JP2004183706A - 燃料電池用開閉弁 - Google Patents

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健二 市川
Masamitsu Shinpo
正光 新保
Hiroshi Matsumoto
広嗣 松本
Tomoki Kobayashi
知樹 小林
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Keihin Corp
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】流体の供給ラインの主通路の遮断・遮断解除に伴って自発的に閉止・開放するとともに、簡素に構成された燃料電池用開閉弁を提供する。
【解決手段】燃料電池用開閉弁10を構成するボディ14における下端面の内壁には、弁座46を有する流体入口44が設けられている。この流体入口44に到達した圧縮エアーの圧力が、第2室40内のパイロット圧とコイルスプリング82からの弾発付勢力との総和を上回ると、弁体48が圧縮エアーに押圧されて上昇動作する。最終的に、弁体48における円盤部50の下端面に設けられた環状溝56内のシート部材58が弁座46から離間し、その結果、圧縮エアーが流体入口44から第1室38を経由した後、第2送気管22から排出される。すなわち、エアーが燃料電池用開閉弁10の内部を流通する。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、燃料電池のカソードに酸化剤を供給する供給ライン中の放熱部を迂回するバイパス通路に好適に設けられる燃料電池用開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子膜型燃料電池は、固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルが複数個積層されたスタックを備えている。このようなスタックにおいては、前記セルの各アノードに燃料として水素が供給される一方、各カソードに酸化剤としてエアーが供給される。そして、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで電気化学反応を起こして発電するようになっている。
【0003】
このスタックを含む燃料電池システムは、例えば、カソード側にエアーを供給するためのエアーコンプレッサ等を備え、さらに、このエアーの圧力を信号圧として、該エアーの圧力に応じた圧力でアノード側に水素を供給する圧力制御弁を備え、燃料電池のカソード側に対するアノード側の反応ガスの圧力を所定圧に調圧して所定の発電効率を確保するとともに、燃料電池に供給される反応ガスの流量を制御することで所定の出力が得られるように設定されている。
【0004】
ところで、カソードに供給されるエアーの温度は、エアーコンプレッサ等によって圧縮されることに伴って上昇し、場合によっては、固体高分子膜型燃料電池を運転するに適した温度を超えることもある。エアーの温度がこのように上昇し過ぎると、発電効率が低下してしまう。
【0005】
そこで、通常、エアーの供給ラインにおける主通路に放熱器(冷却部)を配設して、この放熱器に圧縮されたエアーを通過させ、これにより固体高分子膜型燃料電池を運転するに適した温度まで該エアーの温度を低下させた後、カソードに供給するようにしている。
【0006】
しかしながら、気温が低い際にこの燃料電池システムを始動させる場合等、スタックの温度を運転に適した温度に短時間で上昇させたいときには、比較的高温であるエアーを直接カソードに供給することが望ましい。このため、エアーの供給ラインには、放熱器を迂回するバイパス通路が主通路に併設される(特許文献1および特許文献2参照)。すなわち、この場合、エアーは、放熱器を経由しないので高温状態でカソードに供給される。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−289232号公報(段落[0040]、図1)
【特許文献2】
特開2002−313387号公報(段落[0032]、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1および特許文献2に記載されているように、バイパス通路には燃料電池用開閉弁が配設されるのが一般的である。
【0009】
ところで、燃料電池用開閉弁は、主通路に配設されたバルブとともに制御回路に電気的に接続された上、該制御回路の制御作用下に、前記バルブの開閉動作に連動して閉止・開放される。このため、燃料電池システムの構成が複雑となる。
【0010】
