JP2004180770A - 遊技機 - Google Patents

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武 大谷
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Abstract

【課題】遊技機内に制御装置等を効率よく高い自由度を持って配置でき、遊技盤のスクリーンに表示する映像の視認性を向上させることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】映像の投影光Rを投影する投影部22と、この投影光Rを透過させて映像を表示する遊技盤44のスクリーンを有する遊技部26と、投影部22から投影される投影光Rの信号を制御する映像処理部80を備えるパチンコ機12の筐体14において、筐体14の下部15に投影部22、筐体14の中央部16に遊技部26、筐体14の上部17に映像処理部80を形成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技状態に応じた映像を遊技盤に表示し、この映像によって遊技者の興趣を高めるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技状態に応じた映像をスクリーンに表示し、この映像によって遊技者の興趣を高めるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機がある(例えば、特許文献1を参照)。図6にかかる遊技機の一例を示す。遊技機10は液晶プロジェクタ24とスクリーン46とを備え、液晶プロジェクタ24から投影される映像をスクリーン46上に表示し、液晶表示装置を用いて映像を表示する方法よりも大きな画面を得る。
【0003】
【特許文献1】
特開平6―35066号公報(第2〜3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機10にあっては、液晶プロジェクタ24から投影された映像の投影光Rをスクリーン46に表示するために、例えば遊技機であるパチンコ機に適用し、遊技盤全体をスクリーンとして当該映像をこのスクリーンに投影すると、遊技盤上に配置された各種役物等の制御装置や配線等の影がスクリーンに映り、スクリーン上で映像の視認性を悪くする恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記した従来の技術の問題点を除くためになされたものであり、その目的とするところは、遊技機内に制御装置等を効率よく高い自由度を持って配置でき、スクリーンに表示する映像の視認性を向上させることが可能な遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明は、遊技状態に応じた映像を投影する投影部と、当該投影部により投影される映像を表示する遊技盤を有する遊技部と、前記投影部により投影される映像の制御を行う映像処理部とを備える遊技機であって、前記遊技部の上方と下方のいずれか一方に前記投影部を形成し、他方に前記映像処理部を形成した遊技機である。
【0007】
請求項1の発明によると、遊技部の上方と下方とに、投影部と映像処理部とを形成しているので、投影部から遊技盤までの映像の投影光の光路を異物で遮ることなく確保可能となる。また、遊技機の中で、投影光の光路を遮らずに遊技機の制御装置等の機器を効率よく、高い自由度を持って設置可能とする空間が広くなる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記遊技盤は前記遊技部から着脱可能に形成されている遊技機である。
請求項2の発明によると、遊技部から遊技盤の着脱を行うことで、遊技盤の交換が容易化され、様々な種類の遊技盤を有する多様な遊技機が迅速かつ安価に提供される。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、前記遊技部は遊技球の受け入れと払い出しを行う賞球機構及び遊技球の発射を行う発射機構とを備える遊技機である。
請求項3の発明によると、投影部から遊技盤までの投影光の光路を遮ることなしに、賞球機構及び発射機構を遊技機内に自由に形成可能である。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、前記遊技部を設置するための筐体を備え、前記遊技部を当該筐体から着脱可能に形成した遊技機である。
