JP2004188820A - 印字装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホストコンピュータとの接続形態(USB,IEEE1394,IEEE1284)に応じて、印字装置の動作モードを変更する事により、最も効率の良い印字(速度)を実現する。
【解決手段】接続形態識別手段、電力供給選択指定手段、動作モード指示手段を備える。
例えば、AC電源が入力され、IEEE1394インタフェースによりホストと接続されている場合は、IEEE1394フンタフェースからも電力を受け、最高速印字を行う。AC電源入力が無く、USBインタフェースによりホストと接続されている場合は、モータ速度を落とし、ヘッドの使用ノズル数も絞り、最低速で印字を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】接続形態識別手段、電力供給選択指定手段、動作モード指示手段を備える。
例えば、AC電源が入力され、IEEE1394インタフェースによりホストと接続されている場合は、IEEE1394フンタフェースからも電力を受け、最高速印字を行う。AC電源入力が無く、USBインタフェースによりホストと接続されている場合は、モータ速度を落とし、ヘッドの使用ノズル数も絞り、最低速で印字を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータとの接続手段から電力供給を受け動作する周辺機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の、インターネットの普及と共に、インクジェットプリンター、レーザービームプリンタ等により、印字を行う機会が増大している。
【0003】
従来より、印字を行う為には、印字装置の電源ケーブルと接続すると共に、ホストコンピュータと印字装置をインタフェースケーブルにて接続する必要があり非常に煩雑であった。
【0004】
この課題を解決する手段として、次のような構成を持った装置が提案されており、特開平10−272808号公報等で開示された記録装置は、特に電源ケーブルを接続することなく、PCMCIAインタフェースを介してホストコンピュータから電力の供給を受ける物である。
【0005】
一方、近年のホストコンピュータに於いては、印字装置などの各種周辺機器との接続インタフェースとして、より高速、より簡易な接続性を訴求した新規インタフェース規格が提案され実装されている。
【0006】
これに類するインタフェースとして、USB(ユニバーサルシリアルバス)、IEEE1394等が有り、これらインタフェースの規格によれば、データの授受を行うばかりではなく印字装置などの周辺機器に電力を供給する機能まで規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不特定のホストコンピュータと不特定の印字装置が互いに接続可能とする目的から、ホストコンピュータと印字装置の接続は定められた規格にしたがってなされるものであり、従来はパラレルインタフェース(別称IEEE1284)・シリアルインタフェースにより接続されるのもであった。
【0008】
したがって、特開平10−272808号公報に記されているように、PCMCIAと言う特異な接続形態に限定される事は、接続可能なホストコンピュータが制限される事となり、汎用性に著しく欠ける。
【0009】
更には、USB・IEEE1394等の新規インタフェースが普及しつつある今日に於いては、実用的で無いと言う問題がある。
【0010】
一方では、各インタフェースの実装はホストコンピュータにより個々に異なり、旧型式のホストコンピュータに於いてはUSBインタフェースの実装が無いもの、IEEE1394の実装が無いもの、逆に新型式のコンピュータに於いては、パラレルインタフェースの無いもの、シリアルインタフェースの無いものが存在すると言う課題が有る。
【0011】
これに対し、近年の周辺機器、例えば印字装置に於いては、複数のホストインタフェースを備えるものが多数開発されている。
【0012】
その形態としては、IEEE1284とUSB、IEEE1394とUSB、IEEE1284とIEEE1394とUSB、更には、これに加えて、赤外線又は電波を利用した無線インタフェースの組み合わせが有り、各種インタフェースから如何にして電力の供給を受けるかが課題となる。
【0013】
更には、新規インタフェース規格に於ける電力供給能力の規定は統一されていないと言う課題が有る。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のホスト接続形態を備えた周辺機器装置に於いて、ホストコンピュータと接続されているインタフェース種類を識別する接続形態識別手段、接続されているインタフェースの形態に従って、周辺機器装置の動作状態決定・制御する動作制御手段、及び、接続されているインタフェースの形態に従って電力供給元を選択制御する電力供給制御手段を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施形態の説明を行う。
