JP2004180212A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ付き携帯電話等の携帯端末装置において、簡易な構成により撮影時における携帯端末装置のホールド性を向上する。
【解決手段】カメラ11および液晶モニタ12を有する第1のユニット1と、操作ボタン群21を有する第2のユニット2とをヒンジ部材3により回動自在に連結する。第1のユニット1が操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12が位置する第1の位置にある場合にはカメラ付き携帯電話10は通信モードに切り替わる。第1のユニット1が第1の位置から90度回転した第2の位置にある場合には、カメラ付き携帯電話10は撮影モードに切り替わる。第1のユニット1が第2の位置にあると、両手でカメラ付き携帯電話10を把持できるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、撮影時の手ぶれを防止できる。
【選択図】 図3
【解決手段】カメラ11および液晶モニタ12を有する第1のユニット1と、操作ボタン群21を有する第2のユニット2とをヒンジ部材3により回動自在に連結する。第1のユニット1が操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12が位置する第1の位置にある場合にはカメラ付き携帯電話10は通信モードに切り替わる。第1のユニット1が第1の位置から90度回転した第2の位置にある場合には、カメラ付き携帯電話10は撮影モードに切り替わる。第1のユニット1が第2の位置にあると、両手でカメラ付き携帯電話10を把持できるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、撮影時の手ぶれを防止できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像手段により画像データを取得可能なカメラ付き携帯電話等の携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の多機能化が進み、撮影により画像データを取得するカメラを備えたカメラ付きの携帯電話が普及しつつある。このようなカメラ付き携帯電話を使用することにより、撮影により取得した自分の好みの画像データを携帯電話の待ち受け画面に設定したり、撮影により取得した画像データを電子メールに添付して友人に送信することができる。
【0003】
ところで、デジタルカメラや銀塩カメラ等の撮影に特化したカメラは、ホールド性を向上させて撮影時の手ぶれを無くすために主に横長形状をなしているものが多い。これに対してカメラ付きの携帯電話は、縦長に構えて片手で操作ボタン群を使用したり、通話を行うことを想定して、カメラ付きの携帯電話を把持した状態において、操作ボタン群の直上に液晶モニタが位置するように構成されている。したがって、撮影時においては、カメラ付き携帯電話を両手で把持しにくく、片手でレリーズ動作を行う必要があることから、デジタルカメラや銀塩カメラと比較して手ぶれが生じやすい。
【0004】
このため、携帯電話を収納するホルダを用意し、撮影時には携帯電話をホルダに収納させて携帯電話を横長に構えることにより、ホールド性を向上させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、カメラを外付けとし、撮影時にはカメラを回転させることにより、所望とする方向にカメラを向けて撮影を行いやすくした携帯電話が提案されている(特許文献2参照)。また、外付けではないもののカメラを所望とする方向に向けることが可能な携帯電話も提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
また、携帯電話の本体とカメラとを可動ロッドで接続するとともに、携帯電話にカメラを収容可能とし、撮影時には収容されたカメラを本体から取り出して、所望とする撮影方向にカメラを向けることが可能なようにした携帯電話が提案されている(特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−62578号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−245266号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2001−102825号公報
【0010】
【特許文献4】
特開2000−78549号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、携帯電話とともにホルダを携帯する必要があるため、ホルダを携帯していないと携帯電話のホールド性を向上できない。また、特許文献2〜4に記載の携帯電話は、所望とする方向にカメラを向けることができるものの、撮影時には携帯電話を片手で把持して縦長に構える必要があるため、やはり携帯電話のホールド性を向上できない。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、カメラ付き携帯電話等の携帯端末装置の撮影時における携帯端末装置のホールド性を簡易な構成により向上することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯端末装置は、撮影により画像データを取得する撮像手段と、該撮像手段が撮影する側とは反対側を向くように前記画像データを表示する表示手段とを有する第1のユニット、
前記反対側すなわち前記表示手段が前記画像データを表示する側に向けて配設された複数の操作ボタンからなる操作ボタン群を有する第2のユニット、および前記第2のユニットを把持した時に、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上に位置する第1の位置と、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上からずれて位置する第2の位置との間を、前記表示手段と前記操作ボタン群とが同一方向を向きつつ、前記第1のユニットが前記第2のユニットに対して移動可能に、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを連結する連結手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
「操作ボタン群」とは、テンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等の携帯電話に用いられているように、数字や文字等が記載された複数の操作ボタンを2次元状に配列したものを用いることができるが、1次元状に配列したもの等これに限定されるものではない。なお、「操作ボタン群」は数字や文字が記載された部分を表示手段が画像データを表示する側に向けて第2のユニットに配設される。
【0015】
「第2のユニットを把持した時」とは、携帯端末装置を使用するために、第2のユニットを片手で把持して、把持した側の手により操作ボタン群を操作可能な状態となった時をいう。具体的には、操作ボタン群を構成する操作ボタンに数字や文字が記載されている場合には、それを正視して読むことができるように第2のユニットを把持した時をいう。したがって、意図的に操作ボタン群を使いにくい方に向けて第2のユニットを把持する場合は含まれないものである。
【0016】
「第1の位置」とは、第2のユニットを把持した状態において操作ボタン群の直上に表示手段が位置し、第1のユニットと第2のユニットとが略一直線上に並んだ状態となる位置をいう。
【0017】
