JP2004183470A - 鉄筋コンクリート施工用スペーサー - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易で製造コストが高くならず、鉄筋への取付け作業性が良いと共に、横鉄筋でも縦鉄筋でも一旦取り付けた後は、長手方向へ位置ズレや横向きにならない、鉄筋コンクリート施工用スペーサーの提供。
【解決手段】スペーサー本体部1に、バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部2を中央基部3近傍の足片部4を埋め込んで一体化したもので、スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5を、ここで挟持する鉄筋の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に形成し、開口部7寄り両内側から、少なくとも各1本の爪片8をほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設すると共に、中央基部3寄りの両内側からも少なくとも各1本の爪片9を上記ほぼ中央へ向けて突設し、かつ鉄筋の長手方向から見て対向状の両爪片8,9間の先端部間の間隔Sを、ここで挟持する鉄筋の外径より小さめに形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリートによる構造物を施工時に、鉄筋籠の鉄筋と型枠板との間隔を一定に保持するために、鉄筋に挟持・掛止して使用されるスペーサーに関するものである。
コンクリートにより高速道路の橋桁、側壁、建物のスラブ等を施工する場合に、コンクリートが施工用型枠内へ流し込まれた際、その重量・圧力でその補強用の鉄筋が曲がったり移動したりすると、構造物は充分な強度を有さなくなると共に、鉄筋が構造物から露出することになる。
そのため、コンクリートが施工用型枠内へ流し込まれた際にも、その重量・圧力でその補強用鉄筋が曲がったり移動したりしないように鉄筋を支持し、型枠板との間を一定に保持する必要がある。そこで、鉄筋を支持するために介装させる鉄筋コンクリート施工用スペーサーが用いられている。この鉄筋コンクリート施工用スペーサーとしては、従来より各種のものが提案されているが、例えば次のようなものがある。
特開平6−14679号公報 これは、コンクリートまたはモルタル製で、側方から見て台形状即ち上部が裁断された四角錐形のスペーサーの上面部に、鉄筋載置用の凹溝を形成したものである。
特開平6−16556号公報 これは、コンクリートまたはモルタル製のスペーサー本体部と、弾性を有する金属板製で中央部に断面がほぼ倒立Ω状部をもつ鉄筋支持プレート部とからなり、該プレート部を上記スペーサー本体部に中央部でわずかな間隔が空くように、両肩部で嵌合させたものである。
特開2000−145021号公報 これは、コンクリートまたはモルタル製のスペーサー本体部と、弾性を有する金属線製の鉄筋支持アームとからなり、該鉄筋支持アームの中央部をスペーサー本体部上面に埋め込み固定し、その両側部が鉄筋の長手方向と非直交状に互いに逆方向へ延長させるとともに、さらにその両側部を鉄筋の長手方向と直交状で、かつ鉄筋の外周面を相対方向から挟み付けるようにフック状に折り曲げたものである。
ところが、上記従来の鉄筋コンクリート施工用スペーサーには、次のような問題点があった。
まず上記特許文献1のものは、スペーサーの上面部に鉄筋載置用の凹溝を形成しただけであるから、該スペーサーを型枠板の水平面に載置して使用する場合は、凹溝内に係合させた横鉄筋との間で位置ズレは比較的少ない。しかしこのスペーサーは、鉄筋を単に凹溝内に係合させているだけであるから、垂直面や傾斜面をもつ型枠板における鉄筋との間では、該スペーサーは簡単に位置ズレしたり外れてしまって使えない。別種のスペーサーを用意する必要があり、あるいは縦鉄筋を横鉄筋に針金で強く巻いて掛止する手間を要することになる。
上記特許文献2のものは、鉄筋支持プレート部が弾性を有する金属板製で断面がほぼ倒立Ω状部をもつため、取付け作業時に鉄筋をその倒立Ω状部内へ開口部から嵌め入れればよく、作業は簡単である。また該スペーサーを型枠板の水平面に載置して使用するだけであるなら、倒立Ω状部内へ嵌め入れた横鉄筋との間で移動や位置ズレは比較的少ない。