【0016】
本実施形態における印字装置はインクジェットプリンターを例に説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は本システムの全体構成を示す図面であり、101は印字装置全体、102は予め準備された制御プログラムに従って印字装置101の動作を制御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)、103は印字装置101を制御するハードウエアロジックを集積したゲートアレー、104はCPU102用制御プログラムを格納しているROM(リード・オンリー・メモリ)、105はシステムバスであり印字装置101を制御する電気部品を機能的に結合しているものである。
【0018】
106はDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)であり、CPUの作業用メモリ領域、ホストコンピュータからの受信データの蓄積、ヘッドへ転送するデータの蓄積等に使用される。
【0019】
107はDRAM106の制御信号バス、108はゲートアレー103の制御信号バス、109はROM104の制御信号バスである。
【0020】
また、110はホストコンピュータからデータを受信するインタフェースであるIEEE1284信号群、111は同じくUSB信号群、112はUSBからの電力供給線、113は同じくIEEE1394信号線郡、114はIEEE1394からの電力供給線、115は無線によるBlueTooth信号線郡である。
【0021】
116は商用電源から印字装置101の動作電力を得るAC/DC電源ユニット、117はAC電源コードである。
【0022】
118は電源ユニット116から出力される出力線、119はAC/DC電源ユニットが電力を供給できる状態にあるか否かを信号線、120は入力される各種の電力供給源から印字装置101に必要な所望の電力を得るDC/DC電源ユニットである。
【0023】
121はDC/DC電源ユニットの動作モードを設定する信号線である。
【0024】
122は印字ヘッド、123はゲートアレー103から印字ヘッドへの制御信号群であり、124は印字ヘッド122を往復スキャンさせるキャリッジモータ、125は印字用紙を搬送するラインフィードモータ、126は操作部である。
【0025】
図2はゲートアレー103の詳細を説明する図面であり、201はIEEE1284インタフェースの動作制御部、202はUSBインタフェースの動作制御部、203はIEEE1394インタフェースの動作制御部、204はBlueToothインタフェースの動作制御部である。
【0026】
205は接続形態識別部であり、印字装置の動作状態でホストコンピュータに対しどの種のインタフェースにより接続状態にあるかを識別するものである。
【0027】
206はゲートアレー103の内部バス、207はDRAM106を動作ならしめるDRAM制御部、208は印字すべきデータを生成する印字データ処理部、209は印字ヘッド122に印字データを転送したり、印字の為の制御信号を送出するものである。
【0028】
図3はAC/DC電源ユニットの詳細を説明する図面であり、図中301は1次側整流用ダイオードブリッジ、302は1次側平滑コンデンサ、303はスイッチングトランジスタ、304は電源制御IC、305は電圧変換トランス、306は2次側整流ダイオード、307は2次側平滑コンデンサ、308・309は制御用抵抗器、310は先に説明した信号線119を出力制御するトランジスタである。
【0029】
その他、図1・図2にて説明した部位には同一の番号を付している。
【0030】
図4はDC/DC電源ユニット120の詳細を説明する図面であり、401は各種電力供給元(USB、または、IEEE1394、またはAC/DC電源ユニット)を選択する入力選択部であり、ゲートアレー103を介して出力される選択信号121に従っていずれかの入力を選択するものである。
【0031】
402は選択された電力供給を元にロジック回路に供給する電力を生成する降圧型レギュレータ部、403は同様に各モータ(CRモータ124、LFモータ125)及び、印字ヘッド123駆動用の電力を生成する昇圧型レギュレータぶである。
【0032】
図5は降圧型レギュレータ402の詳細を説明する図面であり、制御ICにTL497Cを用いた場合を例に示している。
【0033】
図中、501は制御IC:TL497C、502は入力選択部401からの入力線、503は発信器、504はスイッチングトランジスタ、505はキャッチダイオード、506はチョークコイル、507は差動アンプ、508・509は制御用抵抗器、510は電圧変換された電圧出力である。