「第2の位置」とは、第2のユニットを把持した状態において操作ボタン群の直上からずれた位置に表示手段が位置し、第1のユニットが第1の位置にある場合に第1のユニットが存在する空間から、第1のユニットがはみ出している状態となる位置をいう。
【0018】
「連結手段」は、第1のユニットを第1および第2の位置の間で、表示手段と操作ボタン群とが同一方向を向きつつ移動可能に第1のユニットと第2のユニットとを連結するものであればあらゆる機械的な結合部材を用いることができ、例えば、第1および第2のユニットを摺動自在に連結するスライドレール、または回動自在に連結するヒンジ部材、蝶番およびユニバーサルジョイント等を用いることができる。なお、「同一方向を向きつつ移動する」とは、操作ボタン群が表示手段が画像データを表示する側を向いた状態を保持しつつ移動することをいう。
【0019】
なお、本発明による携帯端末装置においては、使用時のモードを、通話やメールの送受信を行う通信モードおよび撮像手段を用いて撮影を行う撮影モードに切り替える切替手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0020】
「通信モード」および「撮影モード」は完全に切り替わるものでなくてもよく、通信モード時に撮影モードの機能を利用できるようにしてもよく、撮影モード時に通信モードの機能を利用できるようにしてもよい。
【0021】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記切替手段を、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合は通信モードに、前記第1のユニットが前記第2の位置に移動した場合は撮影モードに使用時のモードを切り替える手段としてもよい。
【0022】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記第2のユニットにおける、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合に該第1のユニットにより隠蔽される位置に、前記撮影モードにおいて使用する撮影操作手段を設けてもよい。
【0023】
「撮影操作手段」とは、撮影時にのみ使用される操作ボタン、キー、ダイヤル等を意味し、具体的にはレリーズボタン、ストロボのオン・オフを設定するストロボボタン、ポートレート撮影、夜間撮影等のモード切替ダイヤル等、撮影のための設定を行う種々の手段を撮影操作手段として用いることができる。
【0024】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記連結手段を、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを回動自在に連結する手段としてもよい。
【0025】
この場合、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合と前記第2の位置に移動した場合とで、該表示手段の表示方向を切り替える表示制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0026】
「表示手段の表示方向を切り替える」とは、第1のユニットが第1および第2の位置のいずれにあっても、表示手段に表示される文字や記号が正視可能なようにすることをいう。なお、撮像手段により撮影される画像データも表示手段に表示されるが、第1のユニットの位置に拘わらず、撮影した画像がそのまま表示手段に表示される。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、第2のユニットを把持した時に、表示手段が操作ボタン群の直上に位置する第1の位置と、表示手段が操作ボタン群の直上からずれて位置する第2の位置とに、第1のユニットを第2のユニットに対して移動することができる。ここで、第1のユニットが第1の位置に移動した場合は、携帯端末装置は片手で把持した方が操作しやすいが、第1のユニットが第2の位置に移動した場合には、第1のユニットは、第1のユニットが第1の位置にあった場合の空間からはみ出しているため、片手で把持するよりも第2のユニットを片手で把持しつつ、第2のユニットを把持した手とは反対側の手により第1のユニットを把持した方が携帯端末装置を操作しやすくなる。この場合、両手で携帯端末装置を把持しているため、携帯端末装置のホールド性を向上させることができる。したがって、第1のユニットを第2の位置に移動させて撮像手段により撮影を行うようにすれば、携帯端末装置のホールド性が向上するため、撮影時における手ぶれを防止することができる。
【0028】
また、使用時のモードを、通信モードおよび撮影モードに切り替える切替手段を設けることにより、第1のユニットが第1の位置にある場合には使用時のモードを通信モードに切り替えれば、携帯端末装置を片手で把持して電話番号や文字を入力したり、通話を行いやすくすることができる。逆に、第1のユニットが第2の位置にある場合には使用時のモードを撮影モードに切り替えれば、携帯端末装置を両手で把持して撮影を行いやすくすることができる。
【0029】
また、第1のユニットが第1の位置に移動した場合に使用時のモードを通信モードに、第1のユニットが第2の位置に移動した場合に使用時のモードを撮影モードに切り替えるようにすれば、第1のユニットを移動させるのみで、第1のユニットの位置に適した使用しやすいモードに携帯端末装置のモードを切り替えることができる。これにより、携帯端末装置のユーザはマニュアル操作により使用時のモードを切り替える必要がなくなるため、携帯端末装置の操作性を向上できる。
【0030】
この場合、第2のユニットにおける、第1のユニットが第1の位置に移動した場合に第1のユニットに隠蔽される位置に、撮影モードにおいて使用する撮影操作手段を設けることにより、第1のユニットが第2の位置に移動した場合に撮影操作手段が出現して撮影操作手段の操作が可能となる。したがって、携帯端末装置のユーザに、撮影モードに切り替わったことを容易に認識させることができる。また、第2のユニットを把持した手により操作しやすい位置に撮影操作手段を設けることができるため、撮影モード時における携帯端末装置の操作性を向上させることができる。
【0031】
また、第1のユニットと第2のユニットとを回動自在に連結することにより、第1のユニットを第2のユニットに対して回動させるという簡単な動作により、第1のユニットを第1および第2の位置に移動させることができる。
【0032】
この場合、第1のユニットが第1の位置に移動した場合と第2の位置に移動した場合とで、表示制御手段により表示手段の表示方向を切り替えるようにすれば、第1のユニットの位置に拘わらず、表示手段に表示される文字や記号を正視させることができ、これにより、携帯端末装置を傾けなくても表示手段に表示される文字や記号を読むことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す正面図、図2は背面図である。図1および図2に示すように、カメラ付き携帯電話10は、略扁平な直方体状に形成された第1のユニット1および第2のユニット2からなる。なお、略扁平な直方体状とは、完全な直方体ではなく直方体に近い形状を意味し、カメラ付き携帯電話10のデザイン性、機能性および把持のしやすさ等を向上させるための曲面、凹凸、アンテナ等の突起物、飾り等を含むものである。
【0034】
第1のユニット1の背面にはカメラ11が設けられている。また、正面にはカメラ11が撮影した画像、電話番号、文字、操作モード等を表示する液晶モニタ12と、通話時に音声を出力するスピーカ13とが設けられている。
【0035】
