JP2004187555A - 卵取出方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースに詰められた卵をケースから取り出す作業を自動化、及び高速化する。
【解決手段】取出装置10は、卵14と卵保護シート18が詰められたケース12をスラットコンベア22で搬送し、反転させる。これにより、卵14と卵保護シート18が水中に投入される。卵保護シート18は浮上してシート掬い出し機48によって掬い出され、シート用コンベア56によって回収される。卵14は水中に沈んで第1コンベア42で搬送され、均し機74で均されながら第2コンベア60に移送される。そして、整列した状態で搬送されて割卵機16に投入される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は卵取出方法及び装置に係り、特に、割卵機の前段においてケースから卵を取り出す卵取出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
割卵機は、鶏卵などの殻付卵(以下、単に卵と称する)を自動的に割卵し、卵黄と卵白を取り出す装置であり、食品加工の分野で広く利用されている。特許文献1には、卵を搬送する割卵コンベアに割卵機構を設けた割卵機が記載されている。この割卵機によれば、割卵コンベアで卵を搬送しながら割卵機構で割卵することによって連続的な処理を行うことができる。
【0003】
このような割卵機は、卵を整列した状態で投入する必要がある。すなわち、乱雑状態で卵を投入すると、割卵コンベアが卵を正しく搬送できなくなり、割卵時に不具合が発生したり、処理速度が低下したりするなどの問題が発生する。
【0004】
ところで、卵は、図2に示すように、卵保護シート18に保護された状態で積み重ねられて、ケース12に詰められている。詰められた卵14は、手作業でケース12から取り出され、整列させた後に割卵機に投入される。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−192086号公報(第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、手作業によってケースから卵を取り出して整列させていたため、手間がかかり、作業時間が非常に長いという問題があった。
【0007】
そこで、ケースから卵を取り出す作業を自動化し、処理を高速化することが望まれており、例えば、アームの先端に複数の卵を同時に吸着する装置が提案されている。この装置によれば、ケース内で整列している複数の卵を吸着手段で同時に吸着して保持しながら、アームを揺動、旋回することによって、卵を整列した状態のまま投入用コンベアの上に載せる。したがって、卵の取出作業を自動的に行うことができる。
【0008】
しかしながら、上述した装置は、卵の姿勢や大きさに応じて吸着力が変化し、卵が吸着されなかったり、或いは一旦吸着した卵が途中で落下して割れるという問題があった。また、上述した装置は複数段に積み重ねられた卵を一段ずつしか取り出すことができないため、処理速度が遅いという問題もあった。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、ケースに詰められた卵をケースから取り出す作業を自動化、及び高速化することのできる卵取出方法及び装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、卵保護シートによって卵が保護された状態でケースに詰められ、該ケースから前記卵と前記卵保護シートとを分別して前記卵を取り出す卵取出方法であって、前記ケースを反転させて、前記卵保護シートと前記卵とを水中に投入する投入工程と、前記水中に投入されて浮上した前記卵保護シートを回収するシート回収工程と、前記水中に投入されて水中に沈んだ前記卵を水中から水上に回収する卵回収工程と、を有することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明は前記目的を達成するために、卵保護シートによって卵が保護された状態で詰められたケースから、前記卵と前記卵保護シートとを分別して前記卵を取り出す卵取出装置において、前記ケースを反転させ、前記卵保護シートと前記卵とを水中に投入するケース反転手段と、前記水中に投入されて浮上した前記卵保護シートを回収するシート回収手段と、前記水中に投入されて沈んだ前記卵を水中から水上に回収する卵回収手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明の発明者は、卵保護シートの材料に着目し、卵保護シートが気泡を多く含んだ厚紙で構成されているため、比重が軽く、水中に投入すれば浮上するという知見を得た。
