JP2004181870A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの上昇を招くことなく、また、多大な労力を必要とすることなく、記憶手段に記憶される情報の変質を防止して、交換時のメンテナンス性及び装置の安定性を向上させることのできる画像記録装置を提供する。
【解決手段】元来から備えられているRAM3やHDD32A〜32Fなどの記憶手段に、予め、各種情報を共有して記憶しておく。そして、それらの内、何れかが交換された際には、CPU1(及びSCSIコントローラ31A、31B)は、交換された新たな記憶手段を含む、少なくとも3つの記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、その一致/不一致を判定することで、交換された新たな記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理を行うこととする。
【選択図】 図1
【解決手段】元来から備えられているRAM3やHDD32A〜32Fなどの記憶手段に、予め、各種情報を共有して記憶しておく。そして、それらの内、何れかが交換された際には、CPU1(及びSCSIコントローラ31A、31B)は、交換された新たな記憶手段を含む、少なくとも3つの記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、その一致/不一致を判定することで、交換された新たな記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理を行うこととする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記憶媒体を備える画像記録装置に関し、より詳しくは、複数の記憶媒体の何れかが交換された場合に、残る記憶媒体に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶媒体の情報を自動的に更新する画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像記録装置においては、各種設定情報を記憶する不揮発性メモリや、当該装置において出力する画像データを一時的に記憶するHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段が備えられており、これらの記憶媒体を交換する際には、メンテナンス担当者が、交換された新たな記録媒体に対して、再度、各種設定情報を記憶させたり、予め他の記憶手段に保管しておいたバックアップ情報を入力したりすることで、交換前の記憶手段に記憶されていた情報を復元(以下、補完と称する)する作業が行われていた。
【0003】
しかしながら、このような作業は、多大な労力を必要し、また、記憶手段の交換作業に要する時間よりもはるかに多くの時間を必要し、さらには、誤操作により、誤った設定が成されたり、誤った情報が入力されたりするなどの問題があった。
【0004】
そこで、このような問題を解決するべく、従来の画像記録装置の中には、記憶手段の交換を行う際に、その記憶手段に記憶されている情報を、一旦、他の装置の記憶手段に格納しておき、記憶手段の交換が行われた後に、交換された新たな記憶手段に、他の装置の記憶媒体に格納しておいた情報を書き込むといった補完処理をメンテナンス担当者によることなく自動的に行うものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−285541号公報
(段落〔0049〕‐〔0061〕、第12図乃至第20図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような場合であっても、交換される記録媒体に記憶されている情報を一時的に保管するための新たな記憶手段を設ける必要があるため、システム構成や回路構成が複雑化する他、コストの上昇が招かれるなどといった問題が生じることになる。
【0007】
また、このような問題を抱える一方で、例えばカラープルーフ作成装置などの画像記録装置においては、当該装置において出力される各色に色分解された画像データを一時的に格納する複数のHDD等の記憶手段が備えられているが、これらの記憶手段は、各々、十分な容量が確保されているため、実際には、画像データを格納する以外の残る多大な部分が使用されていない非効率的な現状がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、元来から備えられている複数の記憶手段に、予め、各種情報を共有して記憶しておき、記憶手段の何れかが交換された場合には、残る記憶手段に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理を自動的に行うことで、コストの上昇を招くことなく、また、多大な労力を必要とすることなく、記憶手段に記憶される情報の変質を防止して、交換時のメンテナンス性及び装置の安定性を向上させることのできる画像記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を共通して記憶する複数の記憶手段を有する画像記録装置であって、前記複数の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、少なくとも3つの前記記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの記憶手段の中から、前記交換された新たな記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、前記交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項2記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を記憶する第1の記憶手段と、交換可能に構成され、前記第1の記憶手段に記憶される各種情報、及び、当該装置において出力される画像データを記憶する複数の第2の記憶手段とを有する画像記録装置であって、前記第1の記憶手段、若しくは、前記複数の第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段の中から、交換された新たな記憶手段を特定して、前記第1の記憶手段が交換されていた場合に、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第1の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置であって、各種情報を設定するための操作手段と、前記操作手段により設定された各種情報を前記第1の記憶手段及び前記複数の第2の記憶手段の各々に記憶する情報記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項4記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を記憶する少なくとも3つの第2の記憶手段を有する画像記録装置であって、前記少なくとも3つの第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな第2の記憶手段を含む、少なくとも3つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの第2の記憶手段の中から、交換された新たな第2の記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第2の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載の画像記録装置であって、外部装置から画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された画像データを前記少なくとも3つの第2の記憶手段の各々に記憶する画像データ記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記情報補完手段は、前記比較判定手段による判定結果において、不一致とされた記憶手段の組み合わせの中から、共通する記憶手段を、交換された新たな記憶手段として特定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記第1の記憶手段は、当該装置の各種設定情報を記憶する不揮発性メモリであることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記第2の記憶手段は、当該装置により出力される画像データを一時的に記憶するハードディスクドライブであることを特徴とする。
【0017】
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記画像記録装置は、カラープルーフ作成装置であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像記録装置の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。尚、本例においては、画像記録装置として、カラープルーフ作成装置(以下、DCP作成装置)を例に採り説明を行う。当該カラープルーフ作成装置は、元来より、各色に分解された画像データを各々格納するための複数のHDDを備えるものであり、また、回転移動を伴う回転ドラムに吸引保持された感光材料に対して、複数の光源から各々異なる波長の光を照射して、主走査方向に露光光源幅で露光を行いつつ、複数の露光光源を副走査方向に移動させることで、結果として、感光材料上に1枚の画像を記録するというものである。
【0019】
[カラープルーフ作成装置の概略構成及び動作]
まず、当該カラープルーフ作成装置の概略構成、及び画像入出力処理について説明する。
【0020】
図1に、当該カラープルーフ作成装置の制御構成を表すブロック図を示す。図1に示すように、当該カラープルーフ作成装置は、主に、図示省略の画像処理装置から基本色(例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))及び特色毎に色分解された1枚分の画像データを受信して、これを一時的に保存する入力バッファブロック10と、この入力バッファブロック10に保存された画像データを面順次から点順次に変換する面順次/点順次ブロック20と、この面順次/点順次ブロック20において、点順次に変換された画像データを各色毎に保存する画像バッファブロック30と、この画像バッファブロック30から各色毎に対応する画像データを読出し、これを保存すると共に、1つ手前に保存しておいた各色の画像データを、順次、転送する出力段FIFO(First In First Out)ブロック40と、この出力段FIFOブロック40から転送された各色の画像データに関して、その色濃度を当該装置の各色光源の露光量に変換するLUTブロック50と、このLUTブロック50において変換された当該装置の各色光源の露光量に従って、当該装置の各色光源を駆動させるドライバブロック60と、を含み構成されており、各ブロックに関する詳細構成について、以下に記載するようになっている。
【0021】
(入力バッファブロック)
入力バッファブロック10の入力バッファ11A、11Bは、図示省略の画像処理装置から基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色毎に色分解された網点画像データを受信して、これを一時的に保存する。より詳細には、図示省略の画像処理装置から送信される網点画像データは、主走査方向に連続したデータであり、入力バッファ11A、11Bは、アドレス制御回路5によるアドレス指示の下、この主走査方向に連続したデータを副走査方向に複数ライン分だけ保存する。保存された画像データは、複数ライン分まとめて転送され、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21Bに保存される。因みに、入力バッファ11A、11Bは、図示省略の画像処理装置から網点画像データが送信された場合に、これを複数ライン分ずつ交互に受信して、切替器6Aによる切り替え処理の下、その画像データを、順次、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21Bへと転送する、所謂、ピンポン構成となっている。
【0022】
(面順次/点順次変換ブロック)
入力バッファ11A、11Bから転送された画像データは、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21B上において、縦横の配置変換、具体的には、主走査方向に連続したデータから副走査方向に画像バッファのバス幅だけ連続したデータ(主走査方向は、1bit)へと変換される。変換された後の画像データは、さらに、FIFOメモリ7を介して画像バッファブロック30のSCSI(Small Computer System Interface)コントローラ31A、31Bへと転送される。因みに、シフトレジスタ21A、21Bは、切替器6Bを介して画像データを交互に保存し、転送する、所謂、ピンポン構成となっている。