第2のユニット2の正面にはテンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等の複数の操作ボタンからなる操作ボタン群21と、通話時に音声を入力するマイク22とが設けられ、その側面には、カメラ11が取得した画像データを記録するためのメモリカード20を装填するカードインターフェース23が設けられている。
【0036】
また、第1のユニット1および第2のユニット2は、操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12を位置せしめた場合に、第1のユニット1および第2のユニット2の互いに対向する面1A,2Aにおける一方の短辺側において、ヒンジ部材3により略90度の範囲で回動自在に連結されている。
【0037】
また、第1のユニット1および第2のユニット2が対向する面1A,2A上において、ヒンジ部材3が設けられた側とは反対側の短辺の近傍には、第1のユニット1および第2のユニット2を固定する留め具4が設けられている。
【0038】
このため、本実施形態によるカメラ付き携帯電話10は、第1のユニット1が第2のユニット2に対して図1および図2に示す第1の位置と、図3に示すように液晶モニタ12を正面側に向けた状態において、第1のユニット1を第1の位置から図示反時計回り方向に略90度回動させた第2の位置との間を回動可能とされている。
【0039】
なお、第2のユニット2には、面2A上にレリーズボタン21Aが設けられている。レリーズボタン21Aは、第1のユニット1が第1の位置にある場合には第1のユニット1により隠蔽されているが、第1のユニット1が第2の位置にある場合に出現して操作可能となる。
【0040】
ここで、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10は片手で把持した方が操作がしやすいが、第1のユニット1が第2の位置に移動すると、第1のユニット1は、第1のユニット1が第1の位置にあった場合の空間からはみ出しているため、片手で把持するよりも第2のユニット2を片手で把持しつつ、第2のユニット2を把持した手(右手)とは反対側の手(左手)により第1のユニット1の把持部(図3の斜線部分)を把持した方が、カメラ付き携帯電話10を操作しやすくなる。また、第1のユニット1を第2の位置に移動した場合、両手でカメラ付き携帯電話10を把持することとなるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、これにより、撮影時における手ぶれを防止できる。
【0041】
図4は、本実施形態によるカメラ付き携帯電話10の内部構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、第1のユニット1は、上述したカメラ11と、液晶モニタ12と、スピーカ13と、カメラ11により取得された画像データに画像処理を施すデータ処理部14と、液晶モニタ12の表示制御を行う表示制御部15と、表示のために画像データを一時的に記憶するフレームメモリ16と、第1のユニット1の制御を行う制御部17と、第1のユニット1と第2のユニット2とを接続するためのコネクタ18とを備える。
【0042】
カメラ11は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタおよびCCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮影して被写体の画像を表す画像データを得る撮像部11Aと、撮像部11Aを構成する撮影レンズおよびズーム機構からなる光学系を制御する光学系制御部11Bと、シャッタおよびCCDを制御する撮像制御部11Cとを備える。
【0043】
第2のユニット2は、上述した操作ボタン群21と、マイク22と、カードインターフェース23と、通信部24と、種々のデータを記憶するメモリ25と、電源26と、第1のユニット1の回動位置を検出する検出部27と、第2のユニット2の制御を行う制御部28と、第1のユニット1と第2のユニット2とを接続するためのコネクタ29と、カードインターフェース23の駆動を制御するカード制御部30とを備える。
【0044】
通信部24は、RFアンテナ24Aと、RF送受信部24Bと、通信制御部24Cとを備える。
【0045】
コネクタ18とコネクタ29とはヒンジ部材3に設けられており、第1のユニット1が回動しても、第1のユニット1と第2のユニット2との電気的な接続状態が保持できるようにフレキシブル基板等により電気的に接続されている。
【0046】
また、ヒンジ部材3は、第1のユニット1が第1の位置に移動したことおよび第2の位置に移動したことを検出するスイッチも兼用してなる。スイッチは電気的に第1のユニット1の回動位置を検出するものであってもよく、ラチェットのように機械的に第1のユニット1の回動位置を検出するものであってもよい。
【0047】
検出部27は、ヒンジ部材3に設けられたスイッチにより、第1のユニット1が第1の位置に移動したか第2の位置に移動したかを判定する。そして、判定結果を第1のユニット1の制御部17および第2のユニット2の制御部28に出力する。
【0048】
制御部17,28は、検出部27から入力された判定結果に応じて、通信モードおよび撮影モードにカメラ付き携帯電話10のモードを切り替える。すなわち、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10を片手で把持して通話やメールの送受信を行う通信モードに切り替え、第1のユニット1が第2の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10を両手で把持して撮影を行う撮影モードに切り替える。
【0049】
通信モード時には、第2のユニット2の操作ボタン群21は通信に適した機能が割り当てられ、第1のユニット1のカメラ11の駆動は停止し、液晶モニタ12には、例えば操作ボタン群21から入力した文字や電話番号、電波の状態、時間等通信に必要な事項が表示される。
【0050】
撮影モード時には、第2のユニット2の操作ボタン群21は撮影に適した機能が割り当てられ、第1のユニット1のカメラ11が駆動し、液晶モニタ12にはカメラ11が取得した画像および撮影条件等が表示される。さらに、通信モード時には第1のユニット1に隠蔽されているレリーズボタン21Aが第2のユニット2の面2Aに現れるため、レリーズボタン21Aによりレリーズ動作を行うことが可能となる。なお、レリーズボタン21Aは、撮影モード時において右手で第2のユニット2を把持した際に、人差し指にて操作が容易な位置に設けられる。
【0051】
そして、レリーズボタン21Aを用いてレリーズ動作を行うことによりカメラ11により被写体が撮影されて画像データが取得される。取得された画像データはデータ処理部14により画像処理が施されて液晶モニタ12に表示されるとともに、カードインターフェース23を介してメモリカード20に保存される。
【0052】
なお、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合における文字の表示形態のまま第1のユニット1を第2の位置に移動すると、文字が横向きになって読みにくくなる。このため、表示制御部15は通信モードと撮影モードとで文字の表示方向を変更するよう液晶モニタ12を制御する。
【0053】