【0013】
本発明はこのような知見に基づいて成されたもので、ケースを反転させて、卵と卵保護シートを水中に投入するようにしたので、卵と卵保護シートをその比重の違いによって自動的に分別することができる。したがって、卵と卵保護シートをそれぞれ別々に回収することができる。また、本発明によれば、ケースを反転して卵を回収するので、ケース内に卵が複数段に詰められていても、一度に処理することができ、処理速度を向上させることができる。さらに、本発明によれば、ケース内に詰められている卵の姿勢や大きさに影響されることなく、確実に処理することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、卵回収手段は、ケースから水中に投入されて沈んだ卵を水中で搬送する第1コンベアと、第1コンベアで搬送された卵を水中で受け取って水上に搬送する第2コンベアと、第1コンベアから第2コンベアに卵が移送される際に卵を均して整列させる整列手段と、から成ることを特徴としている。本発明によれば、整列手段によって卵を均しながら、第1コンベアから第2コンベアに卵を移送するので、卵を整列させた状態で回収することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、ケース反転手段は、ケースを着脱自在に保持する保持部材を有し、保持部材に保持されたケースを水上から水中に搬送して前記ケースを水面近傍で反転させる反転コンベアと、ケースを反転コンベアの保持部材に保持させる位置、及び保持状態を解除する位置に設けられ、保持部材に当接することによって、保持部材をケースの着脱が可能な姿勢に切り換えるガイドと、を備えたことを特徴としている。本発明によれば、ケースを反転コンベアに保持する位置と、ケースを反転コンベアから取り外す位置において、保持部材がガイドに当接し、ケースの着脱が可能になる。したがって、ケースの着脱が自動的に行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係る卵取出方法及び装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0017】
図1は、本発明に係る卵取出装置10の全体構成を模式的に示している。
【0018】
同図に示す卵取出装置10は、ケース12から卵14と卵保護シート18とを取り出し、分別して回収するとともに、回収した卵14を整列した状態で割卵機16に投入する装置である。
【0019】
ケース12は、図2に示すように、立方体状に形成されている。ケース12の底板は幅方向に突出しており、これによってフランジ12Aが形成されている。このフランジ12Aには、丸鋼38の先端が係合する孔12Bが形成されている。なお、ケース12の側板は、ケース12の内部に水が浸入しやすいように、開口を設けることが好ましい。
【0020】
ケース12の内部には、多数個の卵14が卵保護シート18に保護された状態で積み重ねられている。卵保護シート18は、厚紙やプラスチックによって作られており、その表面に形成された凹部18A、18A…にそれぞれ卵14が一個ずつ載せられている。こうして卵保護シート18に複数個の卵14を載せたものを、ケース12の内部に複数段積み重ねることにより、多数個の卵14がケース12に詰められている。
【0021】
卵14が詰められたケース12は、図1に示すように、まず、移載機20によってスラットコンベア(反転コンベアに相当)22の上に載せられる。スラットコンベア22は、駆動ローラ24、従動ローラ26、及びチェーン28を備えており、駆動ローラ24は移載機20に近接して配置され、従動ローラ26は水槽30の水に浸漬されている。チェーン28は無端状に形成され、駆動ローラ24と従動ローラ26に巻き掛けられている。また、チェーン28は不図示のスライドプレートにガイドされ、所定の軌道で走行するようになっている。
【0022】
図2に示すように、チェーン28には、短冊状のスラット32、32…が多数取り付けられている。スラット32の両端部には、台座34、スプリング36、及び丸鋼38からなる着脱装置が設けられている。丸鋼38はスプリング36を介して台座34に取り付けられており、その先端がスプリング36によってスラット32側に付勢されている。したがって、スプリング36の付勢力に抗して丸鋼38の先端とスラット32との間隔を広げ、その隙間にケース12のフランジ12Aを挿入し、さらに丸鋼38の先端をケース12の孔12Bに嵌め込むことによって、ケース12がスラット32に保持される。なお、着脱装置は、全てのスラット32に取り付けるのではなく、複数枚おきに取り付ければよい。
