押し込み、この仕切フィン250とは反対側の概略半楕円形状の切り欠き側の多数の凹み部230を、上記ロア筐体部100の格子状の立設ロッド140に嵌め込む。これにより、ロア筐体部100とメイン筐体部200との位置決めが簡単に行われる。
また、この位置決めにより、多数の仕切フィン250の下端エッジ部分は、ロア筐体部100側の対応する多数のスリット溝150に嵌め込まれるため、多数の仕切フィン250はずれたりすることなく確実に固定される。
【0035】
勿論、メイン筐体部200の組み立て前に、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401,402は円柱状の受け部240,240に取り付け、また、電極450は円柱状の受け部270に取り付けておく。
【0036】
この状態で、キャップ筐体部300の2本の組み付け用軸ピン340,340を、メイン筐体部200の貫通穴220,220に通し、ロア筐体部100の円柱状の受け部130,130に嵌め込めば、筐体10′の3部品は正確に、かつ、簡単に位置決めされる。この後、ロア筐体部100の底面側から、組み付け用軸ピン340,340側に固定用のビスなどを螺着させれば、このキャップ筐体部300、及び上記ロア筐体部100とメイン筐体部200の3者を、簡単かつ確実に固定することができる。なお、このとき、キャップ筐体部300の前方(正面側)の円周部分の縁部311も、メイン筐体部200の対応する概略半円弧状の上向き部211に被さる形で嵌合されるため、キャップ筐体部300の密着性も良好に確保される。
【0037】
この組み立て状態において、上述したように、エアコン吹き出し口1からのエアコン風は、上記吸い込み口R1 から通風通路R中に導かれ、電極450部分でマイナスイオン化され、吹き出し口R2 側から、マイナスイオン風として、車内にスムーズに拡散される。また、このとき、多数の仕切フィン250は、放射状に広がって配置されているため、マイナスイオン風は、運転席側から助手席側に掛けての広範な範囲(例えばセンターラインに対して、−60°〜+60°の範囲など)で拡散させることができる。
【0038】
また、エアコン風は、空冷用吸い込み口R11から冷風通路R10にも導かれ、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402部分を通り、空冷排気用吹き出し口R12から排気されるため、仮に回路基板401、402部分が発明したとしても、効果的に冷却される。
【0039】
図21〜22は、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の他の実施例を示したものである。この場合も、基本的には、上記車両用マイナスイオン発生装置と同様であるが、マイナスイオンの発生量に応じて発光する、2個の発光素子710a,710bを設けてある。
【0040】
これらの発光素子710a,710bの発光にあたっては、例えば、図23に示した如き、発光回路800で行うことができる。この発光回路800は、電極450の風下側に設置れさて、マイナスイオンの発生量(電圧値など)を検知する、銅金属箔やプレートからなるセンサ810、ノイズ除去用のフイルタ部820、増幅用のオペアンプ830、マイナスイオンの発生量の設定部841と比較して、対応する発光素子710a,710bを発光させるコンパレータ840を有してなる。例えば、発光素子710aを緑色のLEDとして、マイナスイオンの発生量が十分多い場合に発光させ、発光素子710bを黄色のLEDとして、発生量が少ない場合に発光させることができる。これにより、搭乗者は、マイナスイオンの発生量を視覚的に知ることができる。
【0041】
この発光回路800は、例えば上記した表示部用の基板402などと兼用して配置すればよい。これにより、仮にこの基板402が発熱しても、上記したように冷風通路R10部分に設けてあるため、効果的に冷却させることができる。
【0042】
なお、上記実施例では、電極450との接触防止用の突起片としては、好ましい形として、ロア筐体部100側の突起片160とメイン筐体部200側の突起片260の上下のもので構成したが、本発明は、これに限定されない。下側の突起片160や上側の突起片260を少々長めにして、大人や子供の指などが入らない構成とすることもできる。また、マイナスイオンの発生量に応じて発光する発光素子も、1個で対応することも可能である。例えば、印加電圧値により発光色の変わるものや、一色のものでも、マイナスイオンの発生量が多いときにのみ発光させるようにすることもできる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0044】
(1)先ず、請求項1では、筐体のクランプにより、直接簡単かつ確実に車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付けることができる。従って、上述した従来の同種の装置ようにカップホルダなどを特別に用意する必要は全くない。
【0045】
