JP2004181193A - 超音波振動子 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波歯ブラシで用いる高周波の超音波振動子において、厚み共振周波数のバラツキが小さく、圧電セラミックスが割れても振動を継続させる。
【解決手段】超音波振動子を、両面に電極部を形成して厚み方向に分極処理した矩形薄板の圧電セラミックス表面に、100μ以下の厚みの金属箔を貼り付けて構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】超音波振動子を、両面に電極部を形成して厚み方向に分極処理した矩形薄板の圧電セラミックス表面に、100μ以下の厚みの金属箔を貼り付けて構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波歯ブラシの先端部に埋め込まれる超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、超音波歯ブラシに用いられる超音波振動子は、分極処理した後の圧電セラミックスをそのまま使用したり、矩形圧電セラミックスが真中で割れても駆動できるように長手方向にリード線を配して両端をハンダ付けしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の圧電セラミックスをそのまま使用する超音波振動子にあっては、割れなどの破損が生じた場合、リード線によって駆動電源につながっている部分のみ振動し、十分な超音波放射できなかった。
【0004】
圧電セラミックスの両端でリード線をハンダ付けした超音波振動子にあっては、少なくとも中折れ破損に遭遇しても振動が継続することができた。しかし、この超音波振動子の超音波の放射面にあたる表面がハンダで覆われているため、超音波の放射を阻害していた。また、ハンダによって超音波振動子の厚みが一定せず、製造した超音波振動子ごとに厚み共振周波数が大きく異なる問題点があった。
【0005】
本発明は、圧電セラミックスが割れ破損しても振動を継続することができ、生産においても共振周波数のバラツキの少ない超音波振動子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の超音波振動子は、両面に電極部を形成して厚み方向に分極処理した矩形薄板の圧電セラミックスの表面に、100μ以下の厚みの金属箔を貼り付けられた構成としたものである。
【0007】
これにより、圧電セラミックスが割れても全面積で駆動電源に金属箔を介して導通しているため、振動の継続が得られる。
【0008】
また、圧電セラミックスの表面が均一な厚みの金属箔で覆われるため、製造に際しても振動子全体の厚みが一定に保たれ、共振周波数のバラツキが少なくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例にもとづき図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は歯ブラシ埋込み型超音波振動子を示し、図1において1は厚さ1.4mmの矩形薄板の圧電セラミックスである。この圧電セラミックス1は、図の上下面にあたる表裏で銀電極(図示せず)を焼き付けた後、両面に高電圧を印加して厚み方向に分極してある。
【0010】
圧電セラミックス1の表裏面には、圧電セラミックス1よりやや長くした厚さ20μのステンレス箔2a、2bを、一端面Aで揃えてエポキシ形接着剤で接着してある。そして、他端面からせり出した部分でリード線3a、3bにハンダ付けしてある。
【0011】
【発明の効果】
本発明の超音波振動子は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】
圧電セラミックスの電極面全体が引っ張りに強い金属箔で覆われているので、割れなどの破損が生じにくい。
【0013】
また、圧電セラミックスに割れが生じたとき、割れで分離した電極部にも金属箔を介して電力が供給されるので、厚み振動が阻害されることはない。
【0014】
また、圧電セラミックスの平らな表面に沿うように薄い金属箔が貼られているので、超音波振動子の厚みが全面に渡って一定で均一になり、製品ごとに厚み共振周波数のバラツキがすくなくなった。
【0015】
超音波振動子の表面は金属箔によって極めて滑らかになり、表面から超音波が効率よく放射できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波振動子に関わる1実施例の外観図である。
【符号の説明】
1 ・・・圧電セラミックス
2a、2b ・・・ステンレス箔
3a、3b ・・・リード線
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波歯ブラシの先端部に埋め込まれる超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、超音波歯ブラシに用いられる超音波振動子は、分極処理した後の圧電セラミックスをそのまま使用したり、矩形圧電セラミックスが真中で割れても駆動できるように長手方向にリード線を配して両端をハンダ付けしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の圧電セラミックスをそのまま使用する超音波振動子にあっては、割れなどの破損が生じた場合、リード線によって駆動電源につながっている部分のみ振動し、十分な超音波放射できなかった。
【0004】
圧電セラミックスの両端でリード線をハンダ付けした超音波振動子にあっては、少なくとも中折れ破損に遭遇しても振動が継続することができた。しかし、この超音波振動子の超音波の放射面にあたる表面がハンダで覆われているため、超音波の放射を阻害していた。また、ハンダによって超音波振動子の厚みが一定せず、製造した超音波振動子ごとに厚み共振周波数が大きく異なる問題点があった。
【0005】
本発明は、圧電セラミックスが割れ破損しても振動を継続することができ、生産においても共振周波数のバラツキの少ない超音波振動子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の超音波振動子は、両面に電極部を形成して厚み方向に分極処理した矩形薄板の圧電セラミックスの表面に、100μ以下の厚みの金属箔を貼り付けられた構成としたものである。
【0007】
これにより、圧電セラミックスが割れても全面積で駆動電源に金属箔を介して導通しているため、振動の継続が得られる。
【0008】
また、圧電セラミックスの表面が均一な厚みの金属箔で覆われるため、製造に際しても振動子全体の厚みが一定に保たれ、共振周波数のバラツキが少なくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例にもとづき図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は歯ブラシ埋込み型超音波振動子を示し、図1において1は厚さ1.4mmの矩形薄板の圧電セラミックスである。この圧電セラミックス1は、図の上下面にあたる表裏で銀電極(図示せず)を焼き付けた後、両面に高電圧を印加して厚み方向に分極してある。
【0010】
圧電セラミックス1の表裏面には、圧電セラミックス1よりやや長くした厚さ20μのステンレス箔2a、2bを、一端面Aで揃えてエポキシ形接着剤で接着してある。そして、他端面からせり出した部分でリード線3a、3bにハンダ付けしてある。
【0011】
【発明の効果】
本発明の超音波振動子は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】
圧電セラミックスの電極面全体が引っ張りに強い金属箔で覆われているので、割れなどの破損が生じにくい。
【0013】
また、圧電セラミックスに割れが生じたとき、割れで分離した電極部にも金属箔を介して電力が供給されるので、厚み振動が阻害されることはない。
【0014】
また、圧電セラミックスの平らな表面に沿うように薄い金属箔が貼られているので、超音波振動子の厚みが全面に渡って一定で均一になり、製品ごとに厚み共振周波数のバラツキがすくなくなった。
【0015】
超音波振動子の表面は金属箔によって極めて滑らかになり、表面から超音波が効率よく放射できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波振動子に関わる1実施例の外観図である。
【符号の説明】
1 ・・・圧電セラミックス
2a、2b ・・・ステンレス箔
3a、3b ・・・リード線
Claims (1)
- 歯ブラシの先端部に埋め込まれて超音波を放射する振動子において、両面に電極部を形成して厚み方向に分極処理した矩形薄板の圧電セラミックス、該圧電セラミックスの少なくとも一面に貼り付けられた100μ以下の金属箔より構成したことを特徴とする超音波振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383016A JP2004181193A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 超音波振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383016A JP2004181193A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 超音波振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004181193A true JP2004181193A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32766853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383016A Pending JP2004181193A (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 超音波振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004181193A (ja) |
-
2002
- 2002-12-05 JP JP2002383016A patent/JP2004181193A/ja active Pending
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