【0023】
スラットコンベア22に保持されたケース12は、図1に示す如く、水槽30の内部に搬送される。水槽30には、給水管31と排水管33が接続されており、給水管31から約10〜15℃の水が供給され、反対側の排水管33から排水が行われる。また、水槽30の内部には、給水管31側に攪拌翼46が設けられており、この攪拌翼46によって、給水管31から給水された水を排水管33に向けて攪拌することができる。これにより、水層30内の温度を均一に保つことができる。
【0024】
スラットコンベア22によって水槽30の内部に搬送されたケース12は水面近傍で反転され、卵14と卵保護シート18が水中に投入される。これによって空になったケース12が、反転した状態のまま、回収容器40の上方に搬送され、この位置でスラットコンベア22から手作業で取り外される。これにより、空のケース12が回収容器40に落下して回収される。
【0025】
ケース12から水中に投入された卵14と卵保護シート18のうち、卵保護シート18は、水よりも比重が小さいので浮上する。その際、第1コンベア42の下方に設けた散気管44からエアを散気することによって、卵保護シート18を気泡によって押し上げ、卵保護シート18の浮上効果を高めることができる。また、攪拌翼46を回転させて、図1の右方向に水流を形成することによって、卵保護シート18をシート掬い出し機48に確実に送ることができる。
【0026】
図3に示すように、シート掬い出し機48は、複数の鉤棒50とシャフト52から成り、シャフト52は不図示のモータに接続され、回転するようになっている。鉤棒50は、シャフト52に固定されており、先端は屈曲して鉤状になっている。また、鉤棒50は、シャフト52の軸方向に一定の間隔で取り付けられている。この間隔は、卵保護シート18の幅よりも短くなっており、卵保護シート18が鉤棒50同士の隙間を通過しないようになっている。また、鉤棒50は、シャフト52の周方向において、120°間隔で配置されており、鉤棒50が卵保護シート18を掬い残すことが防止される。このように構成されたシート掬い出し機48は、シャフト52を回転させることによって、水面に浮上している卵保護シート18を鉤棒50で掬い出すことができる。
【0027】
シート掬い出し機48によって掬い出された卵保護シート18は、櫛歯型シュート54に受け取られる。櫛歯型シュート54は、その櫛歯部分54Aが鉤棒50同士の間に配置されている。この櫛歯型シュート54に受け取られた卵保護シート18は、櫛歯型シュート54の上を滑り落ちてシート用コンベア56に搭載される。このシート用コンベア56で卵保護シート18を搬送することによって卵保護シート18が回収される。回収した卵保護シート18は、例えば再生紙の原料として再利用される。
【0028】
一方、図1において、ケース12から水中に投げ出された卵14は、水よりも比重が大きいため、水中に沈んで第1コンベア42に載せられる。第1コンベア42は、水平に設置されており、ベルト42Aの表面には卵14に係合する突起、或いは溝が設けられている。これにより、第1コンベア42に載せられた卵14を水中で水平方向に搬送することができる。なお、第1コンベア42の幅方向の両外側には、ガイド板58(図4参照)が立設した状態で設けられており、このガイド板58によって卵14が第1コンベア42から落下することが防止される。
【0029】
第1コンベア42で搬送された卵14は第2コンベア60の上に落下し、第2コンベア60によって搬送される。第2コンベア60は、駆動ローラ64、従動ローラ62、及びベルト68から成り、従動ローラ62が第1コンベア42の下方に配置され、駆動ローラ64が割卵機16に近接して配置される。したがって、第2コンベア60の上に落下した卵14は、水中から水上に搬送される。そして、水上に搬送された卵14は、洗浄装置66から洗浄液(例えば、次亜鉛素酸ナトリウム)を噴霧することによって洗浄された後、割卵機16に投入される。
【0030】
図4に示すように、第2コンベア60のベルト68には、板状のサン70がベルト68の幅方向に立設した状態で取り付けられている。このサン70は、卵14を支持できる十分な高さを有するとともに、卵14が一つ入る間隔で並列に設けられている。
【0031】
また、ベルト68の幅方向の両端部には、落下防止部材72が立設状態で取り付けられている。落下防止部材72は、卵14の落下を防止する十分な高さを有するとともに、ジグザグ状に折り込まれ、駆動ローラ64や従動ローラ62の位置で回転する際にも立設した状態を維持できるようになっている。上記の如く構成された第2コンベア60では、サン70、70と落下防止部材72、72とに囲まれるスペースに卵14が保持されて搬送される。
