JP2004184523A - ファインダ内表示装置 - Google Patents

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JP2004184523A JP2002348541A JP2002348541A JP2004184523A JP 2004184523 A JP2004184523 A JP 2004184523A JP 2002348541 A JP2002348541 A JP 2002348541A JP 2002348541 A JP2002348541 A JP 2002348541A JP 2004184523 A JP2004184523 A JP 2004184523A
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俊行 大森
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Abstract

【目的】ピントレンズと視野枠を高い組立性で結合でき、しかも小型化及びユニット化できるファインダ内表示装置を提供する。
【構成】カメラのファインダ内に、フォーカスマークを付したピントレンズと、視野の大きさを規定する視野枠とを備えたファインダ内表示装置において、上記ピントレンズの挿入開口を有するピントレンズホルダを設け、上記ピントレンズに、このピントレンズ挿入開口の一方の開口端から挿入したとき該挿入開口周縁に当接してその挿入端を規定するストッパと、径方向外方に突出する一対の係止突起とを設け、上記視野枠に、上記ピントレンズ挿入開口の他方の開口端から挿入可能で、ピントレンズの上記一対の係止突起に係止される係止脚を設け、該係止脚と係止突起との係合状態で、ピントレンズの上記ストッパが挿入開口周縁に当接し、視野枠がピントレンズホルダの一面に当接することを特徴とするファインダ内表示装置。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、カメラのファインダ装置に関し、特にそのファインダ内表示装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
カメラのファインダには一般に、フォーカスマークを付したピントレンズと、視野の大きさを規定する視野枠とが設けられている。視野枠は一般に板状の部材であり、ピントレンズのフォーカスマークを付した面に貼り付けるのが普通であった。また、視野の外側に撮影情報を表示する撮影情報表示装置は、表示用チャートと照明用のLEDとを不可欠としてしているが、これらを如何にコンパクトに纏めるかがファインダ装置さらにはカメラを小型化する上での鍵であった。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、第一にピントレンズと視野枠を高い組立性で結合できるファインダ内表示装置を得ることを目的とする。
また本発明は、撮影情報表示装置を含むファインダ内表示装置を小型化しユニット化することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明のファインダ内表示装置は、カメラのファインダ内に、フォーカスマークを付したピントレンズと、視野の大きさを規定する視野枠とを備えたファインダ内表示装置において、上記ピントレンズの挿入開口を有するピントレンズホルダを設け、上記ピントレンズに、このピントレンズ挿入開口の一方の開口端から挿入したとき該挿入開口周縁に当接してその挿入端を規定するストッパと、径方向外方に突出する一対の係止突起とを設け、上記視野枠に、上記ピントレンズ挿入開口の他方の開口端から挿入可能で、ピントレンズの上記一対の係止突起に係止される係止脚を設け、該係止脚と係止突起との係合状態で、ピントレンズの上記ストッパが挿入開口周縁に当接し、視野枠がピントレンズホルダの一面に当接することを特徴としている。
【0005】
上記係止脚と係止突起との係合状態で、視野枠はさらにピントレンズの一面にも同時に当接するのが好ましい。
【0006】
さらに、ピントレンズホルダに、視野の外側に撮影情報を表示する表示用チャートと、該表示用チャートを照明するLEDと、該LEDからの照明光を表示用チャートに向けて反射する反射面とを設けのが良好である。
【0007】
