JP2004185819A - 薄型バッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板を損傷することなく、第2リードを薄型電池の第2の端面に確実に連結する。
【解決手段】薄型バッテリパックは、充電できる薄型電池1と、この薄型電池1の第1の端面1Aに対向して配設してなる回路基板2と、この回路基板2を薄型電池1の第1の端面1Aに連結している第1リード3と、回路基板2を第1の端面1Aの反対側の端面である第2の端面1Bに連結している第2リード4と、回路基板2と薄型電池1を収納しているケース10とを備える。薄型バッテリパックは、第2リード4の端部をスポット溶接して薄型電池1の第2の端面1Bに接続すると共に、回路基板2の幅を薄型電池1の第1の端面1Aよりも狭くして、回路基板2と対向しない治具20の当接面6を第1の端面1Aの側部に沿って設けている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケースに薄型電池と回路基板を収納している薄型バッテリパックに関する。
【0002】
【従来の技術】
充電できる二次電池を内蔵するバッテリパックは、保護回路を内蔵して電池が異常な状態で使用されないように制御できる。このバッテリパックは、保護回路を実装する回路基板を内蔵している。回路基板は、バッテリパックのケース内で二次電池と一緒に収納されて、リード板等で二次電池の正負の電極に電気接続される。この構造のバッテリパックとして以下のものが開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−242949号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000−311667号公報(図11、図13)
【0004】
特許文献1に記載されるバッテリパックは、保護回路を実装している回路基板をホルダーを介して電池端面の所定の位置に配置している。回路基板の両端にはリード片を突出して設けており、これらのリード片を電池の両側面に沿って折曲している。二次電池の正負の電極には予めリード板がスポット溶着されており、これらのリード板を二次電池の両側面に配置している。これらのリード片とリード板とを、二次電池の両側面においてそれぞれスポット溶接して、回路基板を二次電池に電気接続している。
【0005】
また、特許文献2に記載されるバッテリパックも、保護回路を実装している回路基板をホルダーを介して電池端面の所定の位置に配置している。このホルダーは内側に凹部を有し、この凹部に回路基板を配設している。回路基板は、両端にリード片を有し、一方のリード片を二次電池の一方の電極にスポット溶接すると共に、他方のリード片をホルダーにスポット溶接して電極端子に電気接続している。さらに、二次電池の他方の電極にはリード板をスポット溶接しており、このリード板をホルダーにスポット溶接して電源端子に電気接続している。
【0006】
これらの文献に記載されるバッテリパックは、回路基板を二次電池に電気接続して、回路基板に実装される保護回路で電池を保護しながら安全に使用できる。しかしながら、これらのバッテリパックは、ホルダーを介して回路基板を二次電池の電池端面に配設しているので、製造コストが高くなる欠点がある。さらに、回路基板に設けたリード片を、電池の正負の電極に接続しているリード板にスポット溶接し、あるいは、回路基板に設けたリード片や電池の電極に接続しているリード板をホルダーケースにスポット溶接する工程を必要とするので、製造に手間がかかる欠点もある。したがって、バッテリパックは、ホルダーを内蔵することなく、しかも、スポット溶接する回数を少なくしながら回路基板を二次電池に接続して安価に効率よく多量製造できる。このことを実現するバッテリパックを図1に示す。
【0007】
図1は、薄型電池31と回路基板32をケース30に収納している薄型バッテリパックを示している。この薄型バッテリパックは、回路基板32を第1リード33と第2リード34を介して薄型電池31の正負の電極に接続している。第1リード33は薄型電池31の第1の端面31Aに設けている凸部電極31aに接続され、第2リード34は第1の端面31Aと反対側にある薄型電池31の後端面である第2の端面31Bに接続している。この構造の薄型バッテリパックは、以下のようにして薄型バッテリパックに回路基板32を接続する。
【0008】
(1) 第1リード33と第2リード34の一端を回路基板32に半田付け等の方法で連結する。
