JP2004183247A - 流量計付吐水装置、流量計付切替コック、流量計付フレキ吐水管、浄活水器用流量計、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓及び流量計ユニット - Google Patents

流量計付吐水装置、流量計付切替コック、流量計付フレキ吐水管、浄活水器用流量計、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓及び流量計ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種浄水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できると共に、浄活水器の積算流量等を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる流量計付切替コック等の提供。
【解決手段】流量計付切替コックは、浄活水流入口111と、浄活水吐出口112と、浄活水通路113とを有する本体ケース110と、本体ケース110の浄活水通路113に配置され、浄活水通路113を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニット120とを備える。マイコン151及び操作部152により、浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する。マイコン151により、設定総ろ過流量に対する積算流量の割合に応じて、浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する。液晶表示部154により、浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄活水器の実際の積算流量を正確に計測してカートリッジの残寿命を的確に表示することができる流量計付吐水装置、流量計付切替コック、流量計付フレキ吐水管、浄活水器用流量計、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓、及び、これらの流量計に好適に使用される流量計ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
浄水器のカートリッジの残寿命を表示する装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の技術がある。
【特許文献1】
特開2001−32340号公報
【特許文献2】
特開平11−656号公報
【0003】
特許文献1に記載の技術は、給水路に接続され、管路の開閉を行う電子水栓が取り付けられて原水が通過する給水管と、給水管から導入された原水を浄水にする浄水カートリッジが装着された浄水器と、浄水器からの浄水が通過する排水管に接続されて浄水が吐出される吐水管が設けられるとともに浄水の吐出量を測定する流量センサが内蔵された本体部と、電子水栓による通水・止水を操作する操作手段と、流量センサの信号および操作手段の操作に従って電子水栓を制御し、予め設定された積算流量からの浄水カートリッジの寿命および流量センサに検知された吐水流量の低下による浄水カートリッジの寿命を報知する制御手段とを有する。
【0004】
特許文献2に記載の技術は、濾過カートリッジと、濾過カートリッジ内を流れた水の積算流量を算出する積算流量算出手段と、積算流量算出手段により算出された積算流量と濾過カートリッジの基準寿命到達積算流量とを比較する比較手段とを備えた浄水器において、濾過カートリッジに設けられ、濾過カートリッジの寿命到達積算流量を識別可能とする寿命到達積算流量識別部と、寿命到達積算流量識別部からのデータを基準寿命到達積算流量として比較手段に供給する寿命到達積算流量設定部とを備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の技術は、浄水器を一体的に組み込んだ特定構造の水栓装置に適用されるものであり、浄水カートリッジの寿命を表示するための構造(制御手段等)は、かかる水栓装置専用のものとして構成されている。また、特許文献2に記載の技術においても、浄水カートリッジの寿命を表示するための構造(濾材寿命計測器)は、特定構造の浄水器専用のものとして構成されている。更に、いずれの特許文献にも、浄水器のカートリッジの残寿命を表示する装置の詳細については開示も示唆もない。
【0006】
そこで、本発明は、カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種浄活水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できると共に、浄活水器の積算流量等の各種パラメータを正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる流量計付吐水装置、流量計付切替コック、流量計付フレキ吐水管、浄活水器用流量計、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓、及び、これらの流量計に好適に使用される流量計ユニットの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る流量計付吐水装置は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段とを備える。
【0008】
請求項2に係る流量計付吐水装置は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段とを備える。
【0009】
請求項3に係る流量計付吐水装置は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合と、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合とからなる2つの条件のうち、少なくともいずれかの条件に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段とを備える。
【0010】
請求項4に係る流量計付吐水装置は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する流量モードと、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合に応じて前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する時間モードと、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合と、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合とからなる2つの条件のうち、割合の多い方の条件を適用して前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する併用モードとを設定モードとして選択するモード選択手段と、前記選択手段により選択された設定モードにしたがって前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
を備える。
【0011】
請求項5に係る流量計付吐水装置は、請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記流量計ユニットが、前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、前記回転体の回転を検出するセンサと、前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段とを備える。
【0012】
請求項6に係る流量計付切替コックは、蛇口に接続される原水流入口と、原水を吐出する原水吐出口と、浄活水器の原水流入口に接続される原水供給口とを有するコック本体と、前記コック本体の内部空間に装着され、前記コック本体の内部空間に、前記コック本体の前記原水流入口と前記原水吐出口とを連通する原水吐出通路と、前記原水流入口と前記原水供給口とを連通する原水供給通路とを選択的に形成自在な通路切替手段と、前記コック本体に隣接して一体的に設けられ、前記浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段とを備える。
【0013】
請求項7に係る流量計付切替コックは、請求項6の構成において、前記流量計ユニットが、前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、前記回転体の回転を検出するセンサと、前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段とを備える。
【0014】
請求項8に係る流量計付フレキ吐水管は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、前記本体ケースの浄活水流入口を前記浄活水器の浄活水供給口に接続する取付具と、前記本体ケースの浄活水吐出口に接続されるフレキ吐水管とを備える。
【0015】
請求項9に係る流量計付フレキ吐水管は、浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、前記本体ケースの浄活水流入口を前記浄活水器の浄活水供給口から延びるフレキ吐水管に接続するアダプタと、前記本体ケースの浄活水吐出口に接続されるフレキ吐水管とを備える。
【0016】
請求項10に係る流量計付フレキ吐水管は、請求項8または9の構成において、前記流量計ユニットは、前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、前記回転体の回転を検出するセンサと、前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段とを備える。
