JP2004187025A - 信号評価装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、信号評価装置に関し、例えばビデオ信号、オーディオ信号の評価に適用して遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができるようにする。
【解決手段】本発明は、評価基準信号発生部2で評価基準信号S2を発生させて外部入力信号S1とタイミングを一致させ、この評価基準信号S2を基準にして外部入力信号S1を評価するようにし、この評価結果SJを比較できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、評価基準信号発生部2で評価基準信号S2を発生させて外部入力信号S1とタイミングを一致させ、この評価基準信号S2を基準にして外部入力信号S1を評価するようにし、この評価結果SJを比較できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号評価装置に関し、例えばビデオ信号、オーディオ信号の評価に適用することができる。本発明は、評価基準信号発生部で評価基準信号を発生させて外部入力信号とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン中継等においては、信号発生装置で発生したビデオ信号、オーディオ信号等を伝送して基地局側で評価することにより、伝送の際のデータ圧縮率等を判断するようになされており、このような遠隔地における評価においては、専ら人間の視覚、聴覚に頼った主観的な評価により実行されるようになされている。
【0003】
これに対して例えば特開平5−219385号公報等においては、ビデオ信号を符号化処理して伝送する際に、伝送に供するビデオ信号をデコードして元のビデオ信号と比較することにより、伝送に供するビデオ信号の画質を送信側で客観的に評価する方法が提案されるようになされている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−219385号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのように遠隔地から伝送されるビデオ信号についても、客観的に評価することができれば、便利であると考えられる。
【0006】
このような評価においては、例えば評価対象のビデオ信号がMPEG(MovingPicture Experts Group)2により単に符号化、復号化されたビデオ信号の場合、データ圧縮率に応じた一定の評価結果が得られる。しかしながらこのようなビデオ信号が伝送路を介して伝送されたものの場合、評価結果においては、符号化、復号化の処理における画質劣化と、伝送路における画質劣化とが加算されたものとなる。
【0007】
これによりこのような評価において、伝送路によるものと、符号化、復号化によるものとを区別して評価することができれば、便利であると考えられる。因みに、ビデオ信号の伝送においては、伝送路の状態の監視が重要であり、伝送路における劣化のみを知ることは重要である。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる信号評価装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、評価基準信号を出力する評価基準信号発生部と、前記評価基準信号を遅延させて遅延基準信号を出力する遅延部と、前記遅延基準信号を基準にして外部入力信号を評価し、前記外部入力信号の評価結果を出力する評価部と、前記評価結果を記録する記憶部とを備えるようにする。
【0010】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、前記記憶部に記録した前記評価結果と、前記評価部から得られる評価結果とを比較する比較回路を有するようにする。
【0011】
また請求項3の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号及び外部入力信号が、ビデオ信号及び又はオーディオ信号であるようにする。
【0012】
また請求項4の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号発生部は、記憶装置に記録した動画像及び静止画像を縦方向、横方向にスクロールさせた動画像による前記評価基準信号を出力する。
【0013】
また請求項5の発明においては、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号に対する前記評価基準信号又は前記遅延基準信号の時間軸方向のずれ量を検出する検出部を有するようにする。
【0014】
また請求項6の発明においては、請求項5の構成において、前記遅延部は、前記検出部で検出されるずれ量に基づいて、前記遅延部における遅延時間を制御する制御部を有するようにする。
【0015】
また請求項7の発明においては、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号から動きベクトルを検出し、前記動きベクトルにより前記評価基準信号における動きを前記外部入力信号に一致させると共に、前記遅延部における遅延時間を1画素単位で可変して、前記外部入力信号と前記遅延基準信号との比較により、前記遅延基準信号の位相を前記外部入力信号に一致させる制御部を有するようにする。
【0016】
請求項1の構成によれば、評価基準信号を出力する評価基準信号発生部と、前記評価基準信号を遅延させて遅延基準信号を出力する遅延部と、前記遅延基準信号を基準にして外部入力信号を評価し、前記外部入力信号の評価結果を出力する評価部と、前記評価結果を記録する記憶部とを備えることにより、遅延部における遅延量を可変して外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させ、遅延基準信号を基準にして外部入力信号における歪み、画質劣化等を客観的に評価してなる評価結果を記録して保持し、劣化の要因を異ならせてなる評価結果の比較により、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【0017】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、前記記憶部に記録した前記評価結果と、前記評価部から得られる評価結果とを比較する比較回路を有することにより、記憶部に記録した評価結果との比較により、簡易に、劣化の要因毎に評価することができる。
【0018】
また請求項3の構成によれば、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号及び外部入力信号が、ビデオ信号及び又はオーディオ信号であることにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号及び又はオーディオ信号を客観的に評価することができる。
【0019】
また請求項4の構成によれば、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号発生部は、記憶装置に記録した動画像による前記評価基準信号を出力することにより、各種の動画によるビデオ信号等を評価基準信号に適用して、符号化処理して伝送する際等における劣化を客観的に評価することができる。
