JP2004182241A - 巻回物の収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻回物を収納容器に収納し輸送する際に、この巻回物がほどけたりしない容器を提供する。
【解決手段】ボビン2に長尺物1を巻回してなる巻回物3を収納する収納容器4を、一端側に開口部を有する容器本体5と、この容器本体5の開口部を塞ぐ蓋6と、前記容器本体5と蓋6との間をシールするシール手段8とから構成し、蓋6にボビン2を通す心棒11をボビン2の一端側を支持する支持盤15に固定する。この心棒11に巻回物3を通した後、ボビン2の他端側を支持する支持盤16、長尺物1を押える押さえ板18を心棒11に挿入し、締め付け部材23を心棒11に螺合してボビン2を両支持盤15、16間に締め付けて固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボビンに長尺物を巻回してなる物品に損傷を与えないように収納する巻回物の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
世界的に物流の網が構築される中、輸送技術は目覚しい発展を見せており、例えば航空機のエンジン等の精密機械の輸送にはエアサスペンションを装備したトラックが用いられる等、輸送物の大型化、輸送距離の長距離化、或いは輸送手段の精密化等に伴って輸送手段における技術は日々改善がなされている。
また、輸送手段の技術ばかりでなく、輸送する物品(以下、収納物と称する。)を梱包・収納する容器に対する技術、つまり収納物を安全に、品質を変化させないように輸送するための収納容器における技術も改良されてきている。
【0003】
例えば、コンピュータやガラス製品等は揺れや振動を嫌うためクッションを装着した耐震容器に収納したり、また薬品類、乾燥食品等の水気を嫌う輸送物等は、乾燥剤を備えた密封容器に収納したりするものもある。
このように収納物を収納する容器、いわゆる収納容器においては、その用途によって、つまり収納物の弱点を見極めて、この弱点に沿った対策を講じるようになってきている。
【0004】
ここで、例えば電気二重層コンデンサ用電極シート(以下、電極シートと称する。)の輸送を例に挙げる。
電気二重層コンデンサ(キャパシタ)は、ファラッド級の大容量を有し、且つ充放電サイクル特性にも優れることから、電気機器や自動車のバックアップ電源として用いられる他、エネルギー有効利用の観点から、今後は夜間電力の貯蔵といった用途での使用も検討されている。
【0005】
電気二重層コンデンサの構造と仕組みを端的に説明すると、まず、電気二重層コンデンサの構造は、2枚のシート状電極(活性炭等)で集電箔(アルミ箔)を挟んだシート(以下、電極シートと称する。)とイオンが浸過可能な絶縁セパレータ(以下、セパレータと称する。)とからなる電気二重層コンデンサ用分極性電極を、イオン性溶液中に浸したものであり、充放電の仕組みとしては、前記した電気二重層コンデンサ用分極性電極に電気分解の起こらない程度の電圧をかけ、界面にプラス、マイナスの電気を相対させて充放電をするようになっている。
【0006】
ここで、電極シートは非常に薄い長尺なシートとして製造され、これをコンデンサ製造工場において定寸に切断して使用する。この電極シートはロール状に巻回され、収納容器に収納され輸送される。この場合、輸送中に電極シートが空気中の水分を吸着すると電圧をかけた際に、その水分が電気分解を起し電気二重層コンデンサの性能低下を招く恐れがある。このため、その収納容器は密封容器が使用される。
この密封容器としては、例えばステンレス密閉タンクの蓋の内側の溝に、フッ素樹脂マシュマロ状パッキンを取り付け、ステンレス製締め付け金具でステンレス製本体とステンレス製蓋を押さえつけて、密閉状態したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−238830号公報(段落番号〔0005〕)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1の容器(タンク)は、ステンレス製の円筒状の容器本体に、ステンレス製の蓋とフッ素樹脂マシュマロ状パッキンを締め付け金具により抑えることで、密閉状態とするものである。
しかし、このような収納容器では、その容器内で巻回物が自在に動き回るため、輸送中に電極シートの巻回がほどけたり、電極シートが容器の内面に当たって傷ついたりしてしまう。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、容器内に収納する物品としての巻回物が解けたり、傷ついたりすることなく安全に輸送できる巻回物の収納容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の巻回物の収納容器は、少なくとも一端側に開口部を有する容器本体と、この容器本体の開口部を塞ぐ蓋と、前記容器と蓋との間をシールするシール手段とを具備し、前記容器本体と蓋のいずれか一方にボビンを通す心棒を固定すると共に、前記ボビンを固定するボビン固定手段と、前記ボビンに巻回された前記長尺物を幅方向両側から押さえて当該長尺物が前記ボビンから外れないように保持する保持手段とを設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0011】