【0017】
請求項11に係る浄活水器用流量計は、蛇口に接続される原水流入口と、浄活水器の原水流入口に接続される原水供給口と、前記原始流入口と前記原水供給口とを連通する原水通路とを有する本体ケースと、前記本体ケースの原水通路に配置され、前記原水通路を通過する原水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、前記本体ケースの原水供給口を前記浄活水器の原水流入口に接続する接続具と、前記本体ケースの原水流入口を前記蛇口に接続する接続具とを備える。
【0018】
請求項12に係る浄活水器用流量計は、請求項11の構成において、更に、前記本体ケースの原水通路の上流側に配置され、前記原水通路に流入する原水の異物をろ過するストレーナを備える。
【0019】
請求項13に係る浄活水器用流量計は、請求項11または12の構成において、前記流量計ユニットが、前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、前記回転体の回転を検出するセンサと、前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段とを備える。
【0020】
請求項14に係るアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、シンクの下方に収容した蛇口に接続される原水流入管と、前記原水流入管からの原水を、シンクの下方に配置した浄活水器の原水流入口に接続する原水供給管と、前記浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水供給管と、前記原水流入管の先端部、前記原水供給管の基端部及び前記浄活水供給管の端部を収容すると共に、前記原水流入管からの原水及び前記浄活水供給管からの浄活水を選択的に吐出する吐水管を有する切替コック部と、前記切替コック部に装着され、前記切替コック部の内部空間に、前記原水流入管と前記吐水管とを連通する原水吐出通路と、前記原水流入管と前記原水供給管とを連通する原水供給通路とを選択的に形成すると共に、前記原水供給通路を形成したときに前記浄活水供給管と前記吐水管とを連通する浄活水通路を形成する通路切替手段と、前記切替コック部の浄活水通路に連通する流路上に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、前記切替コック部に一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、前記切替コック部に一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、前記切替コック部に一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段とを備える。
【0021】
請求項15に係るアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、請求項14の構成において、前記流量計ユニットが、前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、前記回転体の回転を検出するセンサと、前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段とを備える。
【0022】
請求項16に係る流量計ユニットは、円筒状をなす羽根車ケースと、前記羽根車ケース内に同軸上に収容配置され、前記羽根車ケース内を軸方向に通過する流体の流量に応じた回転速度で、前記羽根車ケースの軸を中心として回転する羽根車と、前記羽根車の周方向一部に設けた磁性部と、前記羽根車ケースの上流側に一体的に装着される円筒状をなし、内部を通過する流体を整流して前記羽根車に供給する整流器とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0024】
実施の形態1
図1〜図7は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示し、図1は斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は側面図、図5は図2のA−A線断面図、図6は図3のB−B線断面図、図7は図2のC−C線断面図である。また、図8〜図11は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水ストレート位置に回転した状態を示し、図8は平面図、図9は正面図、図10は図8のD−D線断面図、図11は図8のE−E線断面図である。更に、図12〜図15は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水シャワー位置に回転した状態を示し、図12は平面図、図13は正面図、図14は図12のF−F線断面図、図15は図13のG−G線断面図である。
【0025】
図1〜図4に示すように、実施の形態1に係る流量計付吐水装置は、流量計付切替コックとして具体化される。流量計付切替コックはコック本体10を備える。コック本体10は、耐薬品ABS樹脂等の合成樹脂からなるケース状をなし、キッチンで使用される洗剤等の薬品に耐久性を有する。詳細には、コック本体10は、図5及び図6に示すように、原水流入口11と、原水(水道水)を吐出する原水吐出口12と、原水供給口13とを有する。原水流入口11は、コック本体10の上端に配置され、取付ナット20を介して水栓の蛇口1に接続される。そして、原水流入口11を介して、蛇口1からの原水がコック本体10の内部に流入する。なお、実施の形態1に係る流量計付切替コックは、蛇口1の口径等の使用に応じて、吐水パイプ用Cリング16mm用、吐水パイプ用Cリング19mm用、水栓外ネジ用M22×P1.25、水栓外ネジ用M22×P1.0、水栓内ネジ用M23×P1.25、水栓内ネジ用M24×P1.0、丸型用ビス止め金具等、各種のアダプタを用意しており、基本的にあらゆる種類の蛇口1に工具なしで簡単に取付可能である。原水吐出口12は、コック本体10の下端に配置される。なお、実施の形態1に係る流量計付切替コックは、原水吐出口12として、原水ストレート吐出口12aと、原水シャワー吐出口12bとを備えている。即ち、原水ストレート吐出口12aは、コック本体10の下端中央部分に配置され、原水流入口11から流入した原水をそのまま吐出する。原水シャワー吐出口12bは、原水ストレート吐出口12aの外周にリング状に配置され、原水流入口11から流入した原水をシャワー状にして吐出する。原水供給口13は、コック本体10の後端に配置されている。具体的には、原水供給口13は、ホースニップルにより構成され、シンク付近等に据え置きで設置される据え置き型の浄活水器(図示略)の原水流入口から延びる接続ホース2に、ホース押えナット23を介して接続される。原水供給口(ホースニップル)13及びホース押さえナット23は、代表的な浄活水器用ホース2種類(内径φ6×外径φ10、内径φ8×外径φ12)を取付可能であり、更に、13mm(G1/2)ネジにも対応可能である。なお、本明細書では、説明の簡略化のため、浄水器、活水器または浄活水器を単に「浄活水器」と称し、浄水または活性水を浄活水と称する。よって、本明細書において、「浄活水器」とは、浄水器、活水器または浄活水器のいずれかを指す、「浄活水」とは浄水または活性水のいずれかを指すものである。
【0026】
コック本体10の上部の原水流入口11に対向する位置には、ゴム、合成ゴム等からなる減圧流量調整弁25が内装されている。この減圧流量調整弁25は、原水流入口11から流入する原水の圧力を一定化及び緩和し、原水供給口13から浄活水器に供給する原水の圧力を減少して浄活水器にかかる負荷を低減すると共に、原水吐出口12からの吐水に節水効果を発揮することができるものである。コック本体10の内部空間(収容空間)には、樹脂製の切替弁体31が内装されると共に、切替弁体31には樹脂製の切替ハンドル35が固着されている。切替弁体31及び切替ハンドル35は、実施の形態1の通路切替手段を構成する。切替弁体31は、コック本体10の内部空間の軸方向(図5中の左右方向、図6中の紙面と直交する方向)に延びる略円柱状をなし、その一端側の半分程度(図5中の左半部)をコック本体10の内部空間に収容している。切替弁体31の略左半部は、コック本体10の内部空間において軸を中心として回動自在となっている。一方、切替弁体31の他端部(図5中の右端部)には、切替ハンドル35が外周側から嵌合して固着されている。切替ハンドル35は、切替弁体31と同軸上に固着され、切替ハンドル35を軸を中心として回動することにより、切替弁体31を回動することができる。
【0027】
前記切替弁体31の左半部には、軸方向中央付近の外周において周方向に200度程度延びる連通溝32が形成されている。また、切替弁体31の左半部には、直線部33a、屈曲部33b及び中央部33cからなる連通孔が貫通形成されている。連通孔の直線部33aは、一端が切替弁体31の一端面(図5中左端面)の略中心で開口すると共に、切替弁体31の内部を軸方向(図5中右方)に延び、他端が切替弁体31の軸方向中央(左半部の右端)に位置している。屈曲部33bは、直線部33aの他端から約90度屈曲して切替弁体31の半径方向に延び、切替弁体31の外周面で開口となっている。なお、連通孔の屈曲部33bの先端(開口)は、切替弁体31の外周面において連通溝32の周回方向の略中央に対応する角度位置に配置される。更に、中央部33cは、直線部33bの長さ方向略中央位置から約90度屈曲して切替弁体31の半径方向に延び、切替弁体31の外周面で開口となっている。なお、中央部33cは屈曲部33bと略180度反対方向に延びている。即ち、中央部33cの先端(開口)は、切替弁体31の外周面において連通溝32の両端間の略中央の角度位置に配置される。
【0028】
