JP2004183852A - アキュムレータ - Google Patents

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JP2004183852A
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Nagao Yoshihara
永朗 吉原
Kenji Sasaki
憲司 佐々木
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Nok Corp
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Abstract

【課題】シール20を保持するシールホルダー21をプロジェクション溶接によって固定するアキュムレータにおいて、溶接時に発生するスパッタをプロジェクション溶接部23に留め置くことができ、もってスパッタがコンタミとなるのを防止することができるアキュムレータを提供する。
【解決手段】シェル3およびオイルポート5を備えたハウジング2と、ハウジング2の内部に配置される金属ベローズおよびベローズキャップを備えた作動部材と、オイルポート5の内面にプロジェクション溶接によって固定されるシールホルダー21と、シールホルダー21によって支持されるとともにベローズキャップが接離自在に密接するシール20とを有する金属ベローズ型アキュムレータにおいて、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝24,25をオイルポート5のプロジェクション溶接部23に設けることにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。本発明のアキュムレータは例えば自動車用アキュムレータとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車のブレーキ系統における配管内部の圧力およびこの配管に接続したアキュムレータ内部の圧力がゼロまたはゼロ近傍となるまで下降したときにアキュムレータの構成部品であるベローズがその内外圧力差によって径方向に膨張して破損することがないように、作動圧力の下降時にベローズキャップおよびオイルポート間で圧力をシールする機能を備えたアキュムレータが近年開発されている。
【0003】
しかしながら、この種のアキュムレータにおいては、図6に示すように、シール51を保持するシールホルダー52がカシメ手段(カシメ部を符号53で示す)によってハウジング54の内側に固定されているために、このカシメ作業に多くの手間と時間がかかる不都合がある。
【0004】
そこで、本願発明者らは先に、シール51を保持するシールホルダー52をカシメではなくプロジェクション溶接によってハウジング54の内側に固定する手段を開発したが、この手段によると、溶接時に発生するスパッタ(図示せず)が溶接部から溶接部外部(シールホルダー52の内径側など)へ出てくることがあるために、この場合、このスパッタがコンタミとなってアキュムレータやこれを接続した配管系の作動に良くない影響を及ぼす虞がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−276604号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑みて、シールを保持するシールホルダーをプロジェクション溶接によって固定するアキュムレータにおいて、溶接時に発生するスパッタを溶接部に留め置くことができ、もってスパッタがコンタミとなるのを防止することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるアキュムレータは、シールを保持するシールホルダーをプロジェクション溶接によってハウジングの内部に固定するアキュムレータにおいて、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝をプロジェクション溶接部に設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2によるアキュムレータは、シェルおよびオイルポートを備えたハウジングと、前記ハウジングの内部に配置される金属ベローズおよびベローズキャップを備えた作動部材と、前記オイルポートの内面にプロジェクション溶接によって固定されるシールホルダーと、前記シールホルダーによって支持されるとともに前記ベローズキャップが接離自在に密接するシールとを有する金属ベローズ型アキュムレータにおいて、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝を前記オイルポートのプロジェクション溶接部に設けたことを特徴とするものである。
【0009】
上記構成を備えた本発明の請求項1によるアキュムレータのように、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝をプロジェクション溶接部に設けると、スパッタをスパッタ貯留溝に貯留することによりプロジェクション溶接部に留め置くことが可能となる。
【0010】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2によるアキュムレータのように、金属ベローズ型アキュムレータにおいて、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝をオイルポートのプロジェクション溶接部に設けると、スパッタをスパッタ貯留溝に貯留することによりオイルポートのプロジェクション溶接部に留め置くことが可能となる。