【0023】
(画像バッファブロック)
画像バッファブロック30のSCSIコントローラ31A、31Bは、転送された画像データを、各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)毎に、例えば3つのHDD32A〜32C、32D〜32Fに一時的に保存して、さらに、その画像データを、切替器6Cを介して、順次、出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fへ転送する。因みに、SCSIコントローラ31A、31B及びこれらに付随するHDD32A〜32C、32D〜32Fは、画像データを交互に保存し、転送する、所謂、ピンポン構成となっている。尚、HDD32A〜32Fは、本発明の「第2の記憶手段」を構成する。
【0024】
(出力段FIFOブロック)
出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fは、転送された画像データを各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)毎に一時的に保存して、さらに、1つ手前で保存していた各画像データをLUTブロック50のRAM51へと転送する。このような処理は、出力トリガ調整器8によるタイミング調整の下、画像バッファブロック30のSCSIコントローラ31A、31Bから画像データが転送され、また、LUTブロック50のRAM51へ画像データが転送される毎に行われる。
【0025】
(LUTブロック)
LUTブロック50のRAM51には、各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)の画像データを構成する基本色であるY、M、C、Kの濃度を、当該装置の露光光源の各色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の露光量、即ち、光量値に変換するLUT(Look Up Table)が記憶されており、CPU1は、このLUTを参照して、出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fから転送された画像データを構成する各基本色であるY、M、C、Kの濃度を、当該装置の露光光源の各色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の露光量、即ち、光量値に変換する処理を行う。
【0026】
(ドライバブロック)
ドライバブロック60の各LD/LEDドライバ6A〜6Fは、LUTブロック50のRAM51において変換された当該装置の露光光源の各色の光量値に従って、各色露光光源、具体的には、LD(レーザーダイオード)若しくはLED(発光ダイオード)を駆動させる。これらは、要求される仕様等に応じて、適宜選択されれば良い。
【0027】
この際、図示省略の回転モータにより回転移動される回転ドラムに吸引保持された感光材料に対して、当該装置の複数の露光光源から各々異なる波長の各色(例えば、R、G、B)の光を照射して、主走査方向に露光光源幅で露光を行いつつ、図示省略の副走査方向移動モータにより、複数の露光光源を副走査方向に移動させることで、結果として、感光材料上に1枚の画像が記録される。
【0028】
尚、以上に説明した当該装置における一連の画像入出力処理は、ROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶された各種処理プログラム及び各種設定情報に基づくCPU1の制御の下で行われるものである。
【0029】
より詳細には、ROM2には、各種制御プログラム、各種I/O設定値等が記憶されており、また、RAM3及び外部の設定値記録基板4には、例えば、入力バッファブロック10における入力バッファ11A、11Bに保存される画像データのサイズに関する設定情報、及び、図示省略のPLL回路における逓倍数に関する設定情報、画像バッファブロック30におけるHDD32A〜32Fに保存される画像データのアドレス、セクタ、及び、延べセクタ数に関する設定情報、さらには、当該装置の複数の露光光源を副走査方向に移動させる副走査方向移動モータの移動速度に関する設定情報等が記憶されており、CPU1は、ROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される、これらの制御プログラム及び設定情報に従って、各ブロックの制御処理を行う。因みに、本例においては、RAM3は、主として、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報をバックアップしておく手段として用いられるものであり、これらは共通して同様の各種設定情報を記憶するものとする。また、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、ユーザが操作パネル9を用いて、入力したり、変更したりすることができるものとする。尚、RAM3は、本発明の「第1の記憶手段」を構成する。また、操作パネル9は、本発明の「操作手段」を構成する。
【0030】
さらに、RAM3にバックアップされる、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、HDD32A〜32Fにおいても同様にバックアップされることとする。因みに、このバックアップを行うタイミングは、CPU1が、RAM3に外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報をバックアップするタイミング、若しくは、ユーザが操作パネル9を用いて、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報を入力したり、変更したりするタイミングと同時であり、このバックアップは、CPU1による指示の下、SCSIコントローラ31A、31Bが行うこととする。尚、このように、RAM3にバックアップされる各種設定情報を、HDD32A〜32Fにおいても同様にバックアップする処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで、本発明の「情報記憶処理手段」を構成する。
【0031】
また、当該カラープルーフ作成装置においては、以上に説明した画像入出力処理の事前準備として、当該装置により出力される画像の大きさ、歪み、色合い等の確認を行うためのテストパターンやテスト画像を出力するテスト画像入出力処理が行われることが通常であり、このような処理は、当該装置のROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶された各種処理プログラム及び各種設定情報に基づくCPU1の制御の下、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に予め保存されたテストパターン、テスト画像を出力することで行われることとする。
【0032】
因みに、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存されるテストパターン、テスト画像は、図示省略の画像処理装置から画像データとして送信されて、入力バッファ11A、11Bに保存された後、上述した画像入出力処理を経て、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存される場合と、RAM3に記憶される基本パターンを入力バッファ11A、若しくは、入力バッファ11B上に展開することで作成されて、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存される場合とがある。尚、当該装置においては、その他、残りのHDD32A〜32Fにおいてもバックアップデータとして、共通のテストパターン、テスト画像が保存されることとする。このバックアップを行うタイミングは、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)にテストパターン、テスト画像が保存されるタイミングと同時であり、このバックアップは、CPU1による指示の下、SCSIコントローラ31A、31Bが行うこととする。CPU1は、このようにして、予めHDD32A〜32Fの何れか所定のHDDに保存されたテストパターン、テスト画像を読み出す指示をSCSIコントローラ31A、若しくは、SCSIコントローラ31Bに与えることで、上述した画像出力処理を経て、テストパターン、テスト画像を出力する。尚、このように、図示省略の画像処理装置から画像データ(テスト画像)を受信する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、入力バッファ11A、11Bで、本発明の「受信手段」を構成する。また、このように、画像データ(テストパターン、テスト画像)をHDD32A〜32Fの各々においてバックアップする処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「画像データ記憶処理手段」を構成する。
【0033】
[記憶手段の情報更新処理]
以下、当該カラープルーフ作成装置において行われる、本発明の特徴部分である、交換された新たな記憶手段に対する情報の更新処理(以下、比較判定処理とも称する)について説明する。
【0034】
ところで、当該装置において、各種情報を記憶する記憶手段の内、交換が行われることが考えられるのは、外部の設定値記録基板4、並びに、HDD31A〜31Fとなっている。これらの記憶手段は、当該装置に関する各種設定情報、画像データを記憶しているため、その交換が成された場合には、交換された新たな記憶手段に対して、それら各種設定情報、画像データを復元する処理を行う必要が生じる。また一方で、このような記憶手段の交換作業は、通常、当該装置の電源を遮断した上で行われることになる。そこで、当該装置においては、このような記憶手段の交換作業が終了して、当該装置の電源が投入された際に、その交換された新たな記憶手段に対して、交換前の記憶手段に記憶されていた各種設定情報、画像データを復元する処理、即ち、比較判定処理を行うこととする。
【0035】
図2に当該装置の電源投入から電源遮断までの一連の概略処理の流れを表すフローチャートを示す。図2に示すように、例えば、外部の設定値記録基板4、又は、HDD31A〜31Fの何れかの交換作業が行われ、終了した後に、当該装置の電源が投入された際には、CPU1は、これを検知して、まず当該装置のセンサー入力負荷に関するI/O(Input/Output)値を初期化する処理を行う(S01)。このセンサー入力負荷を初期化する処理の具体例としては、当該装置の露光光源の副走査方向に関する位置を検出する各センサーの検出値等を初期化する処理等を挙げることができる。次に、CPU1は、画像バッファブロック30の画像バッファ32A〜32Fを初期化する処理、具体的には、SCSIコントローラ31A、31Bにおける各種設定情報を初期化して、さらに、HDD32A〜32C、32D〜32FのIDを認識する処理を行う(S02)。此処に言う、HDD32A〜32C、32D〜32FのIDを認識する処理とは、より詳細には、HDD32A〜32C、32D〜32Fの何れが当該装置に取り付けられているのかを検出する処理のことである。さらに、CPU1は、外部の設定値記録基板4から通信手段、具体的には、RS232Cケーブル等を介して、各種設定情報を読込み、それらの各種設定情報をRAM3に記憶(バックアップ)する処理を行う(S03)。このような処理を行った上で、さらに、CPU1は、本発明の特徴部分であるRAM3、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに保存される各種設定情報、画像データに関する比較判定処理を行う(S04)。
【0036】
ここで、このRAM3、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに保存される各種設定情報、画像データに関する比較判定処理について、図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0037】
CPU1は、まず、HDD32A〜32Fを、順次、比較することで、各々に記憶される各種画像データの一致/不一致の判定を行う。さらに、RAM3とHDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報を、順次、比較することで、各々に記憶される各種設定情報の一致/不一致の判定を行う。より詳細には、CPU1は、HDD32A〜32Fに記憶される各種画像データの比較を行っていく際に、連続して2回不一致と判定されたケースが1つだけ存在した場合には、その2回の比較において共通するHDDが交換されたものであると判断して、比較を行った他のHDDに記憶される各種画像データを用いて、交換されたHDDに対する画像データの補完を行う。また、それ以外の場合には、いずれのHDDも初期状態である、又は、バラバラの情報を記憶していると判断して、交換されたHDDに対する画像データの補完は行わずに、RAM3とHDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報を比較する処理に移行する。CPU1は、さらに、交換されたと判断されるHDDを除いた、他のHDDとRAM3に記憶される各種設定情報とを比較して、これらが不一致であった場合には、比較したHDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報の補完を行う。ところで、HDD32A〜32Fの比較を行っていく際に、そのIDの認識ができないHDDについては、CPU1は、これを当該装置に取り付けられていないものと判断して、比較を行う対象とはせず、次のHDDとの比較に移行するものとする。尚、以上に説明した比較判定処理の詳細については、後述することとする。
