JP2004183272A - 組立式地下防災倉庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】倉庫の施工が簡単容易であると共に、多種の災害用備品等を確実に保管し、長期保管も可能とする組立式地下防災倉庫を提供する。
【解決手段】地中3に埋設されて災害用備品等を収納する地下防災倉庫1において、該地下防災倉庫を上下に複数に分割された収納躯体2で相互に結合して組立式倉庫が構成され、前記収納躯体の内壁に結露防止用発泡断熱材9が吹き付けられ、地下防災倉庫内に防災備品等8を収納するボックス7が設置された組立式地下防災倉庫。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地中に埋設されて災害用備品等を収納する地下防災倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,地中に埋設されて災害用備品等を収納する地下防災倉庫としてハウスとハウスの下に地下倉庫を設け、該倉庫に防災備品等を収納し且つ電源装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−71939号公報(第3図から第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、地下倉庫は躯体が一体構成であるので倉庫施工の作業が面倒であると共に、基礎部との間に格別の抵抗部材を施すことなく平滑な躯体底部としているため長期使用により倉庫が変形,沈下等する可能性があり安全,確実に災害用備品等を保管することができない虞がある、という問題がある。
【0005】
この発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、倉庫の施工が簡単容易であると共に、多種の災害用備品等を確実に保管し、長期保管も可能とする組立式地下防災倉庫を提供しようとするものである。
【0006】
また、耐震性にも優れた安全で、安定して設置できる組立式地下防災倉庫を提供しようとするものである。
【0007】
また、災害時には別の用途としても利用できる組立式地下防災倉庫を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明における組立式地下防災倉庫は、地中に埋設されて災害用備品等を収納するものにおいて、地下防災倉庫を上下に複数に分割された収納躯体で相互に結合して組立式倉庫を構成し、前記収納躯体の内壁に結露防止用発泡断熱材を吹き付け、地下防災倉庫内に防災備品等を収納するボックスを設置するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
また、前記組立式倉庫の最下位の躯体の底部外面に複数の突起を底部の中心より均等に配置したことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記組立式倉庫の最下位の躯体の底部外面の中心部に固定ピンを突出形成したことを特徴とするものである。
【0011】
また、災害時に前記組立式倉庫をトイレ用タンクとして使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1ないし図5は本発明に係る組立式地下防災倉庫の実施例に関するものであり、図1はこの発明の一つの実施例に係る組立式地下防災倉庫の斜視説明図、図2は組立式倉庫の最下位の躯体の裏面図、図3は図2のA−A断面図、図4はこの発明の他の実施例に係る組立式地下防災倉庫の断面説明図、図5は更にこの発明の他の実施例に係る組立式地下防災倉庫の斜視説明図である。
【0013】
図1において、1は組立式地下防災倉庫であり、該倉庫1は上下に複数に分割された収納躯体2,2,…が相互に結合して構成され、倉庫1全体の形状は例えば四角形,円錐体、円球状等多種の形状が可能であり、地中3に埋設されている。
【0014】
前記収納躯体2は、例えばコンクリート躯体,合成樹脂マンホール躯体,強化FRP等の多種の材質のものが使用可能であり、収納躯体2最上位には蓋4を受ける蓋受躯体5が結合され、収納躯体2最下位には底部外面が弧状の躯体6が結合されている。
なお、収納躯体2,2,…は上下に複数に分割されたものであるが、例えば合成樹脂分割マンホール躯体のように、さらに各収納躯体2が周方向に複数に分割することも可能である。
【0015】
前記蓋4は、蓋4の外周と蓋受躯体5との間にウレタンパッキンが配置された完全防水型のものであり、さらに蓋4の裏面に多数のウレタン材を配置して防熱性のすぐれたものを使用することも可能である。
なお、蓋4も躯体同様に例えばコンクリート,合成樹脂,強化FRP等の多種の材質のものが可能である。
【0016】
7は例えば組立式棚,キャビネット等の防災具収納組立ボックスであり、該ボックス7内にはいわゆる防災七つ道具と称されるような災害用備品等8が保管されて、倉庫1内に設置されている。
【0017】
前記災害用備品等8としては、備品としてスコップ,発電機,風力発電機,ソーラー発電機,バッテリー発電機,つるはし,斧,ウインチ,油圧ジャッキ,ダルマジャッキ,油圧カッター,電動カッター,ノコギリ等で、食品として乾パン,缶詰等で、その他にガソリン,組立式トイレハウス,組立式マンホール便座等が挙げられる。そして、これらの災害用備品等8は、各々に油・錆止めコーティングし真空パックされている。
【0018】
