JP2004180755A - 放射線撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射線を検出する2次元検出器(FPD)を使用して透視撮影をするときに、当該2次元検出器を大きくすることなく行うことができるようにする。
【解決手段】放射線発生手段と、分割移動可能に組合された複数の2次元検出器から構成されるコーンビーム放射線CT用の検出手段と、前記放射線発生手段と前記複数の2次元検出器の一部とを概略CT回転軸方向にスライドさせるスライド手段を有して構成される。これにより、CT撮影をするために設けられた大型のFPDを、中程度のサイズのFPDより構成して、当該複数のFPDの一部を使用して透視撮影を行うことができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】放射線発生手段と、分割移動可能に組合された複数の2次元検出器から構成されるコーンビーム放射線CT用の検出手段と、前記放射線発生手段と前記複数の2次元検出器の一部とを概略CT回転軸方向にスライドさせるスライド手段を有して構成される。これにより、CT撮影をするために設けられた大型のFPDを、中程度のサイズのFPDより構成して、当該複数のFPDの一部を使用して透視撮影を行うことができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばX線等の放射線を利用して画像撮影を行うX線CT装置等の放射線一般を使用して被検体内の放射線特性分布を画像化する放射線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被検体に対してX線を曝射し、当該被検体を透過或いは被検体で散乱したX線をX線検出器で検出し、このX線検出出力(X線のフォトン数)に基づいて被検体の透視画像、断層像或いは3次元画像を撮像するX線CT装置が知られている。
【0003】
かかるX線CT装置として、コーンビームCT装置が開発されている。通常のX線CT装置では、X線ビームはZ方向に薄く切り出されており、ファンビームと呼ばれるが、コーンビームCTでは、Z方向にも広がったX線ビームを用い、このX線ビームはコーンビームと呼ばれる。
【0004】
そして、このコーンビームCTとしては、現在のところ、従来型CT(すなわちROWが1列だけのもの)において、いわゆる第3世代型あるいはR/R型と呼ばれる方式に相当する形式が検討されている。この第3世代型CTとは、X線源と検出器のペアが被検体の周囲を回転しながらスキャン(投影データの収集)を行うものである。
【0005】
図5は、コーンビームCT装置の一例を示す図である。同図に示すコーンビームCT装置も、第3世代型CT装置に属するものであり、Z軸を回転軸として、X線源とともにX線検出器も被検体の周囲を回転し、一回転で関心領域のスキャンを終えるものである。
【0006】
通常のX線CT装置では、チャンネル(CH)方向にサンプリングするために検出素子がCH方向に1ライン並んでおり、個々の素子はチャンネル番号で識別される。これに対し、かかるコーンビームCT装置では、同図に示すように、検出素子がさらにZ方向(ROW方向)にも配列されている。すなわち、コーンビームCT装置における検出器は、検出素子が直交格子状に2次元配置されて構成される。
【0007】
このようなコーンビームCT装置によれば、検出素子をZ方向(ROW方向)及びCH方向の2方向に格子状に配置して検出器を構成するとともに、放射線をZ方向にも厚みをもたせて円錐(コーン)状に曝射することによって、複数列分の投影データを一括して得ることができる。
【0008】
他方、X線撮影に使用されているフラットパネルディテクタ(FPD)を使用したX線CTの製品化も可能になってきた。臨床面では、手術室などではCT撮影のほかに透視撮影が必要になる場合があり、CT撮影装置とX線透視撮影装置を組み合わせた製品が開発されている。
【0009】
特開平11−146874号公報には、X線ビームを扇形状(ファン状)に整形する扇形状ビーム形成手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、扇形状に整形されたX線ビームの広がりに合わせて多数のX線検出素子がライン状に配列されているCT用X線検出器とを被検体を挟んで対向配置したかたちで備えるとともに、X線管およびCT用X線検出器を対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線管にX線ビームの照射をおこなわせるX線照射制御手段と、扇形状のX線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器から出力されるCT用X線検出データに基づき画像再構成を行うCT画像用データ処理手段を備えているX線CT装置において、被検体を挟んで前記X線管と対向する位置へ離脱可能に支持されるX線撮影用フィルムカセッテおよびX線検出素子が縦横に配列されているX線面センサのうちの少なくとも一方と、X線ビームを錐形状(コーン状)に整形するとともに前記X線管に装備されている錐形状ビーム形成手段と、錐形状に整形されたX線ビームの照射に伴ってX線面センサから出力される透視用X線検出データに基づいてX線透視画像作成を行う透視画像用データ処理手段とを備えていることを特徴とするX線CT装置が開示されている。