【0038】
尚、前述したように、RAM3には、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報がバックアップされており、これらは、常に共通した同様の各種設定情報を記憶していると共に、RAM3に記憶される外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、HDD32A〜32Fにもバックアップされている。また、HDD32A〜32Fは、何れか所定のHDDに保存されるテストパターン、テスト画像を共通して記憶している。その上で、CPU1は、これらの記憶手段に記憶される、各種設定情報、画像データに関して、その一致/不一致の判定を行い、必要に応じて、その情報を補完する処理を行う。
【0039】
以下、当該装置の比較判定処理について説明するにあたり、HDD32A〜32Fを、各々、以下のように定義する。
SCSIコントローラ31Aに付随する画像バッファである
Y/M用HDD32Aは、HDD(No.1)と定義する。
C/K用HDD32Bは、HDD(No.2)と定義する。
特色用HDD32Cは、HDD(No.3)と定義する。
同様に、SCSIコントローラ31Bに付随する画像バッファである
Y/M用HDD32Dは、HDD(No.4)と定義する。
C/K用HDD32Eは、HDD(No.5)と定義する。
特色用HDD32Fは、HDD(No.6)と定義する。
【0040】
また、前述した画像データ(テストパターン、テスト画像)を保存する所定のHDDとして、Y/M用HDD32A、即ち、HDD(1)を設定することとする。
【0041】
図3に示すフローチャートの説明に戻って、まず、当該装置の比較判定処理に関するプログラム処理を実行させる上で、初期設定として、
A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0
B(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0
n=0
エンド判定=0とする。尚、これら初期設定に関する情報は、予めROM2に記憶される。
【0042】
(HDDに保存されるデータの判定)
CPU1は、1回目の判定として、n=n+1=0+1=1と設定し(S10)、プログラム処理を開始する。そして、まずnが、n≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、1回目の判定においてはn=1であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(1)が使用可能、即ち、HDD(1)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、次に、A(比較対象となるHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、1回目の判定においては、A=0であるため(S13、Yes)、n=1をAの値として設定する(S14)。
【0043】
因みに、S12において、HDD(1)が当該装置に取り付けられていなかった場合には(S12、No)、次のHDD(2)との比較、即ち、2回目の判定を行うべく、S10へと移行する。
【0044】
さらに、CPU1は、2回目の判定として、n=n+1=1+1=2と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、2回目の判定においては、n=2であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(2)が使用可能、即ち、HDD(2)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、2回目の判定においては、A=1であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらに、B(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、1回目の判定においては、B=0であるため(S15、Yes)、CPU1は、nの値、即ち、2をBの値として設定する(S16)。その上で、HDD(A=1)と、HDD(B=2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を比較する(S19)。ここで、一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0045】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、1回目の判定においては、エンド判定=OFFであるため(S22、No)、S10へと移行する。
【0046】
さらに、CPU1は、3回目の判定として、n=n+1=2+1=3と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、3回目の判定においては、n=3であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(3)が使用可能、即ち、HDD(3)が、当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、CPU1は、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、3回目の判定においては、A=1であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらにB(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、2回目の判定においては、B=2であるため(S15、No)、CPU1は、Bの値、即ち、2をAの値として設定する(S16)。さらに、nの値、即ち、3をBの値として設定する。その上で、HDD(A=2)と、HDD(B=3)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)の比較を行う(S19)。ここで、それらが一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0047】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、2回目の判定においては、エンド判定=OFFであるため(S22、No)、S10へと移行する。
【0048】
以上に説明した処理は、以降、n=6となるまで同様に繰り返される。即ち、以降、HDD(A=3)とHDD(B=4)、HDD(A=4)とHDD(B=5)、HDD(A=5)とHDD(B=6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)との比較が、順次、行われる。
【0049】
そして、CPU1は、7回目の判定において、n=n+1=6+1=7と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、7回目の判定においては、n=7であり、n≧6となるため(S11、No)、CPU1は、nをn=1と設定し(S23)、さらに、エンド判定をONに設定する(S24)。そして、HDD(1)が使用可能、即ち、HDD(1)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、CPU1は、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、7回目の判定においては、A=5であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらにB(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、7回目の判定においては、B=6であるため(S15、No)、CPU1は、Bの値、即ち、6をAの値として設定する(S16)。さらに、nの値、即ち、1をBの値として設定する。その上で、CPU1は、HDD(A=6)と、HDD(B=1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)との比較を行う(S19)。ここで、それらが一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0050】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、7回目の判定においては、エンド判定=ONであるため(S22、Yes)、S25へと移行する。以上をもって、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)に関する比較は終了する。尚、このように、交換されたHDDを含む、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を順次比較する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1で本発明の「比較判定手段」を構成する。
【0051】
CPU1は、さらに、ここで一連の判定結果において、連続して2回不一致と判定されたケースが幾つ存在しているかを判断する(S25)。
【0052】
(判定例:その1)
ところで、ここで、HDD(1)のみが交換されたHDDであった場合には、図4に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)との比較結果は不一致となり、また、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は不一致となる。すると、連続して2回不一致と判定されたケースは、1回のみとなる(但し、この際、最後の判定は、最初の判定に連続しているとみなす)(S25、Yes)。このような場合、CPU1は、該当する2回の判定において、非共通番号のHDD、即ち、HDD(2)、若しくは、HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を用いて、共通番号のHDD、即ち、HDD(1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行う(S26)。より詳細には、CPU1がSCSIコントローラ31A、31Bへ指示を出し、SCSIコントローラ31A、31BがHDD(1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行う。そして、S27へと移行する。尚、このように、非共通番号のHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を用いて、共通番号のHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「情報補完手段」を構成する。
【0053】
(判定例:その2)
また、ここで、HDD(1)〜HDD(6)の全てが交換され、若しくは、初期状態、即ち、未だHDD(1)〜HDD(6)の何れにも画像データ(テストパターン、テスト画像)が記憶されていない状態であった場合には、図5に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は一致となり、不一致の判定は、0回となる(但し、この際、最後の判定は、最初の判定に連続しているとみなす)(S25、No)。このような場合、CPU1は、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わず、S27へと移行する。このような場合には、メンテナンス担当者が初期状態であるこれらのHDDに、初期設定として、各種画像データ(テストパターン、テスト画像)を入力する必要が生じるため、画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わないこととする。
【0054】
(判定例:その3)