(2)次に、請求項2では、筐体において、エアコン風を取り入れる吸い込み口と、エアコン風を車内に吹き出す吹き出し口と、これら両者の間に設けたマイナスイオン発生ユニットの電極との3者を、ほぼ一直線上に配列させてあるため、極めてスームズな車内へのマイナスイオンの拡散が得られる。勿論、この構成により、エアコン性能の低下も最小限に抑えることができる。
【0046】
(3)次に、請求項3では、吹き出し口の開口部には、複数の仕切フィンを配列すると共に、仕切フィンで区切られた通路の上下、上側又は下側には、電極との接触防止用の突起片を設けてあるため、マイナスイオンの拡散は偏ることなく、ほぼ均一に拡散される一方、仕切フィン間の間に万が一人の指などが入ることがあっても、電極側まで達することはなく、高い安全性が確保される。
【0047】
(4)次に、請求項4では、複数の仕切フィンの配列方向を、車両の室内側に対して、放射状に広げてあるため、室内の広範囲にマイナスイオンを拡散させることができる。例えば、1台の装置で、運転席側から助手席側に掛けて拡散させることも可能となる。
【0048】
(5)次に、請求項5では、筐体を、ロア筐体部とメイン筐体部とキャップ筐体部とで構成した場合、容易に組み付けることが可能となる。また、これらの各部分はプラスチックで一体成形することが可能であるため、これにより、大幅なコストダウンを達成することができる。
【0049】
(6)次に、請求項6では、メイン筐体部の上面側とキャップ筐体部の内側間に、エアコン風を取り入れてマイナスイオン発生ユニットを空冷する空冷用吸い込み口を設けると共に、空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口を設けてあるため、マイナスイオン発生ユニットの配列された回路基板を効果的に冷却することができる。これにより、装置の確実な動作に基づく高い信頼性と装置の長寿命化が得られる。
【0050】
(7)次に、請求項7では、空冷用吸い込み口を、クランプの装着部と兼用してあるため、装置のコンパクト化が可能となる。また、クランプの簡便な着脱性も得られる。
【0051】
(8)次に、請求項8では、キャップ筐体部の内側の2箇所に鉛直に延びる組み付け用軸ピンを設ける一方、メイン筐体部の対応する部位には、組み付け用軸ピンの貫通穴を設けると共に、ロア筐体部の対応する部位には、組み付け用軸ピンの受け部を設けてあるため、キャップ筐体部の組み付け用軸ピンを、ロア筐体部の受け部に装着することで、これらの3者を、簡単かつ確実に位置決めして、組み立てることができる。
【0052】
(9)次に、請求項9では、筐体内にマイナスイオンの発生を検知するセンサを設けると共に、マイナスイオンの発生量に応じて発光する、少なくとも1色の発光素子を設けてあるため、搭乗者は、装置自体の駆動の有無と合わせて、マイナスイオンの発生量を視覚的に知ることができ、高い安心感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の一実施例になる取り付け状態を示した斜視図である。
【図2】図1の車両用マイナスイオン発生装置の縦断面図である。
【図3】図1の車両用マイナスイオン発生装置の平面図である。
【図4】図1の車両用マイナスイオン発生装置に組み込まれる回路基板のブロック図である。
【図5】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるロア筐体部の平面図である。
【図6】図5のロア筐体部の背面図である。
【図7】図5のロア筐体部の底面図である。
【図8】図5のロア筐体部の縦断面図である。
【図9】図5のロア筐体部の底面側に装着される位置調整用スライダの平面図である。
【図10】図9の位置調整用スライダの底面図である。
【図11】図9の位置調整用スライダの縦断面図である。
【図12】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるメイン筐体部の平面図である。
【図13】図12のメイン筐体部の正面図である。
【図14】図12のメイン筐体部の底面図である。
【図15】図12のメイン筐体部の縦断面図である。
【図16】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるキャップ筐体部の平面図である。
【図17】図16のキャップ筐体部の正面図である。
【図18】図16のキャップ筐体部の背面図である。
【図19】図16のキャップ筐体部の底面図である。
【図20】図16のメイン筐体部の縦断面図である。
【図21】本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の他の実施例になる縦断面図である。
【図22】図21の車両用マイナスイオン発生装置におけるメイン筐体部の平面図である。
【図23】図21の車両用マイナスイオン発生装置に組み込まれる回路基板のブロック図である。
【符号の説明】
1 車両のエアコン吹き出し口
2 ルーバー
10 車両用マイナスイオン発生装置
10′ 筐体
100 ロア筐体部
160 接触防止用の突起片
200 メイン筐体部
250 仕切フィン
260 接触防止用の突起片
300 キャップ筐体部
340 組み付け用軸ピン
401、402 回路基板
450 電極
460 表示部
510 クランプ
R 通風通路
