JP2004177934A - 透過型光電センサ、これに組み込まれる素子ホルダ並びにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 指向角を制限する遮光部材を一体的に成形可能な素子ホルダユニットを提供する。
【解決手段】 素子ホルダ1は円筒状の内部通路2を有し、基端側に光学素子5が着脱可能に取付けられる。素子ホルダ1の前端にはレンズ6が配置される。素子ホルダ1はプラスチック成型品であり、その円筒状の内部通路2には、光軸方向の中間部分に、光の指向角を制限するための遮光壁7が一つ設けられている、この遮光壁7は素子ホルダ1と一体成形される。
【選択図】 図1
【解決手段】 素子ホルダ1は円筒状の内部通路2を有し、基端側に光学素子5が着脱可能に取付けられる。素子ホルダ1の前端にはレンズ6が配置される。素子ホルダ1はプラスチック成型品であり、その円筒状の内部通路2には、光軸方向の中間部分に、光の指向角を制限するための遮光壁7が一つ設けられている、この遮光壁7は素子ホルダ1と一体成形される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、透過型光電センサ、これに組み込まれる素子ホルダ並びにその製造方法に関する。
互いに対向して配置される投光器と受光器とを備え、投光器からの光ビームが途中で遮光されて受光器に入光しないときに、遮光物検知信号を出力する透過型光電センサが知られている。
下記の特許文献1(特開平10−255614号公報)は、透過型光電センサにおける問題点として、迷光による誤動作の問題点を指摘し、このような誤動作を防止するために光の指向角を制限するために、素子ホルダの内面に別ピースの遮光部材を設け、これにより投受光の指向角を制限することを提案している。
特開平10−255614号公報に開示のように、別ピースの遮光部材を素子ホルダに組み付けることは、組み付け誤差を招く要因となるだけでなく、部品点数の増加に伴う組み立て工数の増加及びコストアップの要因になる。
そこで、本発明の目的は、指向角を制限する遮光部材を一体的に成形可能な素子ホルダユニット及びこれを含む透過型光電センサを提供することにある。
かかる技術的課題は、本発明によれば、基本的には、
光学素子と、
該光学素子が脱着可能に取り付けられるベース壁を備えたプラスチック製の素子ホルダと、
レンズとを含み、
前記素子ホルダは、
前記光学素子が臨む前記ベース壁の小孔と前記レンズとの間の光の通路を形成する導光路と、
該導光路における前記ベース壁と前記レンズとの略中間部分に、光の指向角を制限するための透孔を備えた中間遮光壁とを有し、
該中間遮光壁が前記素子ホルダと一体成形されていることを特徴とする透過型光電センサを提供することにより達成される。
光学素子と、
該光学素子が脱着可能に取り付けられるベース壁を備えたプラスチック製の素子ホルダと、
レンズとを含み、
前記素子ホルダは、
前記光学素子が臨む前記ベース壁の小孔と前記レンズとの間の光の通路を形成する導光路と、
該導光路における前記ベース壁と前記レンズとの略中間部分に、光の指向角を制限するための透孔を備えた中間遮光壁とを有し、
該中間遮光壁が前記素子ホルダと一体成形されていることを特徴とする透過型光電センサを提供することにより達成される。
すなわち、本発明によれば、プラスチック製の素子ホルダ又は素子ホルダユニットに一体成形された一つ中間遮光壁によって、指向角が小さくされることから、従来のように、別ピースの遮光部材を素子ホルダに取り付けるのに比べて、組み付け誤差を発生することはなく、また、組み立て工程を少なくすることができる。勿論、素子ホルダに形成する中間遮光壁が一つであるため、少ない成形型で、中間遮光壁を含む素子ホルダ及び素子ホルダユニットを一体成形することが可能である。
本発明の好ましい実施の形態によれば、前記素子ホルダが、前記ベース壁と前記中間遮光壁との間の導光路を形成する側壁の一部が欠落した開口を有し、該開口を通じて前記導光路の一部が外部に露出している。この開口は、成形時に、導光路の光軸と直交する方向に中子である金型を挿入した結果できたものであり、この導光路の光軸と直交する方向に進退動する金型を用いることで、中間遮光壁や透孔及びベース壁の小孔を含む素子ホルダを一回の成形工程で作ることができる。
