JP2004177720A - 表示装置の表示方法および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示内容を確実に視認できると共に、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法および表示装置を提供すること。
【解決手段】自発光素子から構成される複数の画素11によって文字、記号及び絵等の画像10を表示する表示器4を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像10を任意の間隔毎に前記画素11単位で移動させるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】自発光素子から構成される複数の画素11によって文字、記号及び絵等の画像10を表示する表示器4を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像10を任意の間隔毎に前記画素11単位で移動させるものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字、記号及び絵等の画像を自発光素子からなる複数の画素によって構成される表示器によって表示する表示装置及びその表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両用表示装置においては、自発光素子であるLEDや有機EL(Electro Luminesence)素子を使用している。自発光素子をドットマトリクス型表示素子として用いる場合、自発光素子の輝度は使用時間と共に次第に劣化し、画素単位での前記表示素子の使用頻度によって表示器における表示領域に輝度ムラが発生して表示装置としての商品性が低下する。
【0003】
前記輝度ムラの防止対策として、スクリーンセイバー表示やスクロール表示による検討がなされている。(例えば、特許文献1、2参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−205611号公報
【特許文献2】
特許第3342371号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記スクリーンセイバー表示やスクロール表示では表示位置が移動すから、ドライバーが運転中に表示内容を確認する際、表示されていると思った位置に表示が無い場合があり、ドライバーは繰り返し表示内容を確認する必要があり、結果的に視認時間が長くなって運転の妨げになる場合が生じる。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するために、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法および表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させるものである。
【0008】
また、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。
【0009】
また、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻すものである。
【0010】
また、前記表示器を車両に搭載し、前記車両のキースイッチのオンもしくはオフの少なくとも一方の条件毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0011】
また、前記表示器を車両に搭載し、前記車両の走行情報を前記画像として表示すると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0012】
また、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させる制御手段を備えてなるものである。
【0013】
また、前記制御手段は、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。
【0014】
また、前記制御手段は、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻す
【0015】
また、前記制御手段は、車両のキースイッチのオンなる入力毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0016】
また、前記制御手段は、車両の走行情報を前記画像として前記表示器に表示させると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の表示装置の表示方法は、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0018】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0019】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記表示器を車両に搭載し、前記車両のキースイッチのオンもしくはオフの少なくとも一方の条件毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0020】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記表示器を車両に搭載し、前記車両の走行情報を前記画像として表示すると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0021】
また、本発明の表示装置は、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させる制御手段を備えてなるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0022】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0023】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、車両のキースイッチのオンなる入力毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0024】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、車両の走行情報を前記画像として前記表示器に表示させると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明するが、本発明の表示装置として、車両に搭載される走行距離計を例に挙げ説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施例を示す走行距離計の全体構成を示すブロック図であり、走行距離計1は、スピードセンサ2と、制御手段3と、表示器4と、駆動回路5と、IGN検出手段6とから主に構成されている。