切替ハンドル35を図1〜図7に示す浄水位置と、図8〜図11に示す原水ストレート位置と、図12〜図15に示す原水シャワー位置との間で選択的に回転することにより、コック本体10の内部空間に、コック本体10の原水流入口11と原水吐出口12とを連通する原水吐出通路15と、原水流入口11と原水供給口13とを連通する原水供給通路16とを選択的に形成することができる。詳細には、図1〜図7に示すように、切替ハンドル35を浄水位置に回転すると、図5及び図6に示すように、切替弁体31の連通溝32が切替弁体31の上側に配置され、原水流入口11と原水供給口13とを連通して原水供給通路16を形成する。このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水吐出口12(原水ストレート吐出口12a及び原水シャワー吐出口12b)と遮断される。また、図8〜図11に示すように、切替ハンドル35を原水ストレート位置に回転すると、図10及び図11に示すように、切替弁体31の連通溝32が切替弁体31の右側に配置され、原水流入口11と原水ストレート吐出口12aとを連通して原水ストレート通路17を形成する。このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水供給口13及び原水シャワー吐出口12bと遮断される。更に、図12〜図15に示すように、切替ハンドル35を原水シャワー位置に回転すると、図14及び図15に示すように、切替弁体31の連通溝32が切替弁体31の下側に配置され、一方、連通孔が原水流入口11と原水シャワー吐出口12bとを連通して原水シャワー通路18を形成する。このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水供給口13及び原水ストレート吐出口12aと遮断される。
【0029】
流量計
図7に示すように、流量計付切替コックは、前記コック本体10に隣接して流量計100を一体的に設けている。流量計100は、コック本体10の側面に一体形成或いは固着される本体ケース110を備えている。本体ケース110は、耐薬品ABS樹脂等の合成樹脂からなり、浄活水流入口111と、浄活水を吐出する浄活水吐出口112と、浄活水流入口111と浄活水吐出口112とを連通する浄活水通路113とを有する。浄活水流入口111は、本体ケース110の下側部後端に配置されている。具体的には、浄活水流入口111は、ホースニップルにより構成され、前記浄活水器の浄活水供給口から延びる接続ホース3に、ホース押えナット114を介して接続される。浄活水吐出口112は、本体ケース110の前側部下端に配置され、浄活水流入口111から流入した浄活水を吐出する。浄活水通路113は、本体ケース110の下側部の空間において、浄活水流入口111と浄活水吐出口112とを連通する略L字円筒状の水密空間を形成する。
【0030】
流量計ユニット
図16及び図17は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックで使用する流量計本体を示し、図16は一部切欠き断面図、図17は一部切欠き分解図である。図18は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの羽根車を示す正面図である。図19は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの第1の整流器を示し、(a)は上流側から見た背面図、(b)は下流側から見た正面図である。図20は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックのストレーナを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。図21は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの第2の整流器を示し、(a)は上流側から見た背面図、(b)は下流側から見た正面図である。図22は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの制御基板を示すブロック図である。
【0031】
図7に示すように、浄活水通路113には流量計ユニット120が配置される。流量計ユニット120は、浄活水通路113を通過する浄活水の積算流量を計測する。詳細には、図16及び図17に示すように、流量計ユニット120は、まず、円筒状をなす樹脂製の羽根車ケース121を備える。羽根車ケース121の内周面には内方に突出するリング状の支持部122が一体形成されている。また、羽根車ケース121の外周にはリング溝123が形成されると共に、リング溝123にはEPDM等からなるOリング124が弾性的に嵌め込んで装着されている。羽根車ケース121の内部の支持部122より下流側には、羽根車125が同軸上に収容配置される。羽根車125は前記支持部122に対して回転自在に摺接して支持される。羽根車125は、図18に示すように、その中心部に円柱状の軸部126を有し、軸部126の外周に複数枚(図18の例では7枚)の羽根127を円周方向に一定角度間隔で並べたものである。羽根車125の軸部126の軸方向両端の中心には、一対の回転軸128が軸方向に突出するよう一体成形されている。羽根車125は、羽根車ケース121内を軸方向に通過する流体の流量に応じた回転速度で、羽根車ケース121の軸を中心として回転する。更に、羽根車125は、その外周部(円筒形部分)の周方向一部にのみ磁性部129を設けている。詳細には、羽根車125は、全体を磁性体材料により形成した後、外周部の周方向一部のみを残して、その他の周方向部分を脱磁または消磁し、前記周方向一部を着磁部のまま残して前記磁性部129としている。なお、羽根車125を形成するには、例えば、鉄粉90%とバインダ10%とからなる磁性体材料を前記羽根車125の形状に成形した後、その外周部の所定角度位置の一部を残して他の部分を消磁することにより前記磁性部129を所定角度位置に設ける。
【0032】
羽根車ケース121の上流側には、円筒状をなす樹脂製の第1の整流器130が一体的に装着される。第1の整流器130は、内部を通過する浄活水を整流して羽根車ケース121内の羽根車125に供給する。詳細には、第1の整流器130は、図19に示すように、半径方向に延びる複数の仕切板131(図19の例では5枚)を円周方向に一定角度間隔で並べたものであり、これらの仕切板131により内部を通過する浄活水を整流して羽根車125に供給する。また、第1の整流器130の軸方向一端(下流側端)の中心部には、前記羽根車125の一方(上流側)の回転軸128を回転自在に挿着する軸受部132が一体成形されている。軸受部132は、羽根車ケース121内に所定長さ突出し、その先端面が羽根車125の軸部126の軸方向一端面(上流側端面)に相対回転自在に摺接する。また、各仕切板131は上流端から下流端に向かって厚みを拡大するテーパ板状となっている。更に、軸受部132の外周面は、先端に向かって曲面的に拡径し、先端面の直径は羽根車125の軸部126の外径(羽根127の内径)と同一となっている。これにより、第1の整流器130の仕切板131を通過した浄活水が軸受部132の外周面に沿って円滑に羽根車125の羽根127部分に進入する。加えて、第1の整流器130の上流側端部には2枚のストレーナ134が内装されている。ストレーナ134は、図20に示すように、第1の整流器130の内径と同一の外径を有する円形網状のものであり、アルミニウムやステンレス鋼等の耐腐食(防錆)材料により形成される。ストレーナ134により、第1の整流器130の上流端でも整流効果を発揮し、第1の整流器130による全体としての整流効果を向上するようになっている。なお、ストレーナ134の数は、1枚であってもよく、或いは3枚以上であってもよい。
【0033】
一方、羽根車ケース121の下流側には、短円筒状をなす樹脂製の第2の整流器135が一体的に装着される。第2の整流器135は、羽根車125を通過して内部に流入する浄活水を整流することにより、第1の整流器130の整流作用と協働して、羽根車125内を通過する浄活水の整流効果を向上する。詳細には、第2の整流器135は、図21に示すように、半径方向に延びる複数の仕切板136(図21の例では3枚)を円周方向に一定角度間隔で並べたものであり、これらの仕切板136により内部を通過する浄活水を整流する。また、第2の整流器135の軸方向一端(上流側端)の中心部には、前記羽根車125の他方(下流側)の回転軸128を回転自在に挿着する軸受部137が一体成形されている。軸受部137は、その一端面(上流側端面)が羽根車125の軸部126の軸方向他端面(下流側端面)に相対回転自在に摺接する。また、軸受部137の一端面の直径は羽根車125の軸部126の外径と同一となっている。更に、軸受部137の外周面は、他端(下流)に向かって曲面的に縮径している。加えて、軸受部137の外周面と対向する第2の整流器135の内周面は、一端(上流)から他端(下流)に向かって拡径している。これにより、第2の整流器135の内部空間(仕切板136間の空間)は、一端から他端に向かってコーン状に拡径し、第2の整流器135の仕切板136を通過した浄活水が軸受部137の外周面に沿って円滑に流出する。
【0034】