また、素子ホルダを成形するための金型の抜き取り作業を容易にするために、前記ベース壁に形成された小孔が素子側に向けて拡径した形状を有するのがよい。また、前記中間遮光壁の透孔がレンズ側に向けて拡径した形状を有するのが好ましい。
添付の図面を参照して本発明の実施例を以下に詳しく説明する。
図1を参照して、素子ホルダ1は導光路2を有し、素子ホルダ1の基端には、ベース壁3によって閉鎖されている。ベース壁3は、その中央に好ましくは円形の小孔4を有し、この円形小孔4に臨んで、光学素子5つまり投光素子又は受光素子がベース壁3に対して着脱可能に取り付けられる。
素子ホルダ1の前端には投光又は受光レンズ6が配置され、例えば投光器であれば、投光素子5から出射した光は、素子ホルダ1の導光路2を通り、次いでレンズ6を通って実質的に平行光線の束である光ビームになる。逆に、受光器であれば、光ビームがレンズ6によって収束され、円形小孔4を通じて受光素子5に入光する。
素子ホルダ1は射出成形によるプラスチック成型品であり、その導光路2には、ベース壁3とレンズ6との略中間部分に一つの中間遮光壁7が設けられており、この中間遮光壁7は素子ホルダ1と一体成形されている。中間遮光壁7の中心部分には、比較的大きな、好ましくは円形の透孔8が形成されている。
素子ホルダ1の導光路2を形成する壁9には、この壁9が光を反射する能力を低下させることのできる塗料、例えば黒色塗料を塗布するのが好ましい。勿論のことであるが、素子ホルダ1のプラスチック材料に顔料を含めて、素子ホルダ1自体を黒色などの暗色にするようにしてもよい。
中間遮光壁7は、導光路2に関して、ベース壁3の円形小孔4とレンズ6との中間部分に形成されている。以下に、中間遮光壁7をどの位置に設けるのがよいのか、また、この一つの中間遮光壁7による作用効果を図2〜図4を参照して理論的に説明するが、この理論は次の条件を前提とする。
第1条件:素子ホルダ1の導光路2が円筒状である。
第2条件:素子ホルダ1の導光路2の壁9で複数回正反射した光は、光量が減衰しているので、これが外部に出ても影響は無い。
第3条件:素子ホルダ1の導光路2の壁9で拡散反射した光は、光量が減衰しているので、これが外部に出ても影響は無い。
第4条件:中間遮光壁7を1つにする。
第2条件:素子ホルダ1の導光路2の壁9で複数回正反射した光は、光量が減衰しているので、これが外部に出ても影響は無い。
第3条件:素子ホルダ1の導光路2の壁9で拡散反射した光は、光量が減衰しているので、これが外部に出ても影響は無い。
第4条件:中間遮光壁7を1つにする。
以上の条件から理解できるように、中間遮光壁7に付与すべき機能は、例えば投光器であれば、導光路2の壁9で1回正反射した光が投光レンズ6に到達するのを防止することにある。
図2を参照して、投光素子5(円形小孔4の縁P1)から出射した光が、これに隣接する素子ホルダ1の壁9のポイントP2で一回正反射して、レンズ6の縁P3に到達する光10と、投光素子5(円形小孔4の対向する縁P4)から出射した光が、これに対向するレンズ6の縁P5に到達する光11との交点P6は、遮光すべき領域の縁となり、この交点P6とこれに隣接する壁9までの領域を中間遮光壁7で遮光すれば、上記の条件を満足することができる。
反射光10は、素子ホルダ1の隣に仮想的に別の素子ホルダ1fを設置したとして、この仮想素子ホルダ1fに含まれる、素子ホルダ1に隣接する円形小孔4fの縁P7から出射される光に置換することができる。
いま、素子ホルダ1と仮想素子ホルダ1fとの境界をy軸とし、素子ホルダ1及び仮想素子ホルダ1fのベース壁3をx軸として座標で各点を表すと次の通りである。
P1:(−(T−a)/2,0)
P3:(−T,H)
P4:(−(T+a)/2,0)
P5:(0,H)
P3:(−T,H)
P4:(−(T+a)/2,0)
P5:(0,H)
ここに、素子ホルダ1の導光路2の通路長さを「H」で表し、投光素子5から出射する光の直径つまり第1小孔4の直径を「a」で表してある。
これらP1、P3などを含む2つの三角形を抽出したのが、図3、図4であり、ポイントP6の座標(x,y)を求める式を誘導すると次のとおりである。
図3の第1の三角形からH:T+(T−a)/2=y:−x+(T−a)/2の式を作ることができ、これを誘導すると、下記の式1になる。
