JP2004186043A - トップエミッション型有機elディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】光の利用効率の高い高性能の有機ELディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】有機薄膜13及び一対の電極11,12より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収めたパーケージとから成り、パッケージ2は、EL素子部1が固定される固定側基板21と、EL素子部1を固定しない非固定側基板22とからなる。EL素子部1からの光が透明な非固定側基板22を通して出射するトップエミッション型である。パッケージ2内の領域は、EL素子部1が配置された発光エリアと、パッケージ2内の水分を吸収又は吸着するゲッタ材3が配置されたゲッタ材エリアに区分される。ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいる。ゲッタ材3は非固定側基板22に固定され、水分に加えて酸素を吸収又は吸着する。
【選択図】 図2
【解決手段】有機薄膜13及び一対の電極11,12より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収めたパーケージとから成り、パッケージ2は、EL素子部1が固定される固定側基板21と、EL素子部1を固定しない非固定側基板22とからなる。EL素子部1からの光が透明な非固定側基板22を通して出射するトップエミッション型である。パッケージ2内の領域は、EL素子部1が配置された発光エリアと、パッケージ2内の水分を吸収又は吸着するゲッタ材3が配置されたゲッタ材エリアに区分される。ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいる。ゲッタ材3は非固定側基板22に固定され、水分に加えて酸素を吸収又は吸着する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、フラットパネルディスプレイ(FPD)として最近有望視されている有機ELディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有機ELディスプレイは、有機EL素子を利用したディスプレイである。有機EL素子は、有機薄膜を一対の電極で挟んだ構造であり、光を取り出す都合から、少なくとも一方はインジウム−錫酸化物(ITO)のような透明電極とされる。一対の電極に直流電圧を印加し、一方から電子を、他方からホールを有機薄膜に注入する。有機薄膜中でこれらのキャリアが再結合して励起し、これが基底状態に戻る際に発光が生ずる。
【0003】
有機ELディスプレイは、自発光であるため、液晶ディスプレイのようなバックライトは不要である。その上、高速応答性に優れ、薄型化や低駆動電圧化が容易である。また、液晶ディスプレイなどに比べると、製造工程がシンプルである。このようなことから、次世代のディスプレイ技術として注目されており、携帯電話などへの実用化が既に始まっている。
【0004】
現状の有機ELディスプレイパネルの構造について、図6を使用して説明する。図6は、現状の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。図6に示す有機ELディスプレイパネルは、一対の電極11,12と一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから成る。尚、有機ELディスプレイパネルとは、有機ELディスプレイのうち、駆動回路等を除いたパッケージ2とその内部の構成要素から成るものを指している。
【0005】
光を取り出す都合から、一対の電極11,12の少なくとも一方は、ITOのような透明電極とされる。また、画素一つ一つを駆動させるアクティブ型の場合、薄膜トランジスタが一方の電極として形成される。パッケージ2は、EL素子部1が固定される固定側基板21と、EL素子部1が固定されない側の非固定側基板22とから成る。現状の有機ELディスプレイは、いわゆるボトムエミッション型であり、図5に示す例もこれに属する。即ち、固定側基板21はガラス製で、透明である。EL素子部1からの光は、固定側基板21を透過して出射する。つまり、固定側基板21が、画像を見る人の側に位置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すようなボトムエミッション型の有機ELディスプレイパネルは、パッケージ2の固定側基板21を通して光を出射させるため、光の利用効率が悪いという問題がある。即ち、固定側基板21には、EL素子部1を駆動するための回路が形成されており、通常の単純な透明体に比べて光の透過率が悪い。
本願の発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、光の利用効率の高い高性能の有機ELディスプレイパネルを提供する技術的意義がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、少なくとも一方が透明電極である一対の電極で有機薄膜を挟んで当該一対の電極により有機薄膜に電圧を印加して有機薄膜を発光させる有機ELディスプレイパネルであって、
前記有機薄膜及び前記一対の電極より成るEL素子部と、
EL素子部を内部に収めたパーケージとから成り、
このパッケージは、前記EL素子部が固定される固定側基板と、前記EL素子を固定していない非固定側基板とから成り、
非固定側基板は透明であって、EL素子部からの光は非固定側基板を通して出射するトップエミッション型であり、
さらに、