請求項4の発明によると、遊技機の遊技部を他の構成を有する遊技部と交換可能となり、様々な種類の遊技部を有する多様な遊技機が迅速且つ安価に提供される。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、前記映像処理部は汎用オペレーティングシステムにより制御されるコンピュータを備え、当該コンピュータが前記投影部により投影される映像を制御する遊技機である。
請求項5の発明によると、コンピュータを使用して遊技盤に投影される映像を制御するプログラムを作成、変更、追加、削除等することが容易となり、遊技機により提供される遊技内容の変更が迅速かつ容易になされる。
【0012】
なお、コンピュータを制御する汎用オペレーティングシステム(OS)として、Windows(登録商標)2000、Windows(登録商標)XP、MS−DOS(登録商標)、MacOS(登録商標)、UNIX(登録商標)、TRON、LINUX等を挙げることができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、遊技状態を制御するための専用の中央演算処理装置を更に備える遊技機である。
【0013】
請求項6の発明によると、遊技状態の制御を行う専用の中央演算処理装置(CPU)は映像処理部のコンピュータとは別個に遊技機に設置されている。したがって、映像処理部のコンピュータの操作によって遊技状態の制御に影響が及ぶことは防止され、公平な遊技が遊技者に提供される。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、当該遊技機の前面に張り出し、且つ上面の縁部分を曲面により形成したテーブルを備える遊技機である。
【0014】
請求項7の発明によると、遊技機のテーブルの上面の縁部分は曲面によって形成されており、テーブルの上面の縁が遊技者と接触等しても、遊技者がこの縁によって負傷することは防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1ないし図5を参照して本実施の形態の構成を説明する。
図1及び図2に示すように、遊技機としてのパチンコ機12は投影部22、遊技部26、遊技制御部68、映像処理部80とから形成されており、これらの投影部22、遊技部26、遊技制御部68、映像処理部80は筐体14に取り付けられている。遊技店において、筐体14は単体として島を構成可能であり、複数の筐体14を並べて島を形成することも可能に構成されている。
【0016】
筐体14は下から下部15、中央部16、上部17に分かれている。下部15の前面を下部板20が覆って下部15内を外部から仕切っており、下部15内には投影部22をなす液晶プロジェクタ24が設置されている。液晶プロジェクタ24は従来のものと同様の構成を有し、後述のリフレクタ66に映像の投影光Rを投影可能に構成されている。
【0017】
下部板20の上端からパチンコ機12の前方へ向かって厚さ15mm程のテーブル84が張り出しており、このテーブル84は玉受箱を載置可能な上面86を有する。テーブル84の上面86の縁部分88はなだらかな曲面によって形成されて、角となる部分を有していない。テーブル84の下には椅子に座った遊技者が脚を置くスペースが形成されている。
【0018】
また、筐体14内で下部15と中央部16とは互いに上下につながった空間となっている。中央部16には遊技部26が設置されている。この遊技部26は筐体14と嵌合した外枠29を有し、外枠29にはそのほぼ全前面を覆うように内枠30が開閉自在、且つ着脱可能に蝶着されている。内枠30は遊技部26を構成する遊技盤44、賞球機構34、発射機構36、遊技球皿38を有している。内枠30の前面にはガラス扉枠32が開閉自在に蝶着され、ガラス扉枠32には透明ガラスが装着されている。ガラス扉枠32にはその周囲に複数のランプ42が取り付けられており、副制御基盤74からの制御信号に基づいてランプ42の点灯が制御される構成となっている。そして、ガラス扉枠32の透明ガラスの奥側に、遊技盤44が内枠30から着脱可能に配置されている。内枠30の前面のガラス扉枠32より下方には遊技球皿38がガラス扉枠32と同様に前面側に開閉自在に蝶着して形成されている。
【0019】
上記構成により、遊技部26は、筐体14に対し外枠29とともに取り付け並びに取り外し、すなわち、着脱が可能となる。また、本実施形態では、筐体14はいわゆる関東枠が取り付け可能な大きさに構成されており、関東枠サイズの弾球遊技機であれば、外枠29ごと筐体14に取り付けて作動させることができる。なお、筐体14の中央部16の嵌合部の大きさを関東枠よりも大きな関西枠のサイズに構成すれば、関東枠を取り付けるには多少隙間ができるものの、その隙間をスペーサにより埋め合わせて対処する等の方策により、筐体14には現在販売されているサイズのパチンコ機、アレパチ機、パロット機等の弾球遊技機は全て取り付けて動作させることが可能となる。