【0020】
また請求項5の構成によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号に対する前記評価基準信号又は前記遅延基準信号の時間軸方向のずれ量を検出する検出部を有することにより、この検出された時間軸方向のずれ量を用いて、例えば手動により、又は自動的に遅延部における遅延時間を制御して、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0021】
また請求項6の構成によれば、請求項5の構成において、前記遅延部は、前記検出部で検出されるずれ量に基づいて、前記遅延部における遅延時間を制御する制御部を有することにより、検出部で検出された時間軸方向のずれ量を用いて、自動的に遅延部における遅延時間を制御して、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0022】
また請求項7の構成によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号から動きベクトルを検出し、前記動きベクトルにより前記評価基準信号における動きを前記外部入力信号に一致させると共に、前記遅延部における遅延時間を1画素単位で可変して、前記外部入力信号と前記遅延基準信号との比較により、前記遅延基準信号の位相を前記外部入力信号に一致させる制御部を有することにより、自動的に、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0024】
(1)第1の実施の形態の構成
(1−1)第1の実施の形態の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置を示すブロック図である。この画像評価装置1においては、遠隔地等から伝送される評価対象のビデオ信号S1を評価する。
【0025】
ここでこの評価対象のビデオ信号S1は、画質の評価に適用される通常の静止画像パターンによるビデオ信号、静止画をスクロールさせたビデオ信号、画質の評価に適用される動画像のビデオ信号等を、一定の時間間隔で順次循環的に切り換えたものである。この実施の形態では、この伝送元の遠隔地にも、同一の画像評価装置1が設置され、この画像評価装置1を信号発生装置としての動作モードに設定して、この画像評価装置1から評価対象のビデオ信号S1が提供されるようになされている。
【0026】
この画像評価装置1は、このビデオ信号S1の水平同期信号、垂直同期信号に同期を確立して、ビデオ信号S2等を生成する。すなわちこの画像評価装置1において、評価基準信号発生部2は、この評価対象のビデオ信号S1と同一の評価基準信号であるビデオ信号S2を生成して出力する。すなわちこの評価基準信号発生部2において、信号発生部3は、ハードディスク装置等の記憶装置を有し、この記憶装置に記録したビデオデータを順次読み出して出力することにより、これら複数系統のビデオ信号を出力する。
【0027】
信号発生部3においては、このようにして出力するビデオ信号のうち、動画像のビデオ信号については、遅延制御部4から出力される動きベクトルVによる動き量に応じて、時間軸方向に連続するフィールドについて、間欠的に、又は同一フィールドを繰り返すようにビデオデータを読み出し、またこのようにして読み出したビデオデータを動き補正して出力する。これにより信号発生部3は、動画によるビデオ信号については、送信元より伝送されるビデオ信号S1と動きの速度が一致するように動き補正して出力するようになされている。
【0028】
信号切り替え部5は、これら複数のビデオ信号を一定の時間間隔で、順次循環的に切り換えて出力する。これによりこの画像評価装置1では、遠隔地等から伝送される評価用のビデオ信号S1と同一のビデオ信号S2を生成するようになされている。なお信号切り替え部5は、ビデオ信号S1における平均輝度レベル、シーンチェンジ等の監視により、このビデオ信号の切り替えをほぼビデオ信号S1に同期させて実行するようになされている。
【0029】
出力インターフェース部(出力I/F部)6は、この信号切り替え部5から出力されるビデオ信号S2を各種映像機器に出力するインターフェースであり、種々のフォーマットによる複数のインタフェースを備えるようになされている。かくするにつき遠隔地に設置された画像評価装置においては、信号発生部3において、遅延制御部4から出力される動きベクトルVに代えて、オペレータの設定した動き量を基準にして動画によるビデオ信号を生成すると共に、この出力インターフェース部6から出力されるビデオ信号S3をエンコーダ等を介して伝送することにより、この画像評価装置1にビデオ信号S1を供給するようになされている。
【0030】
遅延部7は、例えば高速のRAMにより構成された約10フレーム程度の容量を有するメモリであり、遅延制御部4の制御により遅延時間を可変し、この遅延時間により信号切り替え部5から出力されるビデオ信号S2を遅延させて出力する。
【0031】
画像評価部8は、この遅延部7から出力されるビデオ信号S4を基準にして、遠隔地等から伝送されるビデオ信号S1を評価し、その評価結果SJを出力する。なおこの評価方法にあっては、例えば対応する画素間でレベル差を検出し、このレベル差を集計して集計値を判定する方法等を適用することができる。なお画像評価部8は、これらビデオ信号S1及びS4を適宜帯域制限して評価するようになされている。
【0032】
この処理において画像評価部8は、信号切り替え部5における信号の切り替えに連動して評価値を検出することにより、信号発生部3から出力される複数種類のビデオ信号毎に、評価値SJを検出する。またこのようにして検出した評価値を集計して、総合の評価値による評価結果SJを出力する。また画像評価部8は、遅延制御部4により指示されるタイミングで、これら各ビデオ信号の評価値SJを検出し、これにより入力ビデオ信号S1に対してビデオ信号S4の位相ずれが補正されたタイミングで評価値を検出するようになされている。
【0033】
遅延制御部4は、遠隔地等から伝送されるビデオ信号S1に遅延部7から出力されるビデオ信号S4のタイミングが一致するように、全体の動作を制御する。すなわち遅延制御部4において、動きベクトル検出回路9は、入力ビデオ信号S1より動きベクトルVを検出し、この検出した動きベクトルVを信号発生部3に出力する。これにより遅延制御部4は、ビデオ信号S1に対して評価基準信号であるビデオ信号S2の動きの速度を一致させる。
【0034】
なおこの動きベクトルの検出においては、パターンマッチング法、勾配法、位相相関法等、種々の手法を適用することができる。また全画面を対象として動きベクトルを検出してもよく、事前に設定した特定領域だけで動きベクトルを検出してもよい。
【0035】
また遅延制御部4は、比較部10において、遅延部7から出力されるビデオ信号S4とビデオ信号S1との間で順次レベル差を検出し、このレベル差の絶対値和をビデオ信号S1のフィールド単位で計算する。遅延制御部4は、この絶対値和が最小値となるように、遅延部7の遅延時間を1画素単位で順次可変する。具体的に、遅延制御部4は、例えばビデオ信号S1に時間遅れが無いとした場合のタイミングより、遅延部7における遅延時間を1フィールド毎に1画素分づつ遅延させ、各フィールドで絶対値和を計算することにより、絶対値和が最小値となる遅延量を検出し、遅延部7の遅延時間をこの遅延量に設定する。なおこの処理においては、絶対値和の変化の傾向に応じて、1画素分づつの遅延量の可変を処理の途中で省略し、ほぼ1フレーム分、遅延量を変化させて1画素分づつの遅延量の可変を再開する等により、処理を簡略化することが考えられる。遅延制御部4は、このようにして遅延部7の遅延時間を設定すると、画像評価部8に評価値の測定を指示する。