そして、前記収納躯体2,2,…の内壁全面には結露防止用の発泡断熱材9が吹き付けられていて(図においては、一部拡大して表示する。)、収納されている前記災害用備品等8の劣化を防止している。
【0019】
以上のような構成からなる組立式地下防災倉庫は、震災に備えて例えば避難場所指定地及び公園敷地内などの車道以外の場所の地中3に該組立式地下防災倉庫1を設置する。その際、該倉庫1は上下に複数に分割された収納躯体2,2,…を相互に結合する組立式であるので、倉庫1の施工が簡単容易である。
【0020】
しかも組立式地下防災倉庫1内は、防湿,防水性を高めていると共に防災具収納組立ボックス7を設置し災害用備品等8を整理して格納しているので、災害用備品等8は長期に,確実に保管することができる。
【0021】
そして災害発生時には、蓋4を開けて足掛具10等を利用して倉庫1内に入り、容易に災害用備品等8を取り出せる。この際、災害用備品等8が長期に保管されたものであっても、光に当たらず、また個々に油・錆止めコーティングし真空パックされているので災害用備品等8を使用して作業をするのに支障をきたすことはない。
【0022】
また、図2ないし図4に示すように、前記組立式倉庫1の最下位の躯体6の底部外面に複数の突起11,11,…が底部の中心より均等に配置されている。若しくは、組立式倉庫1の最下位の躯体6の底部外面の中心部に固定ピン12が突出形成されている。
なお、図2及び図3では略半円球の形状の四個の突起11を例示したが、形状は半円球にとらわれず四角形,三角形等いろいろな形状が可能であり、数も自由であり、さらに底部外面の中心部にも突起11を配置してもよい。
【0023】
このように組立式倉庫1の最下位の躯体6の底部外面に前記複数の突起11,11,…若しくは固定ピン12を設けたことにより、耐震性に優れ且つ最下位の躯体6がズレ防止を確実に実行し、該組立式倉庫1はより安定して設置される。
【0024】
また、図4は組立式地下防災倉庫の他の実施例に関するものであり、前記上下に複数に分割された収納躯体2,2,…を四角形にして、収納スペースを広げたものである。前記足掛具10に代えて梯子13を使用し、蓋4に換気通風筒14を取り付けられるようにする等以外は上述の実施例と実質上同一であるので同一の符号を付してその説明は省略する。
【0025】
また、図5は更に組立式地下防災倉庫の他の実施例に関するものであり、災害時に災害用備品等8を取り出した後は、前記組立式倉庫1をトイレ用タンク15として利用して災害用仮設トイレとする。この場合、災害用備品等8である組立式マンホール便座16を前記蓋4に代えて取り付け、組立トイレハウスを建てることにより簡単に緊急用のトイレが完成する。さらにソーラー,風力発電機を使用して電球,換気扇等を取り付ければ長期使用可能な災害用仮設トイレとなる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、倉庫の施工が簡単容易であると共に、多種の災害用備品等を確実に保管し、長期保管も可能とする組立式地下防災倉庫となる。
【0027】
また、請求項2又は請求項3においては、耐震性に優れた安全で、安定して設置できる組立式地下防災倉庫となる。
【0028】
さらに、請求項4においては、災害時には別の用途としても利用できる組立式地下防災倉庫となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一つの実施例に係る組立式地下防災倉庫の斜視説明図である。
【図2】図2は組立式倉庫の最下位の躯体の裏面図である。
【図3】図3は図2のA−A断面図である。
【図4】図4はこの発明の他の実施例に係る組立式地下防災倉庫の断面説明図である。
【図5】図5は更にこの発明の他の実施例に係る組立式地下防災倉庫の斜視説明図である。
【符号の説明】
1 組立式地下防災倉庫
2 収納躯体
3 地中
6 最下位の躯体
7 ボックス
8 災害用備品等
9 発泡断熱材
11 突起
12 固定ピン
15 トイレ用タンク

Claims (4)

  1. 地中に埋設されて災害用備品等を収納する地下防災倉庫において、該地下防災倉庫を上下に複数に分割された収納躯体で相互に結合して組立式倉庫を構成し、前記収納躯体の内壁に結露防止用発泡断熱材を吹き付け、地下防災倉庫内に防災備品等を収納するボックスを設置するようにしたことを特徴とする組立式地下防災倉庫。
  2. 前記組立式倉庫の最下位の躯体の底部外面に複数の突起を底部の中心より均等に配置したことを特徴とする請求項1に記載の組立式地下防災倉庫。
  3. 前記組立式倉庫の最下位の躯体の底部外面の中心部に固定ピンを突出形成したことを特徴とする請求項1に記載の組立式地下防災倉庫。
  4. 災害時に前記組立式倉庫をトイレ用タンクとして使用するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の組立式地下防災倉庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121436A (ja) * 2008-05-29 2010-06-03 Mitsuhiro Fujiwara 津波避難用装置
JP2015014184A (ja) * 2013-06-07 2015-01-22 昌彦 木許 備蓄装置
JP2015217136A (ja) * 2014-05-17 2015-12-07 株式会社Cnt 仮設トイレ収容型地下貯蔵槽

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