【0020】
内枠30の背面の下部に賞球機構34及び発射機構36が形成されている。この賞球機構34は、後述の始動入賞口60及び大入賞口62に入賞した遊技球及び賞球として遊技球皿38へ返される遊技球の受け入れ及び払い出しを可能とする構成を有する。発射機構36は内枠30の前面の下部に形成された発射ハンドル40の操作により、遊技球皿38に貯留されている遊技球を遊技盤44へ発射可能な構成を有する。これらの賞球機構34及び発射機構36は、副制御基盤74からの信号に基づいて制御される構成となっている。
【0021】
遊技盤44は透明樹脂により形成されており、その背面側に映像の投影光Rを透過させて映像を表示可能なスクリーン46を有し、スクリーン46の背面側に透光性のフレネルレンズ48を有している。遊技盤44、スクリーン46、フレネルレンズ48は、遊技者から見て遊技盤44が最前面にくるように内枠30に着脱可能に取り付けられている。
【0022】
遊技盤44は、図3に示すように、その左方に発射機構36により発射された遊技球を遊技盤44上の上方へ誘導するガイドレール50が設けられており、遊技盤44のうち遊技球が通過可能な領域には、遊技盤44を通過する遊技球の進路を変更する遊技釘52が複数植設されている。
遊技盤44のほぼ中央には、液晶プロジェクタ24から投影される映像のうち図柄表示画面が表示される図柄表示領域54があり、図柄表示領域54の直上には、図柄表示領域54上を遊技球が通過するのを防止するための透明部材56が図柄表示領域54の上方を覆うようにして設けられている。
【0023】
図柄表示領域54の下方には、遊技球を常時入賞可能とする始動入賞口60が設けられており、始動入賞口60の下方には、通常時は閉鎖状態であるが特賞状態となったときは、所定パターンで開放状態となって遊技球を入賞可能とする大入賞口62が設けられている。大入賞口62内の中央部には、大入賞口62が開放状態となったときに遊技球を入賞可能とする図示しないV入賞口が設けられている。
【0024】
大入賞口62の下方であって遊技盤44の最下方には、始動入賞口60、大入賞口62及び前記V入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口64が設けられている。
また、フレネルレンズ48の背面側であって筐体14の中央部16内に、鏡面を有するリフレクタ66が形成されている。リフレクタ66は液晶プロジェクタ24から投影される映像の投影光Rをフレネルレンズ48に向けて反射させるようにその反射面の角度が調整されており、液晶プロジェクタ24からの投影光Rがフレネルレンズ48に照射されてスクリーン46の背面上に投影され、この投影光Rの映像が遊技盤44全体に表示される構成となっている。リフレクタ66によって反射されスクリーン46に到達する投影光Rの光軸Aoは、遊技盤44の中心を通っている(図2を参照)。
【0025】
さらに、図1に示すように、筐体14の中央部16の左右両脇には縦長で、且つ10cm程度の横幅を有する空間が脇部18として形成されており、脇部18と中央部16との間は仕切り板で仕切られている。各脇部18内には遊技者の方向を向いたスピーカユニット92が筐体14の構造体に支承されて取り付けられており、一方の脇部18にはプリペイドカードや現金による玉貸し機ユニット94、他方の脇部18にはデジタルカメラ96が取り付けられている。玉貸し機ユニット94のプリペイドカードや現金の挿入返還口を除いて、脇部18の前面は多数の小孔を全面にわたって形成した遮蔽板98で覆われており、玉貸し機ユニット94以外のデジタルカメラ96及びスピーカユニット92は遊技者の目に直接ふれることは防止される構成となっている。
【0026】
スピーカユニット92は、後述のコンピュータ82Aにつながって制御されており、コンピュータ82Aのハードディスクドライブ(HDD)に記録されている音声を放送可能な構成となっている。
デジタルカメラ96は、後述のコンピュータ82Bにつながれて制御されており、コンピュータ82BのHDDに撮影した画像を記憶可能な構成となっている。なお、デジタルカメラ96は動画、静止画のうち任意の画像を撮影可能に構成されている。
【0027】
また、リフレクタ66の背面上には、遊技制御部68をなす回路基盤70が形成されている(図2を参照)。そして、図4及び図5に示すように、回路基盤70は、パチンコ機12が設置された遊技店のホールコンピュータ76とネットワーク回線によって接続されており、さらに、ホールコンピュータ76は遊技機メーカに備えられている供給サーバ78とネットワーク回線によって接続されている。なお、ホールコンピュータ76及び供給サーバ78は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理装置によって構成されている。