【0010】
同様に、特開平11−146875号公報には、X線ビームを少なくとも錐状形(コーン状)に整形するビーム整形手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、X線検出素子が縦横に配列されているX線面センサとを被検体を挟んで対向配置したかたちで備えているとともに、X線管およびX線面センサを対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線断層撮影(CT撮影)および透視撮影の各撮影条件に応じたX線ビームの照射を行わせるX線照射制御手段と、X線ビームの照射に伴ってX線面センサからX線検出データを収集する信号収集手段と、信号収集手段により収集されるX線検出データ基づきCT撮影用の画像再構成処理を行うCT画像用データ処理手段と、信号収集手段により収集されるX線検出データ基づきX線透視撮影用の画像データ処理を行う透視画像用データ処理手段と、前記CT画像用データ処理手段または透視画像用データ処理手段により得られるCT画像およびX線透視画像を出力表示する画像表示手段とを備えていることを特徴とするX線診断装置が開示されている。
【0011】
また、特開2001−61833号公報では、X線管とX線面検出器がガントリ外に対向して配置され、被検者を回転中心においてX線管とX線面検出器を回転してCT断層撮影をし、及びX線管とX線面検出器を静止させてX線透過像を撮像するX線CT装置において、ガントリにガントリ本体側とX線管とX線面検出器を覆う位置との間で移動可能なガントリカバーを設けたことを特徴とするX線CT装置が開示されている。
【0012】
並びに、特開2000−79119号公報では、(a)被検体を間に挟むようにして対抗配置されるX線ビーム照射用のX線管、および、多数個のX線検出素子を縦横に配設してなるX線面センサと、(b)X線管およびX線面センサが被検体のまわりを巡るようX線管とX線面センサとを連動回転させる撮像系回転移動手段と、(c)撮影対象断面の透過X線像が常にX線面センサの同一位置に投影されるようX線管とX線面センサを被検体を間にして平行運動的に連動移動させる撮像系平行移動手段と、(d)X線管と連動回転中のX線面センサからX線ビームの照射に伴って出力されるX線検出データに基づきCT式断層画像用の画像再構成処理を行うCT用画像再構成手段と、(e)X線管と連動移動中のX線面センサからX線ビームの照射に伴って出力されるX線検出データに基づき非CT式断層画像用の画像作成処理を行う非CT用画像作成手段と、(f)CT式X線断層撮影と非CT式X線断層撮影を選択的に指定する撮影モード指定手段と、(g)CT式X線断層撮影が指定された場合は撮像系回転移動手段とCT用画像再構成手段とを作動させ、非CT式X線断層撮影が指定された場合は撮像系平行移動手段と非CT用画像作成手段とを作動させる撮影モード制御手段とを備えていることを特徴とするX線断層撮影装置が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−146874号公報
【特許文献2】
特開平11−146875号公報
【特許文献3】
特開2001−61833号公報
【特許文献4】
特開2000−79119号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
FPD(2次元検出器)を使用したコーンビームCTに対して、当該FPDを透視撮影に使用しようとする際には、大きさの問題が生じる。図6を使用して説明すると、全身用のCT装置においては、再構成領域11は600mmΦ、ファン角35°を条件にレイアウトを設計すると、ファン幅での検出器の長さは約900mmになる。幅900mmのFPDを使用して透視撮影をするには、FPD全体が大きくなりすぎるという課題があった。
【0015】
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、放射線を検出する2次元検出器(FPD)を使用して透視撮影をするときに、当該2次元検出器を大きくすることなく行える放射線撮像装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来例で示した技術をもとに、問題点を解決するために発明されたものである。CT撮影をするために用意された大型のFPDを、中程度のサイズのFPDより構成させて、当該複数のFPDの一部を使用して透視撮影を行うものである。
【0017】
