JP2004186069A - 発光素子、発光装置および電子機器 - Google Patents

発光素子、発光装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子を構成する有機物からなる発光層自身が放出する光により発光層自らが劣化、損傷することを防止できる発光素子、発光装置および電子機器を提供する。
【解決手段】本発明に係る発光素子は、反射性電極層5と、透光性電極層2と、反射性電極層5と透光性電極層2との間に配置され、反射性電極層5及び透光性電極層2を介して供給されるキャリアによって発光する発光層3と、反射性電極層5と発光層3との間に配置され、発光層3が発した光を吸収する光吸収層4と、を備えたことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子、発光装置および電子機器に係る。より詳細には、発光層が発した光の反射光により発光層自らが劣化するのを抑制して、発光特性の長期安定化が図れる発光素子、発光装置および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
発光素子の一つに、有機物からなる発光層を備えた有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと称す)素子がある。有機EL素子の構成としては、対向して設けられた2つの電極の間に、発光層を含む有機機能層が配置されてなるものが一般的である。
【0003】
有機EL表示装置は、このような有機EL素子を二次元的に配置させてなる表示装置である。特にカラー表示を行う場合には、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色ごとに、特定の波長域に発光スペクトルを有する発光層を備えた有機EL素子が所定の配列で配置される。
【0004】
最近、上記構成からなる有機EL素子が紫外線の影響を受け劣化、損傷を来す問題が注目されており、次のような事例において解決すべき技術課題となっている。
(1)大量の紫外線が降り注ぐ屋外で使用する場合、有機EL素子を構成する発光層の有機物が激しく劣化したり又は損傷を受ける。
(2)有機EL素子の製造工程では、酸素や水分による経時劣化を防止するため、不活性ガスが封入された封止ケースを紫外線硬化接着剤で有機EL素子基板に接合する場合がある。この工程では、前記接着剤を硬化させるために用いる紫外線の一部が有機EL素子を構成する有機層に照射され、その結果、有機EL素子が劣化、損傷してしまう恐れがある。
【0005】
このように素子の外部から入射する紫外線によって有機EL素子が劣化、損傷してしまう問題を解消する方法としては、次に示す技術が公知である。
(a)上記(1)の対策法としては、紫外線が素子に入射する側にある透明基板中や透明基板と陽極の間に紫外線吸収層を設ける方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
(b)上記(2)の対策法としては、有機EL素子の封止ケース面や基板面、あるいは有機EL素子を載せる作業台等に紫外線吸収層を設けることにより、封止工程の際に有機EL素子を構成する有機層が紫外線照射の影響を受けるのを防止する方法が挙げられる(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
ところで、上述した有機EL素子は、キャリアの注入・輸送および再結合過程により生成した励起状態が基底状態に戻る際、そのエネルギー準位差に応じた電磁波を放出する。この電磁波は、波長が約400nmから800nmの光、いわゆる可視光で主に構成されるが、発光層をなす有機物の材料によっては400nm以下の紫外線も含まれている場合がある。このため、前述したような外部からの紫外線が少ない場合でも、このように自らが放出した紫外線により劣化、損傷し有機EL素子としての機能が低下することが報告されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
有機EL素子の発光層から発せられた光の約半分は、例えば透明陽極や透明基板を通過して素子外部に放出されるのに対し、残り半分の光は陰極に向かって進行する。通常は、この残り半分の光も有効に利用するため、陰極は反射機能を備えており、陰極で反射された光は再度発光層の中を通過した後、透明陽極や透明基板を通過して素子外部に放出される。したがって、従来は、発光層が発した光の中に例えば紫外線が含まれていれば、陰極で反射して再度発光層に戻った光にも紫外線が含まれているので、この戻り光に含まれる紫外線によって発光層自身が影響を受けることは避けられなかった。