【0034】
図6は昇圧型レギュレータ403の詳細を説明する図面であり、図5にて説明した降圧型レギュレータの構成とはスイッチングトランジスタの位置が異なることが特徴的である。
【0035】
図中、601は入力選択部401からの入力線、602は電圧変換された電圧出力。
【0036】
603はチョークコイル、604・605は制御用抵抗器である。
【0037】
図7は全体の動きの説明を行うフローチャート図である。
【0038】
以下、図に従って説明を行う。
【0039】
[ステップ701]使用者が操作部126から電源を投入すると、
[ステップ702]CPU102はROM104に格納された制御プログラムに従って、印字装置101の初期化動作を行う。
【0040】
[ステップ703]CPU102はゲートアレー103に組み込まれた接続形態識別部205を介して、ホストコンピュータと接続されたインタフェースを判断する。
【0041】
[ステップ704]同時に電力供給可能形態を判定し、
[ステップ705]信号線121を介して入力選択部401により電力供給元を選択指定する。
【0042】
[ステップ706]ステップ705の選択に従い予め定められた動作モードを決定する(詳細は図8にて後述)。
【0043】
[ステップ707]図示しないホストコンピュータからの印字データ受信を監視し
[ステップ708]印字データを受信した場合、ステップ706にて定めた動作モードに従って印字動作を実行する。
【0044】
[ステップ709]操作部126から電源OFFの指示がなされるか否かの監視を行い、電源OFF指示がなされた場合
[ステップ709]印字装置101の動作終了処理を行い電源OFFモードへ移行する。
【0045】
図8はステップ706にて説明した、具体的な動作モード指定の例を説明する図面であり、AC/DC電源ユニットが使用可能であれば、通常の動作モードを選択し、接続されたインタフェースが、IEEE1394の場合は省電力1の動作モードを選択、USBの場合は省電力2の動作モードを選択する。
【0046】
ここでは、省電力1の動作モードとして印字ヘッド122の使用ノズル数を限定し、印字装置101全体の消費電力を抑えるものであり、省電力2の動作モードとして印字ヘッド122の使用ノズル数制限に加え、さらにCRモータ124及びLFモータ125を低速駆動し印字装置101の消費電力を抑えるものとする。
【0047】
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態を説明する図面であり、ロジック用の電源供給元と、モータ・ヘッド用電源供給元をここに選択可能としたものである。
【0048】
図10は図9に示した第2の実施形態に於けるステップ706のモード指定の様子を説明する図面である。
【0049】
図8と同様に、接続されたインタフェース、又はAC/DC電源の使用可能状況に応じて、それぞれ高速Aの動作モード、高速Bの動作モード、通常の動作モード、省電力Aの動作モード、省電力Bの動作モード、省電力Cの動作モードを選択指定するものである。
【0050】
高速Aの動作モード指定時は、入力選択部901においてロジック用の電力供給元はIEEE1394が、モータ・ヘッド用の電力供給元にはAC/DC電源が選択されている。
【0051】
この状態では、ロジック用電源及びモータ・ヘッド用電源ともに最大の電力が使用可能であり、CPUは高速なクロックにより動作し、モータもより高速な動作が出来るものである。
【0052】
高速Bの動作モード指定時は、ロジック用の電力供給元にUSBが選択されており、IEEE1394ほどの電力供給が出来ない為、CPUは通常の動作クロックにて動作しているが、モータ・ヘッド用電源はAC/DC電源の電力を占有できる為、モータは高速動作を行うものである。
【0053】
通常の動作モード指定時は、AC/DC電源からの電力をロジック用、モータ・ヘッド用に分け合う為、通常の動作となる。
【0054】
省電力Aの動作モード指定時は、ロジック用はUSBから、モータ・ヘッド用にはIEEE1394から電力を供給するものであり、CPUは通常の動作クロック、モータも通常の動作速度、ヘッドは使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0055】
省電力Bの動作モード指定時は、ロジック用、モータ・ヘッド用ともにIEEE1394から電力を供給するものであり、CPUは通常のより低速な動作クロック、モータは通常の動作速度、ヘッドは使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0056】
省電力Cの動作モード指定時は、ロジック用、モータ・ヘッド用ともにUSBから電力を供給するものであり、CPUは低速の動作クロック、モータも低速の動作速度、ヘッドも使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0057】
