JP2004188818A - 管路修復工法 - Google Patents
管路修復工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004188818A JP2004188818A JP2002360231A JP2002360231A JP2004188818A JP 2004188818 A JP2004188818 A JP 2004188818A JP 2002360231 A JP2002360231 A JP 2002360231A JP 2002360231 A JP2002360231 A JP 2002360231A JP 2004188818 A JP2004188818 A JP 2004188818A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining material
- hot water
- pipe lining
- water hose
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
【目的】管ライニング材の反転に高い水頭を要することなく、作業性良く且つ安全に作業を進めることができるとともに、省エネルギーを実現することができる管路修復工法を提供すること。
【構成】未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材7の一端を折り返して反転ノズル9に気密的に取り付け、同管ライニング材7の他端を気密的に閉止してこれに温水ホース5を取り付け、これらの管ライニング材7と温水ホース5を密閉容器1,2内に収納し、密閉容器1,2内に水圧を作用させて管ライニング材7を管路20内に反転挿入した後、該管ライニング材7を前記密閉容器2から切り離し、管ライニング材7の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材7の内部に引き込まれた温水ホース5から温水を管ライニング材7の内部に吐出させて管ライニング材7の全体を加熱し、該管ライニング材7に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる。
【選択図】 図2
【構成】未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材7の一端を折り返して反転ノズル9に気密的に取り付け、同管ライニング材7の他端を気密的に閉止してこれに温水ホース5を取り付け、これらの管ライニング材7と温水ホース5を密閉容器1,2内に収納し、密閉容器1,2内に水圧を作用させて管ライニング材7を管路20内に反転挿入した後、該管ライニング材7を前記密閉容器2から切り離し、管ライニング材7の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材7の内部に引き込まれた温水ホース5から温水を管ライニング材7の内部に吐出させて管ライニング材7の全体を加熱し、該管ライニング材7に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材を用いて施工される管路修復工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設された下水管等の管路が老朽化した場合、該管路を地中から掘出することなく、管路の内周面にライニングを施して該管路を修復する管路修復工法が知られている。
【0003】
上記管路修復工法は、例えば未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材を流体圧によって管路内に反転挿入した後、この管ライニング材を流体圧によって膨張させてこれを管路の内周面に押圧したまま、該管ライニング材を温水等によって加熱し、管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることによって管路内に硬化したプラスチックパイプを形成し、このプラスチックパイプによって管路の内壁をライニングして該管路を修復する工法である。
【0004】
ところで、斯かる管路修復工法において、管ライニング材を管路内へ反転挿入するための流体圧として水頭圧を利用する場合、管径が小さく、且つ、管ライニング材の板厚が大きいときには、必要な反転圧力が大きくなるために高い水頭が必要であった。例えば、管径がφ75mmで、管ライニング材の板厚が3.0mmである場合には、20mの高さの水頭が必要であった。
【0005】
このように、水頭が高くなると、管ライニング材を高所まで引き上げる必要があり、反転作業が高所作業となって、作業性が悪くて危険であるばかりか、管路のライニングに供されない無駄な管ライニング材が多くなるという問題があった。
【0006】
そこで、管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収容し、密閉容器内を加圧することによって前記問題を解決する提案がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法では、熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の加熱に温水を用いる場合、密閉容器内と管ライニング材内全体の容積に相当する多量の水を加熱する必要があるため、加熱に多大なエネルギーを要するという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、管ライニング材の反転に高い水頭を要することなく、作業性良く且つ安全に作業を進めることができるとともに、省エネルギーを実現することができる管路修復工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の一端を折り返して反転ノズルに気密的に取り付け、同管ライニング材の他端を気密的に閉止してこれに温水ホースを取り付け、これらの管