また、上記のように複数のFPDを組み合わせて連続したCT用のFPDを構成する場合には、繋ぎ目が問題になる。単純に欠落データとして取り扱うと再構成の際にリング状の偽像を生じることは周知のことである。これを解決するために本発明においては、FPDの画素ピッチをCTのデータピッチよりも細かくしている。また、これらのFPDを組み合わせる際には、X線焦点から見てFPDが重なるように構成することも本発明の部分である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。また、本発明の実施形態においては、放射線としてX線を適用した例で説明を行う。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
正面図に示すように、X線管球10からのX線は、コーンビームを形成して再構成領域11を包含するように平面検出器12(2次元検出器とも呼ぶ)に到達する。X線管球10と平面検出器12は、側面図1に示す回転フレーム13に固定されて、回転軌道に従って再構成領域11を包含するまま回転する。前記回転フレーム13は、ガントリ14に回転可能に取付けられており、ガントリ14は前記回転フレーム13を回転してCT撮影を行う際には、図示しない化粧板に包含されている。
【0020】
平面検出器12の全体は、CH方向900CH、ROW方向256列、合計230400チャンネルで構成されるが、図1の正面図に示すように平面検出器12の全体は、4枚の平面検出器で構成される。分割される平面検出器数は、4個に限定されるものではなく、平面検出器をアモルファスでなく、クリスタルで製造する場合は、さらに多くの平面検出器に分解される。実施例に従って、4分割される場合は、各平面検出器はCH方向225CH、ROW方向256列、合計57600チャンネルとなる。ここで、各チャンネルの面積は、1mm四方であり、後述するように複数個の光電変換素子から構成されており、当該光電変換素子が蛍光体により光に変換されたX線信号を電気信号に変換する。
【0021】
図1の側面図1は、CT撮影の際のガントリ形態を示している。紙面に垂直に回転フレーム13が回転して、立体的な再構成領域11を構成する。収集されたデータは、図示しない再構成演算部によって3次元に構成される。構成方法は、FELDKAMPの開発したアルゴリズムが使用される。
【0022】
図1の側面図2は、透視撮影の際のガントリ形態を示している。回転フレーム13から、X線管球10を支持するスライド機構1(15)と、中央部平面検出器のみを支持するスライド機構2(16)が連動して回転軸方向にスライドする。本実施例においては、4個の平面検出器中の中央の2個のみがスライドされ、透視撮影に使用される。図示しない寝台に設置された被検体の透過データが撮影される。撮影された透過データは、図示しない画像処理部により前処理、階調変換されて医師に提供される。スライド機構1(15)およびスライド機構2(16)をZ軸方向にスライドさせた状態で回転フレーム13を回転させることにより透視画像のアングルを変更することが可能である。
【0023】
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
第1の実施形態においては、複数枚の平面検出器からCT用の平面検出器12を構成する際に、フラットに組み合わせていたが、第2の実施形態においては、X線管球10の焦点から等距離になるように各平面検出器を構成する場合を示す。この構成にすることによるメリットは、回転スペースを小さくできガントリ14を小型化できることと、各チャンネルに入力されるデータのX線ビーム幅が均等化されることである。実施例1の場合は、各チャンネルサイズを同じとすると、ファンビームの周辺に位置するチャンネルに入力するX線ビーム幅は、相対的に狭くなってしまうからである。
【0024】
第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なり各FPDをX線焦点から見てオーバーラップさせることが可能である。図3に例を示すが、透視撮影のためにスライドさせるセンサFPD2及びFPD3は、それぞれFPD1とFPD4によって一部分がX線の照射を直接受けない配置になっている。これによって、FPD間のデータ欠落による再構成エラーをなくすことが可能である。透視撮影の後にCT撮影を行う際に、オーバーラップの位置決め精度が十分でない場合がある。この場合は、空気などの撮影によってオーバーラップ位置を検出することができる。
【0025】
上述の例では、平面検出器12がX線管球10と同一フレーム上に構成されて、当該フレームが一体となって被写体の周囲を回転する所謂第3世代のCTをベースに説明したが、第4世代のCTをベースにすることも可能である。つまり、平面検出器12が再構成領域11を円周全体360°をカバーするように配置され、その内側をX線管球10が回転しながら曝射をするデータ収集方式である。図示しないが、この場合の円周全体に配置された平面検出器12の一部分とX線管球10がスライドして透視撮影を行うことが可能である。
【0026】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、平面検出器(FPD)を複数枚組み合わせてCT用の大型FPDを形成する際の繋ぎ目部分の技術を説明する。図4に、FPD1からFPD3までの3枚の直線的な繋ぎ合わせの例を示すが、これに限定されるものではなく縦横に広がる繋ぎ目をもつ場合にもXY方向に拡張して適用できる技術である。