(式1)y={−2Hx/(3T−a)}+{H(T−a)/(3T−a)}
(式1)y={−2Hx/(3T−a)}+{H(T−a)/(3T−a)}
図4の第2の三角形からH:(T+a)/2=y:{(T+a)/2}+xの式を作ることができ、これを誘導すると、下記の式2になる。
(式2)y={2Hx/(T+a)}+H
式1と式2とを使ってx、yを求めると、次の解を得ることができる。
x=−(T+a)/4
y=H/2
x=−(T+a)/4
y=H/2
上記のことは、受光器についても実質的に同じ理論が成立することから、透過型光電センサの素子ホルダ1の導光路2の通路長さの1/2の箇所に中間遮光壁7を設ければ、一つの中間遮光壁7で実用上支障の無いレベルで迷光による誤作動を効果的に防止することができる。
上記の式の誘導では、素子ホルダ1の導光路2が円筒形状であることを前提とした。素子ホルダ1の導光路2がレンズ6に向けて先細りの断面円形の通路形状であれば、中間遮光壁7を導光路2の通路長さの1/2の箇所よりもレンズ6側に近づけた箇所に設置すればよい。逆に、素子ホルダ1の導光路2がレンズ6に向けて末広がりの断面円形の通路形状であれば、中間遮光壁7を導光路2の通路長さの1/2の箇所よりもベース壁3(光学素子5側)側に近づけた箇所に設置すればよい。
図5〜図8は、上述した理論に基づく素子ホルダ1を備えた多光軸光電センサの具体例を示す。図5は、実施例の多光軸光電センサ20の外形を示すものである。多光軸光電センサ20は、投光器及び受光器とからなるが、これら投光器と受光器は共通の外形を有している。
多光軸光電センサ20は、真っ直ぐに延びる細長い棒状の形状を有し、その一端から他端まで等間隔に投光素子又は受光素子が配置されている。多光軸光電センサ20の投光面又は受光面21はレンズカバーで構成されており、このレンズカバー21を通じて光ビームが受光器に向けて出射され又は投光器からの光ビームが受光器に入光される。
多光軸光電センサ20は、アルミニウムの押し出し材で構成された本体22と、この本体22の両端に配置されたプラスチック成型品の端末部材23とで外形が作られており、この端末部材23には、夫々、コネクタ開口24が形成されている。
コネクタ開口24は、光軸方向に開口しており、図外の外部コネクタを光軸方向に押し込むことによりコネクタ接続することができ、この外部コネクタを用いて、図外の制御機器又は隣接する多光軸光電センサと連結することができる。
図7は、多光軸光電センサ20の投光器に内蔵されるホルダユニット25の全体を示し、図8は受光器に内蔵されるホルダユニット26の一部の断面図であり、図9は図8に対応したホルダユニット26の側面図である。投光器用ホルダユニット25(図7)及び受光器用ホルダユニット26(図8)は、共にプラスチック成型品であり、上述した素子ホルダ1に相当する部分を含むが、当該部分は、両ユニット25、26で実質的に共通であることから、当該部分に含まれる要素に上述した参照符号を付すことにより、その説明を省略する。
投光器用ホルダユニット25及び受光器用ホルダユニット26には、互い等間隔に配置された素子ホルダ部1に対応して投光素子又は受光素子5を着脱可能に保持する素子保持部27を有し、この素子保持部27は爪28を含み、この爪28を使って光学素子5を係止するようになっている。投光器用ホルダユニット25の素子保持部27に保持される光学素子5は、典型的に発光ダイオードからなる。他方、受光器用ホルダユニット26の素子保持部27に保持される光学素子5は、典型的にフォトダイオードからなる。
また、投光器用ホルダユニット25及び受光器用ホルダユニット26の前面には、隣接した素子ホルダ部1に対応した2つのレンズ6、6を一体成形したプラスチック成型品からなるレンズユニット28が配置され、更に、その前面には、上述したレンズカバー21が配置される。
また、投光器用ホルダユニット25及び受光器用ホルダユニット26の背面側には、これらユニット25又は26に沿って長手方向に延びる基板29が配置され、この基板29には、電源回路、制御回路、発光回路(受光回路)、通信回路などが組み込まれる。
例示として、投光器ホルダユニット25及び受光器側ホルダユニット26は、8個の投光素子又は受光素子5を組み付けることができるが、多光軸光電センサ20の光軸数が「8」よりも多いときには、これに対応するために、投光器ホルダユニット25及び受光器側ホルダユニット26と実質的に同じ増設ユニット(図示せず)が追加される。
