JP2004177865A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感光ドラム(12)のトナー像を、連続媒体(25)へ転写する転写ローラ(16)の離接動作を行う退避機構(35)を設け、連続媒体(25)が介在しない時に、転写ローラ(16)の離接動作を複数回行い、転写ローラを機械的にクリーニングする。感光ドラム(12)の印刷領域外のトナーの転写ローラ(16)への付着を防止する機構(50,60)を設ける。更に、一対の転写ローラ(16−1,16−2)と交代機構(38)を設けた。印刷中に転写ローラをクリーニングでき、クリーニング時間を短縮できる。
【選択図】図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙等の連続媒体を搬送しながら、電子写真プロセスにより、画像を形成する画像形成装置に関し、特に、トナー像の転写に、接触型転写ローラを使用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを利用する画像形成装置は、プリンタや複写機、ファクシミリ等に広く利用されている。このような画像形成装置では、感光ドラム等の像担持体にトナー像を形成し、そのトナー像を用紙に転写して、用紙に画像を形成する。
【0003】
このトナー像を転写する方法として、コロナ帯電器等を使用する非接触転写方法と、転写ローラ等を使用する接触型転写方法がある。カットシートを媒体に使用するプリンタの多くは、転写ローラによる接触型転写方法を採用しており、連続紙を媒体に使用するプリンタの多くは、コロナ帯電器による非接触転写方法を採用している。
【0004】
このような連続紙を媒体に使用するプリンタにおいて、従来は、一定の品質や厚みの連続紙を使用するように、管理されていた。しかしながら、カットシートと同様に、連続紙にも、品質の必ずしも充分でない用紙や、薄い紙、軽量な紙を、プリンタの媒体として使用したいとの要求がある。このため、連続紙のプリンタにも、多様な用紙に対応することが要求される。
【0005】
このような多様な用紙への転写を確実にするには、転写部で用紙とドラムとが均一に密着することが要求される。コロナ転写器による転写動作では、転写部では、用紙の張力と静電吸引力で、用紙とドラムを密着しているが、転写ローラでは、転写ローラとドラムで用紙を挟むため、機械的密着力が追加される。このため、転写ローラによる転写方式を、連続紙のプリンタに採用することが、検討されている。
【0006】
この転写ローラは、一般的に弾性体で構成されるため、ローラ表面にトナーが付着しやすい。連続紙プリンタでは、この転写ローラへのトナーの付着の原因として、例えば、横幅の小さい連続紙の印刷により、この連続紙の幅を越える感光ドラムの端部に残留したトナーが、転写ローラに付着する。そして、横幅の大きい連続紙を印刷する場合に、この転写ローラの付着トナーが、連続紙の裏面に転移する。
【0007】
カット紙プリンタにおいては、この転写ローラの汚れをクリーニングする方法は、種々提案されている。第1の従来技術は、転写ローラに離接機構を設け、カット紙が転写ローラを通過して、用紙がない時に、転写ローラを感光ドラムから離し、クリーニングローラに接触させて、転写ローラをクリーニングする方法である(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
第2の従来技術は、転写ローラに接触するクリーニングローラを設け、カット紙が転写ローラを通過して、用紙がない時に、転写ローラに印加する転写バイアス電圧と同極性のクリーニング電圧を、クリーニングローラに印加して、転写ローラに付着した逆極性のトナーをクリーニングローラに引き付ける方法である(例えば、特許文献2参照)
【0009】
【特許文献1】
特開平8−314297号公報(図1、図2、図15、図16)
【0010】
【特許文献2】
特開平7−287459号公報(図1、図5)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
一方、連続紙のプリンタにおいては、カット紙のプリンタの印刷動作と異なる印刷動作を行う。即ち、カット紙プリンタでは、A4,B4等のサイズに予め1枚1枚分離された媒体を、転写部へ供給するため、カットシート単位で転写動作を分離でき、その間に転写ローラのクリーニングが可能である。
【0012】
一方、連続紙のプリンタにおいては、ホッパーから転写部を経由してスタッカまで、用紙が繋がっている。このため、所定ページ数の印刷を完了した場合に、転写部に用紙が存在していることになる。このため、カットシートのように、用紙と用紙との間に、転写ローラのクリーニング動作を行うことができない。
【0013】
又、連続媒体のプリンタでは、常時、転写ローラと感光ドラムとの間に連続媒体が存在するため、連続媒体の存在しない転写ローラの両側にトナーの汚れが集中する。この転写ローラの汚れは、同一幅の連続媒体の印刷には、比較的影響が少なく、幅の狭い連続媒体に印刷後、幅の広い連続媒体に印刷した時に、幅の広い連続媒体の裏汚れが顕著となる。
【0014】
このため、カットシートのプリンタに比し、連続媒体のプリンタでは、長時間、転写ローラのクリーニングができないため、転写ローラの汚れの程度は、カットシートプリンタに比し、酷くなり、そのクリーニング時間が長期化し、印刷動作を待たせる必要があるという問題が生じる。このため、実行上の印刷速度が低下する。
【0015】
従って、本発明の目的は、連続媒体への転写に接触型転写ローラを使用しても、連続媒体の裏面の汚れを防止するための画像形成装置を提供するにある。
【0016】
又、本発明の他の目的は、連続媒体への転写のため、接触型転写ローラを使用しても、クリーニング時間を短縮して、印刷速度の低下を防止するための画像形成装置を提供するにある。
【0017】
更に、本発明の他の目的は、接触型転写ローラを使用しても、連続媒体の印刷中に、転写ローラの汚れを防止するための画像形成装置を提供するにある。
【0018】
更に、本発明の他の目的は、接触型転写ローラを使用しても、連続媒体の印刷中に、転写ローラをクリーニングするための画像形成装置を提供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成のため、本発明の画像形成装置の一形態は、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、前記転写ローラを前記像担持体から退避する退避機構と、前記転写ローラを、前記連続媒体を介し前記像担持体に接触させ、前記転写ローラにより、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、印刷処理する制御手段を有し、前記制御手段は、前記連続媒体が前記像担持体と前記転写ローラとの間に介在しない時に、前記退避機構により、前記転写ローラの前記像担持体への離接動作を複数回行い、前記転写ローラをクリーニングする。