【0032】
第1コンベア42から第2コンベア60への移送部分の上方には、均し機74が設けられている。均し機74は、シャフト76とスプリング78からなり、シャフト76は不図示のモータで回転するようになっている。スプリング78は、シャフト76に径方向に設置されるとともに、シャフト76の軸方向において一定の間隔tで取り付けられている。この間隔tは、卵14の短い径よりも小さくなっており、卵14がスプリング78、78同士の間を通過しないようになっている。また、スプリング78は、シャフト76の周方向において等しい角度間隔で複数取り付けられている。
【0033】
上記の如く構成された均し機74は、シャフト76を回転させることによって、スプリング78で卵14を均すことができる。その際、弾性力を有するスプリング78によって卵14を均すので、卵14が割れることを防止できる。このように、均し機74で卵14を均しながら第1コンベア42から第2コンベア60に卵14を受け渡すことによって、卵14は積み重なることなく第2コンベア60に載せられる。これにより、卵14はサン70、70と落下防止部材72、72で囲まれたスペースに一列ずつ並んで搬送される。したがって、図1の割卵機16に卵14を一列ずつ投入することができる。
【0034】
次に上記の如く構成された卵取出装置10の作用について詳説する。
【0035】
卵取出装置10によれば、スラットコンベア22でケース12を搬送して反転させ、卵14と卵保護シート18を水中に投入するので、卵14と卵保護シート18はその比重の違いによって自動的に分別される。すなわち、水よりも軽い卵保護シート18が浮上し、シート掬い出し機48で掬い出される一方で、水よりも重い卵は水中に沈んで、第1コンベア42及び第2コンベア60に搬送されるので、別々に回収することができる。また、ケース12を反転させて卵を回収しているので、複数段に詰められた卵14を一度に回収することができ、処理速度を向上させることができる。さらに、ケース12を反転させて回収するので、卵14の大きさや姿勢に依らず、確実に処理することができる。
【0036】
また、卵取出装置10によれば、卵保護シート18から分離した卵14を第1コンベア42で搬送し、均し機74で均しながら、第2コンベア60に受け渡しているので、卵14を整列した状態で回収することができる。
【0037】
このように本実施の形態の卵取出装置10によれば、卵14と卵保護シート18とが詰められたケース12から、卵14を自動的に分別して回収することができる。また、ケース12に詰められた卵14を一度に取り出すことができるので、処理速度を向上させることができる。
【0038】
また、本実施の形態によれば、卵14を整列した状態に回収することができるので、回収した卵14を割卵機16に投入した際に、確実に割卵することができる。
【0039】
さらに、本実施の形態によれば、卵14を水中に投入し、浮力を受けた状態で整列させるので、卵14が割れることを防止することができる。
【0040】
なお、上述した実施の形態は、ケース12をスラットコンベア22に着脱する作業を手作業で行ったが、自動的に着脱するようにしてもよい。図5及び図6は、ケース12をスラットコンベア22に自動的に着脱する自動着脱装置を示している。なお、図5はケース12の装着時であり、図6は、ケース12の脱着時である。
【0041】
これらの図に示すように、スラット32の両端部には、留め具80が設けられている。留め具80は、ピン82によって回動自在に支持されており、留め具80の内側端部80Aが不図示の弾性部材によってスラット32側に付勢されている。
【0042】
図5に示すように、スラットコンベア22の両外側には装着用ガイド84が設けられている。この装着用ガイド84は、ケース12の装着位置、すなわち、図1において移載機20がケース12を搭載する位置に設けられる。この装着用ガイド84に留め具80の外側端部80Bが当接しながら移動することによって、留め具80の内側端部80Aが付勢力に抗してスラット32から大きく離れるようになっている。これにより、ケース12を上方からスラット32の上に載せることができる。ケース12を載せた後、留め具80が装着用ガイド84の位置を通過すると、留め具80の外側端部80Bが装着用ガイド84から外れるため、内側端部80Aがスラット32側に付勢される。これにより、留め具80の内側端部80Aとスラット32とでケース12のフランジ12Aが挟持され、ケース12をスラットコンベア22に保持することができる。
【0043】