ピントレンズホルダにはLEDの収納凹部を形成し、この収納凹部の一面を上記反射面とするのが実際的である。
【0008】
ファインダが、正のパワーの対物光学系、正のパワーの接眼光学系、及び4つの反射面を有する正立光学系を備え、この正立光学系の4つの反射面を接続する3本の光軸のうちの少なくとも2本が、矩形の撮影範囲の垂直方向と水平方向に対して傾斜して非平行である実像式ファインダ光学系であって、上記ピントレンズホルダを、4つの反射面を接続する傾斜した光軸上に配置し、かつその外形を、矩形の撮影範囲と平行な外面を有する略直方体状とし、該ピントレンズホルダのピントレンズ挿入開口を、上記傾斜した光軸と平行な面と直交する面とを有する正面矩形開口とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本出願人は、特願2002−80529号で、「垂直方向と水平方向の各辺を有する矩形の撮影範囲を有する撮影光学系と、撮影範囲を表示する実像式ファインダ光学系とを有するカメラにおいて、実像式ファインダ光学系が、正のパワーの対物光学系、正のパワーの接眼光学系、及び4つの反射面を有する正立光学系を備え、この正立光学系の4つの反射面を接続する3本の光軸のうちの少なくとも2本が、矩形の撮影範囲の垂直方向と水平方向に対して傾斜して非平行である」ファインダ光学系を備えたカメラを提案した。
以下、本発明のファインダ内表示装置をこのファインダ光学系に適用した実施形態について説明する。
【0010】
まず、カメラに設けたファインダ光学系の全体構成について説明する。
図23乃至図26はファインダ光学系を備えたカメラを示している。ファインダ光学系は、銀塩フィルムカメラ、デジタルカメラの別なく適用できるが、図23は、カメラボディ1の左右に、フィルムカートリッジ室2と巻取スプール室3を有する銀塩式レンズシャッタカメラを示している。フィルムカートリッジ室2と巻取スプール室3の中間には、撮影光学系の正面略円形の撮影レンズ4が位置しており、ファインダ光学系5は、巻取スプール室3の上方に位置している。撮影光学系は、垂直方向と水平方向の各辺を有する矩形の撮影範囲6を有しており、ファインダ光学系5は、この撮影範囲に対応する矩形の視野範囲を有している。撮影範囲6の形状は、銀塩フィルムカメラでは撮影開口形状、デジタルカメラでは固体撮像素子の撮像面形状で決定される。
【0011】
ファインダ光学系5は、図24乃至図26に示すように、物体側からの光路順に、対物光学系10、プリズム21、平凸レンズ13、正メニスカスレンズ31、平面ミラー22、及び接眼レンズ32を有する。対物光学系10は、全体として正のパワーを有するもので、物体側から順に、負レンズ11及び正レンズ12を有する。この負レンズ11と正レンズ12は、対物光学系の入射光軸O1上に位置している。
【0012】
この対物光学系の正レンズ12の後方に位置するプリズム21は、物体側から順に、凹面からなる入射面211、第1反射面212、第2反射面213、第3反射面214及び射出面215を有している。この第1反射面212は、カメラの上下方向に入射光軸O1を反射屈曲させる上下方向反射面であり、第3反射面214は、この上下方向反射面212で反射屈曲された光軸をさらに接眼レンズ32の光軸(接眼光学系30の射出光軸)O3方向に反射屈曲させる左右方向反射面である。この左右方向反射面214で反射屈曲された光軸を接続光軸O2とすると、平面ミラー22は、この接続光軸O2を接眼光学系の射出光軸O3に一致させる左右方向反射面である。
【0013】
平凸レンズ13と正メニスカスレンズレンズ31は接続光軸O2上に位置しており、接眼光学系30は、接眼レンズ32とこの正メニスカスレンズ31とで構成されている。また、対物光学系10による像の形成位置は平凸レンズ13の射出面と一致しており、この射出面上に視野範囲を決定する視野枠40が備えられている。対物光学系10によって形成される倒立像は、プリズム21の反射面212、213、214、および平面ミラー22の合計4面の反射面で構成される正立光学系により上下左右を反転され、接眼レンズ32を介して観察される。
【0014】
プリズム21の反射面212と213とは直角に交わり、この2つの反射面の組合せにより光路が2回反射されることによって、対物光学系10による像の上下が反転される。またプリズム21の反射面214と平面ミラー22も直角に交わり、この2つの反射面の組合せにより光路が2回反射されることによって、対物光学系10による像の左右が反転される。直角に交わる2組の反射面を、互いにねじれの位置に配置した像反転光学系はポロプリズムとして知られており、正立光学系はポロプリズムと同じ像反転作用をもっている。