しかしそのほぼ倒立Ω状部は、狭い開口部により嵌め入れた鉄筋が抜け出すことは防止できるが、内部の鉄筋を単に両側板部間で両側方からのバネ力で挟んでいるだけであるからその挟持力は弱く、コンクリートの流し込み等の外力が加わると、このスぺーサーは簡単に外周方向に回って横を向いたり、鉄筋の長手方向に沿って滑って位置ズレしてしまった。特に縦鉄筋や傾斜鉄筋に対しては下方へ降下し易く、コンクリートの流し込み等の外力が加わると、必ずと言ってよい程に回って横を向いたり、鉄筋の長手方向へ滑って位置ズレしてしまったりする。
さらに上記特許文献3のものは、弾性を有する金属線製の鉄筋支持アームが、その両側部を鉄筋の長手方向と非直交状に互いに逆方向へ延長し、更にその両側部を鉄筋の長手方向と直交状で、かつ鉄筋の外周面を相対方向から挟み付けるようにフック状に折り曲げてある。そのため、この鉄筋支持アームに鉄筋に嵌め込まれると、各フック状部が弾圧的に鉄筋の外周面に食い込むようになり、横鉄筋でも縦鉄筋でも長手方向へ滑って位置ズレしたり、空周りしたりすることはない。
しかし、該支持アームを鉄筋に嵌め込む際には、係止用の両フック状部の先端を鉄筋の長手方向に対して斜め状に鉄筋の外周面に当てがい、その状態でスペーサー本体部を捩じる(回す)ことにより、両フック状部を鉄筋の外周面に差し込み係止させるという操作が必要になる。またその際には両フック状部を、残る片手の指先により背中方向から順次に押し込んで、上記の捩じり回転操作を助勢する手間も要する。
しかも、この支持アーム付きスペンサー本体部を、鉄筋と型枠の板との間に差し入れた状態で捩じるという作業は、鉄筋と型枠板との間隔が狭い場合には容易でなく、作業性がきわめて悪く、多数個のスペーサーを取り付けるにはかなりの時間がかかってしまう。
本発明は、上記従来の鉄筋コンクリート施工用スペーサーがもつ問題点の解消を課題としたものである。即ち、本発明の目的は、製造が容易で製造コストが高くならぬことは勿論のこと、鉄筋と型枠板との間が狭くとも鉄筋への嵌め込み作業が容易・迅速に行えて作業性が良いと共に、横鉄筋でも縦鉄筋でも一旦鉄筋に取り付けた後は、長手方向へ滑ることが無くて位置ズレを生じず、かつ鉄筋の外周方向へ回ることも無くてスペーサーが横を向くことも防止した、鉄筋コンクリート施工用スペーサーを提供することにある。
本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーAは、
コンクリートまたはモルタル製のスペーサー本体部1に、バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部2を、中央基部3近傍の足片部4を埋め込んで一体化したものであり、
スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5を、ここで挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に形成し、
開口部7寄りの両側板部5から少なくとも各1本の爪片8を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設すると共に、中央基部3寄りからも少なくとも各1本の爪片9を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設し、
かつ、鉄筋10の長手方向から見て先端部が対向状の両爪片8,9間の間隔Sを、ここで挟持する鉄筋10の外径Dより少し小さめに形成したものである。
また、上記スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5は、ここで挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状で、かつその開口部7寄りほぼ半分を斜め直線状部分17に形成しておくことが望ましい。
さらに、上記スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2は、両側板部5に各窓孔12を形状すると共に、各窓孔12でその両内側縁を繋ぐように横板部18を形成しておくことが望ましいし、鉄筋挟持用部2の両側板部5の中央基部3寄りから形成した各1本の爪片9は、両側縁部を切り起こして形成してもよいが、両側縁部に予め側方へ形成した爪片用の小三角片19を折り曲げて形成することが望ましい。