また、一般的な燃料電池用開閉弁では、閉止状態から開放状態となる際、またはその逆動作の際、弁体のシャフト等が軸受に摺接するため、摩耗粉が発生し易いという問題がある。しかも、該燃料電池用開閉弁自体も構造が複雑であるため、発生した摩耗粉を除去するメンテナンス作業が実施し難いという問題が指摘されている。
【0011】
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、自発的に開閉動作させることが可能であり、しかも、構造が簡素で、かつ摩耗粉が発生することを回避することも可能な燃料電池用開閉弁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、燃料電池の電極に反応ガスを供給する供給ラインの主通路に配設された放熱部を迂回するバイパス通路に配設される燃料電池用開閉弁であって、
流体入口および流体出口が設けられたボディと、
弁座に対して着座または離間する弁体と、
前記弁体を前記弁座に指向して弾発付勢する弾発部材と、
前記ボディに嵌着されてケーシングを構成するカバー部材と、
前記ケーシングの内部に配設されることにより、前記弁体を収容して前記流体出口に連通する第1室と、前記弾発部材を収容する第2室とに該ケーシングの内部を分割するダイアフラムと、
を有し、
前記弁体は、前記主通路が遮断されることに伴って前記バイパス通路に流入した流体によって押圧されて前記弁座から離間する一方、前記主通路の遮断が解除されることに伴って前記バイパス通路に流入した流体の圧力が低下すると前記弾発部材の弾発作用下に前記弁座に着座することを特徴とする。
【0013】
このような構成においては、主通路に配設された弁が閉止されることに伴い、該燃料電池用開閉弁の流体入口における反応ガスの圧力が弾発部材の弾発付勢力を上回ると、弁体が弁座から離間することによって流体入口と流体出口とが連通する。これにより、流体がバイパス通路を流通する。
【0014】
その一方で、主通路に配設された弁が開放されることに伴い、該燃料電池用開閉弁の流体入口における反応ガスの圧力が低下して最終的に弾発部材の弾発付勢力を下回ると、弾発部材によって弾発付勢された弁体が弁座に着座する。その結果、流体のバイパス通路への流通が停止される。
【0015】
このように、本発明によれば、主通路を遮断し、または遮断状態を解除することによってバイパス通路を閉止・開放することができる。したがって、該燃料電池用開閉弁を制御回路等に電気的に接続する必要がないので、燃料電池システムの構成を簡素にすることができる。
【0016】
しかも、この燃料電池用開閉弁は構造が簡素であるので、容易に分解または組立することができる。このため、メンテナンス作業を行うことが容易となるという利点を有する。
【0017】
この燃料電池用開閉弁においては、弁体とダイアフラムとの間に軸受等の摺動部が設けられていない。このため、該燃料電池用開閉弁が開閉動作することに伴って変位する弁体とダイアフラムとの間は摺接することがない。したがって、摩耗粉が発生して反応ガスに混入し燃料電池の発電性能に悪影響を与えることを回避することができる。
【0018】
また、軸部材が軸受部材で案内されるので、軸部材の倒れを極力防止することが可能となる。したがって、弁体のシート性を良好とすることが可能となる。
【0019】
また、軸受部材、すなわち、摺動部が存在するにも関わらず、摺動部がダイアフラムで仕切られているので、摺動摩耗による摩耗粉が弁体側に発生することがない。
【0020】
また、カバー部材に軸受部材を案内する軸受案内部が設けられていることが好ましい。これにより、軸受部材を容易に挿入固定することが可能となる。
【0021】
この場合、軸受案内部に、カバー部材から突出形成された大径部と、該大径部から延在する小径部とを設け、弾発部材の一端部を大径部に着座させることが好ましい。軸受案内部と弾発部材受部とを同一部材で構成することによって、部品点数を少なくすることができるとともに精度を良好とすることができる。このため、燃料電池用開閉弁を一層簡素な構成とすることができるので、メンテナンス作業が容易かつ簡便となる。加えて、弁体位置精度を良好とすることが可能となる。
【0022】
なお、軸部材には、弁体の貫通孔から突出した該軸部材の先端が圧潰されることによって設けられた第1フランジ部と、弁体の上端面よりも上方に設けられた第2フランジ部とを設け、第1フランジ部と第2フランジ部とで弁体を挟持することが好ましい。これにより、部品点数を少なくしながらも確実に弁体を上昇・下降動作させることができる。
【0023】
いずれの場合においても、第2室に、パイロット圧として作用する流体を導入することができる。この場合、流体入口における反応ガスの圧力がパイロット圧と弾発部材の弾発付勢力との総和を上回ると、弁体が弁座から離間して該燃料電池用開閉弁が開放される。一方、流体入口における反応ガスの圧力が低下してパイロット圧と弾発部材の弾発付勢力との総和を下回ると、弾発部材によって弾発付勢された弁体が弁座に着座して該燃料電池用開閉弁が閉止される。