(2) 第1リード33を薄型バッテリパックの凸部電極31aにスポット溶接して連結する。このとき、回路基板32が邪魔にならないように、第1リード33を折曲して、回路基板32を第1の端面31Aに対して直角な姿勢とする。第1リード33をスポット溶接した後、第1リード33を折曲して、回路基板32を第1の端面31Aと対向する姿勢、すなわち第1の端面31Aと平行となるようにする。
(3) 第2リード34を薄型電池31の表面に沿って第2の端面31Bまで延長し、下端部を折曲して、先端を第2の端面31Bにスポット溶接して連結する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上の工程で回路基板32が薄型電池31に連結されて電池のコアパック35となる。コアパック35はケース30に収納され、ケース30を閉塞して薄型バッテリパックが完成する。以上の工程で製作される薄型バッテリパックは、回路基板32を損傷しないように、第2リード34を薄型電池31の第2の端面31Bにスポット溶接するのが難しい。それは、第2リード34を第2の端面31Bにスポット溶接するとき、図2に示すように、回路基板32が下に位置する姿勢で治具36に載せ、薄型電池31の上面にある第2の端面31Bに溶接電極37を押し付けて第2リード34を第2の端面31Bにスポット溶接するからである。このとき、薄型電池31は回路基板32を介して治具36で支持されるので、溶接電極37の押圧力が回路基板32を押圧する。この押圧力は、回路基板32を損傷したり、あるいは故障させる等の悪い影響を与えて、製造工程における信頼性を低下させる。回路基板の損傷を防止するために、溶接電極の押圧力を弱くすると、第2リードを第2の端面に確実にスポット溶接できなくなって、リードが外れやすくなる。
【0010】
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、回路基板を損傷することなく、第2リードを薄型電池の第2の端面に確実に連結できる薄型バッテリパックを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の薄型バッテリパックは、充電できる薄型電池1と、この薄型電池1の第1の端面1Aに対向して配設してなる回路基板2と、この回路基板2を薄型電池1の第1の端面1Aに連結している第1リード3と、回路基板2を第1の端面1Aの反対側の端面である第2の端面1Bに連結している第2リード4と、回路基板2と薄型電池1を収納しているケース10とを備える。薄型バッテリパックは、第2リード4の端部をスポット溶接して薄型電池1の第2の端面1Bに接続すると共に、回路基板2の幅を薄型電池1の第1の端面1Aよりも狭くして、回路基板2と対向しない治具20の当接面6を第1の端面1Aの側部に沿って設けている。
【0012】
本発明の薄型バッテリパックは、回路基板2の幅を第1の端面1Aの幅の約1/2として、第1の端面1Aの側部の半分に当接面6を設けることができる。さらに、本発明の薄型バッテリパックは、回路基板2に出力端子7を固定すると共に、この出力端子7を外部に表出する電極窓13をケース10に開口することができる。さらに、本発明の薄型バッテリパックは、回路基板2が電池の保護回路を実装することができる。
【0013】
ケース10は、端面を段差形状に成形して、内部に回路基板2を入れる嵌入部11と、薄型電池1の当接面6に対向する段差面12を設けることができる。薄型電池1は、第1の端面1Aに凸部電極1aを有し、第1の端面1Aの当接面6と対向するケース10の段差面12が、中央部分よりも内面に突出してなる突出部14を両端部に設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための薄型バッテリパックを例示するものであって、本発明は薄型バッテリパックを以下のものに特定しない。薄型バッテリパックは特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変更を加えることができる。
【0015】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0016】
図3に示す薄型バッテリパックと、図4に示す電池のコアパック5は、充電できる薄型電池1と、この薄型電池1の第1の端面1Aに対向して配設している回路基板2と、この回路基板2を薄型電池1の第1の端面1Aに連結している第1リード3と、回路基板2を第1の端面1Aの反対側の端面である第2の端面1Bに連結している第2リード4と、回路基板2と薄型電池1を収納しているケース10とを備える。
