JP2004188833A - 木質材の粉砕方法及び粉状木質材 - Google Patents

木質材の粉砕方法及び粉状木質材 Download PDF

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滋勝 森
Yoshinori Itaya
義紀 板谷
Takeshi Mizutani
武 水谷
Eiichi Mizutani
榮一 水谷
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CHUO KAKOKI
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NAGOYAKO MOKUZAI SOKO KK
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Abstract

【課題】比較的短時間で且つ安価に、木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕できる方法及びかかる方法によって得られる粉状木質材を提供する。
【解決手段】木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した粉砕筒を備える振動式粉砕機に供して粉砕した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は木質材の粉砕方法及び粉状木質材に関する。建築廃材、工場廃材、剪定乃至間伐材、刈草等、枝葉を含む場合のある大量の木質材が発生する。かかる木質材を有効利用することが望まれるのはいうまでもなく、そこで一般に、それが枝葉以外のものである場合には、木質材を破砕し、必要に応じて選別及び篩分けした後、燃料チップ、製紙やボード用の原料チップとして有効利用しており、またそれが枝葉である場合には、木質材をそのまま堆肥原料や畜舎敷料として有効利用している。本発明は、前記のような木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕し、よって効率的な燃料代替原料、木質混練成形品用原料、バイオマス用原料等としても有効利用できる木質材の粉砕方法及び粉状木質材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のような木質材の粉砕方法として、ハンマーミルや回転式ボールミルに供して粉砕する方法、刃や突起歯等を回転させる粉砕機に供して粉砕する方法(例えば特許文献1及び2参照)、凍結粉砕する方法、高温高圧下の蒸煮後に一気に解放して爆砕する方法等が知られている。しかし、ハンマーミルや回転式ボールミルに供して粉砕する方法には、木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕しようとすると、極めて長時間がかかるという問題がある。また刃や突起歯等を回転させる粉砕機に供して粉砕する方法には、そもそも木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕することそれ自体が難しいという問題がある。更に凍結粉砕する方法や爆砕する方法には、膨大な費用がかかるという問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−223208号公報
【特許文献2】
特開平11−58328号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、比較的短時間で且つ安価に、木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕できる方法及びかくして粉砕した粉状木質材を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本発明は、木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した粉砕筒を備える振動式粉砕機に供して粉砕することを特徴とする木質材の粉砕方法に係る。また本発明は、木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した上段の第1粉砕筒と、粉砕媒体としてボールを装入した下段の第2粉砕筒と、該第1粉砕筒と該第2粉砕筒とを連絡する接続部とを備える振動式粉砕機に供して、先ず該第1粉砕筒で粉砕し、引き続き該第2粉砕筒で粉砕することを特徴とする木質材の粉砕方法に係る。更に本発明は、以上のような粉砕方法によって得られる粉状木質材に係る。
【0006】