【0024】
このように、パイロット圧を導入することによって、該燃料電池用開閉弁が開放・閉止動作する閾圧力を自在に設定することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る燃料電池用開閉弁につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1に、本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁10が組み込まれた燃料電池システム200を示す。なお、この燃料電池システム200は、例えば、自動車等の車両に搭載される。また、本発明で用いられる反応ガスとは、水素、エアー、余剰水素を含むものとする。
【0027】
燃料電池システム200は、例えば、高分子を素材としたイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込むことによって形成されたセルが複数個積層されることによって設けられた燃料電池スタック202を含む。
【0028】
前記セルの各カソードには、酸化剤として酸素を含むエアーが供給され、一方、各アノードには、燃料として水素が供給される。すなわち、カソード側には、酸化剤供給部204からのエアーが供給されるエアー供給口206と、該カソード内のエアーを外部に排出するためのエアー排出部208が接続されたエアー排出口210とが設けられる。その一方で、アノード側には、燃料供給部212からの水素が供給される水素供給口214と、水素排出部216が接続された水素排出口218とが設けられる。
【0029】
エアー供給口206に接続されたエアー供給用通路219は、前記酸化剤供給部204と、放熱部220と、カソード加湿部222とが上流側からこの順序で介装された主通路219aと、放熱部220を経由することなく酸化剤供給部204からカソード加湿部222にエアーを送気するための迂回通路、すなわち、バイパス通路219bとを有する。このうち、主通路219aにはON/OFF弁100が配設されており、一方、バイパス通路219bには、本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁10が介装されるとともに、パイロット通路102が設けられている。
【0030】
酸化剤供給部204は、例えば、図示しないスーパーチャージャ(圧縮機)およびこれを駆動するモータ等から構成され、燃料電池スタック202で酸化剤として使用される酸素を含有するエアーを断熱圧縮して圧送する。この断熱圧縮の際にエアーが加熱される。このように加熱された圧縮エアーが、燃料電池スタック202の暖機に貢献する。
【0031】
放熱部220は、例えば、図示しないインタークーラ等から構成される。酸化剤供給部204から供給されたエアーは、該放熱部220に設けられた流路に沿って流通する冷却水と熱交換することによって冷却される。すなわち、エアーは、所定温度に冷却された後、カソード加湿部222に導入される。
【0032】
カソード加湿部222は、例えば、水透過膜を備えて構成され、該水透過膜の一端面から他端面に水分を透過させることにより、放熱部220によって所定の温度に冷却されたエアーを所定の湿度に加湿して燃料電池スタック202のエアー供給口206へと供給する。加湿されたエアーは燃料電池スタック202に供給され、これに伴って該燃料電池スタック202の固体高分子電解質膜に水分が付与されることによって、該膜のイオン伝導度が一定値以上に確保される。
【0033】
そして、上記したように、燃料電池スタック202のエアー排出口210にはエアー排出部208が接続される。このエアー排出部208に設けられた図示しない排出弁を通じて、エアーが大気中に排気される。
【0034】
一方、前記水素供給口214に接続された水素供給通路223には、前記燃料供給部212と、圧力制御部224と、エゼクタ226と、アノード加湿部228とが上流側からこの順序で介装されている。また、水素排出口218には、循環用通路230を介して水素排出部216が接続される。
【0035】
燃料供給部212は、例えば、燃料電池に対する燃料として水素を供給する図示しない水素ガスボンベからなり、燃料電池スタック202のアノード側に供給される水素が貯蔵される。
【0036】
圧力制御部224は、例えば、空気式の比例圧力制御弁からなる。
【0037】
