JP2004188133A - 医療用酸素濃縮器吸気部用除じんフィルタ - Google Patents

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Kojiro Nagatsuka
孝二郎 長塚
Hideaki Kanda
秀明 神田
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OSHIDARI KENKYUSHO KK
Teijin Ltd
Oshitari Laboratory Inc
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OSHIDARI KENKYUSHO KK
Teijin Ltd
Oshitari Laboratory Inc
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Abstract

【課 題】近年、医療用酸素濃縮器が在宅医療用機器として一般家庭に普及すると共に、従来の吸気部用フィルタを汚れたままで洗浄せずに使用し続けたり、洗浄が不十分であったりした場合に、目詰まりを生じ、酸素濃縮器本体の故障に至る場合が頻発している。
【解決手段】本発明では本発明の医療用酸素濃縮器吸気用除じんフィルタのろ過材である平織りした合成樹脂網をジグザグにプリーツ加工することで、ろ過体の通気断面積を変えずにろ過材の使用面積を大幅に増加させ、粉じん保持量を大幅に増大し、長期間目詰まりしない構造とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は医療分野において慢性呼吸不全例、肺高血圧症などに対する酸素療法に使用する図6に例示した医療用酸素濃縮器の医療用酸素濃縮器吸気部除じんフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の医療用酸素濃縮器吸気部用除じんフィルタ(以後、従来の吸気部用フィルタと言う。)は図4に示すように合成樹脂網の表面が凹凸になるように織り加工した厚さtが1〜3mmのハニカムメッシュと称される合成樹脂網より成るろ過材をそのまま平板状ろ過体(以後、パネル型ろ過体と言う。)14とし、厚さtが10mm程度の合成樹脂枠体内に収納して接着し、平板状に形成した図3に示すようなパネル型のフィルタ3が使用されている。
【0003】
このようなパネル型のフィルタは構造が単純で、汚れたら水で洗浄することで繰り返し使用することができるが、パネル型ろ過体は空気処理の有効面積が小さいのが欠点であり、長期間使用する場合は度々洗浄しなければならない。
【0004】
また、パネル型ろ過体を形成するハニカムメッシュは合成繊維モノフィラメントをハチス織りにすることで厚さ方向に1〜3mmの凹凸構造を持たせた合成樹脂網で、繊維状じん埃を効率よく捕集できるが、凹凸部に絡まった繊維状じん埃は洗浄しても容易に離脱し難い場合がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−126084 医療用酸素濃縮機
【特許文献2】
特開2001−353224 医療用酸素濃縮機
【特許文献3】
特開2001−259039 熱式質量流量コントローラを装備した医療用酸素濃縮機
【特許文献4】
特開平9−103490 酸素濃縮機モニターシステム
【非特許文献1】
ライフサイエンス出版(株)
セラピューテック・リサーチ1989年10巻2号 今日の在宅酸素療法7頁
【非特許文献2】
ライフサイエンス出版(株)
セラピューテック・リサーチ1990年11巻3号別冊 第1回在宅呼吸管理看護研修会 21〜27頁
【非特許文献3】
照林社 自分でできる呼吸リハビリテーション ISBN4−7965−2013−936〜44頁
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、医療用酸素濃縮器が在宅医療用機器として一般家庭に普及すると共に、従来の吸気部用フィルタを汚れたままで洗浄せずに使用し続けたり、洗浄が不十分であったりした場合に、目詰まりを生じ、酸素濃縮器本体の故障に至る場合が頻発している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では本発明の医療用酸素濃縮器吸気用除じんフィルタ(以後、本発明の吸気部用フィルタと言う。)のろ過材である平織りした合成樹脂網をジグザグにプリーツ加工することで、ろ過体の通気断面積を変えずにろ過材の使用面積を大幅に増加させ、粉じん保持量を大幅に増大し、長期間目詰まりしない構造とした。
【0008】
本発明では、本発明の吸気部用フィルタのろ過材である合成樹脂網の構造を単純な平織網構造としたことで、洗浄時に繊維状じん埃が容易に離脱できるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の吸気部用フィルタの好ましい実施の形態について説明する。 図1は本発明の実施の形態にかかる本発明の吸気部用フィルタの概略的な分解組み立て図を示す。図示のように、処理空気の流通方向(図中、矢印12で示す方向)に開口するように、枠板10a、10b、10c、10dの接部に接着剤で固着し組み立てて、形成した箱形枠体中に、ろ過材をプリーツ加工して形成されたろ過体(以後、プリーツ型ろ過体と言う。)11が収納され、枠体とプリーツ型ろ過体11の接部が接着剤で固着されている。
【0010】
図2はプリーツ型ろ過体11の部分拡大図を示す。図示のように、プリーツ型ろ過体はプリーツ加工のプリーツ折り幅hとプリーツ間隔hの値を任意に決定することで、使用するろ過材量を適宜に選定することができる構造である。