パッケージ内の領域は、前記EL素子部が配置された発光エリアと、パッケージ内の水分を吸収又は吸着するゲッタ材が配置されたゲッタ材エリアに区分されており、ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいるか発光エリアに隣接しているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記ゲッタ材は、前記非固定側基板に固定されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記ゲッタ材は、水分に加えて酸素を吸収又は吸着するものであるという構成を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、本願発明の第一の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。図1に示す有機ELディスプレイパネルは、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されている。
この実施形態の有機ELディスプレイパネルは、いわゆるトップエミッション型である。トップエミッション型とは、EL素子部1の先端から光を放出するタイプであり、光は非固定側基板22を通して出射される。
【0009】
非固定側基板22は、透明なガラス板で形成されている。いわゆる青板や白板、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等が、非固定側基板22の基材として考えられる。非固定側基板22は、図1に示すような凹部を有するが、この凹部は、フッ酸系のエッチング液によるウェットエッチングにより形成することができる。
本実施形態では、三色独立式の有機ELディスプレイパネルとなっている。即ち、固定側基板には固定された各EL素子部1は、R発光用、G発光用、B発光用に区分されている。
【0010】
本実施形態の有機ELディスプレイパネルの大きな特徴点は、パッケージ2内にゲッタ材3が設けられている点である。「ゲッタ材」なる用語は、本明細書では、水分や酸素のような有機薄膜13を劣化させる材料を吸収又は吸着する部材、の意味で使用されている。
既に指摘されているように、有機ELディスプレイに用いられる有機発光材料は、湿気に弱く、吸湿により急速に特性を劣化させる。このため、パッケージ2内に吸湿材(乾燥剤)を封入することが行われる。このような吸湿材は、従来のボトムエミッション型の場合、非固定側基板22上に固定される。
しかしながら、トップエミッション型において、この構造をそのまま採用すると、各EL素子部1からの光は、吸湿材を透過して出射しなければならない。吸湿材としては、シリカゲル乾燥剤のような多孔質部材が使用され、光透過率は高くない。従って、吸湿材の部分で光が大きくロスしてしまう。
【0011】
本実施形態では、このような点を考慮し、パッケージ2内の領域を、EL素子部1を配置した発光エリアと、ゲッタ材3を配置したゲッタ材エリアに区分し、ゲッタ材エリアが、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重ならないようにしている。この点について、図2を使用してより具体的に説明する。図2は、図1に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【0012】
本実施形態では、ゲッタ材3は非固定側基板22に固定されている。図2は、図1に示す非固定側基板22の平面概略図となっている。図2に示すように、ゲッタ材3は、非固定側基板22の周縁に沿ってその周縁の内側に配置されている。ゲッタ材3の配置形状は、方形の輪郭を成す周状である。そして、発光材エリアは、ゲッタ材3の配置形状の内側に配置されている。尚、ゲッタ材エリアと発光エリアとを区分するようにして、中間リブ23が非固定側基板22に形成されている。
【0013】
ゲッタ材3としては、本実施形態では、水分の吸収又は吸着するシリカゲルと、酸素を吸収又は吸着する酸化鉄とを混合したもので構成されている。例えば、粒状のシリカゲルと、粒状の酸化鉄とを混ぜ合わせ、粘着テープに固定するなどしてシート状に形成したものが採用できる。
このように、本実施形態では、ゲッタ材エリアが発光エリアを取り囲むように配置されているので、トップエミッション型であっても、ゲッタ材3によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
【0014】
また、発明者の研究によれば、有機ELディスプレイパネルに使用される有機薄膜は、水分のみならず酸素によっても劣化し易い。本実施形態では、ゲッタ材3は、水分に加えて酸素も吸着するので、有機薄膜の酸素による劣化も防止されている。このため、品質がより安定した有機ELディスプレイが提供される。
【0015】
次に、本実施形態の有機ELディスプレイパネルの製造方法について説明する。
まず、固定側基板21上にEL素子部1を形成する。固定側基板21上にフォトリソグラフィにより下部電極11を形成し、その上に、有機薄膜13及び上部電極12を真空蒸着法によって形成する。上部電極12は、ITOのような透明電極とされる。一方、非固定側基板22にゲッタ材3を貼り付けして配置し、非固定側基板22と固定側基板21との重ね合わせて端部を封止する。封止は、光硬化型樹脂等を使用して行う。
【0016】
次に、本願発明の第二の実施形態について説明する。
図3は、第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
図3に示す有機ELディスプレイパネルも、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されており、トップエミッション型である。
【0017】