R1 吸い込み口
R2 吹き出し口
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエアコン吹き出し口に取り付けられて、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させる車両用マイナスイオン発生装置に関するものである。
【0002】
近年、マイナスイオンの効用が着目され、車両においても、マイナスイオン発生装置を取り付けることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このマイナスイオン発生装置は、車両のエアコン吹き出し口に装着されたカップホルダにマイナスイオン発生装置本体を嵌め込んで、マイナスイオンを車内に拡散させるというものである。
【0003】
【特許文献1】
特願平10−152307号 1〜6頁 図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記マイナスイオン発生装置の場合、次のような問題点があった。(1)先ず、カップホルダに嵌め込む方式であるため、マイナスイオン発生装置とは別にカップホルダが必要とされる。しかも、このカップホルダは、マイナスイオン発生装置の外形と適合したものでなければならない。
【0005】
(2)さらに、このカップホルダは、エアコン風がうまく取り込まれるように、少なくともエアコン吹き出し口側には、スリットやネット、又は多数の小孔などの開口部があることが必要とされるため、カップホルダであれば、何でもよいという訳ではなく、その種類は自ずから限定される。
【0006】
(3)また、このマイナスイオン発生装置では、エアコン吹き出し口から取り込んだエアコン風を、一旦装置の縦方向(上下方向)に吹き上げ、そのまま上方にマイナスイオン風(マイナスイオンの含まれたエアコン風、以下同じ)を吹き出すか、或いは、種々の誘導管路を用いて、斜め上方や横方向に吹き出すものであるため、風の流れに無理が生じ、拡散効率が悪いという問題があった。また、これにより、元々のカーエアコンの性能が阻害されるという可能性もあった。
【0007】
(4)さらにまた、エアコン吹き出し口側のカップホルダにマイナスイオン発生装置を嵌め込んだ場合、この装置自体が、充実体として、エアコン風の障害物となるため、この面からのエアコン性能のダウンも懸念される。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに直接取り付けることができ、かつ、マイナスイオン発生装置自体がエアコン風の障害物となることを最小限に抑えて、車内へのスムーズなマイナスイオンの拡散を可能とした車両用マイナスイオン発生装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、高電圧を印加してマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生ユニットと、当該マイナスイオン発生ユニットを内蔵すると共に、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付け可能なクランプを有する筐体からなり、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させることを特徴とする車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0010】
請求項2記載の本発明は、前記筐体に、車両のエアコン吹き出し口から吹き出されるエアコン風を取り入れる吸い込み口と、当該吸い込み口から入ったエアコン風を車内に吹き出す吹き出し口を設けると共に、これら両者の間に前記マイナスイオン発生ユニットの電極を設ける一方、これら三者を、前記車両のエアコン吹き出し口の吹き出し方向に合わせて、ほぼ一直線上に配列されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0011】
請求項3記載の本発明は、前記吹き出し口の開口部には、当該開口部空間を複数に区切る複数の仕切フィンを配列すると共に、当該仕切フィンで区切られた通路の上下、上側又は下側には、前記マイナスイオン発生ユニットの電極との接触防止用の突起片を設けたことを請求項2記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0012】
請求項4記載の本発明は、前記複数の仕切フィンの配列方向が、前記車両の室内側に対して、放射状に広がっていることを特徴とする請求項3記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0013】
請求項5記載の本発明は、前記筐体が、ロア筐体部とメイン筐体部とキャップ筐体部とからなることを請求項2、3又は4記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0014】