【0027】
スピードセンサ2は、車両の車輪の回転を検出し、所定のパルス信号を制御手段3に出力するものである。
【0028】
制御手段3は、マイクロコンピュータからなるもので、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等を有する。制御手段3は、スピードセンサ2からのパルス信号を入力し、前記パルス信号を計数すると共に所定の演算処理を適宜行うことによって車両の走行距離データを求め、この走行距離データを駆動回路5に出力するものである。また、制御手段3は、後述する画像の移動処理をも実行する。
【0029】
表示器4は、自発光素子として例えば有機EL素子が用いられる。表示器4は、マトリクス状に配設した陽極線と陰極線の各交点位置に少なくとも発光層を含む有機層を挟持し、この各交点位置が画素(ドット)として構成され、陽極線と陰極線の何れか一方を走査線とし、他方をドライブ線とし、走査線を所定の周期で走査しながら、前記走査と同期して所望のドライブ線に駆動源を接続することにより、走査線とドライブ線との交点位置にある有機層が発光するように構成されたドットマトリクス型表示器である。
【0030】
駆動回路5は、制御手段3によって求められた走行距離データを表示器4によって表示可能な駆動信号に変換するものであり、ドットマトリクス型表示器4の前記走査線と前記ドライブ線を選択し、表示器4に所定の表示を行わせるための駆動ドライバである。
【0031】
IGN検出手段6は、車両のIGN(イグニッション)スイッチ7のオフ状態からオン状態への移行を検出するもので、IGNスイッチ7のオン状態を検出すると、制御手段3へ検出信号を出力する。尚、IGNスイッチ7のオン状態とは、IGNスイッチ7のオフ状態からアクセサリー電源のオン状態への移行、IGNスイッチ7のオフ状態からエンジンスタートのオン状態への移行の何れの状態であっても良い。尚、IGNスイッチ7は、一端が車両のバッテリー電源8へ、他端がIGN検出手段6へ接続されている。
【0032】
以上の各部によって走行距離計1が構成されている。次に図2を用いて本発明の作用について詳述する。図2は、表示器4における画像10表示の一部分を示すものであり、走行距離の単位「Km」を表示している。図2(a)は、表示画像10の表示パターンを示し、図2(b)、(c)は、前記表示パターンが移動した状態を示している。
【0033】
制御手段3は、IGNスイッチ7のオン入力をIGN検出手段6を介し入力すると、図2(a)の表示画像10全体を図2(b)に示すように左側方向に1ドット移動させる。次に制御手段3は、次なるIGNスイッチ7のオン入力をIGN検出手段6を介して入力すると、図2(b)の表示画像10全体を図2(c)に示すように上側方向に1ドット移動させる。
【0034】
以上説明したように、制御手段3は、IGNスイッチ7のオン入力毎(任意の間隔毎)に図2の(a)→(b)→(c)のように1ドット単位(画素11単位)で順次移動させると共に、図2(c)以後の表示画像10は図2(a)の位置に戻し、その後(b)→(c)…のようにドット単位で順次移動させる。尚、図2の(c)から(a)への表示画像10の移動については、例えば右側方向へ1ドット、そこから下側方向へ1ドット移動させることによって図2(a)の表示画像10の初期位置(基準位置)である表示位置に戻ることになる。
【0035】
かかる走行距離計1及びその表示方法は、基準箇所の表示画像10を左右方向及び上下方向へドット単位で移動させることで、自発光素子である有機EL素子からなる画素11が固定的に発光する時間が短縮できるため、表示領域における画素11単位の輝度の劣化を防止でき、表示器4における輝度ムラの発生を抑制することができる。
【0036】
尚、ドット移動量については、車両運転手が表示器4の表示画像10の表示位置が変わっていることが認識しずらい程度の移動量が適当であり、1ドットから3ドット程度が適当であるが、表示器4の表示領域の大きさや表示画像10の形態によっても左右されるため、前記表示領域の大きさ及び表示形態によって適宜変更することが望ましい。
【0037】
また、前述した実施例では、IGNスイッチ7のオン入力毎に表示画像10をドット単位で移動させるものであったが、本発明にあっては、スピードセンサ2からのセンサ入力の有無によって表示画像10を移動させるものであっても良い。具体的には、スピードセンサ2からの制御手段3へのパルス入力が、所定時間(例えば信号待ち程度の時間)経過しても入力されない場合に表示画像10をドット単位で移動させることで、表示画像10の移動頻度を増やすことが可能となり、表示器4における輝度ムラの発生を更に抑制することが可能である。また、前記パルス入力が引き続き入力されない場合には、所定時間毎にドット単位で移動させるものであっても良い。また、ドット単位で移動する時間間隔を短く設定することで、ドット単位での固定発光時間が短縮できるため、輝度ムラの抑制に更に効果的である。
【0038】
また、前述した実施例では、IGNスイッチ7のオン入力毎に表示画像10をドット単位で移動させるものであったが、本発明は、IGNスイッチ7のオフ時の表示装置としてのシステムが停止する前に、表示画像10をドット単位で移動させるものであっても良く、また、IGNスイッチ7のオン、オフ時の双方において、表示画像10をドット単位で移動させるものであっても良い。
【0039】
有機ELパネルは、モノクロドットディスプレイの他、マルチカラーあるいはフルカラーの場合であってもよく、この場合はピクセル(画素)単位で移動させることにより同様の効果を得ることができる。
【0040】
本実施例においては、自発光素子である有機EL素子について説明したが、本発明は、有機EL素子だけではなく、LED(発光ダイオード)などの自発光素子全般に応用することができる。また、車載用表示装置に限定することなく、全ての表示装置に応用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、表示内容を確実に視認できると共に、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法および表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる車両用走行距離計の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる車載用走行距離計の表示器における画像表示の一部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1 走行距離計(表示装置)