上記構成の本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーAによれば、製造が容易で製造コストが高くならず、鉄筋と型枠板との間が狭くても鉄筋への嵌め込み作業を容易・迅速に行えると共に、横鉄筋でも縦鉄筋でも一旦鉄筋に取り付けた後は強固に掛止・挟持できて、長手方向や外周方向へ滑って位置ズレや横向きになったりすることを無くせる。
即ち、従来のこの種のスペーサーでは、鉄筋への取付け作業に手間がかかったり、コンクリートを流し込んだ際に、縦鉄筋に取り付けた場合は勿論のこと、横鉄筋の場合でも圧力や振動で鉄筋から簡単に外れ、スペーサーの役割を果たさなくなったりした。また取付け作業は簡単であるが、コンクリートを流し込んだ際に、横鉄筋に取付けた場合は鉄筋の周方向へ回動して横を向いたり、縦鉄筋へ取付けた場合は鉄筋の長手方向へ簡単に滑ったりした。さらに一旦鉄筋に取付けた後は容易に動かないが、取付け時の作業性がきわめて悪かったりした。
これに対して、本発明に係るスペーサーAでは、上記のような構成としたことにより、次の効果が生じる。
イ)本発明のスペーサーAの製造には、バネ性を有する鋼板をプレス加工して予め湾曲した鉄筋挟持用部2を形成しておき、その足片部4をスペーサー本体成形用型枠内へ入れてモルタルまたはコンクリートを流し込むことで、両者が一体化したものが出来上がる。そのため、製造が容易であると共に、製造コストも従来のものと同様に安価である。
ロ)本発明のスペーサーAの取付け作業時には、横鉄筋へ取付ける場合には、該横鉄筋を持ち上げて底部の型枠板上に本発明のスペーサーAを載置し、上方へ開いた開口部7に鉄筋を乗せて、該鉄筋を手で押し下げまたは足で踏み込むだけでよい。これで該鉄筋はバネ力に抗して開口部7から、鉄筋の長手方向から見てほぼ倒立Ω状部6内の各爪片8,9の先端部間へ係合され、バネ力で挟持・掛止されることになるから、取付け作業を容易・迅速に行なうことができる。
また縦鉄筋へ取付ける場合は、縦鉄筋の側方から本発明のスペーサーAの鉄筋挟持用部2の開口部7を当てがい、スペーサー本体部1を縦鉄筋側へ押圧すればよい。これで該鉄筋挟持用部2は、上記と同様にバネ力に抗して開いて開口部7から縦鉄筋に套合し、ほぼ倒立Ω状部6内で各爪片8,9の先端部がバネ力で該縦鉄筋の外周面を挟持・掛止することになるから、やはり取付け作業を容易・迅速に行うことができる。
ハ)本発明のスペーサーAを鉄筋へ一旦取付けた後の取付け後は、上記のようにバネ力をもつ鉄筋挟持用部2が、ほぼ倒立Ω状部6内で開口部7寄りからの爪片8と、中央基部3寄りからの爪片9との各先端部で、鉄筋の外周面を強固に掛止し挟持している。
そのため、コンクリート流し込み時の圧力等により、本発明の鉄筋挟持用部2の開口部7から鉄筋が抜け出す方向への力が作用しても、該鉄筋は開口部7寄りからほぼ中央寄りへ向いた爪片8によって掛止されているから、鉄筋が鉄筋挟持用部2から抜け出すこと、換言すれば本発明のスペーサーAが鉄筋から外れることは阻止されている。
ニ)また本発明のスペーサーAは、鉄筋挟持用部2の開口部7寄りからの爪片8と、中央基部3寄りからの爪片9との各先端部間で、四方から鉄筋の外周面を掛止・挟持した状態にあるので、コンクリート流し込み時にもこれら爪片8,9の先端部が鉄筋外周面の環状凸条部で掛止され、本発明のスペーサーAが鉄筋の長手方向へ滑って位置ズレすることも防止されている。
ホ)さらに、コンクリート流し込み時に本発明のスペーサーAを鉄筋の外周方向へ回動させるような力が作用しても、同様に鉄筋挟持用部2の開口部7寄りからの爪片8と、中央基部9寄りからの爪片9の先端部間で四方から鉄筋の外周面を掛止・挟持されていることにより、本発明のスペーサーAは外周方向へ回動して横を向いてしまうことがなく、型枠板と鉄筋とは一定間隔が維持され常に所定のかぶり寸法を保持できる。
ヘ)また鉄筋挟持用部2の両側板部5は、ほぼ倒立Ω状でかつその開口部7寄りほぼ半分を斜め直線状部分17に形成してあるものでは、ほぼ倒立Ω状部分の両側からのバネ力の挟持・掛止に加えて、その開口部7寄りほぼ半分の両側斜め直線状部分17が、中央基部3寄りのほぼ半円形状部分との境界である屈曲状部16を支点として斜め内側方向へのバネ力を作用させる。そのため、挟持される鉄筋を、中心基部3寄りの両爪片9側へ一層強く押し付けることになり、スペーサーAと鉄筋との間の挟持・掛止をより強固なものにできる。