【0027】
図4の下方にFPD1とFPD2の繋ぎ目部分の拡大図を示す。CTデータを構成する各チャンネルは、4X4の合計16個の光電変換領域で構成される。各チャンネルは、1mm平方程度のサイズであり、各光電変換領域は200μm平方であり、光電変換領域の空隙にはゲート線、信号線、AMP、結合回路などが配置される。
【0028】
FPDの境界面は、筐体の制約から他のチャンネル構成と異ならざるをえない。本実施形態では、FPD1の境界に面するチャンネルは、光電変換領域が3×4個、合計12個で構成される。この12個の光電変換領域から出力される電荷を単純に加算すると、X方法(図面の横方向)の重心が光電変換領域P2上に位置して、他のチャンネルと異なってしまう。これは再構成のエラーを生じさせ、リング状の偽像を生む可能性がある。
【0029】
そこで、P1、P2、P3に重み(貢献度)を持たせて出力を加算することが考えられる。重みは、P1:P2:P3=1:1:2が適当である。重み(貢献度)を与える回路は、FPD内部の光電領域間に埋め込まれる。よって、X方向の重心の移動を抑制することができる。ただし、重み(貢献度)は、上記の例に限定されるものでなく、重心からの距離を考慮すれば、P1:P2:P3=0.5:1:1.5であってもよい。
【0030】
本実施形態では、FPD2の境界に面するチャンネルの光電変換領域数は16個であり、変化を受けていないが、FPD2の境界面チャンネルも光電領域を12個すれば、筐体や透視の際の移動用スペースを余分に確保することができる。
また、光電変換領域は同サイズに配置しているが同サイズに形成する必要は無く、図示しないが中央に大型の光電領域を配置して、その周辺に小型の光電領域を配置してもよい。
【0031】
つまり、第3の実施形態の思想を整理すれば、CT用大型FPDを複数のFPDを繋ぎ合わせて構成する際に、FPD中のチャンネルが複数の光電変換領域が形成されており、FPDの繋ぎ合わせに面のチャンネルの光電変換領域が面積的に少であり、さらに、光電変換領域の加算比重を変更することによって、重心の制御を行うものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、CT検出手段を構成する複数の2次元検出器の一部分のみを透視撮影用に使用することにより、当該2次元検出器を大きくすることなく透視撮影を行うことができ、撮影を容易に行うことができる。また、移動する検出器集合と固定される検出器集合に角度を持たせ、かつ、オーダーラップさせることにより、CTデータの欠落を防ぐことが可能になる。
【0033】
また、複数のFPDを繋ぎ合わせて、大型のFPDを形成する際に、CTデータの各チャンネルに対応する光電変換素子を複数個の領域から形成させて、当該領域の個数、及び重み(貢献度)を調整して、繋ぎ合わせ部のチャンネルを形成させることにより、重心のずれないCTデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
【図2】第2の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
【図3】第2の実施形態における放射線撮像装置の平面検出器がオーバーラップする構造例を示した図である。
【図4】第3の実施形態における放射線撮像装置の構成例を示した図である。
【図5】コーンビームCT装置の一例を示す図である。
【図6】ファンビームCTの再構成幾何学の例を示す図である。
【符号の説明】
10 X線管球
11 再構成領域
12 平面検出器
13 回転フレーム
14 ガントリ
15 スライド機構1
16 スライド機構2
17 回転軌道
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばX線等の放射線を利用して画像撮影を行うX線CT装置等の放射線一般を使用して被検体内の放射線特性分布を画像化する放射線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被検体に対してX線を曝射し、当該被検体を透過或いは被検体で散乱したX線をX線検出器で検出し、このX線検出出力(X線のフォトン数)に基づいて被検体の透視画像、断層像或いは3次元画像を撮像するX線CT装置が知られている。
【0003】
かかるX線CT装置として、コーンビームCT装置が開発されている。通常のX線CT装置では、X線ビームはZ方向に薄く切り出されており、ファンビームと呼ばれるが、コーンビームCTでは、Z方向にも広がったX線ビームを用い、このX線ビームはコーンビームと呼ばれる。
【0004】
そして、このコーンビームCTとしては、現在のところ、従来型CT(すなわちROWが1列だけのもの)において、いわゆる第3世代型あるいはR/R型と呼ばれる方式に相当する形式が検討されている。この第3世代型CTとは、X線源と検出器のペアが被検体の周囲を回転しながらスキャン(投影データの収集)を行うものである。
【0005】