以上のように構成された本実施形態によるカメラ付き携帯電話10は、図1および図2に示すように第1のユニット1を第1の位置に回動した場合には、第2のユニット2を片手で把持した場合に、操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12が位置するため片手で操作ボタン群21の操作が行いやすくなるとともに、通話も行いやすくなる。また、この状態においては、カメラ付き携帯電話10は通信モードに切り替えられており、操作ボタン群21は通信モードに適した機能に切り替えられているため、片手で電話番号を入力して片手でカメラ付き携帯電話10を把持して通話を行うことができるとともに、片手で文字を入力してメールの送受信を行うことができる。
【0054】
一方、留め具4を外して第1のユニット1をヒンジ部材3を中心として図示反時計回り方向に90度回転させて図3に示すように第1のユニット1を第2の位置に移動した場合には、第2のユニット2を片手で把持しつつ、第1のユニット1を反対側の手で把持した方が、カメラ付き携帯電話10を把持しやすくなる。また、この状態においては、カメラ付き携帯電話10は撮影モードに切り替えられており、操作ボタン群21は撮影モードに適した機能に切り替えられているため、第2のユニット2を把持した側の手で撮影の操作を行うことができる。とくに、第1のユニット1を第2の位置に移動した状態においては、両手でカメラ付き携帯電話10を把持することとなるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、撮影時の手ぶれを防止することができる。
【0055】
また、ヒンジ部材3により第1および第2のユニット1,2を回動自在に連結しているため、第1のユニット1を第2のユニット2に対して回動させるという非常に簡易な動作により、第1のユニット1の位置を切り替えることができる。
【0056】
また、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合と第2の位置に移動した場合とで液晶モニタ12における文字の表示方向を変更するようにしたため、第1の位置と第2の位置とで第1のユニット1を90度回転しているにも拘わらず、通信モードおよび撮影モードのいずれの場合においても、第2のユニット2を片手で把持した状態で、文字を液晶モニタ12に表示された文字を正視させることができ、これにより、カメラ付き携帯電話10を傾けなくても液晶モニタ12に表示される文字や記号を読むことができる。
【0057】
また、本実施形態においては、第1のユニット1が第2の位置に移動すると、第2のユニット2の面2Aにレリーズボタン21Aが現れるため、カメラ付き携帯電話10のユーザには、外観的にもカメラ付き携帯電話10が撮影モードに切り替わったことを認識できる。また、第2のユニット2を把持する手の人差し指にてレリーズ動作を行うことができるため、通常のカメラと同様の動作により撮影を行うことができ、これにより、カメラ付き携帯電話10の操作性を向上することができる。
【0058】
また、本実施形態においては、撮影モードと通信モードとで第1のユニット1の位置が異なるため、カメラ付き携帯電話10を一見すれば、そのカメラ付き携帯電話10のモードを直ちに認識することができ、これにより、盗み撮り等の不正な撮影を防止することができる。
【0059】
ここで、本実施形態において、撮影モード時に着信があった場合には、着信音とともにその旨が液晶モニタ12に表示されるため、第1のユニット1を第1の位置に回動させることにより、通話を行うことができる。
【0060】
なお、上記実施形態においては、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には通信モード、第2の位置に移動した場合には撮影モードとなるようにカメラ付き携帯電話10のモードを切り替えているが、カメラ付き携帯電話10のユーザが、第1のユニット1の位置に応じて操作ボタン群21を操作することにより、通信モードおよび撮影モードをマニュアル操作で切り替えるようにしてもよい。
【0061】
また、上記実施形態においては、第1のユニット1を第1の位置から第2の位置に反時計回り方向に回動させているが、ヒンジ部材3と留め具4の位置を入れ替えて、第1のユニット1を第1の位置から第2の位置に時計回り方向に回動させるようにしてもよい。これにより、カメラ付き携帯電話10のユーザが左利きの場合に、第1のユニット1を第2の位置に回動させることにより撮影を行いやすくすることができる。また、ヒンジ部材3を面2Aの中央に設け、第1のユニット1を時計回り方向および反時計回り方向のいずれの方向にも回動可能としてもよい。この場合、レリーズボタン21Aは操作ボタン群21のいずれかにその機能が割り当てられることとなる。また、ヒンジ部材3を面2Aの中央位置に設け、第1のユニット1を時計回り方向および反時計回り方向のいずれか一方にのみ回動可能としてもよい。
【0062】
また、上記実施形態においては、第2のユニット2の、第1のユニット1が第1の位置に回動した場合に、第1のユニット1と対向する面2A上にレリーズボタン21Aを設けているが、レリーズボタン21Aを設けることなく、操作ボタン群21のいずれかにレリーズボタン21Aの機能を割り当てるようにしてもよい。
【0063】
また、上記実施形態においては、第2のユニット2の、第1のユニット1が第1の位置に回動した場合に、第1のユニット1と対向する面2A上にレリーズボタン21Aを設けているが、レリーズボタン21Aのみならず、ストロボのオン・オフを設定するストロボボタン、ポートレート撮影、夜間撮影等のモード切替ダイヤル等、撮影のための設定を行う種々の手段を面2Aに設けてもよい。
【0064】
また、上記実施形態においては、カメラ付き携帯電話10のモードを第1のユニット1の位置に応じて完全に切り替えているが、通信モード時に撮影モードの機能を利用できるようにしてもよく、撮影モード時に通信モードの機能を利用できるようにしてもよい。
【0065】
例えば、あらかじめ撮影により取得した画像データの送信先の電子メールアドレスを登録しておき、撮影モード時において撮影を行いつつ、取得した画像データを直ちに登録した電子メールアドレスに送信するようにしてもよい。
【0066】
また、第1のユニット1が第1の位置にある場合に、撮影を行って画像データを取得できるようにしてもよい。この場合、第1のユニット1が第1の位置にある場合と第2の位置にある場合とでは、撮影により取得される画像データにより表される画像の向きが前者は縦長、後者は横長で正視できる状態となる。このため、第1のユニット1の位置に応じて、取得される画像データのいずれかに90度回転している旨を表すフラグを付与しておき、このフラグを参照することにより、画像データを回転して再生することが好ましい。
【0067】
また、上記実施形態においては、第1のユニット1と第2のユニット2とをヒンジ部材3により回動自在に連結して、第1のユニット1を第1および第2の位置に移動させているが、第2のユニット2の面2Aと第1のユニット1の面1Aをスライドレール等により摺動自在に連結し、第1のユニット1を第2のユニット2に対してスライドさせて第1のユニット1を第1および第2の位置に移動させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す正面図
【図2】本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す背面図
【図3】第1のユニットが第2の位置に回動した状態を示す図
【図4】本実施形態によるカメラ付き携帯電話の内部構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 第1のユニット
2 第2のユニット
3 ヒンジ部材
4 留め具
10 カメラ付き携帯電話
11 カメラ
12 液晶モニタ
13 スピーカ
21 操作ボタン群
21A レリーズボタン
22 マイク
23 カードインターフェース