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収納し、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を前記密閉容器から切り離し、管ライニング材の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材の内部に引き込まれて前記閉止ノズルを気密的に通過する前記温水ホースから温水を管ライニング材の内部に吐出するとともに、管ライニング材の内部の温水を排出する作業を繰り返して管ライニング材の内部に温水を循環させることによって、管ライニング材の全体を加熱して該管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1記載の発明によれば、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を密閉容器から切り離し、この切り離した管ライニング材の内部に温水を循環させて管ライニング材を加熱するようにしたため、従来のように密閉容器の容積分の水を加熱する必要がなく、その分だけ熱エネルギーが不要となって省エネルギーを実現することができる。そして、管ライニング材の反転には、従来の水頭圧に代えて密閉容器に作用する水圧を利用するため、高所での作業が不要となり、作業性良く且つ安全に作業を進めることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記温水ホースの長さを前記管ライニング材の長さより短く設定し、管ライニング材が未反転部を残した反転途中の状態で該管ライニング材を前記密閉容器から切り離した後、温水ホースに連結温水ホースを連結し、該連結温水ホースと温水ホースから管ライニング材の内部に温水を吐出するようにしたことを特徴とする。
【0012】
従って、請求項2記載の発明によれば、管路の長さが現場により多少異なっていたり、反転中に管ライニング材に伸びが発生した場合でも、管ライニング材の反転途中に温水ホースに連結される連結温水ホースの出し入れによって、該温水連結ホースを含む温水ホース全体の長さを微調整することができ、管ライニング材の内部に温水を安定的に供給することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記密閉容器を着脱可能な温水ホース収納容器と管ライニング材収納容器とで構成したことを特徴とする。
【0014】
従って、請求項3記載の発明によれば、温水ホース収納容器を施工現場に配置し、工場で製造された管ライニング材を管ライニング材収納容器に収納して施工現場まで搬送することができるため、搬送するのは管ライニング材収納容器のみで済み、コンパクトな搬送が可能となって搬送コストを下げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図5は本発明に係る管路修復工法をその工程順に示す断面図である。
【0017】
図1に示すように、地上には各々独立に構成された円筒状の温水ホース収納容器1と矩形ボックス状の管ライニング材収納容器2が設置されており、両者は着脱可能に連結されている。即ち、温水ホース収納容器1の開口ノズル部1aと管ライニング材収納容器2の開口ノズル部2aとが相対向し、両者は連結チューブ3によって連結され、連結チューブ3はこれの両端に設けられたカップリングジョイント4によってワンタッチで固定され、これによって温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2が着脱可能、且つ、気密的に連結される。
【0018】
ところで、前記温水ホース収納容器1内には、可撓性の温水ホース5が巻回された状態で収納されており、該温水ホース5の一端にはロープ6が連結されている。
【0019】
他方、前記管ライニング材収納容器2内には、可撓性の管ライニング材7が多層に折り畳まれた状態で収納されており、該管ライニング材7の一端(エンド端)は気密的に閉止されて前記温水ホース5の先端に連結されている。ここで、管ライニング材7は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸したポリエステル、ビニロン、アクリル等の管状不織布の外表面をポリウレタン、ポリエチレン等の気密性の高いプラスチックフィルムで被覆して構成されており、管状不織布に含浸される未硬化の熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、ビニールエステル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。
【0020】
又、管ライニング材収納容器2の開口ノズル2bにはガイドチューブ8の一端が連結されており、該ガイドチューブ8の他端には反転ノズル9がカップリングジョイント10によってワンタッチで着脱可能に取り付けられている。そして、この反転ノズル9には、前記管ライニング材収納容器2内に収納された前記管ライニング材7の先端が外側に折り返されて気密的に取り付けられている。即ち、管ライニング材収納容器2内に折り畳まれた状態で収納された管ライニング材7は、その先端がガイドローラ11によってガイドされてガイドチューブ8を通って外部へ引き出され、該先端部は前述のように外側に折り返されて反転ノズル9の外周に気密的に取り付けられている。
【0021】
ところで、図1に示すように、管ライニング材収納容器2の上部には、水槽12の下部から延びる水ホース13が接続されており、この水ホース13の途中には水ポンプ14とバルブ15が設けられている。又、管ライニング材収納容器2の上部には、エアー抜きパイプ16と圧力計17が取り付けられている。
【0022】
而して、地中に埋設された管路20は以下の手順によって修復される。
【0023】