3 制御手段
6 IGN検出手段
7 IGNスイッチ
4 表示器
10 画像
11 画素
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字、記号及び絵等の画像を自発光素子からなる複数の画素によって構成される表示器によって表示する表示装置及びその表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両用表示装置においては、自発光素子であるLEDや有機EL(Electro Luminesence)素子を使用している。自発光素子をドットマトリクス型表示素子として用いる場合、自発光素子の輝度は使用時間と共に次第に劣化し、画素単位での前記表示素子の使用頻度によって表示器における表示領域に輝度ムラが発生して表示装置としての商品性が低下する。
【0003】
前記輝度ムラの防止対策として、スクリーンセイバー表示やスクロール表示による検討がなされている。(例えば、特許文献1、2参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−205611号公報
【特許文献2】
特許第3342371号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記スクリーンセイバー表示やスクロール表示では表示位置が移動すから、ドライバーが運転中に表示内容を確認する際、表示されていると思った位置に表示が無い場合があり、ドライバーは繰り返し表示内容を確認する必要があり、結果的に視認時間が長くなって運転の妨げになる場合が生じる。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するために、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法および表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させるものである。
【0008】
また、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。
【0009】
また、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻すものである。
【0010】
また、前記表示器を車両に搭載し、前記車両のキースイッチのオンもしくはオフの少なくとも一方の条件毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0011】
また、前記表示器を車両に搭載し、前記車両の走行情報を前記画像として表示すると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0012】
また、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させる制御手段を備えてなるものである。
【0013】
また、前記制御手段は、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。
【0014】
また、前記制御手段は、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻す
【0015】
また、前記制御手段は、車両のキースイッチのオンなる入力毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0016】
また、前記制御手段は、車両の走行情報を前記画像として前記表示器に表示させると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の表示装置の表示方法は、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置の表示方法であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0018】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0019】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記表示器を車両に搭載し、前記車両のキースイッチのオンもしくはオフの少なくとも一方の条件毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0020】
また、本発明の表示装置の表示方法は、前記表示器を車両に搭載し、前記車両の走行情報を前記画像として表示すると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法を提供することができる。
【0021】
また、本発明の表示装置は、自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置であって、前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させる制御手段を備えてなるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0022】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0023】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、車両のキースイッチのオンなる入力毎に前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0024】
また、本発明の表示装置は、前記制御手段によって、車両の走行情報を前記画像として前記表示器に表示させると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させるものである。このように構成したことにより、ドライバーが表示内容を確実に視認できると共に、画素を構成している自発光素子の輝度の劣化を防止して、表示装置の輝度ムラの発生を防止することができ、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置を提供することができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明するが、本発明の表示装置として、車両に搭載される走行距離計を例に挙げ説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施例を示す走行距離計の全体構成を示すブロック図であり、走行距離計1は、スピードセンサ2と、制御手段3と、表示器4と、駆動回路5と、IGN検出手段6とから主に構成されている。