【0015】
このファインダ光学系では、接続光軸O2を、対物光学系10への入射光軸O1と接眼光学系30の射出光軸O3とがカメラの垂直方向に接近する方向に、カメラの水平方向に対して傾斜させて非平行とした点にある。そして、入射光軸O1の方が射出光軸O3よりも上方に位置し、接続光軸O2は、接眼光学系の射出光軸O3から三角形状の空間34に向けて水平方向より低くなる方向に傾斜している。この構成によれば、入射光軸O1と射出光軸O3とをカメラの垂直方向に接近させることができる。カメラ外観に露出する対物光学系10の負レンズ11と接眼光学系30の接眼レンズ32は、カメラ(撮影範囲6)の垂直方向と水平方向に正しく沿う短辺と長辺を有する長方形状である。
【0016】
また、銀塩フィルムカメラに適用した態様では、カメラ正面からみたときの巻取スプール室3と撮影レンズ4の間の略三角形状の空間34(図23)上に、対物光学系10の入射光軸O1を位置させ、巻取スプール室3の上部に接眼光学系30の射出光軸O3を位置させている。このため、巻取スプール室3と撮影レンズ4の間の略三角形状の空間34を有効に利用でき、カメラの小型化(低背化)に寄与できる。一方、デジタルカメラでは、巻取スプール室3は存在しないが、ファインダ光学系5の以上の構成によって、同様にカメラの低背化を図ることができる。
【0017】
接続光軸O2上に位置する視野枠40は、接続光軸O2を以上のように傾斜させた上で(対物光学系10の長方形の負レンズ11を基準にすれば入射光軸O1を中心に正レンズ12と接眼レンズ32を除く他の要素を回転させた上で)、見掛け上の視野形状が正しい長方形形状となるように、接続光軸O2を中心に回転させる。
【0018】
視野枠40を回転させる方向は、正立光学系の構成やカメラのファインダ光学系5全体を回転させる方向によって異なるが、図23乃至図26の構成の場合は、図26に示した如く左側面から見て時計回りに視野枠40を回転させる。
【0019】
このファインダ光学系5では、対物光学系10による像の形成位置より物体側の光路中に、3つの反射面をもつプリズム21を配置している。像形成位置より対物光学系10側の光路は光束径の広がりが比較的小さいため、このプリズム21の配置によれば、像形成位置より(見掛視界の大きさやアイレリーフの長さを好適なものとする必要性から光束径の広がりが大きくなる)接眼光学系側にポロプリズムを配置する従来のカメラのファインダ光学系の構成よりも、プリズム21の大きさを小さくすることができるため、カメラのファインダ光学系5全体の上下方向の大きさを比較的小さくすることができるという利点がある。プリズム21は対物光学系10による像の形成位置よりも物体側にあり、これらは対物光学系10の一部とみなすこともできる。また、平面ミラー22は対物光学系10による像の形成位置よりも接眼側にあり、接眼光学系30の一部とみなすこともできる。
【0020】
また、このファインダ光学系5では、対物光学系10による像から接眼レンズ42までの光路中に含まれる反射面は平面ミラー22だけであり、これはポロプリズムに比べて反射面を配置するために必要な光路長が短くて済むため、接眼レンズ32の焦点距離を短くすることができ、高いファインダ倍率と大きな見掛け視界を得ることができる。
【0021】
更に、ファインダ光学系5の入射光軸と射出光軸との高さの差を小さくできる本構成によれば、カメラのファインダ光学系5の上下方向の大きさを小さくしても接眼光学系30のレンズ径を十分大きく確保することができるため、好適な長さのアイレリーフを得ることができる。
【0022】
以上のファインダ光学系5は、視点を変えると、正立光学系の4つの反射面212、213、214及び22のうち、反射面212と213を結ぶ光軸O1’、反射面213と214を結ぶ光軸O1”、及び反射面214と22を結ぶ光軸O2の3本の光軸のうち、2本の光軸O1’とO2が矩形の撮影範囲6の垂直方向と水平方向に対して傾斜して非平行であることを意味している。その結果、実像式ファインダ光学系5の最も物体側の反射面212と対物光学系10の入射光軸O1との交点と、最も眼側の反射面22と接眼光学系30の射出光軸O3との交点との垂直方向の距離は、光軸O1’とO2とをそれぞれ撮影範囲6の垂直方向と水平方向に平行としたと仮定したときの同垂直方向の距離より短くなり、カメラの低背化に寄与する。一方、対物光学系10の入射光軸O1と、最も眼側の反射面22から射出する接眼光学系30の射出光軸O3はそれぞれ、撮影光学系の光軸と平行である。