ここで、この圧力制御部224には、圧力制御用バイパス通路232を介してエアーが供給される。すなわち、前記酸化剤供給部204から供給されるエアーは、例えば、燃料電池スタック202の負荷や図示しないアクセルペダルの操作量等に応じて所定の圧力に設定されて燃料電池スタック202に導入される。これに伴い、水素の圧力を調整する必要が生じる。このため、圧力制御用バイパス通路232からのエアーの圧力をパイロット圧(信号圧)として、圧力制御部224の出口側圧力である二次側圧力を前記パイロット圧に対応した所定範囲の圧力に設定している。
【0038】
なお、図1から諒解されるように、圧力制御部224には、放熱部220によって冷却されたエアーが供給される。
【0039】
エゼクタ226は、図示しないノズル部とディフューザ部とから構成され、圧力制御部224から供給された水素は、ノズル部を通過する際に加速されてディフューザ部に向かって噴射される。ノズル部からディフューザ部に向かって水素が高速で流通する際、ノズル部とディフューザ部との間に設けられた副流室内で負圧が発生し、循環用通路230を介してアノード側の排出水素が吸引される。エゼクタ226で混合された水素および排出水素はアノード加湿部228へと供給され、燃料電池スタック202から排出された排出水素は、エゼクタ226を介して循環するように設けられている。
【0040】
このように、燃料電池スタック202の水素排出口218から排出された未反応の排出水素は、循環用通路230を介してエゼクタ226に導入され、圧力制御部224から供給された水素と、燃料電池スタック202から排出された排出水素とが混合されて燃料電池スタック202に再び供給されるように設けられている。
【0041】
アノード加湿部228は、例えば、水透過膜を備えて構成され、該水透過膜の一端面から他端面に水分を透過させることにより、エゼクタ226から導出された燃料を所定の湿度に加湿して燃料電池スタック202の水素供給口214へと供給している。すなわち、水素もエアー同様に加湿された状態で燃料電池スタック202に供給され、これにより、前記固体高分子電解質膜のイオン伝導度が一定値以上に確保される。
【0042】
水素排出口218には、例えば、図示しない排出制御弁を有する水素排出部216が循環用通路230を介して接続される。前記排出制御弁は、燃料電池スタック202の運転状態に応じて開閉動作が制御され、例えば、図示しない貯留タンクによって分離された排出ガス中の過剰な水分(主に液体水)等が車両外部に排出される。
【0043】
このように構成された燃料電池スタック202では、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動し、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電するように設定されている。
【0044】
次に、本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁10につき説明する。この燃料電池用開閉弁10は、定常状態では弁閉状態となる、いわゆるノーマルクローズド型バルブであり、上記したように、エアー供給用通路219におけるバイパス通路219bに介装されている。
【0045】
該燃料電池用開閉弁10の概略全体斜視図を図2に示す。この燃料電池用開閉弁10は、側周壁に嵌合用突起部12が設けられたボディ14と、該ボディ14と同様に嵌合用突起部16が設けられたカバー部材18とを有する。なお、嵌合用突起部12、16には、第1送気管20または第2送気管22がそれぞれ嵌合されている。
【0046】
ボディ14は、菱形状下端部24と、円筒体部26と、略三角形のボルト代部28とを有し、一方、カバー部材18は、ボディ14におけるボルト代部28の形状に対応する形状のボルト代部30と、円筒状頭部32とを有する。カバー部材18のボルト代部30は、ボディ14のボルト代部28上に載置されている。そして、ボルト代部28、30同士は、3個のボルト33a〜33cによって互いに連結されており、これによりボディ14とカバー部材18とが互いに連結されてケーシング34が構成されている。
【0047】
このケーシング34内においては、図3に示すように、ダイアフラム36がボディ14とカバー部材18とで挟持されている。このダイアフラム36が存在することにより、ケーシング34内に第1室38および第2室40が離隔形成されている。
【0048】
図2に示すように、ボディ14の菱形状下端部24には、ボルト穴42が設けられている。このボルト穴42に通されるボルトがステー等に螺合されることによって、燃料電池用開閉弁10が位置決め固定される。
【0049】
また、菱形状下端部24には、円形に切り欠かれた流体入口44が設けられている(図3参照)。この流体入口44の第1室38側における開口の周囲には、該開口を囲繞するように、円環状に隆起した弁座46が設けられている。
【0050】
前記嵌合用突起部12は、ボディの円筒体部26における側周壁から突出形成されている。この嵌合用突起部12に嵌合された第1送気管20は、後述するように、流体出口として機能する。