本発明に係る木質材の粉砕方法では、木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した粉砕筒を備える振動式粉砕機に供して粉砕するが、粉砕媒体としてロッドを装入した上段の第1粉砕筒と、粉砕媒体としてボールを装入した下段の第2粉砕筒と、該第1粉砕筒と該第2粉砕筒とを連絡する接続部とを備える振動式粉砕機に供して、先ず該第1粉砕筒で粉砕し、引き続き該第2粉砕筒で粉砕するのが好ましく、この場合、該接続部に篩を介装し、該篩の選別部材上に残ったものを該第1粉砕筒へと返送しつつ、該篩の選別部材を通過したものを該第2粉砕筒へ供するのがより好ましい。
【0007】
木質材の破砕には、それ自体は公知の破砕機、例えばハンマーミルや回転刃式破砕機等を使用できる。破砕の程度は任意であるが、短径が5mm以内で長径が50mm以内のチップ状物となるようにするのが好ましい。破砕物はそのまま振動式粉砕機に供することもできるが、該破砕物を磁選機に供して該破砕物から磁性物を取り除き、更に磁性物を取り除いた破砕物を篩に供して該篩の選別部材を通過したものを振動式粉砕機に供するのが好ましい。
【0008】
本発明に係る木質材の粉砕方法で用いる振動式粉砕機は、弾性体で支持した粉砕筒に振動を加えることにより、該粉砕筒内に入れた木質材の破砕物等を粉砕媒体としてのロッド、更にはボールにより粉砕するようにして成るものである。代表的には、粉砕媒体としてロッドを装入した1段の粉砕筒、又は粉砕媒体としてロッドを装入した上段の第1粉砕筒と粉砕媒体としてボールを装入した下段の第2粉砕筒との上下2段の粉砕筒を機枠で支持し、該機枠を複数の弾性体、例えばスプリングで支持して、該弾性体を機台で支持すると共に、該機枠に回転軸を装架し、該回転軸に複数の振動発生源、例えば偏心錘を取付け、そして該回転軸を駆動モータへと接続して成るものである。この場合、振動モータを作動させ、回転軸を介して偏心錘を回転させると、スプリングで支持した1段の粉砕筒又は上下2段の粉砕筒に振動が加えられ、これらの粉砕筒内における木質材の破砕物等を粉砕媒体としてのロッド、更にはボールにより粉砕する。
【0009】
粉砕媒体として用いるロッドは任意であるが、直径が15〜30mmの鋼鉄製の丸棒が好ましく、また粉砕媒体として用いるボールも任意であるが、直径が10〜25mmの鋼鉄製の真球状物が好ましい。通常、木質材の破砕物等を前記したような振動式粉砕機に供して粉砕するとき、粉砕筒には振動数900〜1500回/分で全振幅8〜15mmの振動が加えられるようにする。かかる条件下では一般に、1時間以内で、木質材の破砕物等を所望通りに粉砕できる。
【0010】
本発明に係る木質材の粉砕方法において、木質材の破砕物等を振動式粉砕機に供して粉砕するとき、予め該木質材の破砕物等の水分を20重量%以下に調整しておくのが好ましく、15重量%以下に調整しておくのがより好ましく、10重量%以下に調整しておくのが特に好ましい。かかる調整は、天日乾燥、通風乾燥、加熱乾燥等で行なうことができ、その対象は原料である木質材であってもよいし、その破砕物等であってもよい。また木質材の破砕物等を振動式粉砕機に供して粉砕するとき、該振動式粉砕機の粉砕筒内に発生する蒸気を逃がすため、該粉砕筒内に大気を流すのが好ましく、この場合、大気は該粉砕筒の入口側から出口側へと流すのがより好ましい。
【0011】
木質材の破砕物等を前記したような振動式粉砕機に供して粉砕すると、例えば回転式ボールミルに供して粉砕する場合に比べ、粉砕時に5〜10倍程度の重力加速度が加えられる。本発明に係る木質材の粉砕方法によると、木質材を短時間で且つ安価に粉砕することができるのであり、粉砕媒体としてロッドを装入した1段の粉砕筒を備える振動式粉砕機を用いる場合には全体の90重量%以上を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕でき、また粉砕媒体としてロッドを装入した上段の第1粉砕筒と粉砕媒体としてボールを装入した下段の第2粉砕筒との上下2段の粉砕筒を備える振動式粉砕機を用いる場合には全体の90重量%以上を粒径100μm以下の粉末にまで粉砕できる。
【0012】
本発明に係る粉状木質材は、以上説明したような本発明に係る木質材の粉砕方法によって得られるものである。本発明に係る粉状木質材は、前記したように、粒径200μm以下、更には粒径100μm以下の粉末であるため、効率的な燃料代替原料、木質混練成形品用原料、バイオマス用原料等として有用である。
【0013】
【発明の実施の形態】
建築廃材をハンマーミルに供して破砕し、その破砕物を磁選機に供して該破砕物から釘や止め金具等の磁性物を取り除き、磁性物を取り除いた破砕物を振動篩に供し、篩通過物を得る。かかる篩通過物を振動式粉砕機に供して粉砕する。
【0014】
図1は本発明に用い得る振動式粉砕機を略示する側面図である。図1に略示した振動式粉砕機は、粉砕媒体としてロッド(但しロッドは図示しない、以下同じ)を装入した上段の第1粉砕筒11と、粉砕媒体としてボール(但しボールは図示しない、以下同じ)を装入した下段の第2粉砕筒12と、第1粉砕筒11と第2粉砕筒12とを連絡する接続部13と、接続部13に介装した篩14とを備え、篩14は複数のスリット(但し、スリットは図示しない、以下同じ)を開設した平板状の選別部材15を有している。