ト)加えて、鉄筋挟持用部2の両側板部5に各窓孔12を形状すると共に、各窓孔12でその両内側縁を繋ぐように横板部18を形成したものでは、コンクリートを流し込んだ際に窓孔12からも通過するのでコンクリートの影が生じないし、またその窓孔12の両内側を繋ぐように横板部18を形成したものでは、窓孔12を形成したことによるバネ性や強度の問題を解消できる。
リ)しかも、筋挟持用部2の両側板部5の中央基部3寄りから形成した各1本の爪片9を、両側縁部に側方へ向けて予め形成した爪片用の小三角片19を折り曲げて形成したものでは、両側板部5の側縁部に切り込みが形成されないので、やはりバネ性や強度の問題を解消することができる。
上記スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5は、ここで挟持する鉄筋10の長手方向から見て、ほぼ倒立Ω状でかつその開口部7寄りほぼ半分を斜め直線状部分17に形成し、また上記スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2は、両側板部5に各窓孔12を形状すると共に、各窓孔12でその両内側縁を繋ぐように横板部18を形成しておき、かつ鉄筋挟持用部2の両側板部5の中央基部3寄りから形成した各1本の爪片9は、両側縁部に予め形成した爪片用の小三角片19を折り曲げて形成しておくことが望ましい。
コンクリートまたはモルタル製スペーサー本体部1の形状は、従来より各種のものがある。例えば支持される鉄筋の長手方向から見て、台形状のもの、逆台形状のもの、型枠板に当接する部分で丸みを持つもの、丸み部分が2つあるもの、平面的なもの、その他の形状がある(例えば上記特開2000−145021号公報、特開2001−173159号公報等参照)。また該スペーサー本体部1の大きさの内で、その高さ(カブリ寸法)Hは、通常は約25mmから150mm程度のものまで各種のサイズがある。
上記鉄筋挟持用部2の大きさは、挟持する鉄筋10を強制的に嵌合させる際にバネ性に抗して開口部7が開き、また鉄筋10を各爪片8,9の先端部間で一旦挟持した後は、鉄筋10が開口部7から抜け出したり、長手方向へ滑ったり、外周方向へ回動したりせぬように、換言すれば本発明に係るスペーサーAが鉄筋10から外れたり、長手方向へ位置ズレしたり、外周方向へ回って横を向いたりせぬように、鉄筋10の外径Dをも考慮しながら、バネ性をもつ鋼板の厚み・その横幅・面積や、爪片8,9の幅・長さ等を決定する。
即ち、挟持する鉄筋10はその外径Dが、例えば13mm、16mm、19mm、22mm、25mm、29mm、32mm、38mm等の各種があるので、それに対応して挟持する強度をもつように、鉄筋挟持用部2の鋼板の厚み、横幅等を決定しておく。また該筋挟持用部2は、特定の外径Dの鉄筋10にだけ対応可能としてもよいが、それに限らない。例えば外径Dが13mmと16mm用、19mmと22mm用、25mmと29mm用、32mmと38mm用の如くに、2種以上の外径Dのものに兼用可能としてもよい。
鉄筋教示用部2の上記ほぼ倒立Ω状部分6の最大横幅は、鉄筋10の外径Dよりも大きめに形成してあって、その開口部7寄りの両内側からほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて、少なくとも各1本の鉄筋抜け止め兼掛止用爪片8が突設してある。また上記中央基部3寄りの両内側からもほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて、各2本の鉄筋掛止用爪片9を突設してある(例えば上記図1,図3,図4等参照)。ここでほぼ中央とは、必ずしも正確に中央を向いていなくてもよいという意味である。
上記で、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央を間に対向状に突設した各爪片8,9は、その先端部間で鉄筋10の外周面を挟持・掛止可能に、鉄筋10の長手方向から見て、両爪片8,9の先端部間の間隔Sを、鉄筋10の外径Dより少し小さくなるようにしてある。例えば鉄筋10の外径Dが約10mmならばその間隔Sを約8mm程度としておけばよい。しかしそれに限らず、鉄筋挟持用部2が2種以上の外径Dの鉄筋10に対応可能としたものでは、上記間隔Sは小径の方の鉄筋10の外径Dよりも小さくしておけばよい。
上記各爪片8,9を突設させる位置や数は、開口部7寄り両内側の爪片8を両側板部5の幅方向の中間位置から各1本とし、中央基部3寄りからの爪片9を両側板部5の幅方向の両外側縁から各2本とすればよいが(例えば上記図1,図3,図5参照)、それに限るものではない。