また、ここで、HDD(1)〜HDD(6)の複数(2〜5個)が交換された状態であった場合、即ち、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)が各々バラバラの状態であった場合には、図6(a)、(b)に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は、連続して2回不一致と判定されたケースが1回のみとはならない(S25、No)。このような場合、CPU1は、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わず、S27へと移行する。このような場合には、何れのHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)が正規のものか判定することは不可能であるため、画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わないこととする。
【0055】
ところで、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)同士を比較して、その一致/不一致を判定するような場合には、個々の画像データの容量は大きいことから、多大な時間を要することになる。従って、このような場合には、画像データ(テストパターン、テスト画像)同士の比較は行わずに、予め、各々の画像データ(テストパターン、テスト画像)にタグ情報を付加しておくことで、そのタグ情報同士の比較を行うことで、それらが付加された画像データ(テストパターン、テスト画像)の一致/不一致を判定することが好ましい。
【0056】
(RAMに記憶されるデータの判定)
図3に示すフローチャートの説明に戻って、CPU1は、続いてRAMに記憶される各種設定情報の判定を行うために、ここでnをn=1と設定した上で、RAM3に保存される判定結果を参照することで、前述したHDD(n=1)と他のHDD(HDD(2)、HDD(6))との比較において、一致と判定された数が1以上であるか否かを判断する(S27)。ここで、一致した数が1以上であった場合には(S27、Yes)、HDD(1)は、交換されたHDDではなく正規の各種設定情報を記憶していたHDDであると判断することができるため、CPU1は、さらに、ここでRAM3に記憶される各種設定情報と、HDD(1)に記憶される各種設定情報とが一致するか否かを判定する(S28)。尚、このように、RAM3に記憶される各種設定情報と、交換されていないと判断される(正規の各種設定情報を記憶している)HDDに記憶される各種設定情報を比較する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1で本発明の「比較判定手段」を構成する。ここで、それらが一致した場合には、外部の設定記録基板4の交換は、行われていないと判断することができるので、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。また、一致しなかった場合には、外部の設定記録基板4の交換は、行われていると判断することができるので、CPU1は、HDD(1)に記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う(S29)。若しくは、CPU1がSCSIコントローラ31A、31Bへ指示を出し、SCSIコントローラ31A、31BがRAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う。尚、このように、交換されていない(正規の各種設定情報を記憶している)HDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「情報補完手段」を構成する。
【0057】
尚、S27において、一致した数が1以下であった場合には(S27、No)、HDD(1)は、交換されたHDDであることが判断することができるため、CPU1は、nをn+1=1+1=2と設定して(S30)、さらに、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S31)。当然、1回目の判定においてはn=2であり、これを満たすため、S27へと移行し、CPU1は、HDD(2)と他のHDD(HDD(1)、HDD(3))との比較結果において、一致であった数が1以上であるか否かを判定する(S27)。
【0058】
以降、上述した処理が繰り返し行われ、CPU1は、交換されていないHDDであると判断することができるHDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う。
【0059】
ここで、例えばHDD(1)〜HDD(6)に記憶される各種設定情報が全てバラバラであるような場合には、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は不一致となり、S27における一致の判定は、0回となる(S27、No)。このような場合には、nがn=7となるまで、S30〜S31〜S27の処理が繰り返され、最終的には、S31において、n≧6となり(S31、No)、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。このような場合には、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行うことは不可能であると判断することができるので、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。
【0060】
図2に示すフローチャートの説明に戻って、以上に説明した比較判定処理が終了すると、当該装置においては、通常通りに画像データの入出力処理が開始される(S05)。尚、この画像データの入出力処理の詳細については、[画像記録装置の概略構成]のところで説明した通りである。そして、このような一連の画像データの入出力処理を繰り返した後、その日の処理を終了するような場合には、当該装置の電源は遮断されることとなる。
【0061】
以上に説明したように、本実施形態におけるカラープルーフ作成装置においては、当該装置に備えられる外部の設定値記録基板4、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fの何れかが交換されて、再び、当該装置の電源が投入された際に、自動的に、外部の設定値記録基板4の各種設定情報をバックアップするRAM3に記憶される各種設定情報と、HDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報との一致/不一致の比較が行われ、また、HDD32A〜32Fの各々に記憶される各種画像データの一致/不一致の比較が行われ、外部の設定値記録基板4の交換が行われたと判断された場合には、RAM3に記憶される各種設定情報を、交換が行われていないと判断されたHDDに記憶される各種設定情報を用いて補完する処理が行われ、また、交換が行われたと判断されたHDDがある場合には、そのHDDに記憶される各種画像データを、交換が行われていないと判断されたHDDに記憶される各種画像データを用いて補完する処理が行われるので、メンテナンス担当者による各種データの復元作業、即ち、多大な労力を必要とすることなく、外部の設定値記録基板4、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに記憶される各種設定情報、画像データの変質が防止され、これをもって、当該装置のメンテナンス性及び安定性を向上することができる。また、このような補完処理は、当該カラープルーフ作成装置に、元来から備えられているHDD32A〜32Fを利用して行われるものであるため、新たなバックアップ用の部品を必要とすることもなく、簡単な回路構成にて実現され、コストの上昇が招かれることもない。
【0062】
尚、本実施形態においては、RAM3に記憶される各種設定情報と、その各種設定情報をバックアップする6個のHDD(HDD32A〜32F)との間でデータの比較を行い、また、各種画像データを共通して記憶する6個のHDD(HDD32A〜32F)の間で、各々のデータの比較を行うこととしたが、比較を行う記憶手段の個数や、各々に記憶されるデータの内容は、これらに限定されるものではなく、例えば、記憶手段の個数にあっては、少なくとも3個以上の任意の数であれば良く、また、各々に記憶されるデータの内容は、情報の補完処理を必要とする他のデータであっても良い。
【0063】
また、本実施形態においては、各種画像データを共通して記憶する6個のHDD(HDD32A〜32F)の間で、各々のデータの比較を行った後、RAM3に記憶される各種設定情報と、その各種設定情報をバックアップする6個のHDD(HDD32A〜32F)との間でデータの比較を行うこととしたが、これらの比較は、連続して行われる必要はなく、例えば同時に並行して行われることとしても良い。また、何れか一方のみを行うこととしても良い。
【0064】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る画像記録装置によれば、元来から備えられている複数の記憶手段において、予め、各種情報が共有して記憶されており、記憶手段の何れかが交換された場合には、自動的に、残る記憶手段に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理が行われるので、コストの上昇を招くことなく、また、多大な労力を必要とすることなく、記憶手段に記憶される情報の変質を防止して、交換時のメンテナンス性及び装置の安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置としてのカラープルーフ作成装置の一実施形態における制御構成を表すブロック図である。
【図2】図1に示すカラープルーフ作成装置において行われる画像データの入出力処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示すカラープルーフ作成装置において行われる各種設定情報、画像データの比較判定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示すカラープルーフ作成装置において、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程を説明するための説明図である。
【図5】図5に示す、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程の他例を表す説明図である。
【図6】図5に示す、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程の他例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 外部設定値記録基板
5 アドレス制御回路
6A〜6C 切替器
7 FIFOメモリ
8 書き込みデータ長制御ブロック
8 出力トリガ調整器
10 入力バッファブロック
11A、11B 入力バッファ
20 面順次/点順次変換ブロック
21A、21B シフトレジスタ
30 画像バッファブロック
31A、31B SCSIコントローラ
32A〜32F HDD
40 出力段FIFOブロック
41A〜41F FIFOメモリ
50 LUTブロック
51 RAM
60 ドライバブロック
61A〜61F LD/LEDドライバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記憶媒体を備える画像記録装置に関し、より詳しくは、複数の記憶媒体の何れかが交換された場合に、残る記憶媒体に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶媒体の情報を自動的に更新する画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像記録装置においては、各種設定情報を記憶する不揮発性メモリや、当該装置において出力する画像データを一時的に記憶するHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段が備えられており、これらの記憶媒体を交換する際には、メンテナンス担当者が、交換された新たな記録媒体に対して、再度、各種設定情報を記憶させたり、予め他の記憶手段に保管しておいたバックアップ情報を入力したりすることで、交換前の記憶手段に記憶されていた情報を復元(以下、補完と称する)する作業が行われていた。
【0003】
しかしながら、このような作業は、多大な労力を必要し、また、記憶手段の交換作業に要する時間よりもはるかに多くの時間を必要し、さらには、誤操作により、誤った設定が成されたり、誤った情報が入力されたりするなどの問題があった。
【0004】
そこで、このような問題を解決するべく、従来の画像記録装置の中には、記憶手段の交換を行う際に、その記憶手段に記憶されている情報を、一旦、他の装置の記憶手段に格納しておき、記憶手段の交換が行われた後に、交換された新たな記憶手段に、他の装置の記憶媒体に格納しておいた情報を書き込むといった補完処理をメンテナンス担当者によることなく自動的に行うものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−285541号公報