【0023】
本発明のファインダ内表示装置50は、上記ファインダ光学系5の接続光軸O2上に配置されるものであり、ピントレンズホルダ60に平凸レンズ13や視野枠40等の複数の部品を組み付けて構成されている。
以下、ファインダ内表示装置50について説明するが、初めに、ファインダ内表示装置50の構成部品について説明する。
【0024】
図4乃至図9に示すピントレンズホルダ60は略直方体形状をなしており、その入射側面60aと射出側面60bの間を貫通する方形のレンズ保持穴(ピントレンズ挿入開口)61を有している。このレンズ保持穴61の互いに平行をなす上面61aと下面61bは、ピントレンズホルダ60の上面と下面に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、カメラボディ1への取り付け状態においてカメラボディ1の上面と下面に対して傾斜する。さらに、レンズ保持穴61の互いに平行をなす両側面は、ピントレンズホルダの両側面61c、61dに対して傾斜しており、かつ、カメラボディ1への取り付け状態においてカメラボディ1の両側面に対して傾斜する。
【0025】
ピントレンズホルダ60の入射側面60aには、レンズ保持穴61の上面61aと下面61bとに連なる計3個の係合凹部62、63と、レンズ保持穴61の両側側面61c、61dに連なる一対の作業用凹部64が形成されている。また、ピントレンズホルダ60の入射側面60aには、レンズ保持穴61の下方に位置する、2個の係合突起65が設けられている。
ピントレンズホルダ60の射出側面60bには、レンズ保持穴61の下方に位置するように、入射側面60aに向かって延びる4個の収納凹部66が、レンズ保持穴61の下面61bと平行に並べて穿設されている。各収納凹部66の天井部には、ピントレンズホルダ60の下面に対して傾斜する反射面66aが形成されている。さらに、ピントレンズホルダ60の射出側面60bには、レンズ保持穴61の下面61bと平行で、各収納凹部66の下端部と連通する直線溝67が形成されている。また、収納凹部66の両側には一対の係合突起68が設けられている。
さらに、ピントレンズホルダ60の一方の側面には、フレキシブルプリント基板71固定用の係合突起69が突設されている。
【0026】
図20、図21はLEDユニット70を示している。LEDユニットは70、フレキシブルプリント基板71の先端部に形成された取付部72に4個のLED73を取り付けたものであり、フレキシブルプリント基板71の中間部には固定穴74が設けられている。
【0027】
図22はファインダ表示チャート80を示している。ファインダ表示チャート80は透光性材料からなるものであり、その表面には撮影情報を表す4つの図が描かれ、さらに両側部には固定穴81と切欠穴82が設けられている。
【0028】
図10乃至図14は平凸レンズ(ピントレンズ)13を示している。平凸レンズ13は、レンズ保持穴61に嵌合可能で、入射面14aと射出面14bとを有するレンズ本体14と、レンズ本体14の上面と下面とに突設された、ピントレンズホルダ60の係合凹部62、63に嵌合可能な計3個のストッパ15、16と、レンズ本体14の両側面に突設された係止突起17とを具備するものである。なお、平凸レンズ13の射出面14bにはフォーカスマークFM(図1参照)が付されている。
【0029】
図15乃至図18は視野枠40を示している。視野枠40は遮光性材料からなるものであり、視野枠本体41には、長方形の開口穴42と、開口穴42の下方に位置する4個の表示用穴43とが穿設されている。さらに、視野枠本体41の両側部には一対の係止脚44が設けられており、各係止脚44には平凸レンズ13の係止突起17と係合可能な係合穴45が設けられている。
【0030】
図19は絞り90を示している。絞り90は遮光性材料からなるものであり、方形の開口穴91と、ピントレンズホルダ60の係合突起65と係合可能な一対の係合穴92とが穿設されている。
【0031】
次に、ファインダ内表示装置50の組立要領について説明する。