【0036】
評価結果記憶部12は、例えばハードディスク装置により構成され、画像評価部8から出力されるビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJを記録して保持する。
【0037】
比較評価部13は、この評価結果記憶部12に記録されたビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJと、画像評価部8から出力されるビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJをそれぞれ比較し、比較結果を出力する。ここで比較評価部13においては、オペレータの選択によりこのような評価結果記憶部12に記録された比較対象の選択を受け付ける。
【0038】
これによりこの画像評価装置1においては、評価する要因に応じて、入力されるビデオ信号S1を切り換えて、評価結果記憶部12に評価結果を記録した後、この評価結果と新たに得られる評価結果とを比較して、例えば伝送路の品質を判断できるようになされている。
【0039】
すなわち図2に示すように、例えば遠隔地とを結ぶ伝送路14について評価する場合、この遠隔地に同一構成の画像評価装置1Aを配置し、この画像評価装置1Aを信号発生装置として動作させて、評価基準のビデオ信号S3Aを送出する。またこの評価基準のビデオ信号S3Aが伝送されてなるビデオ信号S1Bを画像評価装置1で評価する。このときこのビデオ信号S3の伝送が、エンコーダ15A、デコーダ16Aを介して実行される場合、画像評価装置1から出力される評価基準のビデオ信号S3Bを、同一構成に係るエンコーダ15B、デコーダ16Bを介して帰還し、この帰還してなるビデオ信号S1Bが事前に評価され、この評価結果が評価結果記憶部12に記録されて保持される。これにより伝送路14を介したビデオ信号S1Aの評価結果においては、この伝送路14を介していない評価結果記憶部12に記録されてなる評価結果と比較され、これにより画質劣化の要因の1つである伝送路14について、品質を評価することができる。
【0040】
なおこのようなエンコーダ15B、デコーダ16Bを介してビデオ信号S3Bを帰還して得られる評価結果にあっては、予め評価基準の評価結果として、使用する機器毎に評価結果記憶部12に記録しておくことが考えられる。
【0041】
(1−2)第2の実施の形態の動作
以上の構成において、この画像評価装置1では、伝送元に設置された同一構成の画像評価装置より、静止画によるビデオ信号、所定の動き速度による動画のビデオ信号が順次循環的に切り換えられて、符号化処理等されて伝送される。画像評価装置1側では、このビデオ信号が復号化等され、画像評価装置1に入力される。これによりこの画像評価装置1に入力されるビデオ信号S1においては、符号化処理、復号化処理等により画質が劣化して入力されることになる。
【0042】
画像評価装置1では、このビデオ信号S1に対応する評価基準のビデオ信号S2が評価基準信号発生部2で生成され、ビデオ信号S1の伝送に要した遅延時間の分、このビデオ信号S2が遅延部7で遅延された後、画像評価部8でこれらビデオ信号S1及びS4が比較され、これにより評価基準のビデオ信号S2を基準にしてビデオ信号S1が評価される。これによりこの画像評価装置1によれば、遠隔地等から伝送されるビデオ信号を客観的に評価することができる。
【0043】
このようにしてビデオ信号S1を評価するにつき、この画像評価装置1では、例えば事前の同様の処理により、このような伝送路を省略してなる伝送系による評価結果が評価結果記憶部12に記録して保持され、この評価結果記憶部12の記録と比較して評価される。これによりこの画像評価装置1においては、所望する画像劣化の要因毎に、伝送品質を評価することができ、その分、中継現場等において、機器の調整等に有効に利用することができる。
【0044】
画像評価装置1においては、このようにしてビデオ信号S1を評価するにつき、複数のビデオ信号が切り替えられて評価対象のビデオ信号S1が生成され、このビデオ信号S1に対応して複数のビデオ信号を切り換えて評価基準のビデオ信号S2が生成され、さらにこれら各ビデオ信号毎に、ビデオ信号S1を評価して評価結果SJが得られ、またその集計による評価結果SJが出力される。これによりこの画像評価装置1では、各種の評価基準信号による評価を総合的に判定して、外部入力信号であるビデオ信号S1を要因毎に評価することができるようになされている。
【0045】
またこの画像評価装置1では、遅延制御部4の動きベクトル検出回路9において、入力されたビデオ信号S1から動きベクトルVが検出され、この動きベクトルVを基準にして、信号発生部3において、ビデオ信号S1における動画の動きと動きの速度が一致するように動画によるビデオ信号が生成される。さらにこのようにして生成した動画による複数のビデオ信号が信号切り替え部5において順次循環的に切り替えられて評価基準のビデオ信号S2が生成される。さらにこの評価基準のビデオ信号S2が遅延部7により遅延された後、比較部10において、ビデオ信号S1と比較され、この比較結果によりビデオ信号S1に画素単位で位相が一致するように遅延部7の遅延時間が設定される。画像評価装置1では、このようにして遅延時間を設定した後、画像評価部8でビデオ信号S1が評価される。これによりこの画像評価装置1では、符号化、復号化等によるビデオ信号S1に遅延が発生している場合でも、さらには伝送元で動画における動きの速度を種々に変更した場合でも、自動的に、外部入力信号であるビデオ信号に評価基準のビデオ信号S4のタイミングを一致させ、高い精度によりビデオ信号S1を評価することができる。
【0046】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、評価基準信号発生部で評価基準信号であるビデオ信号S2を発生させて外部入力信号であるビデオ信号S1とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【0047】
またこのとき制御部である遅延制御部4において、外部入力信号であるビデオ信号S1から動きベクトルを検出し、この動きベクトルにより評価基準であるビデオ信号S2の動きをビデオ信号S1に一致させ、また遅延部7における遅延時間を1画素単位で可変して、ビデオ信号S1及びS4の比較により、比較基準であるビデオ信号S4の位相をビデオ信号S1に一致させることにより、符号化、復号化等によるビデオ信号S1に遅延が発生している場合でも、さらには伝送元で動画における動きの速度を種々に変更した場合でも、自動的に、外部入力信号であるビデオ信号に評価基準のビデオ信号S4のタイミングを一致させ、高い精度によりビデオ信号S1を評価することができる。
【0048】
また信号発生部3がハードディスク装置等の記憶装置により構成されていることにより、各種の動画像によるビデオ信号をテスト信号用の信号として使用することもでき、これによりさらに一段と実際の使用に適したビデオ信号S1の評価を実行することができる。