【0020】
本発明の一態様では、転写ローラの離接動作を利用し、転写ローラを退避し、その後、像担持体と接触する時に、転写ローラの表面の(汚れ)トナーが振動によって、機械的に像担持体に転写するようにした。これを数回繰り返すことで、転写ローラの付着トナーが低減し、クリーニング時間を短縮できる。
【0021】
又、本発明では、好ましくは、前記制御手段は、前記クリーニング時の転写ローラの離接速度を、前記印刷時の離接速度より早くなるように、前記退避手段を制御する。これにより、転写ローラの離接時の振動を大きくでき、よりクリーニング時間を短縮できる。
【0022】
又、本発明では、好ましくは、前記制御手段は、前記クリーニング時の転写ローラの接触時に、前記トナーの極性と同極性のクリーニングバイアスを、前記転写ローラに印加する。クリーニングバイアスの印加により、転写ローラの表面の(汚れ)トナーが、振動の他に、電気的にも像担持体に転写するため、転写ローラの付着トナーが低減し、よりクリーニング時間を短縮できる。
【0023】
又、本発明では、好ましくは、前記制御手段は、前記印刷処理を終了し、前記連続媒体のエンドに応じて、前記転写ローラのクリーニングを行う。媒体エンドに応じて、自動的に行うので、ユーザーの手間を省ける。
【0024】
又、本発明では、好ましくは、前記制御手段は、クリーニング指示に応じて、前記転写ローラのクリーニングを行う。ユーザーの必要に応じて、クリーニングを行うことができる。
【0025】
本発明の画像形成装置の他の態様は、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、前記画像形成機構と前記転写ローラとの間に設けられ、前記像担持体の印刷領域外のトナーが、前記転写ローラに付着することを、機械的に又は電気的に防止する機構とを有する。
【0026】
この本発明の態様では、転写ローラの汚れのほとんどは、転写ローラの両端であり、この原因は、像担持体の印字領域外のかぶりトナーであることから、この印刷領域外のトナーを、転写ローラに機械的又は電気的に付着しないように、防止機構を、転写ローラ手前に設けた。これにより、印字領域外のトナーが、転写ローラに付着しなくなり、転写ローラの汚れを防止できる。
【0027】
又、本発明では、好ましくは、前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で保持するトナー保持部材で構成される。印字領域外のトナーが、転写ローラまで来るのを防止するトナー保持機構により、転写ローラの汚れを未然に防止できる。
【0028】
又、本発明では、好ましくは、前記転写ローラの退避機構と、前記トナー保持部材の退避機構と、前記転写ローラを退避し、且つ前記トナー保持部材を退避し、前記トナー保持部材に保持されたトナーを前記像担持体で搬送する制御手段とを更に設ける。これにより、トナー保持手段で保持したトナーを像担持体の回転で搬送でき、廃トナーの回収機構を簡易にできる。
【0029】
又、本発明では、好ましくは、前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で逆帯電する帯電機構で構成される。転写ローラ手前で、印刷領域外のトナーを逆帯電するため、転写ローラに付着することを防止できる。
【0030】
又、本発明では、好ましくは、前記防止機構は、前記連続媒体の印刷領域に応じて、前記作用する領域を変更する。これにより、各種の幅の連続媒体に対応できる。
【0031】
本発明の画像形成装置の更なる態様は、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写するための複数本の転写ローラと、前記転写ローラをクリーニングするクリーニング機構と、一方の前記転写ローラで、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、且つ他方の前記転写ローラを前記クリーニング機構でクリーニングする交代手段とを設けた。
【0032】
一対の転写ローラと交代手段を設けたので、転写ローラのクリーニング中に、印字が出来る。又、転写ローラのクリーニングに時間を充分とることができる。
【0033】
又、本発明では、好ましくは、前記交代手段は、前記一対の転写ローラの各々を、前記転写位置と前記クリーニング位置に入れ替える機構を有する。これにより、簡易な機構で実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、画像形成装置、第1の実施の形態の汚れ防止機構、第2の実施の形態の汚れ防止機構、第3の実施の形態の汚れ防止機構、第4の実施の形態の汚れ防止機構、他の実施の形態の順で説明する。
【0035】
[画像形成装置]
図1は、本発明の一実施の形態の画像形成装置の全体構成図、図2は、図1の連続媒体の説明図、図3は、図1の駆動系のブロック図である。
【0036】
図1は、画像形成装置の一例として、電子写真方式の連続紙ページプリンタを示す。図1に示すように、プリンタ本体10は、電子写真機構で構成される。矢印方向に回転する感光ドラム12は、帯電器20で帯電された後、LED(Light Emit Diode)ヘッド22により像露光される。これにより、感光ドラム12に潜像が形成される。現像器14は、2成分現像剤を感光ドラム12に供給して、潜像をトナー像に現像する。
【0037】
転写器16は、接触型転写器である転写ローラで構成され、感光ドラム12のトナー像をシート25に転写する。又、転写ローラ16の上下に設けられた転写ガイド29−1、29−2は、転写部でのシート25と感光ドラム12との密着を補助する。クリーニング機構18−1は、転写後の感光ドラム12の残留トナーを除去する。徐電機構18−2は、転写後の感光ドラム12を徐電する。
【0038】
シート25は、図2に示すように、ページ単位でミシン目(折り畳みミシン目又はページミシン目)25−1で区画された連続紙で構成されている。この連続紙25は、左右にトラクタの搬送のための孔25−4が設けられており、この部分を分離できるように、左右ミシン目25−2、25−3が設けられている。
【0039】
この連続紙25は、ホッパー24に積まれている。ホッパー24のシート25は、下トラクタ27−1により、転写位置に導かれた後、上トラクタ27−2でフラッシュ定着器6に搬送される。更に、連続紙25は、スカッフローラ28により搬送され、スタッカ26に収容される。このフラッシュ定着器6は、フラッシュ光により、シート25のトナー像を定着する。
