JP2004185299A - 記録媒体読取装置、記録媒体読取プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

記録媒体読取装置、記録媒体読取プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の不正な複製を防止できる記録媒体読取装置、記録媒体読取プログラムおよび記録媒体を提供すること。
【解決手段】記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取手段1120と、記録媒体を識別するために記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取手段1110と、使用が許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶する許可媒体情報記憶手段1111と、識別情報読取手段1110によって読み取られた記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断手段1112と、記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれないと判断されたときに記録情報を読み取らせないよう記録情報読取手段1120を制御する記録情報読取制御手段1113と、を備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカードよりシステムプログラム、アプリケーションプログラム、ファームウェアを構成するプログラム及びこれらプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置、記録媒体読取プログラムおよび記録媒体に関し、詳しくは、メモリカードの不正使用を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の複数の機能を有する情報処理装置にプログラムを実行、追加、または更新する記録媒体読取装置に関する技術としては、プログラムを書き込んだICカードを情報処理装置に装着し、装着されたICカードに書き込まれたプログラムを情報処理装置に転送するという方法が一般的である。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像処理装置を制御するためのプログラムを格納したICカード等の記録媒体より読み出したプログラムおよびそのプログラムの種類を示す種類データを記憶し、記憶された種類データが特定のプログラムを示すデータであれば、プログラムの転送を禁止し、記憶された種類データが特定のプログラムを示すデータでなければプログラムの転送を許容し、プログラムのバージョンに応じた更新を行う技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ハードディスク装置などのディスク装置に格納された更新プログラムのバージョンを検知してバージョンが新しい場合のみ更新し、容易にプログラムの更新を行う技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、ホスト装置によってプログラムのバージョン情報を要求し、この要求に応じてクライアント装置がバージョン情報をホスト装置へ送信し、ホスト装置は送信されたバージョン情報に基づいてプログラムを送信し、クライアント装置が送信されたプログラムを受信して、プログラムを更新する技術が開示されている。
【0006】
一方、プリント回路基板(Printed Circuit Board、PCB)は、多様化する機能に伴って、1部品あたりに占める実装スペースの削減が求められている。そこで、ICカードの代わりに実装スペースが小さいメモリカードを実装することによる実装スペースの削減が行われている。また、メモリカードは、ビットあたりの単価が安価であるためコストダウンにも繋がる。
【0007】
例えば、特許文献4には、メモリカードに記憶された更新プログラムを以ってプログラムの種別やバージョンに応じて当該装置の制御プログラムをメモリカードに記憶された制御プログラムに更新する技術が開示されている。
【0008】
また、特許文献5には、メモリカードにCPUと暗号化回路とを設けてデータを暗号化すると共に、データ毎にアクセス権を設ける等の条件を設けるよってデータの読み出し及び書き込みを制限し、データのセキュリティを強化する技術が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−216637号公報
(段落番号0068乃至段落番号0072、図7)
【特許文献2】
特開平6−219021号公報
(段落番号0013乃至段落番号0016)
【特許文献3】
特開平2000−194544号公報
(段落番号0034乃至段落番号0041、図3及び図4)
【特許文献4】
特開平2001−34822号公報
(段落番号0022乃至段落番号0024、図2)
【特許文献5】
特開平2001−51903号公報
(段落番号0156乃至段落番号0163、図11)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したメモリカードはパーソナルコンピュータ用に普及している汎用のオペレーティングシステムによって容易に読み取り可能なファイルシステムを採用していることにより、メモリカードに記録されたプログラム及びプログラムが参照するデータを容易に複製できるため、不正な複製を防止できないといった課題が残されていた。
【0011】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、記録媒体の不正な複製を防止することができる記録媒体読取装置、記録媒体読取プログラムおよび記録媒体を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る記録媒体読取装置は、記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取手段と、前記記録媒体を識別するために前記記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取手段と、使用が許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶する許可媒体情報記憶手段と、前記識別情報読取手段によって読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断手段と、前記識別情報読取手段によって読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御する記録情報読取制御手段と、を備えている。
【0013】
この構成により、記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体を識別するための記録媒体識別情報が、使用を許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体の使用を禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0014】
本発明の請求項2に係る記録媒体読取装置は、請求項1において、前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取手段と、読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報を予め記憶する許可属性情報記憶手段と、前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断手段と、を備え、前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときには、前記記録情報読取制御手段が、前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段をさらに制御するようにしている。
【0015】
この構成により、請求項1の効果に加えて、記録媒体に記録された記録情報に関する属性情報が、読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報の読み取りを禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0016】
本発明の請求項3に係る記録媒体読取装置は、請求項1又は請求項2において、前記記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報を前記記録媒体から読み取る要約暗号情報読取手段と、前記要約暗号情報を復号化する要約暗号情報復号手段と、前記記録情報読取手段によって読み取られた記録情報を要約化する記録情報要約化手段と、前記記録情報要約化手段によって要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号手段によって復号化された要約記録情報に等しいか否かを判断する要約記録情報判断手段と、前記記録情報要約化手段によって要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号手段によって復号化された要約記録情報に等しくないと判断されたときに前記記録情報読取手段によって読み取られた記録情報を無効化する記録情報無効化手段と、を備え、前記許可媒体情報記憶手段が、前記記録媒体識別情報と対応した復号情報をさらに記憶し、前記要約暗号情報復号手段が、前記許可媒体情報記憶手段に記憶された復号情報を以って復号化するようにしている。
【0017】