例えば、開口部7寄りからの爪片8は各2本以上としてもよいし、中央基部3寄りからの爪片9は両側板部5を窓孔12の両内側縁から各2本を形成してもよい(例えば図9参照)。また図示は省略するが、中央基部3寄りからの爪片9を、両外側縁と両内側縁から各2本ずつとしたり、両側板部5の内・外側縁間の幅方向の中間位置に切り起こして形成してもよい。
挟持した鉄筋10がぐらつかぬように両側板部5の横幅を大きくした場合に、バネ性が強くなり過ぎるようなら、両側板部5に窓孔12を形成しておいてもよい(例えば図1,図3,図10,図11等参照)。この窓孔12は、型枠内にコンクリートを流し込んだ際に影になる部分を無くす意味もある。
なお、上記中央基部3寄りからの爪片9を、両側板部5の両側縁の切り起こしで形成したり、窓孔12を形成することで、両側板部5のバネ性や強度が弱くなるような場合は、各窓孔12の両側内縁を跨ぐように横板部18を形成しておけばよい(図10,図11,図12参照)。鉄筋挟持用部2には、例えばクロムメッキその他の防錆用の表面処理を施しておくことが望ましい。
図1ないし図9は、本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーAの第1の実施例を示すものであり、図1はその全体斜視図、図2は鉄筋10へ取付け後の斜視図、図3は鉄筋挟持用部2だけの斜視図で、図4は図1を鉄筋の長手方向から見た側面図、図5は鉄筋挟持用部にプレス加工前の鋼板の斜視図である。
1はスペーサー本体部を示し、コンクリート製でもよいが、ここではモルタル製としてあり、その形状は支持される鉄筋の長手方向から見て逆台形状をしており、鉄筋挟持用部2を突設する内向き面14が平面状で、型枠板13に当接する外向き面15が丸みを持つ形状に形成してある。しかし該スペーサー本体部1の形状は、これに限らず、公知のような他の形状としてもよいことは勿論である。スペーサー本体部1の大きさの内、カブリ寸法H即ち鉄筋10の外側に充填され被されるコンクリートの厚みを決める寸法は、ここでは約50mmとしてある。
2は鉄筋挟持用部を示し、その中央基部3から延長した足片部4をスペーサー本体部1に埋め込んで、これと一体化してある。ここでは挟持する鉄筋10の外径Dが約13mmと16mmに対応可能としたので、該鉄筋挟持用部2は厚さ約0.8mm、横幅約20mm、長さ約70mmの横長状の鋼板を用いて、プレス加工により図5で示した形状に打ち抜くと共に、湾曲形成したものある。該鋼板には、両側板部5になった際に各側で窓孔12となる窓孔用孔を形成してある
上記鉄筋挟持用部2の長手方向の中央部には、横幅方向へ平面状の中央基部3を形成してあり、その両側縁からはスペーサー本体部1内へ埋め込まれる長さ約15mmで鉤形の2本の足片部4を有している。
上記鉄筋挟持用部2は、上記スペーサー本体部1から両側板部5が突出しており、挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に湾曲形成され、両側端が外側向きに開いた開口部7が形成されている。ほぼ倒立Ω状部分6の最大横幅はここでは約20mmになっている。
またここでの上記ほぼ倒立Ω状部分は、図1,図3,図4,図8等で明らかなように、そこで挟持する鉄筋10の長手方向から見て、中央基部3寄りをほぼ半円形状部分としてあるが、開口部7寄りのほぼ半分を斜め直線状部分17に形成してある。
上記開口部7寄りの両側板部5からは、上記ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けてここでは各1本の爪片8を突設すると共に、中央基部3寄りからも、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けてここでは各2本の爪片9を突設してある。
開口部7寄りからの各1本の爪片8は、ここでは両側板部5の幅方向の中間位置から突設してあり、また中央基部3寄りからの各2本の爪片9は、ここでは両側板部5の横幅方向の両外側縁部から突設してある。各爪片8,9はここではプレス加工による切り起こしで形成してある。
上記対向状の上記各爪片8,9は、各先端部で鉄筋10の外周面に強く当接可能に、図4で示す如く挟持する鉄筋10の長手方向から見た両先端部間の間隔Sを、鉄筋10の外径Dより少し小さくなるように形成してある。