【0040】
このプリンタ10は、高速印刷が可能であり、例えば、1分間に、100シート(枚)以上の印刷ができる。プリンタ10には、プリンタコントローラ1と、メカコントローラ4とが設けられている。プリンタコントローラ1は、図示しないホストからのコマンドを解析し、内部コマンド及び印刷データ(ビットマップデータ)を生成する。印刷データは、ビットマップメモリに展開される。
【0041】
メカコントローラ4は、図3で後述するように、内部コマンドに応じて、電子写真機構の各要素12、14、16、18−2、20、22、及び搬送機構の各要素27−1、27−2、28を制御する。
【0042】
図3に示すように、上下トラクタ27−1、27−2は、連続紙25の孔25−4に係合する突起を有するトラクタベルト270、271を有し、搬送モータ32により、駆動される。転写ローラ16は、転写駆動モータ34により回転駆動される。又、転写ローラ退避機構の転写離接モータ35は、転写ローラ16の感光ドラム12に対する離接動作を行う。
【0043】
転写ガイド機構の転写ガイドモータ36は、転写ローラ16の上下に設けられた転写ガイド29−1、29−2のガイド動作を行う。スカッフモータ33は、図1のスカッフローラ28の駆動を行う。ドラムモータ30は、感光ドラム12を回転する。現像モータ31は、図1に示した現像器14内の現像ローラ14−1等の駆動を行う。
【0044】
メカコントローラ4は、コントローラ1の印刷指示に応じて、印刷開始処理及び印刷終了処理を行い、各モータ30、31、33、34、35、36を制御し、且つ帯電器20、露光器22、徐電器18−2及び各種のバイアス電圧を制御する。
【0045】
このコントローラ1及びメカコントローラ4は、プロセッサ、メモリ等で構成されている。尚、ピンチローラ29−3は、上トラクタ27−2と転写ガイド29−2との間に設けられ、転写後の連続紙25を押え、上トラクタ27−2に導くものである。又、図3は、転写ローラ16の退避時の状態を示す。
【0046】
次に、図4乃至図6により、図3の転写ローラ16の駆動機構、退避機構を、を説明する。
【0047】
図4及び図5に示すように、転写ローラ駆動モータ34と、転写離接モータ35は、一対の側板40の一方に設けられている。一対の側板40間に、転写ローラ16と、リンクバー35−5が設けられる。転写ローラ16の回転軸16−3は、回転プーリー16−1が設けられ、且つ回転アーム16−2に支持されている。この回転アーム16−2の一端は、側板40に設けられた回転支点軸16−4に回転可能に取り付けられる。
【0048】
転写ローラ駆動モータ34の回転軸には、プーリー34−4が、側板40の回転支点軸16−4には、プーリー34−2が設けられ、両プーリー34−4、34−2間に、伝達ベルト34−1が設けられる。このプーリー34−2と、転写ローラ16のプーリー16−1とは、伝達ベルト34−3で連結される。従って、駆動モータ34による、ベルト34−1、34−3の回転により、転写ローラ16が回転する。
【0049】
離接モータ35の回転軸には、回転軸に係合する駆動レバー35−1が設けられ、駆動レバー35−1には、リンクバー35−5が設けられている。このリンクバー35−5は、回動可能な支持レバー35−2に支持されている。駆動レバー35−1の端部は、回転支点軸16−4に回動可能に設けられたアーム35−4の下端に連結する。このアーム35−4の下端と回転アーム16−2の下端は、バネ35−3で接続される。
【0050】
このため、図4の接触状態において、転写離接モータ35を、図6の矢印方向に回転させると、駆動レバー35−1が、矢印方向に移動し、アーム35−4を、回転支点軸16−4を中心に時計方向に回動する。このため、バネ35−3を介し、回転アーム16−2も、回転支点軸16−4を中心に時計方向に回動し、転写ローラ16が、感光ドラム12から退避する(離れる)。
【0051】
一方、図6の退避状態で、転写離接モータ35を、図6の矢印方向に更に回転させると、図4の状態のように、駆動レバー35−1が移動し、アーム35−4を、回転支点軸16−4を中心に反時計方向に回動する。このため、バネ35−3を介し、回転アーム16−2も、回転支点軸16−4を中心に反時計方向に回動し、転写ローラ16が、感光ドラム12に接触する。
【0052】
この場合に、アーム35−4と、回転アーム16−2は、バネ35−3を介し連結しているため、かかる接触状態で、転写ローラ16は、感光ドラム12に一定圧力で接触することができる。即ち、連続紙25の厚みや感光ドラム12の偏心に追従し、接触圧力を均一にできる。
【0053】
図6は、転写ローラ16の退避状態を示し、転写ローラ16と転写ガイド29−1、29−2が感光ドラム12から退避しているため、連続紙25は、退避した転写ガイド29−1、29−2に沿い、感光ドラム12から離れる。又、転写ローラ16も、連続紙25から離れる。
【0054】
一方、図3の接触状態では、転写ローラ16が、感光ドラム12方向に移動するため、連続紙25は、転写ローラ16と感光ドラム12とに挟まれる。即ち、接触型の転写動作が可能となる。この時、転写ガイド29−1、29−2が、突き出し、転写ローラ16の両側で、連続紙25を感光ドラム12方向に移動するため、転写時の連続紙25と感光ドラム12との密着領域を拡大する。このため、図1、図3に示すように、連続紙25の搬送パスを転写部でUターンする経路を構成しても、転写ローラ16による、転写ローラ16と感光ドラム12との連続紙25の挟みこみを確実にし、転写不良を防止する。
【0055】
このようにして、転写ローラ16を任意の時点で回転できるように構成し、且つ転写ローラ16と転写ガイド29−1、29−2が退避できるよう構成している。メカコントローラ4は、後述するように、印刷処理時に、これらの機構を制御する。
【0056】
[第1の実施の形態の汚れ防止機構]
図7は、本発明の第1の実施の形態の汚れ防止機構の説明図、図8は、本発明の第1の実施の形態による離接回数と汚れ判定の関係図、図9は、本発明の第1の実施の形態の離接速度と汚れ判定との関係図、図10は、本発明の第1の実施の形態の離接動作とクリーニングバイアス印加による汚れ判定の説明図である。
【0057】
図7において、図1乃至図6に示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。この実施の形態は、図7に示すように、連続媒体25が、感光ドラム12と転写ローラ16との間に、存在しない時に、図3、図4の転写離接モータ35を駆動して、転写ローラ16を、感光ドラム12に対し、離接するものである。
【0058】