この構成により、請求項1又は請求項2の効果に加えて、記録媒体に記録された記録情報を要約化し暗号化した要約暗号情報を読み取って復号したものと、記録媒体に記録された記録情報を読み取って要約化したものとが等しいか否かの判断を行い、この判断の結果に応じて読み取った記録情報を無効化するため、記録情報の書き込みを恒久的に禁止する状態に設定できない記録媒体を適用した場合でも、使用が許可された記録媒体間の不正な複製を防止することができる。
【0018】
本発明の請求項4に係る記録媒体読取装置は、記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取手段と、前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取手段と、読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報を予め記憶する許可属性情報記憶手段と、前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断手段と、前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御する記録情報読取制御手段と、を備えている。
【0019】
この構成により、記録媒体に記録された記録情報に関する属性情報が、読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報の読み取りを禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0020】
本発明の請求項5に係る記録媒体読取装置は、請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、前記記録情報読取制御手段が前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御するときに前記記録情報が読み取れない旨を出力する読取情報出力手段を備えている。
【0021】
この構成により、請求項1乃至請求項4の何れかの効果に加えて、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報を読み取ろうとした際にその旨が出力され、利用者に対する警告、又は不正使用の通報を行うため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0022】
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の記録媒体読取装置と、前記記録媒体読取装置に装着される記録媒体に記録された記録情報が動作手順を表す場合に前記動作手順に基づいた処理を行う中央処理装置と、を備えている。
【0023】
この構成により、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の記録媒体読取装置による効果を以って、画像形成装置の動作手順を表す記録情報が記録された記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0024】
本発明の請求項7に係る記録媒体読取装置は、請求項6に記載の画像形成装置を構成する記録媒体読取装置において、前記記録媒体読取装置を構成する記録情報読取制御手段が前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記画像形成装置の動作を停止する装置動作停止手段を備えている。
【0025】
この構成により、請求項6に記載の画像形成装置を構成する記録媒体読取装置による効果に加えて、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報を読み取ろうとした際に画像形成装置の動作を停止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0026】
本発明の請求項8に係る記録媒体読取プログラムは、記録媒体を識別するために前記記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取ステップと、前記記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取ステップと、前記識別情報読取ステップで読み取られた記録媒体識別情報が使用を許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断ステップと、前記識別情報読取ステップで読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御する記録情報読取制御ステップと、を備えている。
【0027】
このプログラムにより、記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体を識別するための記録媒体識別情報が、使用を許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体の使用を禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0028】
本発明の請求項9に係る記録媒体読取プログラムは、請求項8において、前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取ステップと、前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断ステップと、を備え、前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報読取制御ステップが、前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないようさらに制御する。
【0029】
このプログラムにより、請求項8の効果に加えて、記録媒体に記録された記録情報に関する属性情報が、読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報の読み取りを禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0030】
本発明の請求項10に係る記録媒体読取プログラムは、請求項8又は請求項9において、前記記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報を前記記録媒体から読み取る要約暗号情報読取ステップと、前記記録媒体識別情報と対応した復号情報を以って前記要約暗号情報を復号化する要約暗号情報復号ステップと、前記記録情報読取ステップで読み取られた記録情報を要約化する記録情報要約化ステップと、前記記録情報要約化ステップで要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号ステップで復号化された要約記録情報に等しいか否かを判断する要約記録情報判断ステップと、前記記録情報要約化ステップで要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号ステップで復号化された要約記録情報に等しくないと判断されたときには、前記記録情報読取ステップで読み取られた記録情報を無効化する記録情報無効化ステップと、を備えている。
【0031】
このプログラムにより、請求項8又は請求項9の効果に加えて、記録媒体に記録された記録情報を要約化し暗号化した要約暗号情報を読み取って復号したものと、記録媒体に記録された記録情報を読み取って要約化したものとが等しいか否かの判断を行い、この判断の結果に応じて読み取った記録情報を無効化するため、記録情報の書き込みを恒久的に禁止する状態に設定できない記録媒体を適用した場合でも、使用が許可された記録媒体間の不正な複製を防止することができる。
【0032】
本発明の請求項11に係る記録媒体読取プログラムは、記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取ステップと、前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取ステップと、前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断ステップと、前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御する記録情報読取制御ステップと、を備えている。
【0033】
このプログラムにより、記録媒体に記録された記録情報に関する属性情報が、読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報の読み取りを禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0034】
本発明の請求項12に係る記録媒体読取プログラムは、請求項8乃至請求項11の何れかにおいて、前記記録情報読取制御ステップが前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記記録情報が読み取れない旨を出力する読取情報出力ステップを備えている。
【0035】
このプログラムにより、請求項8乃至請求項11の何れかの効果に加えて、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報を読み取ろうとした際にその旨が出力され、利用者に対する警告、又は不正使用の通報を行うため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0036】