【0017】
薄型電池1はリチウムイオン二次電池である。ただ、薄型電池1は、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池等の充電できる全ての電池とすることがができる。図の薄型バッテリパックは、ケース10にひとつの薄型電池1を収納しているが、ケースには複数の薄型電池を並べて収納することもできる。
【0018】
回路基板2は、電池の保護回路を実装し、さらに出力端子7を固定しているプリント基板である。回路基板2に保護回路を実装する薄型バッテリパックは、電池の過充電や過放電を保護回路で監視しながら充放電して、電池を保護できる。ただし、回路基板2には必ずしも保護回路を実装する必要はない。回路基板2に出力端子7を固定している薄型バッテリパックは、出力端子7を端子ホルダー等に固定する必要がなく、構造を簡単にできる。
【0019】
回路基板2は、図5に示すように第1リード3と第2リード4を接続している。図の回路基板2は、一端に第1リード3を接続して、他端に第2リード4を接続している。これ等のリードは折曲できる金属板で、半田付けし、あるいはスポット溶接して回路基板2に接続している。図の回路基板2は、第1リード3を電池の保護素子8としている。この保護素子8はPTCである。ただ、保護素子8はブレーカやヒューズも使用できる。リードを保護素子とする薄型バッテリパックは、保護素子で電池の過電流や加熱を防止できる。
【0020】
第1リード3と第2リード4は、無効電流を少なくして効率よくスポット溶接できるように、スポット溶接する先端を分岐している。第1リード3の先端は、薄型電池1の第1の端面1Aの中央に設けている凸部電極1aにスポット溶接して接続され、第2リード4の先端は、薄型電池1の第2の端面1Bにスポット溶接して接続している。この薄型電池1は、凸部電極1aを負極、外装缶を正極としているので、図の薄型バッテリパックは、第1リード3を負極に、第2リード4を正極に接続している。ただし、本発明の薄型バッテリパックは、第1リードを正極に接続して、第2リードを負極に接続することもできる。
【0021】
第1リード3は折り返すように折曲されて、回路基板2を第1の端面1Aと平行な姿勢で連結する。第2リード4は、回路基板2の端部に直角に連結され、回路基板2の側縁で直角に折曲されて、薄型電池1の表面に沿って第2の端面1Bまで延長され、さらに第2の端面1Bの境界で直角に折曲されて、その先端を第2の端面1Bにスポット溶接している。第2リード4は、第2の端面1Bで縦方向に延長されるように、L字状に曲がった形状に金属板を裁断している。第2リード4は、図6の底面図に示すように、その先端をクラッド材9を介して第2の端面1Bにスポット溶接している。クラッド材9は、複数の金属を積層した金属板である。外装缶をアルミニウムとする薄型電池1は、クラッド材9を介して第2リード4を確実に第2の端面1Bにスポット溶接できる。このクラッド材9は、アルミニウムとニッケルを積層している金属板で、アルミニウム面を薄型電池1の第2の端面1Bにスポット溶接して、ニッケル面を第2リード4にスポット溶接する。このクラッド材9は、予め薄型電池1の第2の端面1Bにスポット溶接して連結されている。
【0022】
回路基板2は、第2リード4をスポット溶接するときに、薄型電池1を支持する治具20の当接面6を、薄型電池1の第1の端面1Aに設けるために、図3の断面図と図7の平面図とに示すように、その幅を薄型電池1の第1の端面1Aの幅よりも狭くして、回路基板2と対向しない部分を当接面6としている。これらの図の回路基板2は、その幅を薄型電池1の第1の端面1Aの幅の約1/2として、第1の端面1Aの側部半分を当接面6としている。この薄型電池1は、当接面6の幅を広くして、第2リード4をスポット溶接するときに薄型電池1を治具20にしっかりと支持できる。ただし、回路基板2の幅は、第1の端面1Aの幅の1/3〜2/3とすることができる。当接面6の幅が広過ぎると、回路基板2の幅が狭くなって保護回路等の実装が難しくなり、反対に回路基板2の幅が広くなると、当接面6の幅が狭くなって、第2リード4をスポット溶接するときに薄型電池1をしっかりと治具20に支持できなくなる。このため、回路基板2の幅は、電子部品を実装しながら、当接面6を治具20に当接してスポット溶接するときにしっかりと支持できる幅とする。
【0023】
図の薄型バッテリパックは、回路基板2を第1の端面1Aの片側の側部に配設して、回路基板2の反対側の側部に当接面6を設けている。ただし、本発明の薄型バッテリパックは、図示しないが、回路基板を薄型電池の第1の端面の中央部に配設して、回路基板の両側に当接面を設けることもできる。