即ち、図1に示す状態において、バルブ15を開いて水ポンプ14を駆動すると、水槽12内の水が水ポンプ14によって昇圧されて水ホース13から管ライニング材収納容器2と温水ホース収納容器1及び管ライニング材7の内部に充填され、図2に示すように、管ライニング材7が水圧によって管路20内に順次反転されながら挿入される。尚、このとき、管ライニング材収納容器2内に折り畳まれた状態で収納されている管ライニング材7は、ガイドローラ11によってガイドされながら順次送り出され、これに伴って温水ホース5も巻き戻されながら順次送り出される。又、管ライニング材収納容器2と温水ホース収納容器1及び管ライニング材7の内部に溜っていたエアーは、前記エアー抜きパイプ16から大気中に放出され、水圧は圧力計17によってチェックされる。
【0024】
ここで、管ライニング材7の反転に用いる圧力流体として水を用いた理由は、管ライニング材7の圧縮的な急速反転を防ぐとともに、温度コントロールが容易であることによる。尚、管ライニング材7の反転に用いられる水の温度は、15℃〜30℃にコントロールされる。
【0025】
以上のようにして、管ライニング材7の管路20内への反転挿入がなされるが、前記温水ホース5の長さは管ライニング材7の長さよりも短く設定されており、図3に示すように、管ライニング材7が未反転部を残した反転途中の状態でカップリングジョイント10を操作して管ライニング材7を管ライニング材収納容器2(ガイドチューブ8)から切り離す。そして、図示のように、温水ホース5のエンド部に連結温水ホース18をカップリングジョイント19によってワンタッチで連結し、図4に示すように、反転ノズル9に閉止ノズル21をカップリングジョイント10によってワンタッチで取り付けて管ライニング材7のエンド部を気密的に閉止する。尚、連結温水ホース18は、閉止ノズル21に取り付けられたシール部材22を気密的に通過して管ライニング材7の外部に延出している。
【0026】
而して、図4に示す状態において、バルブ15を開いて水ポンプ14を駆動すると、水槽12内の水が水ポンプ14によって昇圧されて水ホース13から管ライニング材7の内部に充填され、図4に示すように、管ライニング材7が水圧によって再び管路20内に反転挿入され、これに伴って温水ホース5と連結温水ホース18が管ライニング材7の内部に引き込まれていく。尚、管ライニング材7の管路20内への反転挿入に際しては、該管ライニング材7と温水ホース5及び連結温水ホース18の外周面にはシリコーンオイル、フッ素オイル等の潤滑剤が塗布されている。
【0027】
そして、管ライニング材7の反転がその全長に亘って完了すると、図5に示すように、地上に設置された温水槽23の下部に前記連結温水ホース18を接続するとともに、閉止ノズル21から延びる排出ホース24を温水槽23の上方に開口せしめる。尚、連結温水ホース18の管ライニング材7の外部に延びる部分の途中には温水ポンプ25とバルブ26が設けられ、排出ホース24の途中にはバルブ27が設けられている。
【0028】
又、温水槽23の下部からは循環ホース28が導出しており、その途中には温水ポンプ29とバルブ30及びボイラー31が設けられており、循環ホース28の端部は図示のように温水槽23の上方において開口している。尚、温水槽23内には予め少なくとも60℃以上に加熱された温水が収容されており、温水槽23の側壁には圧力計32が取り付けられている。
【0029】
更に、閉止ノズル21には、コンプレッサ33から延びるエアーホース34が接続されるとともに、圧力計35が取り付けられており、エアーホース34の途中にはバルブ36が設けられている。
【0030】
而して、温水ポンプ25を駆動して温水槽23内の温水を連結温水ホース18及び温水ホース5に流すとともに、コンプレッサ33を駆動して圧縮エアーをエアーホース34から管ライニング材7の内部に供給して該管ライニング材7の内部を加圧すれば、温水は温水ホース5の先端部に穿設された複数の吐出口から管ライニング材7内の先端部(エンド部)において吐出される。そして、この温水は、管ライニング材7内の圧力によって加圧されて排出方向に向かって図示矢印方向に流れ、その過程で管ライニング材7を内部から加熱し、管ライニング材7の加熱によって温度の下がった温水は、排出ホース24を通って管ライニング材7外に排出されて温水槽23へと回収される。
【0031】
ここで、温水槽23においては、温水ポンプ29及びボイラー31が駆動され、温度の低下した温水は、ボイラー31によって所定温度に加熱されて温水槽23に戻される。この作業が繰り返されることによって、温水槽23内の温水は少なくとも60℃以上の所定温度に維持されている。
【0032】
而して、管ライニング材7の加熱によって温度の低下した温水が温水槽23に回収され、ボイラー31によって加熱された温水が連結温水ホース18及び温水ホース5を通って管ライニング材7の内部に再び供給されて管ライニング材7の加熱に供されるが、このような作業を繰り返すことによって温水が管ライニング材7と温水槽23を含む閉ループを循環し、これによって管ライニング材7が全長に亘って均一に加熱され、該管ライニング材7に含浸された熱硬化性樹脂が硬化する。従って、硬化した管ライニング材7によって管路20の内壁がライニングされ、管ライニング材7の不要部分を切除することによって一連の工程が終了し、老朽化した管路20が修復される。
【0033】
以上のように、本発明に係る管路修復工法によれば、密閉容器を構成する温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2内に水圧を作用させて管ライニング材7を管路20内に反転挿入した後、該管ライニング材7を管ライニング材収納容器2から切り離し、この切り離した管ライニング材7の内部に温水を循環させて該管ライニング材7を加熱するようにしたため、従来のように密閉容器の容積分の水を加熱する必要がなく、その分だけ熱エネルギーが不要となって省エネルギーを実現することができる。そして、管ライニング材7の反転には、従来の水頭圧に代えて密閉容器である温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2に作用する水圧を利用するため、高所での作業が不要となり、作業性良く且つ安全に作業を進めることができる。