図5は、コーンビームCT装置の一例を示す図である。同図に示すコーンビームCT装置も、第3世代型CT装置に属するものであり、Z軸を回転軸として、X線源とともにX線検出器も被検体の周囲を回転し、一回転で関心領域のスキャンを終えるものである。
【0006】
通常のX線CT装置では、チャンネル(CH)方向にサンプリングするために検出素子がCH方向に1ライン並んでおり、個々の素子はチャンネル番号で識別される。これに対し、かかるコーンビームCT装置では、同図に示すように、検出素子がさらにZ方向(ROW方向)にも配列されている。すなわち、コーンビームCT装置における検出器は、検出素子が直交格子状に2次元配置されて構成される。
【0007】
このようなコーンビームCT装置によれば、検出素子をZ方向(ROW方向)及びCH方向の2方向に格子状に配置して検出器を構成するとともに、放射線をZ方向にも厚みをもたせて円錐(コーン)状に曝射することによって、複数列分の投影データを一括して得ることができる。
【0008】
他方、X線撮影に使用されているフラットパネルディテクタ(FPD)を使用したX線CTの製品化も可能になってきた。臨床面では、手術室などではCT撮影のほかに透視撮影が必要になる場合があり、CT撮影装置とX線透視撮影装置を組み合わせた製品が開発されている。
【0009】
特開平11−146874号公報には、X線ビームを扇形状(ファン状)に整形する扇形状ビーム形成手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、扇形状に整形されたX線ビームの広がりに合わせて多数のX線検出素子がライン状に配列されているCT用X線検出器とを被検体を挟んで対向配置したかたちで備えるとともに、X線管およびCT用X線検出器を対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線管にX線ビームの照射をおこなわせるX線照射制御手段と、扇形状のX線ビームの照射に伴ってCT用X線検出器から出力されるCT用X線検出データに基づき画像再構成を行うCT画像用データ処理手段を備えているX線CT装置において、被検体を挟んで前記X線管と対向する位置へ離脱可能に支持されるX線撮影用フィルムカセッテおよびX線検出素子が縦横に配列されているX線面センサのうちの少なくとも一方と、X線ビームを錐形状(コーン状)に整形するとともに前記X線管に装備されている錐形状ビーム形成手段と、錐形状に整形されたX線ビームの照射に伴ってX線面センサから出力される透視用X線検出データに基づいてX線透視画像作成を行う透視画像用データ処理手段とを備えていることを特徴とするX線CT装置が開示されている。
【0010】
同様に、特開平11−146875号公報には、X線ビームを少なくとも錐状形(コーン状)に整形するビーム整形手段を装備したX線ビーム照射用のX線管と、X線検出素子が縦横に配列されているX線面センサとを被検体を挟んで対向配置したかたちで備えているとともに、X線管およびX線面センサを対向配置状態を維持したまま被検体の体軸まわりに回転させる回転駆動手段と、X線断層撮影(CT撮影)および透視撮影の各撮影条件に応じたX線ビームの照射を行わせるX線照射制御手段と、X線ビームの照射に伴ってX線面センサからX線検出データを収集する信号収集手段と、信号収集手段により収集されるX線検出データ基づきCT撮影用の画像再構成処理を行うCT画像用データ処理手段と、信号収集手段により収集されるX線検出データ基づきX線透視撮影用の画像データ処理を行う透視画像用データ処理手段と、前記CT画像用データ処理手段または透視画像用データ処理手段により得られるCT画像およびX線透視画像を出力表示する画像表示手段とを備えていることを特徴とするX線診断装置が開示されている。
【0011】
また、特開2001−61833号公報では、X線管とX線面検出器がガントリ外に対向して配置され、被検者を回転中心においてX線管とX線面検出器を回転してCT断層撮影をし、及びX線管とX線面検出器を静止させてX線透過像を撮像するX線CT装置において、ガントリにガントリ本体側とX線管とX線面検出器を覆う位置との間で移動可能なガントリカバーを設けたことを特徴とするX線CT装置が開示されている。
【0012】
並びに、特開2000−79119号公報では、(a)被検体を間に挟むようにして対抗配置されるX線ビーム照射用のX線管、および、多数個のX線検出素子を縦横に配設してなるX線面センサと、(b)X線管およびX線面センサが被検体のまわりを巡るようX線管とX線面センサとを連動回転させる撮像系回転移動手段と、(c)撮影対象断面の透過X線像が常にX線面センサの同一位置に投影されるようX線管とX線面センサを被検体を間にして平行運動的に連動移動させる撮像系平行移動手段と、(d)X線管と連動回転中のX線面センサからX線ビームの照射に伴って出力されるX線検出データに基づきCT式断層画像用の画像再構成処理を行うCT用画像再構成手段と、(e)X線管と連動移動中のX線面センサからX線ビームの照射に伴って出力されるX線検出データに基づき非CT式断層画像用の画像作成処理を行う非CT用画像作成手段と、(f)CT式X線断層撮影と非CT式X線断層撮影を選択的に指定する撮影モード指定手段と、(g)CT式X線断層撮影が指定された場合は撮像系回転移動手段とCT用画像再構成手段とを作動させ、非CT式X線断層撮影が指定された場合は撮像系平行移動手段と非CT用画像作成手段とを作動させる撮影モード制御手段とを備えていることを特徴とするX線断層撮影装置が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−146874号公報