前述のように、連続媒体の連続印刷を行うと、長時間クリーニングできないため、転写ローラ16に付着したトナーの帯電量が低下して、逆バイアス印加によるクリーニング能力だけでは不足するし、長いクリーニング時間(例えば10分以上)が必要である。
【0059】
この実施の形態では、従来方法より短時間でクリーニングする方法として、図7のように、転写ローラ16の離接動作を利用するものである。転写ローラ16を退避し、その後、ドラム12と接触する時に、転写ローラ16の表面の(汚れ)トナーが振動によって、機械的にドラム12に転写することが分かった。これを数回繰り返すことで、転写ローラ16の付着トナーが低減し、クリーニング効果となる。
【0060】
この場合に、図3のように、転写ローラの回転駆動源を持つ場合には、転写ローラを駆動源で回転する。又、転写ローラの回転駆動源を持たない場合には、転写ローラの接触により、転写ローラは、感光ドラムにつれて回転する。
【0061】
図8は、転写ローラ16の離接回数と汚れ判定結果の関係図である。汚れの判定は、図1の構成のプリンタにおいて、狭い幅の連続用紙の印刷を行った後、転写ローラの離接による、転写ローラのクリーニングを行い、その後、広い幅の連続用紙の印刷を行い、広い幅の連続用紙の裏面(転写ローラ側)の両端のトナーによる汚れがあるかを目視で判定した。図8で「×」は、汚れ有り、「Δ」は、やや汚れが見える、「○」は、汚れなしを示す。
【0062】
図8に示すように、転写ローラ16の離接を、10回以上繰り返すと、連続用紙の汚れが低下し、転写ローラ16の付着トナーが、クリーニングされることが判った。
【0063】
また、さらに効率的にクリーニングする方法として、転写ローラ16の振動を更に大きくする。その方法として、印字時の離接動作よりも、転写ローラクリーニング時は、転写ローラ16の離接速度を速くする。図9は、転写ローラ16の離接速度を変えた場合の、転写ローラ16の離接回数と汚れ判定結果の関係図である。汚れの判定は、図1の構成のプリンタにおいて、狭い幅の連続用紙の印刷を行った後、転写ローラの離接による、転写ローラのクリーニングを行い、その後、広い幅の連続用紙の印刷を行い、広い幅の連続用紙の裏面(転写ローラ側)の両端のトナーによる汚れがあるかを目視で判定した。図9で「×」は、汚れ有り、「Δ」は、やや汚れが見える、「○」は、汚れなしを示す。
【0064】
図9に示すように、転写ローラ16の離接速度を、通常印刷時の離接速度より早くした場合(通常速度×1.2,通常速度×1.5)には、今までのクリーニング時間(離接回数)よりも早くクリーニングできる結果が得られた。また、逆に、転写ローラ16の離接速度を、印字時の離接動作の速度より遅くした場合(通常速度×0.5)には、今までのクリーニング時間よりも悪い結果が得られた。
【0065】
これより、効率的にクリーニングする方法として、クリーニング時の離接速度を、印字時の接触動作の速度より、速くすることが効果的であると分かった。
【0066】
更に、さらに効率的にクリーニングする方法として、上記のクリーニングと同時に、転写ローラ16がドラム12と接触した時に、従来のように、トナーの極性と同一極性のクリーニングバイアス(転写バイアスと逆極性)を、転写ローラ16に印加する。
【0067】
図10は、転写ローラ16の離接速度が、通常速度×1.5の条件で、転写ローラ16へのクリーニングバイアス印加時間(分)を変えた場合の、転写ローラ16の離接回数と汚れ判定結果の関係図である。汚れの判定は、図1の構成のプリンタにおいて、狭い幅の連続用紙の印刷を行った後、転写ローラの離接による、転写ローラのクリーニングを行い、その後、広い幅の連続用紙の印刷を行い、広い幅の連続用紙の裏面(転写ローラ側)の両端のトナーによる汚れがあるかを目視で判定した。図10で「×」は、汚れ有り、「Δ」は、やや汚れが見える、「○」は、汚れなしを示す。
【0068】
図10に示すように、転写ローラ16にクリーニングバイアス電圧を印加する場合には、さらに、今までのクリーニング時間よりも良い結果が得られた。これより、効率的にクリーニングする方法として、クリーニングの離接動作の間の転写ローラ16とドラム12が接触している間に、転写バイアスと逆極性のバイアスを印加することが効果的であると分かった。
【0069】
次に、メカコントローラ4が実行する印刷処理における第1の実施の形態のクリーニング処理を、図11乃至図14で説明する。前述の転写ローラ16の離接動作は、連続用紙が感光ドラム12と転写ローラ16との間に存在しない時に、行う。このタイミングとして、用紙エンド検出時、用紙の搬送開始時がある。
【0070】
図11は、本発明の第1の実施の形態の用紙エンド時のクリーニング処理フロー図、図12は、そのタイムチャート図である。図12を参照して、図11の処理を説明する。
【0071】
(S10)用紙エンドを検出すると、通常、所定時間後、感光ドラム12の回転を停止するが、この実施の形態では、転写ローラ16のクリーニングを行った後、感光ドラム12の回転を停止する。用紙エンドを検出すると、感光ドラム12と転写ローラ16間を、用紙の終端が通過するまでの時間T1待つ。尚、転写ローラ16は、印刷時(転写の必要な時)のみ、感光ドラム12に接触する。
【0072】
(S12)時間T1経過後、クリーニングを開始する。先ず、立ち上がり時間T2で転写ローラ16を感光ドラム12側に移動し、感光ドラム12に接触させる。この立ち上がり時間T2は、図9で説明した通常の離接速度より早い離接速度による。尚、この実施の形態では、転写ローラ16は、感光ドラム12の回転と同期して、転写駆動モータ34(図3参照)で回転している。
【0073】
(S14)転写ローラ16が、感光ドラム12に接触すると、転写クリーニングバイアス電圧をオンする。転写クリーニングバイアスは、T3時間で立ち上がり、T4時間、クリーニングが行われる。T4時間経過後、転写クリーニングバイアス電圧をオフする。転写クリーニングバイアスは、T5時間で立ち下がる。
【0074】
(S16)立ち下がり時間T6で転写ローラ16を感光ドラム12から離す。この立ち下がり時間T6も、図9で説明した通常の離接速度より早い離接速度による。
【0075】
(S18)転写ローラ16の離接動作を、n回(図12では、3回)繰り返したかを判定する。n回繰り返していない場合には、ステップS12に戻る。n回繰り返した場合には、所定時間経過後、感光ドラム12の回転を停止する。尚、図示していないが、転写ローラ16も回転を停止する。そして、用紙エンド処理を終了する。
【0076】
図13は、本発明の第1の実施の形態の用紙がない時のクリーニング処理フロー図、図14は、そのタイムチャート図である。図14を参照して、図13の処理を説明する。
【0077】