【0008】
本明細書では、上記透明陽極と同様に光を透過する機能を備えた電極層を透光性電極層と呼び、上記陰極と同様に光を反射する機能を備えた電極層を反射性電極層と呼称する。
【0009】
しかしながら、上述した従来の対策法は素子外部から照射される紫外線のみを防ぐ方法であり、有機EL素子自身が放出する紫外線により自らが劣化、損傷することを防ぐことは困難であった。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−184572号公報
【特許文献2】
特開2001−126868号公報
【非特許文献1】
Applied Physics Letters, Vol.67, p3420 (1995)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑み、発光素子を構成する有機物からなる発光層自身が放出する光により発光層自らが劣化、損傷することを防止できる発光素子、発光装置および電子機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、反射性電極層と、透光性電極層と、前記反射性電極層と前記透光性電極層との間に配置され、前記反射性電極層及び前記透光性電極層を介して供給されるキャリアによって発光する発光層と、前記反射性電極層と前記発光層との間に配置され、該発光層が発した光を吸収する光吸収層と、を備えたことを特徴とする発光素子を提供する。
【0013】
上記構成からなる発光素子であれば、反射性電極層及び透光性電極層を介して供給されるキャリアによって発光する発光層が発した光の約半分は、透光性電極層を通過して素子の外部に放出され、残りの約半分は反射性電極層の方向に進む。この反射性電極層に向けて進行する光は、反射性電極層に到達する前に、反射性電極層より手前に位置する光吸収層をまず通過(以下、第一通過と称す)する

【0014】
次いで、この光吸収層を通過した光は反射性電極層に至り、この反射性電極層で反射される。その後、この反射性電極層で反射された光は再び光吸収層を通過(以下、第二通過と称す)してから発光層に至り、発光層、透光性電極層を順番に通過し、素子外部に放出される。
【0015】
つまり、上記の発光層から反射性電極層に向けて進行した光は、第一通過と第二通過の2回、光吸収層の中を通過することになる。光吸収層は、発光層の劣化あるいは損傷に影響する光を吸収する性質を備えているので、この2度にわたる通過を経て再度発光層に戻ってきた光には、発光層の劣化あるいは損傷に影響を与える光の成分は殆ど残存しない。
【0016】
ゆえに、この再度発光層に戻ってきた光が素子外部に放出される際に、たとえ発光層の中を通過しても、発光層が受ける影響を極めて小さなものに抑えることができるので、例えば有機EL素子のような発光素子の長寿命化が図れる。
【0017】
上述した光吸収層としては、キャリア輸送性を有するホスト材料に前記発光層の発した光を吸収するゲスト材料を分散してなるものが好適に用いられる。
【0018】
上記構成からなる発光素子において、前記光吸収層の吸収スペクトルS2abの波長域は、少なくともλ1em(S)以上λ1ab(L)以下であることが望ましい。
【0019】
ここで、λ1ab(L)とは、前記発光層が有する吸収スペクトルS1abにおいて、吸収強度が極大をなす波長(以下、吸収極大波長と呼ぶ)よりも長波長側に位置し、この吸収極大波長の吸収強度に比べて1/100の吸収強度を備えた波長を長波長端部の波長を指す。
【0020】
λ1em(S)とは、前記発光層が有する発光スペクトルS1emにおいて、発光強度が極大をなす波長(以下、発光極大波長と呼ぶ)λ1em(P)よりも短波長側に位置し、この発光極大波長の発光強度に比べて1/100の発光強度を備えた波長を短波長端部の波長を意味する。
【0021】
上記構成によれば、発光層から反射性電極層に向けて進行した光は、光吸収層を通過する際に、発光層の劣化あるいは損傷に影響を与える光の成分が主に含まれている波長域、すなわち、λ1em(S)以上λ1ab(L)以下の波長域の光が大幅に減衰した状態で反射性電極層に至り、この反射性電極層で反射される。
【0022】
その後、反射性電極層で反射された光は、光吸収層を再度通過して発光層に至るが、この再度通過の際にも、発光層の劣化あるいは損傷に影響を与える光の成分が主に含まれている波長域の光は大幅に減衰させられる。この2度にわたる減衰を受けた光のみが発光層に戻ってくるので、発光層がこの戻り光により劣化あるいは損傷をきたすという問題は解消される。
【0023】