【0051】
第1室38には、弁体48が収容されている。この弁体48は、円盤状に設けられた円盤部50と、該円盤部50に比して小径かつ長尺な柱部52と、前記円盤部50に比してやや小径でかつ側周壁が湾曲したリテーナ載置部54とを有する。弁体48の長手方向は、円盤部50の下端面がボディ14の下端部内面に臨むように配設されることにより、鉛直方向に沿って延在している。換言すれば、弁体48は、第1室38内で起立している。
【0052】
円盤部50の下端面には、環状溝56が設けられている。図2に示すように、この環状溝56内に挿入されたゴム製のシート部材58が弁座46に当接することにより、流体入口44が閉塞される。
【0053】
弁体48には、円盤部50からリテーナ載置部54に亘って貫通孔60が設けられている。この貫通孔60には、軸部材62の第1円柱部64が挿入されている。なお、貫通孔60から突出した該第1円柱部64の先端には、該先端が圧潰されることによって、貫通孔60に比して大径な第1フランジ部66が設けられている。この第1フランジ部66により、軸部材62の弁体48からの抜け止めがなされている。
【0054】
軸部材62の略中央部には、貫通孔60に比して大径な第1大径部68と、該第1大径部68に比してさらに大径な第2大径部70とが設けられており、これら第1大径部68および第2大径部70によって第2フランジ部72が構成されている。弁体48は、前記第1フランジ部66と、この第2フランジ部72とによって挟持されている。
【0055】
弁体48におけるリテーナ載置部54と第2大径部70との間には、前記ダイアフラム36およびリテーナ74が介装されている。すなわち、ダイアフラム36およびリテーナ74の略中央部には、第1大径部68と直径が略同等の穴部が設けられており、この穴部に第1大径部68が通されている。
【0056】
軸部材62は、さらに、第2大径部70から鉛直上方に延在する第2円柱部76を有し、該第2円柱部76は、カバー部材18を構成する円筒状頭部32の天井面に突出形成された環状凸部78(軸受案内部)における案内用穴部80に挿入されている。
【0057】
リテーナ74は、弾発部材であるコイルスプリング82の一端部を着座させる受皿であり、その端部が鉛直上方に屈曲されることによって側周壁が形成されている。この側周壁にてコイルスプリング82が堰止されることにより、該コイルスプリング82が位置ずれを起こすことが阻止される。
【0058】
カバー部材18を構成する円筒状頭部32の天井面には、上記したように環状凸部78が設けられており、該環状凸部78は、カバー部材18の天井面から鉛直下方にかけて、最も大径な大径部84と、該大径部84に比してやや小径な第1小径部86と、この第1小径部86よりもさらに小径な第2小径部88とをこの順序で有する。コイルスプリング82の一端部は、第1小径部86の側周壁を囲繞して大径部84の端面に着座している。
【0059】
環状凸部78には案内用穴部80が設けられており、該案内用穴部80には、上記したように軸部材62の第2円柱部76が挿入されている。なお、案内用穴部80と第2円柱部76との間には、軸受部材としてのブッシュ90が介装されている。
【0060】
前記嵌合用突起部16は、円筒状頭部32における側周壁から突出形成されており、該嵌合用突起部16には、上記したように第2送気管22が嵌合されている。この第2送気管22を介して、パイロット圧(信号圧)となるエアーが第2室40に導入される。
【0061】
第1送気管20および第2送気管22の各先端部には、膨出部92、94が設けられている(図2参照)。これら膨出部92、94には、第1送気管20または第2送気管22のそれぞれと、バイパス通路219bをなす送気管とを連結するための管継手が嵌合される。
【0062】
本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
【0063】
燃料電池システム200を始動するに際しては、酸化剤供給部204(図1参照)を構成する前記スーパーチャージャにてエアーが圧縮され、燃料電池スタック202のカソード側に指向して排気される。その一方で、燃料電池用開閉弁10内の第2室40(図2参照)には、パイロット圧となるエアーが第2送気管22を介して供給される。
【0064】
この場合、燃料電池スタック202の温度は、運転温度に比して著しく低い。そこで、燃料電池スタック202を短時間で昇温させるべく、高温の圧縮エアーがカソードに供給されるように設定する。具体的には、放熱部220を迂回してバイパス通路219bを経由するように圧縮エアーを流通させる。
【0065】