(段落〔0049〕‐〔0061〕、第12図乃至第20図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような場合であっても、交換される記録媒体に記憶されている情報を一時的に保管するための新たな記憶手段を設ける必要があるため、システム構成や回路構成が複雑化する他、コストの上昇が招かれるなどといった問題が生じることになる。
【0007】
また、このような問題を抱える一方で、例えばカラープルーフ作成装置などの画像記録装置においては、当該装置において出力される各色に色分解された画像データを一時的に格納する複数のHDD等の記憶手段が備えられているが、これらの記憶手段は、各々、十分な容量が確保されているため、実際には、画像データを格納する以外の残る多大な部分が使用されていない非効率的な現状がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、元来から備えられている複数の記憶手段に、予め、各種情報を共有して記憶しておき、記憶手段の何れかが交換された場合には、残る記憶手段に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理を自動的に行うことで、コストの上昇を招くことなく、また、多大な労力を必要とすることなく、記憶手段に記憶される情報の変質を防止して、交換時のメンテナンス性及び装置の安定性を向上させることのできる画像記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を共通して記憶する複数の記憶手段を有する画像記録装置であって、前記複数の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、少なくとも3つの前記記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの記憶手段の中から、前記交換された新たな記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、前記交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項2記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を記憶する第1の記憶手段と、交換可能に構成され、前記第1の記憶手段に記憶される各種情報、及び、当該装置において出力される画像データを記憶する複数の第2の記憶手段とを有する画像記録装置であって、前記第1の記憶手段、若しくは、前記複数の第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段の中から、交換された新たな記憶手段を特定して、前記第1の記憶手段が交換されていた場合に、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第1の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置であって、各種情報を設定するための操作手段と、前記操作手段により設定された各種情報を前記第1の記憶手段及び前記複数の第2の記憶手段の各々に記憶する情報記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項4記載の発明は、交換可能に構成され、各種情報を記憶する少なくとも3つの第2の記憶手段を有する画像記録装置であって、前記少なくとも3つの第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな第2の記憶手段を含む、少なくとも3つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの第2の記憶手段の中から、交換された新たな第2の記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第2の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載の画像記録装置であって、外部装置から画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された画像データを前記少なくとも3つの第2の記憶手段の各々に記憶する画像データ記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記情報補完手段は、前記比較判定手段による判定結果において、不一致とされた記憶手段の組み合わせの中から、共通する記憶手段を、交換された新たな記憶手段として特定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記第1の記憶手段は、当該装置の各種設定情報を記憶する不揮発性メモリであることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記第2の記憶手段は、当該装置により出力される画像データを一時的に記憶するハードディスクドライブであることを特徴とする。
【0017】
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の画像記録装置であって、前記画像記録装置は、カラープルーフ作成装置であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像記録装置の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。尚、本例においては、画像記録装置として、カラープルーフ作成装置(以下、DCP作成装置)を例に採り説明を行う。当該カラープルーフ作成装置は、元来より、各色に分解された画像データを各々格納するための複数のHDDを備えるものであり、また、回転移動を伴う回転ドラムに吸引保持された感光材料に対して、複数の光源から各々異なる波長の光を照射して、主走査方向に露光光源幅で露光を行いつつ、複数の露光光源を副走査方向に移動させることで、結果として、感光材料上に1枚の画像を記録するというものである。
【0019】
[カラープルーフ作成装置の概略構成及び動作]
まず、当該カラープルーフ作成装置の概略構成、及び画像入出力処理について説明する。
【0020】
図1に、当該カラープルーフ作成装置の制御構成を表すブロック図を示す。図1に示すように、当該カラープルーフ作成装置は、主に、図示省略の画像処理装置から基本色(例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))及び特色毎に色分解された1枚分の画像データを受信して、これを一時的に保存する入力バッファブロック10と、この入力バッファブロック10に保存された画像データを面順次から点順次に変換する面順次/点順次ブロック20と、この面順次/点順次ブロック20において、点順次に変換された画像データを各色毎に保存する画像バッファブロック30と、この画像バッファブロック30から各色毎に対応する画像データを読出し、これを保存すると共に、1つ手前に保存しておいた各色の画像データを、順次、転送する出力段FIFO(First In First Out)ブロック40と、この出力段FIFOブロック40から転送された各色の画像データに関して、その色濃度を当該装置の各色光源の露光量に変換するLUTブロック50と、このLUTブロック50において変換された当該装置の各色光源の露光量に従って、当該装置の各色光源を駆動させるドライバブロック60と、を含み構成されており、各ブロックに関する詳細構成について、以下に記載するようになっている。
【0021】
(入力バッファブロック)
入力バッファブロック10の入力バッファ11A、11Bは、図示省略の画像処理装置から基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色毎に色分解された網点画像データを受信して、これを一時的に保存する。より詳細には、図示省略の画像処理装置から送信される網点画像データは、主走査方向に連続したデータであり、入力バッファ11A、11Bは、アドレス制御回路5によるアドレス指示の下、この主走査方向に連続したデータを副走査方向に複数ライン分だけ保存する。保存された画像データは、複数ライン分まとめて転送され、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21Bに保存される。因みに、入力バッファ11A、11Bは、図示省略の画像処理装置から網点画像データが送信された場合に、これを複数ライン分ずつ交互に受信して、切替器6Aによる切り替え処理の下、その画像データを、順次、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21Bへと転送する、所謂、ピンポン構成となっている。
【0022】
(面順次/点順次変換ブロック)
入力バッファ11A、11Bから転送された画像データは、面順次/点順次変換ブロック20のシフトレジスタ21A、21B上において、縦横の配置変換、具体的には、主走査方向に連続したデータから副走査方向に画像バッファのバス幅だけ連続したデータ(主走査方向は、1bit)へと変換される。変換された後の画像データは、さらに、FIFOメモリ7を介して画像バッファブロック30のSCSI(Small Computer System Interface)コントローラ31A、31Bへと転送される。因みに、シフトレジスタ21A、21Bは、切替器6Bを介して画像データを交互に保存し、転送する、所謂、ピンポン構成となっている。
【0023】
(画像バッファブロック)
画像バッファブロック30のSCSIコントローラ31A、31Bは、転送された画像データを、各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)毎に、例えば3つのHDD32A〜32C、32D〜32Fに一時的に保存して、さらに、その画像データを、切替器6Cを介して、順次、出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fへ転送する。因みに、SCSIコントローラ31A、31B及びこれらに付随するHDD32A〜32C、32D〜32Fは、画像データを交互に保存し、転送する、所謂、ピンポン構成となっている。尚、HDD32A〜32Fは、本発明の「第2の記憶手段」を構成する。
【0024】
(出力段FIFOブロック)
出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fは、転送された画像データを各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)毎に一時的に保存して、さらに、1つ手前で保存していた各画像データをLUTブロック50のRAM51へと転送する。このような処理は、出力トリガ調整器8によるタイミング調整の下、画像バッファブロック30のSCSIコントローラ31A、31Bから画像データが転送され、また、LUTブロック50のRAM51へ画像データが転送される毎に行われる。
【0025】
(LUTブロック)
LUTブロック50のRAM51には、各基本色(例えば、Y、M、C、K)及び特色(特色1、特色2)の画像データを構成する基本色であるY、M、C、Kの濃度を、当該装置の露光光源の各色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の露光量、即ち、光量値に変換するLUT(Look Up Table)が記憶されており、CPU1は、このLUTを参照して、出力段FIFOブロック40のFIFOメモリ41A〜41Fから転送された画像データを構成する各基本色であるY、M、C、Kの濃度を、当該装置の露光光源の各色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の露光量、即ち、光量値に変換する処理を行う。
【0026】
(ドライバブロック)
ドライバブロック60の各LD/LEDドライバ6A〜6Fは、LUTブロック50のRAM51において変換された当該装置の露光光源の各色の光量値に従って、各色露光光源、具体的には、LD(レーザーダイオード)若しくはLED(発光ダイオード)を駆動させる。これらは、要求される仕様等に応じて、適宜選択されれば良い。
【0027】
この際、図示省略の回転モータにより回転移動される回転ドラムに吸引保持された感光材料に対して、当該装置の複数の露光光源から各々異なる波長の各色(例えば、R、G、B)の光を照射して、主走査方向に露光光源幅で露光を行いつつ、図示省略の副走査方向移動モータにより、複数の露光光源を副走査方向に移動させることで、結果として、感光材料上に1枚の画像が記録される。
【0028】
尚、以上に説明した当該装置における一連の画像入出力処理は、ROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶された各種処理プログラム及び各種設定情報に基づくCPU1の制御の下で行われるものである。
【0029】