【特許文献2】
特開平11−146875号公報
【特許文献3】
特開2001−61833号公報
【特許文献4】
特開2000−79119号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
FPD(2次元検出器)を使用したコーンビームCTに対して、当該FPDを透視撮影に使用しようとする際には、大きさの問題が生じる。図6を使用して説明すると、全身用のCT装置においては、再構成領域11は600mmΦ、ファン角35°を条件にレイアウトを設計すると、ファン幅での検出器の長さは約900mmになる。幅900mmのFPDを使用して透視撮影をするには、FPD全体が大きくなりすぎるという課題があった。
【0015】
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、放射線を検出する2次元検出器(FPD)を使用して透視撮影をするときに、当該2次元検出器を大きくすることなく行える放射線撮像装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来例で示した技術をもとに、問題点を解決するために発明されたものである。CT撮影をするために用意された大型のFPDを、中程度のサイズのFPDより構成させて、当該複数のFPDの一部を使用して透視撮影を行うものである。
【0017】
また、上記のように複数のFPDを組み合わせて連続したCT用のFPDを構成する場合には、繋ぎ目が問題になる。単純に欠落データとして取り扱うと再構成の際にリング状の偽像を生じることは周知のことである。これを解決するために本発明においては、FPDの画素ピッチをCTのデータピッチよりも細かくしている。また、これらのFPDを組み合わせる際には、X線焦点から見てFPDが重なるように構成することも本発明の部分である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。また、本発明の実施形態においては、放射線としてX線を適用した例で説明を行う。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
正面図に示すように、X線管球10からのX線は、コーンビームを形成して再構成領域11を包含するように平面検出器12(2次元検出器とも呼ぶ)に到達する。X線管球10と平面検出器12は、側面図1に示す回転フレーム13に固定されて、回転軌道に従って再構成領域11を包含するまま回転する。前記回転フレーム13は、ガントリ14に回転可能に取付けられており、ガントリ14は前記回転フレーム13を回転してCT撮影を行う際には、図示しない化粧板に包含されている。
【0020】
平面検出器12の全体は、CH方向900CH、ROW方向256列、合計230400チャンネルで構成されるが、図1の正面図に示すように平面検出器12の全体は、4枚の平面検出器で構成される。分割される平面検出器数は、4個に限定されるものではなく、平面検出器をアモルファスでなく、クリスタルで製造する場合は、さらに多くの平面検出器に分解される。実施例に従って、4分割される場合は、各平面検出器はCH方向225CH、ROW方向256列、合計57600チャンネルとなる。ここで、各チャンネルの面積は、1mm四方であり、後述するように複数個の光電変換素子から構成されており、当該光電変換素子が蛍光体により光に変換されたX線信号を電気信号に変換する。
【0021】
図1の側面図1は、CT撮影の際のガントリ形態を示している。紙面に垂直に回転フレーム13が回転して、立体的な再構成領域11を構成する。収集されたデータは、図示しない再構成演算部によって3次元に構成される。構成方法は、FELDKAMPの開発したアルゴリズムが使用される。
【0022】
図1の側面図2は、透視撮影の際のガントリ形態を示している。回転フレーム13から、X線管球10を支持するスライド機構1(15)と、中央部平面検出器のみを支持するスライド機構2(16)が連動して回転軸方向にスライドする。本実施例においては、4個の平面検出器中の中央の2個のみがスライドされ、透視撮影に使用される。図示しない寝台に設置された被検体の透過データが撮影される。撮影された透過データは、図示しない画像処理部により前処理、階調変換されて医師に提供される。スライド機構1(15)およびスライド機構2(16)をZ軸方向にスライドさせた状態で回転フレーム13を回転させることにより透視画像のアングルを変更することが可能である。
【0023】
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