この構成によれば、巻回物は心棒に固定されているから収納容器が揺れたとしても巻回物が動いたり、容器内面に衝突したりすることがない。また、ボビンに巻回された長尺物は、幅方向両側から押えられているのでボビンからずれて巻回がほどけたりしない。
【0012】
また、前記ボビン固定手段は、前記心棒に形成された雄ねじと、この雄ねじに螺合される雌ねじ孔を有した締め付け部材とからなり、前記締め付け部材の雌ねじ孔を前記心棒の雄ねじに螺合することにより、前記ボビンを締め付け固定することができ(請求項2)、更に、前記保持手段は前記心棒に通される押さえ板で構成され、当該押さえ板は前記締め付け部材を前記雄ねじに螺合することにより締め付け固定することができる(請求項3)。
この構成の場合、ボビンや押さえ板は締め付け部材を心棒に螺合することで固定することとなる。
【0013】
また、容器本体、蓋、心棒、及び押さえ板はステンレス鋼から形成され、前記締め付け部材は樹脂から形成することができる(請求項4)。
この場合、ステンレス製の心棒より樹脂製の締め付け部材の方が軟らかく、雌ねじを雄ねじに螺合する際に、仮に発塵したとしても、この塵は樹脂であるため容器内に収納される巻回物が電気二重層コンデンサ用電極シートのような物品であっても、巻回物への物品への電気的な影響を与えることがない。
【0014】
そして、この容器本体の開口部を蓋により閉鎖した状態で内部に乾燥気体を供給するバルブが設けられ(請求項5)、この乾燥気体として不活性ガスを用いて収納容器内の内圧を外気圧より高めることができる(請求項6)。
このような構成によれば、乾燥気体として不活性ガスを用いるので、容器内での錆の発生、酸素や水分による物品への影響が低減でき、容器内の内圧を高めることにより、容器等に僅かな隙間があったとしても、そこから外部空気が容器内に混入することがない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の巻回物の収納容器を、電気二重層コンデンサ用電極シートの収納容器に適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
図3には、電気二重層コンデンサ用電極シート(以下、電極シートと称する。)の製造方法が工程順に示されている。
【0016】
集電箔の両面に貼り合わされるシート状電極の原料は、例えば炭素粉末として活性炭、導電性助剤としてカーボンブラック、バインダとしてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、有機溶剤としてIPA(イソプロピルアルコール)である。
【0017】
まず、それぞれの原料の計量の後、活性炭とカーボンブラックの混合を行い、これにPTFEとIPAとを混合し混合物を得る。
次に、この混合物を混練機(ニーダ)に投入し、加圧しながら混練し混練物を得る。そして、この混練物をキザミ機に収容し細かい粒にした(破砕)後に、カレンダ成形機に投入し、2本のローラによりシート状に成形し、成形されたシート状成形体を巻回る。
【0018】
次に、上記シート状成形体を2本のローラ間を通して一回以上の圧延を施す。このロール圧延を複数回行うことにより、所定の厚さのシート状電極が形成される。
【0019】
この後、圧延された上記シート状電極を、集電箔としてのアルミ箔に貼り合わせ(ラミネート)電極シートを形成し、形成された電極シートを巻き取る。
そして、このロール状の電極シートは、熱に、或いは赤外線により乾燥され、最終の検査を経て収納容器に収納(包装)され出荷される。なお、乾燥工程で電極シートを真空室内で乾燥させる真空乾燥を付加してもよい。
ここで、上記した工程のうち乾燥から包装までの工程はドライエリア内で実施する。これは、乾燥された電極シートが包装中に水分を吸着することを防止するためである。
【0020】
次に、上記のように製造された電極シートを収納する収納容器についての詳細を図1及び図2に基づいて説明する。
図1に示すように、乾燥工程を終えた後の長尺物としての電極シート1は、樹脂製の円筒状のボビン2に巻回されて巻回物3となっている。なお、電極シート1の端部はほどけないように粘着テープ(図示せず)で止められている。この巻回物3を収納する収納容器4は、取手5aを有する有底円筒状の容器本体5と、この容器本体5の一端部の開口部を閉鎖する着脱可能な蓋6とから構成されている。
【0021】