最初にピントレンズホルダ60にLEDユニット70を組み付ける。LEDユニット70は、その取付部72をピントレンズホルダ60の射出側面60bから直線溝67内に挿入し、各LED73を各収納凹部66にそれぞれ挿入し、さらに、固定穴74をピントレンズホルダ60の係合突起69に係合することにより、ピントレンズホルダ60に組み付けられる。
【0032】
次に、ファインダ表示チャート80を、ピントレンズホルダ60の射出側面60bに、各収納凹部66を塞ぐように、かつ、ファインダ表示チャート80の各図が各収納凹部66とそれぞれ対向するようにして張りつけ、その固定穴81と切欠穴82とを係合突起68にそれぞれ係合する。
【0033】
次いで、ピントレンズホルダ60の射出側面60bから、視野枠40の両係止脚44をレンズ保持穴61に通してピントレンズホルダ60の入射側面60a側に突出させ、視野枠本体41を、ピントレンズホルダ60の射出側面60bに当接させる。この際、視野枠40の下端部でファインダ表示チャート80を覆い、各表示用穴43をファインダ表示チャート80の各図と対向させる。さらに、ピントレンズホルダ60の入射側面60aに、平凸レンズ13の射出面13bを近づけ、ピントレンズホルダ60の作業用凹部64において、両係止突起17を両係止脚44の係合穴45にそれぞれ係合して平凸レンズ13と視野枠40を一体化し、平凸レンズ13の各ストッパ15、16をピントレンズホルダ60の係合凹部62、63にそれぞれ嵌合する。
【0034】
最後に、係合穴92を係合突起65に嵌合させながら絞り90をピントレンズホルダ60の入射側面60aに貼着し、開口穴91を平凸レンズ13の入射面14aに対向させ、さらに、遮光テープ100を、各表示用穴43を避けるようにして、ピントレンズホルダ60の射出側面60bの下端部に貼着すれば、ファインダ内表示装置50が完成する。
【0035】
このようなファインダ内表示装置50のいずれかのLED73を発光させると、LED73から発せられた光が、そのLED73が収納された収納凹部66の反射面66aによって反射され、該収納凹部66と対向する図を透過する。そして、この図の像は、接眼レンズ32を介して、上記視野範囲の外側に位置する状態で観察することができる。
【0036】
このような本実施形態によれば、平凸レンズ13の係止突起15、16を視野枠40の係止脚44の係合穴45にそれぞれ係合して平凸レンズ13と視野枠40を一体化することにより、平凸レンズ13と視野枠40を高い組付性で結合できる。
【0037】
さらに、平凸レンズ13の各ストッパ15、16をピントレンズホルダ60の係合凹部62、63にそれぞれ嵌合して、一体化された平凸レンズ13と視野枠40をピントレンズホルダ60に組み付け、さらに、収納凹部66に反射面66aを形成し、かつ、LEDユニット70の取付部72と各LED73を直線溝67と各収納凹部66とにそれぞれ収納することにより、ファインダ内表示装置50の小型化及びユニット化を実現している。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、ピントレンズと視野枠を高い組立性で結合でき、しかも、ファインダ内表示装置を小型化及びユニット化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のファインダ内表示装置の背面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】ピントレンズホルダと、平凸レンズと、視野枠の分解斜視図である。
【図4】ピントレンズホルダの正面図である。
【図5】ピントレンズホルダの背面図である。
【図6】図5のVI線方向から見たピントレンズホルダの側面図である。
【図7】図5のVII線方向から見たピントレンズホルダの側面図である。
【図8】図5のVIII線方向から見たピントレンズホルダの平面図である。
【図9】図5のIX線方向から見たピントレンズホルダの底面図である。
【図10】平凸レンズの正面図である。
【図11】平凸レンズの背面図である。
【図12】図11のXII線方向から見た平凸レンズの側面図である。
【図13】図11のXIII線方向から見た平凸レンズの側面図である。
【図14】図11のXIV線方向から見た平凸レンズの平面図である。
【図15】視野枠の正面図である。
【図16】図15のXVI線方向から見た視野枠の側面図である。