【0024】
図8ないし図10は、回路基板2を薄型電池1に連結しているコアパック5を支持して、第2リード4をスポット溶接するときに使用される治具20を示している。この治具20は、電池のコアパック5を入れる嵌入凹部20Aを側面に設けている。治具20は、嵌入凹部20Aに入れられたコアパック5の薄型電池1に設けている当接面6に当接する支持面20Bを嵌入凹部20Aの下面に設けている。支持面20Bは、薄型電池1の当接面6に面接触して、コアパック5を支持する。さらに、嵌入凹部20Aにコアパック5を入れた状態で、回路基板2が接触しないように、回路基板2と対向する部分に切欠部20Cを設けている。さらに、嵌入凹部20Aは、嵌入凹部20Aに入れた薄型電池1の第2の端面1Bに溶接電極21を押圧できるように、上方を開口して開口部20Dを設けている。さらに、図の治具20は、嵌入凹部20Aの両側に取り出し用の凹部20Eを設けて、ここにコアパック5を挟着するロボットハンドや手を入れることができるようにしている。
【0025】
以上の薄型バッテリパックは、以下のようにして製作される。
前述したように、第1リード3を第1の端面1Aの凸部電極1aにスポット溶接して回路基板2を薄型電池1に連結した後、第1リード3を折曲して第1の端面1Aと平行な姿勢とする。その後、第2リード4を薄型電池1の表面に沿って折曲して、その先端を第2の端面1Bに沿わせた後、回路基板2を連結している薄型電池1を治具20の嵌入凹部20Aに入れて定位置にセットする。この状態で薄型電池1は、第1の端面1Aを下に、第2の端面1Bを上面とする姿勢で治具20にセットされる。治具20に設けている上方の開口部20Dから溶接電極21を挿入して、第2リード4の先端を第2の端面1Bに押圧してスポット溶接する。このとき、薄型電池1は溶接電極21に加圧される。加圧される薄型電池1は、第1の端面1Aの当接面6を治具20の支持面20Bに面接触させており、回路基板2に荷重が作用することなく、治具20にしっかりと支持される。このため、溶接電極21は、第2リード4をしっかりと押圧して、これを薄型電池1の第2の端面1Bに確実にスポット溶接する。
【0026】
以上の工程で製作されたコアパック5は、ケース10に収納される。ケース10は、第1ケース10Aと第2ケース10Bからなる。コアパック5は、第1ケース10Aに収納され、この第1ケース10Aに第2ケース10Bを連結して、第1ケース10Aの開口部を第2ケース10Bで閉塞する。第1ケース10Aは、コアパック5を嵌入できる箱形にプラスチックを成形している。この第1ケース10Aは、薄型電池1の第1の端面1A及び回路基板2に対向する端面を段差形状に成形して、内部に回路基板2を入れる嵌入部11と、薄型電池1の当接面6に対向する段差面12を設けている。
【0027】
第1ケース10Aの嵌入部11は、薄型電池1の第1の端面1Aに装着された回路基板2を嵌入して定位置に保持できる形状に成形している。嵌入部11は、ケース5の端面側に、回路基板2に設けた出力端子7を外部に表出する電極窓13を開口している。さらに、嵌入部11は、ここに嵌入される回路基板2と薄型電池1の第1の端面1Aとの間に挿入されて、回路基板2の背面を支持する支持凸部15を備える。支持凸部15は、第2ケース10Bの内面であって、第1ケース10Aの嵌入部11に設けた支持凸部15と対向する位置にも設けている。これらの支持凸部15は、回路基板2の両側縁部を背面から支持して、回路基板2が薄型電池1の第1の端面1Aに向かって位置ずれするのを阻止する。このように、回路基板2の背面を支持凸部15で支持する構造は、電極窓13から表出する出力端子7に機器側の接続端子を押圧状態で接触させて確実に電機接続できると共に、回路基板2に設けた保護回路等の電子部品を有効に保護できる特長がある。
【0028】