上記容器本体5は、耐食性のある例えばステンレス鋼により形成され、横倒し状態にしてスタンド7に取り付けられている。一方、蓋6も耐食性のある例えばステンレス鋼により形成されており、その周囲部には弾性材、例えばゴムや樹脂により形成されたシール手段としてのパッキン8が装着されている。そして、蓋6を容器本体5の一端部に取り付け、蓋6の外周部と容器本体5の一端部外周にカール成形された止め部5bとを金属製の締付バンド9によって締め付けることにより、蓋6を容器本体5に締め付け固定することができるようになっている。このとき、パッキン8は容器本体5と蓋6との間に強く挟まれた状態となって両者間を気密にシールする。
【0022】
上記蓋6の内外両面には、ステンレス鋼からなる補強板6a、6bが溶接などによって固定され、更に内側の補強板6bにはステンレス鋼からなる取り付け座10が溶接などによって固定されている。そして、取り付け座10には、ステンレス鋼からなら心棒11が容器本体5の中心部分に位置するようにして固定されている。この心棒11の固定手段は、当該心棒11の一端から他端に亘る全体に形成された雄ねじ12を取り付け座10の雌ねじ孔13に螺着し、ロックナット14により緩み止めするというものである。
【0023】
心棒11には、ボビン2の両端部内側に嵌合される嵌合部15a、16aを有した支持手段としての支持盤15、16、及びボビン2に巻回された電極シート1の幅方向両側に当てがわれる保持手段としての押さえ板17、18が挿通される。これらのうち、支持盤15、16は樹脂製、例えばフッ素樹脂から形成され、押さえ板17、18はステンレス鋼から形成されている。
【0024】
ここで、巻回物3の一端側の支持盤15と押さえ板17とは、支持盤15をその嵌合部15aが巻回物3側に突出するようにして押さえ板17の中央凹部分19内に収納した状態でボルト20によって取り付け座10に締め付けて固定されている。この状態で、支持盤15の中心部から前記心棒11がその前方に長く突出している。
【0025】
一方、巻回物3の他端側の支持盤16と押さえ板18とは、支持盤16をその嵌合部16aが巻回物3側に突出するようにして押さえ板18の中央凹部分21にボルト22によって互いに結合されている。
【0026】
そして、心棒11の先端側には、巻回物3を両支持盤15、16間に締め付けることによって心棒11、ひいては蓋6に固定するための締め付け部材23が螺合される。即ち、この締め付け部材23は樹脂、例えばフッ素樹脂製で中心部分に心棒11の雄ねじ12に螺合される雌ねじ孔23aを有すると共に、周囲部には手で回転操作する際、操作し易くするために凹部と凸部(図示せず)とが交互に形成されている。
【0027】
そして、締め付け部材23の緩み止めを行うために、心棒11には、締め付け部材23に続いて、中心部分に雌ねじ孔24aを有した同じくフッ素樹脂製のロック部材24が螺合されるようになっている。以上の心棒11の雄ねじ12、雌ねじ孔23aを有した締め付け部材23はボビン2を固定するための固定手段として機能する。
【0028】
さて、収納容器4内には巻回物3を収納した後、乾燥気体として乾燥した不活性ガス、例えば窒素ガスが大気圧よりも若干高い内圧となるようにして封入される。この窒素ガスの封入のために、蓋6には供給バルブ25が取り付けられ、容器本体4には排出バルブ26が取り付けられている。供給バルブ25の入口部分は窒素ガスタンクにホース(いずれも図示せず)を介して接続されるようになっている。そして、供給バルブ25の出口から吐出される窒素ガスは前記取り付け座10の端面に形成された溝27を通って容器本体5内に供給される。この容器本体5内への窒素ガスの供給に伴い、それまで容器本体5内にあった空気は排出バルブ26を通って大気中に排出されるようになる。また、容器本体5には、その圧力を計測するための圧力計28が取り付けられている。
【0029】
次に上記のように構成された収納容器4にボビン2に電極シート1を巻回してなる巻回物3を収納する手順を説明する。
まず、蓋6を図示しない治具上に心棒11が上向きとなるようにセットし、この状態で巻回物3のボビン2を心棒11に挿入し、ボビン2の一端側を一方の支持盤15の嵌合部15aに嵌合する。次に、他方の支持盤16、及び押さえ板18を心棒11に挿入し、支持盤16の嵌合部16aをボビンの他端側に嵌合する。そして、締め付け部材20を心棒11に螺合して当該締め付け部材20によりボビン2を両支持盤15,16の間に締め付けて固定する。次いで、ロック部材21を心棒11に螺合して締め付け部材20に締め付け、以って締め付け部材20の緩み止めを行う。
【0030】
その後、巻回物3を容器本体5内に挿入するようにして蓋6を容器本体5の開口部に被せ、締め付けバンド9により蓋6を容器本体5の一端部に固定する。次いで、供給バルブ25を図示しない窒素ガスタンクに接続し、排出バルブ26を開いた状態で供給バルブ25を開く。すると、窒素ガスが容器本体5内に供給されると共に、容器本体5内の空気が排出バルブ26から外部に排出される。そして、圧力計28が大気圧より若干高い圧力を示した状態で供給バルブ25および排出バルブ26を閉める。