より詳細には、ROM2には、各種制御プログラム、各種I/O設定値等が記憶されており、また、RAM3及び外部の設定値記録基板4には、例えば、入力バッファブロック10における入力バッファ11A、11Bに保存される画像データのサイズに関する設定情報、及び、図示省略のPLL回路における逓倍数に関する設定情報、画像バッファブロック30におけるHDD32A〜32Fに保存される画像データのアドレス、セクタ、及び、延べセクタ数に関する設定情報、さらには、当該装置の複数の露光光源を副走査方向に移動させる副走査方向移動モータの移動速度に関する設定情報等が記憶されており、CPU1は、ROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される、これらの制御プログラム及び設定情報に従って、各ブロックの制御処理を行う。因みに、本例においては、RAM3は、主として、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報をバックアップしておく手段として用いられるものであり、これらは共通して同様の各種設定情報を記憶するものとする。また、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、ユーザが操作パネル9を用いて、入力したり、変更したりすることができるものとする。尚、RAM3は、本発明の「第1の記憶手段」を構成する。また、操作パネル9は、本発明の「操作手段」を構成する。
【0030】
さらに、RAM3にバックアップされる、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、HDD32A〜32Fにおいても同様にバックアップされることとする。因みに、このバックアップを行うタイミングは、CPU1が、RAM3に外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報をバックアップするタイミング、若しくは、ユーザが操作パネル9を用いて、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報を入力したり、変更したりするタイミングと同時であり、このバックアップは、CPU1による指示の下、SCSIコントローラ31A、31Bが行うこととする。尚、このように、RAM3にバックアップされる各種設定情報を、HDD32A〜32Fにおいても同様にバックアップする処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで、本発明の「情報記憶処理手段」を構成する。
【0031】
また、当該カラープルーフ作成装置においては、以上に説明した画像入出力処理の事前準備として、当該装置により出力される画像の大きさ、歪み、色合い等の確認を行うためのテストパターンやテスト画像を出力するテスト画像入出力処理が行われることが通常であり、このような処理は、当該装置のROM2、RAM3及び外部の設定値記録基板4に記憶された各種処理プログラム及び各種設定情報に基づくCPU1の制御の下、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に予め保存されたテストパターン、テスト画像を出力することで行われることとする。
【0032】
因みに、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存されるテストパターン、テスト画像は、図示省略の画像処理装置から画像データとして送信されて、入力バッファ11A、11Bに保存された後、上述した画像入出力処理を経て、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存される場合と、RAM3に記憶される基本パターンを入力バッファ11A、若しくは、入力バッファ11B上に展開することで作成されて、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)に保存される場合とがある。尚、当該装置においては、その他、残りのHDD32A〜32Fにおいてもバックアップデータとして、共通のテストパターン、テスト画像が保存されることとする。このバックアップを行うタイミングは、HDD32A〜32F(何れか所定のHDD)にテストパターン、テスト画像が保存されるタイミングと同時であり、このバックアップは、CPU1による指示の下、SCSIコントローラ31A、31Bが行うこととする。CPU1は、このようにして、予めHDD32A〜32Fの何れか所定のHDDに保存されたテストパターン、テスト画像を読み出す指示をSCSIコントローラ31A、若しくは、SCSIコントローラ31Bに与えることで、上述した画像出力処理を経て、テストパターン、テスト画像を出力する。尚、このように、図示省略の画像処理装置から画像データ(テスト画像)を受信する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、入力バッファ11A、11Bで、本発明の「受信手段」を構成する。また、このように、画像データ(テストパターン、テスト画像)をHDD32A〜32Fの各々においてバックアップする処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「画像データ記憶処理手段」を構成する。
【0033】
[記憶手段の情報更新処理]
以下、当該カラープルーフ作成装置において行われる、本発明の特徴部分である、交換された新たな記憶手段に対する情報の更新処理(以下、比較判定処理とも称する)について説明する。
【0034】
ところで、当該装置において、各種情報を記憶する記憶手段の内、交換が行われることが考えられるのは、外部の設定値記録基板4、並びに、HDD31A〜31Fとなっている。これらの記憶手段は、当該装置に関する各種設定情報、画像データを記憶しているため、その交換が成された場合には、交換された新たな記憶手段に対して、それら各種設定情報、画像データを復元する処理を行う必要が生じる。また一方で、このような記憶手段の交換作業は、通常、当該装置の電源を遮断した上で行われることになる。そこで、当該装置においては、このような記憶手段の交換作業が終了して、当該装置の電源が投入された際に、その交換された新たな記憶手段に対して、交換前の記憶手段に記憶されていた各種設定情報、画像データを復元する処理、即ち、比較判定処理を行うこととする。
【0035】
図2に当該装置の電源投入から電源遮断までの一連の概略処理の流れを表すフローチャートを示す。図2に示すように、例えば、外部の設定値記録基板4、又は、HDD31A〜31Fの何れかの交換作業が行われ、終了した後に、当該装置の電源が投入された際には、CPU1は、これを検知して、まず当該装置のセンサー入力負荷に関するI/O(Input/Output)値を初期化する処理を行う(S01)。このセンサー入力負荷を初期化する処理の具体例としては、当該装置の露光光源の副走査方向に関する位置を検出する各センサーの検出値等を初期化する処理等を挙げることができる。次に、CPU1は、画像バッファブロック30の画像バッファ32A〜32Fを初期化する処理、具体的には、SCSIコントローラ31A、31Bにおける各種設定情報を初期化して、さらに、HDD32A〜32C、32D〜32FのIDを認識する処理を行う(S02)。此処に言う、HDD32A〜32C、32D〜32FのIDを認識する処理とは、より詳細には、HDD32A〜32C、32D〜32Fの何れが当該装置に取り付けられているのかを検出する処理のことである。さらに、CPU1は、外部の設定値記録基板4から通信手段、具体的には、RS232Cケーブル等を介して、各種設定情報を読込み、それらの各種設定情報をRAM3に記憶(バックアップ)する処理を行う(S03)。このような処理を行った上で、さらに、CPU1は、本発明の特徴部分であるRAM3、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに保存される各種設定情報、画像データに関する比較判定処理を行う(S04)。
【0036】
ここで、このRAM3、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに保存される各種設定情報、画像データに関する比較判定処理について、図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0037】
CPU1は、まず、HDD32A〜32Fを、順次、比較することで、各々に記憶される各種画像データの一致/不一致の判定を行う。さらに、RAM3とHDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報を、順次、比較することで、各々に記憶される各種設定情報の一致/不一致の判定を行う。より詳細には、CPU1は、HDD32A〜32Fに記憶される各種画像データの比較を行っていく際に、連続して2回不一致と判定されたケースが1つだけ存在した場合には、その2回の比較において共通するHDDが交換されたものであると判断して、比較を行った他のHDDに記憶される各種画像データを用いて、交換されたHDDに対する画像データの補完を行う。また、それ以外の場合には、いずれのHDDも初期状態である、又は、バラバラの情報を記憶していると判断して、交換されたHDDに対する画像データの補完は行わずに、RAM3とHDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報を比較する処理に移行する。CPU1は、さらに、交換されたと判断されるHDDを除いた、他のHDDとRAM3に記憶される各種設定情報とを比較して、これらが不一致であった場合には、比較したHDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報の補完を行う。ところで、HDD32A〜32Fの比較を行っていく際に、そのIDの認識ができないHDDについては、CPU1は、これを当該装置に取り付けられていないものと判断して、比較を行う対象とはせず、次のHDDとの比較に移行するものとする。尚、以上に説明した比較判定処理の詳細については、後述することとする。
【0038】
尚、前述したように、RAM3には、外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報がバックアップされており、これらは、常に共通した同様の各種設定情報を記憶していると共に、RAM3に記憶される外部の設定値記録基板4に記憶される各種設定情報は、HDD32A〜32Fにもバックアップされている。また、HDD32A〜32Fは、何れか所定のHDDに保存されるテストパターン、テスト画像を共通して記憶している。その上で、CPU1は、これらの記憶手段に記憶される、各種設定情報、画像データに関して、その一致/不一致の判定を行い、必要に応じて、その情報を補完する処理を行う。
【0039】
以下、当該装置の比較判定処理について説明するにあたり、HDD32A〜32Fを、各々、以下のように定義する。
SCSIコントローラ31Aに付随する画像バッファである
Y/M用HDD32Aは、HDD(No.1)と定義する。
C/K用HDD32Bは、HDD(No.2)と定義する。
特色用HDD32Cは、HDD(No.3)と定義する。
同様に、SCSIコントローラ31Bに付随する画像バッファである
Y/M用HDD32Dは、HDD(No.4)と定義する。
C/K用HDD32Eは、HDD(No.5)と定義する。
特色用HDD32Fは、HDD(No.6)と定義する。
【0040】
また、前述した画像データ(テストパターン、テスト画像)を保存する所定のHDDとして、Y/M用HDD32A、即ち、HDD(1)を設定することとする。
【0041】
図3に示すフローチャートの説明に戻って、まず、当該装置の比較判定処理に関するプログラム処理を実行させる上で、初期設定として、
A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0
B(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0
n=0
エンド判定=0とする。尚、これら初期設定に関する情報は、予めROM2に記憶される。
【0042】
(HDDに保存されるデータの判定)
CPU1は、1回目の判定として、n=n+1=0+1=1と設定し(S10)、プログラム処理を開始する。そして、まずnが、n≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、1回目の判定においてはn=1であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(1)が使用可能、即ち、HDD(1)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、次に、A(比較対象となるHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、1回目の判定においては、A=0であるため(S13、Yes)、n=1をAの値として設定する(S14)。
【0043】