ここでは上記の如く、外径Dが約13mmと約16mmの鉄筋10に対応可能としたので、対向状の各爪片8,9の先端部間の間隔Sを約11mmとしてあるが、鉄筋10の外径Dが13mmのものに対しては約2.0mm、外径Dが16mmのものに対しては約5.0mm、小さくなるようにしておく。
上記各鉄筋挟持用部2には、防錆用にここではクロムメッキを施してあり、また該鉄筋挟持用部2の両側板部5には、各々窓孔12を形成してある。
上記スペーサーAの製造は、上記ほぼ倒立Ω状に成形した鉄筋挟持用部2を、その中央基部3から延長した足片部4がスペーサー本体成形用の型枠内に没入した状態にして、モルタルを流し込み乾燥させることにより、足片部4がスペーサー本体部1に埋め込まれた一体物にする。
次に、図10ないし図12は、本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーAの第2の実施例を示すものであるが、上記実施例との相違点を中心に説明する。図10はその全体斜視図、図11鉄筋挟持用部2だけの斜視図で、図12は鉄筋挟持用部にプレス加工前の鋼板の斜視図である。
1はスペーサー本体部を示し、上記と同様にここではモルタル製としてあり、その形状は支持される鉄筋の長手方向から見て逆台形状をしている。該スペーサー本体部1の大きさの内、カブリ寸法H即ち鉄筋10の外側に充填され被されるコンクリートの厚みを決める寸法は、ここでも約50mmとしてある。
2は鉄筋挟持用部を示し、その中央基部3から延長した足片部4をスペーサー本体部1に埋め込んで、これと一体化してある。ここでも挟持する鉄筋10の外径Dが約13mmと16mmに対応可能としたので、該鉄筋挟持用部2は厚さ約0.8mm、横幅約20mm、長さ約70mmの横長状の鋼板を用いて、プレス加工により図12で示した形状に打ち抜くと共に湾曲形成したものある。
上記鋼板には、ここでもほぼ倒立Ω状に湾曲して両側板部5になった際に各側で窓孔12となる窓孔用孔を形成してあるが、各側で窓孔12間を跨いで内側縁間を繋ぐように横板部18を形成してある。また該鋼板の両側縁の外側には、爪片用の小三角片19を4箇所形成してある。
上記鉄筋挟持用部2は、上記実施例と同様に、スペーサー本体部1から両側板部5が突出しており、挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に湾曲形成され、両側端で外側向きに開いた開口部7が形成されている。ほぼ倒立Ω状部分6の最大横幅はここでは約20mmになっている。
ここでの上記ほぼ倒立Ω状部分も、図11,図12で明らかなように、そこで挟持する鉄筋10の長手方向から見て、中央基部3寄りをほぼ半円形状部分として、開口部7寄りのほぼ半分を斜め直線状部分17に形成してある。
上記開口部7寄りの両側板部5からは、ここでも上記ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて各1本の爪片8を突設すると共に、中央基部3寄りからもほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けてここでは各2本の爪片9を突設してある。中央基部3寄りからの各2本の爪片9は、ここでは上記両側縁外側に側方へ向けて突設した爪片用の小三角片19を折り曲げて形成したものである。
上記対向状の上記各爪片8,9は、ここでも各先端部で鉄筋10の外周面に強く当接可能に、上記実施例と同様に挟持する鉄筋10の長手方向から見た両先端部間の間隔Sを、鉄筋10の外径Dより少し小さくなるように形成してある。即ち、この実施例でも外径Dが約13mmと約16mmの鉄筋10に対応可能としたので、対向状の各爪片8,9の先端部間の間隔Sを約11mmとしておくが、鉄筋10の外径Dが13mmのものに対しては約2.0mm、外径Dが16mmのものに対しては約5.0mm、小さくなるようにしておく。
上記各鉄筋挟持用部2にも、防錆用にここではクロムメッキを施してあり、また該鉄筋挟持用部2の両側板部5には、各々窓孔12を形成してある。
このスペーサーAの製造も上記実施例と同様に、上ほぼ倒立Ω状に成形した鉄筋挟持用部2を、その中央基部3から延長した足片部4がスペーサー本体成形用の型枠内に没入した状態にして、モルタルを流し込み乾燥させることにより、足片部4がスペーサー本体部1に埋め込まれた一体物にしたものである。
上記スペーサーAの使用状態は、第1および第2の実施例でほぼ同じであるから、第1の実施例のものによって説明する。