本発明の請求項13に係る記録媒体読取プログラムは、請求項8乃至請求項12の何れかにおいて、前記記録情報読取制御ステップが前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記記録媒体読取プログラムを実行するコンピュータの動作を停止する動作停止ステップを備えている。
【0037】
このプログラムにより、請求項8乃至請求項12の何れかの効果に加えて、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報を読み取ろうとした際に記録媒体読取プログラムを実行するコンピュータの動作を停止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0038】
本発明の請求項14に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項8乃至請求項13の何れかに記載の記録媒体読取プログラムを記録している。
【0039】
この記録媒体により、請求項8乃至請求項13の何れかに記載の記録媒体読取プログラムを提供することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明に適用する記録媒体についてメモリカードを例に説明する。
【0041】
図2は、本発明の実施の形態に係るメモリカードの構成を示すブロック図である。
メモリカード100は、制御回路101と、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、以下単にROMという)102と、フラッシュメモリ103と、を備えている。
【0042】
フラッシュメモリ103には、プログラムやデータ等を表す記録情報が記録されている。ROM102には、メモリカード100を識別するための記録媒体識別情報とメモリカード100の製造日時等のメモリカード100に関する情報とが予め記憶されている。制御回路101は、ROM102およびフラッシュメモリ103に記憶された情報の送受信やアクセス制御を行うようになっている。
【0043】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第1の実施の形態は、複写機を構成する画像形成装置1000をメモリカード100に記録されたシステムプログラム、アプリケーションプログラム、ファームウェアを構成するプログラム、及びこれらプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置1100によって構成した例である。
【0044】
画像形成装置1000は、システムバス10を介して接続された、中央処理装置(Central Processing Unit、以下単にCPUという)1011と、CPU1011によって実行されるプログラム等を格納するROM1012と、ROM1012に記憶されたプログラムを一時的に格納すると共にプログラムが使用するデータを一時的に記憶する読み込みと書き込みの両方が行なえるメモリ(Random Access Memory、以下単にRAMという)1013と、原稿から画像を読み込むスキャナ1014と、スキャナ1014によって読み込まれた画像データを保存するハードディスク1015と、スキャナ1014によって読み込まれた画像データに基づいて画像を転写紙に転写するプロッタ1016と、CPU1011と装置各部とを同期させるためのタイミングをカウントするタイマ1017と、画像形成装置1000の駆動条件、装置状態、及び入力条件などの各種情報を表示すると共に利用者による機能選択などの選択入力や設定入力等の入力操作と行うためのタッチパネル付きディスプレイ機器(Liquid Crystal Display、LCD)よりなる操作表示部1018と、画像形成装置1000の設定データを保存する不揮発性メモリ1019と、ネットワークを介してコンピュータ装置からプリントコマンド等の制御情報を送受信するネットワークインタフェース1020と、メモリカード100に記録されたプログラム及びプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置1100と、を備える。
【0045】
なお、画像形成装置1000は、複写機を構成するほかに、コンピュータ装置からネットワークインタフェース1020を介して画像データを受け取ってプロッタ1016によって画像を転写紙に転写するプリンタ装置、スキャナ1014によって読み込まれた画像データをコンピュータ装置にネットワークインタフェース1020を介して送信するスキャナ装置、または、前述した複写機、プリンタ装置、及びスキャナ装置を構成する複合機を構成するようにしてもよい。
【0046】
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100の構成を示すブロック図である。
記録媒体読取装置1100は、メモリカード100が着脱可能に装着される複数の記録媒体装着手段1101と、メモリカード100より記録情報を読み取る記録情報読取手段1120と、メモリカード100より記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取手段1110と、記録媒体読取装置1100による使用が許可されたメモリカードの記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶する許可媒体情報記憶手段1111と、識別情報読取手段1110によって読み取られた記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断手段1112と、識別情報読取手段1110によって読み取られた記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれないと判断されたときに記録情報を読み取らせないよう記録情報読取手段1120を制御する記録情報読取制御手段1113と、記録情報が読み取れない際にその旨を出力する読取情報出力手段1130と、記録情報が読み取れない際に画像形成装置1000の動作を停止する装置動作停止手段1140と、を備えている。
【0047】
なお、記録媒体読取装置1100は、複数の記録媒体装着手段1101によって構成されているが、図3において、記録媒体読取装置1100は、3つの記録媒体装着手段1101によって構成されているものとして図示されている。
【0048】
また、記録媒体読取装置1100は、記録媒体装着手段1101を備える代わりに、メモリカード100が着脱可能に装着される外付けの記録媒体装着装置とUSB(Universal Serial Bus)等の通信規格に準拠した情報の送受信を行う記録媒体装着装置インタフェース回路を備え、外付けの記録媒体装着装置と接続されたケーブルを介してメモリカード100に記録された情報の送受信を行うようにしてもよい。
【0049】
識別情報読取手段1110は、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100のROM102に記憶された記録媒体識別情報をそれぞれ読み取り、読み取られた記録媒体識別情報を識別情報判断手段1112に出力するようになっている。
【0050】
許可媒体情報記憶手段1111は、不揮発性の記憶媒体によって構成され、記録媒体読取装置1100による使用が許可されたメモリカードの記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶するようになっている。なお、本実施の形態においては、画像形成装置1000を構成する不揮発性メモリ1019によって許可媒体情報記憶手段1111を構成するようにしてもよい。
【0051】
図4は、許可媒体情報記憶手段1111のメモリ構成を示す説明図である。図4に示すように、許可媒体情報記憶手段1111は、複数の記録媒体識別情報によって構成される許可媒体情報を記憶する許可媒体情報記憶領域400を有する。
【0052】
識別情報読取手段1110によって出力された記録媒体識別情報は、識別情報判断手段1112に入力されるようになっており、識別情報判断手段1112は、許可媒体情報記憶手段1111に記憶されている許可媒体情報を取得し、入力された記録媒体識別情報が取得された許可媒体情報に含まれるか否かを判断し、判断された結果を表す識別判断情報を記録情報読取制御手段1113に出力するようになっている。
【0053】
識別情報判断手段1112によって出力された識別判断情報は、記録情報読取制御手段1113に入力されるようになっており、記録情報読取制御手段1113は、入力された識別判断情報に記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれる旨が示されていた場合には、記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせるよう制御する読取制御信号を生成し、入力された識別判断情報に記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれない旨が示されていた場合には、記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせないよう制御する読取制御信号を生成し、生成された読取制御信号を記録情報読取手段1120、読取情報出力手段1130、及び装置動作停止手段1140に出力するようになっている。