このために、エアー供給用通路219における主通路219aに介装されたON/OFF弁100が閉止される。換言すれば、主通路219aが遮断される。これにより圧縮エアーがバイパス通路219bに流入して、燃料電池用開閉弁10の流体入口44に到達する。
【0066】
到達した圧縮エアーの量が増加すると、最終的に、圧縮エアーの圧力がパイロット圧とコイルスプリング82の弾発付勢力との総和を上回り、その結果、弁体48が圧縮エアーに押圧されて上昇動作し、図4に示すように、円盤部50の下端面に設けられた環状溝56内のシート部材58が弁座46から離間する。その結果、流体入口44、第1室38および第2送気管22が連通し、圧縮エアーが燃料電池用開閉弁10の内部を流通する。すなわち、圧縮エアーがバイパス通路219bを流通する。
【0067】
弁体48が上昇動作するに際しては、該弁体48の貫通孔60に挿入された軸部材62における第2円柱部76が、ブッシュ90を介して環状凸部78の案内用穴部80に案内される。このため、該軸部材62の第1フランジ部66と第2フランジ部72にて挟持された弁体48は、位置ずれを起こすことなく所定の箇所で上昇動作する。
【0068】
この場合、上昇動作する弁体48がケーシング34等に摺接することがないので、弁体48からの摩耗粉が発生することはない。なお、弁体48が上昇動作することに伴い、軸部材62の第2円柱部76がブッシュ90に摺接する。この際に摩耗粉が発生することもあるが、該摩耗粉は、ダイアフラム36によって捕集される。このため、摩耗粉が第1室38に進入することはない。このため、メンテナンス頻度を著しく低減することができるとともに、圧縮エアーに摩耗粉が混入することを回避することができる。
【0069】
しかも、軸部材62に第1フランジ部66と第2フランジ部72とを設けているので、部品点数を少なくすることもできる。また、コイルスプリング82がリテーナ74の側周壁で堰止されるので、該リテーナ74に押圧されることに伴って圧縮されたコイルスプリング82が位置ずれを起こすこともない。
【0070】
さらに、環状凸部78を軸受案内部とするとともに、コイルスプリング82の一端部を着座させるコイルスプリング受部としているので、部品点数を一層少なくすることができる。このため、燃料電池用開閉弁10を簡素な構成とすることができるので、メンテナンス作業が容易かつ簡便となる。
【0071】
燃料電池用開閉弁10の内部を流通した圧縮エアーは、第1送気管20を介して排出され、該第1送気管20に連結された送気管を経由してカソード加湿部222に到達する。そして、このカソード加湿部222で加湿された圧縮エアーが、燃料電池スタック202の各カソードに導入される。
【0072】
このように、燃料電池システム200を始動させる場合等、燃料電池スタック202の温度が低いときには、圧縮エアーは、放熱部220を迂回するバイパス通路219bを経由して、高温のまま燃料電池スタック202の各カソードに導入される。これにより、燃料電池スタック202を効率よく昇温させることができる。
【0073】
燃料電池スタック202が所定温度まで上昇した後には、エアー供給用通路219の主通路219aに介装された前記ON/OFF弁100を開放する。これにより、燃料電池用開閉弁10の流体入口44に到達する圧縮エアーの圧力が、第2室40のパイロット圧とコイルスプリング82の弾発付勢力に比して小さくなる。その結果、弁体48が下降動作して、最終的にシート部材58が弁座46に当接する(図2参照)。勿論、この際にも弁体48から摩耗粉が発生することはなく、軸部材62の第2円柱部76から摩耗粉が発生したとしても、ダイアフラム36によって捕集される。したがって、圧縮エアーに摩耗粉が混入することが回避される。
【0074】
このように、本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁10は、エアー供給用通路219の主通路219aが閉止または開放されることに伴って自発的に開放または閉止する。したがって、該燃料電池用開閉弁10を開閉するための制御装置を特に必要としないので、燃料電池システム200の構成を簡素にすることもできる。
【0075】
なお、上記した実施の形態においては、弁体48における弁座46に当接する位置にゴム製のシート部材58を設けるようにしているが、シート部材58に代替して、金属製(例えば、ステンレス鋼製)のシート部材を設けるようにしてもよい。
【0076】
また、シート部材は、弁体48と一体であってもよく、別体であってもよい。
【0077】
また、弁座46の材質の好適な例としては、アルミニウムまたはステンレス鋼が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0078】
また、本実施の形態においては、弁座46をボディ14と一体に形成したが、弁体48側と同様に、シート部分のみを別体に形成するようにしてもよい。