【0011】
尚、本件出願には、以下の技術的事項が含まれる。
【0012】
すなわち、上記目的を達成するため、本件出願が提案する一のアキュムレータは以下の内容を備えている。
【0013】
▲1▼ 金属ベローズ型アキュムレータのオイルポートとシールホルダーのプロジェクション溶接部にスパッタ流出防止の溝(スパッタ流出防止溝)を設置する。溝は環状とし、この環状溝を一重、二重または三重以上設けるが、一般的には溶接部の内径側および外径側に一本ずつ設けるのが好適である。溝の断面形状は、丸(半円)、三角または四角など、特に限定されるものではない。
▲2▼ オイルポートのプロジェクション溶接部の両側に、発生したスパッタを溜める溝(スパッタ溜め)を設置し、スパッタの外部への流出を防止する。
▲3▼ 上記▲1▼または▲2▼のように溝を設けると、スパッタの流出を防止することができ、これによりコンタミの発生を防止することができる。スパッタの流出防止には特に溶接部の内径側の溝が重要である。また、溝が無いとオイルポートおよびシールホルダー間に隙間ができ易いが、溝があると両者の溶接面が容易に密接(密着)し、封止面として作用する。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施例に係るアキュムレータ1の断面を示しており、その要部拡大図が図2に示されている。また、図3は溶接工程の説明図である。
【0016】
当該実施例に係るアキュムレータ1は金属ベローズ型のアキュムレータであって、以下のように構成されている。
【0017】
すなわち先ず、略円筒状を呈するシェル3の両端部にガスエンドカバー4およびオイルポート(オイルポート部材)5が固定(溶接)されて、これらによってハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部に、ベローズ7およびベローズキャップ8を備えた作動部材6が収容されている。ガスエンドカバー4はシェル3に対して一体に成形されたものであっても良く、オイルポート5もシェル3に対して一体に成形されたものであっても良い。
【0018】
上記ベローズ7は、その一端部(固定端部)をガスエンドカバー4に固定(溶接)されるとともに他端部(遊動端部)をベローズキャップ8に固定(溶接)されており、よってこのベローズ7およびベローズキャップ8よりなる作動部材6によってハウジング2の内部が作動部材6の内側のガス室9と外側の圧力室(液室)10とに区分けされている。ベローズ7の他端部外径には、ベローズ7がシェル3に対してかじることがないよう、シェル3の内面に摺動自在に接触する制振リング11が取り付けられている。ベローズ7には、電着ベローズ、成形ベローズまたは溶接ベローズ等よりなる金属ベローズが用いられるが、アキュムレータ1の仕様や用途等によっては、その他の材質のベローズを用いることも可能である。ベローズキャップ8はベローズ7に対して一体に成形されたものであっても良い。また、ベローズ7はその一端部が、ガスエンドカバー4の外径縁部に設けられた内向きフランジ部4aに固定されているが、このフランジ部4aに代えてここに環状の取付部材(図示せず)が固定される場合には、この取付部材に対してベローズ7の一端部が固定される。
【0019】
上記ハウジング2の一部を構成するガスエンドカバー4に、ガス室9にガスを注入するためのガス注入口12が設けられており、この注入口12に、これを閉塞するためのガスプラグ13が取り付けられて六角ナット14により覆われている。したがって、ガスプラグ13および六角ナット14を固定する前に注入口12からガス室9に所定圧力のガスを注入し、注入後にガスプラグ13および六角ナット14を固定(共に溶接)することにより、所定圧力のガスをガス室9に封入する。封入するガスの種類としては、窒素ガス等が好適である。尚、ガス室9の内部であってガスエンドカバー4の内側には、ガス室9の容積を調整するためのスペーサー15が組み込まれている。
【0020】
また、同じくハウジング2の一部を構成するオイルポート5に、当該アキュムレータ1を図示しない油圧システム側の圧力配管等に接続するためのねじ部17を備えた筒状の取付部16が設けられており、この取付部16に、配管側の圧力流体を圧力室10に導入するための圧力流入口(狭義のオイルポート)18が設けられている。したがって、当該アキュムレータ1を取付部16において配管側に接続し、この配管側の圧力を圧力流入口18から圧力室10に導入する。
【0021】
図2に示すように、上記オイルポート5の内面であって圧力流入口18の開口周縁部には、環状の段差部19aを備えた凹部状を呈する環状の装着部19が設けられており、この装着部19における段差部19aの外径側部位19bにシール(パッキン)20が装着されるとともに、段差部19aの内径側部位19cにシールホルダー21が装着されている。
【0022】
シール20は、所定のゴム状弾性体によって環状に形成されており、またその基部20aの一端に外向きのシールリップ20bを一体成形したリップシールとして形成されている。このシール20は圧入等の手段により非接着でオイルポート5の装着部19に装着されており、後記するようにシールホルダー21の筒状部21cの先端部(シールホルダー21の先端部)21dが径方向外方に向けて斜め(ラッパ状)に曲げられていることにより、抜け止めされている。尚、このシール20は上記したように、圧力室10の圧力が極端に低下してベローズ7が大きく伸張したときにベローズキャップ8がこのシール20に当接してシール作用をなすことにより、圧力室10の圧力が更に低下するのを抑え、よってベローズ7が径方向に膨張してシェル3に対してかじるのを抑えるために設けられている。