図6に示すように、スラットコンベア22の両外側に、脱着用ガイド86が設けられている。脱着用ガイド86は、ケース12の脱着位置、すなわち図1の回収容器40の上方位置に設けられている。この脱着用ガイド86に留め具80の外側端部80Bが当接しながら移動することによって、留め具80の内側端部80Aがスラット32から大きく離れるようになっている。これによって、ケース12が脱着用ガイド86の位置で自動的にスラットコンベア22から外れる。
【0044】
上記の如く構成された自動着脱装置によれば、留め具80が装着用ガイド84に当接することによってケース12が自動的にスラットコンベア22に保持され、留め具80が脱着用ガイド86に当接することによってケース12が自動的にスラットコンベア22から脱着される。
【0045】
なお、上述した自動着脱装置は、留め具80の内側先端80Aが付勢されてケース12を保持したが、留め具80がケース12を保持する姿勢を維持するようにケース保持用のガイドをスラットコンベア22に沿って設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る卵取出方法及び装置によれば、ケースを反転させて卵と卵保護シートを水中に投入するようにしたので、卵と卵保護シートを自動的に分別して回収することができる。また、ケースを反転させることによって、ケース内の卵を一度に処理することができ、処理速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る卵取出装置の全体構造図
【図2】ケースの着脱機構を示す斜視図
【図3】シート回収部を示す斜視図
【図4】卵回収部を示す斜視図
【図5】装着時におけるケースの自動着脱装置を示す斜視図
【図6】脱着時におけるケースの自動着脱装置を示す斜視図
【符号の説明】
10…卵取出装置、12…ケース、14…卵、16…割卵機、18…卵保護シート、20…移載機、22…スラットコンベア、24…駆動ローラ、26…従動ローラ、28…チェーン、30…水槽、32…スラット、34…台座、36…スプリング、38…丸鋼、40…回収容器、42…第1コンベア、44…散気管、46…攪拌翼、48…シート掬い出し機、50…鉤棒、52…シャフト、54…櫛歯型シュート、56…シート用コンベア、58…ガイド板、60…第2コンベア、62…従動ローラ、64…駆動ローラ、66…洗浄装置、68…ベルト、70…サン、72…落下防止部材、74…均し機、76…シャフト、78…スプリング、80…留め具、82…ピン、84…装着用ガイド、86…脱着用ガイド

Claims (4)

  1. 卵保護シートによって卵が保護された状態でケースに詰められ、該ケースから前記卵と前記卵保護シートとを分別して前記卵を取り出す卵取出方法であって、
    前記ケースを反転させて、前記卵保護シートと前記卵とを水中に投入する投入工程と、
    前記水中に投入されて浮上した前記卵保護シートを回収するシート回収工程と、
    前記水中に投入されて水中に沈んだ前記卵を水中から水上に回収する卵回収工程と、
    を有することを特徴とする卵取出方法。
  2. 卵保護シートによって卵が保護された状態で詰められたケースから、前記卵と前記卵保護シートとを分別して前記卵を取り出す卵取出装置において、
    前記ケースを反転させ、前記卵保護シートと前記卵とを水中に投入するケース反転手段と、
    前記水中に投入されて浮上した前記卵保護シートを回収するシート回収手段と、
    前記水中に投入されて沈んだ前記卵を水中から水上に回収する卵回収手段と、
    を備えたことを特徴とする卵取出装置。
  3. 前記卵回収手段は、
    前記ケースから水中に投入されて沈んだ卵を水中で搬送する第1コンベアと、
    前記第1コンベアで搬送された卵を水中で受け取って水上に搬送する第2コンベアと、
    前記第1コンベアから前記第2コンベアに前記卵が移送される際に前記卵を均して整列させる整列手段と、
    から成ることを特徴とする請求項2に記載の卵取出装置。
  4. 前記ケース反転手段は、
    前記ケースを着脱自在に保持する保持部材を有し、該保持部材に保持されたケースを水上から水中に搬送して前記ケースを水面近傍で反転させる反転コンベアと、
    前記ケースを前記反転コンベアの保持部材に保持させる位置、及び保持状態を解除する位置に設けられ、前記保持部材に当接することによって、前記保持部材を前記ケースの着脱が可能な姿勢に切り換えるガイドと、
    を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の卵取出装置。
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