光吸収層の吸収スペクトルS2abは、前記波長域、すなわち、λ1em(S)以上λ1ab(L)以下の波長域において、有機発光層が有する発光スペクトルS1emに対する光吸収率が少なくとも50%以上であることが好ましい。
【0024】
上記構成によれば、発光層から第二電極に向けて進行し、上述した2回にわたる光吸収層の通過を経て発光層に戻ってきた光は、発光層の劣化あるいは損傷に影響を与える光の成分が主に含まれている波長域の成分が4分の1以下に減衰された状態を常に保つことができる。
【0025】
本発明に係る発光装置は、上述した構成の発光素子を複数備えなり、該複数の発光素子を構成する各々の発光層に対応させて、異なる材料からなる光吸収層を個別に設けたことを特徴としている。
【0026】
上記構成は、例えば、複数の発光素子として有機EL素子を二次元的に配置させてなる発光装置において、カラー表示を行うためにR(赤)、G(緑)、B(青)の各色ごとに、特定の波長域に発光スペクトルを有する有機発光層を備えた有機EL素子が用いられる場合に有効となる。
【0027】
何故ならば、各発光層は特定の波長域に発光スペクトルを有しているので、各々発光層にとって有害となる、すなわち発光層を劣化あるいは損傷させる波長域はそれぞれ異なっているからである。
【0028】
ゆえに、個々の有機発光層が異なる吸収スペクトルを有している場合には、それぞれの有機発光層に対応させて個別に設けられる光吸収層を異なる材料で形成することにより、各々発光層にとって有害となる波長域の光のみ減衰されるように選択して設計できる。
【0029】
したがって、上記構成の発光装置であれば、個々の発光層が有する光学特性に合わせて柔軟な補正を個別に図ることが可能なので、複数の発光層が発する光の色度の最適化が図れる。
【0030】
本発明に係る電子機器は、上述した発光装置を搭載したことを特徴としている。この構成によれば、上述したように、複数の発光層が発する光の色度を最適化した発光装置を搭載しているので、従来に比べて表示性能の向上した電子機器の提供が可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る発光素子について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る発光素子の一例を示す模式的な断面図であり、1は基板、2は透光性電極層、3は発光層、4は光吸収層、5は反射性電極層を示す。ここで、光吸収層4は発光層3の劣化あるいは損傷に影響する波長域の光を吸収する性質を備えた材料からなる。
【0032】
また、基板1と透光性電極層2としては発光層3が発する光を主に透過する材料が、反射性電極層5としては発光層3が発する光を主に反射する材料がそれぞれ用いられる。
【0033】
上記構成であれば、発光層3が発した光の約半分は透光性電極層2および基板1を通過して素子の外部に放出され、残りの約半分は反射性電極層5の方向に進む。この反射性電極層5に向けて進行する光は、反射性電極層5に到達する前に、反射性電極層5より手前に位置する光吸収層4をまず通過(第一通過)する。
【0034】
次いで、この光吸収層4を通過した光は反射性電極層5に至り、この反射性電極層5で反射される。その後、この反射性電極層5で反射された光は再び光吸収層4を通過(第二通過)してから発光層3に至り、発光層3、透光性電極層2、基板1の順番に通過し、素子外部に放出される。
【0035】
したがって、光吸収層4が、発光層3の劣化あるいは損傷に影響する光を吸収する性質を備えてさえいれば、反射性電極層5で反射された光が原因となって発光層3が劣化あるいは損傷することは回避できる。
【0036】
以下では、発光層3の劣化あるいは損傷に影響する光とは、如何なる波長域からなる光なのかについて図2および図3を用いて詳述する。
【0037】
図2は、本発明の実施形態に係る発光層3の吸収強度および発光強度と波長λとの関係を示すグラフである。発光層3は、通常、図2に示すような発光スペクトルS1emと、この発光スペクトルS1emより低波長側に位置する吸収スペクトルS1abを有している。
【0038】
発光スペクトルS1emにおいて、I1em(P)は発光強度の極大値(以下、発光ピーク強度と称する)であり、この極大値I1em(P)が得られる波長(以下、発光ピーク波長と称する)がλ1em(P)である。
【0039】
同様に、吸収スペクトルS1abにおいて、I1ab(P)は吸収強度の極大値(以下、吸収ピーク強度と称する)であり、この極大値I1ab(P)が得られる波長(以下、吸収ピーク波長と称する)がλ1em(P)である。
【0040】
ここで、図2に示したλ1ab(L)は、発光層3が有する吸収スペクトルS1abにおいて、吸収強度が極大をなす波長λ1ab(P)よりも長波長側に位置し、この極大なす波長λ1ab(P)の吸収強度I1ab(P)に比べて1/100の吸収強度を備えた波長であり、長波長端部の波長と定義する。