前記浄活水通路113の外周面において、前記羽根車125の磁性部129と対向する位置には、磁性部129の磁気を検出する流量センサ141が固着され、羽根車125が1回転するごと(磁性部129と対向するごと)に1パルスを発生するようになっている。本体ケース110の上側部の空間には、制御基板150が配置されている。制御基板150は、図22に示すように、マイコン151、操作部152、メモリIC153、液晶表示部154及びリセット回路155を備えている。マイコン151はCPU(中央処理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(読み書き可能メモリ)等を実装したものである。操作部152は、各種操作信号をマイコン151に入力するためのものである。実施の形態1では、操作部152は、例えば、ディップスイッチやジャンパー線を使用して、流量計付切替コックを使用する浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定するための設定値等をマイコン151に入力及び設定する。メモリIC153は、不揮発性の二次記憶装置を構成し、マイコン151に入力された設定値としての総ろ過流量や使用限界時間、流量計100により計測した積算流量に基づいて更新される残ろ過流量やタイマにより計測した経過時間に基づいて更新される残使用可能時間等のカートリッジ残寿命等を記憶する。メモリIC153には、接続する浄活水器のカートリッジの種類に応じて決定される総ろ過流量や使用限界時間等の他、いかなる数値でも制限なしに設定値として記憶することができる。液晶表示部154は、前記本体ケース110の上面に配置される。また、液晶表示部154は、カートリッジの残寿命を複数段階(図の例では5段階)のレベル形式で表示するカートリッジ寿命表示部154aと、電池寿命を複数段階(図の例では3段階)のレベル形式で表示する電池寿命表示部154bとを有する。また、液晶表示部154は、電池寿命表示部154bの上側に、「交換」等、カートリッジや電池の交換を促す文字を点滅表示する交換表示部を有する。
【0035】
実施の形態1では、流量計100は、浄活水器カートリッジの寿命設定を、総ろ過流量や時間等のパラメータを使用して、浄活水器の性能に応じて数値設定することができる。詳細には、流量計100は、カートリッジ寿命の設定モードとして、浄活水器の能力(総ろ過流量)でカートリッジ寿命を設定する流量モードと、カートリッジ使用開始からの経過時間でカートリッジ寿命を設定する時間モードと、前記流量モード及び時間モードを組み合わせて使用する併用モードとを有している。そして、使用者は、かかる3つの設定モードから選択して浄活水器カートリッジの寿命設定を行うことが可能である。
【0036】
各設定モードによるカートリッジの残寿命表示について説明すると、まず、流量計100のカートリッジ寿命表示部154aは、浄活水器を接続した初期状態(カートリッジ新品時)では、全ての目盛(5レベル)を点灯表示している。なお、このとき、流量計100のメモリIC153には、使用中の浄活水器のカートリッジの仕様に応じた総ろ過流量(例えば、5000L、10000L等)が記憶されている。そして、浄活水器を使用すると、流量計100の流量計ユニット110内を流れる浄活水の流量に応じた回転速度で羽根車125が回転する。ここで、使用者が前記設定モードとして流量モードを選択した場合、流量計100のマイコン151は、前記流量センサ141により羽根車125の磁性部129を検出して羽根車125の回転数を計測し、前記流量センサ141からのパルス信号をスイッチ基板161を介して入力してカウントする。そして、マイコン151は、積算パルス数(羽根車125の積算回転数)に基づき、浄活水通路113を通過した浄活水の水量(積算流量)を計算すると共に、メモリIC153に記憶したカートリッジの総ろ過流量から積算流量を減算し、現在のカートリッジの残寿命(残ろ過流量)を液晶表示部154に表示する。具体的には、メモリIC153に設定したカートリッジ寿命(総ろ過流量)から見て1/5(20%)の流量の浄活水が浄活水通路113を流れるごとに、マイコン151は、5目盛あるカートリッジ寿命表示部154aの点灯表示を1目盛ずつ順に消していく。そして、マイコン151は、設定のカートリッジ寿命(総ろ過流量)に達すると、最後の目盛も消灯して全てのレベル表示を消すと共に、「交換」の文字の交換表示部(交換サイン)を点滅表示する。
【0037】
使用者が前記設定モードとして時間モードを選択した場合、流量計100のマイコン151は、前記流量センサ141からの入力は無視又は非入力とし、制御基板150に実装したタイマ回路や外部のタイマにより、浄活水器の使用開始(カートリッジ新品時)からの経過時間を計測する。なお、このとき、流量計100のメモリIC153には、使用中の浄活水器のカートリッジの仕様に応じた使用限界時間(例えば、1年等)が記憶されている。なお、使用限界時間の設定は、通常は、年数(例えば1年)または月数(例えば12ケ月)を指定して行うが、日数(例えば365日)により行うことも可能である。そして、マイコン151は、浄活水器の使用開始からの経過時間を計測すると共に、メモリIC153に記憶したカートリッジの使用限界時間から前記経過時間を減算し、現在のカートリッジの残寿命(残使用可能時間)を液晶表示部154に表示する。具体的には、メモリIC153に設定したカートリッジ寿命(使用限界時間)から見て1/5(20%)の時間が経過するごとに、マイコン151は、5目盛あるカートリッジ寿命表示部154aの点灯表示を1目盛ずつ順に消していく。そして、マイコン151は、設定のカートリッジ寿命(使用限界時間)に達すると、最後の目盛も消灯して全てのレベル表示を消すと共に、「交換」の文字の交換表示部(交換サイン)を点滅表示する。
【0038】
使用者が前記設定モードとして併用モードを選択した場合、流量計100のマイコン151は、前記流量モードの場合と同様にして、流量センサ141からのパルス信号をスイッチ基板161を介して入力してカウントする。同時に、マイコン151は、前記時間モードの場合と同様にして、浄活水器の使用開始(カートリッジ新品時)からの経過時間を計測する。なお、このとき、流量計100のメモリIC153には、使用中の浄活水器のカートリッジの仕様に応じた総ろ過流量及び使用限界時間が記憶されている。そして、マイコン151は、積算流量と経過時間との2つの条件のうち、カートリッジ寿命表示部154aのレベル点灯表示の減りが多くなる方の条件を優先的に適用し、点灯表示を消していく。例えば、総ろ過流量を10000L、使用限界時間を1年(12ヶ月)と設定した場合において、現在の積算流量が6000L(レベル3目盛に相当)、経過時間が150日(目盛2目盛に相当)の場合、マイコン151は、条件として積算流量を優先して適用し、カートリッジ寿命表示部154aのレベル点灯表示を3目盛分消す。そして、マイコン151は、これら2つの条件のうち、いずれかの条件が設定基準値を超えた場合、即ち、上記の例の場合で積算流量が10000Lまたは経過時間が12ヶ月を超えた場合、全てのレベル表示を消すと共に、「交換」の文字の交換表示部(交換サイン)を点滅表示する。
【0039】
なお、流量計100の電池寿命表示部154bは、電池交換した状態(電池新品時)では、全ての目盛(3レベル)を点灯表示している。そして、マイコン151は、電池容量が新品時から33%減少するごとに、1目盛ずつ電池寿命表示部154bの点灯表示が消えていく。そして、マイコン151は、電池容量がなくなると、最後の目盛も消灯して全てのレベル表示を消すと共に、「交換」の文字の交換表示部(交換サイン)を点滅表示する。なお、「交換」の文字の交換標示部は、マイコン151の制御により、カートリッジ交換時または電池交換時に選択的に点滅表示される。
【0040】
リセット回路155は、リセットボタン156に接続されている。リセットボタン156は、前記本体ケース110の上面において液晶表示部154の下方に配置されている。リセットボタン156を押すと、リセット回路155からの指令に基づき、マイコン151が、メモリIC153に記憶したカートリッジの残寿命(残ろ過流量や残使用可能時間)を、初期設定のカートリッジ寿命(総ろ過流量や使用限界時間)へとリセットする。リセットボタン156は、使用者が不注意で押すことのないよう、指で触れた程度ではリセットされない設計となっている。例えば、リセットボタン156は、先鋭な部材の先端で押すことにより動作する設計となっている。なお、実施の形態1では、リセットボタン156を長押しすると、前記設定モード(流量モード等)へ移行し、予め登録された複数の積算流量の中から、カートリッジの仕様等に応じて、設定値を選択するように構成することもできる。この場合、選択後、数秒間操作無しの状態が続くと、通常モード(前記リセット操作が可能なモード)へと復帰するよう構成することもできる。更に、前記設定モードによる設定値の設定は、通常、工場出荷段階で行うため、使用者(エンドユーザ)が誤操作等により設定を変更することのないよう、例えば、リセットボタン156を3±1秒押したときにのみ上記設定モードを呼び出すようにしてもよい。或いは、制御基板150にジャンパー線を実装し、ジャンパー線が存在する状態でのみ前記総ろ過流量、使用限界時間、電池容量等の設定操作を可能にするよう構成することもできる。この場合、設定後にジャンパー線を切断することにより、エンドユーザのご操作等を防止することができる。
【0041】
前記本体ケース110の側面には電池カバー158が取付けられ、内部に電池を収容するようになっている。電池としては、コンパクトで長寿命かつ汎用性の高いボタン電池(リチウムコイン電池)等を使用する。
【0042】
なお、実施の形態1では、前記マイコン151及び操作部152により、浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段が構成される。また、前記マイコン151により、設定総ろ過流量に対する積算流量の割合に応じて、浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段が構成される。更に、前記液晶表示部154により、演算手段により算出した浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段が構成される。
【0043】
流量計付切り替えコックの作用及び効果