【0079】
また、弁座46および弁体48のシート部分を金属製同士とするようにしてもよい。この場合、例えば、ステンレス鋼同士とすると好適である。
【0080】
さらに、第2室40にはパイロット圧を導入するようにしたが、大気圧を導入するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る燃料電池用開閉弁によれば、弁体を、流体入口に到達した反応ガスの圧力に応じて弁座に対して着座または離間させるようにしている。このため、該燃料電池用開閉弁を制御回路等に電気的に接続することなく、主通路の遮断または遮断解除に伴って閉止・開放させることができるので、燃料電池システムの構成を簡素にすることができる。
【0082】
その上、この燃料電池用開閉弁は、簡素に構成されているので、メンテナンス作業を容易に実施することができる。
【0083】
しかも、この燃料電池用開閉弁は、弁体とダイアフラムとの間に、軸受等の摺動部が設けられていない。したがって、摩耗粉が発生して流体に混入することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁が組み込まれた燃料電池システムのブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る燃料電池用開閉弁の概略全体斜視図である。
【図3】図2の燃料電池用開閉弁における閉止状態の概略縦断面図である。
【図4】図2の燃料電池用開閉弁における開放状態の概略縦断面図である。
【符号の説明】
10…燃料電池用開閉弁 14…ボディ
18…カバー部材 20、22…送気管
34…ケーシング 36…ダイアフラム
38、40…室 44…流体入口
46…弁座 48…弁体
58…シート部材 62…軸部材
66、72…フランジ部 74…リテーナ
78…環状凸部 80…案内用穴部
82…コイルスプリング 90…ブッシュ
100…ON/OFF弁 200…燃料電池システム
202…燃料電池スタック 204…酸化剤供給部
206…エアー供給口 212…燃料供給部
214…水素供給口 219…エアー供給用通路
219a…主通路 219b…バイパス通路
220…放熱部 222…カソード加湿部
223…水素供給通路 224…圧力制御部
226…エゼクタ 228…アノード加湿部
230…循環用通路 232…圧力制御用バイパス通路

Claims (6)

  1. 燃料電池の電極に反応ガスを供給する供給ラインの主通路に配設された放熱部を迂回するバイパス通路に配設される燃料電池用開閉弁であって、
    流体入口および流体出口が設けられたボディと、
    弁座に対して着座または離間する弁体と、
    前記弁体を前記弁座に指向して弾発付勢する弾発部材と、
    前記ボディに嵌着されてケーシングを構成するカバー部材と、
    前記ケーシングの内部に配設されることにより、前記弁体を収容して前記流体出口に連通する第1室と、前記弾発部材を収容する第2室とに該ケーシングの内部を分割するダイアフラムと、
    を有し、
    前記弁体は、前記主通路が遮断されることに伴って前記バイパス通路に流入した流体によって押圧されて前記弁座から離間する一方、前記主通路の遮断が解除されることに伴って前記バイパス通路に流入した流体の圧力が低下すると前記弾発部材の弾発作用下に前記弁座に着座することを特徴とする燃料電池用開閉弁。
  2. 請求項1記載の燃料電池用開閉弁において、前記弁体に接続された軸部材を有し、前記軸部材は、前記ダイアフラム上面側に設けられた軸受部材に案内されることを特徴とする燃料電池用開閉弁。
  3. 請求項2記載の燃料電池用開閉弁において、前記カバー部材に前記軸受部材を案内する軸受案内部が設けられていることを特徴とする燃料電池用開閉弁。
  4. 請求項3記載の燃料電池用開閉弁において、前記軸受案内部は、カバー部材から突出形成された大径部と、前記大径部から延在する小径部とを有し、前記弾発部材の一端部は前記大径部に着座していることを特徴とする燃料電池用開閉弁。
  5. 請求項3または4記載の燃料電池用開閉弁において、前記軸部材は、前記弁体の貫通孔から突出した該軸部材の先端が圧潰されることによって設けられた第1フランジ部と、前記弁体の上端面よりも上方に設けられた第2フランジ部とを有し、前記第1フランジ部と前記第2フランジ部とで前記弁体を挟持していることを特徴とする燃料電池用開閉弁。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池用開閉弁において、前記第2室には、パイロット圧として作用する流体が導入されることを特徴とする燃料電池用開閉弁。
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