(その他の実施形態)
以上、各実施形態においては、インクジェットプリンターを例に説明を行ったが、トナーカートリッジにより消耗品を提供する電子写真方式プリンター、インクリボンテープにより消耗品を提供する熱転写方式プリンター等においても実施可能であることは自明である。
【0058】
又、各動作モードに於いては、CPUの動作クロック、モータの駆動速度、印字ヘッドの使用ノズル数を変数として説明したが、これに限定することなく、印字装置中の電力を消費する部分であれば何を変数としてもかまわない。
【0059】
例えば、LBPであれば、定着器、等々。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、複数の接続形態を持ちうる印字装置において、接続形態に応じて、印字装置に供給な電力を判断・選択し、接続形態に応じた動作制御を行う。
【0061】
即ち、得られる電力に応じて印字速度を制御することにより、最も効率の良い印字装置動作環境を実現することが可能になった。
【0062】
更に、インタフェースの種類によらず、インタフェースから供給される電力に応じた印字動作を行うことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を説明する図面であり、印字装置の全体システム図。
【図2】印字装置におけるゲートアレーの詳細説明図。
【図3】電源ユニットの構成図。
【図4】電力入力選択部の細説明図。
【図5】降圧型レギュレータの説明図。
【図6】昇圧型レギュレータの説明図。
【図7】第1の実施形態動作フローチャート
【図8】第1の実施形態動作フローチャート。
【図9】第2の実施形態。
【図10】第2の実施形態動作フローチャート。
【符号の説明】
101 印字装置
102 CPU
103 ゲートアレー
116 AC/DC電源ユニット
120 DC/DC電源ユニット
122 印字ヘッド
205 接続形態識別部
401・901 入力選択部
402 降圧型レギュレータ
403 昇圧型レギュレータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータとの接続手段から電力供給を受け動作する周辺機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の、インターネットの普及と共に、インクジェットプリンター、レーザービームプリンタ等により、印字を行う機会が増大している。
【0003】
従来より、印字を行う為には、印字装置の電源ケーブルと接続すると共に、ホストコンピュータと印字装置をインタフェースケーブルにて接続する必要があり非常に煩雑であった。
【0004】
この課題を解決する手段として、次のような構成を持った装置が提案されており、特開平10−272808号公報等で開示された記録装置は、特に電源ケーブルを接続することなく、PCMCIAインタフェースを介してホストコンピュータから電力の供給を受ける物である。
【0005】
一方、近年のホストコンピュータに於いては、印字装置などの各種周辺機器との接続インタフェースとして、より高速、より簡易な接続性を訴求した新規インタフェース規格が提案され実装されている。
【0006】
これに類するインタフェースとして、USB(ユニバーサルシリアルバス)、IEEE1394等が有り、これらインタフェースの規格によれば、データの授受を行うばかりではなく印字装置などの周辺機器に電力を供給する機能まで規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不特定のホストコンピュータと不特定の印字装置が互いに接続可能とする目的から、ホストコンピュータと印字装置の接続は定められた規格にしたがってなされるものであり、従来はパラレルインタフェース(別称IEEE1284)・シリアルインタフェースにより接続されるのもであった。
【0008】
したがって、特開平10−272808号公報に記されているように、PCMCIAと言う特異な接続形態に限定される事は、接続可能なホストコンピュータが制限される事となり、汎用性に著しく欠ける。
【0009】
更には、USB・IEEE1394等の新規インタフェースが普及しつつある今日に於いては、実用的で無いと言う問題がある。
【0010】
一方では、各インタフェースの実装はホストコンピュータにより個々に異なり、旧型式のホストコンピュータに於いてはUSBインタフェースの実装が無いもの、IEEE1394の実装が無いもの、逆に新型式のコンピュータに於いては、パラレルインタフェースの無いもの、シリアルインタフェースの無いものが存在すると言う課題が有る。
【0011】
これに対し、近年の周辺機器、例えば印字装置に於いては、複数のホストインタフェースを備えるものが多数開発されている。
【0012】