上記のように構成された流量計付切り替えコックは、水栓の蛇口1にコック本体10の原水流入口11を取付ナット20を介して取付ける。また、コック本体10の原水供給口12にホース押えナット23を介して浄活水器の原水流入口側の接続ホース2を接続すると共に、流量計100の浄活水流入口112にホース押えナット114を介して浄活水器の浄活水供給口側の接続ホース3を接続する。なお、このとき、制御基板150のメモリICには、接続する浄水器のカートリッジ(新品)の総ろ過流量(寿命)が予め記憶されている。そして、浄活水を使用する場合、図5及び図6に示すように、切替ハンドル35を浄水位置に回転する。すると、切替弁体31の連通溝32が原水流入口11と原水供給口13とを連通して原水供給通路16を形成し、原水流入口11からの原水が原水供給通路16及び原水供給口13から接続ホース2を介して浄活水器に流入する。その後、浄活水器のカートリッジを通過して浄化及び/または活性化された浄活水は、浄活水器の浄活水供給口から接続ホース3を介して流量計100の浄活水流入口112に流入する。なお、このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水ストレート吐出口12a及び原水シャワー吐出口12bと遮断され、原水ストレート吐出口12a及び原水シャワー吐出口12bから原水が吐出されることはない。
【0044】
浄活水流入口112から流入した浄活水は、本体ケース100の浄活水通路113内を通過し、流量計ユニット120に流入する。このとき、浄活水は、まず、第1の整流器130内の上流端側に位置するストレーナ134により乱流等を防止され、整流された状態で第1の整流器130の内部に流入する。そして、浄活水は、一定角度間隔で並ぶ仕切板131により更に整流されて乱流等を防止された状態で、下流側の羽根車ケース121内に流入する。次に、浄活水は、羽根車ケース121内の羽根車125を通過し、その通過速度(流量)に応じた回転速度で羽根車125が回転する。その後、浄活水は、第2の整流器135を経て浄活水通路113の下流側に流出する。このとき、第2の整流器135によっても、羽根車125を通過する浄活水の整流が行われる。
【0045】
浄活水通過による羽根車125の回転に伴い、磁性部129も同期して回転する。ここで、前記流量モードを設定モードとして使用する場合は、流量センサ141が、磁性部129と対向するごとにパルスを発生し、スイッチ基板161を介して制御基板150のマイコン151にパルスを入力する。すると、マイコン151が、入力パルス数をカウントし、カウント値に対応する積算流量をICメモリ153に記憶したカートリッジの総ろ過流量から減算していく。そして、マイコン151は、積算流量が所定レベル(総ろ過流量の1/5〜5/5までの各レベル)に達するごとに、液晶表示部154のカートリッジ寿命表示部154aのレベル表示(目盛)を減少していく。なお、このとき、マイコン151は、浄活水通過に伴い順次増加する積算流量をICメモリ153に記憶し、この積算流量を予め記憶した総ろ過流量と比較して、上記残寿命の更新を行うよう構成することもできる。そして、積算流量が総ろ過流量に達すると、即ち、残ろ過流量がゼロになると、マイコン151は、カートリッジ寿命表示部154aの最後のレベル表示(目盛)を消灯すると共に、交換表示部の「交換」の文字を点滅表示する。また、前記時間モードを設定モードとして使用する場合は、マイコン151は、経過時間を計測し、ICメモリ153に記憶した使用限界時間から減算していく。そして、マイコン151は、経過時間が所定レベル(使用限界時間の1/5〜5/5までの各レベル)に達するごとに、液晶表示部154のカートリッジ寿命表示部154aのレベル表示(目盛)を減少していく。そして、経過時間が使用限界時間に達すると、マイコン151は、カートリッジ寿命表示部154aの最後のレベル表示(目盛)を消灯すると共に、交換表示部の「交換」の文字を点滅表示する。更に、前記併用モードを設定モードとして使用する場合は、マイコン151は、流量センサ141からの入力パルスをカウントすると共に、タイマにより経過時間を計測する。そして、マイコン151は、上記のように、総ろ過流量に対する積算流量の割合と、使用限界時間に対する経過時間の割合を比較して、より大きい割合の方の条件を適用して液晶表示部154のカートリッジ寿命表示部154aのレベル表示(目盛)を減少していく。そして、積算流量が総ろ過流量に達するか、または、経過時間が使用限界時間に達するか、いずれかの条件が最初に発生した時点で、マイコン151は、カートリッジ寿命表示部154aの最後のレベル表示(目盛)を消灯すると共に、交換表示部の「交換」の文字を点滅表示する。
【0046】
この後、使用者が浄水器のカートリッジを交換し、流量計100のリセットボタン156を押すと、ICメモリ153の残ろ過流量(ゼロ値)が初期設定値の総ろ過流量へとリセットされる。これにより、流量計付切替コックは、上記と同様にして、再度、交換したカートリッジの残寿命を表示することができる。
【0047】
上記のように、実施の形態1に係る流量計付切替コックは、接続する浄活水器のカートリッジの種類に応じて、その寿命を各種設定モードにより適宜設定変更できると共に、水栓の蛇口1と浄活水器との間に各種取付具及びアダプタ等により簡単に接続できるため、カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種浄活水器の吐水口または吐水管に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。また、測定モードとして流量モードや併用モードを使用する場合、流量計ユニット120にストレーナ134、第1の整流器130及び第2の整流器135を設けたため、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。発明者等の実験結果によれば、流量計ユニット120による計測誤差は約10%となり、積算流量計一般と比較して計測誤差を大幅に向上することができた。更に、カートリッジの総ろ過流量を不揮発性のメモリIC153に記憶するため、電池交換時に電池を外しても、それまでにカウントされた積算流量がリセットされることはない。
【0048】
特に、カートリッジ寿命の設定モードとして、流量モード、時間モード及び併用モードの3モードを選択して使用可能であるため、カートリッジの仕様や使用状況等を適宜勘案して、最適な設定モードでカートリッジの寿命を計測して表示することができる。ここで、総ろ過流量の数値が大きな浄活水器の場合、長期間使用できるという経済的なメリットがあるが、長期間に少量ずつ使用されることにより、カートリッジの衛生状態悪化が懸念される場合も考えられる。例えば、日本水道協会規格(JWWA)の浄水器規格「S102」では、「使用限界日数は衛生性を確保するため上限を12ヶ月以内とする」とある。よって、この規格認定のある浄水器を使用する場合、経過時間が12ヶ月を超えても積算流量が総ろ過流量に達しない場合、カートリッジの衛生状態悪化が懸念される。しかし、実施の形態1では、そのような場合、設定モードとして時間モードまたは併用モードを適用することにより、かかる懸念を解消することができる。即ち、積算流量が総ろ過流量に達しない場合でも、経過時間が12ヶ月を超えたときに、「交換」サインが点滅表示され、使用者にカートリッジの交換を促すことができるため、上記規格に伴う機能表示通りのカートリッジ交換サイクルを使用者に遵守してもらうことができる。
【0049】
また、実施の形態1では、上記構成の流量計ユニット120が、羽根車125により、少ない流量であっても正確に流量を測定すると共に、第1及び第2の整流器130,135やストレーナ134により、乱流を防止して計測誤差を極力小さくすることができる。なお、実施の形態1では、流量計110は、計測誤差を−10%として設定されている。例えば、設定総ろ過流量が5000Lの場合、実際に流れた浄活水の流量が4500L〜5000Lの範囲にある場合、流量計110は計測値を5000Lとして前記カートリッジ交換表示部154aのレベル表示を行う、即ち、「交換」サインの点滅表示を行う。これにより、計測誤差のために、実際は設定総ろ過流量以上にカートリッジが使用されているにも関わらず、「交換」サインが表示されないといった事態を防止することができ、使用者に安心感を与えることができる。更に、電池交換表示部154b及び「交換」サインにより電池容量の残量表示も行うため、電池切れによるカートリッジ交換表示部154aの非表示といった事態を防止することができ、使用者に安心感を与えることができる。
【0050】
次に、図10及び図11に示すように、切替ハンドル35を原水ストレート位置に回転すると、切替弁体31の連通溝32が、原水流入口11と原水ストレート吐出口12aとを連通して原水ストレート通路17を形成し、原水ストレート吐出口12aから原水がストレート吐出される。このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水供給口13及び原水シャワー吐出口12bと遮断され、原水シャワー吐出口12bから原水が吐出されることはなく、また、浄活水吐出口112から浄活水が吐出されることもない。更に、図14及び図15に示すように、切替ハンドル35を原水シャワー位置に回転すると、切替弁体31の連通孔が原水流入口11と原水シャワー吐出口12bとを連通して原水シャワー通路18を形成し、原水シャワー吐出口12bから原水がシャワー吐出される。このとき、原水流入口11は、切替弁体31により、原水供給口13及び原水ストレート吐出口12aと遮断され、原水ストレート吐出口12aから原水が吐出されることはなく、また、浄活水吐出口112から浄活水が吐出されることもない。
【0051】
ここで、実施の形態1に係る流量計付切替コックは、前記コック本体10及び本体ケース110の防塵性能を、JIS規格による6段階のうちの「5」等の高い設定とし、粉塵が内部に侵入することを防止すると共に、多少の粉塵の侵入があっても正常に動作するような構造とすることが好ましい。また、前記コック本体10及び本体ケース110の防水性能を、JIS規格による8段階のうちの「5」等の高い設定とし、いかなる方向からの水の噴流を受けても有害な影響を受けないような構造とすることが好ましい。更に、定流量弁、逆流防止弁、プレフィルターの取付け等を行うようにすることもできる。この場合、定流量弁は、浄活水器に流入する水道水の量を一定にし、浄活水器本体及びカートリッジに負担がかからないようにする機能を有する。また、逆流防止弁は、浄活水吐出口112から浄水器本体へ浄水が逆流するのを防止すると共に、浄活水吐出口112から雑菌が浄活水器に浸入するのを防ぐ機能を有する。更に、プレフィルターは、浄活水器に流入する水道水から大きなゴミ、赤水をシャットアウトする機能を有する。
【0052】
実施の形態2
図23は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を浄活水器に取付けた状態を示す斜視図である。図24〜図28は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示し、図24は斜視図、図25は平面図、図26は正面図、図27は側面図、図28は側面の断面図である。
【0053】
図23に示すように、実施の形態2に係る流量計付吐水装置は、流量計付フレキ吐水管として具体化される。流量計付フレキ吐水管は、実施の形態1の流量計100と同様の流量計200を備える。流量計200は、図24〜図28に示すように、本体ケース210を備えている。本体ケース210は、耐薬品ABS樹脂等の合成樹脂からなり、浄活水流入口211と、浄活水を吐出する浄活水吐出口212と、浄活水流入口211と浄活水吐出口212とを連通する浄活水通路213とを有する。浄活水流入口211は、本体ケース210の下側部後端に配置されている。浄活水流入口211は、基端側(上流側)のフレキ金具221を介して回転固定金具223に接続されている。浄活水吐出口212は、本体ケース210の下側部前端に配置され、浄活水流入口211から流入した浄活水を吐出する。浄活水吐出口211は、先端側(下流側)のフレキ金具231を介してフレキ吐水管233に接続されている。浄活水通路213は、本体ケース210の下側部の空間において、浄活水流入口211と浄活水吐出口212とを連通する略直線円筒状の水密空間を形成する。上記以外の構成は、実質的に、実施の形態1の流量計100と同様である。即ち、浄活水通路213には前記流量計ユニット120が配置され、本体ケース210の上側には流量センサ141及び制御基板150が配置されている。また、本体ケース210の上面には液晶表示部154及びリセットボタン156が配置され、側面には電池カバー158が配置されている。
【0054】
上記のように構成した流量計付フレキ吐水管は、図23に示すように、回転固定金具223を浄活水器5の浄活水供給口(図示略)に接続する。浄活水器5には、接続金具6を介して、水栓の蛇口に接続する接続ホース7が接続され、蛇口からの原水が原水流入口(図示略)から流入するようになっている。これにより、浄活水器5の内部を通過してカートリッジにより浄化または活性化された浄活水が浄活水供給口が供給され、その浄活水が、回転固定金具223の流入口224に流入し、フレキ金具221を介して流量計200の浄活水流入口211に流入する。浄活水流入口211に流入した浄活水は、実施の形態1で述べたと同様にして、浄活水通路213内を通過し、流量計ユニット120を通過して、浄活水吐出口212から吐出される。その後、浄活水は、フレキ金具231を介してフレキ吐水間233に流入し、その先端から吐出される。なお、回転固定金具223は水平方向に360度回転可能であり、流量計付フレキ吐水管を所望の様々な方向に向けることができる。
【0055】
実施の形態2に係る流量計付フレキ吐水管は、接続する浄活水器5のカートリッジの種類に応じてその寿命を各種設定モードにより適宜設定変更できると共に、各種の浄活水器5に対して回転固定金具223や各種取付具及びアダプタ等により簡単に接続できるため、カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種浄活水器の吐水口または吐水管に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。また、測定モードとして流量モードや併用モードを使用する場合、流量計ユニット120により、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。また、フレキ吐水管233にはインナーホースが入っているため、止水性が高く、フレキ吐水管233の隙間から水漏れすることがない。
【0056】
ここで、流量計付フレキ吐水管は、別体の金属アダプタによって、既設のフレキ吐水管に流量計200部分のみ中間付けすることも可能である。また、フレキ吐水管233の先端部は、通常のタイプに加え、逆流防止弁付、泡沫付、シャワー付の構造とすることもできる。フレキ吐水管233の先端部を逆流防止弁付構造とした場合、フレキ吐水管33から浄水器5へ浄活水が逆流するのを防止すると共に、フレキ吐水管233から雑菌が浄水器5に浸入するのを防ぐことができる。フレキ吐水管233の先端部を泡沫付構造またはシャワー付構造とした場合、水流をそれぞれ泡沫またはシャワー吐水とすることができる。
【0057】
実施の形態3
図29は本発明の実施の形態3に係る浄活水器用流量計を浄活水器に取付けた状態を示す斜視図である。
図29に示すように、実施の形態3に係る浄活水器用流量計は、基本的には、実施の形態2の流量計200を浄活水器5の原水流入口側に接続したものである。流量計200の吐出口は、可撓性の接続ホース8を介して前記接続金具6に接続されると共に、流量計200の流入口は、可撓性の接続ホース9を介して水栓の蛇口に接続される。即ち、実施の形態3では、流量計200の浄活水流入口211は原水流入口として使用され、浄活水吐出口212は原水供給口として使用されている。そして、蛇口1からの原水が、流量計200の浄活水通路213を通過して、浄活水器5に供給され、浄活水器の浄活水が、回転固定金具223及びフレキ金具231を介して、フレキ吐水管233から吐出される。よって、実施の形態3では、流量計200は、浄活水の積算流量ではなく、原水の積算流量を計測することにより、カートリッジの残寿命を表示する。なお、実施の形態3では、原水が流量計200を流れるため、原水通路となる浄活水通路213の上流側にストレーナ等のろ過具を設けることが好ましい。
【0058】
実施の形態3に係る浄活水器用流量計は、実施の形態2に係る流量計付フレキ吐水管と同様の作用及び効果を発揮する。
【0059】
実施の形態4
図30は本発明の実施の形態4に係る流量計付吐水装置としてのアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓を示す斜視図である。
実施の形態4に係る流量計付吐水装置は、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓に具体化される。アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、アンダーシンク型浄活水器に取付けて使用される。詳細には、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、流量計300と、切替コック部310と、切替ハンドル315とを備える。また、アンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、原水流入管321と、原水供給管322と、浄活水供給管323とを備える。原水流入管321は、シンク(図示略)の下方に収容した蛇口(図示略)に接続される。原水供給管322は、原水流入管321に流入した原水を、シンクの下方に配置した浄活水器(図示略)の原水流入口(図示略)に接続する。浄活水供給管323は、浄活水器の浄活水供給口(図示略)に接続される。切替コック部310の上端には吐水管331が接続されている。切替コック部310は、前記原水流入管321、原水供給管322及び浄活水供給管323のそれぞれの上端部を収容している。そして、切替コック部310は、実施の形態1の流量計付切替コックと同様にして、切替ハンドル315を回転して浄水位置及び原水位置の間で切替えることにより、原水流入管321と吐水管331との接続(原水通路形成)、原水供給管322と浄活水器の原水流入口との接続(原水供給通路の形成)及び浄活水供給管323と浄活水器の浄活水供給口との接続(浄活水通路の形成)を選択的に行い、原水流入管321からの原水及び浄活水供給管323からの浄活水を吐水管331から選択的に吐出する。即ち、切替ハンドル315は、切替コック部310に装着されて実施の形態4の通路切替手段を構成し、切替コック部310の内部空間に、原水流入管321と吐水管331とを連通する原水吐出通路と、原水流入管321と原水供給管322とを連通する原水供給通路とを選択的に形成すると共に、原水供給通路を形成したときに浄活水供給管323と吐水管331とを連通する浄活水通路を形成する。
【0060】
一方、流量計300は、実施の形態1〜3の流量計100,200と同様の基本構成を有すると共に、切替コック部310に隣接して一体的に設けられている。即ち、図示はしないが、流量計300は、流量計ユニット120を切替コック部310の浄活水通路に連通する流路上に配置し、流量センサ141により浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する。また、流量計300は、制御基板150を備え、マイコン151や操作部152からなる設定手段により浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する。更に、流量計300は、マイコン151からなる演算手段により、設定総ろ過流量に対する積算流量の割合に応じて、浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する。そして、流量計300は、演算手段により算出した浄活水器のカートリッジの残寿命を表示手段としての液晶表示部154に表示する。
【0061】
実施の形態4に係るアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、接続するアンダーシンク型浄活水器のカートリッジの種類に応じてその寿命を各種設定モードにより適宜設定変更できると共に、各種のアンダーシンク型浄活水器に対して各種取付具及びアダプタ等により簡単に接続できるため、カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種アンダーシンク型浄活水器の吐水口または吐水管に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全てのアンダーシンク型浄活水器に対応できる。また、測定モードとして流量モードや併用モードを使用する場合、流量計ユニット120により、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0062】
実施の形態5
図31は本発明の実施の形態5に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す斜視図である。
図31に示すように、実施の形態5に係る流量計付切替コックは、実施の形態1に係る流量計付切替コックとほぼ同一の構成である。一方、実施の形態5に係る流量計付切替コックは、流量計100の本体ケース110の下側前端に、浄活水吐出口用の円形孔を形成すると共に、その円形孔をキャップ401で遮蔽した点が実施の形態1と異なる。それ以外の構成は実施の形態1と同様である。
【0063】
実施の形態5に係る流量計付切替コックは、本体ケース110のキャップ401を外して浄活水通路113を実施の形態2や実施の形態3の浄活水通路213と置き換えることにより、本体ケース110を実施の形態2や実施の形態3の流量計付フレキ吐水管の本体ケース210として簡単に転換使用できるという効果を有する。なお、この場合、本体ケース110の前側下端の浄活水吐出口112は、キャップ401により遮蔽することができる。
【0064】
ところで、本発明は、浄活水器に接続されて浄活水を吐出する吐水装置全般に適用することができる。また、実施の形態2〜5では、カートリッジの寿命設定のパラメータ(条件)として、流量モードについてのみ説明したが、実施の形態1と同様、時間モード、併用モードを使用してカートリッジの寿命設定並びに残寿命測定及び表示を行うことができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1乃至4に記載の流量計付吐出装置は、上記のように構成したため、カートリッジ寿命等の仕様の異なる各種浄水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。
【0066】
請求項5に記載の流量計付吐水装置は、上記のように構成したため、請求項1乃至4のいずれかの効果に加え、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0067】
請求項6に記載の流量計付切替コックは、上記のように構成したため、カートリッジ寿命等の仕様の異なるダブルホース型の各種浄水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。
【0068】
請求項7に記載の流量計付切替コックは、上記のように構成したため、請求項6の効果に加え、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0069】
請求項8に記載の流量計付フレキ吐水管は、上記のように構成したため、カートリッジ寿命等の仕様の異なるシングルホース型の各種浄水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。
【0070】
請求項9に記載の流量計付フレキ吐水管は、上記のように構成したため、請求項8と同様の効果に加え、浄活水器に既設のフレキ吐水間に中間付けできるという効果を発揮する。
【0071】
請求項10に記載の流量計付フレキ吐水管は、上記のように構成したため、請求項8または9の効果に加え、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0072】
請求項11に記載の浄活水器用流量計は、上記のように構成したため、浄活水器の原水流入口側に取付けてカートリッジ寿命を測定及び表示できるという効果を発揮する。
【0073】
請求項12に記載の浄活水器用流量計は、上記のように構成したため、請求項11の効果に加え、内部に流入する原水をろ過できるという効果を発揮する。
【0074】
請求項13に記載の流量計付吐水装置は、上記のように構成したため、請求項11または12の効果に加え、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0075】
請求項14に記載のアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、上記のように構成したため、カートリッジ寿命等の仕様の異なるアンダーシンク型の各種浄水器に後付けで簡単に装着することができ、ほぼ全ての浄活水器に対応できる。
【0076】
請求項15に記載のアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓は、上記のように構成したため、請求項14の効果に加え、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【0077】
請求項16に記載の流量計ユニットは、上記のように構成したため、例えば請求項1乃至11のいずれかの流量計ユニットとして使用することにより、浄活水器の積算流量を正確に測定して仕様に応じたカートリッジの残寿命を的確に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す平面図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す正面図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す側面図である。
【図5】図5は図2のA−A線断面図である。
【図6】図6は図3のB−B線断面図である。
【図7】図7は図2のC−C線断面図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水ストレート位置に回転した状態を示す平面図である。
【図9】図9は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水ストレート位置に回転した状態を示す正面図である。
【図10】図10は図8のD−D線断面図である。
【図11】図11は図8のE−E線断面図である。
【図12】図12は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水シャワー位置に回転した状態を示す平面図である。
【図13】図13は本発明の実施の形態1に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを原水シャワー位置に回転した状態を示す正面図である。
【図14】図14は図12のF−F線断面図である。
【図15】図15は図13のG−G線断面図である。
【図16】図16は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックで使用する流量計本体を示す一部切欠き断面図である。
【図17】図17は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックで使用する流量計本体を示す一部切欠き分解図である。
【図18】図18は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの羽根車を示す正面図である。
【図19】図19は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの第1の整流器を示し、(a)は上流側から見た背面図、(b)は下流側から見た正面図である。
【図20】図20は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックのストレーナを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図21】図21は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの第2の整流器を示し、(a)は上流側から見た背面図、(b)は下流側から見た正面図である。
【図22】図22は本発明の実施の形態1に係る流量計付切替コックの制御基板を示すブロック図である。
【図23】図23は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を浄活水器に取付けた状態を示す斜視図である。
【図24】図24は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示す斜視図である。
【図25】図25は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示す平面図である。
【図26】図26は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示す正面図である。
【図27】図27は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示す側面図である。
【図28】図28は本発明の実施の形態2に係る流量計付吐水装置としての流量計付フレキ吐水管を示す側面の断面図である。
【図29】図29は本発明の実施の形態3に係る浄活水器用流量計を浄活水器に取付けた状態を示す斜視図である。
【図30】図30は本発明の実施の形態4に係る流量計付吐水装置としてのアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓を示す斜視図である。
【図31】図31は本発明の実施の形態5に係る流量計付吐水装置としての流量計付切替コックにおいて切替ハンドルを浄水位置に回転した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
5:浄活水器、10:コック本体、11:原水流入口、12:原水吐出口
12a:原水ストレート吐出口、12b:原水シャワー吐出口