【0049】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態に係る画像評価装置は、手動により遅延部7の遅延時間の設定を受け付ける。なおこの実施の形態においては、この遅延時間の設定に係る構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態に係る画像評価装置1と同一に構成されることにより、以下の説明おいては、図1の構成を流用して、異なる構成についてのみ説明する。
【0050】
この実施の形態に係る画像評価装置1において、遅延制御部4は、ビデオ信号S1及びS4の高域を抑圧した後、第1の実施の形態と同様に、フィールド単位で絶対値和を検出し、これによりビデオ信号S1に対するビデオ信号S4の時間軸方向のずれ量を検出する。遅延制御部4は、このずれ量を数値により表示する。なお遅延制御部4は、動きベクトルに係る処理については、第1の実施の形態と同様に実行する。
【0051】
この構成に対応して遅延部7においては、オペレータの操作により遅延時間の設定を受け付けるようになされている。
【0052】
この第2の実施の形態によれば、外部入力信号であるビデオ信号に対する評価基準であるビデオ信号の時間軸方向のずれ量を検出するようにしても、手動により遅延時間の設定を受け付けて、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態においては、第2の実施の形態について上述した時間ずれ量が最少となるように、遅延制御部により遅延部の遅延時間を設定する。なおこの実施の形態においては、この遅延時間の設定に係る構成が異なる点を除いて、第2の実施の形態に係る画像評価装置1と同一に構成される。
【0054】
第3の実施の形態によれば、外部入力信号であるビデオ信号に対する評価基準であるビデオ信号の時間軸方向のずれ量を検出し、このずれ量により遅延時間を設定するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0055】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態においては、第1〜第3の実施の形態について上述した画像評価装置をモニタ装置の画質評価に適用する。すなわちこの実施の形態においては、図3に示すように、画像評価装置1の出力インターフェース部6から出力されるビデオ信号S3により判定基準のモニタ装置23Aを駆動する。またこのモニタ装置23Aの表示画面をテレビジョンカメラ(TVカメラ)12で撮像し、このテレビジョンカメラ22のビデオ信号を外部入力信号として画像評価装置1に入力する。これによりこの実施の形態においては、判定基準のモニタ装置23Aを介して得られるビデオ信号S1を評価し、この評価結果を評価結果記憶部12に記録して保持する。
【0056】
また評価対象のモニタ装置23Bをビデオ信号S3により駆動し、同一のテレビジョンカメラ22でこのモニタ装置23Bの表示画面を撮像する。またこのテレビジョンカメラ22のビデオ信号S1Bを画像評価装置1で評価し、この評価結果をビデオ信号S1Aによる評価結果を比較する。
【0057】
第4の実施の形態によれば、遠隔地等からの伝送路に代えて、モニタ装置のブラウン管や液晶パネル等の特性を評価することができる。
【0058】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、単にレベル差を検出してビデオ信号S1を評価する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、S/N比、画像歪み率等により評価するようにしてもよく、さらにはこれらの分布を評価するようにしてもよい。
【0059】
また上述の実施の形態においては、ハードディスク装置により評価結果記憶部を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリカード等、種々の記憶手段に広く適用することができる。なおこの場合、判定基準のビデオ信号S2の種類に応じて、記憶手段を個別に設けるようにしてもよい。
【0060】
また上述の実施の形態においては、画像評価部8から出力される評価結果をリアルタイムで処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一旦、評価結果記憶部12に記録し、その低速で評価結果を比較するようにしてもよい。
【0061】
また上述の実施の形態においては、ビデオ信号の評価に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオ信号の評価にも広く適用することができる。
【0062】
また上述の実施の形態においては、複数のビデオ信号を切り換えて評価基準信号を生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて切り替えの処理を省略することもできる。
【0063】
また上述の実施の形態においては、レベル差の絶対値和により位相ずれを検出し、さらには時間軸方向のずれ量を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば輪郭抽出結果の比較により位相ずれを検出する場合等、これらの検出方法にあっては種々の手法に広く適用することができる。
【0064】
また上述の実施の形態においては、伝送路、モニタ装置を評価する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばエンコーダ、デコーダを評価する場合等、伝送系における品質劣化の種々の要因の評価に広く適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、評価基準信号発生部で評価基準信号を発生させて外部入力信号とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置の使用例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第4の実施の形態に係る画像評価装置の使用例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、1A……画像評価装置、2……評価基準信号発生部、3……信号発生部、4……遅延制御部、5……信号切り替え部、6……出力インターフェース部、7……遅延部、8……画質評価部、9……動きベクトル検出部、10……比較部、12……評価結果記憶部、13……比較評価部
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号評価装置に関し、例えばビデオ信号、オーディオ信号の評価に適用することができる。本発明は、評価基準信号発生部で評価基準信号を発生させて外部入力信号とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン中継等においては、信号発生装置で発生したビデオ信号、オーディオ信号等を伝送して基地局側で評価することにより、伝送の際のデータ圧縮率等を判断するようになされており、このような遠隔地における評価においては、専ら人間の視覚、聴覚に頼った主観的な評価により実行されるようになされている。