【0031】
以上により巻回物3の収納を終了し、コンデンサ製造工場へと輸送する。この輸送中において、巻回物3は蓋6側に固定されているので、巻回物3が収納容器5内で動くことがない。このため、巻回物3が収納容器5の内面に衝突して損傷するといった恐れがない。また、ボビン2に巻回された電極シート1は幅方向両側が押さえ板17、18によって巻回層間ですべりを生じて円錐コーン状にボビン2から抜け出て巻回がほどけるといった恐れもない。
【0032】
また、ボビン2と擦れあう支持盤15、16、心棒11の雄ねじ12と擦れあう締め付け部材23とロック部材24をフッ素樹脂製としたので、擦れあって生ずる摩擦粉は金属粉でなく、フッ素樹脂粉で、これは本来、電極シート1のバインダとして使用しているPTFEと同種材質のものであり、電極シート1に電気的な悪影響を及ぼす恐れがない。しかも、容器本体5、蓋6、心棒11等は、全てステンレス鋼であるから、錆びによる金属粉の発生がなく、電極シート1への悪影響の恐れがない。
【0033】
しかも、収納容器4は乾燥した気体、この実施例では窒素ガスが充填された状態で密閉されているので、電極シート1の活性炭を主成分とするシート電極1が輸送中に吸湿し、水分含有量が増加するといった恐れもない。この実施例のように収納容器4内に充填する乾燥気体を窒素ガス(不活性ガス)とすれば、巻回物3が酸化したり、収納容器4の内面が錆びたりすることを長期にわたって防止できる。
【0034】
なお、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張、或いは変更が可能である。
容器本体5は円筒状でなくとも、角筒状であっても良く、また、両端に開口部を有し、その両端の開口部を蓋で塞ぐものであってもよい。
容器本体5は、ステンレス鋼に限られず、アルミ製のものであっても良く、また錆びによる金属粉の発生を防止するために、内面を樹脂コーティングしたものであっても良い。
【0035】
心棒11には、複数個の巻回物3を通して固定するようにしても良い。
心棒11は容器本体5側に取り付けるようにしても良いし、蓋6と容器本体5の双方に設けても良い。
支持盤15、16、締め付け部材23、ロック部材24は樹脂であれば、フッ素樹脂に限られない。
蓋6側の押さえ板17を設けず、蓋6が押さえ板17の機能を果たす構成としてもよい。
収納容器4内に封入する乾燥気体は空気であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、巻回物の収納容器を示し、(a)は正面図、(b)は縦断側図
【図2】収納容器における蓋部分の拡大図
【図3】電気二重層コンデンサ用電極シートの製造方法を示す図
【符号の説明】
1は電極シート(長尺物)、2はボビン、3は巻回物、4は収納容器、5は容器本体、6は蓋、8はパッキン(シール手段)、11は心棒(固定手段)、17、18は押さえ板(保持手段)、23は締め付け部材(固定手段)である。

Claims (6)

  1. ボビンに長尺物を巻回してなる巻回物を収納する収納容器において、
    少なくとも一端側に開口部を有する容器本体と、この容器本体の開口部を塞ぐ蓋と、前記容器本体と蓋との間をシールするシール手段とを具備し、
    前記容器本体と蓋のいずれか一方にボビンを通す心棒を固定すると共に、前記ボビンを固定するボビン固定手段と、前記ボビンに巻回された前記長尺物を幅方向両側から押さえて当該長尺物が前記ボビンから外れないように保持する保持手段とを設けたことを特徴とする巻回物の収納容器。
  2. 前記ボビン固定手段は、前記心棒に形成された雄ねじと、この雄ねじに螺合される雌ねじ孔を有した締め付け部材とからなり、前記締め付け部材の雌ねじ孔を前記心棒の雄ねじに螺合することにより、前記ボビンを締め付け固定することを特徴とする請求項1記載の巻回物の収納容器。
  3. 前記保持手段は前記心棒に通される押さえ板で構成され、当該押さえ板は前記締め付け部材を前記雄ねじに螺合することにより締め付け固定されることを特徴とする請求項2記載の巻回物の収納容器。
  4. 前記容器本体、蓋、心棒、及び押さえ板はステンレス鋼から形成され、前記締め付け部材は樹脂から形成されていることを特徴とする請求項3記載の巻回物の収納容器。
  5. 前記容器本体の開口端を前記蓋により閉鎖した状態で内部に乾燥気体を供給するバルブが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の巻回物の収納容器。
  6. 前記乾燥気体は不活性ガスで、内部圧力が外気圧より高められることを特徴とする請求項5記載の巻回物の収納容器。
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