【0015】
振動式粉砕機を構成する機枠、回転軸、偏心錘、ケーシング、スプリング、受台、自在継手及び駆動モータは第1粉砕筒11及び第2粉砕筒12の両側(図1では前面側及び後面側)で同様となっているので、以下、片側(図1では前面側)の構成についてのみ説明する。第1粉砕筒11及び第2粉砕筒12は機枠21,22で支持されており、機枠21,22には回転軸31が装架されている。回転軸31には偏心錘41,42が取付けられており、偏心錘41,42には各々を囲むケーシング45,46が設けられていて、ケーシング45,46は機枠21,22に取付けられている。機枠21,22はケーシング45,46の位置にてスプリング51,52で支持されており、スプリング51,52は受台61,62で支持されている。回転軸31の一端部は自在継手33を介して駆動モータ71の駆動軸に接続されており、駆動モータ71は受台65に支持されている。
【0016】
受台61,62,65は共通の機台67から立設されている。前面側の回転軸31及び図示しない後面側の回転軸には図示しないスプロケットが取付けられており、双方のスプロケットには図示しないタイミングベルトが係合されていて、したがって双方の回転軸は同調して回転するようになっている。第1粉砕筒11の入口側上部には給気口81及びホッパ82が設けられており、また出口側上部には排気口83が設けられていて、第2粉砕筒12の出口側下部には排出口84が設けられている。そして接続部13に介装された篩14における選別部材15の上部とホッパ82との間には、選別部材15上に残ったものを第1粉砕筒11へと返送する返送路16が設けられている。
【0017】
後面側も同様であるので、以下前面側について説明するが、駆動モータ71を作動させ、自在継手33及び回転軸31を介して偏心錘41,42を回転させると、機枠21,22を介してスプリング51,52で支持された第1粉砕筒11及び第2粉砕筒12に振動が加えられる。この状態で、大気を給気口81から第1粉砕筒11内へ、更には接続部13を介して第2粉砕筒12内へと給気して、排気口83から排気しつつ、前記のように破砕し、磁選して、篩分けした篩通過物をホッパ82から第1粉砕筒11内へ連続的に供給する。この篩通過物は第1粉砕筒11内にて粉砕媒体としてのロッドにより粉砕され、その粉砕物は順次に接続部13の篩14へと到り、選別部材15で選別される。篩14は結果的に振動篩として機能し、篩14の選別部材15上に残ったものは返送路16を介してホッパ82へと返送され、篩14の選別部材15を通過したものは第2粉砕筒12内へ順次に供給される。第2粉砕筒12内へ供給された篩14の通過物は第2粉砕筒12内にて粉砕媒体としてのボールにより更に粉砕され、その粉砕物は順次に排出口84へと到り、ここから排出される。
【0018】
以上のような粉砕方法によると、粉砕条件にもよるが、第1粉砕筒11による粉砕を終了した時点で、全体の90重量%以上を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕でき、また第2粉砕筒12による粉砕を終了した時点で、全体の90重量%以上を粒径100μm以下の粉末にまで粉砕できる。粉砕媒体としてロッドを装入した粉砕筒のみを備える振動式粉砕機を用いる場合については説明を省略するが、第1粉砕筒11から排出される粉末や第2粉砕筒12から排出される粉末はそのまま本発明に係る粉状木質材となり、好ましくはこれらの粉末を再度篩分けして粒径を揃えたものが本発明に係る粉状木質材となる。
【0019】
【実施例】
実施例1
建築廃材をハンマーミルに供して破砕し、その破砕物を磁選機に供して該破砕物から磁性物を取り除き、磁性物を取り除いた破砕物を振動篩に供して篩通過物を得た。この篩通過物は短径が5mm以内で長径が50mm以内のチップ状物であり、その水分は7重量%であった。この篩通過物を図1について前記した振動式粉砕機に供し、下記の条件で粉砕した。
第1粉砕筒及び第2粉砕筒:内寸で、直径300mm、長さ1700mmの鋼鉄製円筒状体
第1粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのロッド:直径25mmで長さ1650mmの鋼鉄製丸棒(見掛け装入容量70%)
第2粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのボール:直径15mmの鋼鉄製真球状物(見掛け装入容量90%)
振動数:1200回/分
全振幅:10mm
粉砕時間(滞留時間):3時間
接続部でサンプリングしたところ、第1粉砕筒から排出された粉末は全体の95重量%が粒径200μm以下のものであった。また排出口でサンプリングしたところ、第2粉砕筒から排出された粉末は全体の98重量%が粒径100μm以下のものであった。