その形態としては、IEEE1284とUSB、IEEE1394とUSB、IEEE1284とIEEE1394とUSB、更には、これに加えて、赤外線又は電波を利用した無線インタフェースの組み合わせが有り、各種インタフェースから如何にして電力の供給を受けるかが課題となる。
【0013】
更には、新規インタフェース規格に於ける電力供給能力の規定は統一されていないと言う課題が有る。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のホスト接続形態を備えた周辺機器装置に於いて、ホストコンピュータと接続されているインタフェース種類を識別する接続形態識別手段、接続されているインタフェースの形態に従って、周辺機器装置の動作状態決定・制御する動作制御手段、及び、接続されているインタフェースの形態に従って電力供給元を選択制御する電力供給制御手段を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施形態の説明を行う。
【0016】
本実施形態における印字装置はインクジェットプリンターを例に説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は本システムの全体構成を示す図面であり、101は印字装置全体、102は予め準備された制御プログラムに従って印字装置101の動作を制御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)、103は印字装置101を制御するハードウエアロジックを集積したゲートアレー、104はCPU102用制御プログラムを格納しているROM(リード・オンリー・メモリ)、105はシステムバスであり印字装置101を制御する電気部品を機能的に結合しているものである。
【0018】
106はDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)であり、CPUの作業用メモリ領域、ホストコンピュータからの受信データの蓄積、ヘッドへ転送するデータの蓄積等に使用される。
【0019】
107はDRAM106の制御信号バス、108はゲートアレー103の制御信号バス、109はROM104の制御信号バスである。
【0020】
また、110はホストコンピュータからデータを受信するインタフェースであるIEEE1284信号群、111は同じくUSB信号群、112はUSBからの電力供給線、113は同じくIEEE1394信号線郡、114はIEEE1394からの電力供給線、115は無線によるBlueTooth信号線郡である。
【0021】
116は商用電源から印字装置101の動作電力を得るAC/DC電源ユニット、117はAC電源コードである。
【0022】
118は電源ユニット116から出力される出力線、119はAC/DC電源ユニットが電力を供給できる状態にあるか否かを信号線、120は入力される各種の電力供給源から印字装置101に必要な所望の電力を得るDC/DC電源ユニットである。
【0023】
121はDC/DC電源ユニットの動作モードを設定する信号線である。
【0024】
122は印字ヘッド、123はゲートアレー103から印字ヘッドへの制御信号群であり、124は印字ヘッド122を往復スキャンさせるキャリッジモータ、125は印字用紙を搬送するラインフィードモータ、126は操作部である。
【0025】
図2はゲートアレー103の詳細を説明する図面であり、201はIEEE1284インタフェースの動作制御部、202はUSBインタフェースの動作制御部、203はIEEE1394インタフェースの動作制御部、204はBlueToothインタフェースの動作制御部である。
【0026】
205は接続形態識別部であり、印字装置の動作状態でホストコンピュータに対しどの種のインタフェースにより接続状態にあるかを識別するものである。
【0027】
206はゲートアレー103の内部バス、207はDRAM106を動作ならしめるDRAM制御部、208は印字すべきデータを生成する印字データ処理部、209は印字ヘッド122に印字データを転送したり、印字の為の制御信号を送出するものである。
【0028】
図3はAC/DC電源ユニットの詳細を説明する図面であり、図中301は1次側整流用ダイオードブリッジ、302は1次側平滑コンデンサ、303はスイッチングトランジスタ、304は電源制御IC、305は電圧変換トランス、306は2次側整流ダイオード、307は2次側平滑コンデンサ、308・309は制御用抵抗器、310は先に説明した信号線119を出力制御するトランジスタである。
【0029】
その他、図1・図2にて説明した部位には同一の番号を付している。
【0030】
図4はDC/DC電源ユニット120の詳細を説明する図面であり、401は各種電力供給元(USB、または、IEEE1394、またはAC/DC電源ユニット)を選択する入力選択部であり、ゲートアレー103を介して出力される選択信号121に従っていずれかの入力を選択するものである。