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像手段により画像データを取得可能なカメラ付き携帯電話等の携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の多機能化が進み、撮影により画像データを取得するカメラを備えたカメラ付きの携帯電話が普及しつつある。このようなカメラ付き携帯電話を使用することにより、撮影により取得した自分の好みの画像データを携帯電話の待ち受け画面に設定したり、撮影により取得した画像データを電子メールに添付して友人に送信することができる。
【0003】
ところで、デジタルカメラや銀塩カメラ等の撮影に特化したカメラは、ホールド性を向上させて撮影時の手ぶれを無くすために主に横長形状をなしているものが多い。これに対してカメラ付きの携帯電話は、縦長に構えて片手で操作ボタン群を使用したり、通話を行うことを想定して、カメラ付きの携帯電話を把持した状態において、操作ボタン群の直上に液晶モニタが位置するように構成されている。したがって、撮影時においては、カメラ付き携帯電話を両手で把持しにくく、片手でレリーズ動作を行う必要があることから、デジタルカメラや銀塩カメラと比較して手ぶれが生じやすい。
【0004】
このため、携帯電話を収納するホルダを用意し、撮影時には携帯電話をホルダに収納させて携帯電話を横長に構えることにより、ホールド性を向上させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、カメラを外付けとし、撮影時にはカメラを回転させることにより、所望とする方向にカメラを向けて撮影を行いやすくした携帯電話が提案されている(特許文献2参照)。また、外付けではないもののカメラを所望とする方向に向けることが可能な携帯電話も提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
また、携帯電話の本体とカメラとを可動ロッドで接続するとともに、携帯電話にカメラを収容可能とし、撮影時には収容されたカメラを本体から取り出して、所望とする撮影方向にカメラを向けることが可能なようにした携帯電話が提案されている(特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−62578号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−245266号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2001−102825号公報
【0010】
【特許文献4】
特開2000−78549号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、携帯電話とともにホルダを携帯する必要があるため、ホルダを携帯していないと携帯電話のホールド性を向上できない。また、特許文献2〜4に記載の携帯電話は、所望とする方向にカメラを向けることができるものの、撮影時には携帯電話を片手で把持して縦長に構える必要があるため、やはり携帯電話のホールド性を向上できない。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、カメラ付き携帯電話等の携帯端末装置の撮影時における携帯端末装置のホールド性を簡易な構成により向上することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯端末装置は、撮影により画像データを取得する撮像手段と、該撮像手段が撮影する側とは反対側を向くように前記画像データを表示する表示手段とを有する第1のユニット、
前記反対側すなわち前記表示手段が前記画像データを表示する側に向けて配設された複数の操作ボタンからなる操作ボタン群を有する第2のユニット、および前記第2のユニットを把持した時に、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上に位置する第1の位置と、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上からずれて位置する第2の位置との間を、前記表示手段と前記操作ボタン群とが同一方向を向きつつ、前記第1のユニットが前記第2のユニットに対して移動可能に、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを連結する連結手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
「操作ボタン群」とは、テンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等の携帯電話に用いられているように、数字や文字等が記載された複数の操作ボタンを2次元状に配列したものを用いることができるが、1次元状に配列したもの等これに限定されるものではない。なお、「操作ボタン群」は数字や文字が記載された部分を表示手段が画像データを表示する側に向けて第2のユニットに配設される。
【0015】
「第2のユニットを把持した時」とは、携帯端末装置を使用するために、第2のユニットを片手で把持して、把持した側の手により操作ボタン群を操作可能な状態となった時をいう。具体的には、操作ボタン群を構成する操作ボタンに数字や文字が記載されている場合には、それを正視して読むことができるように第2のユニットを把持した時をいう。したがって、意図的に操作ボタン群を使いにくい方に向けて第2のユニットを把持する場合は含まれないものである。
【0016】
「第1の位置」とは、第2のユニットを把持した状態において操作ボタン群の直上に表示手段が位置し、第1のユニットと第2のユニットとが略一直線上に並んだ状態となる位置をいう。
【0017】
「第2の位置」とは、第2のユニットを把持した状態において操作ボタン群の直上からずれた位置に表示手段が位置し、第1のユニットが第1の位置にある場合に第1のユニットが存在する空間から、第1のユニットがはみ出している状態となる位置をいう。
【0018】
「連結手段」は、第1のユニットを第1および第2の位置の間で、表示手段と操作ボタン群とが同一方向を向きつつ移動可能に第1のユニットと第2のユニットとを連結するものであればあらゆる機械的な結合部材を用いることができ、例えば、第1および第2のユニットを摺動自在に連結するスライドレール、または回動自在に連結するヒンジ部材、蝶番およびユニバーサルジョイント等を用いることができる。なお、「同一方向を向きつつ移動する」とは、操作ボタン群が表示手段が画像データを表示する側を向いた状態を保持しつつ移動することをいう。
【0019】
なお、本発明による携帯端末装置においては、使用時のモードを、通話やメールの送受信を行う通信モードおよび撮像手段を用いて撮影を行う撮影モードに切り替える切替手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0020】
「通信モード」および「撮影モード」は完全に切り替わるものでなくてもよく、通信モード時に撮影モードの機能を利用できるようにしてもよく、撮影モード時に通信モードの機能を利用できるようにしてもよい。
【0021】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記切替手段を、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合は通信モードに、前記第1のユニットが前記第2の位置に移動した場合は撮影モードに使用時のモードを切り替える手段としてもよい。