(S20)用紙がない状態で、クリーニング開始指示を受けると、感光ドラム12の回転を開始する。感光ドラム12の回転数が定常回転数になるまでの時間T1待つ。尚、転写ローラ16は、印刷時(転写の必要な時)のみ、感光ドラム12に接触する。
【0078】
(S22)時間T1経過後、クリーニングを開始する。先ず、立ち上がり時間T2で転写ローラ16を感光ドラム12側に移動し、感光ドラム12に接触させる。この立ち上がり時間T2は、図9で説明した通常の離接速度より早い離接速度による。尚、この実施の形態では、転写ローラ16は、感光ドラム12の回転と同期して、転写駆動モータ34(図3参照)で回転している。
【0079】
(S24)転写ローラ16が、感光ドラム12に接触すると、転写クリーニングバイアス電圧をオンする。転写クリーニングバイアスは、T3時間で立ち上がり、T4時間、クリーニングが行われる。T4時間経過後、転写クリーニングバイアス電圧をオフする。転写クリーニングバイアスは、T5時間で立ち下がる。
【0080】
(S26)立ち下がり時間T6で転写ローラ16を感光ドラム12から離す。この立ち下がり時間T6も、図9で説明した通常の離接速度より早い離接速度による。
【0081】
(S28)転写ローラ16の離接動作を、n回(図14では、3回)繰り返したかを判定する。n回繰り返していない場合には、ステップS12に戻る。n回繰り返した場合には、所定時間経過後、感光ドラム12の回転を停止する。尚、図示していないが、転写ローラ16も回転を停止する。そして、用紙なし時のクリーニング処理を終了する。
【0082】
このようにして、感光ドラム12に対し、転写ローラ16の離接動作を複数回繰り返すことにより、早期に、転写ローラ16の汚れをクリーニングできる。又、クリーニング時の離接速度を、通常時の速度より早くすることにより、より短時間でクリーニングできる。更に、トナーを引き付ける転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを印加することにより、より短時間でクリーニングできる。
【0083】
[第2の実施の形態]
図15及び図16は、本発明の第2の実施の形態の転写ローラの汚れ防止機構の構成図であり、図15は、その正面図、図16は、その下面図である。図15及び図16において、図1乃至図6で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
【0084】
図15及び図16に示すように、トナー保持部材50は、現像器14と転写ローラ16の間に設置される。転写ローラ16の汚れのほとんどは、転写ローラ16の両端であり、この原因は、感光ドラム12の印字領域外のかぶりトナーであり、これが、転写ローラ16に至って付着している。つまり、この印字領域外のトナーが、転写ローラ16まで来るのを防止すればよい。従って、トナー保持部材50を、用紙25の印字領域外である感光ドラム12の両側に配置し、感光ドラム12の印字領域外のトナーを保持する。
【0085】
ここで、トナー保持部材50として、クリーニングブレードのようなものを当て、排トナーとして回収する機構を付けることができる。この機構は、大掛かりな機構となる。
【0086】
図17は、本発明の第2の実施の形態の変形例の説明図である。図17に示すように、トナー保持部材50を、感光ドラム12に接触、退避する機構(図18乃至図19で後述する)を設ける。この例では、トナー保持部材50は、トナーを回収する必要がなく、印字中だけそこに来たトナーがなんらかの保持する部材によって、堆積しておくようにする。
【0087】
そして、図17に示すように、印字が終了した時に、転写ローラ16をドラム12から退避し、その時に、上記保持している部材50をドラム12から退避させる。これにより、トナー保持部材50に堆積したトナーは、必然的に、ドラム12につれ回り、ドラム12のクリーニング部18−1へ搬送され、回収される。
【0088】
また、上記保持部材50は、感光ドラム12の印字領域外に必要とされる為、用紙サイズによって位置をずらす必要がある。このため、用紙サイズを変更する機構に連動して、保持部材50を移動する機構、もしくは、用紙幅を検出して自動的に、保持部材50を移動する機構を付加する。これにより、より安定して動作できる。
【0089】
図18及び図19は、図17のトナー保持機構及び退避機構の構成例の説明図である。図18及び図19に示すように、保持部材50として、クリーニングブレード18−1に用いているウレタンもしくはシリコーンゴムブレードを利用できる。これは、クリーニングブレード18−1にも用いているように、安定した性能を得られた。
【0090】
また、保持部材50の別材料として発泡材料(スポンジ)を用いることができる。この発泡材料の保持部材50により、1万枚程度印刷した結果、この程度では問題なかった。但し、長時間の使用では、摩耗の問題が発生すると考えられるので、低コスト・低速のプリンタ装置においては、問題ないと考えられる。
【0091】
この例では、この保持部材(ブレード)50を接触、退避するため、ブレード離接モータ56と、モータ56で回転するカム54と、ブレード50を接触方向に引っ張るバネ52で構成する。
【0092】
図20は、本発明の第2の実施の形態の印刷処理におけるクリーニング処理フロー図、図21は、そのタイムチャート図である。図21を参照して、図20の処理を説明する。
【0093】
(S30)印刷開始指示を受けると、感光ドラム12の回転を開始する。感光ドラム12の回転数が定常回転数になるまでの時間T1待つ。尚、トナー保持部材50は、初期時に、感光ドラム12に接触している。
【0094】
(S32)退避していた転写ローラ16を、感光ドラム12に接触させる。
【0095】
(S34)転写ローラ16の接触後、転写バイアス電圧をオンして、転写ローラ16に印加する。
【0096】
(S36)連続媒体25を搬送しながら、感光ドラム12のトナー像を、転写ローラ16により、連続媒体25に転写し、印刷を行う。この間、トナー保持部材50は、感光ドラム12の両端のトナーを、転写ローラ16の前段で、保持するため、転写ローラ16への付着を防止できる。
【0097】
(S38)印刷終了により、転写バイアスの印加をオフする。
【0098】
(S40)次に、転写ローラ16を感光ドラム12から退避する。
【0099】
(S42)転写ローラ16の退避後、保持部材50を感光ドラム12から退避する。これにより、保持部材50に堆積されたトナーは、感光ドラム12に搬送され、クリーニングブレード18−1で回収される。
【0100】
(S44)所定時間経過後、保持部材50を感光ドラム12に接触させ、初期状態に戻す。
【0101】
(S46)そして、所定時間経過後、感光ドラム12の回転を停止し、印刷処理を終了する。
【0102】