請求項6記載の本発明は、前記メイン筐体部の上面側と前記キャップ筐体部の内側間で、前記車両のエアコン吹き出し口側には、前記エアコン風を取り入れて前記マイナスイオン発生ユニットを空冷する空冷用吸い込み口を設けると共に、当該空冷用吸い込み口の反対側には、前記空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口を設けることを特徴とする請求項5記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0015】
請求項7記載の本発明は、前記空冷用吸い込み口が、前記クランプの装着部と兼用されていることを特徴とする請求項6記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0016】
請求項8記載の本発明は、前記キャップ筐体部の内側の2箇所に鉛直に延びる組み付け用軸ピンを設ける一方、前記メイン筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの貫通穴を設けると共に、前記ロア筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの受け部を設けてなることを特徴とする請求項5、6又は7記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0017】
請求項9記載の本発明は、前記筐体内のマイナスイオンが通過する部分に当該マイナスイオンの発生を検知するセンサを設け、当該センサにより検知されたマイナスイオンの発生量に応じて発光する、少なくとも1色の発光素子を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の一実施例になる取り付け状態を示したものである。このマイナスイオン発生装置10は、車両のエアコン吹き出し口1のルーバー2に取り付けられ、また、その電源は、電源コード20及びコネクタ30を通じて、車両のシガーライター用電源取り出し部から取り込まれる。
【0019】
上記マイナスイオン発生装置10の全体は、図2〜図3に示す如くで、内部の電子回路などからなるマイナスイオン発生ユニットは、図4に示すブロック図の如くである。先ず、装置の筐体10′は、装置の底部をなすロア筐体部100と、装置の中間部分をなすメイン筐体部200と、これに被せられるカバー状のキャップ筐体部300とからなる。これらの各筐体部100〜300は、特に限定されないが、通常プラスチック形成体として、例えば、それぞれが一体形成される。本例では、いずれもが半透明状のプラスチックで形成され、内部が透視できるスケルトンタイプとしてある。
【0020】
マイナスイオンを発生させる上記マイナスイオン発生ユニット400は、必要な素子が、回路基板401上に配置されて、メイン筐体部200の上面側とキャップ筐体部300の内側の間に組み付けられている。このユニット400は、電源回路410、発振回路420、高電圧発生回路430、マイナス電圧発生回路440、マイナスイオン発生用の電極450、電源の通電を表示するLEDなどの表示部460を有してなる。なお、本例では、表示部460は専用の回路基板402に設置してあって、筐体内部で点灯されるが、筐体10′のスケルトン機能により外部からも視認することができる。
【0021】
上記電極450は、メイン筐体部200の下面側に配置されて、車両のエアコン吹き出し口1からのエアコン風にマイナスイオンを拡散させるものである。これは、より具体的には、ロア筐体部100の上面側とメイン筐体部200の下面側に囲まれる部分で、車両のエアコン吹き出し口1側に設けられたエアコン風を取り入れる吸い込み口R1 から、この吸い込み口R1 の反対側に設けられたエアコン風を車内に吹き出す吹き出し口R2 に至る、通風通路R中の奥部分に設けられている。
【0022】
従って、本発明の車両用マイナスイオン発生装置10の場合、筐体10′の車両のエアコン吹き出し口1側に取り付けられたクランプ510,510により、エアコン吹き出し口1のルーバー2部分に取り付け、コネクタ30を車両のシガーライター用電源取り出し部に接続して、車両のエアコンを駆動させれば、エアコン風は、上記吸い込み口R1 から通風通路R中に導かれ、電極450部分でマイナスイオン化され、吹き出し口R2 側から、マイナスイオン風として、車内に拡散される。このとき、エアコン風は、吸い込み口R1 、通風通路R、及び吹き出し口R2 とほぼ一直線に進むため、風の進行に無理がなく、スムーズなマイナスイオン風の拡散が行われる。
【0023】
次に、このようにしてなる本発明のマイナスイオン発生装置10における、筐体10′の各部分、即ち、ロア筐体部100、メイン筐体部200、及びキャップ筐体部300についてより詳しく説明する。
【0024】
上記ロア筐体部100は、図5〜図8の如くである。その平面図(図5)から明らかなように、ベースとなる底面平坦部110は、図中右側を切り欠いた状態の概略半楕円形状からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側の左右には、筒状の立設部120,120が設けてあって、その内部には、後述する、キャップ筐体部300側の組み付け用の軸ピンを受けるための円柱状の受け部130,130が設けてある。また、切り欠き側の縁部分で、上記両立設部120,120の間には、多数の格子状の立設ロッド140が配列してあり、この多数の立設ロッド140の反対側の円周部分の縁部には、底面平坦部110のセンターラインの特定の点(図中右側のA点)から、放射状に広がる多数のスリット溝150が設けてある。さらに、多数のスリット溝150の内側の起点部分で、隣接する中間部分には、電極450との接触防止用の突起片160が設けてある。