【0022】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記第2のユニットにおける、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合に該第1のユニットにより隠蔽される位置に、前記撮影モードにおいて使用する撮影操作手段を設けてもよい。
【0023】
「撮影操作手段」とは、撮影時にのみ使用される操作ボタン、キー、ダイヤル等を意味し、具体的にはレリーズボタン、ストロボのオン・オフを設定するストロボボタン、ポートレート撮影、夜間撮影等のモード切替ダイヤル等、撮影のための設定を行う種々の手段を撮影操作手段として用いることができる。
【0024】
また、本発明による携帯端末装置においては、前記連結手段を、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを回動自在に連結する手段としてもよい。
【0025】
この場合、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合と前記第2の位置に移動した場合とで、該表示手段の表示方向を切り替える表示制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0026】
「表示手段の表示方向を切り替える」とは、第1のユニットが第1および第2の位置のいずれにあっても、表示手段に表示される文字や記号が正視可能なようにすることをいう。なお、撮像手段により撮影される画像データも表示手段に表示されるが、第1のユニットの位置に拘わらず、撮影した画像がそのまま表示手段に表示される。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、第2のユニットを把持した時に、表示手段が操作ボタン群の直上に位置する第1の位置と、表示手段が操作ボタン群の直上からずれて位置する第2の位置とに、第1のユニットを第2のユニットに対して移動することができる。ここで、第1のユニットが第1の位置に移動した場合は、携帯端末装置は片手で把持した方が操作しやすいが、第1のユニットが第2の位置に移動した場合には、第1のユニットは、第1のユニットが第1の位置にあった場合の空間からはみ出しているため、片手で把持するよりも第2のユニットを片手で把持しつつ、第2のユニットを把持した手とは反対側の手により第1のユニットを把持した方が携帯端末装置を操作しやすくなる。この場合、両手で携帯端末装置を把持しているため、携帯端末装置のホールド性を向上させることができる。したがって、第1のユニットを第2の位置に移動させて撮像手段により撮影を行うようにすれば、携帯端末装置のホールド性が向上するため、撮影時における手ぶれを防止することができる。
【0028】
また、使用時のモードを、通信モードおよび撮影モードに切り替える切替手段を設けることにより、第1のユニットが第1の位置にある場合には使用時のモードを通信モードに切り替えれば、携帯端末装置を片手で把持して電話番号や文字を入力したり、通話を行いやすくすることができる。逆に、第1のユニットが第2の位置にある場合には使用時のモードを撮影モードに切り替えれば、携帯端末装置を両手で把持して撮影を行いやすくすることができる。
【0029】
また、第1のユニットが第1の位置に移動した場合に使用時のモードを通信モードに、第1のユニットが第2の位置に移動した場合に使用時のモードを撮影モードに切り替えるようにすれば、第1のユニットを移動させるのみで、第1のユニットの位置に適した使用しやすいモードに携帯端末装置のモードを切り替えることができる。これにより、携帯端末装置のユーザはマニュアル操作により使用時のモードを切り替える必要がなくなるため、携帯端末装置の操作性を向上できる。
【0030】
この場合、第2のユニットにおける、第1のユニットが第1の位置に移動した場合に第1のユニットに隠蔽される位置に、撮影モードにおいて使用する撮影操作手段を設けることにより、第1のユニットが第2の位置に移動した場合に撮影操作手段が出現して撮影操作手段の操作が可能となる。したがって、携帯端末装置のユーザに、撮影モードに切り替わったことを容易に認識させることができる。また、第2のユニットを把持した手により操作しやすい位置に撮影操作手段を設けることができるため、撮影モード時における携帯端末装置の操作性を向上させることができる。
【0031】
また、第1のユニットと第2のユニットとを回動自在に連結することにより、第1のユニットを第2のユニットに対して回動させるという簡単な動作により、第1のユニットを第1および第2の位置に移動させることができる。
【0032】
この場合、第1のユニットが第1の位置に移動した場合と第2の位置に移動した場合とで、表示制御手段により表示手段の表示方向を切り替えるようにすれば、第1のユニットの位置に拘わらず、表示手段に表示される文字や記号を正視させることができ、これにより、携帯端末装置を傾けなくても表示手段に表示される文字や記号を読むことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す正面図、図2は背面図である。図1および図2に示すように、カメラ付き携帯電話10は、略扁平な直方体状に形成された第1のユニット1および第2のユニット2からなる。なお、略扁平な直方体状とは、完全な直方体ではなく直方体に近い形状を意味し、カメラ付き携帯電話10のデザイン性、機能性および把持のしやすさ等を向上させるための曲面、凹凸、アンテナ等の突起物、飾り等を含むものである。
【0034】
第1のユニット1の背面にはカメラ11が設けられている。また、正面にはカメラ11が撮影した画像、電話番号、文字、操作モード等を表示する液晶モニタ12と、通話時に音声を出力するスピーカ13とが設けられている。
【0035】
第2のユニット2の正面にはテンキー、通話開始ボタン、通話切断ボタン、十字キー等の複数の操作ボタンからなる操作ボタン群21と、通話時に音声を入力するマイク22とが設けられ、その側面には、カメラ11が取得した画像データを記録するためのメモリカード20を装填するカードインターフェース23が設けられている。
【0036】
また、第1のユニット1および第2のユニット2は、操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12を位置せしめた場合に、第1のユニット1および第2のユニット2の互いに対向する面1A,2Aにおける一方の短辺側において、ヒンジ部材3により略90度の範囲で回動自在に連結されている。
【0037】
また、第1のユニット1および第2のユニット2が対向する面1A,2A上において、ヒンジ部材3が設けられた側とは反対側の短辺の近傍には、第1のユニット1および第2のユニット2を固定する留め具4が設けられている。
【0038】
このため、本実施形態によるカメラ付き携帯電話10は、第1のユニット1が第2のユニット2に対して図1および図2に示す第1の位置と、図3に示すように液晶モニタ12を正面側に向けた状態において、第1のユニット1を第1の位置から図示反時計回り方向に略90度回動させた第2の位置との間を回動可能とされている。
【0039】
なお、第2のユニット2には、面2A上にレリーズボタン21Aが設けられている。レリーズボタン21Aは、第1のユニット1が第1の位置にある場合には第1のユニット1により隠蔽されているが、第1のユニット1が第2の位置にある場合に出現して操作可能となる。
【0040】