【図17】図15のXVII線方向から見た視野枠の側面図である。
【図18】図15のXVIII線方向から見た視野枠の平面図である。
【図19】絞りの正面図である。
【図20】LEDユニットの正面図である。
【図21】LEDユニットの側面図である。
【図22】ファインダ表示チャートの正面図である。
【図23】ファインダ光学系を備えたカメラを示す正面図である。
【図24】ファインダ光学系の平面図である。
【図25】ファインダ光学系の背面図である。
【図26】ファインダ光学系の側面図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ
2 フィルムカートリッジ室
3 巻取スプール室
4 撮影レンズ
5 ファインダ光学系
6 撮影範囲
10 対物光学系
11 負レンズ
12 正レンズ
13 平凸レンズ(ピントレンズ)
14 レンズ本体
14a 入射面
14b 射出面
15 16 ストッパ
17 係止突起
21 プリズム
211 入射面
212 第1反射面
213 第2反射面
214 第3反射面
215 射出面
22 平面ミラー
30 接眼光学系
31 正メニスカスレンズ
32 接眼レンズ
34 空間
40 視野枠
42 接眼レンズ
50 ファインダ内表示装置
60 ピントレンズホルダ
60a 入射側面
60b 射出側面
61 レンズ保持穴(ピントレンズ挿入開口)
61a 上面
61b 下面
61c 61d 側面
62 63 係合凹部
64 作業用凹部
65 係合突起
66 収納凹部
66a 反射面
67 直線溝
68 69 係合突起
70 LEDユニット
71 フレキシブルプリント基板
72 取付部
73 LED
74 固定穴
80 ファインダ表示チャート
81 固定穴
82 切欠穴
90 絞り
91 開口穴
92 係合穴
100 遮光テープ
FM フォーカスマーク
O1 入射光軸
O2 接続光軸
O3 射出光軸

Claims (5)

  1. カメラのファインダ内に、フォーカスマークを付したピントレンズと、視野の大きさを規定する視野枠とを備えたファインダ内表示装置において、
    上記ピントレンズの挿入開口を有するピントレンズホルダを設け、
    上記ピントレンズに、このピントレンズ挿入開口の一方の開口端から挿入したとき該挿入開口周縁に当接してその挿入端を規定するストッパと、径方向外方に突出する一対の係止突起とを設け、
    上記視野枠に、上記ピントレンズ挿入開口の他方の開口端から挿入可能で、ピントレンズの上記一対の係止突起に係止される係止脚を設け、
    該係止脚と係止突起との係合状態で、ピントレンズの上記ストッパが挿入開口周縁に当接し、視野枠がピントレンズホルダの一面に当接することを特徴とするファインダ内表示装置。
  2. 請求項1記載のファインダ内表示装置において、上記係止脚と係止突起との係合状態で、視野枠はさらにピントレンズの一面にも同時に当接するファインダ内表示装置。
  3. 請求項1または2記載のファインダ内表示装置において、さらに、ピントレンズホルダに、視野の外側に撮影情報を表示する表示用チャートと、該表示用チャートを照明するLEDと、該LEDからの照明光を表示用チャートに向けて反射する反射面とが設けられているファインダ内表示装置。
  4. 請求項3記載のファインダ内表示装置において、ピントレンズホルダにはLEDの収納凹部が形成され、この収納凹部の一面が上記反射面とされているファインダ内表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のファインダ内表示装置において、ファインダは、正のパワーの対物光学系、正のパワーの接眼光学系、及び4つの反射面を有する正立光学系を備え、この正立光学系の4つの反射面を接続する3本の光軸のうちの少なくとも2本が、矩形の撮影範囲の垂直方向と水平方向に対して傾斜して非平行である実像式ファインダ光学系であって、上記ピントレンズホルダは、4つの反射面を接続する傾斜した光軸上に配置されており、かつその外形は、矩形の撮影範囲と平行な外面を有する略直方体状をなし、該ピントレンズホルダのピントレンズ挿入開口は、上記傾斜した光軸と平行な面と直交する面とを有する正面矩形開口であるファインダ内表示装置。
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