まず底部の型枠板13と水平状の横鉄筋10との間へ介装させる場合には、該横鉄筋10を少し持ち上げて底部の型枠板13上に、本発明のスペーサーAを載置し、上方で開いた鉄筋挟持用部2の開口部7に、上方から鉄筋10を乗せて該横鉄筋10を手で押し下げるかまたは足で踏み込めばよい。
これで、該横鉄筋10は鉄筋挟持用部2の開口部7から、開口部7寄り両内側の爪片8間をバネ力に抗して押し拡げ、ほぼ倒立Ω状部分6内の各爪片8,9の先端部間へ係合して掛止される(例えば図6参照)。
また本スペーサーAを、側部の型枠板と垂直状の縦鉄筋10との間に介装させる場合には、側部の型枠板は未だ設けられていないから、本発明のスペーサーAの鉄筋挟持用部2の開口部7を、縦鉄筋10の外側方から当てがってスペーサー本体部1を縦鉄筋10側へ押圧すればよい。
これで、開口部7寄り両内側の爪片8間がバネ力に抗して拡がり、倒立したほぼ倒立Ω状部分6が該縦鉄筋10に套合して、各爪片8,9の先端部間で縦鉄筋の外周面を掛止することになる(例えば図7参照)。側部の型枠板は、その後にスペーサー本体部1の外側面15に当接するように設置すればよい。
上記により、本発明に係るスペーサーAは、鉄筋挟持用部2のほぼ倒立Ω状部分6で鉄筋10に套合して、開口部7寄り両内側の爪片8と中央基部3寄り両内側の爪片9との各先端部間で、バネ力で鉄筋10の外周面を強く掛止・挟持した状態で介装されることになる(例えば上記図2,図6,図7,図8参照)。S1 は鉄筋10を挟持した際の対向状の両爪片8,9間の間隔を示す。
設置作業は上記のように、鉄筋10と鉄筋挟持用部2の開口部7とを当てがって、鉄筋10またはスペーサー本体部1を相手側へ押圧するという作業だけで済むので、各鉄筋10と各型枠板13との間に多数個の本発明のスペーサーAを設置する作業を、容易・迅速に行えるようになる。
その後、型枠内へコンクリートを流し込めばよいが、その際に圧縮荷重やバイブレータの振動等が鉄筋10や本発明のスペーサーAに加わる。しかし本発明に係るスペーサーAは、上記のように鉄筋挟持用部2のほぼ倒立Ω状部分6の各爪片8,9の先端部間で鉄筋10に套合して、ほぼ倒立Ω状部分6での両側方からのバネ力で、鉄筋10の外周面を強く掛止・挟持している。
そのため、本スペーサーAの鉄筋挟持用部2のほぼ倒立Ω状部分6内に一旦係合した鉄筋10は、開口部7から抜け出そうとしても開口部7寄り両内側の爪片8で掛止されて、開口部7から抜け出てしまうようなことはない。換言すれば、本発明のスペーサーAが、鉄筋10から外れてしまうことは阻止されている。
また本スペーサーAは、上記開口部7寄りからの爪片8と中央基部3寄りからの爪片9の各先端部間によって、鉄筋10の外周面を四方からバネ力で強く掛止・挟持している。しかも、鉄筋10外周には等間隔状に環状凸条部11が形成されている。そのため、本発明のスペーサーAは、鉄筋10との間で充分に挟持・掛止されており、鉄筋10の長手方向へ滑って位置ズレするようなことがない。
さらに上記の如く、本スペーサーAは上記開口部7寄りからの爪片8と中央基部3寄りからの爪片9との各先端部間により、鉄筋10の外周面を四方からバネ力で強く掛止・挟持していることにより、本スペーサーAが鉄筋10の外周方向で回って、横を向いてしまうようなことも生じない。
また上記いずれのスペーサーAも、鉄筋挟持用部2のほぼ倒立Ω状部分6を、そこで挟持する鉄筋10の長手方向から見て、開口部7寄りのほぼ半分を斜め直線状部分17に形成してある(例えば図1,図3,図4,図8等参照)。
これにより、鉄筋の長手方向から見てほぼ倒立Ω状部分6の両側からのバネ力の挟持・掛止に加えて、その開口部7寄りほぼ半分の両側斜め直線状部分17が、中央基部3寄りのほぼ半円形状部分との境界である屈曲状部16を支点として、斜め内側方向へバネ力を作用させることになる(例えば図8参照)。そのため、そこで挟持される鉄筋10は、中心基部3寄りの両爪片9側へ一層強く押し付けられており、本スペーサーAと鉄筋10との間の挟持・掛止がより強固なものになっている。
なお、上記第2の実施例のように、各窓孔12でその両内側縁を繋ぐように横板部18を形成したり、また両側板部5の中央基部3寄りからの爪片9を、両側縁部に形成した爪片用の小三角片19を折り曲げることで突設させたものでは、より一層バネ性や強度を有するものになっている。