【0054】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号は、記録情報読取手段1120に入力されるようになっており、記録情報読取手段1120は、入力された読取制御信号に応じて記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100のフラッシュメモリ103に記録された記録情報をそれぞれ読み取り、画像形成装置1000を構成するRAM1013に読み取られた記録情報を出力してRAM1013に記録情報を格納するようになっている。
【0055】
すなわち、メモリカード100に記録された記録情報がプログラムの場合には、使用が許可されているメモリカード100に記録されたプログラムは、画像形成装置1000を構成するCPU1011によって実行され、使用が許可されていないメモリカード100に記録されたプログラムは、記録情報読取手段1120によって読み取られないため、CPU1011によって実行されない。
【0056】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号は、読取情報出力手段1130に入力されるようになっており、読取情報出力手段1130は、入力された読取制御信号に記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせないよう制御する旨が示されていたときには、使用することが許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨を示す不許可媒体使用情報を生成し、生成された不許可媒体使用情報を出力するようになっている。
【0057】
本実施の形態においては、読取情報出力手段1130によって出力された不許可媒体使用情報は、画像形成装置1000を構成する操作表示部1018に入力されるようになっており、操作表示部1018は、入力された不許可媒体使用情報に応じて、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨を表示するようになっている。
【0058】
なお、本実施の形態においては、読取情報出力手段1130によって出力された不許可媒体使用情報が、画像形成装置1000を構成するネットワークインタフェース1020に入力されるようにし、ネットワークインタフェース1020は、画像形成装置1000のサービス拠点、販売拠点、又は管理センター等の監視機関に設置された監視装置にネットワークを介して、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨、メモリカード100の記録媒体識別情報、及び画像形成装置1000の製造番号等の通報情報を送信するようにしてもよい。
【0059】
また、本実施の形態においては、読取情報出力手段1130によって出力された不許可媒体使用情報が、画像形成装置1000を構成する不揮発性メモリ1019に入力されるようにし、メモリカード100の記録媒体識別情報や利用者を識別するための情報等の追跡情報を不揮発性メモリ1019に格納するようにしてもよい。
【0060】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号は、装置動作停止手段1140に入力されるようになっており、装置動作停止手段1140は、入力された読取制御信号に記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせないよう制御する旨が示されていたときには、画像形成装置1000の動作を停止するようになっている。
【0061】
なお、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された場合に、画像形成装置1000の動作を停止するようにしないときには、装置動作停止手段1140は、記録媒体読取装置1100の構成要素から除いてもよい。
【0062】
以下、記録媒体読取装置1100の動作について、フローチャートを参照して説明する。
図5は、記録媒体読取装置1100の動作を示すフローチャートである。なお、以下に示す動作は、利用者によって画像形成装置1000を構成する操作表示部1018を介してメモリカード100に記録されたプログラムの実行の要求が入力される等の記録情報の読み取り要求が発生したとき、または、記録媒体装着手段1101にメモリカード100が装着されたときにスタートする。
【0063】
まず、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100に記憶された記録媒体識別情報が、識別情報読取手段1110によって読取られる(S110)。
【0064】
次に、許可媒体情報記憶手段1111に記憶された許可媒体情報が、識別情報判断手段1112によって取得される(S120)。
次に、識別情報読取手段1110によって読取られた記録媒体識別情報が、識別情報判断手段1112によって取得された許可媒体情報に含まれるか否かが識別情報判断手段1112によって判断される(S130)。
【0065】
識別情報判断手段1112によって記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれると判断された場合には、記録情報読取制御手段1113によって記録情報読取手段1120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせるよう制御され(S140)、メモリカード100に記録された記録情報が記録情報読取手段1120によって読み取られる(S150)。
【0066】
一方、識別情報判断手段1112によって記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれないと判断された場合には、記録情報読取制御手段1113によって記録情報読取手段1120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせないよう制御され(S160)、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨が読取情報出力手段1130によって出力され(S170)、装置動作停止手段1140によって画像形成装置1000の動作が停止される(S180)。
【0067】
本実施の形態において説明した記録媒体読取装置1100は、上記で説明した各動作を記述したプログラムをCPUに実行させるようにしてもよい。
すなわち、識別情報読取手段1110、識別情報判断手段1112、記録情報読取制御手段1113、記録情報読取手段1120、読取情報出力手段1130、及び装置動作停止手段1140は、上記プログラムを実行する画像形成装置1000を構成するCPU1011によって構成するようにしてもよい。
【0068】
以上に説明したように、記録媒体読取装置1100によれば、記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体を識別するための記録媒体識別情報が、記録媒体読取装置1100による使用が許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体の使用を禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0069】
(第2の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態で説明した記録媒体読取装置1100は、記録媒体読取装置1100による使用が許可された記録媒体間で複製を行うことができるが、前述したメモリカードには、記録情報の書き込みを恒久的に禁止する状態に設定できるものもあり、この設定を行うことによって記録媒体読取装置1100による使用が許可された記録媒体間の不正な複製を防止できる。
【0070】
本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置2100は、記録情報の書き込みを恒久的に禁止する状態に設定できない記録媒体を適用した場合でも、記録媒体読取装置2100による使用が許可された記録媒体間の不正な複製を防止できるものである。
【0071】
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置2000の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第2の実施の形態は、複写機を構成する画像形成装置2000をメモリカード100に記録されたシステムプログラム、アプリケーションプログラム、ファームウェアを構成するプログラム、及びこれらプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置2100によって構成した例である。
【0072】
なお、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置2000においては、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の構成要素に本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0073】
画像形成装置2000は、システムバス10を介して接続された、CPU1011と、ROM1012と、RAM1013と、スキャナ1014と、ハードディスク1015と、プロッタ1016と、タイマ1017と、操作表示部1018と、不揮発性メモリ1019と、ネットワークインタフェース1020と、メモリカード100に記録されたプログラム及びプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置2100と、を備える。
【0074】
