JP2004185851A - リレーソケット及び渡り金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセサリモジュールが装着されているか否かに拘らず、専用工具を用いることなく渡り金具を容易に装着できるようにし、渡り配線の作業性を向上する。
【解決手段】リレーのコイル端子が挿入される端子挿入孔18、配線が挿入される配線挿入孔22a、及び、突出片32が挿入される突出片挿入部27に連通して端子板収納部40を形成した。端子板収納部40に収納される端子板41は、一端部に端子挿入孔18内でリレー端子に接続される端子接続部42を有し、他端部に配線挿入孔22a内で配線に接続される配線接続部43を有する。端子板41の中間部から、突出片接続部45が延出している。突出片接続部45は、突出片挿入孔27内に露出し、それぞれ片持ち支持された上側部材45aと下側部材45bとを備えている。上側部材45a及び下側部材45bは、両者の間に挿入された突出片32を弾性力によって挟持する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御盤内に配置されてリレーが着脱自在に装着されるリレーソケットに関し、特に、複数個のリレーソケットを並設する際の隣接するリレーソケット間における渡り配線を容易化するリレーソケット及び渡り金具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大型の装置や複数の装置を制御する制御盤内において、プログラマブルコントローラと制御対象の装置とはリレーを介して接続されている。制御対象の装置が大型化、複数化するにしたがって、制御盤内に配置されるリレー数も増加し、リレーに対する結線作業が煩雑化する。このため、従来より、制御盤内におけるリレーに対する結線作業を簡略化して誤配線を防止すべく、リレーソケットが用いられている。
【0003】
近年、配線をネジを介して端子板に挟持させる従前のネジ式のリレーソケットに代えて、端子板に形成されたスプリング部の弾性力によって配線を挟持させるスプリング式のリレーソケットが普及している。このスプリング式のリレーソケットは、リレー端子と配線とを接続する端子板を備えた本体に、リレー端子が挿入される端子挿入孔、配線が挿入される配線挿入孔と工具が挿入される工具挿入孔とを含む配線結線部、及び、端子挿入孔と配線結線部との間を連通する端子板収納部を備えている。
【0004】
このように構成されたスプリング式のリレーソケットでは、工具用挿入孔に工具を挿入すると、端子板のスプリング部が押圧されて弾性変形し、端子用挿入孔内において端子板の挟持部が退避し、配線を配線用挿入孔に挿入することができる。配線用挿入孔に配線を挿入した状態で工具を工具用挿入孔から抜き取ると、端子板のスプリング部が弾性力によって復元し、配線用挿入孔に露出した端子板の挟持部によって配線が挟持される。
【0005】
多数のリレーが配置される制御盤内では、各リレーに対する結線作業の簡略化だけでなく、各リレーに対するメンテナンスの集中化による作業性の向上を図るべく、複数のリレーソケットが互いに隣接した状態で並設される。並設された複数のリレーソケットにおいては、隣接するリレーソケットの同一の端子を接続する所謂渡り配線が行われる場合がある。複数のリレーソケットに対する配線を簡略化するためである。
【0006】
この渡り配線に際しては、従来より、各リレーソケットにおける同一の配線用貫通孔に挿入される突出片を複数突出させた渡り金具が用いられている(特許文献1参照。)。例えば、図6に示すように、並設された2個のリレーソケット101a,101bのそれぞれのコイル端子用の配線挿入孔112,112を渡り配線する場合、2個の突出片122,122を突出させた渡り金具121が用いられる。
【0007】
【特許文献1】
欧州特許出願公開第EP0893859A2号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示した従来のスプリング式のリレーソケット及び渡り金具では、渡り金具121を用いて2個のリレーソケット101a,101bを渡り配線する場合、渡り金具121に一体的に形成されている2個の突出片122,122を、2個のリレーソケット101a,101bのそれぞれの配線挿入孔112,112において端子板の挟持部に挟持させなければならない。このため、2個のリレーソケット101a,101bのそれぞれの配線挿入孔112,112において同時に端子板の挟持部を退避させておき、2個の突出片122,122を2つの配線挿入孔112,112に同時に挿入する必要があり、2個のリレーソケット101a,101bにおける2つの工具挿入孔111,111に同時に工具を挿入しなければならないことになり、専用の工具が必要になるとともに工具を挿入するための操作力が増加して作業性が劣化する問題がある。この問題は、渡り配線すべきリレーソケット数が増えるにしたがって、さらに大きな問題となる。