本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーの一実施例の斜視図である。 図1で示した本発明のスペーサーを、鉄筋に取付けた状態の斜視図である。 図1で示した本発明のスペーサーの鉄筋挟持用部の斜視図である。 図1で示した本発明のスペーサーを、鉄筋の長手方向から見た側面図である。 図3で示した鉄筋挟持用部に湾曲形成する前の鋼板の斜視図である。 図1で示した本発明のスペーサーを横鉄筋への取付け時の側面図である。 図1で示した本発明のスペーサーを縦鉄筋への取付け時の平面図である。 図1で示した本発明のスペーサーの鉄筋挟持用部で、鉄筋を掛止・挟持する状態を示す側面図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーの他の実施例を示す斜視図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート施工用スペーサーの他の実施例の斜視図である。 図10で示した本発明のスペーサーの鉄筋挟持用部の斜視図である。 図11で示した鉄筋挟持用部に湾曲形成する前の鋼板の斜視図である。
符号の説明
A−スペーサー
1−スペーサー本体部
2−鉄筋挟持用部
3−中央基部
4−足片部
5−側板部
6−ほぼ倒立Ω状部
7−開口部
8−爪片
9−爪片
10−鉄筋
11−環状凸条部
12−窓孔
13−型枠板
14−内向き面
15−外向き面
16−屈曲状部
17−直線状部分
18−横板部
19−小三角片
S−間隔
S1-間隔
D−直径
H−カブリ寸法

Claims (5)

  1. コンクリートまたはモルタル製のスペーサー本体部1に、バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部2を、中央基部3近傍の足片部4を埋め込んで一体化したものであり、
    スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5を、ここで挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に形成し、
    開口部7寄りの両側板部5から少なくとも各1本の爪片8を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設すると共に、中央基部3寄りからも少なくとも各1本の爪片9を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設し、
    かつ、鉄筋10の長手方向から見て先端部が対向状の両爪片8,9間の間隔Sを、ここで挟持する鉄筋10の外径Dより少し小さめに形成したことを特徴とする、鉄筋コンクリート施工用スペーサー。
  2. コンクリートまたはモルタル製のスペーサー本体部1に、バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部2を、中央基部3近傍の足片部4を埋め込んで一体化したものであり、
    スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5を、ここで挟持する鉄筋10の長手方向から見てほぼ倒立Ω状で、かつその開口部7寄りのほぼ半分を斜め直線状部分17に形成し、
    開口部7寄りの両側板部5から少なくとも各1本の爪片8を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設すると共に、中央基部3寄りからも少なくとも各1本の爪片9を、ほぼ倒立Ω状部分6のほぼ中央へ向けて突設し、
    かつ、鉄筋10の長手方向から見て先端部が対向状の両爪片8,9間の間隔Sを、ここで挟持する鉄筋10の外径Dより少し小さめに形成したことを特徴とする、鉄筋コンクリート施工用スペーサー。
  3. ほぼ倒立Ω状の鉄筋挟持用部2の両側板部5に各窓孔12を形状すると共に、各窓孔12でその両内側縁を繋ぐように横板部18を形成した、請求項1または2に記載の鉄筋コンクリート施工用スペーサー。
  4. 鉄筋挟持用部2の両側板部5の中央基部3寄りから形成した各1本の爪片9を、両側縁部を切り起こして形成した、請求項1,2または3に記載の鉄筋コンクリート施工用スペーサー。
  5. 鉄筋挟持用部2の両側板部5の中央基部3寄りから形成した各1本の爪片9を、両側縁部に予め側方へ突出形成した爪片用の小三角片19を折り曲げて形成した、請求項1,2または3に記載の鉄筋コンクリート施工用スペーサー。

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