【0011】
即ち、本発明の吸気部用フィルタはろ過材をプリーツ加工したプリーツ型ろ過体を形成することで、吸気断面積を変えずに、吸気断面積より大きいろ過材量を枠体10の中に収納できる。
【0012】
因みに、図3は従来の吸気部用フィルタの組み立て図を示す。図示のように、ろ過材がパネル型ろ過体14として枠体13の中に収納され、枠体13とろ過体14が接着剤または融着により固着されている。
即ち、従来の吸気部用フィルタは吸気断面積に等しいろ過材量しか枠体13の中に収納できない。
【0013】
本発明の吸気部用フィルタはプリーツ折り幅が8〜50mmで、好ましくは10〜30mmである。プリーツ折り幅が8mm未満ではプリーツ加工が難しい上に、風圧による変形が生じやすくなる。またプリーツ折り幅が50mmを越える場合ではフィルタの奥行き寸法が大きくなり、設置スペースの確保が難しいこと、通気抵抗を増加させる場合があること等を生ずる。
【0014】
本発明の吸気部用フィルタはプリーツ間隔が3〜31mmで好ましくは4〜15mmである。プリーツ間隔が3mm未満の場合、繊維状じん埃等がプリーツ頭頂部とそれに隣接するプリーツ頭頂部の間に吊り橋状に捕捉されてろ過体の気流流入部を塞いでしまい、有効ろ過面積を著しく小さくすることが生じる。また、プリーツ間隔が31mmを越える場合プリーツ折り幅が50mm以下の条件を勘案すればろ過材面積が吸気断面積の約3倍以下になることからプリーツ加工によるろ過材面積増加のメリットがあまりない。
【0015】
本発明の吸気部用フィルタはろ過材がポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、のいずれかの材質の線径100〜250μmの合成樹脂繊維のモノフィラメントを平織した合成樹脂網である。材質の線径が100μm未満では形成した合成樹脂網が柔軟で、プリーツ加工した場合のプリーツ形状が安定しない。また、線径が250μmを越える場合、プリーツ加工が難しくなる。
【0016】
本発明の吸気部用フィルタはろ過材が合成樹脂繊維モノフィラメントより成る合成樹脂網であるが、合成樹脂マルチフィラメントを使用した合成樹脂網の場合は、汚れがマルチフィラメントのフィラメントとフィラメントの間に入り込んで、洗浄しても落ちにくいので、この場合、使用に適さない。
【0017】
本発明の吸気部用フィルタはろ過材が合成樹脂繊維モノフィラメントを平織した合成樹脂網である。合成樹脂網は平織構造の他、綾織構造及び、ハチス織の物もあるが、プリーツ加工性、洗浄時の汚れの落ちやすさで、平織構造が最も適している。
【0018】
【実施例1】
ポリプロピレン樹脂製70メッシュオープニング289μmのメッシュをプリーツ折り幅18mmにプリーツ加工し形成したろ過材を、硬質紙(KTボード#80)で縦82mm,横102mm,奥行20mm(通気断面積80cm)の箱形の枠体を形成した内側にプリーツ間隔が約5mmになるように収納し、ろ過材と枠体内壁面の接面をウレタン系シール材で固着して図3に示す構造の吸気部用フィルタを形成した。この吸気部用フィルタを図5の試験装置に装着し風量600L/minを通風しながら、吸気部用フィルタ上流部に繊維状粉じんであるコットンリントを供給し、圧力損失が初期より5mmHO上昇するまでの粉じん保持量を測定した。結果を後記表1に示す。
【0019】
(比較例1)
ハニカムメッシュをろ過材として縦82mm,横102mm,奥行5mm(通気断面積80cm)の図3に示す構造の従来の吸気部用フィルタを形成した。このフィルタを図5の試験装置の供試フィルタ部に装着し、実施例1と同様にして粉じん保持量を測定した。結果を後記表1に示す。
【0020】
【表1】
Figure 2004188133
【0021】
【発明の効果】
本超寿命で洗浄再生が容易な本発明の吸気部用除じんフィルタを提供することで、医療用酸素濃縮器吸気部用除じんフィルタの目詰まりによる 医療用酸素濃縮器の故障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気部用フィルタの概略的な分解組み立て図である。
【図2】本発明の吸気部用フィルタの平織りした合成樹脂網をプリーツ加工してなるろ過体11のプリーツ折幅h、及びプリーツ間隔hを説明する部分拡大図である。
【図3】従来の吸気部用フィルタ(例)の組立図で平板状の外形であることを示す。
【図4】従来の吸気部用フィルタ(例)の図3に おけるA−A’断面図でろ過体に凹凸があること、及び、合成樹脂網14を織り加工した厚さt及び、合成樹脂枠体13の厚さtを示す。
【図5】実施例1 及び比較例1で使用した粉じん保持量を測定した試験装置の概念図である。
【図6】在宅医療用酸素濃縮機(例)である。
【符号の説明】
1 本発明の吸気部フィルタ(プリーツ型のフィルタ)
2 プリーツ型ろ過体
3 従来の吸気部フィルタ(パネル型のフィルタ)
4 パネル型ろ過体
5 粉じん保持量測定試験装置
6 在宅医療用酸素濃縮機

Claims (1)

  1. ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニリデン樹脂のいずれかの材質の線径100〜250μmの合成繊維モノフィラメントを使用した、目開き50〜90メッシュ、オープニング155〜308μmの平織りした合成樹脂網より成るろ過材をジグザグに、折り幅8〜50mmにプリーツ加工して成るろ過体を合成樹脂又は硬質紙により形成された枠体に収納し、ろ過材と枠体の接面をシール材又は接着剤で固着して成るろ過材のプリーツ間隔が3〜31mmの医療用酸素濃縮器吸気部用除じんフィルタ
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