【0028】
図5に示すように、回路基盤70は主制御基盤72と副制御基盤74とを有し、主制御基盤72は、遊技制御プログラムに基づいて遊技部26における遊技状態を制御するメインCPUと、遊技制御プログラム等を格納しているメインリードオンリーメモリー(メインROM)、各種データや演算結果を格納するランダムアクセスメモリー(RAM)等を備えている。そして、遊技部26において遊技が行われる際には、メインCPUが遊技制御プログラムを実行し、始動入賞口60及び大入賞口62への遊技球の入賞を契機とする抽選や、リーチおよび大当たりの演出表示の指示といった遊技全体の流れに関する処理を行う。
【0029】
主制御基盤72は、パチンコ機12から取り外し可能な構成とされており、異なる内容の遊技制御プログラムを記憶した主制御基盤72が取り付けられると、新たな主制御基盤72に記憶されている遊技制御プログラムを実行可能に構成されている。
副制御基盤74は、映像、音声およびランプ42等の演出表示を直接制御するサブCPUあるいは遊技盤44に表示させる遊技コンテンツを記憶するサブROM等を含んで形成されている。副制御基盤74は、主制御基盤72のメインROMに記憶された遊技制御プログラムを特定し、このサブROMに記憶された遊技コンテンツがその特定された遊技制御プログラムに対応するものではない場合、ホールコンピュータ76に、特定された遊技制御プログラムに対応する遊技コンテンツの送信要求を行い、ホールコンピュータ76が送信する遊技コンテンツを受信する構成を有する。また、副制御基盤74のサブCPUは、主制御基盤72からの指示に基づいて、このサブROMに記憶されている遊技コンテンツを後述のコンピュータ82A及び82Bへ送り、液晶プロジェクタ24を介して所定時期に所定の映像を遊技盤44上に演出表示させる構成を有する。
【0030】
なお、主制御基盤72のメインCPU及び副制御基盤74のサブCPUは、従来の主制御基盤のメインCPUや副制御基盤のサブCPUに使用されているものと同様に、ジャパン・アイディー社製のIDNAC(登録商標)を使用し、遊技のセキュリティー保持に対し万全を期している。
また、図1及び図2に示すように、筐体14内で上部17には、映像処理部80をなすコンピュータ82A及び82Bが設置されている。コンピュータ82Aが液晶プロジェクタ24から投影される映像を制御する構成となっており、コンピュータ82Bがデジタルカメラ96を制御し、撮影された映像の処理を行う構成となっている。
【0031】
コンピュータ82A及び82Bは従来あるパーソナルコンピュータであり、ともに汎用OSであるWindows(登録商標)XPによって制御されている。コンピュータ82Aは、インテル社製のペンティアム(登録商標)プロセッサであってクロック周波数が1.0GHzのCPUと、160GBの記憶容量を有するHDDと、512MBの容量のメインメモリとを備えている。コンピュータ82Bは、インテル社製のペンティアム(登録商標)プロセッサであってクロック周波数が866MHzのCPUと、10GBの記憶容量を有するHDDと、512MBの容量のメインメモリとを備えている。そして、コンピュータ82A、82Bの各CPUは32ビット以上の情報量を処理可能なものとすることが、映像や音声の情報処理の高速化を図るために好ましい。
【0032】
図5に示すように、コンピュータ82A及び82Bは相互に情報の授受を可能に接続されているとともに、ホールコンピュータ76ともネットワーク回線によって接続されている。また、コンピュータ82Aは副制御基盤74と接続されており、主制御基盤72からの指示に基づいて、副制御基盤74のサブCPUに記憶されている遊技コンテンツに応じた映像信号及び音声信号を液晶プロジェクタ24及びスピーカユニット92へ送信可能に構成されている。コンピュータ82Bも副制御基盤74と接続されており、主制御基盤72からの指示に基づいて、デジタルカメラ96が撮影した画像信号を、副制御基盤74のサブCPUに記憶されている遊技コンテンツに応じてコンピュータ82Aへ送信可能に構成されている。そして、デジタルカメラ96が撮影した画像もコンピュータ82Aを介して液晶プロジェクタ24から投影可能となっている。
【0033】