このようにして、感光ドラムの印字領域外のトナーを転写ローラの手前で機械的に保持する保持部材を設けたので、転写ローラの汚れの大半を占める印字領域外のトナーの転写ローラへの付着を防止できる。
【0103】
又、保持部材の退避機構により、転写ローラの退避時に、保持部材を退避するため、保持部材が堆積したトナーを感光ドラムで搬送し、クリ−ナーで回収できる。
【0104】
[第3の実施の形態]
図22及び図23は、本発明の第3の実施の形態の転写ローラの汚れ防止機構の構成図であり、図22は、その正面図、図23は、その下面図である。図22及び図23において、図1乃至図6で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
【0105】
図22及び図23に示すように、転写前帯電器60を、現像器14と転写ローラ16との間に設けている。第2の実施の形態では、トナーを、転写ローラ16へこないようにすることであったが、別の方法として、かぶりトナーを、転写ローラ16に付きにくい特性に変化させるものである。
【0106】
つまり、通常のトナーの帯電は、転写バイアスとは逆極性の帯電である。これを、何らかの方法で、転写バイアスと同極性の帯電に変化させれば、電気的に、トナーは、転写ローラ16に付着しない。即ち、第2の実施の形態の保持部材50と同位置に、トナー保持部材50でなく、コロナ帯電器60を設置する。
【0107】
これにより、この部位(印字領域外)のかぶりトナーは、通常のトナー帯電極性とは逆の極性に変化する。このため、実際に、トナーが、転写ローラ16に搬送された時に、転写ローラ16に付着することはなく、汚れの発生は十分低減する。
【0108】
また、保持部材50と同様に、感光ドラム12の印字領域外にトナーを逆帯電する為、用紙サイズによって逆帯電領域をずらす必要がある。このため、用紙サイズを変更する機構に連動して、帯電器60を機械的又は電気的に移動する機構、もしくは、用紙幅を検出して自動的に、帯電器60を機械的又は電気的に移動する機構を付加する。これにより、より安定して動作できる。
【0109】
このようにして、感光ドラムの印字領域外のトナーを転写ローラの手前で、逆帯電する帯電器を設けたので、転写ローラの汚れの大半を占める印字領域外のトナーの転写ローラへの付着を防止できる。
【0110】
[第4の実施の形態]
図24は、本発明の第4の実施の形態の転写ローラの汚れ防止機構の構成図であり、図24において、図1乃至図6で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
【0111】
図24に示すように、転写ローラは、2本の転写ローラ16−1、16−2により構成され、片方の転写ローラ16−1が、感光ドラム12に接触している場合に、他方の転写ローラ16−2は、クリーニングローラ70により、クリーニングされる。そして、両ローラ16−1、16−2は、切り替えられ、転写ローラの汚れを防止する。
【0112】
ロール紙のような印刷の場合、20万枚など連続しているため、従来のように転写ローラが1本だけだと(ロールの場合)用紙が常にあるため、第1の実施の形態のように、転写ローラをドラム12に接触させて、クリーニングさせることができない。
【0113】
しかし、図24のように、転写ローラ16−1、16−2を2本(複数本)設置し、印字を行う転写ローラ16−1と、クリーニングを行っている転写ローラ16−2を持つことにより、従来のように、転写ローラのクリーニング中に、印字が出来ないなどの問題を解決できることに加え、転写ローラのクリーニングに時間をかけられると言うメリットも得られる。
【0114】
退避している側の転写ローラ16−2とクリーニングローラ70の間に電位差を設けて、クリーニングする。また、転写ローラ16−2とクリーニングローラ70との回転速度に、速度差を設けても良い。
【0115】
退避している側の転写ローラのクリーニングは、装置停止中だけでなく、印字中も行ってもよい。
【0116】
図25は、本発明の第4の実施の形態の転写ローラの汚れ防止機構の変形例の構成図、図26は、その詳細図、図27は、その切り替え動作の説明図である。
【0117】
図25及び図26に示すように、一対の転写ローラ16−1、16−2は、ベース80に、回転可能に保持されている。転写ローラ押圧バネ84は、ベース80を介し、転写ローラ16−1を感光ドラム12に押し付ける。このベース80は、転写ローラローテーションモータ38により、ベルト82を介し、回転できる。
【0118】
クリーニングローラ70は、ベルト78を介してクリーニングローラ駆動モータ76により回転される。ブレード72は、クリーニングローラ70のトナーを掻き落とし、トナー回収箱74に回収する。
【0119】
図26に示すように、転写ローラ16−1が感光ドラム12に押し付けられ、転写動作状態である時に、他方の転写ローラ16−2は、クリーニングローラ70に接触するクリーニング位置に位置する。このため、転写ローラ16−1で転写中に、他方の転写ローラ16−2をクリーニングローラ70でクリーニングできる。
【0120】
図27に示すように、転写ローラ16−1、16−2を交代する時は、転写ローラローテーションモータ38を回転し、ベース80を回転する。これにより、他方の転写ローラ16−2が感光ドラム12に押し付けられ、転写動作状態となり、一方の転写ローラ16−1は、クリーニングローラ70に接触するクリーニング位置に位置する。このため、他方の転写ローラ16−2で転写中に、一方の転写ローラ16−1をクリーニングローラ70でクリーニングできる。
【0121】
この転写ローラの交代は、印刷ジョブ間に行うと良い。図28は、本発明の第4の実施の形態の印刷処理におけるクリーニング処理フロー図、図29は、そのタイムチャート図である。図29を参照して、図28の処理を説明する。
【0122】
(S50)ジョブ停止を受けると、感光ドラム12の回転を停止する。感光ドラム12の回転が停止するまでの時間T1待つ。
【0123】
(S52)図27のように、転写ローラ16−1、16−2の入れ替えを行う。
【0124】
(S54)入れ替え後、クリーニングローラ駆動モータ76を回転し、更に、クリーニングバイアスをクリーニングローラ70に印加する。これにより、クリーニング位置の転写ローラ16−1又は16−2は、クリーニングされる。この間に、他の転写ローラ16−2又は16−1は、感光ドラム12に押し付けられるため、感光ドラム12を回転して、印刷を開始できる。
【0125】
(S56)所定のクリーニング時間経過後、クリーニングバイアスの印加をオフした後、クリーニング駆動モータ76の回転を停止する。
【0126】