【0003】
これに対して例えば特開平5−219385号公報等においては、ビデオ信号を符号化処理して伝送する際に、伝送に供するビデオ信号をデコードして元のビデオ信号と比較することにより、伝送に供するビデオ信号の画質を送信側で客観的に評価する方法が提案されるようになされている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−219385号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのように遠隔地から伝送されるビデオ信号についても、客観的に評価することができれば、便利であると考えられる。
【0006】
このような評価においては、例えば評価対象のビデオ信号がMPEG(MovingPicture Experts Group)2により単に符号化、復号化されたビデオ信号の場合、データ圧縮率に応じた一定の評価結果が得られる。しかしながらこのようなビデオ信号が伝送路を介して伝送されたものの場合、評価結果においては、符号化、復号化の処理における画質劣化と、伝送路における画質劣化とが加算されたものとなる。
【0007】
これによりこのような評価において、伝送路によるものと、符号化、復号化によるものとを区別して評価することができれば、便利であると考えられる。因みに、ビデオ信号の伝送においては、伝送路の状態の監視が重要であり、伝送路における劣化のみを知ることは重要である。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる信号評価装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、評価基準信号を出力する評価基準信号発生部と、前記評価基準信号を遅延させて遅延基準信号を出力する遅延部と、前記遅延基準信号を基準にして外部入力信号を評価し、前記外部入力信号の評価結果を出力する評価部と、前記評価結果を記録する記憶部とを備えるようにする。
【0010】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、前記記憶部に記録した前記評価結果と、前記評価部から得られる評価結果とを比較する比較回路を有するようにする。
【0011】
また請求項3の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号及び外部入力信号が、ビデオ信号及び又はオーディオ信号であるようにする。
【0012】
また請求項4の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号発生部は、記憶装置に記録した動画像及び静止画像を縦方向、横方向にスクロールさせた動画像による前記評価基準信号を出力する。
【0013】
また請求項5の発明においては、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号に対する前記評価基準信号又は前記遅延基準信号の時間軸方向のずれ量を検出する検出部を有するようにする。
【0014】
また請求項6の発明においては、請求項5の構成において、前記遅延部は、前記検出部で検出されるずれ量に基づいて、前記遅延部における遅延時間を制御する制御部を有するようにする。
【0015】
また請求項7の発明においては、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号から動きベクトルを検出し、前記動きベクトルにより前記評価基準信号における動きを前記外部入力信号に一致させると共に、前記遅延部における遅延時間を1画素単位で可変して、前記外部入力信号と前記遅延基準信号との比較により、前記遅延基準信号の位相を前記外部入力信号に一致させる制御部を有するようにする。
【0016】
請求項1の構成によれば、評価基準信号を出力する評価基準信号発生部と、前記評価基準信号を遅延させて遅延基準信号を出力する遅延部と、前記遅延基準信号を基準にして外部入力信号を評価し、前記外部入力信号の評価結果を出力する評価部と、前記評価結果を記録する記憶部とを備えることにより、遅延部における遅延量を可変して外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させ、遅延基準信号を基準にして外部入力信号における歪み、画質劣化等を客観的に評価してなる評価結果を記録して保持し、劣化の要因を異ならせてなる評価結果の比較により、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【0017】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、前記記憶部に記録した前記評価結果と、前記評価部から得られる評価結果とを比較する比較回路を有することにより、記憶部に記録した評価結果との比較により、簡易に、劣化の要因毎に評価することができる。
【0018】
また請求項3の構成によれば、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号及び外部入力信号が、ビデオ信号及び又はオーディオ信号であることにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号及び又はオーディオ信号を客観的に評価することができる。
【0019】
また請求項4の構成によれば、請求項1又は請求項2の構成において、前記評価基準信号発生部は、記憶装置に記録した動画像による前記評価基準信号を出力することにより、各種の動画によるビデオ信号等を評価基準信号に適用して、符号化処理して伝送する際等における劣化を客観的に評価することができる。
【0020】
また請求項5の構成によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号に対する前記評価基準信号又は前記遅延基準信号の時間軸方向のずれ量を検出する検出部を有することにより、この検出された時間軸方向のずれ量を用いて、例えば手動により、又は自動的に遅延部における遅延時間を制御して、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0021】
また請求項6の構成によれば、請求項5の構成において、前記遅延部は、前記検出部で検出されるずれ量に基づいて、前記遅延部における遅延時間を制御する制御部を有することにより、検出部で検出された時間軸方向のずれ量を用いて、自動的に遅延部における遅延時間を制御して、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0022】
また請求項7の構成によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、前記外部入力信号から動きベクトルを検出し、前記動きベクトルにより前記評価基準信号における動きを前記外部入力信号に一致させると共に、前記遅延部における遅延時間を1画素単位で可変して、前記外部入力信号と前記遅延基準信号との比較により、前記遅延基準信号の位相を前記外部入力信号に一致させる制御部を有することにより、自動的に、外部入力信号に遅延基準信号のタイミングを一致させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0024】
(1)第1の実施の形態の構成