図4は、図3に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。第二の実施形態では、ゲッタ材エリアは、EL素子部1が配置された発光エリアに隣接して設定されている。この実施形態においても、ゲッタ材3は、非固定側基板22に固定されている。非固定側基板22は、ゲッタ材エリアと発光エリアとを区分するよう中間リブ23が形成されている。この実施形態においても、ゲッタ材3は、水分の吸収又は吸着するシリカゲルと、酸素を吸収又は吸着する酸化鉄とから構成されている。ゲッタ材3は、同様に、シート状のものを非固定側基板22に貼り付けることで固定されている。
この図3及び図4に示す実施形態の場合も、トップエミッション型であっても、ゲッタ材3によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
【0018】
図5は、第三の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
図5に示す有機ELディスプレイパネルも、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されており、トップエミッション型である。この実施形態では、非固定側基板22に、ゲッタ材エリアに相当する形状で凹部を形成し、この凹部にゲッタ材3を固定している。このような構成によっても、前述したのと同様の効果を得ることができる。
【0019】
尚、有機ELディスプレイの構成としては、RGBの三色のEL素子部を個別に形成したものの他、青色のEL素子部と色変換膜の組み合わせでRGBの各色を発光させるもの、白色のEL素子部とカラーフィルタの組み合わせたもののいずれでも良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した通り、本願の請求項1記載の発明によれば、ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいるか発光エリアに隣接しているので、トップエミッション型であっても、ゲッタ材によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ゲッタ材は、水分に加えて酸素も吸着するので、有機薄膜の酸素による劣化も防止されている。このため、品質がより安定した有機ELディスプレイが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図2】図1に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【図3】第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図4】図3に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【図5】第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図6】現状の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【符号の説明】
1 EL素子部
11 電極
12 電極
13 有機薄膜
2 パッケージ
21 固定側基板
22 非固定側基板
3 ゲッタ材
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、フラットパネルディスプレイ(FPD)として最近有望視されている有機ELディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有機ELディスプレイは、有機EL素子を利用したディスプレイである。有機EL素子は、有機薄膜を一対の電極で挟んだ構造であり、光を取り出す都合から、少なくとも一方はインジウム−錫酸化物(ITO)のような透明電極とされる。一対の電極に直流電圧を印加し、一方から電子を、他方からホールを有機薄膜に注入する。有機薄膜中でこれらのキャリアが再結合して励起し、これが基底状態に戻る際に発光が生ずる。
【0003】
有機ELディスプレイは、自発光であるため、液晶ディスプレイのようなバックライトは不要である。その上、高速応答性に優れ、薄型化や低駆動電圧化が容易である。また、液晶ディスプレイなどに比べると、製造工程がシンプルである。このようなことから、次世代のディスプレイ技術として注目されており、携帯電話などへの実用化が既に始まっている。
【0004】
現状の有機ELディスプレイパネルの構造について、図6を使用して説明する。図6は、現状の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。図6に示す有機ELディスプレイパネルは、一対の電極11,12と一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから成る。尚、有機ELディスプレイパネルとは、有機ELディスプレイのうち、駆動回路等を除いたパッケージ2とその内部の構成要素から成るものを指している。
【0005】
光を取り出す都合から、一対の電極11,12の少なくとも一方は、ITOのような透明電極とされる。また、画素一つ一つを駆動させるアクティブ型の場合、薄膜トランジスタが一方の電極として形成される。パッケージ2は、EL素子部1が固定される固定側基板21と、EL素子部1が固定されない側の非固定側基板22とから成る。現状の有機ELディスプレイは、いわゆるボトムエミッション型であり、図5に示す例もこれに属する。即ち、固定側基板21はガラス製で、透明である。EL素子部1からの光は、固定側基板21を透過して出射する。つまり、固定側基板21が、画像を見る人の側に位置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すようなボトムエミッション型の有機ELディスプレイパネルは、パッケージ2の固定側基板21を通して光を出射させるため、光の利用効率が悪いという問題がある。即ち、固定側基板21には、EL素子部1を駆動するための回路が形成されており、通常の単純な透明体に比べて光の透過率が悪い。