【0034】
又、本発明工法では、温水ホース5の長さを管ライニング材7の長さより短く設定し、管ライニング材7が未反転部を残した反転途中の状態で該管ライニング材7を管ライニング材収納容器2から切り離した後、温水ホース5に連結温水ホース18を連結し、該連結温水ホース18と温水ホース5から管ライニング材7の内部に温水を吐出するようにしたため、管路20の長さが現場により多少異なっていたり、反転中に管ライニング材7に伸びが発生した場合でも、管ライニング材7の反転途中に温水ホース5に連結される連結温水ホース18の出し入れによって、該温水連結ホース18と温水ホース5の全体の長さを微調整することができ、管ライニング材7の内部に温水を安定的に供給することができる。
【0035】
更に、本発明工法では、密閉容器を着脱可能な温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2とで構成したため、温水ホース収納容器1を施工現場に配置し、工場で製造された管ライニング材7を管ライニング材収納容器2に収納して施工現場まで搬送することができ、搬送するのは管ライニング材収納容器2のみで済む。この結果、コンパクトな搬送が可能となって搬送コストを下げることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の一端を折り返して反転ノズルに気密的に取り付け、同管ライニング材の他端を気密的に閉止してこれに温水ホースを取り付け、これらの管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収納し、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を前記密閉容器から切り離し、管ライニング材の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材の内部に引き込まれて前記閉止ノズルを気密的に通過する前記温水ホースから温水を管ライニング材の内部に吐出するとともに、管ライニング材の内部の温水を排出する作業を繰り返して管ライニング材の内部に温水を循環させることによって、管ライニング材の全体を加熱して該管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させるようにしたため、管ライニング材の反転に高い水頭を要することなく、作業性良く且つ安全に作業を進めることができるとともに、省エネルギーを実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図2】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図3】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図4】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図5】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 温水ホース収納容器(密閉容器)
2 管ライニング材収納容器(密閉容器)
5 温水ホース
7 管ライニング材
8 ガイドチューブ
9 反転ノズル
12 水槽
14 水ポンプ
18 連結温水ホース
20 管路
21 閉止ノズル
23 温水槽
24 排出ホース
25 温水ポンプ
29 温水ポンプ
31 ボイラー
33 コンプレッサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材を用いて施工される管路修復工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設された下水管等の管路が老朽化した場合、該管路を地中から掘出することなく、管路の内周面にライニングを施して該管路を修復する管路修復工法が知られている。
【0003】
上記管路修復工法は、例えば未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材を流体圧によって管路内に反転挿入した後、この管ライニング材を流体圧によって膨張させてこれを管路の内周面に押圧したまま、該管ライニング材を温水等によって加熱し、管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることによって管路内に硬化したプラスチックパイプを形成し、このプラスチックパイプによって管路の内壁をライニングして該管路を修復する工法である。
【0004】
ところで、斯かる管路修復工法において、管ライニング材を管路内へ反転挿入するための流体圧として水頭圧を利用する場合、管径が小さく、且つ、管ライニング材の板厚が大きいときには、必要な反転圧力が大きくなるために高い水頭が必要であった。例えば、管径がφ75mmで、管ライニング材の板厚が3.0mmである場合には、20mの高さの水頭が必要であった。
【0005】
このように、水頭が高くなると、管ライニング材を高所まで引き上げる必要があり、反転作業が高所作業となって、作業性が悪くて危険であるばかりか、管路のライニングに供されない無駄な管ライニング材が多くなるという問題があった。
【0006】