【0009】
また、従来のリレーソケットでは、配線挿入孔に加えて渡り金具の突出片を挿入するための渡り金具挿入孔を形成するとともに、この渡り金具挿入孔を介して記名板や表示器等のアクセサリモジュールを着脱できるようにしたものがあるが、特に、LED等の表示器のように電力供給を必要とするアクセサリモジュールは渡り金具と端子板を共用するようにしている。このため、渡り金具挿入孔には渡り金具又はアクセサリモジュールの何れかが択一的に装着されることになり、アクセサリモジュールを装着した状態では渡り金具を用いて渡り配線を行うことができず、配線挿入孔に配線を接続して渡り配線を行うことになって作業性が劣化する問題がある。
【0010】
この発明の目的は、アクセサリモジュールが装着されているか否かに拘らず、専用工具を用いることなく渡り金具を容易に装着できるようにし、渡り配線の作業性を著しく向上することができるリレーソケット及び渡り金具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、この発明は、以下の構成を備えている。
【0012】
(1)リレー端子が挿入される端子挿入孔、配線が挿入される配線挿入孔、及び、前記端子挿入孔と前記配線挿入孔との間を連通する端子板収納部を備え、一端部に前記端子挿入孔内でリレー端子に接続される端子接続部を有するとともに他端部に前記配線挿入孔内で配線に接続される配線接続部を有する端子板を前記端子板収納部に収納したリレーソケットにおいて、
渡り金具の突出片のみが挿入される突出片挿入孔を前記端子板収納部に連通して形成し、前記突出片挿入孔内に露出して渡り金具の突出片が挿脱自在に接続される突出片接続部を前記端子板の一部に形成したことを特徴とする。
【0013】
この構成においては、端子板収納部に収納されている端子板の一部に形成された突出片接続部が突出片に専用の突出片挿入孔内に露出する。この突出片接続部には突出片が挿脱自在にされている。したがって、突出片に専用の突出片挿入孔に渡り金具の突出片を挿入すると、専用工具を用いることなく突出片が端子板の突出片接続部に挿入され、突出片が端子板に電気的に接続される。
【0014】
(2)前記突出片挿入孔への突出片の挿入方向に直交する方向にアクセサリモジュールのみが着脱自在に装着されるアクセサリ装着部を備え、前記アクセサリ装着部に装着されたアクセサリモジュールの一部が前記突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向して前記突出片の抜脱方向の移動を規制することを特徴とする。
【0015】
この構成においては、アクセサリ装着部にアクセサリモジュールを装着すると、アクセサリモジュールの一部が前記突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向し、突出片の抜脱方向の移動が規制される。したがって、アクセサリ装着部に装着されたアクセサリモジュールの一部によって突出片挿入孔からの突出片の抜脱が規制され、突出片と端子板との電気的な接続状態が確実に維持される。
【0016】
(3)前記アクセサリ装着部は、前記アクセサリモジュールの一部が前記突出片の挿入方向において渡り金具に形成された規制部材に対向しない第1の装着位置と、前記アクセサリモジュールの一部が前記突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向して前記突出片の抜脱方向の移動を規制する第2の装着位置と、の2つの位置に移動自在にしてアクセサリモジュールが装着されることを特徴とする。
【0017】