ここで、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10は片手で把持した方が操作がしやすいが、第1のユニット1が第2の位置に移動すると、第1のユニット1は、第1のユニット1が第1の位置にあった場合の空間からはみ出しているため、片手で把持するよりも第2のユニット2を片手で把持しつつ、第2のユニット2を把持した手(右手)とは反対側の手(左手)により第1のユニット1の把持部(図3の斜線部分)を把持した方が、カメラ付き携帯電話10を操作しやすくなる。また、第1のユニット1を第2の位置に移動した場合、両手でカメラ付き携帯電話10を把持することとなるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、これにより、撮影時における手ぶれを防止できる。
【0041】
図4は、本実施形態によるカメラ付き携帯電話10の内部構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、第1のユニット1は、上述したカメラ11と、液晶モニタ12と、スピーカ13と、カメラ11により取得された画像データに画像処理を施すデータ処理部14と、液晶モニタ12の表示制御を行う表示制御部15と、表示のために画像データを一時的に記憶するフレームメモリ16と、第1のユニット1の制御を行う制御部17と、第1のユニット1と第2のユニット2とを接続するためのコネクタ18とを備える。
【0042】
カメラ11は、撮影レンズ、ズーム機構、シャッタおよびCCD等を有し、シャッタの駆動により被写体を撮影して被写体の画像を表す画像データを得る撮像部11Aと、撮像部11Aを構成する撮影レンズおよびズーム機構からなる光学系を制御する光学系制御部11Bと、シャッタおよびCCDを制御する撮像制御部11Cとを備える。
【0043】
第2のユニット2は、上述した操作ボタン群21と、マイク22と、カードインターフェース23と、通信部24と、種々のデータを記憶するメモリ25と、電源26と、第1のユニット1の回動位置を検出する検出部27と、第2のユニット2の制御を行う制御部28と、第1のユニット1と第2のユニット2とを接続するためのコネクタ29と、カードインターフェース23の駆動を制御するカード制御部30とを備える。
【0044】
通信部24は、RFアンテナ24Aと、RF送受信部24Bと、通信制御部24Cとを備える。
【0045】
コネクタ18とコネクタ29とはヒンジ部材3に設けられており、第1のユニット1が回動しても、第1のユニット1と第2のユニット2との電気的な接続状態が保持できるようにフレキシブル基板等により電気的に接続されている。
【0046】
また、ヒンジ部材3は、第1のユニット1が第1の位置に移動したことおよび第2の位置に移動したことを検出するスイッチも兼用してなる。スイッチは電気的に第1のユニット1の回動位置を検出するものであってもよく、ラチェットのように機械的に第1のユニット1の回動位置を検出するものであってもよい。
【0047】
検出部27は、ヒンジ部材3に設けられたスイッチにより、第1のユニット1が第1の位置に移動したか第2の位置に移動したかを判定する。そして、判定結果を第1のユニット1の制御部17および第2のユニット2の制御部28に出力する。
【0048】
制御部17,28は、検出部27から入力された判定結果に応じて、通信モードおよび撮影モードにカメラ付き携帯電話10のモードを切り替える。すなわち、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10を片手で把持して通話やメールの送受信を行う通信モードに切り替え、第1のユニット1が第2の位置に移動した場合には、カメラ付き携帯電話10を両手で把持して撮影を行う撮影モードに切り替える。
【0049】
通信モード時には、第2のユニット2の操作ボタン群21は通信に適した機能が割り当てられ、第1のユニット1のカメラ11の駆動は停止し、液晶モニタ12には、例えば操作ボタン群21から入力した文字や電話番号、電波の状態、時間等通信に必要な事項が表示される。
【0050】
撮影モード時には、第2のユニット2の操作ボタン群21は撮影に適した機能が割り当てられ、第1のユニット1のカメラ11が駆動し、液晶モニタ12にはカメラ11が取得した画像および撮影条件等が表示される。さらに、通信モード時には第1のユニット1に隠蔽されているレリーズボタン21Aが第2のユニット2の面2Aに現れるため、レリーズボタン21Aによりレリーズ動作を行うことが可能となる。なお、レリーズボタン21Aは、撮影モード時において右手で第2のユニット2を把持した際に、人差し指にて操作が容易な位置に設けられる。
【0051】
そして、レリーズボタン21Aを用いてレリーズ動作を行うことによりカメラ11により被写体が撮影されて画像データが取得される。取得された画像データはデータ処理部14により画像処理が施されて液晶モニタ12に表示されるとともに、カードインターフェース23を介してメモリカード20に保存される。
【0052】
なお、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合における文字の表示形態のまま第1のユニット1を第2の位置に移動すると、文字が横向きになって読みにくくなる。このため、表示制御部15は通信モードと撮影モードとで文字の表示方向を変更するよう液晶モニタ12を制御する。
【0053】
以上のように構成された本実施形態によるカメラ付き携帯電話10は、図1および図2に示すように第1のユニット1を第1の位置に回動した場合には、第2のユニット2を片手で把持した場合に、操作ボタン群21の直上に液晶モニタ12が位置するため片手で操作ボタン群21の操作が行いやすくなるとともに、通話も行いやすくなる。また、この状態においては、カメラ付き携帯電話10は通信モードに切り替えられており、操作ボタン群21は通信モードに適した機能に切り替えられているため、片手で電話番号を入力して片手でカメラ付き携帯電話10を把持して通話を行うことができるとともに、片手で文字を入力してメールの送受信を行うことができる。
【0054】
一方、留め具4を外して第1のユニット1をヒンジ部材3を中心として図示反時計回り方向に90度回転させて図3に示すように第1のユニット1を第2の位置に移動した場合には、第2のユニット2を片手で把持しつつ、第1のユニット1を反対側の手で把持した方が、カメラ付き携帯電話10を把持しやすくなる。また、この状態においては、カメラ付き携帯電話10は撮影モードに切り替えられており、操作ボタン群21は撮影モードに適した機能に切り替えられているため、第2のユニット2を把持した側の手で撮影の操作を行うことができる。とくに、第1のユニット1を第2の位置に移動した状態においては、両手でカメラ付き携帯電話10を把持することとなるため、カメラ付き携帯電話10のホールド性が向上し、撮影時の手ぶれを防止することができる。
【0055】
また、ヒンジ部材3により第1および第2のユニット1,2を回動自在に連結しているため、第1のユニット1を第2のユニット2に対して回動させるという非常に簡易な動作により、第1のユニット1の位置を切り替えることができる。
【0056】
また、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合と第2の位置に移動した場合とで液晶モニタ12における文字の表示方向を変更するようにしたため、第1の位置と第2の位置とで第1のユニット1を90度回転しているにも拘わらず、通信モードおよび撮影モードのいずれの場合においても、第2のユニット2を片手で把持した状態で、文字を液晶モニタ12に表示された文字を正視させることができ、これにより、カメラ付き携帯電話10を傾けなくても液晶モニタ12に表示される文字や記号を読むことができる。
【0057】
また、本実施形態においては、第1のユニット1が第2の位置に移動すると、第2のユニット2の面2Aにレリーズボタン21Aが現れるため、カメラ付き携帯電話10のユーザには、外観的にもカメラ付き携帯電話10が撮影モードに切り替わったことを認識できる。また、第2のユニット2を把持する手の人差し指にてレリーズ動作を行うことができるため、通常のカメラと同様の動作により撮影を行うことができ、これにより、カメラ付き携帯電話10の操作性を向上することができる。