そこで、管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収容し、密閉容器内を加圧することによって前記問題を解決する提案がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法では、熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の加熱に温水を用いる場合、密閉容器内と管ライニング材内全体の容積に相当する多量の水を加熱する必要があるため、加熱に多大なエネルギーを要するという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、管ライニング材の反転に高い水頭を要することなく、作業性良く且つ安全に作業を進めることができるとともに、省エネルギーを実現することができる管路修復工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の一端を折り返して反転ノズルに気密的に取り付け、同管ライニング材の他端を気密的に閉止してこれに温水ホースを取り付け、これらの管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収納し、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を前記密閉容器から切り離し、管ライニング材の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材の内部に引き込まれて前記閉止ノズルを気密的に通過する前記温水ホースから温水を管ライニング材の内部に吐出するとともに、管ライニング材の内部の温水を排出する作業を繰り返して管ライニング材の内部に温水を循環させることによって、管ライニング材の全体を加熱して該管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1記載の発明によれば、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を密閉容器から切り離し、この切り離した管ライニング材の内部に温水を循環させて管ライニング材を加熱するようにしたため、従来のように密閉容器の容積分の水を加熱する必要がなく、その分だけ熱エネルギーが不要となって省エネルギーを実現することができる。そして、管ライニング材の反転には、従来の水頭圧に代えて密閉容器に作用する水圧を利用するため、高所での作業が不要となり、作業性良く且つ安全に作業を進めることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記温水ホースの長さを前記管ライニング材の長さより短く設定し、管ライニング材が未反転部を残した反転途中の状態で該管ライニング材を前記密閉容器から切り離した後、温水ホースに連結温水ホースを連結し、該連結温水ホースと温水ホースから管ライニング材の内部に温水を吐出するようにしたことを特徴とする。
【0012】
従って、請求項2記載の発明によれば、管路の長さが現場により多少異なっていたり、反転中に管ライニング材に伸びが発生した場合でも、管ライニング材の反転途中に温水ホースに連結される連結温水ホースの出し入れによって、該温水連結ホースを含む温水ホース全体の長さを微調整することができ、管ライニング材の内部に温水を安定的に供給することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記密閉容器を着脱可能な温水ホース収納容器と管ライニング材収納容器とで構成したことを特徴とする。
【0014】
従って、請求項3記載の発明によれば、温水ホース収納容器を施工現場に配置し、工場で製造された管ライニング材を管ライニング材収納容器に収納して施工現場まで搬送することができるため、搬送するのは管ライニング材収納容器のみで済み、コンパクトな搬送が可能となって搬送コストを下げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図5は本発明に係る管路修復工法をその工程順に示す断面図である。
【0017】
図1に示すように、地上には各々独立に構成された円筒状の温水ホース収納容器1と矩形ボックス状の管ライニング材収納容器2が設置されており、両者は着脱可能に連結されている。即ち、温水ホース収納容器1の開口ノズル部1aと管ライニング材収納容器2の開口ノズル部2aとが相対向し、両者は連結チューブ3によって連結され、連結チューブ3はこれの両端に設けられたカップリングジョイント4によってワンタッチで固定され、これによって温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2が着脱可能、且つ、気密的に連結される。
【0018】
ところで、前記温水ホース収納容器1内には、可撓性の温水ホース5が巻回された状態で収納されており、該温水ホース5の一端にはロープ6が連結されている。
【0019】
他方、前記管ライニング材収納容器2内には、可撓性の管ライニング材7が多層に折り畳まれた状態で収納されており、該管ライニング材7の一端(エンド端)は気密的に閉止されて前記温水ホース5の先端に連結されている。ここで、管ライニング材7は、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸したポリエステル、ビニロン、アクリル等の管状不織布の外表面をポリウレタン、ポリエチレン等の気密性の高いプラスチックフィルムで被覆して構成されており、管状不織布に含浸される未硬化の熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、ビニールエステル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。
【0020】
又、管ライニング材収納容器2の開口ノズル2bにはガイドチューブ8の一端が連結されており、該ガイドチューブ8の他端には反転ノズル9がカップリングジョイント10によってワンタッチで着脱可能に取り付けられている。そして、この反転ノズル9には、前記管ライニング材収納容器2内に収納された前記管ライニング材7の先端が外側に折り返されて気密的に取り付けられている。即ち、管ライニング材収納容器2内に折り畳まれた状態で収納された管ライニング材7は、その先端がガイドローラ11によってガイドされてガイドチューブ8を通って外部へ引き出され、該先端部は前述のように外側に折り返されて反転ノズル9の外周に気密的に取り付けられている。
【0021】