この構成においては、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第1の装着位置に装着した状態では、突出片を突出片挿入孔に挿入する際の渡り金具の規制部材がアクセサリモジュールの一部に対向せず、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第2の装着位置に装着した状態では、突出片を突出片挿入孔に挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向する。したがって、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第1の装着位置に装着した状態で突出片を突出片挿入孔に挿入した後、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第2の装着位置に移動すると、突出片挿入孔からの突出片の抜脱が規制され、アクセサリ装着部における第1の装着位置と第2の装着位置との間のアクセサリモジュールの移動により、突出片挿入孔への突出片の挿入、及び、突出片挿入孔からの突出片の抜脱の規制が確実に行われる。
【0018】
(4)(1)又は(2)のリレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔の何れかに選択的に挿入される突出片を複数形成した渡り金具において、
前記一対の突出片挿入孔のうち突出片が挿入されている突出片挿入孔を外部に表示する表示部材を形成したことを特徴とする。
【0019】
この構成においては、リレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔のうちで突出片が挿入されている突出片挿入孔が渡り金具に形成された表示部材によって外部に表示される。したがって、複数のリレーソケットの間の渡り配線の状態が、表示部材を介して外部から視認される。
【0020】
(5)(3)のリレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔の何れかに選択的に挿入される突出片を複数形成した渡り金具において、
前記一対の突出片挿入孔のうち予め設定された一方の突出片挿入孔に突出片を挿入する際に、前記アクセサリ装着部の第1の装着位置に装着されている前記アクセサリモジュールの一部に対向せず、前記アクセサリ装着部の第2の装着位置に装着されている前記アクセサリモジュールの一部に対向する規制部材を形成し、たことを特徴とする。
【0021】
この構成においては、アクセサリ装着部の第1の装着位置に装着されたアクセサリモジュールの一部に対向せず、アクセサリ装着部の第2の装着位置に装着されたアクセサリモジュールの一部に対向する規制部材が渡り金具に形成される。したがって、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第1の装着位置に装着した状態で突出片を突出片挿入孔に挿入した後、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第2の装着位置に移動すると、突出片挿入孔からの突出片の抜脱が規制され、アクセサリ装着部における第1の装着位置と第2の装着位置との間のアクセサリモジュールの移動により、突出片挿入孔への突出片の挿入、及び、突出片挿入孔からの突出片の抜脱の規制が確実に行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係るリレーソケットと渡り金具との外観図及び装着状態を示す図である。図1(A)に示すように、この発明の実施形態に係るリレーソケット1において、上面の一端側には3段を1組とする出力端子用の結線用挿入部11〜13が左右方向に4列に形成されている。各結線用挿入部11〜13は同一の形状を呈しており、一例として結線用挿入部11は配線挿入孔11aと工具挿入孔11bとによって構成されている。配線挿入孔11aには、リレーソケット1の上面に装着される図示しないリレーの各出力端子に接続されるべき配線が挿入される。また、工具挿入孔11bには、配線を挟持する端子板のクランプバネを操作する工具が挿入される。
【0023】
1組の結線用挿入部11〜13はリレーにおける各極の出力端子に対応している。即ち、リレーには、1極ごとにノーマルクローズ(NC)、ノーマルオープン(NO)及びコモンの合計3本の出力端子が設けられている。したがって、4極型のリレーでは上下3本を1組として左右方向に4列の出力端子が設けられており、2極型のリレーでは上下3本を1組として左右方向に2列の出力端子が設けられている。この実施形態に係るリレーソケットは同一の外形寸法を呈する4極型のリレー又は2極型のリレーを択一的に装着することができるようにしたものであり、リレーソケット1には2極型のリレーより多い4極型のリレーの出力端子数と同じ12個の結線用挿入部11〜13が形成されている。
【0024】