【0041】
これに対し、図2に示したλ1em(S)は、発光層3が有する発光スペクトルS1emにおいて、発光強度が極大をなす波長λ1em(P)よりも短波長側に位置し、この極大をなす波長波長λ1em(P)の発光強度I1em(P)に比べて1/100の発光強度を備えた波長であり、短波長端部の波長と定義する。
【0042】
発光スペクトルS1emおける短波長端部の波長λ1em(S)と吸収スペクトルS1abにおける長波長端部の波長1ab(L)との間の光は、発光層3が自ら発した光ではあるが、発光層3に再び戻ってした場合には自ら吸収してしまうことになる。
【0043】
つまり、短波長端部の波長λ1em(S)と長波長端部の波長1ab(L)との間の波長域からなる光が、上述したところの発光層3の劣化あるいは損傷に影響する光に相当することが分かる。
【0044】
本発明に係る発光素子は、短波長端部の波長λ1em(S)と長波長端部の波長1ab(L)との間の波長域からなる光が、発光層3に再び戻ってきた場合、その強度が減衰された状態で戻るように工夫した構成を備えている。この減衰をもたらすものが光吸収層4である。
【0045】
以下では、このように配置される光吸収層4について図3に基づき説明する。図3は、光吸収層4の吸収強度と波長λとの関係を示すグラフである。図3において、S2abは光吸収層4の吸収スペクトルであり、I2ab(P)は吸収強度の極大値(以下、吸収ピーク強度と称する)であり、この極大値I2ab(P)が得られる波長(以下、吸収ピーク波長と称する)がλ2ab(P)である。
【0046】
ここで、吸収スペクトルS2abにおける長波長端部の波長λ2ab(L)とは、吸収強度が極大をなす波長λ2ab(P)よりも長波長側に位置し、この極大なす波長λ2ab(P)の吸収強度I2ab(P)に比べて1/100の吸収強度を備えた波長である。
【0047】
また、吸収スペクトルS2abにおける短波長端部の波長λ2ab(S)とは、吸収強度が極大をなす波長λ2ab(P)よりも短波長側に位置し、この極大なす波長λ2ab(P)の吸収強度I2ab(P)に比べて1/100の吸収強度を備えた波長である。
【0048】
したがって、短波長端部の波長λ2ab(S)から長波長端部の波長λ2ab(L)にわたる吸収スペクトルS2abを備えてなる光吸収層4を発光層3と反射性電極層5との間に設け、反射性電極層5で反射された光が原因となって発光層3が劣化あるいは損傷するのを回避するためには、少なくともλ2ab(S)がλ1em(S)以下であり、かつ、λ2ab(L)がλ1ab(L)以上となるように、光吸収層4の材料を選択すればよいことが図2および図3から分かる。
【0049】
光吸収層4の吸収スペクトルS2abは、λ1em(S)以上λ1ab(L)以下の波長域において、発光層3の発光スペクトルS1emに対する光吸収率が少なくとも50%以上であることが望ましい。
【0050】
この構成によれば、反射性電極層5で反射されて発光層3に戻ってくる光は、まず発光層3から反射性電極層5に向けて進行し、途中で2回にわたる光吸収層4の通過(第一通過と第二通過を指す)を経て、発光層3に戻ることになる。
【0051】
ゆえに、発光層3から反射性電極層5に向けて進行する光は、往路の第一通過で最初の50%減衰を受け、次いで復路の第二通過で再び50%減衰を受けることになるので、反射性電極層5で反射されて発光層3に戻ってくる光には、結局、発光層3の劣化あるいは損傷に影響を与える波長域の光が4分の1以下に減衰された状態で含まれることになる。
【0052】
したがって、発光層3の発光スペクトルS1emに対する光吸収率が少なくとも50%以上とすることによって、発光層3が受ける劣化あるいは損傷を効率よく回避できるのでより好ましい。
【0053】
本発明に係る発光装置は、上述した構成の発光素子を複数備えなり、該複数の発光素子を構成する各々の発光層に対応させて、異なる材料からなる光吸収層を個別に設けたことを特徴としている。
【0054】
図1に示すような発光層3を複数備え、個々の発光層3が異なる吸収スペクトルを有している発光素子であれば、それぞれの発光層3に対応させて個別に設けられる光吸収層4は異なる材料からなる構成としてもよい。
【0055】
この構成は、発光層3として、例えば、カラー表示を行うためにR(赤)、G(緑)、B(青)の各色ごとに、特定の波長域に発光スペクトルを有する有機発光層を備えた有機EL素子に好適に用いられる。
【0056】