コンピュータ82Aは、主制御基盤72に記憶されている遊技制御プログラムと対応した複数の映像プログラムを記憶している。各映像プログラムにより、それぞれ異なる映像の投影光Rを液晶プロジェクタ24から遊技盤44に投影可能となっている。また、コンピュータ82Bには、デジタルカメラ96の制御プログラムが記憶されており、副制御基盤74からの指示に基づいてデジタルカメラ96による遊技者の撮影を行い、撮影した画像の画像処理を行うことが可能な構成を有する。
【0034】
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
パチンコ機12の電源を投入すると、液晶プロジェクタ24から映像の投影光Rがリフレクタ66に投影される。リフレクタ66に投影光Rが投影されると、その投影光Rがフレネルレンズ48に向けて反射する。フレネルレンズ48に投影光Rが投影されると、投影された投影光Rがフレネルレンズ48及びスクリーン46を透過することにより映像が遊技盤44上に表示される。このとき、リフレクタ66の面のうち液晶プロジェクタ24からの投影光Rを反射する反射面とは反対の背面に主制御基盤72が設置されているので、パチンコ機12の背面側から主制御基盤72をメンテナンスすることができ、主制御基盤72に対する不正行為も困難となる。
【0035】
液晶プロジェクタ24から投影される投影光Rの光軸Aoは、遊技盤44で映像の表示領域の中央を通っているので、液晶プロジェクタ24の位置合わせや遊技盤44上の映像の位置調整が容易となっている。
また、パチンコ機12の電源を投入すると、コンピュータ82A、82Bが起動し、Windows(登録商標)XPの操作画面が液晶プロジェクタ24から遊技盤44上に投影されて表示される。この表示画面より、遊技店はコンピュータ82Aが記憶する映像プログラムから任意のプログラムを選択して起動させ、遊技盤44上に遊技画面を表示させる。同時に、遊技店はコンピュータ82Bのデジタルカメラ96の制御プログラムを起動させる。したがって、コンピュータ82Aが記憶する複数の映像プログラムから任意のプログラムを選択することで、遊技部26や回路基盤70を変更することなく多様な遊技形態から希望するものを遊技店は選択可能となる。
【0036】
コンピュータ82A、82Bは必要なプログラムをネットワーク回線経由でホールコンピュータ76や供給サーバ78から取得することができ、直接入力することもできる。また、不要となったプログラムを削除することも可能である。したがって、遊技機メーカーや遊技店はコンピュータ82A、82Bに必要なプログラムの開発と導入を迅速かつ容易に行うことが可能となる。
【0037】
また、パチンコ機12に電源が投入されると、主制御基盤72により、遊技状態の制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、玉貸し機ユニット94より貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機12に装填し、発射ハンドル40を操作して遊技球を遊技盤44に発射することにより遊技を行うことができる。遊技状態において、遊技盤44に発射された遊技球が始動入賞口60に入賞すると、主制御基盤72により、図柄表示領域54で図柄の映像が変動表示されるとともに、特賞状態を生起させるか否かの抽選が行われる。その結果、特賞状態を生起させると判定されると、図柄表示領域54に表示されている変動図柄を所定の態様で停止させた後に特賞状態が生起する。特賞状態では、大入賞口62が所定パターンで開放状態となって遊技球が入賞できるようになる。そして、大入賞口62が所定時間開閉する動作時間を1ラウンドとし、1ラウンド中に前記V入賞口への入賞があることを条件に所定数のラウンドが継続される。
【0038】
遊技状態が継続中、デジタルカメラ96は所定のタイミングで遊技者を撮影し、コンピュータ82Bが撮影した画像情報を処理し、コンピュータ82BのHDD内に記憶する。そして、コンピュータ82BのHDDからこの遊技者の画像情報をコンピュータ82Aの映像プログラムが読み取り、他の映像情報とともに液晶プロジェクタ24に送り、副制御基盤74からの指令されるタイミングに基づいて遊技盤44上に遊技者の画像を表示する。例えば、特賞状態が生起した場合に、遊技者の画像を遊技盤44上に表示することで、遊技者を称えてその興趣を高めることができる。
【0039】
デジタルカメラ96は、脇部18の遮蔽板98によって遊技者の目から隠されており、脇部18の外観は煩雑なものとはなっておらず、遊技者はデジタルカメラ96を意識することなく遊技に集中することが可能であり、デジタルカメラ96は遮蔽板98の小孔から遊技者を撮影することができる。
また、スピーカユニット92がコンピュータ82Aに制御されて音声を放送するが、スピーカユニット92は筐体14の構造体に支承されているので、スピーカユニット92は重量物に支えられていることとなり、スピーカユニット92から出る音声の音質は良質のものとなる。このため、遊技者は迫力ある音響空間内で遊技することができ、その興趣を高めることができる。