画像形成装置2000は、複写機を構成するほかに、コンピュータ装置からネットワークインタフェース1020を介して画像データを受け取ってプロッタ1016によって画像を転写紙に転写するプリンタ装置、スキャナ1014によって読み込まれた画像データをコンピュータ装置にネットワークインタフェース1020を介して送信するスキャナ装置、または、前述した複写機、プリンタ装置、及びスキャナ装置を構成する複合機を構成するようにしてもよい。
【0075】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置2100の構成を示すブロック図である。なお、本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置2100においては、本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100の構成要素と同一の構成要素に本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0076】
記録媒体読取装置2100は、メモリカード100が着脱可能に装着される複数の記録媒体装着手段1101と、メモリカード100より記録情報を読み取る記録情報読取手段2120と、メモリカード100より記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取手段1110と、記録媒体読取装置1100による使用が許可されたメモリカードの記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶する許可媒体情報記憶手段2111と、識別情報読取手段1110によって読み取られた記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断手段1112と、識別情報読取手段1110によって読み取られた記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれないと判断されたときに記録情報を読み取らせないよう記録情報読取手段2120を制御する記録情報読取制御手段1113と、記録情報が読み取れない際にその旨を出力する読取情報出力手段2130と、記録情報が読み取れない際に画像形成装置2000の動作を停止する装置動作停止手段2140と、記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報をメモリカード100から読み取る要約暗号情報読取手段2150と、要約暗号情報を復号化する要約暗号情報復号手段2151と、記録情報読取手段2120によって読み取られた記録情報を要約化する記録情報要約化手段2152と、記録情報要約化手段2152によって要約化された要約記録情報が要約暗号情報復号手段2151によって復号化された要約記録情報に等しいか否かを判断する要約記録情報判断手段2153と、記録情報要約化手段2152によって要約化された要約記録情報が要約暗号情報復号手段2151によって復号化された要約記録情報に等しくないと判断された場合には、記録情報読取手段2120によって読み取られた記録情報を無効化する記録情報無効化手段2154と、を備えている。
【0077】
許可媒体情報記憶手段2111は、不揮発性の記憶媒体によって構成され、記録媒体読取装置2100による使用が許可されたメモリカードの記録媒体識別情報を表す許可媒体情報と記録媒体識別情報に対応した復号情報とを予め記憶するようになっている。なお、本実施の形態においては、画像形成装置2000を構成する不揮発性メモリ1019によって許可媒体情報記憶手段2111を構成するようにしてもよい。
【0078】
ここで、本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置2100に適用されるメモリカード100のフラッシュメモリ103には、記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報が記憶されている。この要約暗号情報は、記録情報が公知のメッセージダイジェスト関数によって要約化され前述した復号情報によって復号できるよう暗号化されている。
【0079】
図8は、許可媒体情報記憶手段2111のメモリ構成を示す説明図である。図8に示すように、許可媒体情報記憶手段2111は、複数の記録媒体識別情報によって構成される許可媒体情報を記憶する許可媒体情報記憶領域810と、記録媒体識別情報にそれぞれ対応した復号情報を格納する復号情報記憶領域820と、を有する。
【0080】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号は、記録情報読取手段2120に入力されるようになっており、記録情報読取手段2120は、入力された読取制御信号に応じて記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100のフラッシュメモリ103に記録された記録情報をそれぞれ読み取り、読み取られた記録情報を記録情報要約化手段2152及び記録情報無効化手段2154に出力するようになっている。
【0081】
すなわち、メモリカード100に記録された記録情報がプログラムの場合には、使用が許可されているメモリカード100に記録されたプログラムは、画像形成装置2000を構成するCPU1011によって実行され、使用が許可されていないメモリカード100に記録されたプログラムは、記録情報読取手段2120によって読み取られないため、CPU1011によって実行されない。
【0082】
要約暗号情報読取手段2150は、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100のフラッシュメモリ103に記憶された要約暗号情報を読み取り、読み取られた要約暗号情報を要約暗号情報復号手段2151に出力するようになっている。
【0083】
要約暗号情報読取手段2150によって出力された要約暗号情報は、要約暗号情報復号手段2151に入力されるようになっており、要約暗号情報復号手段2151は、許可媒体情報記憶手段2111に記憶された復号情報を取得し、取得された復号情報を以って入力された要約暗号情報を復号化し、復号化された要約記録情報を要約記録情報判断手段2153に出力するようになっている。
【0084】
記録情報読取手段2120によって出力された記録情報は、記録情報要約化手段2152に入力されるようになっており、記録情報要約化手段2152は、入力された記録情報を前述したメッセージダイジェスト関数によって要約化し、要約化された要約記録情報を要約記録情報判断手段2153に出力するようになっている。
【0085】
要約暗号情報復号手段2151及び記録情報要約化手段2152によってそれぞれ出力された要約記録情報は、要約記録情報判断手段2153に入力されるようになっており、要約記録情報判断手段2153は、入力された2つの要約記録情報が等しいか否か、すなわちメモリカード100に記憶された要約暗号情報が正しいか否かを判断し、判断された結果を表す要約判断情報を記録情報無効化手段2154に出力するようになっている。
【0086】
記録情報読取手段2120によって出力された記録情報及び要約記録情報判断手段2153によってそれぞれ出力された要約判断情報は、記録情報無効化手段2154に入力されるようになっており、記録情報無効化手段2154は、入力された要約判断情報にメモリカード100に記憶された要約暗号情報が正しい旨が示されている場合には、画像形成装置2000を構成するRAM1013に入力された記録情報を出力して記録情報をRAM1013に格納するようになっている。
【0087】
一方、記録情報無効化手段2154は、入力された要約判断情報にメモリカード100に記憶された要約暗号情報が正しくない旨が示されている場合には、入力された記録情報を廃棄する等の無効化を行うようになっている。
【0088】
すなわち、メモリカード100に記録された記録情報がプログラムの場合には、正しい要約暗号情報が記憶されたメモリカード100に記録されたプログラムは、画像形成装置2000を構成するCPU1011によって実行され、正しい要約暗号情報が記憶されていないメモリカード100に記録されたプログラムは、記録情報読取手段2120によって読み取られないため、CPU1011によって実行されない。
【0089】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号及び要約記録情報判断手段2153によって出力された要約判断情報は、読取情報出力手段2130に入力されるようになっており、読取情報出力手段2130は、入力された読取制御信号に記録情報読取手段2120に記録情報を読み取らせないよう制御する旨が示され、または、入力された要約判断情報にメモリカード100に記憶された要約暗号情報が正しくない旨が示されていたときには、使用することが許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨を示す不許可媒体使用情報を生成し、生成された不許可媒体使用情報を出力するようになっている。
【0090】
本実施の形態においては、読取情報出力手段2130によって出力された不許可媒体使用情報は、画像形成装置2000を構成する操作表示部1018に入力されるようになっており、操作表示部1018は、入力された不許可媒体使用情報に応じて、記録情報の読み取りが許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨を表示するようになっている。
【0091】