【0025】
また、この底面平坦部110の底面側には、その背面図(図6)、底面図(図7)、及び中央断面図(図8)から明らかなように、後述する、位置調整用スライダのための2本のレール部170,170が、底面平坦部110のセンターライン方向に平行に設けてある。このレール部170,170の途中には、位置調整用スライダ側と係止される係止爪181を有する係止用バネ片180が、概略T字状に打ち抜かれた形で設けてある。また、底面平坦部110のセンターライン上で、円周部分の縁部には、後述する、メイン筐体部200側と係止されるスリット状の係止穴190が設けてある。
【0026】
このロア筐体部100の底面平坦部110の底面側に取り付けられる位置調整用スライダ600は、図9〜図11の如くである。その平面図(図9)から明らかなように、これは、概略T形で、握手610とこれから延設された延設プレート部620を有してなり、延設プレート部620の上面側には、多数の係止溝630が設けてある。この係止溝630には、上記ロア筐体部100の係止用バネ片180の係止爪181が係止されるようになっている。
【0027】
従って、この位置調整用スライダ600の握手610を持って、延設プレート部620の先端側を、ロア筐体部100の底面部110側のレール部170,170間に滑り込ませれば、係止用バネ片180の係止爪181が係止溝630に弾性的に係止される。この係止の解除は、係止用バネ片180のT字状の横片の左右から下方に突出させた解除用突起182,182を、下から押し上げることで解除することができる。なお、この係止力は、それほど大きいものではないため、係止状態でも、握手610に大きな力を加えれば、それによっても解除することは可能である。
【0028】
このため、本発明のマイナスイオン発生装置10を、上記クランプ510,510によって車両のエアコン吹き出し口1側に取り付ける際、握手610部分を、一種の当て木(スペーサ)として、エアコン吹き出し口1側に当接させることができる。これにより、例えば、エアコン吹き出し口1側の形状(鉛直性の有無など)に左右されることなく、装置本体の向きを適正に取り付けることができる。さらに、この握手610部分の飛び出し量を調整して、装置本体を上向きや下向きにすることも可能となる。
【0029】
上記メイン筐体部200は、図12〜図15の如くである。その平面図(図12)から明らかなように、ベースとなる中間平坦部210は、ロア筐体部100とほぼ同様、図中右側を切り欠いた状態の概略半楕円形状からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側の左右には、後述する、キャップ筐体部300の組み付け用の軸ピンが貫通する貫通穴220,220が設けてある。なお、これらの一方の貫通穴220の近傍には、電極用のコードが通される貫通穴221も設けてある。また、上記切り欠き側の縁部分には、上記ロア筐体部100の格子状の立設ロッド140が嵌め込まれて、位置決め機能が果たされる、多数の切り欠きからなる凹み部230が設けてある。この中間平坦部210の上面側には、上記マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402を取り付けるための円柱状の受け部240,240が設けてある。
【0030】
上記多数の凹み部230の反対側の中途部分から円周縁部に掛けては、概略半円弧状の上向き部211を設け、この上向き部211の底面側には、その正面図(図13)、底面図(図14)、及び中央断面図(図15)から明らかなように、中間平坦部210のセンターラインの特定の点(図14中右側のA点)から、放射状に広がる多数の仕切フィン250が設けてある。また、これらの仕切フィン250のうち、センターライン上に位置するフィンの下端エッジ部分には、上記ロア筐体部100のスリット状の係止穴190に係止されるフック部251が設けてある。さらに、この多数の仕切フィン250の内側の起点部分で、隣接する中間部分には、電極450との接触防止用の突起片260が設けてある。また、上記中間平坦部210の切り欠き側のセンターライン上の縁部分には、電極450が取り付けられる円柱状の受け部270が設けてる。
【0031】
上記キャップ筐体部300は、図16〜図20の如くである。その平面図(図16)、及び中央断面図(図20)から明らかなように、全体がカバー状の概略半楕円形状のキャップ体310からなる。この概略半楕円形状の切り欠き側には、その背面図(図18)から明らかなように、マイナスイオン発生ユニット400を空冷する空冷用吸い込み口R11を兼用すると共に、上記クランプ510の装着部をなす長穴320が設けてある。この長穴320と反対側のキャップ体310の円周部分の縁部311は、下向きに少々突出させる一方、その大きさは、上記メイン筐体部200の対応する概略半円弧状の上向き部211が包み込まれる大きさにしてある。