【0040】
次に、パチンコ機12がホールコンピュータ76を介して、供給サーバ78から遊技コンテンツを取得する過程を説明する。主制御基盤72のメインCPUは、メインROMに記憶されている遊技制御プログラムを特定する信号を副制御基盤74に送信し、遊技のための処理を開始する。一方、副制御基盤74のサブCPUは、遊技制御プログラムを特定する信号を主制御基盤72から受信すると、サブROMに記憶されている遊技コンテンツが、主制御基盤72から受信した遊技制御プログラムを特定する信号に対応するものであるか否か判定する。そして、サブROMに記憶されている遊技コンテンツが、主制御基盤72から受信した遊技制御プログラムを特定する信号に対応しないと判定した場合、サブCPUは、この遊技制御プログラムを特定する信号に対応する遊技コンテンツの送信要求をホールコンピュータ76に送信する。この後、サブCPUは、ホールコンピュータ76を介して、供給サーバ78から要求した遊技コンテンツを受信する。
【0041】
したがって、副制御基盤74は遊技制御プログラムに対応する遊技コンテンツを供給サーバ78からダウンロードでき、遊技コンテンツを記憶している副制御基盤74を交換することなく、パチンコ機12において行われる遊技の種類を変更することが可能となる。
また、遊技部26を筐体14の中央部16から取り外して、他の構成を有する遊技部を替わりに中央部16に装着することができる。したがって、筐体14を用いて様々な構成の遊技部を有するパチンコ機12を提供することが可能となる。
【0042】
さらに、遊技盤44を内枠30から取り外して、他の構成を有する遊技盤を替わりに内枠30に装着することもできる。このとき、パチンコ機12が有する遊技盤44以外の構成要素をそのまま使用することが可能であり、多様なパチンコ機12の提供が容易且つ安価に可能となる。また、新たに装着される遊技盤の構成に応じて、主制御基盤72を交換することが可能であり、副制御基盤74はホールコンピュータ76から新たな遊技コンテンツを受け取ることが可能である。このため、異なる構成の遊技盤44をそれぞれ選択可能であり、各遊技盤44において表示される映像の制御プログラムをコンピュータ82Aから選択可能であるので、多様性に富んだ遊技内容を遊技店は提供可能となる。さらに、コンピュータ82Aはパーソナルコンピュータであるので、遊技盤44に投影される映像の制御プログラムの作成、変更、追加、削除を行うことは容易である。したがって、様々な構成の遊技盤を有するパチンコ機12を容易且つ安価に提供することが可能となる。
【0043】
また、遊技制御部68の回路基盤70はコンピュータ82A及び82Bとは別個に形成されているので、遊技制御部68の制御内容がコンピュータ82A及び82Bを介して不正に改変されるおそれはなく、公平な遊技が遊技者に提供される。
また、筐体14内で、遊技部26が形成されている中央部の上下に上部17と下部15を設けているので、コンピュータ82A及び82Bと液晶プロジェクタ24を設置する位置の自由度が高くなり、液晶プロジェクタ24から投影される投影光Rの光路が異物によって遮られることは容易に防止可能となり、遊技盤44上に表示される映像の視認性もよくなる。
【0044】
また、筐体14が単独で遊技店内に設置された場合、遊技者の身体の一部がテーブル84の上面86の縁部分88と触れたりぶつかったりすることある。しかし、テーブル84の上面86の縁部分88は角となる部分を有していないので、遊技者の身体が傷つくことは防止されている。
また、遊技店内で筐体14を他の筐体14と並べて設置することも、単体で設置することも可能であり、遊技店が有するパチンコ機12の配置の自由度は大きくなる。
【0045】
なお、本実施の形態において、下部15に投影部22、上部17に映像処理部80を設けたが、下部15に映像処理部80、上部17に投影部22を設けることが可能であることは勿論である。
また、遊技制御部68をリフレクタ66の背面に形成したが、遊技制御部68の形成可能な場所はリフレクタ66の背面に限定されるものではなく、液晶プロジェクタ24から投影される投影光Rの光路を遮らない位置に自由に形成可能であることは勿論である。
【0046】
さらに、コンピュータ82AのCPUをインテル社製のペンティアム(登録商標)プロセッサであってクロック周波数が1.0GHzのものとし、コンピュータ82BのCPUをインテル社製のペンティアム(登録商標)プロセッサであってクロック周波数が866MHzのものとしたが、それぞれのCPUをよりクロック周波数が大きなものとし、コンピュータ82A、82Bの演算処理速度を高速化できることは勿論である。