なお、本実施の形態においては、読取情報出力手段2130によって出力された不許可媒体使用情報が、画像形成装置2000を構成するネットワークインタフェース1020に入力されるようにし、ネットワークインタフェース1020は、画像形成装置2000のサービス拠点、販売拠点、又は管理センター等の監視機関に設置された監視装置にネットワークを介して、記録情報の読み取りが許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨、メモリカード100の記録媒体識別情報、及び画像形成装置2000の製造番号等の通報情報を送信するようにしてもよい。
【0092】
また、本実施の形態においては、読取情報出力手段2130によって出力された不許可媒体使用情報が、画像形成装置2000を構成する不揮発性メモリ1019に入力されるようにし、メモリカード100の記録媒体識別情報や利用者を識別するための情報等の追跡情報を不揮発性メモリ1019に格納するようにしてもよい。
【0093】
記録情報読取制御手段1113によって出力された読取制御信号及び要約記録情報判断手段2153によって出力された要約判断情報は、装置動作停止手段2140に入力されるようになっており、装置動作停止手段2140は、入力された読取制御信号に記録情報読取手段2120に記録情報を読み取らせないよう制御する旨が示されていたとき、または、入力された要約判断情報にメモリカード100に記憶された要約暗号情報が正しくない旨が示されていたときには、画像形成装置2000の動作を停止するようになっている。
【0094】
なお、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された場合に、画像形成装置2000の動作を停止するようにしないときには、装置動作停止手段2140は、記録媒体読取装置2100の構成要素から除いてもよい。
【0095】
以下、記録媒体読取装置2100の動作について、フローチャートを参照して説明する。
図9は、記録媒体読取装置2100の動作を示すフローチャートである。なお、以下に示す動作は、利用者によって画像形成装置2000を構成する操作表示部1018を介してメモリカード100に記録されたプログラムの実行の要求が入力される等の記録情報の読み取り要求が発生したとき、または、記録媒体装着手段1101にメモリカード100が装着されたときにスタートする。
【0096】
なお、記録媒体読取装置2100の動作において、本発明の第1の実施の形態で説明した記録媒体読取装置1100の動作におけるステップと同様のステップには、同一の符号が付してある。
【0097】
まず、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100に記憶された記録媒体識別情報が、識別情報読取手段1110によって読取られる(S110)。
【0098】
次に、許可媒体情報記憶手段1111に記憶された許可媒体情報が、識別情報判断手段1112によって取得される(S120)。
次に、識別情報読取手段1110によって読取られた記録媒体識別情報が、識別情報判断手段1112によって取得された許可媒体情報に含まれるか否かが識別情報判断手段1112によって判断される(S130)。
【0099】
識別情報判断手段1112によって記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれると判断された場合には、記録情報読取制御手段1113によって記録情報読取手段2120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせるよう制御され(S140)、メモリカード100に記録された記録情報が記録情報読取手段2120によって読み取られる(S150)。
【0100】
記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100に記憶された要約暗号情報は、要約暗号情報読取手段2150によって読取られる(S251)。次に、要約暗号情報読取手段2150によって読取られた要約暗号情報が、要約暗号情報復号手段2151によって復号化される(S252)。
【0101】
記録情報読取制御手段1113によって読み取られた記録情報は、記録情報要約化手段2152によって要約化される(S253)。
次に、要約暗号情報復号手段2151によって復号化された要約記録情報と記録情報要約化手段2152によって要約化された要約記録情報とが等しいか否かが判断される(S254)。
【0102】
要約暗号情報復号手段2151によって復号化された要約記録情報と記録情報要約化手段2152によって要約化された要約記録情報とが等しくないと判断された場合には、記録情報読取制御手段1113によって読み取られた記録情報が、記録情報無効化手段2154によって無効化され、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨が読取情報出力手段2130によって出力され(S170)、装置動作停止手段2140によって画像形成装置2000の動作が停止される(S180)。
【0103】
一方、識別情報判断手段1112によって記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれないと判断された場合には、記録情報読取制御手段1113によって記録情報読取手段2120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせないよう制御され(S160)、使用が許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨が読取情報出力手段2130によって出力され(S170)、装置動作停止手段2140によって画像形成装置2000の動作が停止される(S180)。
【0104】
本実施の形態において説明した記録媒体読取装置2100は、上記で説明した各動作を記述したプログラムをCPUに実行させるようにしてもよい。
すなわち、識別情報読取手段1110、識別情報判断手段1112、記録情報読取制御手段1113、記録情報読取手段2120、読取情報出力手段2130、装置動作停止手段2140、要約暗号情報読取手段2150、要約暗号情報復号手段2151、記録情報要約化手段2152、要約記録情報判断手段2153、及び記録情報無効化手段2154は、上記プログラムを実行する画像形成装置2000を構成するCPU1011によって構成するようにしてもよい。
【0105】
以上に説明したように、記録媒体読取装置2100によれば、記録媒体に記録された記録情報を要約化し暗号化した要約暗号情報を読み取って復号したものと、記録媒体に記録された記録情報を読み取って要約化したものとが等しいか否かの判断を行い、この判断の結果に応じて読み取った記録情報を無効化するため、記録情報の書き込みを恒久的に禁止する状態に設定できない記録媒体を適用した場合でも、使用が許可された記録媒体間の不正な複製を防止することができる。
【0106】
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置3000の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第3の実施の形態は、複写機を構成する画像形成装置3000をメモリカード100に記録されたシステムプログラム、アプリケーションプログラム、ファームウェアを構成するプログラム、及びこれらプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置3100によって構成した例である。
【0107】
なお、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置3000においては、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の構成要素に本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0108】
画像形成装置3000は、システムバス10を介して接続された、CPU1011と、ROM1012と、RAM1013と、スキャナ1014と、ハードディスク1015と、プロッタ1016と、タイマ1017と、操作表示部1018と、不揮発性メモリ1019と、ネットワークインタフェース1020と、メモリカード100に記録されたプログラム及びプログラムが参照するデータを読み取る記録媒体読取装置3100と、を備える。
【0109】
画像形成装置3000は、複写機を構成するほかに、コンピュータ装置からネットワークインタフェース1020を介して画像データを受け取ってプロッタ1016によって画像を転写紙に転写するプリンタ装置、スキャナ1014によって読み込まれた画像データをコンピュータ装置にネットワークインタフェース1020を介して送信するスキャナ装置、または、前述した複写機、プリンタ装置、及びスキャナ装置を構成する複合機を構成するようにしてもよい。
【0110】
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置3100の構成を示すブロック図である。なお、本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置3100においては、本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100の構成要素と同一の構成要素に本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0111】