リレーソケット1の上面において結線用挿入部11〜13の他端側には、リレー装着部14が形成されている。リレー装着部14においてリレーの底面に対向する部分には、端子挿入孔15〜18が形成されている。この端子挿入孔15〜18には、リレーの底面から突出した出力端子及びコイル端子が挿入される。したがって、リレーソケット1には、2極型のリレーより多い4極型のリレーの端子数(12本の出力端子と2本のコイル端子との合計14本)と同数の14個の端子挿入孔が形成されている。
【0025】
リレーソケット1の上面における他端側には、コイル端子用の結線用挿入部21,22が左右2箇所に形成されている。結線用挿入部21,22は、配線挿入孔21a,22aと工具挿入孔21b,22bとからなり、配線挿入孔21a,22aにはリレーのコイル端子に接続されるべき配線が挿入され、工具挿入孔21b,22bには端子板のクランプバネを操作する工具が挿入される。
【0026】
結線用挿入部21と結線用挿入部22との間には、リレーソケット1の上面側からアクセサリモジュール23が装着されるアクセサリ装着部24が形成されている。アクセサリ装着部24は装着されたアクセサリモジュール23を後述する2位置の間に移動自在にして保持する。アクセサリモジュール23は、例えば、リレーの接続部を表記した記名板、又は、リレーの動作状態を表示する表示ランプである。アクセサリ装着部24はリレーソケット1の前面側に開放しており、アクセサリ装着部24に装着されたアクセサリモジュール23の一部は、リレーソケット1の前面に露出する。
【0027】
リレーソケット1の前面には、アクセサリ装着部24のリレーソケット1の前面側における開放部分の下端部に連続する左右方向の凹部25が形成されている。この凹部25には、左右一対の突出片挿入孔26,27が形成されている。この突出片挿入孔26,27の何れか一方に、渡り金具31の一方の面から突出した突出片32が挿入される。
【0028】
なお、渡り金具31は、帯板状の導電性材料から等間隔に複数の突出片32を突出させ、帯板状の導電性材料において突出片32を除く直線状の部分を絶縁性のカバー部材によって被覆して構成されている。また、突出片32は、リレーソケット1の連結数に応じて形成されている。
【0029】
図1(A)及び(B)に示す状態では、アクセサリ装着部24の第1の装着位置にアクセサリモジュール23が装着されている。この状態では、アクセサリモジュール23においてリレーソケット1の前面側に露出した一部23aの下端部が、凹部25内に露出していない。したがって、図1(A)に示す状態から図1(B)に示す状態に、リレーソケット1の凹部25内に渡り金具31が位置するように、渡り金具31の突出片32を一例として一方の突出片挿入孔27に挿入することができる。
【0030】
図1(B)に示す状態から図1(C)に示す状態に、アクセサリモジュール23をアクセサリ装着部24における下方の第2の装着位置に移動させると、アクセサリモジュール23の一部23aが突出片挿入孔27に突出片32を挿入した渡り金具31における突出片の突出方向と反対側の面(前面)に対向し、凹部25から渡り金具31が脱落することによる突出片挿入孔27からの突出片32の抜脱方向の移動が規制される。これによって、突出片挿入孔27に対する突出片32の挿入状態が堅牢に維持される。
【0031】
なお、第2の装着位置に移動させたアクセサリモジュール23の一部23aが、渡り金具31の前面に、突出片挿入孔26,27に対する突出片32の挿入方向に圧接するようにしてもよい。
【0032】
図2は、上記リレーソケットの部分破断側面図である。リレーソケット1の内部には、リレーのコイル端子が挿入される端子挿入孔18、配線が挿入される配線挿入孔22a、及び、工具が挿入される工具挿入孔22b、並びに、突出片32が挿入される突出片挿入部27に連通する端子板収納部40が形成されている。この端子板収納部40には、端子板41が収納されている。
【0033】
図3は、上記リレーソケットに用いられる端子板の外観図である。端子板41は、一端部に端子挿入孔18内でリレー端子に接続される端子接続部42を有するとともに、他端部に配線挿入孔22a内で配線に接続される配線接続部43及び工具挿入孔22b内で工具により操作されるクランプバネ44を有する。この端子板41の中間部から、突出片接続部45が延出している。突出片接続部45は、突出片挿入孔27内に露出し、それぞれ片持ち支持された上側部材45aと下側部材45bとを備えている。上側部材45a及び下側部材45bは、両者の間に挿入された突出片32を弾性力によって挟持する。
【0034】