このようにして、転写ローラ16−1、16−2を2本(複数本)設置し、印字を行う転写ローラ16−1と、クリーニングを行っている転写ローラ16−2を持つことにより、従来のように、転写ローラのクリーニング中に、印字が出来ないなどの問題を解決できることに加え、転写ローラのクリーニングに時間をかけられると言うメリットも得られる。
【0127】
[他の実施の形態]
図30は、本発明の他の実施の形態の画像形成装置の構成図であり、図1でしめしたものと同一のものは、同一の記号で示してある。この例は、図1のプリンタ1で、ロール紙の印刷を行うものであり、ロール紙25−1が、ロール紙供給装置90から、プリンタ1の下面を通り、トラクタ等の搬送機構27−1、27−2で搬送され、印刷される。このような用紙でも、同様に適用できる。
【0128】
前述の実施の形態の他に、本発明では、下記の変形が可能である。
【0129】
(1)連続紙を、ミシン目を持つ折り畳み用紙で説明したが、ロール用紙にも適用でき、媒体も紙に限られず、フィルム等であっても良い。又、コンピュータシステムのプリンタで説明したが、複写機、ファクシミリ等にも利用できる。
【0130】
(2)転写ローラは、スポンジローラやゴムローラ等形状がローラ形状であるもののみならず、回転ブラシや、搬送機能を有するベルト形状のものを含む。即ち、回転するものであれば、いかなる形状のものを適用できる。
【0131】
(3)転写ガイドモータと転写離接モータを、1つのモータで実現しても良い。更に、搬送モータと転写ローラ駆動モータを、1つのモータで実現しても良い。同様に、ドラムモータと転写ローラ駆動モータを、1つのモータで実現しても良い。
【0132】
(4)転写ガイドは、移動可能なもののみならず、固定であっても良い。又、連続紙の片面を印刷するのみならず、両面を印刷するプリンタにも適用できる。
【0133】
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の技術的趣旨の範囲内において、本発明は種々の変形が可能であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するものではない。
【0134】
(付記1)連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、前記転写ローラを前記像担持体から退避する退避機構と、前記転写ローラを、前記連続媒体を介し前記像担持体に接触させ、前記転写ローラにより、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、印刷処理する制御手段を有し、前記制御手段は、前記連続媒体が前記像担持体と前記転写ローラとの間に介在しない時に、前記退避機構により、前記転写ローラの前記像担持体への離接動作を複数回行い、前記転写ローラをクリーニングすることを特徴とする画像形成装置。
【0135】
(付記2)前記制御手段は、前記クリーニング時の転写ローラの離接速度を、前記印刷時の離接速度より早くなるように、前記退避手段を制御することを特徴とする付記1の画像形成装置。
【0136】
(付記3)前記制御手段は、前記クリーニング時の転写ローラの接触時に、前記トナーの極性と同極性のクリーニングバイアスを、前記転写ローラに印加するすることを特徴とする付記1の画像形成装置。
【0137】
(付記4)前記制御手段は、前記印刷処理を終了し、前記連続媒体のエンドに応じて、前記転写ローラのクリーニングを行うことを特徴とする付記1の画像形成装置。
【0138】
(付記5)前記制御手段は、クリーニング指示に応じて、前記転写ローラのクリーニングを行うことを特徴とする付記1の画像形成装置。
【0139】
(付記6)連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、前記画像形成機構と前記転写ローラとの間に設けられ、前記像担持体の印刷領域外のトナーが、前記転写ローラに付着することを、機械的に又は電気的に防止する機構とを有することを特徴とする画像形成装置。
【0140】
(付記7)前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で保持するトナー保持部材で構成されたことを特徴とする付記6の画像形成装置。
【0141】
(付記8)前記転写ローラの退避機構と、前記トナー保持部材の退避機構と、前記転写ローラを退避し、且つ前記トナー保持部材を退避し、前記トナー保持部材に保持されたトナーを前記像担持体で搬送する制御手段とを更に設けることを特徴とする付記7の画像形成装置。
【0142】
(付記9)前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で逆帯電する帯電機構で構成されたことを特徴とする付記6の画像形成装置。
【0143】
(付記10)前記防止機構は、前記連続媒体の印刷領域に応じて、前記作用する領域を変更することを特徴とする付記6の画像形成装置。
【0144】
(付記11)連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、回転する像担持体と、前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、前記連続媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写するための複数本の転写ローラと、前記転写ローラをクリーニングするクリーニング機構と、一方の前記転写ローラで、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、且つ他方の前記転写ローラを前記クリーニング機構でクリーニングする交代手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0145】
(付記12)前記交代手段は、前記一対の転写ローラの各々を、前記転写位置と前記クリーニング位置に入れ替える機構を有することを特徴とする付記11の画像形成装置。
【0146】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、連続媒体へのトナー像を転写する転写ローラの離接動作を利用して、転写ローラをクリーニングするため、クリーニング時間を短縮できる。
【0147】
又、本発明によれば、像担持体の印刷領域外のトナーの転写ローラへの付着を防止する機構を設けたため、転写ローラの汚れを未然に防止し、クリーニング時間を短縮できる。
【0148】
更に、本発明によれば、一対の転写ローラと交代機構を設けたので、印刷中に転写ローラをクリーニングでき、クリーニング時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の画像形成装置の全体構成図である。
【図2】図1の連続媒体の説明図である。