【0032】
また、この円周部分のセンター付近には、その平面図(図16)、正面図(図17)、及び中央断面図(図20)から明らかなように、空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口R12をなす開口部330が設けてある。つまり、キャップ筐体部300の内側とメイン筐体部200の上面側に囲まれる部分を冷風通路R10とし、車両のエアコン吹き出し口1側の空冷用吸い込み口R11から取り込まれたエアコン風は、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402部分を通り、空冷排気用吹き出し口R12から排気されるようになっている。さらに、キャップ体310の内側で、概略半楕円形状の切り欠き側寄りの左右には、筐体10′の組み付け用軸ピン340,340が立設させてある。
【0033】
上記長穴320に対する、クランプ510,510の装着は、その基端部先端の鍔部511を、長穴中央の拡径部321に挿入し、その基端部の軸部512を長穴320の縁部に嵌合させてその端部にスライドさせればよい。勿論、もう一方のクランプ510も同様にして嵌合させて、異なる方向の端部にスライドさせればよい。
【0034】
このようにしてなる車両用マイナスイオン発生装置10の筐体10′の組み立ては、次のようにして行われる。先ず、ロア筐体部100のスリット状の係止穴190に、メイン筐体部200の仕切フィン250の下端エッジ部分のフック部251を引っ掛け、少々前方(正面側)に押し込み、この仕切フィン250とは反対側の概略半楕円形状の切り欠き側の多数の凹み部230を、上記ロア筐体部100の格子状の立設ロッド140に嵌め込む。これにより、ロア筐体部100とメイン筐体部200との位置決めが簡単に行われる。
また、この位置決めにより、多数の仕切フィン250の下端エッジ部分は、ロア筐体部100側の対応する多数のスリット溝150に嵌め込まれるため、多数の仕切フィン250はずれたりすることなく確実に固定される。
【0035】
勿論、メイン筐体部200の組み立て前に、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401,402は円柱状の受け部240,240に取り付け、また、電極450は円柱状の受け部270に取り付けておく。
【0036】
この状態で、キャップ筐体部300の2本の組み付け用軸ピン340,340を、メイン筐体部200の貫通穴220,220に通し、ロア筐体部100の円柱状の受け部130,130に嵌め込めば、筐体10′の3部品は正確に、かつ、簡単に位置決めされる。この後、ロア筐体部100の底面側から、組み付け用軸ピン340,340側に固定用のビスなどを螺着させれば、このキャップ筐体部300、及び上記ロア筐体部100とメイン筐体部200の3者を、簡単かつ確実に固定することができる。なお、このとき、キャップ筐体部300の前方(正面側)の円周部分の縁部311も、メイン筐体部200の対応する概略半円弧状の上向き部211に被さる形で嵌合されるため、キャップ筐体部300の密着性も良好に確保される。
【0037】
この組み立て状態において、上述したように、エアコン吹き出し口1からのエアコン風は、上記吸い込み口R1 から通風通路R中に導かれ、電極450部分でマイナスイオン化され、吹き出し口R2 側から、マイナスイオン風として、車内にスムーズに拡散される。また、このとき、多数の仕切フィン250は、放射状に広がって配置されているため、マイナスイオン風は、運転席側から助手席側に掛けての広範な範囲(例えばセンターラインに対して、−60°〜+60°の範囲など)で拡散させることができる。
【0038】
また、エアコン風は、空冷用吸い込み口R11から冷風通路R10にも導かれ、マイナスイオン発生ユニット400の回路基板401、402部分を通り、空冷排気用吹き出し口R12から排気されるため、仮に回路基板401、402部分が発明したとしても、効果的に冷却される。
【0039】
図21〜22は、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の他の実施例を示したものである。この場合も、基本的には、上記車両用マイナスイオン発生装置と同様であるが、マイナスイオンの発生量に応じて発光する、2個の発光素子710a,710bを設けてある。
【0040】
これらの発光素子710a,710bの発光にあたっては、例えば、図23に示した如き、発光回路800で行うことができる。この発光回路800は、電極450の風下側に設置れさて、マイナスイオンの発生量(電圧値など)を検知する、銅金属箔やプレートからなるセンサ810、ノイズ除去用のフイルタ部820、増幅用のオペアンプ830、マイナスイオンの発生量の設定部841と比較して、対応する発光素子710a,710bを発光させるコンパレータ840を有してなる。例えば、発光素子710aを緑色のLEDとして、マイナスイオンの発生量が十分多い場合に発光させ、発光素子710bを黄色のLEDとして、発生量が少ない場合に発光させることができる。これにより、搭乗者は、マイナスイオンの発生量を視覚的に知ることができる。