【0058】
また、本実施形態においては、撮影モードと通信モードとで第1のユニット1の位置が異なるため、カメラ付き携帯電話10を一見すれば、そのカメラ付き携帯電話10のモードを直ちに認識することができ、これにより、盗み撮り等の不正な撮影を防止することができる。
【0059】
ここで、本実施形態において、撮影モード時に着信があった場合には、着信音とともにその旨が液晶モニタ12に表示されるため、第1のユニット1を第1の位置に回動させることにより、通話を行うことができる。
【0060】
なお、上記実施形態においては、第1のユニット1が第1の位置に移動した場合には通信モード、第2の位置に移動した場合には撮影モードとなるようにカメラ付き携帯電話10のモードを切り替えているが、カメラ付き携帯電話10のユーザが、第1のユニット1の位置に応じて操作ボタン群21を操作することにより、通信モードおよび撮影モードをマニュアル操作で切り替えるようにしてもよい。
【0061】
また、上記実施形態においては、第1のユニット1を第1の位置から第2の位置に反時計回り方向に回動させているが、ヒンジ部材3と留め具4の位置を入れ替えて、第1のユニット1を第1の位置から第2の位置に時計回り方向に回動させるようにしてもよい。これにより、カメラ付き携帯電話10のユーザが左利きの場合に、第1のユニット1を第2の位置に回動させることにより撮影を行いやすくすることができる。また、ヒンジ部材3を面2Aの中央に設け、第1のユニット1を時計回り方向および反時計回り方向のいずれの方向にも回動可能としてもよい。この場合、レリーズボタン21Aは操作ボタン群21のいずれかにその機能が割り当てられることとなる。また、ヒンジ部材3を面2Aの中央位置に設け、第1のユニット1を時計回り方向および反時計回り方向のいずれか一方にのみ回動可能としてもよい。
【0062】
また、上記実施形態においては、第2のユニット2の、第1のユニット1が第1の位置に回動した場合に、第1のユニット1と対向する面2A上にレリーズボタン21Aを設けているが、レリーズボタン21Aを設けることなく、操作ボタン群21のいずれかにレリーズボタン21Aの機能を割り当てるようにしてもよい。
【0063】
また、上記実施形態においては、第2のユニット2の、第1のユニット1が第1の位置に回動した場合に、第1のユニット1と対向する面2A上にレリーズボタン21Aを設けているが、レリーズボタン21Aのみならず、ストロボのオン・オフを設定するストロボボタン、ポートレート撮影、夜間撮影等のモード切替ダイヤル等、撮影のための設定を行う種々の手段を面2Aに設けてもよい。
【0064】
また、上記実施形態においては、カメラ付き携帯電話10のモードを第1のユニット1の位置に応じて完全に切り替えているが、通信モード時に撮影モードの機能を利用できるようにしてもよく、撮影モード時に通信モードの機能を利用できるようにしてもよい。
【0065】
例えば、あらかじめ撮影により取得した画像データの送信先の電子メールアドレスを登録しておき、撮影モード時において撮影を行いつつ、取得した画像データを直ちに登録した電子メールアドレスに送信するようにしてもよい。
【0066】
また、第1のユニット1が第1の位置にある場合に、撮影を行って画像データを取得できるようにしてもよい。この場合、第1のユニット1が第1の位置にある場合と第2の位置にある場合とでは、撮影により取得される画像データにより表される画像の向きが前者は縦長、後者は横長で正視できる状態となる。このため、第1のユニット1の位置に応じて、取得される画像データのいずれかに90度回転している旨を表すフラグを付与しておき、このフラグを参照することにより、画像データを回転して再生することが好ましい。
【0067】
また、上記実施形態においては、第1のユニット1と第2のユニット2とをヒンジ部材3により回動自在に連結して、第1のユニット1を第1および第2の位置に移動させているが、第2のユニット2の面2Aと第1のユニット1の面1Aをスライドレール等により摺動自在に連結し、第1のユニット1を第2のユニット2に対してスライドさせて第1のユニット1を第1および第2の位置に移動させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す正面図
【図2】本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観を示す背面図
【図3】第1のユニットが第2の位置に回動した状態を示す図
【図4】本実施形態によるカメラ付き携帯電話の内部構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 第1のユニット
2 第2のユニット
3 ヒンジ部材
4 留め具
10 カメラ付き携帯電話
11 カメラ
12 液晶モニタ
13 スピーカ
21 操作ボタン群
21A レリーズボタン
22 マイク
23 カードインターフェース
Claims (6)
- 撮影により画像データを取得する撮像手段と、該撮像手段が撮影する側とは反対側を向くように前記画像データを表示する表示手段とを有する第1のユニット、
前記反対側に向けて配設された複数の操作ボタンからなる操作ボタン群を有する第2のユニット、および
前記第2のユニットを把持した時に、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上に位置する第1の位置と、前記表示手段が前記操作ボタン群の直上からずれて位置する第2の位置との間を、前記表示手段と前記操作ボタン群とが同一方向を向きつつ、前記第1のユニットが前記第2のユニットに対して移動可能に、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを連結する連結手段とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 使用時のモードを、通信モードおよび撮影モードに切り替える切替手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
- 前記切替手段は、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合は通信モードに、前記第1のユニットが前記第2の位置に移動した場合は撮影モードに使用時のモードを切り替える手段であることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
- 前記第2のユニットにおける、前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合に該第1のユニットにより隠蔽される位置に、前記撮影モードにおいて使用する撮影操作手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の携帯端末装置。
- 前記連結手段は、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを回動自在に連結する手段であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の携帯端末装置。
- 前記第1のユニットが前記第1の位置に移動した場合と前記第2の位置に移動した場合とで、該表示手段の表示方向を切り替える表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
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