つまり、各色対応して設けられる個々の有機発光層(発光層3)は特定の波長域に発光スペクトルを有しているので、それぞれの発光層にとって有害となる、すなわち発光層を劣化あるいは損傷させる波長域は各々異なっている。
【0057】
そこで、それぞれの有機発光層(発光層3)に対応させて個別に設けられる光吸収層4を異なる材料で形成することにより、それぞれの有機発光層(発光層3)にとって有害となる波長域の光のみ減衰されるように選択して設けることが可能となる。これにより、3色の色再現性が長期にわたって安定した発光装置の提供が可能となる。
【0058】
以下では、上述した構成の発光素子を複数備えなり、該複数の発光素子を構成する各々の発光層に対応させて、異なる材料からなる光吸収層を個別に設けた発光装置について、図4を参照して具体的に述べる。
【0059】
図4は、本発明の実施形態に係る発光装置の一例である有機EL装置における表示領域の一部断面構造を拡大した概略図であり、この図面では3つの画素領域Aが図示されている。個々の画素領域Aは、上述したような発光素子の構造を備えている。具体的には、図1の発光層3に相当する部分は図4において110で示す機能層である。
【0060】
同様に、発光層3が発する光を主に透過する透光性電極層2に相当する部分は図4において12で示す陰極であり、発光層3が発する光を主に反射する反射性電極層5に相当する部分は図4において111で示す画素電極である。
【0061】
さらには、図1に示した、発光層3と反射性電極層5との間に配され発光層3の劣化あるいは損傷に影響する波長域の光を吸収する性質を備えた光吸収層4に相当する部分は、図4において15で示す部材である。
【0062】
この発光装置20は、基体21上に、TFTなどの回路や2つの層間絶縁膜144a、144bなどが設けられた回路素子部14と、画素電極111、機能層110および陰極12などが設けられた発光素子部11と、封止樹脂131および封止基板132が設けられた封止部13とが順次積層された構成からなる。
【0063】
なお、図4における機能層110は、有機発光層110bと正孔注入/輸送層110aから構成された場合を示しているが、後者は設けず前者のみとしても構わない。また、図4の電子装置20では、回路素子部14とこれを載置した基体21が図1の基板1に相当する。
【0064】
図4の電子装置20を構成する光吸収層15は、画素電極111と機能層110との間に配置されている。この構成により、機能層110から陰極12側に発した光は、封止部13を通過して封止部13の上方(観測者側)に出射される。
【0065】
これに対して、機能層110から基体21側に発した光は、まず光吸収層15を通過してから画素電極111に至り、この画素電極で反射されて再び光吸収層15を通過した後、機能層110と陰極12を順に通過し、さらに封止部13を通過して封止部13の上方(観測者側)に出るようになっている。
【0066】
したがって、上記構成であれば、機能層110から基体21側に発した光は、画素電極111を2回通過することにより、機能層110をなす有機発光層110bにとって有害な波長域の光は取り除かれてから、再び有機発光層110bを通過することになる。
【0067】
特に、図4の電子装置は、有機発光層110bを複数備え、個々の有機発光層110bが異なる吸収スペクトルを有している場合に相当する。図4では、記号Rで特定される左側の有機発光層110bが赤色の光を、記号Gで特定される中央の有機発光層110bが緑色の光を、記号Bで特定される有機発光層110bが青色の光を、それぞれ発するものである。
【0068】
そして、記号R、G、Bで表記したそれぞれの有機発光層110b3に対応させて、個別に光吸収層15は設けられている。
【0069】
この個別に配された光吸収層15は、記号R、G、Bで表記したそれぞれの有機発光層110bにとって有害となる波長域の光がそれぞれ除去できるように、異なる材料の選択を可能とする。
【0070】
ゆえに、この構成は、個々の有機発光層110bが有する発光スペクトルや吸収スペクトルの状態に応じて、最適な吸収スペクトル、すなわち個々の有機発光層110bにとって有害な波長域の光を除去可能な吸収スペクトルを備えた光吸収層15を設けることを可能とする。
【0071】
この個別に配された光吸収層15を備えることによって、複数の有機発光層110bが異なる波長域の発光スペクトルや吸収スペクトルを有していても、個々の有機発光層110bが有する光学特性に合わせて柔軟に補正することができる。
【0072】
具体的には、例えば図4に例示したようなカラー表示対応の電子装置において、何れかの有機発光層110bが発する光の色度が所定の目標値から離れている場合であっても、従来のように有機発光層110bの材料を変更することなく、光吸収層15によって容易に発光色度の補正が可能となる。