(1−1)第1の実施の形態の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置を示すブロック図である。この画像評価装置1においては、遠隔地等から伝送される評価対象のビデオ信号S1を評価する。
【0025】
ここでこの評価対象のビデオ信号S1は、画質の評価に適用される通常の静止画像パターンによるビデオ信号、静止画をスクロールさせたビデオ信号、画質の評価に適用される動画像のビデオ信号等を、一定の時間間隔で順次循環的に切り換えたものである。この実施の形態では、この伝送元の遠隔地にも、同一の画像評価装置1が設置され、この画像評価装置1を信号発生装置としての動作モードに設定して、この画像評価装置1から評価対象のビデオ信号S1が提供されるようになされている。
【0026】
この画像評価装置1は、このビデオ信号S1の水平同期信号、垂直同期信号に同期を確立して、ビデオ信号S2等を生成する。すなわちこの画像評価装置1において、評価基準信号発生部2は、この評価対象のビデオ信号S1と同一の評価基準信号であるビデオ信号S2を生成して出力する。すなわちこの評価基準信号発生部2において、信号発生部3は、ハードディスク装置等の記憶装置を有し、この記憶装置に記録したビデオデータを順次読み出して出力することにより、これら複数系統のビデオ信号を出力する。
【0027】
信号発生部3においては、このようにして出力するビデオ信号のうち、動画像のビデオ信号については、遅延制御部4から出力される動きベクトルVによる動き量に応じて、時間軸方向に連続するフィールドについて、間欠的に、又は同一フィールドを繰り返すようにビデオデータを読み出し、またこのようにして読み出したビデオデータを動き補正して出力する。これにより信号発生部3は、動画によるビデオ信号については、送信元より伝送されるビデオ信号S1と動きの速度が一致するように動き補正して出力するようになされている。
【0028】
信号切り替え部5は、これら複数のビデオ信号を一定の時間間隔で、順次循環的に切り換えて出力する。これによりこの画像評価装置1では、遠隔地等から伝送される評価用のビデオ信号S1と同一のビデオ信号S2を生成するようになされている。なお信号切り替え部5は、ビデオ信号S1における平均輝度レベル、シーンチェンジ等の監視により、このビデオ信号の切り替えをほぼビデオ信号S1に同期させて実行するようになされている。
【0029】
出力インターフェース部(出力I/F部)6は、この信号切り替え部5から出力されるビデオ信号S2を各種映像機器に出力するインターフェースであり、種々のフォーマットによる複数のインタフェースを備えるようになされている。かくするにつき遠隔地に設置された画像評価装置においては、信号発生部3において、遅延制御部4から出力される動きベクトルVに代えて、オペレータの設定した動き量を基準にして動画によるビデオ信号を生成すると共に、この出力インターフェース部6から出力されるビデオ信号S3をエンコーダ等を介して伝送することにより、この画像評価装置1にビデオ信号S1を供給するようになされている。
【0030】
遅延部7は、例えば高速のRAMにより構成された約10フレーム程度の容量を有するメモリであり、遅延制御部4の制御により遅延時間を可変し、この遅延時間により信号切り替え部5から出力されるビデオ信号S2を遅延させて出力する。
【0031】
画像評価部8は、この遅延部7から出力されるビデオ信号S4を基準にして、遠隔地等から伝送されるビデオ信号S1を評価し、その評価結果SJを出力する。なおこの評価方法にあっては、例えば対応する画素間でレベル差を検出し、このレベル差を集計して集計値を判定する方法等を適用することができる。なお画像評価部8は、これらビデオ信号S1及びS4を適宜帯域制限して評価するようになされている。
【0032】
この処理において画像評価部8は、信号切り替え部5における信号の切り替えに連動して評価値を検出することにより、信号発生部3から出力される複数種類のビデオ信号毎に、評価値SJを検出する。またこのようにして検出した評価値を集計して、総合の評価値による評価結果SJを出力する。また画像評価部8は、遅延制御部4により指示されるタイミングで、これら各ビデオ信号の評価値SJを検出し、これにより入力ビデオ信号S1に対してビデオ信号S4の位相ずれが補正されたタイミングで評価値を検出するようになされている。
【0033】
遅延制御部4は、遠隔地等から伝送されるビデオ信号S1に遅延部7から出力されるビデオ信号S4のタイミングが一致するように、全体の動作を制御する。すなわち遅延制御部4において、動きベクトル検出回路9は、入力ビデオ信号S1より動きベクトルVを検出し、この検出した動きベクトルVを信号発生部3に出力する。これにより遅延制御部4は、ビデオ信号S1に対して評価基準信号であるビデオ信号S2の動きの速度を一致させる。
【0034】
なおこの動きベクトルの検出においては、パターンマッチング法、勾配法、位相相関法等、種々の手法を適用することができる。また全画面を対象として動きベクトルを検出してもよく、事前に設定した特定領域だけで動きベクトルを検出してもよい。
【0035】
また遅延制御部4は、比較部10において、遅延部7から出力されるビデオ信号S4とビデオ信号S1との間で順次レベル差を検出し、このレベル差の絶対値和をビデオ信号S1のフィールド単位で計算する。遅延制御部4は、この絶対値和が最小値となるように、遅延部7の遅延時間を1画素単位で順次可変する。具体的に、遅延制御部4は、例えばビデオ信号S1に時間遅れが無いとした場合のタイミングより、遅延部7における遅延時間を1フィールド毎に1画素分づつ遅延させ、各フィールドで絶対値和を計算することにより、絶対値和が最小値となる遅延量を検出し、遅延部7の遅延時間をこの遅延量に設定する。なおこの処理においては、絶対値和の変化の傾向に応じて、1画素分づつの遅延量の可変を処理の途中で省略し、ほぼ1フレーム分、遅延量を変化させて1画素分づつの遅延量の可変を再開する等により、処理を簡略化することが考えられる。遅延制御部4は、このようにして遅延部7の遅延時間を設定すると、画像評価部8に評価値の測定を指示する。
【0036】
評価結果記憶部12は、例えばハードディスク装置により構成され、画像評価部8から出力されるビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJを記録して保持する。
【0037】
比較評価部13は、この評価結果記憶部12に記録されたビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJと、画像評価部8から出力されるビデオ信号毎の評価値SJ、総合の評価値による評価結果SJをそれぞれ比較し、比較結果を出力する。ここで比較評価部13においては、オペレータの選択によりこのような評価結果記憶部12に記録された比較対象の選択を受け付ける。
【0038】
これによりこの画像評価装置1においては、評価する要因に応じて、入力されるビデオ信号S1を切り換えて、評価結果記憶部12に評価結果を記録した後、この評価結果と新たに得られる評価結果とを比較して、例えば伝送路の品質を判断できるようになされている。
【0039】