第1ケース10Aの段差面12は、図11に示すように、中央部分よりも内面に突出してなる突出部14を両端部に設けている。この図は、第1ケース10Aにコアパック5を収納した状態を示している。ただし、この図は、段差面12の形状、及び薄型電池1と突出部14の位置関係をわかりやすくするために、回路基板、第1リード及び第2リードを図示していない。この構造のケース10は、第1の端面1Aを下にして薄型バッテリパックが落下するとき、第1ケース10Aに設けている突出部14で衝撃を受けることができる。このため、薄型電池1の凸部電極1aに強い衝撃が加わるのを防止して、薄型電池1や回路基板2の損傷を少なくできる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の薄型バッテリパックは、回路基板を損傷することなく、第2リードを薄型電池の第2の端面に確実に連結できる特長がある。それは本発明の薄型バッテリパックが、第2リードの端部をスポット溶接して薄型電池の第2の端面に接続すると共に、回路基板の幅を薄型電池の第1の端面よりも狭くして、回路基板と対向しない治具の当接面を第1の端面の側部に沿って設けているからである。この構造の薄型バッテリパックは、薄型電池の第1の端面に設けている当接面を治具の支持面に面接触させて支持して、第2の端面に第2リードを押圧してスポット溶接して連結できる。スポット溶接する電極は薄型電池の第2の端面を押圧するが、この状態で薄型電池は当接面を治具で支持して、回路基板には押圧力が作用しないようにしているので、溶接電極で第2リードをしっかりと押圧して、これを薄型電池の第2の端面に確実にスポット溶接できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の薄型バッテリパックのコアパックを示す正面図
【図2】図1に示すコアパックの第2の端面に第2リードをスポット溶接する状態を示す断面図
【図3】本発明の一実施例にかかる薄型バッテリパックの一部拡大縦断面図
【図4】図3に示す薄型バッテリパックのコアパックを示す正面図
【図5】図4に示すコアパックの回路基板と第1リードと第2リードを示す展開図
【図6】薄型電池の第2の端面に第2リードをスポット溶接した状態を示す平面図
【図7】薄型電池の第1の端面に回路基板を装着した状態を示す平面図
【図8】図4に示すコアパックを治具に装着した状態を示す正面図
【図9】図8に示す治具のA−A線断面図
【図10】図8に示す治具の平面図
【図11】図3に示す薄型バッテリパックの第1ケースの正面図
【符号の説明】
1…薄型電池 1A…第1の端面 1B…第2の端面
1a…凸部電極
2…回路基板
3…第1リード
4…第2リード
5…コアパック
6…当接面
7…出力端子
8…保護素子
9…クラッド材
10…ケース 10A…第1ケース 10B…第2ケース
11…嵌入部
12…段差面
13…電極窓
14…突出部
15…支持凸部
20…治具 20A…嵌入凹部 20B…支持面
20C…切欠部 20D…開口部
20E…取り出し用の凹部
21…溶接電極
30…ケース
31…薄型電池 31A…第1の端面 31B…第2の端面
31a…凸部電極
32…回路基板
33…第1リード
34…第2リード
35…コアパック
36…治具
37…溶接電極

Claims (6)

  1. 充電できる薄型電池(1)と、この薄型電池(1)の第1の端面(1A)に対向して配設してなる回路基板(2)と、この回路基板(2)を薄型電池(1)の第1の端面(1A)に連結している第1リード(3)と、回路基板(2)を第1の端面(1A)の反対側の端面である第2の端面(1B)に連結している第2リード(4)と、回路基板(2)と薄型電池(1)を収納しているケース(10)とを備える薄型バッテリパックであって、
    第2リード(4)の端部をスポット溶接して薄型電池(1)の第2の端面(1B)に接続すると共に、回路基板(2)の幅を薄型電池(1)の第1の端面(1A)よりも狭くして、回路基板(2)と対向しない治具(20)の当接面(6)を第1の端面(1A)の側部に沿って設けている薄型バッテリパック。
  2. 回路基板(2)の幅が第1の端面(1A)の幅の約1/2で、第1の端面(1A)の側部の半分に当接面(6)を設けている請求項1に記載される薄型バッテリパック。
  3. 回路基板(2)に出力端子(7)を固定しており、ケース(10)がこの出力端子(7)を外部に表出する電極窓(13)を開口している請求項1に記載される薄型バッテリパック。
  4. 回路基板(2)が電池の保護回路を実装している請求項1に記載される薄型バッテリパック。
  5. ケース(10)が端面を段差形状に成形して、内部に回路基板(2)を入れる嵌入部(11)と、薄型電池(1)の当接面(6)に対向する段差面(12)を設けている請求項1に記載される薄型バッテリパック。
  6. 薄型電池(1)が第1の端面(1A)に凸部電極(1a)を有し、第1の端面(1A)の当接面(6)と対向するケース(10)の段差面(12)が、中央部分よりも内面に突出してなる突出部(14)を両端部に設けている請求項1に記載される薄型バッテリパック。
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