投光器用ホルダユニット25及び受光器用ホルダユニット26は、図9を参照して、ベース壁3と中間遮光壁7との間の側壁の一部が欠落した開口30を有し、この開口30を通じて導光路2の一部が外部に露出している。この開口30は、後の説明から明らかになるように、導光路2の光軸と直交する方向に進退動する、中子としての金型を挿入した結果できたものであり、このような中子としての金型の進退動作によってユニット25、26を成形することで、円形小孔4を備えたベース壁3及び略円形透孔8を備えた中間遮光壁7を含む導光路2を一回の成形工程で作ることができる。
すなわち、図10に概要を示すように、中間遮光壁7を挟んでレンズ側の導光路2a及び中間遮光壁7の略円形透孔8は、円柱の周面の一部を平らな面で構成した第1の金型31で成形され、中間遮光壁7を挟んで素子側の導光路2bは、半円状の先端を備えた角柱状の第2の金型32を上記開口30を通じて成形し、素子嵌入用の穴33及びベース壁3の円形小孔4は円柱状の第3の金型34で成形することができる。すなわち、導光路2a、2bを成形する第1、第3の金型31、34は、光軸に沿った直線移動を伴う進退動作を行うことができ、また、第1の金型31と共同して中間遮光壁7を成形する第2の金型32は、光軸と直交する方向に進退動作する。これら進退動作する中子としての第1〜第3の金型31、32、34を同時に成形位置にセットすることで、素子嵌入用の穴33、円形小孔4、素子側導光路2b、略円形透孔7を備えた中間遮光壁7、レンズ側導光路2aを含むホルダユニット25及び受光器用ホルダユニット26を一回の成形工程で作ることができる。
第1の金型31の先端面の中心に位置する突起31aは、中間遮光壁7の略円形透孔8を成形するものであるが、この突起31aは先細りの形状であるのが、この第1の金型31を抜き取るときに作業性が良く、これにより、中間遮光壁7の略円形透孔8は、レンズ側に向けて拡径した孔形状になる。
同様に、第3の金型34の先端面の中心に位置する突起34aは、ベース壁3の円形小孔4を成形するものであるが、この突起34aについても先細りの形状であるのが、この第3の金型34を抜き取るときに作業性が良く、これにより、ベース壁3の円形小孔4は、素子側に向けて拡径した孔形状になる。
図11〜図15は、進退動作する中子としての第1〜第3の金型31、32、34を用いて成形した、中間遮光壁7を含む導光路2の詳細を示す図である。図11は、投光器ホルダユニット25の一部切欠き斜視図であり、図12は、図11の矢印で示す部分を拡大した斜視図である。図13は、図12のX13−X13線に沿った断面図であり、図14は、X14−X14に沿った断面図である。
図12〜図14から理解できるように、素子側導光路2b及び開口30は、断面半円状部分40と、断面矩形部分41とで構成された空間形状を有し、これに対応する形状の半円状の先端を備えた角柱状の第2の金型32によって素子側導光路2b及び開口30が形成される。なお、第2の金型32は、進み動作方向に先細りに形状を備えているのが、型抜きするときに好都合である。
上述した第2の金型32は、レンズ側導光路2aを形成する第1の金型31と共同して中間遮光壁2を形成するものであるが、この第1の金型31は、当業者であればレンズ側導光路2aの断面形状を示す図15から理解できるように、円形の一部を直線で構成した断面形状のレンズ側導光路2aに対応する周面形状を有し、この第1の金型31の周面形状によってレンズ側導光路2aの断面形状が作られる。また、第1の金型31の先端面には、円形の一部を直線で構成した略円形の透孔8を形成するための突起31aを有し、この突起31aによって、中間遮光壁2を成形するのと同時に略円形の透孔8が形成される。
1 素子ホルダ
2 導光路
2a レンズ側導光路
2b 素子側導光路
3 ベース壁
4 円形小孔
5 光学素子
6 レンズ
7 中間遮光壁
8 中間遮光壁に形成された略円形透孔
20 多光軸光電センサ
26 投光器用ホルダユニット
27 受光器用ホルダユニット
30 開口
2 導光路
2a レンズ側導光路
2b 素子側導光路
3 ベース壁
4 円形小孔
5 光学素子
6 レンズ