【0073】
有機発光層110bの材料を変更することによって発光色度の補正を行う従来法では、有機発光層が発する光の色度を補正する場合、輝度低下を招き、光の取り出し効率が低下する恐れがあったが、光吸収層15を設けた本発明であれば、このような従来法における問題は解消される。
【0074】
したがって、本発明によれば、有機発光層110bの発する光の色度の最適化を図ることができ、しかも光の取り出し効率の高い発光装置の提供が可能となる。
【0075】
図4の発光装置における光吸収層15としては、対向して配置される有機発光層110bの吸収スペクトルを包み込むことが可能な波長域からなる吸収スペクトルを有する材料が選定される。
【0076】
例えば、主たる発光色が赤色である記号Rで特定される左側の有機発光層110bに対応して設ける光吸収層15にドーピングする材料としては、ローダミンBが好ましい。
【0077】
また、主たる発光色が緑色である記号Gで特定される中央の有機発光層110bに対応して設ける光吸収層15にドーピングする材料としては、クマリン誘導体、特に 3−(2−benzothiazoly1)−7−(diethylamino)coumarine 等が望ましい。
【0078】
さらに、主たる発光色が青色である記号Bで特定される右側の有機発光層110bに対応して設ける光吸収層15にドーピングする材料としては、クマリン誘導体、特に7−hydoroxy−5−methyl−3−phenylcoumarine等が好適である。
【0079】
光吸収層15の膜厚は、5nm〜50nmの範囲が好ましく、特に20nm付近がよい。膜厚が5nm未満では、吸収強度が乏しく、有機発光層の劣化あるいは損傷に影響する光を完全に吸収することができないので芳しくない。また膜厚が50nmを越えると、素子の駆動電圧が高くなり、効率の低下に繋がるので好ましくない。
【0080】
また図4の発光装置において、画素電極111としては反射機能を備えた導電材料を用いることにより、有機発光層110bが発した光を反射できる。この反射機能を備えた導電材料としては、Al、Ag、Au、又はこれらの元素を含む合金などが挙げられる。
【0081】
一方、陰極12としては透明な導電材料を用いることにより、有機発光層110bが発した光を通過することができる。この透明な導電材料としては、ITO、Pt、Ir、Ni、もしくはPdが挙げられるが、中でも第二層間絶縁膜144bと同じ製造法であるインクジェット法を用いて形成可能なITOが望ましい。
【0082】
回路素子部14には、基体2上にシリコン酸化膜からなる下地保護膜21cが形成され、この下地保護膜21c上に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜141が形成されている。
【0083】
尚、半導体膜141には、ソース領域141a及びドレイン領域141bが高濃度Pイオン打ち込みにより形成されている。なお、Pが導入されなかった部分がチャネル領域141cとなっている。
【0084】
更に回路素子部14には、下地保護膜21c及び半導体膜141を覆う透明なゲート絶縁膜142が形成され、ゲート絶縁膜142上にはAl、Mo、Ta、Ti、W等からなるゲート電極143(走査線101)が形成され、ゲート電極143及びゲート絶縁膜142上には透明な第1層間絶縁膜144aと第2層間絶縁膜144bが形成されている。ゲート電極143は半導体膜141のチャネル領域141cに対応する位置に設けられている。
【0085】
また、第1層間絶縁膜144aと第2層間絶縁膜144bを貫通して、半導体膜141のソース領域141aとドレイン領域141bにそれぞれ接続されるコンタクトホール145,146が形成されている。
【0086】
そして、第2層間絶縁膜144b上には、ITO等からなる透明な画素電極111が所定の形状にパターニングされて形成され、一方のコンタクトホール145がこの画素電極111に接続されている。また、もう一方のコンタクトホール146は電源線103に接続されている。
【0087】
このようにして、回路素子部14には、各画素電極111に接続された駆動用の薄膜トランジスタ123が形成されている。なお、回路素子部14には、保持容量cap及びスイッチング用の薄膜トランジスタも形成されているが、図4ではこれらの図示を省略している。
【0088】
発光素子部11は、図4に示すように、複数の画素電極111の各々に積層された機能層110と、各画素電極111及び機能層110の間に設けられて各機能層110を区画するバンク部112と、機能層110上に形成された陰極12とを主体として構成されている。
【0089】