第1の実施形態においては、複数枚の平面検出器からCT用の平面検出器12を構成する際に、フラットに組み合わせていたが、第2の実施形態においては、X線管球10の焦点から等距離になるように各平面検出器を構成する場合を示す。この構成にすることによるメリットは、回転スペースを小さくできガントリ14を小型化できることと、各チャンネルに入力されるデータのX線ビーム幅が均等化されることである。実施例1の場合は、各チャンネルサイズを同じとすると、ファンビームの周辺に位置するチャンネルに入力するX線ビーム幅は、相対的に狭くなってしまうからである。
【0024】
第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なり各FPDをX線焦点から見てオーバーラップさせることが可能である。図3に例を示すが、透視撮影のためにスライドさせるセンサFPD2及びFPD3は、それぞれFPD1とFPD4によって一部分がX線の照射を直接受けない配置になっている。これによって、FPD間のデータ欠落による再構成エラーをなくすことが可能である。透視撮影の後にCT撮影を行う際に、オーバーラップの位置決め精度が十分でない場合がある。この場合は、空気などの撮影によってオーバーラップ位置を検出することができる。
【0025】
上述の例では、平面検出器12がX線管球10と同一フレーム上に構成されて、当該フレームが一体となって被写体の周囲を回転する所謂第3世代のCTをベースに説明したが、第4世代のCTをベースにすることも可能である。つまり、平面検出器12が再構成領域11を円周全体360°をカバーするように配置され、その内側をX線管球10が回転しながら曝射をするデータ収集方式である。図示しないが、この場合の円周全体に配置された平面検出器12の一部分とX線管球10がスライドして透視撮影を行うことが可能である。
【0026】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、平面検出器(FPD)を複数枚組み合わせてCT用の大型FPDを形成する際の繋ぎ目部分の技術を説明する。図4に、FPD1からFPD3までの3枚の直線的な繋ぎ合わせの例を示すが、これに限定されるものではなく縦横に広がる繋ぎ目をもつ場合にもXY方向に拡張して適用できる技術である。
【0027】
図4の下方にFPD1とFPD2の繋ぎ目部分の拡大図を示す。CTデータを構成する各チャンネルは、4X4の合計16個の光電変換領域で構成される。各チャンネルは、1mm平方程度のサイズであり、各光電変換領域は200μm平方であり、光電変換領域の空隙にはゲート線、信号線、AMP、結合回路などが配置される。
【0028】
FPDの境界面は、筐体の制約から他のチャンネル構成と異ならざるをえない。本実施形態では、FPD1の境界に面するチャンネルは、光電変換領域が3×4個、合計12個で構成される。この12個の光電変換領域から出力される電荷を単純に加算すると、X方法(図面の横方向)の重心が光電変換領域P2上に位置して、他のチャンネルと異なってしまう。これは再構成のエラーを生じさせ、リング状の偽像を生む可能性がある。
【0029】
そこで、P1、P2、P3に重み(貢献度)を持たせて出力を加算することが考えられる。重みは、P1:P2:P3=1:1:2が適当である。重み(貢献度)を与える回路は、FPD内部の光電領域間に埋め込まれる。よって、X方向の重心の移動を抑制することができる。ただし、重み(貢献度)は、上記の例に限定されるものでなく、重心からの距離を考慮すれば、P1:P2:P3=0.5:1:1.5であってもよい。
【0030】
本実施形態では、FPD2の境界に面するチャンネルの光電変換領域数は16個であり、変化を受けていないが、FPD2の境界面チャンネルも光電領域を12個すれば、筐体や透視の際の移動用スペースを余分に確保することができる。
また、光電変換領域は同サイズに配置しているが同サイズに形成する必要は無く、図示しないが中央に大型の光電領域を配置して、その周辺に小型の光電領域を配置してもよい。
【0031】
つまり、第3の実施形態の思想を整理すれば、CT用大型FPDを複数のFPDを繋ぎ合わせて構成する際に、FPD中のチャンネルが複数の光電変換領域が形成されており、FPDの繋ぎ合わせに面のチャンネルの光電変換領域が面積的に少であり、さらに、光電変換領域の加算比重を変更することによって、重心の制御を行うものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、CT検出手段を構成する複数の2次元検出器の一部分のみを透視撮影用に使用することにより、当該2次元検出器を大きくすることなく透視撮影を行うことができ、撮影を容易に行うことができる。また、移動する検出器集合と固定される検出器集合に角度を持たせ、かつ、オーダーラップさせることにより、CTデータの欠落を防ぐことが可能になる。
【0033】
また、複数のFPDを繋ぎ合わせて、大型のFPDを形成する際に、CTデータの各チャンネルに対応する光電変換素子を複数個の領域から形成させて、当該領域の個数、及び重み(貢献度)を調整して、繋ぎ合わせ部のチャンネルを形成させることにより、重心のずれないCTデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