なお、突出片接続部45の上側部材45aの端部には補助接点46が上方に延出して形成されている。この補助接点46は、リレーソケット1のアクセサリ装着部24に露出し、例えば、図4(A)に示すように、アクセサリ装着部24に装着された表示ランプであるアクセサリモジュール51が備えるLED52等に電源を供給する。この場合にも、図4(B)に示すように、アクセサリモジュール51においてリレーソケット1の前面側に露出した一部51aが渡り金具31の前面側に対向し、凹部25からの渡り金具31の脱落による突出片挿入孔26,27からの突出片32の抜脱を確実に規制できるようにされている。
【0035】
図5は、この発明の別の実施形態に係る渡り金具の構成を示す図である。この実施形態に係る渡り金具31は、カバー部材33の前面側に複数の表示部材34を突出して形成するとともに、上面側に複数の規制部材35を突出して形成している。表示部材34及び規制部材35は、突出片32と同数ずつ形成されている。
【0036】
各表示部材34は、リレーソケット1における一対の突出片挿入孔26,27のうちで突出片32が挿入された側の結線用挿入部21又は結線用挿入部22を示す位置に形成されている。即ち、図5に示すように、突出片32を右側の突出片挿入孔27に挿入するように予め定められた渡り金具31では、リレーソケット1の前面における右側に位置するように表示部材34が形成されている。
【0037】
また、各規制部材35は、リレーソケット1における一対の突出片挿入孔26,27のうちで予め定められた一方に突出片32を挿入する際に、アクセサリ装着部24における第1の装着位置に装着されたアクセサリユニット23の一部23aの下面に対向する位置に、突出片32の挿入方向に対向しない形状にして、渡り金具31の上面から突出して形成されている。したがって、突出片32を一対の突出片挿入孔26,27のうちで予め定められた一方と異なる方に挿入しようとした場合には、規制部材35の干渉によって渡り金具31を凹部25内に挿入することができないため、突出片32を一対の突出片挿入孔26,27のうちで予め定められた一方に正確に挿入することができる。
【0038】
突出片32を所定の突出片挿入孔26又は27に挿入した後に、アクセサリモジュール23をアクセサリ装着部24の第2の装着位置に移動させると、アクセサリモジュール23の一部23aが規制部材35及び渡り金具31の前面の一部に対向し、凹部25からの渡り金具31の脱落による突出片挿入孔26,27からの突出片32の抜脱を確実に規制できる。
【0039】
【発明の効果】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0040】
(1)端子板収納部に収納されている端子板の一部に形成された突出片接続部を突出片挿入孔内に露出させ、この突出片接続部に突出片を挿脱自在にすることにより、専用工具を用いることなく突出片が端子板の突出片接続部に挿入され、突出片を端子板に電気的に容易に接続することができる。突出片挿入孔には突出片のみが挿入されるため、アクセサリモジュールを装着した場合でも渡り金具による渡り配線が可能になる。これによって、複数のリレーソケットに対する渡り配線作業を著しく容易にすることができる。
【0041】
(2)アクセサリ装着部に装着したアクセサリモジュールの一部を突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向させ、突出片の抜脱方向の移動を規制することにより、アクセサリ装着部に装着されたアクセサリモジュールの一部によって突出片挿入孔からの突出片の抜脱を規制でき、突出片と端子板との電気的な接続状態を確実に維持することができる。
【0042】
(3)アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第1の装着位置に装着した状態で、突出片を突出片挿入孔に挿入する際の渡り金具の規制部材をアクセサリモジュールの一部に対向させないようにするとともに、アクセサリモジュールをアクセサリ装着部の第2の装着位置に装着した状態で、突出片を突出片挿入孔に挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向させることにより、アクセサリ装着部における第1の装着位置と第2の装着位置との間のアクセサリモジュールの移動により、突出片挿入孔への突出片の挿入の許可、及び、突出片挿入孔からの突出片の抜脱の規制を確実に行うことができる。
【0043】