そして、これらの画素電極111、機能層110及び陰極12によって発光素子が構成される。ここで、画素電極111は、例えばITOにより形成されてなり、平面視略矩形にパターニングされて形成されている。
【0090】
バンク部112は、図4に示すように、基体2側に位置する無機物バンク層112a(第1バンク層とも呼ぶ)と基体2から離れて位置する有機物バンク層112b(第2バンク層とも呼ぶ)とが積層されて構成される。
【0091】
無機物バンク層、有機物バンク層(112a、112b)は、画素電極111の周縁部上に乗上げるように形成されている。平面的には、画素電極111の周囲と無機物バンク層112aとが平面的に重なるように配置された構造となっている。
【0092】
また、有機物バンク層112bも同様であり、画素電極111の一部と平面的に重なるように配置されている。また無機物バンク層112aは、有機物バンク層112bよりも画素電極111の中央側に更に形成されている。
【0093】
このようにして、無機物バンク層112aの各第1積層部112eが画素電極111の内側に形成されることにより、画素電極111の形成位置に対応する下部開口部112cが設けられている。
【0094】
また、有機物バンク層112bには、上部開口部112dが形成されている。この上部開口部112dは、画素電極111の形成位置及び下部開口部112cに対応するように設けられている。
【0095】
上部開口部112dは、図3に示すように、下部開口部112cより広く、画素電極111より狭く形成されている。また、上部開口部112dの上部の位置と、画素電極111の端部とがほぼ同じ位置になるように形成される場合もある。
【0096】
この場合は、図3に示すように、有機物バンク層112bの上部開口部112dの断面が傾斜する形状となる。
【0097】
そしてバンク部112には、下部開口部112c及び上部開口部112dが連通することにより、無機物バンク層112a及び有機物バンク層112bを貫通する開口部112gが形成されている。
【0098】
無機物バンク層112aとしては、例えば、SiO、TiO等の無機材料が好適に用いられる。有機物バンク層112bとしては、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性と耐溶媒性のある材料が好適に用いられる。
【0099】
機能層110は、画素電極111上に積層された正孔注入/輸送層110aと、正孔注入/輸送層110a上に隣接して形成された有機発光層110bとから構成されている。なお、必要に応じて、有機発光層110bに隣接して電子注入輸送層などの機能を有する他の機能層を更に形成しても構わない。
【0100】
正孔注入/輸送層110aは、正孔を有機発光層110bに注入する機能を有するとともに、正孔を正孔注入/輸送層110a内部において輸送する機能を有する。このような正孔注入/輸送層110aを画素電極111と有機発光層110bの間に設けることにより、有機発光層110bの発光効率、寿命等の素子特性が向上する。
【0101】
また、有機発光層110bでは、正孔注入/輸送層110aから注入された正孔と、陰極12から注入される電子が有機発光層110bで再結合し、発光が生じる。
【0102】
有機発光層110bは、赤色(R)に発光する赤色有機発光層110b1、緑色(G)に発光する緑色有機発光層110b2、及び青色(B)に発光する青色有機発光層110b3、の3種類を有し、各有機発光層110b1〜110b3がストライプ配置されている。
【0103】
陰極12は、発光素子部11の全面に形成されており、対向して設けられた画素電極111と対をなして機能層110に電流を流す役割を担う。この陰極12としては、画素電極と同様な、透明な導電材料が使用できる。
【0104】
例えば、陰極12を構成する材料としては、ITO、Pt、Ir、Ni、Mg、AgもしくはPdが挙げられる。中でもインクジェット法を用いて形成可能なITOが望ましい。
【0105】
さらに、陰極12上には、封止樹脂131と封止基板132からなる封止部13が設けられる。封止部13は表示素子部10の酸化防止あるいは外力による破壊の防御などを目的として、陰極12の全面に形成される。
【0106】
本発明に係る電子装置20は、上述した構成物からなっている。
上述した電子装置20では、図4に示すように、有機発光層110aを含む機能層110と画素電極111との間に光吸収層15を設けた例、について詳細に説明した。
【0107】
これに対して、有機発光層110aから発した光の進行方向が、上述した方向とは逆方向である場合にも、本発明に係る光吸収層15を設けることができる。
【0108】