【0031】
402は選択された電力供給を元にロジック回路に供給する電力を生成する降圧型レギュレータ部、403は同様に各モータ(CRモータ124、LFモータ125)及び、印字ヘッド123駆動用の電力を生成する昇圧型レギュレータぶである。
【0032】
図5は降圧型レギュレータ402の詳細を説明する図面であり、制御ICにTL497Cを用いた場合を例に示している。
【0033】
図中、501は制御IC:TL497C、502は入力選択部401からの入力線、503は発信器、504はスイッチングトランジスタ、505はキャッチダイオード、506はチョークコイル、507は差動アンプ、508・509は制御用抵抗器、510は電圧変換された電圧出力である。
【0034】
図6は昇圧型レギュレータ403の詳細を説明する図面であり、図5にて説明した降圧型レギュレータの構成とはスイッチングトランジスタの位置が異なることが特徴的である。
【0035】
図中、601は入力選択部401からの入力線、602は電圧変換された電圧出力。
【0036】
603はチョークコイル、604・605は制御用抵抗器である。
【0037】
図7は全体の動きの説明を行うフローチャート図である。
【0038】
以下、図に従って説明を行う。
【0039】
[ステップ701]使用者が操作部126から電源を投入すると、
[ステップ702]CPU102はROM104に格納された制御プログラムに従って、印字装置101の初期化動作を行う。
【0040】
[ステップ703]CPU102はゲートアレー103に組み込まれた接続形態識別部205を介して、ホストコンピュータと接続されたインタフェースを判断する。
【0041】
[ステップ704]同時に電力供給可能形態を判定し、
[ステップ705]信号線121を介して入力選択部401により電力供給元を選択指定する。
【0042】
[ステップ706]ステップ705の選択に従い予め定められた動作モードを決定する(詳細は図8にて後述)。
【0043】
[ステップ707]図示しないホストコンピュータからの印字データ受信を監視し
[ステップ708]印字データを受信した場合、ステップ706にて定めた動作モードに従って印字動作を実行する。
【0044】
[ステップ709]操作部126から電源OFFの指示がなされるか否かの監視を行い、電源OFF指示がなされた場合
[ステップ709]印字装置101の動作終了処理を行い電源OFFモードへ移行する。
【0045】
図8はステップ706にて説明した、具体的な動作モード指定の例を説明する図面であり、AC/DC電源ユニットが使用可能であれば、通常の動作モードを選択し、接続されたインタフェースが、IEEE1394の場合は省電力1の動作モードを選択、USBの場合は省電力2の動作モードを選択する。
【0046】
ここでは、省電力1の動作モードとして印字ヘッド122の使用ノズル数を限定し、印字装置101全体の消費電力を抑えるものであり、省電力2の動作モードとして印字ヘッド122の使用ノズル数制限に加え、さらにCRモータ124及びLFモータ125を低速駆動し印字装置101の消費電力を抑えるものとする。
【0047】
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態を説明する図面であり、ロジック用の電源供給元と、モータ・ヘッド用電源供給元をここに選択可能としたものである。
【0048】
図10は図9に示した第2の実施形態に於けるステップ706のモード指定の様子を説明する図面である。
【0049】
図8と同様に、接続されたインタフェース、又はAC/DC電源の使用可能状況に応じて、それぞれ高速Aの動作モード、高速Bの動作モード、通常の動作モード、省電力Aの動作モード、省電力Bの動作モード、省電力Cの動作モードを選択指定するものである。
【0050】
高速Aの動作モード指定時は、入力選択部901においてロジック用の電力供給元はIEEE1394が、モータ・ヘッド用の電力供給元にはAC/DC電源が選択されている。
【0051】
この状態では、ロジック用電源及びモータ・ヘッド用電源ともに最大の電力が使用可能であり、CPUは高速なクロックにより動作し、モータもより高速な動作が出来るものである。
【0052】
高速Bの動作モード指定時は、ロジック用の電力供給元にUSBが選択されており、IEEE1394ほどの電力供給が出来ない為、CPUは通常の動作クロックにて動作しているが、モータ・ヘッド用電源はAC/DC電源の電力を占有できる為、モータは高速動作を行うものである。
【0053】
通常の動作モード指定時は、AC/DC電源からの電力をロジック用、モータ・ヘッド用に分け合う為、通常の動作となる。
【0054】
