JP2004183478A - 物品保持部材およびドアスコープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状の本体部13を備え、この本体部13に、ドア2の外側から取り付けられるドアスコープ1の内筒3を挿通可能な孔14と、物品保持用の掛止部15とが設けられ、前記内筒3の端部に形成されたフランジ部8とドア2の外面の間に前記本体部13が挟まれて保持される物品保持部材5において、前記孔14の周りに、前記フランジ部8を囲繞する周壁19が形成されている。
【選択図】図1
Description
この従来の技術では、ドアスコープの円形フランジ部が物品保持部材の表面から外方に突出した状態でドアの外側に取り付けられている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ドアの外側からのドアスコープの取り外しを困難にするとともに、例えば表札等の物品を保持することができる物品保持部材を提供することを目的とする。
すなわち、板状の本体部を備え、この本体部に、ドアの外側から取り付けられるドアスコープの内筒を挿通可能な孔と、物品保持用の掛止部とが設けられ、前記内筒の端部に形成されたフランジ部とドアの外面の間に前記本体部が挟まれて保持される物品保持部材において、前記孔の周りに、前記フランジ部を囲繞する周壁が形成されていることを特徴とする。
これによれば、本体部に、内筒のフランジ部を囲繞する周壁を形成し、フランジ部の外周を囲繞すれば、このフランジ部を掴みにくくすることができ、これによって、ドアスコープをドアの外側から取り外しにくくできる。
これによれば、内筒のフランジ部を凹部に収納することで、この本体部表面からのフランジ部の突出量を小さくできるので、フランジ部を掴んで内筒を取り外すことが困難になる。
また、外周に雄ねじ部が形成された内筒と、前記雄ねじ部が螺合可能な雌ねじ部が内周に形成された外筒とを備え、前記内筒を挿通可能な孔および物品保持用の掛止部を有するとともに前記内筒の端部に形成されたフランジ部とドアの外面との間に挟まれて保持される物品保持部材を備えたドアスコープにおいて、前記物品保持部材は板状の本体部を備え、前記孔と掛止部は互いに離間されて前記本体部に設けられ、この孔の周りには前記フランジ部を囲繞する周壁が設けられていることを特徴とする。
また、前記孔の周りには、前記フランジ部を収納する凹部が形成され、この凹部の側壁が前記周壁であることが望ましい。
図1乃至図4に示す第1実施形態において、本発明に係るドアスコープ1は、ドア2の外側から取付けられる内筒3と、この内筒3がはめ込まれる外筒4と、内筒3とドア2によって挟まれて保持される物品保持部材5とを備えている。
内筒3は、円筒状に形成されていて、内部に接眼レンズ6、対物レンズ7を備えている。内筒3の一端部には、対物レンズ7を収容していてドア2の外側に表出するフランジ部8が形成され、他端部側の外周面に雄ねじ部9が形成されている。このフランジ部8は、正面視円形のさい頭円錐台状に形成されており、その側面が雄ねじ部9側に向かって末広がり状のテーパー面となっている。このドアスコープ1は、前記内筒3のフランジ部8とドア2の外面とによって物品保持部材5を挟んで保持するようになっている。
外筒4は、円筒状に形成されていて、その内周面に内筒3の雄ねじ部9に螺合される雌ねじ部11が形成されている。外筒4の一端部には、フランジ部12が形成されており、このフランジ部12には、外筒4を回転させるための回転工具(図示せず)を差し込む溝部(凹部)12aが形成されている。
物品保持部材5は、金属製であり、板状の本体部13を備えている。本体部13は、長方形状とされていて、ドア2に対して縦向きに配置可能とされている。この本体部13の短辺と長辺の比はおよそ1:1.5〜1.7とされており、いわゆる黄金律(短辺と長辺の比が1:約1.618)に近い比を採用して見た目に美しい外観形状となっている。さらに、この長方形状の本体部13を縦向きに配置することで、長方形で縦向きのドア2とほぼ相似に見えるようにして、見た目の統一感がでるようになっている。
図2、図3において、前記孔14の周りには、内筒3のフランジ部8を収納する凹部18が掛止部15から離間されて形成されている。この凹部18の側壁(以下、周壁19という)の壁面は、フランジ部8が収納できるように正面視で円形とされ、前記孔14と同心状に形成されている。このフランジ部18が前記凹部18に収納されると、この凹部18の周壁19がフランジ部18を取り囲む(囲繞する)ことになる。
ここで、「ほぼ相似形」とは幾何学的な相似形を含むが、この幾何学的な相似に限らず、例えば、前記頭部17とフランジ部8とをさい頭円錐台状にして形状を共通化したりというように、単に形状を共通化することをも含む意味である。
図2において、前記凹部18と掛止部15は、本体部13の左右方向中央部に形成されており、さらに本体部13の長手方向に沿って一列(直線状)に配置されている。
このように、凹部18と掛止部15を長方形状の本体部13の中央部で一列に配置することによって、凹部18と掛止部15を規則正しく配置して重量バランスがとれ、見た目にも美しい構造にすることができる。
そして、本体部には、掛止部15が設けられているので、ドアスコープ1は上述のようにバイパス解錠行為を防止し、かつ、例えば表札等の物品等を掛止部15に掛けて保持することができる。