因みに、S12において、HDD(1)が当該装置に取り付けられていなかった場合には(S12、No)、次のHDD(2)との比較、即ち、2回目の判定を行うべく、S10へと移行する。
【0044】
さらに、CPU1は、2回目の判定として、n=n+1=1+1=2と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、2回目の判定においては、n=2であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(2)が使用可能、即ち、HDD(2)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、2回目の判定においては、A=1であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらに、B(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、1回目の判定においては、B=0であるため(S15、Yes)、CPU1は、nの値、即ち、2をBの値として設定する(S16)。その上で、HDD(A=1)と、HDD(B=2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を比較する(S19)。ここで、一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0045】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、1回目の判定においては、エンド判定=OFFであるため(S22、No)、S10へと移行する。
【0046】
さらに、CPU1は、3回目の判定として、n=n+1=2+1=3と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、3回目の判定においては、n=3であり、n≦6となるため、これを満たし(S11、Yes)、CPU1は、次に、HDD(3)が使用可能、即ち、HDD(3)が、当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、CPU1は、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、3回目の判定においては、A=1であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらにB(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、2回目の判定においては、B=2であるため(S15、No)、CPU1は、Bの値、即ち、2をAの値として設定する(S16)。さらに、nの値、即ち、3をBの値として設定する。その上で、HDD(A=2)と、HDD(B=3)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)の比較を行う(S19)。ここで、それらが一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0047】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、2回目の判定においては、エンド判定=OFFであるため(S22、No)、S10へと移行する。
【0048】
以上に説明した処理は、以降、n=6となるまで同様に繰り返される。即ち、以降、HDD(A=3)とHDD(B=4)、HDD(A=4)とHDD(B=5)、HDD(A=5)とHDD(B=6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)との比較が、順次、行われる。
【0049】
そして、CPU1は、7回目の判定において、n=n+1=6+1=7と設定し(S10)、プログラム処理を継続する。そして、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S11)。当然、7回目の判定においては、n=7であり、n≧6となるため(S11、No)、CPU1は、nをn=1と設定し(S23)、さらに、エンド判定をONに設定する(S24)。そして、HDD(1)が使用可能、即ち、HDD(1)が当該装置に取り付けられているか否かを判断する(S12)。ここで、取り付けられていた場合には(S12、Yes)、CPU1は、次に、A(比較対象となる第1のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S13)。当然、7回目の判定においては、A=5であるため(S13、No)、S15へと移行し、CPU1は、さらにB(比較対象となる第2のHDDのNo.)=0であるか否かを判断する(S15)。当然、7回目の判定においては、B=6であるため(S15、No)、CPU1は、Bの値、即ち、6をAの値として設定する(S16)。さらに、nの値、即ち、1をBの値として設定する。その上で、CPU1は、HDD(A=6)と、HDD(B=1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)との比較を行う(S19)。ここで、それらが一致した場合には、CPU1は、その判定結果(一致)をRAM3に保存する(S20)。また、不一致であった場合には、その判定結果(不一致)をRAM3に保存する(S21)。
【0050】
CPU1は、さらに、ここでエンド判定がONとなっているか否かを判断する(S22)。当然、7回目の判定においては、エンド判定=ONであるため(S22、Yes)、S25へと移行する。以上をもって、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)に関する比較は終了する。尚、このように、交換されたHDDを含む、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を順次比較する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1で本発明の「比較判定手段」を構成する。
【0051】
CPU1は、さらに、ここで一連の判定結果において、連続して2回不一致と判定されたケースが幾つ存在しているかを判断する(S25)。
【0052】
(判定例:その1)
ところで、ここで、HDD(1)のみが交換されたHDDであった場合には、図4に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)との比較結果は不一致となり、また、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は不一致となる。すると、連続して2回不一致と判定されたケースは、1回のみとなる(但し、この際、最後の判定は、最初の判定に連続しているとみなす)(S25、Yes)。このような場合、CPU1は、該当する2回の判定において、非共通番号のHDD、即ち、HDD(2)、若しくは、HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を用いて、共通番号のHDD、即ち、HDD(1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行う(S26)。より詳細には、CPU1がSCSIコントローラ31A、31Bへ指示を出し、SCSIコントローラ31A、31BがHDD(1)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行う。そして、S27へと移行する。尚、このように、非共通番号のHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を用いて、共通番号のHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「情報補完手段」を構成する。
【0053】
(判定例:その2)
また、ここで、HDD(1)〜HDD(6)の全てが交換され、若しくは、初期状態、即ち、未だHDD(1)〜HDD(6)の何れにも画像データ(テストパターン、テスト画像)が記憶されていない状態であった場合には、図5に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は一致となり、不一致の判定は、0回となる(但し、この際、最後の判定は、最初の判定に連続しているとみなす)(S25、No)。このような場合、CPU1は、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わず、S27へと移行する。このような場合には、メンテナンス担当者が初期状態であるこれらのHDDに、初期設定として、各種画像データ(テストパターン、テスト画像)を入力する必要が生じるため、画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わないこととする。
【0054】
(判定例:その3)
また、ここで、HDD(1)〜HDD(6)の複数(2〜5個)が交換された状態であった場合、即ち、HDD(1)〜HDD(6)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)が各々バラバラの状態であった場合には、図6(a)、(b)に示すように、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は、連続して2回不一致と判定されたケースが1回のみとはならない(S25、No)。このような場合、CPU1は、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わず、S27へと移行する。このような場合には、何れのHDDに記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)が正規のものか判定することは不可能であるため、画像データ(テストパターン、テスト画像)を補完する処理は行わないこととする。
【0055】
ところで、HDD(1)〜HDD(2)に記憶される画像データ(テストパターン、テスト画像)同士を比較して、その一致/不一致を判定するような場合には、個々の画像データの容量は大きいことから、多大な時間を要することになる。従って、このような場合には、画像データ(テストパターン、テスト画像)同士の比較は行わずに、予め、各々の画像データ(テストパターン、テスト画像)にタグ情報を付加しておくことで、そのタグ情報同士の比較を行うことで、それらが付加された画像データ(テストパターン、テスト画像)の一致/不一致を判定することが好ましい。
【0056】
(RAMに記憶されるデータの判定)
図3に示すフローチャートの説明に戻って、CPU1は、続いてRAMに記憶される各種設定情報の判定を行うために、ここでnをn=1と設定した上で、RAM3に保存される判定結果を参照することで、前述したHDD(n=1)と他のHDD(HDD(2)、HDD(6))との比較において、一致と判定された数が1以上であるか否かを判断する(S27)。ここで、一致した数が1以上であった場合には(S27、Yes)、HDD(1)は、交換されたHDDではなく正規の各種設定情報を記憶していたHDDであると判断することができるため、CPU1は、さらに、ここでRAM3に記憶される各種設定情報と、HDD(1)に記憶される各種設定情報とが一致するか否かを判定する(S28)。尚、このように、RAM3に記憶される各種設定情報と、交換されていないと判断される(正規の各種設定情報を記憶している)HDDに記憶される各種設定情報を比較する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1で本発明の「比較判定手段」を構成する。ここで、それらが一致した場合には、外部の設定記録基板4の交換は、行われていないと判断することができるので、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。また、一致しなかった場合には、外部の設定記録基板4の交換は、行われていると判断することができるので、CPU1は、HDD(1)に記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う(S29)。若しくは、CPU1がSCSIコントローラ31A、31Bへ指示を出し、SCSIコントローラ31A、31BがRAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う。尚、このように、交換されていない(正規の各種設定情報を記憶している)HDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行うべくROM2に記憶される制御プログラム、及び、その制御プログラムを実行するCPU1、並びに、SCSIコントローラ31A、31Bで本発明の「情報補完手段」を構成する。
【0057】