【図3】図1の構成の駆動系のブロック図である。
【図4】図3の構成の転写ローラ駆動及び退避機構の断面図である。
【図5】図4の転写ローラ駆動及び退避機構の正面図である。
【図6】図4の転写ローラ退避機構の動作説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の汚れ防止機構の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の転写ローラの離接回数と汚れ判定結果の関係図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の転写ローラの離接速度を変化した場合の転写ローラの離接回数と汚れ判定結果の関係図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態のクリーニングバイアスを印加した場合の転写ローラの離接回数と汚れ判定結果の関係図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の用紙エンド時のクリーニング処理フロー図である。
【図12】図11の印刷処理のタイムチャート図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態のクリーニング指示時のクリーニング処理フロー図である。
【図14】図13のクリーニング処理のタイムチャート図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態の正面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の下面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態の保持部材の退避動作の説明図である。
【図18】図15の保持部材の詳細構成図である。
【図19】図19の保持機構の退避動作の説明図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態の印刷処理中のクリーニング処理フロー図である。
【図21】図20の印刷処理のタイムチャート図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態の正面図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態の下面図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態の正面図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態の動作説明図である。
【図26】図24の転写ローラ交代及びクリーニング機構の詳細構成図である。
【図27】図26の交代機構の動作説明図である。
【図28】本発明の第4の実施の形態の印刷処理中のクリーニング処理フロー図である。
【図29】図28の印刷処理のタイムチャート図である。
【図30】本発明の画像形成装置の他の実施の形態の全体構成図である。
【符号の説明】
1 コントローラ
4 メカコントローラ(制御手段)
6 定着器
10 プリンタ(画像形成装置)
12 感光ドラム(像担持体)
14 現像器(画像形成機構)
16,16−1,16−2 転写ローラ
18−1 クリーニング機構
20 前帯電器
22 露光器
24 ホッパ
25 連続媒体
26 スタッカ
27−1,27−2 用紙トラクタ(搬送機構)
35 転写離接モータ(退避機構)
50 トナー保持部材
60 転写前帯電器
70 クリーニングローラ
Claims (5)
- 連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、
回転する像担持体と、
前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、
前記連続媒体を搬送する搬送手段と、
前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、
前記転写ローラを前記像担持体から退避する退避機構と、
前記転写ローラを、前記連続媒体を介し前記像担持体に接触させ、前記転写ローラにより、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、印刷処理する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記連続媒体が前記像担持体と前記転写ローラとの間に介在しない時に、前記退避機構により、前記転写ローラの前記像担持体への離接動作を複数回行い、前記転写ローラをクリーニングする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、
回転する像担持体と、
前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、
前記連続媒体を搬送する搬送手段と、
前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写する転写ローラと、
前記画像形成機構と前記転写ローラとの間に設けられ、前記像担持体の印刷領域外のトナーが、前記転写ローラに付着することを、機械的に又は電気的に防止する機構とを有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で保持するトナー保持部材で構成された
ことを特徴とする請求項2の画像形成装置。 - 前記防止機構は、前記像担持体の印刷領域外のトナーを、前記転写ローラ手前で逆帯電する帯電機構で構成された
ことを特徴とする請求項2の画像形成装置。 - 連続媒体にトナー像を形成する画像形成装置において、
回転する像担持体と、
前記像担持体にトナー像を形成する画像形成機構と、
前記連続媒体を搬送する搬送手段と、
前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写するための複数本の転写ローラと、
前記転写ローラをクリーニングするクリーニング機構と、
一方の前記転写ローラで、前記像担持体の前記トナー像を前記連続媒体に転写し、且つ他方の前記転写ローラを前記クリーニング機構でクリーニングする交代手段とを設けた
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002346999A JP4259101B2 (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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