そして、内筒3のボス部10には、その外周面の一部を切り欠いて、前記孔14の直線の縁部に係合する対の平坦面22が形成されている。この平坦面22は、ボス部10が前記孔14に挿通されたときに孔14の直線状の縁部20と当接して、内筒3が回転しないように規制する規制面となっている。
このように物品保持部材5をドア2に固着し、そして上述のようにボス部10と本体部13の孔14を共に非円形に形成することによって、内筒3を回転しないように固定することが可能になる。
これによって、ドアスコープ1を外側から取り外しにくくして、バイパス解錠行為を防止することができるのである。その他の点は第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を生じる。
このスペーサ24は、円筒状(環状)に形成されていて、内筒3のボス部10を挿通可能な挿通孔を有している。
このスペーサ24の筒心方向の長さは、前記凹部18の深さよりも短くされて形成されており、スペーサ24を設けた場合でも、前記内筒3のフランジ部8の外縁が凹部18に常に収納されるようになっている。
図8の第4実施形態では、フランジ部8を囲繞する周壁19を本体部13の表面から外方突出状に形成し、この周壁19の内側に形成された凹部18に内筒3のフランジ部8を収納しており、この点が他の実施形態と異なる。
このように周壁19を本体部13の表面から突設し、その内側の凹部18にフランジ部8を収納することによって、他の実施形態と同様に、フランジ部8を掴みにくくして、ドアスコープ1の取り外しを困難にできるのである。
なお、本発明は上記の実施形態に限らず、種々の変形・変更が可能である。
また、第1実施形態で説明した物品保持部材5の裏面に両面テープ23を貼付してドア2の外面に固着するようにしてもよい。
物品保持部材5をドア2の外面に固着する手段としては、両面テープ23に限らず、接着剤等の種々の接着手段を採用してもよい。
2 ドア
3 内筒
4 外筒
5 物品保持部材
8 フランジ部
9 雄ねじ部
11 雌ねじ部
13 本体部
14 孔
15 掛止部
18 凹部
19 周壁
Claims (4)
- 板状の本体部(13)を備え、この本体部(13)に、ドア(2)の外側から取り付けられるドアスコープ(1)の内筒(3)を挿通可能な孔(14)と、物品保持用の掛止部(15)とが設けられ、前記内筒(3)の端部に形成されたフランジ部(8)とドア(2)の外面の間に前記本体部(13)が挟まれて保持される物品保持部材(5)において、
前記孔(14)の周りに、前記フランジ部(8)を囲繞する周壁(19)が形成されていることを特徴とする物品保持部材。 - 前記孔(14)の周りには、前記フランジ部(8)を収納する凹部(18)が形成され、この凹部(18)の側壁が前記周壁(19)であることを特徴とする請求項1に記載の物品保持部材。
- 外周に雄ねじ部(9)が形成された内筒(3)と、前記雄ねじ部(9)が螺合可能な雌ねじ部(11)が内周に形成された外筒(4)とを備え、前記内筒(3)を挿通可能な孔(14)および物品保持用の掛止部(15)を有するとともに前記内筒(3)の端部に形成されたフランジ部(8)とドア(2)の外面との間に挟まれて保持される物品保持部材(5)を備えたドアスコープ(1)において、
前記物品保持部材(5)は板状の本体部(13)を備え、前記孔(14)と掛止部(15)は互いに離間されて前記本体部(13)に設けられ、この孔(14)の周りには前記フランジ部(8)を囲繞する周壁(19)が設けられていることを特徴とするドアスコープ。 - 前記孔(14)の周りには、前記フランジ部(8)を収納する凹部(18)が形成され、この凹部(18)の側壁が前記周壁(19)であることを特徴とする請求項3に記載のドアスコープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004100968A JP2004183478A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 物品保持部材およびドアスコープ |
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JP2004183478A true JP2004183478A (ja) | 2004-07-02 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008019689A (ja) * | 2005-08-09 | 2008-01-31 | Kaapu:Kk | 防犯レンズ |
JP2008214861A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nifco Inc | 飾り窓 |
US11268309B2 (en) * | 2019-03-12 | 2022-03-08 | James E. Kemp | Door viewport with cross-door locking bar |
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004100968A patent/JP2004183478A/ja active Pending
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