【0020】
実施例2
街路樹の剪定材をハンマーミルに供して破砕し、その破砕物を振動篩に供して篩通過物を得た後、天日乾燥した。天日乾燥した篩通過物は短径が5mm以内で長径が50mm以内のチップ状物であり、その水分は12重量%であった。この篩通過物を図1について前記した振動式粉砕機に供し、下記の条件で粉砕した。
第1粉砕筒及び第2粉砕筒:内寸で、直径300mm、長さ1700mmの鋼鉄製円筒状体
第1粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのロッド:直径25mmで長さ1650mmの鋼鉄製丸棒(見掛け装入容量70%)
第2粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのボール:直径15mmの鋼鉄製真球状物(見掛け装入容量90%)
振動数:1200回/分
全振幅:10mm
粉砕時間(滞留時間):0.5時間
接続部でサンプリングしたところ、第1粉砕筒から排出された粉末は全体の91重量%が粒径200μm以下のものであった。また排出口でサンプリングしたところ、第2粉砕筒から排出された粉末は全体の93重量%が粒径100μm以下のものであった。
【0021】
実施例3
間伐材をハンマーミルに供して破砕し、その破砕物を振動篩に供して篩通過物を得た後、天日乾燥した。天日乾燥した篩通過物は短径が5mm以内で長径が50mm以内のチップ状物であり、その水分は9重量%であった。この篩通過物を図1について前記した振動式粉砕機に供し、下記の条件で粉砕した。
第1粉砕筒及び第2粉砕筒:内寸で、直径300mm、長さ1700mmの鋼鉄製円筒状体
第1粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのロッド:直径30mmで長さ1650mmの鋼鉄製丸棒(見掛け装入容量70%)
第2粉砕筒に装入した粉砕媒体としてのボール:直径20mmの鋼鉄製真球状物(見掛け装入容量90%)
振動数:1200回/分
全振幅:10mm
粉砕時間(滞留時間):1時間
接続部でサンプリングしたところ、第1粉砕筒から排出された粉末は全体の93重量%が粒径200μm以下のものであった。また排出口でサンプリングしたところ、第2粉砕筒から排出された粉末は全体の96重量%が粒径100μm以下のものであった。
【0022】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、比較的短時間で且つ安価に、木質材を粒径200μm以下の粉末にまで粉砕できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用い得る振動式粉砕機を略示する側面図。
【符号の説明】
11・・第1粉砕筒、12・・第2粉砕筒、13・・接続部、14・・篩、15・・選別部材、16・・返送路、21,22・・機枠、31・・回転軸、41,42・・偏心錘、51,52・・スプリング、67・・機台、71・・駆動モータ

Claims (8)

  1. 木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した粉砕筒を備える振動式粉砕機に供して粉砕することを特徴とする木質材の粉砕方法。
  2. 木質材を破砕した後、その破砕物を、粉砕媒体としてロッドを装入した上段の第1粉砕筒と、粉砕媒体としてボールを装入した下段の第2粉砕筒と、該第1粉砕筒と該第2粉砕筒とを連絡する接続部とを備える振動式粉砕機に供して、先ず該第1粉砕筒で粉砕し、引き続き該第2粉砕筒で粉砕することを特徴とする木質材の粉砕方法。
  3. 接続部に篩を介装し、該篩の選別部材上に残ったものを第1粉砕筒へと返送しつつ、該篩の選別部材を通過したものを第2粉砕筒へ供する請求項2記載の木質材の粉砕方法。
  4. 木質材を破砕した後、その破砕物を磁選機に供して該破砕物から磁性物を取り除き、更に磁性物を取り除いた破砕物を篩に供して該篩の選別部材を通過したものを振動式粉砕機に供する請求項1〜3のいずれか一つの項記載の木質材の粉砕方法。
  5. 予め水分20重量%以下に調整しておいたものを振動式粉砕機に供する請求項1〜4のいずれか一つの項記載の木質材の粉砕方法。
  6. 粉砕筒内に大気を流しつつ粉砕する請求項1〜5のいずれか一つの項記載の木質材の粉砕方法。
  7. 粒径200μm以下に粉砕する請求項1〜6のいずれか一つの項記載の木質材の粉砕方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つの項記載の木質材の粉砕方法によって得られる粉状木質材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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