省電力Aの動作モード指定時は、ロジック用はUSBから、モータ・ヘッド用にはIEEE1394から電力を供給するものであり、CPUは通常の動作クロック、モータも通常の動作速度、ヘッドは使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0055】
省電力Bの動作モード指定時は、ロジック用、モータ・ヘッド用ともにIEEE1394から電力を供給するものであり、CPUは通常のより低速な動作クロック、モータは通常の動作速度、ヘッドは使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0056】
省電力Cの動作モード指定時は、ロジック用、モータ・ヘッド用ともにUSBから電力を供給するものであり、CPUは低速の動作クロック、モータも低速の動作速度、ヘッドも使用ノズル数を制限し、消費電力を抑えるものである。
【0057】
(その他の実施形態)
以上、各実施形態においては、インクジェットプリンターを例に説明を行ったが、トナーカートリッジにより消耗品を提供する電子写真方式プリンター、インクリボンテープにより消耗品を提供する熱転写方式プリンター等においても実施可能であることは自明である。
【0058】
又、各動作モードに於いては、CPUの動作クロック、モータの駆動速度、印字ヘッドの使用ノズル数を変数として説明したが、これに限定することなく、印字装置中の電力を消費する部分であれば何を変数としてもかまわない。
【0059】
例えば、LBPであれば、定着器、等々。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、複数の接続形態を持ちうる印字装置において、接続形態に応じて、印字装置に供給な電力を判断・選択し、接続形態に応じた動作制御を行う。
【0061】
即ち、得られる電力に応じて印字速度を制御することにより、最も効率の良い印字装置動作環境を実現することが可能になった。
【0062】
更に、インタフェースの種類によらず、インタフェースから供給される電力に応じた印字動作を行うことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を説明する図面であり、印字装置の全体システム図。
【図2】印字装置におけるゲートアレーの詳細説明図。
【図3】電源ユニットの構成図。
【図4】電力入力選択部の細説明図。
【図5】降圧型レギュレータの説明図。
【図6】昇圧型レギュレータの説明図。
【図7】第1の実施形態動作フローチャート
【図8】第1の実施形態動作フローチャート。
【図9】第2の実施形態。
【図10】第2の実施形態動作フローチャート。
【符号の説明】
101 印字装置
102 CPU
103 ゲートアレー
116 AC/DC電源ユニット
120 DC/DC電源ユニット
122 印字ヘッド
205 接続形態識別部
401・901 入力選択部
402 降圧型レギュレータ
403 昇圧型レギュレータ
Claims (4)
- 複数の接続形態を持ちうる印字装置において、
接続形態識別手段、
接続形態に応じた電力供給制御手段、
接続形態に応じた動作制御手段
を具備したことを特徴とする印字装置。 - 動作制御手段は機構駆動制御であることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
- 動作制御手段は印字駆動制御であることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
- 動作制御手段はシステム制御であることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360269A JP2004188820A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2004188820A true JP2004188820A (ja) | 2004-07-08 |
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ID=32759388
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004188820A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7675653B2 (en) | 2005-06-27 | 2010-03-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method of controlling scanner |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002360269A patent/JP2004188820A/ja not_active Withdrawn
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