【0041】
この発光回路800は、例えば上記した表示部用の基板402などと兼用して配置すればよい。これにより、仮にこの基板402が発熱しても、上記したように冷風通路R10部分に設けてあるため、効果的に冷却させることができる。
【0042】
なお、上記実施例では、電極450との接触防止用の突起片としては、好ましい形として、ロア筐体部100側の突起片160とメイン筐体部200側の突起片260の上下のもので構成したが、本発明は、これに限定されない。下側の突起片160や上側の突起片260を少々長めにして、大人や子供の指などが入らない構成とすることもできる。また、マイナスイオンの発生量に応じて発光する発光素子も、1個で対応することも可能である。例えば、印加電圧値により発光色の変わるものや、一色のものでも、マイナスイオンの発生量が多いときにのみ発光させるようにすることもできる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0044】
(1)先ず、請求項1では、筐体のクランプにより、直接簡単かつ確実に車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付けることができる。従って、上述した従来の同種の装置ようにカップホルダなどを特別に用意する必要は全くない。
【0045】
(2)次に、請求項2では、筐体において、エアコン風を取り入れる吸い込み口と、エアコン風を車内に吹き出す吹き出し口と、これら両者の間に設けたマイナスイオン発生ユニットの電極との3者を、ほぼ一直線上に配列させてあるため、極めてスームズな車内へのマイナスイオンの拡散が得られる。勿論、この構成により、エアコン性能の低下も最小限に抑えることができる。
【0046】
(3)次に、請求項3では、吹き出し口の開口部には、複数の仕切フィンを配列すると共に、仕切フィンで区切られた通路の上下、上側又は下側には、電極との接触防止用の突起片を設けてあるため、マイナスイオンの拡散は偏ることなく、ほぼ均一に拡散される一方、仕切フィン間の間に万が一人の指などが入ることがあっても、電極側まで達することはなく、高い安全性が確保される。
【0047】
(4)次に、請求項4では、複数の仕切フィンの配列方向を、車両の室内側に対して、放射状に広げてあるため、室内の広範囲にマイナスイオンを拡散させることができる。例えば、1台の装置で、運転席側から助手席側に掛けて拡散させることも可能となる。
【0048】
(5)次に、請求項5では、筐体を、ロア筐体部とメイン筐体部とキャップ筐体部とで構成した場合、容易に組み付けることが可能となる。また、これらの各部分はプラスチックで一体成形することが可能であるため、これにより、大幅なコストダウンを達成することができる。
【0049】
(6)次に、請求項6では、メイン筐体部の上面側とキャップ筐体部の内側間に、エアコン風を取り入れてマイナスイオン発生ユニットを空冷する空冷用吸い込み口を設けると共に、空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口を設けてあるため、マイナスイオン発生ユニットの配列された回路基板を効果的に冷却することができる。これにより、装置の確実な動作に基づく高い信頼性と装置の長寿命化が得られる。
【0050】
(7)次に、請求項7では、空冷用吸い込み口を、クランプの装着部と兼用してあるため、装置のコンパクト化が可能となる。また、クランプの簡便な着脱性も得られる。
【0051】
(8)次に、請求項8では、キャップ筐体部の内側の2箇所に鉛直に延びる組み付け用軸ピンを設ける一方、メイン筐体部の対応する部位には、組み付け用軸ピンの貫通穴を設けると共に、ロア筐体部の対応する部位には、組み付け用軸ピンの受け部を設けてあるため、キャップ筐体部の組み付け用軸ピンを、ロア筐体部の受け部に装着することで、これらの3者を、簡単かつ確実に位置決めして、組み立てることができる。
【0052】
(9)次に、請求項9では、筐体内にマイナスイオンの発生を検知するセンサを設けると共に、マイナスイオンの発生量に応じて発光する、少なくとも1色の発光素子を設けてあるため、搭乗者は、装置自体の駆動の有無と合わせて、マイナスイオンの発生量を視覚的に知ることができ、高い安心感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の一実施例になる取り付け状態を示した斜視図である。
【図2】図1の車両用マイナスイオン発生装置の縦断面図である。
【図3】図1の車両用マイナスイオン発生装置の平面図である。
【図4】図1の車両用マイナスイオン発生装置に組み込まれる回路基板のブロック図である。
【図5】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるロア筐体部の平面図である。
【図6】図5のロア筐体部の背面図である。
【図7】図5のロア筐体部の底面図である。
【図8】図5のロア筐体部の縦断面図である。
【図9】図5のロア筐体部の底面側に装着される位置調整用スライダの平面図である。
【図10】図9の位置調整用スライダの底面図である。