ところで、図1に示すように、管ライニング材収納容器2の上部には、水槽12の下部から延びる水ホース13が接続されており、この水ホース13の途中には水ポンプ14とバルブ15が設けられている。又、管ライニング材収納容器2の上部には、エアー抜きパイプ16と圧力計17が取り付けられている。
【0022】
而して、地中に埋設された管路20は以下の手順によって修復される。
【0023】
即ち、図1に示す状態において、バルブ15を開いて水ポンプ14を駆動すると、水槽12内の水が水ポンプ14によって昇圧されて水ホース13から管ライニング材収納容器2と温水ホース収納容器1及び管ライニング材7の内部に充填され、図2に示すように、管ライニング材7が水圧によって管路20内に順次反転されながら挿入される。尚、このとき、管ライニング材収納容器2内に折り畳まれた状態で収納されている管ライニング材7は、ガイドローラ11によってガイドされながら順次送り出され、これに伴って温水ホース5も巻き戻されながら順次送り出される。又、管ライニング材収納容器2と温水ホース収納容器1及び管ライニング材7の内部に溜っていたエアーは、前記エアー抜きパイプ16から大気中に放出され、水圧は圧力計17によってチェックされる。
【0024】
ここで、管ライニング材7の反転に用いる圧力流体として水を用いた理由は、管ライニング材7の圧縮的な急速反転を防ぐとともに、温度コントロールが容易であることによる。尚、管ライニング材7の反転に用いられる水の温度は、15℃〜30℃にコントロールされる。
【0025】
以上のようにして、管ライニング材7の管路20内への反転挿入がなされるが、前記温水ホース5の長さは管ライニング材7の長さよりも短く設定されており、図3に示すように、管ライニング材7が未反転部を残した反転途中の状態でカップリングジョイント10を操作して管ライニング材7を管ライニング材収納容器2(ガイドチューブ8)から切り離す。そして、図示のように、温水ホース5のエンド部に連結温水ホース18をカップリングジョイント19によってワンタッチで連結し、図4に示すように、反転ノズル9に閉止ノズル21をカップリングジョイント10によってワンタッチで取り付けて管ライニング材7のエンド部を気密的に閉止する。尚、連結温水ホース18は、閉止ノズル21に取り付けられたシール部材22を気密的に通過して管ライニング材7の外部に延出している。
【0026】
而して、図4に示す状態において、バルブ15を開いて水ポンプ14を駆動すると、水槽12内の水が水ポンプ14によって昇圧されて水ホース13から管ライニング材7の内部に充填され、図4に示すように、管ライニング材7が水圧によって再び管路20内に反転挿入され、これに伴って温水ホース5と連結温水ホース18が管ライニング材7の内部に引き込まれていく。尚、管ライニング材7の管路20内への反転挿入に際しては、該管ライニング材7と温水ホース5及び連結温水ホース18の外周面にはシリコーンオイル、フッ素オイル等の潤滑剤が塗布されている。
【0027】
そして、管ライニング材7の反転がその全長に亘って完了すると、図5に示すように、地上に設置された温水槽23の下部に前記連結温水ホース18を接続するとともに、閉止ノズル21から延びる排出ホース24を温水槽23の上方に開口せしめる。尚、連結温水ホース18の管ライニング材7の外部に延びる部分の途中には温水ポンプ25とバルブ26が設けられ、排出ホース24の途中にはバルブ27が設けられている。
【0028】
又、温水槽23の下部からは循環ホース28が導出しており、その途中には温水ポンプ29とバルブ30及びボイラー31が設けられており、循環ホース28の端部は図示のように温水槽23の上方において開口している。尚、温水槽23内には予め少なくとも60℃以上に加熱された温水が収容されており、温水槽23の側壁には圧力計32が取り付けられている。
【0029】
更に、閉止ノズル21には、コンプレッサ33から延びるエアーホース34が接続されるとともに、圧力計35が取り付けられており、エアーホース34の途中にはバルブ36が設けられている。
【0030】
而して、温水ポンプ25を駆動して温水槽23内の温水を連結温水ホース18及び温水ホース5に流すとともに、コンプレッサ33を駆動して圧縮エアーをエアーホース34から管ライニング材7の内部に供給して該管ライニング材7の内部を加圧すれば、温水は温水ホース5の先端部に穿設された複数の吐出口から管ライニング材7内の先端部(エンド部)において吐出される。そして、この温水は、管ライニング材7内の圧力によって加圧されて排出方向に向かって図示矢印方向に流れ、その過程で管ライニング材7を内部から加熱し、管ライニング材7の加熱によって温度の下がった温水は、排出ホース24を通って管ライニング材7外に排出されて温水槽23へと回収される。
【0031】
ここで、温水槽23においては、温水ポンプ29及びボイラー31が駆動され、温度の低下した温水は、ボイラー31によって所定温度に加熱されて温水槽23に戻される。この作業が繰り返されることによって、温水槽23内の温水は少なくとも60℃以上の所定温度に維持されている。
【0032】
而して、管ライニング材7の加熱によって温度の低下した温水が温水槽23に回収され、ボイラー31によって加熱された温水が連結温水ホース18及び温水ホース5を通って管ライニング材7の内部に再び供給されて管ライニング材7の加熱に供されるが、このような作業を繰り返すことによって温水が管ライニング材7と温水槽23を含む閉ループを循環し、これによって管ライニング材7が全長に亘って均一に加熱され、該管ライニング材7に含浸された熱硬化性樹脂が硬化する。従って、硬化した管ライニング材7によって管路20の内壁がライニングされ、管ライニング材7の不要部分を切除することによって一連の工程が終了し、老朽化した管路20が修復される。
【0033】