【図2】第2の実施形態における放射線撮像装置の機構的な構成図である。
【図3】第2の実施形態における放射線撮像装置の平面検出器がオーバーラップする構造例を示した図である。
【図4】第3の実施形態における放射線撮像装置の構成例を示した図である。
【図5】コーンビームCT装置の一例を示す図である。
【図6】ファンビームCTの再構成幾何学の例を示す図である。
【符号の説明】
10 X線管球
11 再構成領域
12 平面検出器
13 回転フレーム
14 ガントリ
15 スライド機構1
16 スライド機構2
17 回転軌道
Claims (5)
- 放射線発生手段と、分割移動可能に組合された複数の2次元検出器から構成されるコーンビーム放射線CT用の検出手段とを有する放射線撮像装置において、
前記放射線発生手段と前記複数の2次元検出器の一部とを概略CT回転軸方向にスライドさせるスライド手段を有することを特徴とする放射線撮像装置。 - 前記スライド手段は、前記放射線発生手段と前記検出手段とをCTデータ収集のために回転させるための回転フレームに取付けられており、当該CTデータ収集の際および前記スライド手段により前記放射線発生手段と前記複数の2次元検出器の一部とを概略CT回転軸方向にスライドさせて透視画像を撮影する際に、前記回転フレームと一体で回転することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 前記スライド手段により移動しない2次元検出器集合と前記スライド手段で移動する2次元検出器集合は前記放射線発生手段の焦点に向かって円弧状に配置され、かつ、当該焦点から見てオーバーラップして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 放射線発生手段と、分割移動可能に組合された複数の2次元検出器から構成されるコーンビーム放射線CT用の検出手段とを有する放射線撮像装置において、
前記複数の2次元検出器の各チャンネルは複数の光電変換領域より構成され、前記2次元検出器間に面するチャンネルに対応する光電変換領域総面積が2次元検出器間に面しないチャンネルの光電変換領域総面積よりも小さいことを特徴とする放射線撮像装置。 - 放射線発生手段と、分割移動可能に組合された複数の2次元検出器から構成されるコーンビーム放射線CT用の検出手段とを有する放射線撮像装置において、
前記複数の2次元検出器の各チャンネルは複数の光電変換領域より構成され、前記2次元検出器間に面するチャンネルに対応する光電変換領域数が2次元検出器間に面しないチャンネルの光電変換領域数よりも少ないことを特徴とする放射線撮像装置。
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JP2002348463A JP2004180755A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 放射線撮像装置 |
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JP2002348463A JP2004180755A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 放射線撮像装置 |
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JP2004180755A true JP2004180755A (ja) | 2004-07-02 |
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JP2002348463A Pending JP2004180755A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 放射線撮像装置 |
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JP (1) | JP2004180755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019135780A1 (de) * | 2019-12-23 | 2021-06-24 | Otto-Von-Guericke-Universität Magdeburg | Computertomographie-System |
JP7479671B2 (ja) | 2020-05-22 | 2024-05-09 | エア・ウォーター・バイオデザイン株式会社 | Ct装置、ctシステムおよびct方法 |
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2002
- 2002-11-29 JP JP2002348463A patent/JP2004180755A/ja active Pending
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