【0047】
また、コンピュータ82A、82Bが有する各メインメモリは512MBの容量を有するとしたが、それぞれより大容量のメインメモリとすれば、コンピュータ82A、82Bにおける演算処理速度を高速化できることは勿論である。特に、デジタルカメラ96で動画を撮影し、この動画を精細且つ滑らかに遊技盤44に表示するためには、これらの各メインメモリが512MB以上の容量を有するものとすることが望ましい。
【0048】
また、回路基盤70、コンピュータ82A及び82Bは、ホールコンピュータ76、供給サーバ78とネットワーク回線によって接続されているとしたが、このネットワーク回線をインターネットやイントラネットにより構成することが可能である。
また、厚さ15mm程のテーブル84を形成することとしたが、かかる厚さに限定されないことは勿論である。また、テーブル84の側面を下部板20の下端まで連続させて形成し、下部板20の前面に遊技者の脚が納まる窪みを形成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、上記のような遊技機の構造であるので、遊技機内に制御装置等を効率よく高い自由度を持って配置でき、スクリーンに表示する映像の視認性を向上させることが可能な遊技機を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】図1のA−A線縦断面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】パチンコ機、ホールコンピュータ及び供給サーバの構成図である。
【図5】遊技制御部をなす回路基盤の構成図である。
【図6】従来の遊技機の縦断面図である。
【符号の説明】
10 遊技機
12 パチンコ機
14 筐体
15 筐体の下部
16 筐体の中央部
17 筐体の上部
18 筐体の脇部
20 下部板
22 投影部
24 液晶プロジェクタ
26 遊技部
29 外枠
30 内枠
32 ガラス扉枠
34 賞球機構
36 発射機構
38 遊技球皿
40 発射ハンドル
42 ランプ
44 遊技盤
46 スクリーン
48 フレネルレンズ
50 ガイドレール
52 遊技釘
54 図柄表示領域
56 透明部材
60 始動入賞口
62 大入賞口
64 アウト口
66 リフレクタ
68 遊技制御部
70 回路基盤
72 主制御基盤
74 副制御基盤
76 ホールコンピュータ
78 供給サーバ
80 映像処理部
82A、82B コンピュータ
84 テーブル
86 テーブル上面
88 テーブル上面の縁部分
92 スピーカユニット
94 玉貸し機ユニット
96 デジタルカメラ
98 遮蔽板
R 投影光
Ao 光軸

Claims (7)

  1. 遊技状態に応じた映像を投影する投影部と、当該投影部により投影される映像を表示する遊技盤を有する遊技部と、前記投影部により投影される映像の制御を行う映像処理部とを備える遊技機であって、
    前記遊技部の上方と下方のいずれか一方に前記投影部を形成し、他方に前記映像処理部を形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、前記遊技盤は前記遊技部から着脱可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、前記遊技部は遊技球の受け入れと払い出しを行う賞球機構及び遊技球の発射を行う発射機構とを備えることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、前記遊技部を設置するための筐体を備え、前記遊技部を当該筐体から着脱可能に形成したことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、前記映像処理部は汎用オペレーティングシステムにより制御されるコンピュータを備え、当該コンピュータが前記投影部により投影される映像を制御することを特徴とする遊技機。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、遊技状態を制御するための専用の中央演算処理装置を更に備えることを特徴とする遊技機。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機であって、当該遊技機の前面に張り出し、且つ上面の縁部分を曲面により形成したテーブルを備えることを特徴とする遊技機。
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