【0023】
シールホルダー21は、板金等の金属材料によって環状に形成されており、また平面中央に透孔21bを設けた円板状の平面部21aの外径縁部に筒状部21cを一体成形することによりその半裁断面を略L字形に形成されており、更に筒状部21cの先端部21dはシール20を保持するために径方向外方に向けて斜め(ラッパ状)に曲げられている。
【0024】
また、このシールホルダー21は、プロジェクション溶接(電気抵抗溶接)によってハウジング2のオイルポート5の内面に固定されており、この固定状態においてシールホルダー21の内側すなわち筒状部21cの内径側には、異音発生防止用のチャンバー空間22が形成されている。
【0025】
図3に示すように、プロジェクション溶接は、シールホルダー21の平面部21aの下面に予め溶接用突起21eを設けておき、この溶接用突起21eをオイルポート5の内面に突き当てた状態で電流を流すことにより溶接を行なう。プロジェクション溶接を実施すると溶接用突起21eが溶融し、上記したようにスパッタが発生してその流出が懸念されるが、当該アキュムレータ1においては、このスパッタの流出を防止するためにオイルポート5の内面に、スパッタを貯留するためのスパッタ貯留溝24,25が設けられている。
【0026】
このスパッタ貯留溝24,25は、オイルポート5の内面におけるプロジェクション溶接部23の内径側に配置される第一の環状溝24と、同じくオイルポート5の内面におけるプロジェクション溶接部23の外径側に配置される第二の環状溝25との組み合わせよりなり、この二本の環状溝24,25が互いに同心状に配置されてプロジェクション溶接部23を径方向両側から挟み込んでいる。
【0027】
したがって、プロジェクション溶接部23から径方向内方へ流出しようとするスパッタがあると、このスパッタは内径側の環状溝24に貯留され、よってこのスパッタがシールホルダー5の内径側へ流出するのが防止される。また反対向きに、プロジェクション溶接部23から径方向外方へ流出しようとするスパッタがあると、このスパッタは外径側の環状溝25に貯留され、よってこのスパッタがシールホルダー5の外径側へ流出するのが防止される。したがって何れにしてもプロジェクション溶接部23に発生するスパッタがプロジェクション溶接部23の外部へ流出してコンタミとなるのを防止することができる。また、オイルポート5に対してシールホルダー21が密着し易くなるために、プロジェクション溶接によるシールホルダー21の固定構造を安定化させることもできる。
【0028】
スパッタ貯留溝24,25の断面形状は、当該実施例では図示したように丸形(半円形)としたが、三角形や四角形(図5(A)参照)等であっても良く、特に限定されるものではない。
【0029】
また、スパッタ貯留溝24,25の形成本数は、当該実施例では二本としたが貯留容積の都合等によっては三本以上としても良い。また、スパッタの流出の向きや流出を防止したい向きが特定されている場合は一本であっても良く、この場合は、プロジェクション溶接部23の内径側または外径側にスパッタ貯留溝を一本形成する。また、図5(B)に示すように、一本のスパッタ貯留溝24の溝幅wを拡大してこの溝幅w内にプロジェクション溶接部が含まれるようにしても良く、この場合は、一本のスパッタ貯留溝24でスパッタの内径側への流出および外径側への流出の双方を防止することができる。尚、この場合は、溶接用突起21eの先端部がスパッタ貯留溝24内に嵌め込まれるので、スパッタ貯留溝24内で溶接が行なわれることになる。
【0030】
また、本願発明者らは、本発明のスパッタ対策に関して比較試験を行なったので、つぎにその内容を説明する。
【0031】
試験内容
(1)プロジェクション溶接機の主仕様
パナソニック社製三相整流式P/J溶接機
定格 :150kVA
最大短絡電流:70000A
最大入力 :470kVA
最大加圧力 :2000kg
【0032】
(2)溶接条件
初期加圧 :40サイクル
加圧圧力 :3.0kgf/cm(φ225)推力約1.2ton
溶接電流 :34kA
通電時間 :20サイクル(UP・DOWNスロープ共0)
【0033】
(3)試料形状
▲1▼比較例 :図4に示すスパッタ貯留溝を設けていないもの
溶接用突起21eの径寸法L:4mm
サンプル数:3
▲2▼実施例1 :図5(A)に示すスパッタ貯留溝24,25を二本設けたもの
溝幅w:2mm
溝深さd:0.5mm
内径側の溝24の外径寸法L:φ13.5mm
外径側の溝25の外径寸法L:φ27.5mm
溶接用突起21eの径寸法L:4mm
サンプル数:3
▲3▼実施例2 :図5(B)に示すスパッタ貯留溝24を一本設けたもの
溝幅w:5mm
溝深さd:0.2mm
溝24の外径寸法L:φ23.5mm
溶接用突起21eの径寸法L:4mm
サンプル数:3
【0034】
(4)試験結果
▲1▼比較例(溝無し)
スパッタ貯留溝を設けていない図4の比較例では、全てのサンプルでシールホルダー21内径部にスパッタの発生が見られた。今回の試験でスパッタは脱落しなかったが、脱落してコンタミ化する危険性は極めて高い。したがって、対策が必要である。
▲2▼実施例1(溝2本形状)