すなわち図2に示すように、例えば遠隔地とを結ぶ伝送路14について評価する場合、この遠隔地に同一構成の画像評価装置1Aを配置し、この画像評価装置1Aを信号発生装置として動作させて、評価基準のビデオ信号S3Aを送出する。またこの評価基準のビデオ信号S3Aが伝送されてなるビデオ信号S1Bを画像評価装置1で評価する。このときこのビデオ信号S3の伝送が、エンコーダ15A、デコーダ16Aを介して実行される場合、画像評価装置1から出力される評価基準のビデオ信号S3Bを、同一構成に係るエンコーダ15B、デコーダ16Bを介して帰還し、この帰還してなるビデオ信号S1Bが事前に評価され、この評価結果が評価結果記憶部12に記録されて保持される。これにより伝送路14を介したビデオ信号S1Aの評価結果においては、この伝送路14を介していない評価結果記憶部12に記録されてなる評価結果と比較され、これにより画質劣化の要因の1つである伝送路14について、品質を評価することができる。
【0040】
なおこのようなエンコーダ15B、デコーダ16Bを介してビデオ信号S3Bを帰還して得られる評価結果にあっては、予め評価基準の評価結果として、使用する機器毎に評価結果記憶部12に記録しておくことが考えられる。
【0041】
(1−2)第2の実施の形態の動作
以上の構成において、この画像評価装置1では、伝送元に設置された同一構成の画像評価装置より、静止画によるビデオ信号、所定の動き速度による動画のビデオ信号が順次循環的に切り換えられて、符号化処理等されて伝送される。画像評価装置1側では、このビデオ信号が復号化等され、画像評価装置1に入力される。これによりこの画像評価装置1に入力されるビデオ信号S1においては、符号化処理、復号化処理等により画質が劣化して入力されることになる。
【0042】
画像評価装置1では、このビデオ信号S1に対応する評価基準のビデオ信号S2が評価基準信号発生部2で生成され、ビデオ信号S1の伝送に要した遅延時間の分、このビデオ信号S2が遅延部7で遅延された後、画像評価部8でこれらビデオ信号S1及びS4が比較され、これにより評価基準のビデオ信号S2を基準にしてビデオ信号S1が評価される。これによりこの画像評価装置1によれば、遠隔地等から伝送されるビデオ信号を客観的に評価することができる。
【0043】
このようにしてビデオ信号S1を評価するにつき、この画像評価装置1では、例えば事前の同様の処理により、このような伝送路を省略してなる伝送系による評価結果が評価結果記憶部12に記録して保持され、この評価結果記憶部12の記録と比較して評価される。これによりこの画像評価装置1においては、所望する画像劣化の要因毎に、伝送品質を評価することができ、その分、中継現場等において、機器の調整等に有効に利用することができる。
【0044】
画像評価装置1においては、このようにしてビデオ信号S1を評価するにつき、複数のビデオ信号が切り替えられて評価対象のビデオ信号S1が生成され、このビデオ信号S1に対応して複数のビデオ信号を切り換えて評価基準のビデオ信号S2が生成され、さらにこれら各ビデオ信号毎に、ビデオ信号S1を評価して評価結果SJが得られ、またその集計による評価結果SJが出力される。これによりこの画像評価装置1では、各種の評価基準信号による評価を総合的に判定して、外部入力信号であるビデオ信号S1を要因毎に評価することができるようになされている。
【0045】
またこの画像評価装置1では、遅延制御部4の動きベクトル検出回路9において、入力されたビデオ信号S1から動きベクトルVが検出され、この動きベクトルVを基準にして、信号発生部3において、ビデオ信号S1における動画の動きと動きの速度が一致するように動画によるビデオ信号が生成される。さらにこのようにして生成した動画による複数のビデオ信号が信号切り替え部5において順次循環的に切り替えられて評価基準のビデオ信号S2が生成される。さらにこの評価基準のビデオ信号S2が遅延部7により遅延された後、比較部10において、ビデオ信号S1と比較され、この比較結果によりビデオ信号S1に画素単位で位相が一致するように遅延部7の遅延時間が設定される。画像評価装置1では、このようにして遅延時間を設定した後、画像評価部8でビデオ信号S1が評価される。これによりこの画像評価装置1では、符号化、復号化等によるビデオ信号S1に遅延が発生している場合でも、さらには伝送元で動画における動きの速度を種々に変更した場合でも、自動的に、外部入力信号であるビデオ信号に評価基準のビデオ信号S4のタイミングを一致させ、高い精度によりビデオ信号S1を評価することができる。
【0046】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、評価基準信号発生部で評価基準信号であるビデオ信号S2を発生させて外部入力信号であるビデオ信号S1とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【0047】
またこのとき制御部である遅延制御部4において、外部入力信号であるビデオ信号S1から動きベクトルを検出し、この動きベクトルにより評価基準であるビデオ信号S2の動きをビデオ信号S1に一致させ、また遅延部7における遅延時間を1画素単位で可変して、ビデオ信号S1及びS4の比較により、比較基準であるビデオ信号S4の位相をビデオ信号S1に一致させることにより、符号化、復号化等によるビデオ信号S1に遅延が発生している場合でも、さらには伝送元で動画における動きの速度を種々に変更した場合でも、自動的に、外部入力信号であるビデオ信号に評価基準のビデオ信号S4のタイミングを一致させ、高い精度によりビデオ信号S1を評価することができる。
【0048】
また信号発生部3がハードディスク装置等の記憶装置により構成されていることにより、各種の動画像によるビデオ信号をテスト信号用の信号として使用することもでき、これによりさらに一段と実際の使用に適したビデオ信号S1の評価を実行することができる。
【0049】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態に係る画像評価装置は、手動により遅延部7の遅延時間の設定を受け付ける。なおこの実施の形態においては、この遅延時間の設定に係る構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態に係る画像評価装置1と同一に構成されることにより、以下の説明おいては、図1の構成を流用して、異なる構成についてのみ説明する。
【0050】
この実施の形態に係る画像評価装置1において、遅延制御部4は、ビデオ信号S1及びS4の高域を抑圧した後、第1の実施の形態と同様に、フィールド単位で絶対値和を検出し、これによりビデオ信号S1に対するビデオ信号S4の時間軸方向のずれ量を検出する。遅延制御部4は、このずれ量を数値により表示する。なお遅延制御部4は、動きベクトルに係る処理については、第1の実施の形態と同様に実行する。
【0051】
この構成に対応して遅延部7においては、オペレータの操作により遅延時間の設定を受け付けるようになされている。
【0052】
この第2の実施の形態によれば、外部入力信号であるビデオ信号に対する評価基準であるビデオ信号の時間軸方向のずれ量を検出するようにしても、手動により遅延時間の設定を受け付けて、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態においては、第2の実施の形態について上述した時間ずれ量が最少となるように、遅延制御部により遅延部の遅延時間を設定する。なおこの実施の形態においては、この遅延時間の設定に係る構成が異なる点を除いて、第2の実施の形態に係る画像評価装置1と同一に構成される。