以上のように、本発明に係る管路修復工法によれば、密閉容器を構成する温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2内に水圧を作用させて管ライニング材7を管路20内に反転挿入した後、該管ライニング材7を管ライニング材収納容器2から切り離し、この切り離した管ライニング材7の内部に温水を循環させて該管ライニング材7を加熱するようにしたため、従来のように密閉容器の容積分の水を加熱する必要がなく、その分だけ熱エネルギーが不要となって省エネルギーを実現することができる。そして、管ライニング材7の反転には、従来の水頭圧に代えて密閉容器である温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2に作用する水圧を利用するため、高所での作業が不要となり、作業性良く且つ安全に作業を進めることができる。
【0034】
又、本発明工法では、温水ホース5の長さを管ライニング材7の長さより短く設定し、管ライニング材7が未反転部を残した反転途中の状態で該管ライニング材7を管ライニング材収納容器2から切り離した後、温水ホース5に連結温水ホース18を連結し、該連結温水ホース18と温水ホース5から管ライニング材7の内部に温水を吐出するようにしたため、管路20の長さが現場により多少異なっていたり、反転中に管ライニング材7に伸びが発生した場合でも、管ライニング材7の反転途中に温水ホース5に連結される連結温水ホース18の出し入れによって、該温水連結ホース18と温水ホース5の全体の長さを微調整することができ、管ライニング材7の内部に温水を安定的に供給することができる。
【0035】
更に、本発明工法では、密閉容器を着脱可能な温水ホース収納容器1と管ライニング材収納容器2とで構成したため、温水ホース収納容器1を施工現場に配置し、工場で製造された管ライニング材7を管ライニング材収納容器2に収納して施工現場まで搬送することができ、搬送するのは管ライニング材収納容器2のみで済む。この結果、コンパクトな搬送が可能となって搬送コストを下げることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の一端を折り返して反転ノズルに気密的に取り付け、同管ライニング材の他端を気密的に閉止してこれに温水ホースを取り付け、これらの管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収納し、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を前記密閉容器から切り離し、管ライニング材の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材の内部に引き込まれて前記閉止ノズルを気密的に通過する前記温水ホースから温水を管ライニング材の内部に吐出するとともに、管ライニング材の内部の温水を排出する作業を繰り返して管ライニング材の内部に温水を循環させることによって、管ライニング材の全体を加熱して該管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させるようにしたため、管ライニング材の反転に高い水頭を要することなく、作業性良く且つ安全に作業を進めることができるとともに、省エネルギーを実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図2】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図3】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図4】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【図5】本発明に係る管路修復工法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 温水ホース収納容器(密閉容器)
2 管ライニング材収納容器(密閉容器)
5 温水ホース
7 管ライニング材
8 ガイドチューブ
9 反転ノズル
12 水槽
14 水ポンプ
18 連結温水ホース
20 管路
21 閉止ノズル
23 温水槽
24 排出ホース
25 温水ポンプ
29 温水ポンプ
31 ボイラー
33 コンプレッサ
Claims (3)
- 未硬化の熱硬化性樹脂を含浸して成る管ライニング材の一端を折り返して反転ノズルに気密的に取り付け、同管ライニング材の他端を気密的に閉止してこれに温水ホースを取り付け、これらの管ライニング材と温水ホースを密閉容器内に収納し、密閉容器内に水圧を作用させて管ライニング材を管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を前記密閉容器から切り離し、管ライニング材の切り離し部を閉止ノズルで気密的に閉止し、管ライニング材の内部に引き込まれて前記閉止ノズルを気密的に通過する前記温水ホースから温水を管ライニング材の内部に吐出するとともに、管ライニング材の内部の温水を排出する作業を繰り返して管ライニング材の内部に温水を循環させることによって、管ライニング材の全体を加熱して該管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする管路修復工法。
- 前記温水ホースの長さを前記管ライニング材の長さより短く設定し、管ライニング材が未反転部を残した反転途中の状態で該管ライニング材を前記密閉容器から切り離した後、温水ホースに連結温水ホースを連結し、該連結温水ホースと温水ホースから管ライニング材の内部に温水を吐出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の管路修復工法。