尚、S27において、一致した数が1以下であった場合には(S27、No)、HDD(1)は、交換されたHDDであることが判断することができるため、CPU1は、nをn+1=1+1=2と設定して(S30)、さらに、nがn≦6を満たすか否かを判断する(S31)。当然、1回目の判定においてはn=2であり、これを満たすため、S27へと移行し、CPU1は、HDD(2)と他のHDD(HDD(1)、HDD(3))との比較結果において、一致であった数が1以上であるか否かを判定する(S27)。
【0058】
以降、上述した処理が繰り返し行われ、CPU1は、交換されていないHDDであると判断することができるHDDに記憶される各種設定情報を用いて、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行う。
【0059】
ここで、例えばHDD(1)〜HDD(6)に記憶される各種設定情報が全てバラバラであるような場合には、当然、HDD(1)とHDD(2)、・・・、HDD(6)とHDD(1)との比較結果は不一致となり、S27における一致の判定は、0回となる(S27、No)。このような場合には、nがn=7となるまで、S30〜S31〜S27の処理が繰り返され、最終的には、S31において、n≧6となり(S31、No)、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。このような場合には、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行うことは不可能であると判断することができるので、CPU1は、RAM3に記憶される各種設定情報を補完する処理を行わずに比較判定処理を終了する。
【0060】
図2に示すフローチャートの説明に戻って、以上に説明した比較判定処理が終了すると、当該装置においては、通常通りに画像データの入出力処理が開始される(S05)。尚、この画像データの入出力処理の詳細については、[画像記録装置の概略構成]のところで説明した通りである。そして、このような一連の画像データの入出力処理を繰り返した後、その日の処理を終了するような場合には、当該装置の電源は遮断されることとなる。
【0061】
以上に説明したように、本実施形態におけるカラープルーフ作成装置においては、当該装置に備えられる外部の設定値記録基板4、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fの何れかが交換されて、再び、当該装置の電源が投入された際に、自動的に、外部の設定値記録基板4の各種設定情報をバックアップするRAM3に記憶される各種設定情報と、HDD32A〜32Fに記憶される各種設定情報との一致/不一致の比較が行われ、また、HDD32A〜32Fの各々に記憶される各種画像データの一致/不一致の比較が行われ、外部の設定値記録基板4の交換が行われたと判断された場合には、RAM3に記憶される各種設定情報を、交換が行われていないと判断されたHDDに記憶される各種設定情報を用いて補完する処理が行われ、また、交換が行われたと判断されたHDDがある場合には、そのHDDに記憶される各種画像データを、交換が行われていないと判断されたHDDに記憶される各種画像データを用いて補完する処理が行われるので、メンテナンス担当者による各種データの復元作業、即ち、多大な労力を必要とすることなく、外部の設定値記録基板4、並びに、HDD32A〜32C、32D〜32Fに記憶される各種設定情報、画像データの変質が防止され、これをもって、当該装置のメンテナンス性及び安定性を向上することができる。また、このような補完処理は、当該カラープルーフ作成装置に、元来から備えられているHDD32A〜32Fを利用して行われるものであるため、新たなバックアップ用の部品を必要とすることもなく、簡単な回路構成にて実現され、コストの上昇が招かれることもない。
【0062】
尚、本実施形態においては、RAM3に記憶される各種設定情報と、その各種設定情報をバックアップする6個のHDD(HDD32A〜32F)との間でデータの比較を行い、また、各種画像データを共通して記憶する6個のHDD(HDD32A〜32F)の間で、各々のデータの比較を行うこととしたが、比較を行う記憶手段の個数や、各々に記憶されるデータの内容は、これらに限定されるものではなく、例えば、記憶手段の個数にあっては、少なくとも3個以上の任意の数であれば良く、また、各々に記憶されるデータの内容は、情報の補完処理を必要とする他のデータであっても良い。
【0063】
また、本実施形態においては、各種画像データを共通して記憶する6個のHDD(HDD32A〜32F)の間で、各々のデータの比較を行った後、RAM3に記憶される各種設定情報と、その各種設定情報をバックアップする6個のHDD(HDD32A〜32F)との間でデータの比較を行うこととしたが、これらの比較は、連続して行われる必要はなく、例えば同時に並行して行われることとしても良い。また、何れか一方のみを行うこととしても良い。
【0064】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る画像記録装置によれば、元来から備えられている複数の記憶手段において、予め、各種情報が共有して記憶されており、記憶手段の何れかが交換された場合には、自動的に、残る記憶手段に記憶される情報を用いて、交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する処理が行われるので、コストの上昇を招くことなく、また、多大な労力を必要とすることなく、記憶手段に記憶される情報の変質を防止して、交換時のメンテナンス性及び装置の安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置としてのカラープルーフ作成装置の一実施形態における制御構成を表すブロック図である。
【図2】図1に示すカラープルーフ作成装置において行われる画像データの入出力処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示すカラープルーフ作成装置において行われる各種設定情報、画像データの比較判定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示すカラープルーフ作成装置において、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程を説明するための説明図である。
【図5】図5に示す、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程の他例を表す説明図である。
【図6】図5に示す、各HDDに記憶される画像データの比較判定が行われる過程の他例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 外部設定値記録基板
5 アドレス制御回路
6A〜6C 切替器
7 FIFOメモリ
8 書き込みデータ長制御ブロック
8 出力トリガ調整器
10 入力バッファブロック
11A、11B 入力バッファ
20 面順次/点順次変換ブロック
21A、21B シフトレジスタ
30 画像バッファブロック
31A、31B SCSIコントローラ
32A〜32F HDD
40 出力段FIFOブロック
41A〜41F FIFOメモリ
50 LUTブロック
51 RAM
60 ドライバブロック
61A〜61F LD/LEDドライバ
Claims (9)
- 交換可能に構成され、各種情報を共通して記憶する複数の記憶手段を有する画像記録装置であって、
前記複数の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、少なくとも3つの前記記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、
前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの記憶手段の中から、前記交換された新たな記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、前記交換された新たな記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする画像記録装置。 - 交換可能に構成され、各種情報を記憶する第1の記憶手段と、交換可能に構成され、前記第1の記憶手段に記憶される各種情報、及び、当該装置において出力される画像データを記憶する複数の第2の記憶手段とを有する画像記録装置であって、
前記第1の記憶手段、若しくは、前記複数の第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな記憶手段を含む、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、
前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の記憶手段と少なくとも2つの前記第2の記憶手段の中から、交換された新たな記憶手段を特定して、前記第1の記憶手段が交換されていた場合に、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第1の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする画像記録装置。 - 各種情報を設定するための操作手段と、
前記操作手段により設定された各種情報を前記第1の記憶手段及び前記複数の第2の記憶手段の各々に記憶する情報記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 交換可能に構成され、各種情報を記憶する少なくとも3つの第2の記憶手段を有する画像記録装置であって、
前記少なくとも3つの第2の記憶手段の何れかが交換された後、当該装置の電源が投入された場合に、交換された新たな第2の記憶手段を含む、少なくとも3つの前記第2の記憶手段に記憶される情報を互いに比較して、それらが一致するか否かを判定する比較判定手段と、
前記比較判定手段による判定結果に基づいて、前記少なくとも3つの第2の記憶手段の中から、交換された新たな第2の記憶手段を特定して、残る少なくとも2つの前記第2の記憶手段の何れかに記憶される情報を用いて、交換された新たな第2の記憶手段に記憶される情報を補完する情報補完手段と、を含むことを特徴とする画像記録装置。 - 外部装置から画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された画像データを前記少なくとも3つの第2の記憶手段の各々に記憶する画像データ記憶処理手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。 - 前記情報補完手段は、前記比較判定手段による判定結果において、不一致とされた記憶手段の組み合わせの中から、共通する記憶手段を、交換された新たな記憶手段として特定することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 前記第1の記憶手段は、当該装置の各種設定情報を記憶する不揮発性メモリであることを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 前記第2の記憶手段は、当該装置により出力される画像データを一時的に記憶するハードディスクドライブであることを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 前記画像記録装置は、カラープルーフ作成装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002353744A JP2004181870A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002353744A JP2004181870A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004181870A true JP2004181870A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32754955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002353744A Pending JP2004181870A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004181870A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018051857A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-12-05 JP JP2002353744A patent/JP2004181870A/ja active Pending
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JP2018051857A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
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