【0054】
第3の実施の形態によれば、外部入力信号であるビデオ信号に対する評価基準であるビデオ信号の時間軸方向のずれ量を検出し、このずれ量により遅延時間を設定するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0055】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態においては、第1〜第3の実施の形態について上述した画像評価装置をモニタ装置の画質評価に適用する。すなわちこの実施の形態においては、図3に示すように、画像評価装置1の出力インターフェース部6から出力されるビデオ信号S3により判定基準のモニタ装置23Aを駆動する。またこのモニタ装置23Aの表示画面をテレビジョンカメラ(TVカメラ)12で撮像し、このテレビジョンカメラ22のビデオ信号を外部入力信号として画像評価装置1に入力する。これによりこの実施の形態においては、判定基準のモニタ装置23Aを介して得られるビデオ信号S1を評価し、この評価結果を評価結果記憶部12に記録して保持する。
【0056】
また評価対象のモニタ装置23Bをビデオ信号S3により駆動し、同一のテレビジョンカメラ22でこのモニタ装置23Bの表示画面を撮像する。またこのテレビジョンカメラ22のビデオ信号S1Bを画像評価装置1で評価し、この評価結果をビデオ信号S1Aによる評価結果を比較する。
【0057】
第4の実施の形態によれば、遠隔地等からの伝送路に代えて、モニタ装置のブラウン管や液晶パネル等の特性を評価することができる。
【0058】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、単にレベル差を検出してビデオ信号S1を評価する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、S/N比、画像歪み率等により評価するようにしてもよく、さらにはこれらの分布を評価するようにしてもよい。
【0059】
また上述の実施の形態においては、ハードディスク装置により評価結果記憶部を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリカード等、種々の記憶手段に広く適用することができる。なおこの場合、判定基準のビデオ信号S2の種類に応じて、記憶手段を個別に設けるようにしてもよい。
【0060】
また上述の実施の形態においては、画像評価部8から出力される評価結果をリアルタイムで処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一旦、評価結果記憶部12に記録し、その低速で評価結果を比較するようにしてもよい。
【0061】
また上述の実施の形態においては、ビデオ信号の評価に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオ信号の評価にも広く適用することができる。
【0062】
また上述の実施の形態においては、複数のビデオ信号を切り換えて評価基準信号を生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて切り替えの処理を省略することもできる。
【0063】
また上述の実施の形態においては、レベル差の絶対値和により位相ずれを検出し、さらには時間軸方向のずれ量を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば輪郭抽出結果の比較により位相ずれを検出する場合等、これらの検出方法にあっては種々の手法に広く適用することができる。
【0064】
また上述の実施の形態においては、伝送路、モニタ装置を評価する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばエンコーダ、デコーダを評価する場合等、伝送系における品質劣化の種々の要因の評価に広く適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、評価基準信号発生部で評価基準信号を発生させて外部入力信号とタイミングを一致させ、この評価基準信号を基準にして外部入力信号を評価するようにし、この評価結果を比較できるようにしたことにより、遠隔地等から伝送されるビデオ信号等を劣化の要因毎に客観的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像評価装置の使用例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第4の実施の形態に係る画像評価装置の使用例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、1A……画像評価装置、2……評価基準信号発生部、3……信号発生部、4……遅延制御部、5……信号切り替え部、6……出力インターフェース部、7……遅延部、8……画質評価部、9……動きベクトル検出部、10……比較部、12……評価結果記憶部、13……比較評価部
Claims (7)
- 評価基準信号を出力する評価基準信号発生部と、
前記評価基準信号を遅延させて遅延基準信号を出力する遅延部と、
前記遅延基準信号を基準にして外部入力信号を評価し、前記外部入力信号の評価結果を出力する評価部と、
前記評価結果を記録する記憶部と
を備えることを特徴とする信号評価装置。 - 前記記憶部に記録した前記評価結果と、前記評価部から得られる評価結果とを比較する比較回路を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の信号評価装置。 - 前記評価基準信号及び外部入力信号が、
ビデオ信号及び又はオーディオ信号である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の信号評価装置。 - 前記評価基準信号発生部は、
記憶装置に記録した動画像及び静止画像を縦方向、横方向にスクロールさせた動画像による前記評価基準信号を出力する
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の信号評価装置。 - 前記外部入力信号に対する前記評価基準信号又は前記遅延基準信号の時間軸方向のずれ量を検出する検出部を有する
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の信号評価装置。 - 前記遅延部は、
前記検出部で検出されるずれ量に基づいて、前記遅延部における遅延時間を制御する制御部を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の信号評価装置。 - 前記外部入力信号から動きベクトルを検出し、前記動きベクトルにより前記評価基準信号における動きを前記外部入力信号に一致させると共に、
前記遅延部における遅延時間を1画素単位で可変して、前記外部入力信号と前記遅延基準信号との比較により、前記遅延基準信号の位相を前記外部入力信号に一致させる制御部を有する
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の信号評価装置。
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