本願の発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、光の利用効率の高い高性能の有機ELディスプレイパネルを提供する技術的意義がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、少なくとも一方が透明電極である一対の電極で有機薄膜を挟んで当該一対の電極により有機薄膜に電圧を印加して有機薄膜を発光させる有機ELディスプレイパネルであって、
前記有機薄膜及び前記一対の電極より成るEL素子部と、
EL素子部を内部に収めたパーケージとから成り、
このパッケージは、前記EL素子部が固定される固定側基板と、前記EL素子を固定していない非固定側基板とから成り、
非固定側基板は透明であって、EL素子部からの光は非固定側基板を通して出射するトップエミッション型であり、
さらに、
パッケージ内の領域は、前記EL素子部が配置された発光エリアと、パッケージ内の水分を吸収又は吸着するゲッタ材が配置されたゲッタ材エリアに区分されており、ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいるか発光エリアに隣接しているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記ゲッタ材は、前記非固定側基板に固定されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記ゲッタ材は、水分に加えて酸素を吸収又は吸着するものであるという構成を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、本願発明の第一の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。図1に示す有機ELディスプレイパネルは、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されている。
この実施形態の有機ELディスプレイパネルは、いわゆるトップエミッション型である。トップエミッション型とは、EL素子部1の先端から光を放出するタイプであり、光は非固定側基板22を通して出射される。
【0009】
非固定側基板22は、透明なガラス板で形成されている。いわゆる青板や白板、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等が、非固定側基板22の基材として考えられる。非固定側基板22は、図1に示すような凹部を有するが、この凹部は、フッ酸系のエッチング液によるウェットエッチングにより形成することができる。
本実施形態では、三色独立式の有機ELディスプレイパネルとなっている。即ち、固定側基板には固定された各EL素子部1は、R発光用、G発光用、B発光用に区分されている。
【0010】
本実施形態の有機ELディスプレイパネルの大きな特徴点は、パッケージ2内にゲッタ材3が設けられている点である。「ゲッタ材」なる用語は、本明細書では、水分や酸素のような有機薄膜13を劣化させる材料を吸収又は吸着する部材、の意味で使用されている。
既に指摘されているように、有機ELディスプレイに用いられる有機発光材料は、湿気に弱く、吸湿により急速に特性を劣化させる。このため、パッケージ2内に吸湿材(乾燥剤)を封入することが行われる。このような吸湿材は、従来のボトムエミッション型の場合、非固定側基板22上に固定される。
しかしながら、トップエミッション型において、この構造をそのまま採用すると、各EL素子部1からの光は、吸湿材を透過して出射しなければならない。吸湿材としては、シリカゲル乾燥剤のような多孔質部材が使用され、光透過率は高くない。従って、吸湿材の部分で光が大きくロスしてしまう。
【0011】
本実施形態では、このような点を考慮し、パッケージ2内の領域を、EL素子部1を配置した発光エリアと、ゲッタ材3を配置したゲッタ材エリアに区分し、ゲッタ材エリアが、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重ならないようにしている。この点について、図2を使用してより具体的に説明する。図2は、図1に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【0012】
本実施形態では、ゲッタ材3は非固定側基板22に固定されている。図2は、図1に示す非固定側基板22の平面概略図となっている。図2に示すように、ゲッタ材3は、非固定側基板22の周縁に沿ってその周縁の内側に配置されている。ゲッタ材3の配置形状は、方形の輪郭を成す周状である。そして、発光材エリアは、ゲッタ材3の配置形状の内側に配置されている。尚、ゲッタ材エリアと発光エリアとを区分するようにして、中間リブ23が非固定側基板22に形成されている。
【0013】
ゲッタ材3としては、本実施形態では、水分の吸収又は吸着するシリカゲルと、酸素を吸収又は吸着する酸化鉄とを混合したもので構成されている。例えば、粒状のシリカゲルと、粒状の酸化鉄とを混ぜ合わせ、粘着テープに固定するなどしてシート状に形成したものが採用できる。
このように、本実施形態では、ゲッタ材エリアが発光エリアを取り囲むように配置されているので、トップエミッション型であっても、ゲッタ材3によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
【0014】
また、発明者の研究によれば、有機ELディスプレイパネルに使用される有機薄膜は、水分のみならず酸素によっても劣化し易い。本実施形態では、ゲッタ材3は、水分に加えて酸素も吸着するので、有機薄膜の酸素による劣化も防止されている。このため、品質がより安定した有機ELディスプレイが提供される。
【0015】