- 前記密閉容器を着脱可能な温水ホース収納容器と管ライニング材収納容器とで構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の管路修復工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360231A JP2004188818A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 管路修復工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360231A JP2004188818A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 管路修復工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004188818A true JP2004188818A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32759363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002360231A Pending JP2004188818A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 管路修復工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004188818A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223810A (ja) * | 2004-12-28 | 2014-12-04 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 管ライニング材反転方法 |
WO2021010169A1 (ja) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | ライニング材を反転させる方法 |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002360231A patent/JP2004188818A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223810A (ja) * | 2004-12-28 | 2014-12-04 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 管ライニング材反転方法 |
WO2021010169A1 (ja) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | ライニング材を反転させる方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7311121B2 (en) | Lateral pipe lining material and lateral pipe lining method | |
KR100199645B1 (ko) | 지관 라이닝공법 | |
JP2605220B2 (ja) | 枝管ライニング工法 | |
US5397513A (en) | Method for installing a length of substantially rigid thermoplastic pipe in an existing conduit | |
FI94079C (fi) | Menetelmä vaihtoputken asentamiseksi olemassa olevaan maanalaiseen putkijohtoon | |
US5490964A (en) | Method and device for repairing a tubular conduit | |
US20140202569A1 (en) | Apparatus and method to repair the junction of a sewer main line and lateral pipe | |
JP2008539368A (ja) | 現場硬化型ライナーの空気圧反転挿入及び蒸気硬化装置及び方法 | |
US20070163665A1 (en) | Vertical pipe lining method and system | |
JP2004188818A (ja) | 管路修復工法 | |
JPH09254258A (ja) | 管ライニング工法 | |
JP2003165158A (ja) | 管ライニング工法 | |
JP3784901B2 (ja) | 排水管等の管路更生装置 | |
KR20040000159A (ko) | 하수 가지관의 비굴착 보수장치 및 그 공법 | |
JP3710326B2 (ja) | 管ライニング工法 | |
JP6039855B1 (ja) | 配管内壁のライニング方法 | |
KR20000006990A (ko) | 노후된 관을 보수하기 위한 연질튜브 반전삽입 밀착방법및 장치 | |
JP2644437B2 (ja) | 枝管ライニング工法 | |
KR101702015B1 (ko) | 관로보수용 보강튜브 반전장치 | |
KR101744945B1 (ko) | 비굴착 상하수도 보수를 위한 연속 반전기용 밀폐 차단 장치 및 이를 이용한 비굴착 상하수도 보수 보강 방법 | |
JP3827348B2 (ja) | 補修材、補修材の固定構造および管路の補修方法 | |
JP2000015699A (ja) | マンホール用ライニング材とその製造方法及びマンホールライニング工法 | |
KR20040103858A (ko) | 관 라이닝재의 반전방법 및 이를 이용한 관 라이닝 공법 | |
JP4245860B2 (ja) | 管路の補修方法 | |
US20210148502A1 (en) | Device for renovating damaged line walls, comprising a mixing device for mixing the renovation compound at the work site |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |