JP2004182637A - クリーム状のアルゲパック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合して用いるパック化粧料を提供する。好ましくは、混合度合いのインジケータとして、色素を含有する。アルカリ土類金属の水難溶性塩としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウムなどが好適に例示できる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧料に関し、更に詳細には、アルギン酸アルカリ土類金属塩を被膜剤とするパック化粧料に好適な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
パック化粧料は、皮膚上に有効成分を含有する化粧料組成物を被膜などで閉塞し、有効成分の吸収を高める化粧料の形態であり、閉塞する手段として、高分子被膜形成剤を利用したもの、高分子を含有する泡を利用したもの或いはアルギン酸の水不溶性及び/又は難溶性塩の被膜を利用したものなどが、その製剤として例示できる。これらの製剤の内、特に注目されているものは、アルギン酸塩を被膜剤として利用したもの、いわゆるアルゲパックで、これは形成した被膜を容易に水洗或いは剥離して除去することが出来ること、樹脂などの非分解性の残さがでないこと、それに加えて充分な閉塞性を有することなどメリットが多いためである。(特開平11−302124)しかしながら、従来知られていたアルゲパックに於いては、油性成分の添加は数%程度までの制限があった。これは、アルゲパックの水洗除去容易性を損なうものであったためである。これを改良して、2層タイプにし、油性成分を含有可能にした剤形も開発された。(特開2002−128636)しかしながら、この様な剤形では、アルカリ土類金属イオンによりアルギン酸が固化する速度が非常に速いので、混合、塗布、固化の段階をうまくコントロールし、好適な被膜を形成する点において、課題が残っている。即ち、充分に混合する前に固化してしまい、被膜にムラが出来る場合があった。油相を含有できる2層タイプのアルゲパックに於いて、被膜のムラを解決する手段の開発が望まれていたと言える。
【0003】
一方、アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合する剤形のアルゲパックは知られていない。従って、かかる構成を有するアルゲパックが、油相を含有できる2層タイプのアルゲパックでありながら、ムラのない被膜を形成することも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、油相を含有できる2層タイプのアルゲパックに於いて、被膜のムラを解決する手段を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、油相を含有できる2層タイプのアルゲパックに於いて、被膜のムラを解決する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合する剤形のアルゲパックが、その様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合することを特徴とする、パック化粧料。
(2)アルギン酸及び/又はその水溶性塩として、アルギン酸ナトリウムを含有することを特徴とする、(1)に記載のパック化粧料。
(3)アルカリ土類金属の水難溶性塩が硫酸カルシウムであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のパック化粧料。
(4)用時に混合すべき、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物が、固形物の混合物であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のパック化粧料。
(5)更に、用時に混合すべき、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物に、混合の為のインジケーターを含有することを特徴とする(4)に記載のパック化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のパック化粧料
本発明のパック化粧料は、アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合することを特徴とする。本発明のパック化粧料は、アルゲパックの環境への優しさを生かしつつ、除去の手軽さと油性成分の効果とを併せ持つもののであり、この様な課題を、パック料に油性成分を、非イオン界面活性剤などを用いて乳化させて含有させ、これを別途用意した固化のための、アルカリ土類金属の水可溶性塩を含有する組成物で処理し、固化させ、剥離除去することにより、除去の手軽さを得たものである。又、乳化剤形とすることにより、従来アルゲパック剤形では含有しにくかった油性成分を含有することが可能となり、これにより、油性成分による皮膚の閉塞処理が可能となっている。これは、従来技術の二層型アルゲパックの長所を損なうことなく受け継いだものである。加えて、用時に於ける混合から固化までの時間が極めて適切であり、これによって一様にアルカリ土類金属イオンが分布した後固化するので、均一な被膜を形成する特質を有する。
【0007】
ここで、本発明のパック化粧料の必須成分である、アルギン酸及び/又はその塩であるが、その含有形態としては、乳化時に水相中に可溶化している形態が好ましく、この為にはアルギン酸のカルボキシル基の一部乃至は全部が塩の形態をとっていることが好ましい。かかる塩としては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩等の水可溶性塩が好ましく、中でもアルカリ金属塩、取り分けナトリウム塩が好ましい。本発明のパック化粧料に於ける、アルギン酸及び/又はその塩の好ましい含有量は、固化の為の組成物を加える前の形態に於いて、アルギン酸ナトリウムに換算して1〜10重量%であり、2〜5重量%である。これは、アルギン酸及び/又はその塩の量が少なすぎると充分に固化せず除去性が損なわれる場合があり、多すぎるとパック化粧料としての皮膜特性が損なわれる場合があるからである。
【0008】
本発明のパック化粧料に於いては、更に油性成分を含有することを特徴とする。かかる油性成分としては、スクワランや流動パラフィン、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコンやフェメチコンなどのシリコーン類、ホホバ油やゲイロウなどのエステル類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコールやセタノール、オレイルアルコールなどの高級アルコール類、牛脂やオリーブオイル等のトリグリセライド類等が油性成分として好ましく例示でき、中でも高級アルコールと炭化水素類を含有することが特に好ましい。これは、炭化水素類や高級アルコールの含有は安定性を向上させるからであり、その好ましい含有量は、高級アルコールが1〜3重量%であり、炭化水素類が5〜20重量%である。これは、この様な成分は多すぎても、少なすぎても充分安定性の向上への寄与が小さくなるためである。又、本発明の化粧料に於いては、これらの成分以外に通常化粧料で使用される任意の成分を含有することができ、この様な成分としては、例えば、ステアリン酸モノグリセリド、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンステアレート等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレートなどのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどの多価アルコール類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン等の粉体類、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、ビタミンやグリチルリチンなどの有効成分などが好ましく例示できる。この内、乳化のための活性剤としては、非イオン界面活性剤のみを用いることが好ましく、アニオン界面活性剤やカチオン界面活性剤などは含有しないことが好ましい。非イオン界面活性剤の好ましい含有量は2〜6重量%程度が好ましい。又、塩などの電解質も固化に悪影響を与える場合があるので含有しない方が好ましい。又、かかる剤形としては乳化形態が好ましい。これは、この様な形態を取ることにより、アルギン酸根とアルカリ土類金属イオンとの反応が適度に緩和になる為である。本発明の化粧料のアルギン酸及び/又はその水溶性塩を含有する組成物は、これらの成分を常法に従って処理することにより、製造することができる。かくして得られた、化粧料のアルギン酸及び/又はその水溶性塩を含有する組成物は、後記のアルカリ土類金属を含有する組成物ともに本発明のパック化粧料を構成し、用時に混合することにより、均一且つ均質な被膜を形成する。
【0009】
(2)本発明の化粧料を構成するアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物
本発明の化粧料は、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物を構成要素として有する。アルカリ土類金属の水難溶性塩としては、例えば、アルカリ土類金属の炭酸塩、硫酸塩などが好ましく例示でき、硫酸塩が特に好ましい。具体的には、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウムなどが好適に例示でき、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウムがより好ましく、硫酸カルシウムが特に好ましい。これらは、唯一種を含有させることも、二種以上組み合わせ含有させることも出来る。本発明の化粧料の構成要素である、組成物に於けるかかる塩の好ましい含有量は、総量で、混合した最終形態で、10〜25重量%であり、更に好ましくは、15〜20重量%である。これは少なすぎると被膜形成が遅くなりすぎる場合があり、多すぎると固体により、出来た被膜の物性が脆弱になり好ましくない場合があるからである。又、かかる組成物は剤形的には、粉体の混合物の形態が好ましく、該粉体としては100メッシュパス300メッシュオン程度の粒径のものが好ましい。粒径が大きすぎると固化速度が遅くなりすぎる場合があり、粒径が小さすぎると固化速度が速くなりすぎる場合があるからである。特に好ましい形態としては、かかるアルカリ土類金属の水難溶性塩以外に、インジケータを含有する形態である。かかるインジケータは、前記アルギン酸及び/又はその水可溶性塩を含む組成物とアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物の混合し具合(混合の均一性)を示すものであり、具体的には色素類が例示できる。色素類としては、青一号、赤色202号などの有機色素でも、ベンガラ、紺青、群青、黄色酸化鉄などの無機色素であっても構わないが、無機色素であることが好ましい。かかる色素類の好ましい含有量は、総量で、最終形態の塗布前の混合状態で、化粧料全量に対して、0.1〜1重量%が好ましい。これは色素が多すぎるとパック化粧料の美観を損ね、これによりパック効果まで損ねる場合があり、少なすぎると混合度合いのインジケータの役割を果たさない場合があるからである。
【0010】
(3)本発明のパック化粧料
本発明のパック化粧料は、前記アルギン酸及び/又はその水可溶性塩を含有する組成物と、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含有する組成物とからなり、該2種の組成物は、使用直前まで互いに混じり合わないように保持されていることを特徴とする。パックを行うにあたっては、前記二種の組成物を、インジケータの分布状況を見ながら良く混合し、インジケータが一様に分布したところで、パックを行う箇所に塗布する。この様な作業によって、5〜15分たつと、パック化粧料が固化するので、これを剥離することによりパックが終了する。この様に、アルカリ土類金属の水難溶性塩とアルギン酸及び/又はその水溶性塩との塩交換反応が極めて緩慢に起こることから、混合に充分な時間をかけることが出来、これにより、油相を含有できる2層タイプのアルゲパックに於いて、被膜のムラを解決する手段を提供することができる。
【0011】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がこの様な実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0012】
<実施例1>
以下に示す、処方に従って、組成物1と組成物2とを作成し、別の容器に充填し、これらを組み合わせて、組成物1と組成物2を構成要素とする、本発明のパック化粧料1を作成した。
(組成物1)
イ
ベヘニールアルコール 2 重量部
セチルステアレート 3 重量部
ステアリルパルミテート 2 重量部
スクワラン 15 重量部
ソルビタンセスキステアレート 1 重量部
POE(20)セスキステアレート 3 重量部
ロ
アルギン酸ナトリウム 3 重量部
ポリリン酸ナトリウム 0.5重量部
グリセリン 5 重量部
水 65.5重量部
製法)イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌可溶化し、イに徐々にロを加え乳化し、攪拌冷却してクリームを得た。
(組成物2)
硫酸カルシウム 98 重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
製法)成分を0.1mmのヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、シフターで100メッシュパス300メッシュオンを分粒し、組成物2とした。
(使用法)
組成物1を5重量部とり、これに組成物2の1重量部を加え、黄色が一様に分散するまで、良く手で練り混合した。
【0013】
パック化粧料1を、下記に示す、従来の技術のアルゲパック化粧料とその使用性を比較した。比較項目は、出来た被膜の均一性と被膜の剥離のし易さであった。被膜の均一性は、アルギン酸を含む組成物と、硬化させる為の組成物を混ぜて、使用直前の状態に調整した後、ドクターブレードでフルオロカーボン板上に40ミルの厚さに引き、剥離させて、厚さを10点マイクロゲージで測定し、平均値とバラツキを算出し評価した。又、剥離のし易さは、前記の厚さ測定において、フルオロカーボン板上に残存する面積の比率を求めて評価した。結果を表1に示す。これより本発明のパック化粧料は充分に混合できることにより、均一な被膜が得られること、及び、これにより容易に剥離できることがわかった。
(従来のアルゲパック)
(アルギン酸含有部)
イ
ソルビタンセスキステアレート 1.6重量部
POE(20)ソルビタンセスキステアレート 2.4重量部
ベヘニルアルコール 2 重量部
流動パラフィン 15 重量部
ブチルパラベン 0.1重量部
ビタミンE 0.1重量部
ロ
1,3−ブタンジオール 1 重量部
メチルパラベン 0.1重量部
結晶セルロース 5 重量部
アルギン酸ナトリウム 3 重量部
水 69.7重量部
製法)
下記に示す処方に従って、本発明のパック化粧料1を作製した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌しながらイにロを徐々に加えた。これを攪拌下冷却し、クリーム状の組成物を得た。
(固化用の組成物)
塩化カルシウム 10 重量部
水 90 重量部
製法)
処方成分を室温で良く混合し硬化用の組成物とした。
(使用法)
アルギン酸含有部をドクターブレードを用いてフルオロカーボン板上に40ミルの厚さで引き、これに適量の固化用の組成物を噴霧した。
【0014】
【表1】
【0015】
<実施例2〜5>
実施例1の組成物1を用いて、アルカリ土類金属塩の種類を変えて検討を行った。結果を表2に示す。これより、本発明のパック化粧料に於いては、炭酸塩、硫酸塩の何れもが使用可能であるが、硫酸カルシウムが特に好ましいことがわかる。
(組成物2)
表2に記載の成分 98 重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
【0016】
【表2】
【0017】
<実施例6>
アルギン酸ナトリウムの量を変えて同様に検討を行った。(パック化粧料6)残存面積評価で、0.29%であり、アルギン酸ナトリウムの量は1〜10重量%が適当であり、より好ましくは、2〜5重量%であることがわかる。
(組成物1)
イ
ベヘニールアルコール 2 重量部
セチルステアレート 3 重量部
ステアリルパルミテート 2 重量部
スクワラン 15 重量部
ソルビタンセスキステアレート 1 重量部
POE(20)セスキステアレート 3 重量部
ロ
アルギン酸ナトリウム 6 重量部
ポリリン酸ナトリウム 0.5重量部
グリセリン 5 重量部
水 62.5重量部
製法)イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌可溶化し、イに徐々にロを加え乳化し、攪拌冷却してクリームを得た。
(組成物2)
硫酸カルシウム 98 重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
製法)成分を0.1mmのヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、シフターで100メッシュパス300メッシュオンを分粒し、組成物2とした。
(使用法)
組成物1を5重量部とり、これに組成物2の1重量部を加え、黄色が一様に分散するまで、良く手で練り混合した。
【0018】
<実施例7>
アルギン酸ナトリウムをアルギン酸カリウムに変えて。同様の検討を行った。(パック化粧料7)残存面積評価で0.35%であり、カリウム塩でも同様の効果が得られることがわかった。
(組成物1)
イ
ベヘニールアルコール 2 重量部
セチルステアレート 3 重量部
ステアリルパルミテート 2 重量部
スクワラン 15 重量部
ソルビタンセスキステアレート 1 重量部
POE(20)セスキステアレート 3 重量部
ロ
アルギン酸カリウム 3 重量部
ポリリン酸ナトリウム 0.5重量部
グリセリン 5 重量部
水 65.5重量部
製法)イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌可溶化し、イに徐々にロを加え乳化し、攪拌冷却してクリームを得た。
(組成物2)
硫酸カルシウム 98 重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
製法)成分を0.1mmのヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、シフターで100メッシュパス300メッシュオンを分粒し、組成物2とした。
(使用法)
組成物1を5重量部とり、これに組成物2の1重量部を加え、黄色が一様に分散するまで、良く手で練り混合した。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、油相を含有できる2層タイプのアルゲパックに於いて、被膜のムラを解決する手段を提供することができる。
Claims (5)
- アルギン酸及び/又はその水溶性塩を、アルカリ土類金属イオンで固化させて被膜を形成するパック化粧料であって、該アルギン酸及び/又はその水溶性塩を乳化剤形の組成物に含み、用時にアルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物と混合することを特徴とする、パック化粧料。
- アルギン酸及び/又はその水溶性塩として、アルギン酸ナトリウムを含有することを特徴とする、請求項1に記載のパック化粧料。
- アルカリ土類金属の水難溶性塩が硫酸カルシウムであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパック化粧料。
- 用時に混合すべき、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物が、固形物の混合物であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のパック化粧料。
- 更に、用時に混合すべき、アルカリ土類金属の水難溶性塩を含む組成物に、混合の為のインジケーターを含有することを特徴とする請求項4に記載のパック化粧料。
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Publications (3)
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JP2004182637A5 JP2004182637A5 (ja) | 2005-12-08 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2116233A1 (de) | 2008-05-05 | 2009-11-11 | Hans H. Schulz | Zweikomponenten-Alginat |
DE102009025291A1 (de) * | 2009-06-15 | 2010-12-16 | Szaidel Cosmetic Gmbh | Kosmetische Zubereitung zum Blondieren von keratinischen Fasern, insbesondere von menschlichen Haaren, ein Verfahren zu ihrer Herstellung sowie die Verwendung derselben |
-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002350572A patent/JP4035430B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP2116233A1 (de) | 2008-05-05 | 2009-11-11 | Hans H. Schulz | Zweikomponenten-Alginat |
DE102009025291A1 (de) * | 2009-06-15 | 2010-12-16 | Szaidel Cosmetic Gmbh | Kosmetische Zubereitung zum Blondieren von keratinischen Fasern, insbesondere von menschlichen Haaren, ein Verfahren zu ihrer Herstellung sowie die Verwendung derselben |
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