次に、本実施形態の有機ELディスプレイパネルの製造方法について説明する。
まず、固定側基板21上にEL素子部1を形成する。固定側基板21上にフォトリソグラフィにより下部電極11を形成し、その上に、有機薄膜13及び上部電極12を真空蒸着法によって形成する。上部電極12は、ITOのような透明電極とされる。一方、非固定側基板22にゲッタ材3を貼り付けして配置し、非固定側基板22と固定側基板21との重ね合わせて端部を封止する。封止は、光硬化型樹脂等を使用して行う。
【0016】
次に、本願発明の第二の実施形態について説明する。
図3は、第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
図3に示す有機ELディスプレイパネルも、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されており、トップエミッション型である。
【0017】
図4は、図3に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。第二の実施形態では、ゲッタ材エリアは、EL素子部1が配置された発光エリアに隣接して設定されている。この実施形態においても、ゲッタ材3は、非固定側基板22に固定されている。非固定側基板22は、ゲッタ材エリアと発光エリアとを区分するよう中間リブ23が形成されている。この実施形態においても、ゲッタ材3は、水分の吸収又は吸着するシリカゲルと、酸素を吸収又は吸着する酸化鉄とから構成されている。ゲッタ材3は、同様に、シート状のものを非固定側基板22に貼り付けることで固定されている。
この図3及び図4に示す実施形態の場合も、トップエミッション型であっても、ゲッタ材3によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
【0018】
図5は、第三の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
図5に示す有機ELディスプレイパネルも、一対の電極11,12とこの一対の電極11,12で挟まれた有機薄膜13より成るEL素子部1と、EL素子部1を内部に収納したパッケージ2とから構成されており、トップエミッション型である。この実施形態では、非固定側基板22に、ゲッタ材エリアに相当する形状で凹部を形成し、この凹部にゲッタ材3を固定している。このような構成によっても、前述したのと同様の効果を得ることができる。
【0019】
尚、有機ELディスプレイの構成としては、RGBの三色のEL素子部を個別に形成したものの他、青色のEL素子部と色変換膜の組み合わせでRGBの各色を発光させるもの、白色のEL素子部とカラーフィルタの組み合わせたもののいずれでも良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した通り、本願の請求項1記載の発明によれば、ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいるか発光エリアに隣接しているので、トップエミッション型であっても、ゲッタ材によって光が損失することがない。このため、光の利用効率が高いというトップエミッション型のメリットを充分に活かすことができる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ゲッタ材は、水分に加えて酸素も吸着するので、有機薄膜の酸素による劣化も防止されている。このため、品質がより安定した有機ELディスプレイが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図2】図1に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【図3】第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図4】図3に示すパネルにおけるゲッタ材3の配置について示した平面概略図である。
【図5】第二の実施形態の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【図6】現状の有機ELディスプレイパネルの断面概略図である。
【符号の説明】
1 EL素子部
11 電極
12 電極
13 有機薄膜
2 パッケージ
21 固定側基板
22 非固定側基板
3 ゲッタ材
Claims (3)
- 少なくとも一方が透明電極である一対の電極で有機薄膜を挟んで当該一対の電極により有機薄膜に電圧を印加して有機薄膜を発光させる有機ELディスプレイパネルであって、
前記有機薄膜及び前記一対の電極より成るEL素子部と、
EL素子部を内部に収めたパーケージとから成り、
このパッケージは、前記EL素子部が固定される固定側基板と、前記EL素子を固定していない非固定側基板とから成り、
非固定側基板は透明であって、EL素子部からの光は非固定側基板を通して出射するトップエミッション型であり、
さらに、
パッケージ内の領域は、前記EL素子部が配置された発光エリアと、パッケージ内の水分を吸収又は吸着するゲッタ材が配置されたゲッタ材エリアに区分されており、ゲッタ材エリアは、パネルに垂直な方向で見たとき、発光材エリアに重なっておらず、発光エリアを取り囲んでいるか発光エリアに隣接していることを特徴とするトップエミッション型有機ELディスプレイパネル。 - 前記ゲッタ材は、前記非固定側基板に固定されていることを特徴とする請求項1記載のトップエミッション型有機ELディスプレイパネル。
- 前記ゲッタ材は、水分に加えて酸素を吸収又は吸着するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のトップエミッション型有機ELディスプレイパネル。
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