スパッタ貯留溝24,25を二本設けた図5(A)の実施例では、三つのサンプルのうち二つはスパッタが全く見られなかった。残る一つでは、シールホルダー21内径部にスパッタが目視にて見られたが、溝寸法が最内径φ9.5mmであってシールホルダー内径φ10mmに対し小さいため、隙間が生じ、その隙間から内部にスパッタが見えるもので、溝寸法がφ10mm以上であれば目視不可となる。裏を返せば、隙間が生じたことで、スパッタが溝に封じ込まれている様を目視できたことになる。以上から、対策の効果を確認できたが、溝寸法は必要に応じて適宜調整する必要がある。
▲3▼実施例2(溝1本形状)
スパッタ貯留溝24を一本設けた図5(B)の実施例では、三つのサンプルのうち二つはスパッタが全く見られなかったが、残る一つで僅かながらシールホルダー21内径部にスパッタのはみ出しが見られた。これは、溝24内にシールホルダー21の突起21eを落ち込ませる構造のため、溝深さを深くとれない、また、今回の溝幅が突起径φ4mmに対し、5mmであり、充分でなかったと考えられる。溝幅を大きくすることで、対策される可能性はあるが、他の形状に対し強度が低くなる危険性は否めない。以上から、対策の効果を確認できたが、溝寸法は必要に応じて適宜調整する必要がある。
【0035】
(5)結論
シールホルダープロジェクション溶接においては、スパッタの発生が認められる。オイルポートにスパッタ貯留溝を設けることにより、スパッタ対策の効果が認められる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0037】
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1によるアキュムレータにおいては、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝がプロジェクション溶接部に設けられているために、スパッタをスパッタ貯留溝に貯留することにより溶接部に留め置くことができる。したがって、スパッタが溶接部の外部へ流出してコンタミとなるのを有効に防止することができる。また、ハウジングに対してシールホルダーが密着し易くなるために、プロジェクション溶接によるシールホルダーの固定構造を安定化させることができる。
【0038】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2によるアキュムレータにおいては、金属ベローズ型アキュムレータにおいて、プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝がオイルポートのプロジェクション溶接部に設けられているために、スパッタをスパッタ貯留溝に貯留することによりオイルポートのプロジェクション溶接部に留め置くことができる。したがって、スパッタが溶接部の外部へ流出してコンタミとなるのを有効に防止することができる。また、オイルポートに対してシールホルダーが密着し易くなるために、プロジェクション溶接によるシールホルダーの固定構造を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアキュムレータの断面図
【図2】同アキュムレータの要部拡大断面図
【図3】同アキュムレータにおける溶接工程の説明図
【図4】スパッタ対策比較試験における比較例の構造を示す説明図
【図5】(A)は同試験における実施例1の構造を示す説明図、(B)は同試験における実施例2の構造を示す説明図
【図6】従来例に係るアキュムレータの断面図
【符号の説明】
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 シェル
4 ガスエンドカバー
5 オイルポート
6 作動部材
7 ベローズ
8 ベローズキャップ
9 ガス室
10 圧力室
11 制振リング
12 ガス注入口
13 ガスプラグ
14 六角ナット
15 スペーサー
16 取付部
17 ねじ部
18 圧力流入口
19 装着部
19a 段差部
19b 外径側部位
19c 内径側部位
20 シール
21 シールホルダー
21a 平面部
21b 透孔
21c 筒状部
21d 先端部
21e 溶接用突起
22 チャンバー空間
23 プロジェクション溶接部
24,25 スパッタ貯留溝

Claims (2)

  1. シール(20)を保持するシールホルダー(21)をプロジェクション溶接によってハウジング(2)の内部に固定するアキュムレータ(1)において、
    プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝(24)(25)をプロジェクション溶接部(23)に設けたことを特徴とするアキュムレータ。
  2. シェル(3)およびオイルポート(5)を備えたハウジング(2)と、前記ハウジング(2)の内部に配置される金属ベローズ(7)およびベローズキャップ(8)を備えた作動部材(6)と、前記オイルポート(5)の内面にプロジェクション溶接によって固定されるシールホルダー(21)と、前記シールホルダー(21)によって支持されるとともに前記ベローズキャップ(8)が接離自在に密接するシール(20)とを有する金属ベローズ型アキュムレータ(1)において、
    プロジェクション溶接時に発生するスパッタを貯留するスパッタ貯留溝(24)(25)を前記オイルポート(5)のプロジェクション溶接部(23)に設けたことを特徴とするアキュムレータ。
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