すなわち、電子装置20において、機能層110を構成する有機発光層110aから基体21側に発した光が、回路素子部14および基体21を透過して基体21の下方(観測者側)に出射されると共に、機能層110から基体2の反対側に発した光が陰極12を通過して封止部13により反射されて、回路素子部14および基体21を透過して基体21の下方(観測者側)に出射される場合である。
【0109】
有機発光層110aから発した光の進行方向が、このように基体21の下方(観測者側)に出射される場合には、例えば陰極12と封止部13との間に本発明に係る光吸収層15を設けることが可能である。また、陰極12が反射機能も備えている場合には、本発明に係る光吸収層15は機能層110と陰極12との間に配置すればよい。
【0110】
(電子機器)
本発明に係る電子機器は上述した発光装置を搭載したことを特徴としている。この構成からなる電子機器の具体例について図5を参照して説明する。
【0111】
図5は、本発明の実施形態に係る電子機器の一例であるワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置を示した斜視図である。図5において、1200は情報処理装置、1202はキーボードなどの入力部、1204は情報処理装置本体、1206は上記の発光装置を用いた表示部を示している。
【0112】
図5に示す電子機器は、上記実施形態の発光装置を搭載しているので、表示部における輝度が長期にわたって安定であることから、長期信頼性の高い電子機器の提供が可能となる。
【0113】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発光素子の一例を示す模式的な断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る発光層の吸収強度および発光強度と波長λとの関係を示すグラフである。
【図3】本発明の実施形態に係る光吸収層の吸収強度と波長λとの関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施形態に係る発光装置の一例である有機EL装置における表示領域の一部断面構造を拡大した概略図である。
【図5】本発明の実施形態に係る電子機器の一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
S1ab 発光層の吸収スペクトル、S1em 発光層の発光スペクトル、S2ab光吸収層の吸収スペクトル、1 基板、2 透光性電極層、3 発光層、4 光吸収層、5 反射性電極層、12 陰極、110 機能層、110a 正孔注入/輸送層、110b 有機発光層、15 光吸収層、111 画素電極。

Claims (6)

  1. 反射性電極層と、
    透光性電極層と、
    前記反射性電極層と前記透光性電極層との間に配置され、該反射性電極層及び前記透光性電極層を介して供給されるキャリアによって発光する発光層と、
    前記反射性電極層と前記発光層との間に配置され、該発光層が発した光を吸収する光吸収層と、
    を備えたことを特徴とする発光素子。
  2. 前記光吸収層は、キャリア輸送性を有するホスト材料に前記発光層の発した光を吸収するゲスト材料を分散してなること、
    を特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記発光層の吸収スペクトルにおいて、吸収極大波長よりも長波長であり、かつ、該吸収極大波長における吸収強度に比べて1/100の吸収強度となる波長をλ1ab(L)と定義し、
    前記発光層の発光スペクトルにおいて、発光極大波長よりも短波長であり、かつ、該発光極大波長の発光強度に比べて1/100となる波長をλ1em(S)と定義したとき、
    前記光吸収層は、少なくともλ1em(S)以上λ1ab(L)以下の波長域の光を吸収することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子。
  4. 前記光吸収層は、前記発光層が発する光のうち前記波長域の光の50%以上を吸収することを特徴とする請求項3に記載の発光素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発光素子を複数備えてなり、該複数の発光素子を構成する各々の発光層に対応させて、異なる材料からなる光吸収層を個別に設けたことを特徴とする発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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