16:原水供給通路、17:原水ストレート吐出通路(原水吐出通路)
18:原水シャワー吐出通路(原水吐出通路)、35:切替ハンドル(通路切替手段)
110,210:本体ケース、111,211:浄活水流入口
112,212:浄活水吐出口、113,213:浄活水通路
120:流量計ユニット、121:羽根車ケース、125:羽根車
129:磁性部、130:第1の整流器(整流手段)
135:第2の整流器(整流手段)、141:流量センサ
151:マイコン(設定手段、演算手段)、152:操作部(設定手段)
154:液晶表示部(表示手段)、233:フレキ吐水管
310:切替コック部、315:切替ハンドル(通路切替手段)
321:原水流入管、322:原水供給管、323:浄活水供給管

Claims (16)

  1. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする流量計付吐水装置。
  2. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする流量計付吐水装置。
  3. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合と、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合とからなる2つの条件のうち、少なくともいずれかの条件に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする流量計付吐水装置。
  4. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記浄活水器のカートリッジの使用限界時間を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する流量モードと、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合に応じて前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する時間モードと、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合と、前記設定使用限界時間に対する前記カートリッジの使用経過時間の割合とからなる2つの条件のうち、割合の多い方の条件を適用して前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する併用モードとを設定モードとして選択するモード選択手段と、
    前記選択手段により選択された設定モードにしたがって前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする流量計付吐水装置。
  5. 前記流量計ユニットは、
    前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、
    前記回転体の回転を検出するセンサと、
    前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の流量計付吐水装置。
  6. 蛇口に接続される原水流入口と、原水を吐出する原水吐出口と、浄活水器の原水流入口に接続される原水供給口とを有するコック本体と、
    前記コック本体の内部空間に装着され、前記コック本体の内部空間に、前記コック本体の前記原水流入口と前記原水吐出口とを連通する原水吐出通路と、前記原水流入口と前記原水供給口とを連通する原水供給通路とを選択的に形成自在な通路切替手段と、
    前記コック本体に隣接して一体的に設けられ、前記浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする流量計付切替コック。
  7. 前記流量計ユニットは、
    前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、
    前記回転体の回転を検出するセンサと、
    前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段と
    を備えることを特徴とする請求項6記載の流量計付切替コック。
  8. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、
    前記本体ケースの浄活水流入口を前記浄活水器の浄活水供給口に接続する取付具と、
    前記本体ケースの浄活水吐出口に接続されるフレキ吐水管と
    を備えることを特徴とする流量計付フレキ吐水管。
  9. 浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水流入口と、浄活水を吐出する浄活水吐出口と、前記浄活水流入口と前記浄活水吐出口とを連通する浄活水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの浄活水通路に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、
    前記本体ケースの浄活水流入口を前記浄活水器の浄活水供給口から延びるフレキ吐水管に接続するアダプタと、
    前記本体ケースの浄活水吐出口に接続されるフレキ吐水管と
    を備えることを特徴とする流量計付フレキ吐水管。
  10. 前記流量計ユニットは、
    前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、
    前記回転体の回転を検出するセンサと、
    前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段と
    を備えることを特徴とする請求項8または9記載の流量計付フレキ吐水管。
  11. 蛇口に接続される原水流入口と、浄活水器の原水流入口に接続される原水供給口と、前記原始流入口と前記原水供給口とを連通する原水通路とを有する本体ケースと、
    前記本体ケースの原水通路に配置され、前記原水通路を通過する原水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記本体ケースに一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と、
    前記本体ケースの原水供給口を前記浄活水器の原水流入口に接続する接続具と、
    前記本体ケースの原水流入口を前記蛇口に接続する接続具と
    を備えることを特徴とする浄活水器用流量計。
  12. 更に、前記本体ケースの原水通路の上流側に配置され、前記原水通路に流入する原水の異物をろ過するストレーナを備える請求項11記載の浄活水器用流量計。
  13. 前記流量計ユニットは、
    前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、
    前記回転体の回転を検出するセンサと、
    前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段と
    を備えることを特徴とする請求項11または12記載の浄活水器用流量計。
  14. シンクの下方に収容した蛇口に接続される原水流入管と、
    前記原水流入管からの原水を、シンクの下方に配置した浄活水器の原水流入口に接続する原水供給管と、
    前記浄活水器の浄活水供給口に接続される浄活水供給管と、
    前記原水流入管の先端部、前記原水供給管の基端部及び前記浄活水供給管の端部を収容すると共に、前記原水流入管からの原水及び前記浄活水供給管からの浄活水を選択的に吐出する吐水管を有する切替コック部と、
    前記切替コック部に装着され、前記切替コック部の内部空間に、前記原水流入管と前記吐水管とを連通する原水吐出通路と、前記原水流入管と前記原水供給管とを連通する原水供給通路とを選択的に形成すると共に、前記原水供給通路を形成したときに前記浄活水供給管と前記吐水管とを連通する浄活水通路を形成する通路切替手段と、
    前記切替コック部の浄活水通路に連通する流路上に配置され、前記浄活水通路を通過する浄活水の積算流量を計測する流量計ユニットと、
    前記切替コック部に一体的に設けられ、前記浄活水器のカートリッジの総ろ過流量を設定する設定手段と、
    前記切替コック部に一体的に設けられ、前記設定総ろ過流量に対する前記積算流量の割合に応じて、前記浄活水器のカートリッジの残寿命を演算する演算手段と、
    前記切替コック部に一体的に設けられ、前記演算手段により算出した前記浄活水器のカートリッジの残寿命を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とするアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓。
  15. 前記流量計ユニットは、
    前記浄活水通路内に同軸上に配置され、前記浄活水通路を軸方向に通過する浄活水の流量に応じた回転速度で回転する回転体と、
    前記回転体の回転を検出するセンサと、
    前記浄活水通路内において前記回転体の上流側に密接して一体的に配置され、前記回転体に流入する浄活水を整流する整流手段と
    を備えることを特徴とする請求項14記載のアンダーシンク型浄活水器用流量計付水栓。
  16. 円筒状をなす羽根車ケースと、
    前記羽根車ケース内に同軸上に収容配置され、前記羽根車ケース内を軸方向に通過する流体の流量に応じた回転速度で、前記羽根車ケースの軸を中心として回転する羽根車と、
    前記羽根車の周方向一部に設けた磁性部と、
    前記羽根車ケースの上流側に一体的に装着される円筒状をなし、内部を通過する流体を整流して前記羽根車に供給する整流器と
    を備えることを特徴とする流量計ユニット。
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