【図11】図9の位置調整用スライダの縦断面図である。
【図12】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるメイン筐体部の平面図である。
【図13】図12のメイン筐体部の正面図である。
【図14】図12のメイン筐体部の底面図である。
【図15】図12のメイン筐体部の縦断面図である。
【図16】図1の車両用マイナスイオン発生装置の筐体におけるキャップ筐体部の平面図である。
【図17】図16のキャップ筐体部の正面図である。
【図18】図16のキャップ筐体部の背面図である。
【図19】図16のキャップ筐体部の底面図である。
【図20】図16のメイン筐体部の縦断面図である。
【図21】本発明に係る車両用マイナスイオン発生装置の他の実施例になる縦断面図である。
【図22】図21の車両用マイナスイオン発生装置におけるメイン筐体部の平面図である。
【図23】図21の車両用マイナスイオン発生装置に組み込まれる回路基板のブロック図である。
【符号の説明】
1 車両のエアコン吹き出し口
2 ルーバー
10 車両用マイナスイオン発生装置
10′ 筐体
100 ロア筐体部
160 接触防止用の突起片
200 メイン筐体部
250 仕切フィン
260 接触防止用の突起片
300 キャップ筐体部
340 組み付け用軸ピン
401、402 回路基板
450 電極
460 表示部
510 クランプ
R 通風通路
R1 吸い込み口
R2 吹き出し口
Claims (9)
- 高電圧を印加してマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生ユニットと、当該マイナスイオン発生ユニットを内蔵すると共に、車両のエアコン吹き出し口のルーバーに取り付け可能なクランプを有する筐体からなり、車両のエアコン風によりマイナスイオンを車内に拡散させることを特徴とする車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記筐体に、車両のエアコン吹き出し口から吹き出されるエアコン風を取り入れる吸い込み口と、当該吸い込み口から入ったエアコン風を車内に吹き出す吹き出し口を設けると共に、これら両者の間に前記マイナスイオン発生ユニットの電極を設ける一方、これら三者を、前記車両のエアコン吹き出し口の吹き出し方向に合わせて、ほぼ一直線上に配列されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記吹き出し口の開口部には、当該開口部空間を複数に区切る複数の仕切フィンを配列すると共に、当該仕切フィンで区切られた通路の上下、上側又は下側には、前記マイナスイオン発生ユニットの電極との接触防止用の突起片を設けたことを請求項2記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記複数の仕切フィンの配列方向が、前記車両の室内側に対して、放射状に広がっていることを特徴とする請求項3記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記筐体が、ロア筐体部とメイン筐体部とキャップ筐体部とからなることを請求項2、3又は4記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記メイン筐体部の上面側と前記キャップ筐体部の内側間で、前記車両のエアコン吹き出し口側には、前記エアコン風を取り入れて前記マイナスイオン発生ユニットを空冷する空冷用吸い込み口を設けると共に、当該空冷用吸い込み口の反対側には、前記空冷用のエアコン風を排出する空冷排気用吹き出し口を設けることを特徴とする請求項5記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記空冷用吸い込み口が、前記クランプの装着部と兼用されていることを特徴とする請求項6記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記キャップ筐体部の内側の2箇所に鉛直に延びる組み付け用軸ピンを設ける一方、前記メイン筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの貫通穴を設けると共に、前記ロア筐体部の対応する部位には、前記組み付け用軸ピンの受け部を設けてなることを特徴とする請求項5、6又は7記載の車両用マイナスイオン発生装置。
- 前記筐体内のマイナスイオンが通過する部分に当該マイナスイオンの発生を検知するセンサを設け、当該センサにより検知されたマイナスイオンの発生量に応じて発光する、少なくとも1色の発光素子を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用マイナスイオン発生装置。
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- 2002-12-12 JP JP2002361031A patent/JP2004189147A/ja active Pending
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