(4)リレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔のうちで突出片が挿入されている突出片挿入孔を渡り金具に形成された表示部材によって外部に表示することにより、複数のリレーソケットの間の渡り配線の状態を表示部材を介して外部から視認することができ、複数のリレーソケットを適正に結線することができる。
【0044】
(5)アクセサリ装着部の第1の装着位置に装着されたアクセサリモジュールの一部に対向せず、アクセサリ装着部の第2の装着位置に装着されたアクセサリモジュールの一部に対向する規制部材を渡り金具に形成することにより、アクセサリ装着部における第1の装着位置と第2の装着位置との間のアクセサリモジュールの移動により、予め定められた突出片挿入孔への突出片の挿入の許可、及び、突出片挿入孔からの突出片の抜脱の規制を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るリレーソケットと渡り金具との外観図及び装着状態を示す図である。
【図2】上記リレーソケットの部分破断側面図である。
【図3】上記リレーソケットに用いられる端子板の外観図である。
【図4】この発明の別の実施形態に係るリレーソケットの要部の構成を示す図である。
【図5】この発明の別の実施形態に係る渡り金具の構成を示す図である。
【図6】従来のリレーソケット及び渡り金具の外観図である。
【符号の説明】
1−リレーソケット
14−リレー装着部
15〜18−端子挿入孔
21,22−結線用挿入部
21a,22a−配線挿入孔
21b,22b−工具挿入孔
23−アクセサリモジュール
23a−一部
24−アクセサリ装着部
25−渡り金具
40−端子板収納部
41−端子板
42−端子接続部
43−配線接続部
44−クランプバネ
45−突出片接続部

Claims (5)

  1. リレー端子が挿入される端子挿入孔、配線が挿入される配線挿入孔、及び、前記端子挿入孔と前記配線挿入孔との間を連通する端子板収納部を備え、一端部に前記端子挿入孔内でリレー端子に接続される端子接続部を有するとともに他端部に前記配線挿入孔内で配線に接続される配線接続部を有する端子板を前記端子板収納部に収納したリレーソケットにおいて、
    渡り金具の突出片のみが挿入される突出片挿入孔を前記端子板収納部に連通して形成し、前記突出片挿入孔内に露出して渡り金具の突出片が挿脱自在に接続される突出片接続部を前記端子板の一部に形成したことを特徴とするリレーソケット。
  2. 前記突出片挿入孔への突出片の挿入方向に直交する方向にアクセサリモジュールのみが着脱自在に装着されるアクセサリ装着部を備え、前記アクセサリ装着部に装着されたアクセサリモジュールの一部が前記突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向して前記突出片の抜脱方向の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載のリレーソケット。
  3. 前記アクセサリ装着部は、前記アクセサリモジュールの一部が前記突出片の挿入方向において渡り金具に形成された規制部材に対向しない第1の装着位置と、前記アクセサリモジュールの一部が前記突出片挿入孔に突出片を挿入した渡り金具における突出片の突出方向と反対側の面に対向して前記突出片の抜脱方向の移動を規制する第2の装着位置と、の2つの位置に移動自在にしてアクセサリモジュールが装着されることを特徴とする請求項2に記載のリレーソケット。
  4. 請求項1又は2に記載のリレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔の何れかに選択的に挿入される突出片を複数形成した渡り金具において、
    前記一対の突出片挿入孔のうち突出片が挿入されている突出片挿入孔を外部に表示する表示部材を形成したことを特徴とする渡り金具。
  5. 請求項3に記載のリレーソケットに形成された一対の突出片挿入孔の何れかに選択的に挿入される突出片を複数形成した渡り金具において、
    前記一対の突出片挿入孔のうち予め設定された一方の突出片挿入孔に突出片を挿入する際に、前記アクセサリ装着部の第1の装着位置に装着されている前記アクセサリモジュールの一部に対向せず、前記アクセサリ装着部の第2の装着位置に装着されている前記アクセサリモジュールの一部に対向する規制部材を形成し、たことを特徴とする渡り金具。
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