記録媒体読取装置3100は、メモリカード100が着脱可能に装着される複数の記録媒体装着手段1101と、メモリカード100より記録情報を読み取る記録情報読取手段1120と、記録情報に関する属性を表すために記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取手段3160と、記録媒体読取装置3100による読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報を予め記憶する許可属性情報記憶手段3161と、属性情報読取手段3160によって読み取られた属性情報が許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断手段3162と、属性情報読取手段3160によって読み取られた属性情報が許可属性情報に含まれないと判断されたときに記録情報を読み取らせないよう記録情報読取手段1120を制御する記録情報読取制御手段3113と、記録情報が読み取れない際にその旨を出力する読取情報出力手段1130と、記録情報が読み取れない際に画像形成装置3000の動作を停止する装置動作停止手段1140と、を備えている。
【0112】
本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置3100に適用されるメモリカード100のフラッシュメモリ103には、記録情報に関する属性を表す属性情報が格納されている。この属性情報は、記録情報を識別するための識別情報、記録情報の種類及び版数等の記録情報に関する情報によって構成されている。
【0113】
属性情報読取手段3160は、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100のフラッシュメモリ103に記憶された属性情報をそれぞれ読み取り、読み取られた属性情報判断手段3162に出力するようになっている。
【0114】
許可属性情報記憶手段3161は、不揮発性の記憶媒体によって構成され、記録媒体読取装置3100による読み取りが許可された記録情報の属性を表す許可属性情報を予め記憶するようになっている。なお、本実施の形態においては、画像形成装置3000を構成する不揮発性メモリ1019によって許可属性情報記憶手段3161を構成するようにしてもよい。
【0115】
図12は、許可属性情報記憶手段3161のメモリ構成を示す説明図である。図12に示すように、許可属性情報記憶手段3161は、複数の属性情報によって構成される許可属性情報を記憶する許可属性情報記憶領域900を有する。
【0116】
属性情報読取手段3160によって出力された属性情報は、属性情報判断手段3162に入力されるようになっており、属性情報判断手段3162は、許可属性情報記憶手段3161に記憶されている許可属性情報を取得し、入力された属性情報が取得された許可属性情報に含まれるか否かを判断し、判断された結果を表す属性判断情報を記録情報読取制御手段3113に出力するようになっている。
【0117】
属性情報判断手段3162によって出力された属性判断情報は、記録情報読取制御手段3113に入力されるようになっており、記録情報読取制御手段3113は、入力された属性判断情報に属性情報が許可属性情報に含まれる旨が示されていた場合には、記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせるよう制御する読取制御信号を生成し、入力された属性判断情報に記録媒体識別情報が許可媒体情報に含まれない旨が示されていた場合には、記録情報読取手段1120に記録情報を読み取らせないよう制御する読取制御信号を生成し、生成された読取制御信号を記録情報読取手段1120、読取情報出力手段1130、及び装置動作停止手段1140に出力するようになっている。
【0118】
以下、記録媒体読取装置3100の動作について、フローチャートを参照して説明する。
図13は、記録媒体読取装置3100の動作を示すフローチャートである。なお、以下に示す動作は、利用者によって画像形成装置3000を構成する操作表示部1018を介してメモリカード100に記録されたプログラムの実行の要求が入力される等の記録情報の読み取り要求が発生したとき、または、記録媒体装着手段1101にメモリカード100が装着されたときにスタートする。
【0119】
なお、記録媒体読取装置3100の動作において、本発明の第1の実施の形態で説明した記録媒体読取装置1100の動作におけるステップと同様のステップには、同一の符号が付してある。
【0120】
まず、記録媒体装着手段1101に装着されたメモリカード100に記憶された属性情報が、属性情報読取手段3160によって読取られる(S310)。
【0121】
次に、許可属性情報記憶手段3161に記憶された許可属性情報が、属性情報判断手段1112によって取得される(S320)。
次に、識別情報読取手段1110によって読取られた属性情報が、属性情報判断手段3162によって取得された許可属性情報に含まれるか否かが属性情報判断手段3162によって判断される(S330)。
【0122】
属性情報判断手段3162によって属性情報が許可属性情報に含まれると判断された場合には、記録情報読取制御手段3113によって記録情報読取手段1120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせるよう制御され(S340)、メモリカード100に記録された記録情報が記録情報読取手段1120によって読み取られる(S150)。
【0123】
一方、属性情報判断手段3162によって属性情報が許可属性情報に含まれないと判断された場合には、記録情報読取制御手段3113によって記録情報読取手段1120がメモリカード100に記録された記録情報を読み取らせないよう制御され(S360)、使用することが許可されていないメモリカード100が記録媒体装着手段1101に装着された旨が読取情報出力手段1130によって出力され(S170)、装置動作停止手段1140によって画像形成装置3000の動作が停止される(S180)。
【0124】
本実施の形態において説明した記録媒体読取装置3100は、上記で説明した各動作を記述したプログラムをCPUに実行させるようにしてもよい。
すなわち、属性情報読取手段3160、属性情報判断手段3162、記録情報読取制御手段3113、記録情報読取手段1120、読取情報出力手段1130、及び装置動作停止手段1140は、上記プログラムを実行する画像形成装置3000を構成するCPU1011によって構成するようにしてもよい。
【0125】
以上に説明したように、記録媒体読取装置3100によれば、記録媒体に記録された記録情報に関する属性情報が、記録媒体読取装置3100による読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かによって、不正に複製された記録媒体に記録された記録情報の読み取りを禁止するため、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【0126】
なお、本発明は、本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置1100と本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置3100を組み合わせて実施することができるが、本発明の第1の実施の形態及び第3の実施の形態における説明に基づいて容易に実施できるため、その説明を省略する。
【0127】
また、本発明は、本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置2100と本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置3100を組み合わせて実施することができるが、本発明の第2の実施の形態及び第3の実施の形態における説明に基づいて容易に実施できるため、その説明を省略する。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、記録媒体の不正な複製を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るメモリカードの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る許可媒体情報記憶手段のメモリ構成を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る許可媒体情報記憶手段のメモリ構成を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る許可属性情報記憶手段のメモリ構成を示す説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 システムバス
100 メモリカード
101 制御回路
102 ROM
103 フラッシュメモリ
400、810 許可媒体情報記憶領域
820 復号情報記憶領域
900 許可属性情報記憶領域
1000、2000、3000 画像形成装置
1011 CPU
1012 ROM
1013 RAM
1014 スキャナ
1015 ハードディスク
1016 プロッタ
1017 タイマ
1018 操作表示部
1019 不揮発性メモリ
1020 ネットワークインタフェース
1100、2100、3100 記録媒体読取装置
1101 記録媒体装着手段
1110 識別情報読取手段
1111、2111 許可媒体情報記憶手段
1112 識別情報判断手段
1113、3113 記録情報読取制御手段
1120、2120 記録情報読取手段
1130、2130 読取情報出力手段
1140、2140 装置動作停止手段
2150 要約暗号情報読取手段
2151 要約暗号情報復号手段
2152 記録情報要約化手段
2153 要約記録情報判断手段
2154 記録情報無効化手段
3160 属性情報読取手段
3161 許可属性情報記憶手段
3162 属性情報判断手段

Claims (14)