7 中間遮光壁
8 中間遮光壁に形成された略円形透孔
20 多光軸光電センサ
26 投光器用ホルダユニット
27 受光器用ホルダユニット
30 開口
Claims (11)
- 光学素子と、
該光学素子が脱着可能に取り付けられるベース壁を備えたプラスチック製の素子ホルダと、
レンズとを含み、
前記素子ホルダは、
前記光学素子が臨む前記ベース壁の小孔と前記レンズとの間の光の通路を形成する導光路と、
該導光路における前記ベース壁と前記レンズとの略中間部分に、光の指向角を制限するための透孔を備えた中間遮光壁とを有し、
該中間遮光壁が前記素子ホルダと一体成形されていることを特徴とする透過型光電センサ。 - 前記導光路の壁の色が暗色である、請求項1に記載の透過型光電センサ。
- 前記ベース壁と前記中間遮光壁との間の導光路を形成する側壁の一部が欠落した開口を有し、該開口を通じて前記導光路の一部が外部に露出している、請求項1又は2に記載の透過型光電センサ。
- 前記ベース壁に形成された小孔が素子側に向けて拡径した形状を有し、また、前記中間遮光壁の透孔がレンズ側に向けて拡径した形状を有する、請求項3に記載の透過型光電センサ。
- 前記透過型光電センサが、複数の光軸を備えた多光軸光電センサである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の透過型光電センサ。
- レンズを通過する光を投光又は受光するための光学素子を保持する保持部と、
該保持部に形成され、前記光学素子が臨む小孔と、
該小孔から前記レンズに至る導光路を形成する側壁と、
該側壁に形成された遮光壁と、
該遮光壁に形成され、前記導光路の一部を構成する透孔と、
前記導光路のうち、前記小孔と前記遮光壁との間の導光路部分を形成する側壁に形成された開口とを有し、該開口を通じて前記導光路部分の一部が外部に露出していることを特徴とする透過型光電センサ。 - 透過型光電センサに内蔵され、レンズを通じて投光又は受光する複数の光学素子を互いに等間隔に保持するためのプラスチック製の素子ホルダであって、
各光学素子に関連する各々の素子ホルダは、
該光学素子が脱着可能に取り付けられるベース壁と、
該ベース壁の前記光学素子が臨む位置に形成された小孔と、
前記小孔と前記レンズとの間の導光路を形成する側壁と、
該側壁と一体の遮光壁であって、前記小孔と前記レンズとの間に位置して、光の指向角を制限するための透孔を備えた中間遮光壁と、
前記導光路のうち、前記ベース壁と前記中間遮光壁との間の導光路部分の側壁に形成された開口とを有し、
これら素子ホルダの各要素が一回の成形工程で作られていることを特徴とする素子ホルダ。 - 透過型光電センサに組み込まれる、光学素子が脱着可能に取り付けられるベース壁を備えたプラスチック製の素子ホルダの製造方法であって、
前記素子ホルダは、
前記光学素子が臨む前記ベース壁の小孔と前記レンズとの間の光の通路を形成する導光路と、
該導光路における前記ベース壁と前記レンズとの略中間部分に、光の指向角を制限するための透孔を備えた中間遮光壁とを有し、
前記導光路のうち、前記レンズと前記中間隔壁との間のレンズ側導光路を形成する、光軸に沿って進退動作する第1の金型と、前記導光路のうち、前記ベース壁と前記中間隔壁との間の素子側導光路を形成する、光軸と直交する方向に進退動作する第2の金型とを同時に成形位置にセットして射出成形することにより、前記レンズ側導光路と、前記中間隔壁と、前記素子側導光路とを形成することを特徴とする素子ホルダの製造方法。 - 前記第1の金型は、その先端面に、前記透孔を形成するための第1の突起を有する、請求項8に記載の素子ホルダの製造方法。
- 前記光学素子を保持する素子保持部を形成する、光軸に沿って進退動作する第3の金型を更に有し、
前記第1、第2の金型と同時に成形位置にセットして射出成形することにより、前記レンズ側導光路と、前記中間隔壁と、前記素子側導光路と、前記ベース壁と、前記素子保持部とを形成することを特徴とする請求項8又は9に記載の素子ホルダの製造方法。 - 前記第3の金型は、その先端面に、前記ベース壁の小孔を形成するための第2の突起を有する、請求項10に記載の素子ホルダの製造方法。
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