  1. 記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取手段と、
    前記記録媒体を識別するために前記記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    使用が許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報を予め記憶する許可媒体情報記憶手段と、
    前記識別情報読取手段によって読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断手段と、
    前記識別情報読取手段によって読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御する記録情報読取制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  2. 前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取手段と、
    読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報を予め記憶する許可属性情報記憶手段と、
    前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断手段と、を備え、
    前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときには、前記記録情報読取制御手段が、前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段をさらに制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体読取装置。
  3. 前記記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報を前記記録媒体から読み取る要約暗号情報読取手段と、
    前記要約暗号情報を復号化する要約暗号情報復号手段と、
    前記記録情報読取手段によって読み取られた記録情報を要約化する記録情報要約化手段と、
    前記記録情報要約化手段によって要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号手段によって復号化された要約記録情報に等しいか否かを判断する要約記録情報判断手段と、
    前記記録情報要約化手段によって要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号手段によって復号化された要約記録情報に等しくないと判断されたときに前記記録情報読取手段によって読み取られた記録情報を無効化する記録情報無効化手段と、を備え、
    前記許可媒体情報記憶手段が、前記記録媒体識別情報と対応した復号情報をさらに記憶し、
    前記要約暗号情報復号手段が、前記許可媒体情報記憶手段に記憶された復号情報を以って復号化するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録媒体読取装置。
  4. 記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取手段と、
    前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取手段と、
    読み取りが許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報を予め記憶する許可属性情報記憶手段と、
    前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断手段と、
    前記属性情報読取手段によって読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御する記録情報読取制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  5. 前記記録情報読取制御手段が前記記録情報を読み取らせないよう前記記録情報読取手段を制御するときに前記記録情報が読み取れない旨を出力する読取情報出力手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の記録媒体読取装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の記録媒体読取装置と、
    前記記録媒体読取装置に装着される記録媒体に記録された記録情報が動作手順を表す場合に前記動作手順に基づいた処理を行う中央処理装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置を構成する記録媒体読取装置において、
    前記記録媒体読取装置を構成する記録情報読取制御手段が前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記画像形成装置の動作を停止する装置動作停止手段を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  8. 記録媒体を識別するために前記記録媒体に改変できないよう記録された記録媒体識別情報を読み取る識別情報読取ステップと、
    前記記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取ステップと、
    前記識別情報読取ステップで読み取られた記録媒体識別情報が使用を許可された記録媒体の記録媒体識別情報を表す許可媒体情報に含まれるか否かを判断する識別情報判断ステップと、
    前記識別情報読取ステップで読み取られた記録媒体識別情報が前記許可媒体情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御する記録情報読取制御ステップと、をコンピュータに実行させるための記録媒体読取プログラム。
  9. 前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取ステップと、
    前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断ステップと、を備え、
    前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときには、前記記録情報読取制御ステップが、前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないようさらに制御することを特徴とする請求項8に記載の記録媒体読取プログラム。
  10. 前記記録情報が要約化された要約記録情報が暗号化された要約暗号情報を前記記録媒体から読み取る要約暗号情報読取ステップと、
    前記記録媒体識別情報と対応した復号情報を以って前記要約暗号情報を復号化する要約暗号情報復号ステップと、
    前記記録情報読取ステップで読み取られた記録情報を要約化する記録情報要約化ステップと、
    前記記録情報読取ステップで要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号ステップで復号化された要約記録情報に等しいか否かを判断する要約記録情報判断ステップと、
    前記記録情報読取ステップで要約化された要約記録情報が前記要約暗号情報復号ステップで復号化された要約記録情報に等しくないと判断されたときには、前記記録情報読取ステップで読み取られた記録情報を無効化する記録情報無効化ステップと、を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の記録媒体読取プログラム。
  11. 記録媒体に記録された記録情報を読み取る記録情報読取ステップと、
    前記記録情報に関する属性を表すために前記記録媒体に記録された属性情報を読み取る属性情報読取ステップと、
    前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が読み取りを許可された記録情報の属性情報を表す許可属性情報に含まれるか否かを判断する属性情報判断ステップと、
    前記属性情報読取ステップで読み取られた属性情報が前記許可属性情報に含まれないと判断されたときに前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御する記録情報読取制御ステップと、をコンピュータに実行させるための記録媒体読取プログラム。
  12. 前記記録情報読取制御ステップが前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記記録情報が読み取れない旨を出力する読取情報出力ステップを備えたことを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れかに記載の記録媒体読取プログラム。
  13. 前記記録情報読取制御ステップが前記記録情報読取ステップで前記記録情報を読み取らせないよう制御するときに前記記録媒体読取プログラムを実行するコンピュータの動作を停止する動作停止ステップを備えたことを特徴とする請求項8乃至請求項12の何れかに記載の記録媒体読取プログラム。
  14. 請求項8乃至請求項13の何れかに記載の記録媒体読取プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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