【0027】
スピードセンサ2は、車両の車輪の回転を検出し、所定のパルス信号を制御手段3に出力するものである。
【0028】
制御手段3は、マイクロコンピュータからなるもので、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等を有する。制御手段3は、スピードセンサ2からのパルス信号を入力し、前記パルス信号を計数すると共に所定の演算処理を適宜行うことによって車両の走行距離データを求め、この走行距離データを駆動回路5に出力するものである。また、制御手段3は、後述する画像の移動処理をも実行する。
【0029】
表示器4は、自発光素子として例えば有機EL素子が用いられる。表示器4は、マトリクス状に配設した陽極線と陰極線の各交点位置に少なくとも発光層を含む有機層を挟持し、この各交点位置が画素(ドット)として構成され、陽極線と陰極線の何れか一方を走査線とし、他方をドライブ線とし、走査線を所定の周期で走査しながら、前記走査と同期して所望のドライブ線に駆動源を接続することにより、走査線とドライブ線との交点位置にある有機層が発光するように構成されたドットマトリクス型表示器である。
【0030】
駆動回路5は、制御手段3によって求められた走行距離データを表示器4によって表示可能な駆動信号に変換するものであり、ドットマトリクス型表示器4の前記走査線と前記ドライブ線を選択し、表示器4に所定の表示を行わせるための駆動ドライバである。
【0031】
IGN検出手段6は、車両のIGN(イグニッション)スイッチ7のオフ状態からオン状態への移行を検出するもので、IGNスイッチ7のオン状態を検出すると、制御手段3へ検出信号を出力する。尚、IGNスイッチ7のオン状態とは、IGNスイッチ7のオフ状態からアクセサリー電源のオン状態への移行、IGNスイッチ7のオフ状態からエンジンスタートのオン状態への移行の何れの状態であっても良い。尚、IGNスイッチ7は、一端が車両のバッテリー電源8へ、他端がIGN検出手段6へ接続されている。
【0032】
以上の各部によって走行距離計1が構成されている。次に図2を用いて本発明の作用について詳述する。図2は、表示器4における画像10表示の一部分を示すものであり、走行距離の単位「Km」を表示している。図2(a)は、表示画像10の表示パターンを示し、図2(b)、(c)は、前記表示パターンが移動した状態を示している。
【0033】
制御手段3は、IGNスイッチ7のオン入力をIGN検出手段6を介し入力すると、図2(a)の表示画像10全体を図2(b)に示すように左側方向に1ドット移動させる。次に制御手段3は、次なるIGNスイッチ7のオン入力をIGN検出手段6を介して入力すると、図2(b)の表示画像10全体を図2(c)に示すように上側方向に1ドット移動させる。
【0034】
以上説明したように、制御手段3は、IGNスイッチ7のオン入力毎(任意の間隔毎)に図2の(a)→(b)→(c)のように1ドット単位(画素11単位)で順次移動させると共に、図2(c)以後の表示画像10は図2(a)の位置に戻し、その後(b)→(c)…のようにドット単位で順次移動させる。尚、図2の(c)から(a)への表示画像10の移動については、例えば右側方向へ1ドット、そこから下側方向へ1ドット移動させることによって図2(a)の表示画像10の初期位置(基準位置)である表示位置に戻ることになる。
【0035】
かかる走行距離計1及びその表示方法は、基準箇所の表示画像10を左右方向及び上下方向へドット単位で移動させることで、自発光素子である有機EL素子からなる画素11が固定的に発光する時間が短縮できるため、表示領域における画素11単位の輝度の劣化を防止でき、表示器4における輝度ムラの発生を抑制することができる。
【0036】
尚、ドット移動量については、車両運転手が表示器4の表示画像10の表示位置が変わっていることが認識しずらい程度の移動量が適当であり、1ドットから3ドット程度が適当であるが、表示器4の表示領域の大きさや表示画像10の形態によっても左右されるため、前記表示領域の大きさ及び表示形態によって適宜変更することが望ましい。
【0037】
また、前述した実施例では、IGNスイッチ7のオン入力毎に表示画像10をドット単位で移動させるものであったが、本発明にあっては、スピードセンサ2からのセンサ入力の有無によって表示画像10を移動させるものであっても良い。具体的には、スピードセンサ2からの制御手段3へのパルス入力が、所定時間(例えば信号待ち程度の時間)経過しても入力されない場合に表示画像10をドット単位で移動させることで、表示画像10の移動頻度を増やすことが可能となり、表示器4における輝度ムラの発生を更に抑制することが可能である。また、前記パルス入力が引き続き入力されない場合には、所定時間毎にドット単位で移動させるものであっても良い。また、ドット単位で移動する時間間隔を短く設定することで、ドット単位での固定発光時間が短縮できるため、輝度ムラの抑制に更に効果的である。
【0038】
また、前述した実施例では、IGNスイッチ7のオン入力毎に表示画像10をドット単位で移動させるものであったが、本発明は、IGNスイッチ7のオフ時の表示装置としてのシステムが停止する前に、表示画像10をドット単位で移動させるものであっても良く、また、IGNスイッチ7のオン、オフ時の双方において、表示画像10をドット単位で移動させるものであっても良い。
【0039】
有機ELパネルは、モノクロドットディスプレイの他、マルチカラーあるいはフルカラーの場合であってもよく、この場合はピクセル(画素)単位で移動させることにより同様の効果を得ることができる。
【0040】
本実施例においては、自発光素子である有機EL素子について説明したが、本発明は、有機EL素子だけではなく、LED(発光ダイオード)などの自発光素子全般に応用することができる。また、車載用表示装置に限定することなく、全ての表示装置に応用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、表示内容を確実に視認できると共に、表示装置の輝度ムラの発生を防止し、表示装置の製品寿命を長くすることができる表示装置の表示方法および表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる車両用走行距離計の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる車載用走行距離計の表示器における画像表示の一部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1 走行距離計(表示装置)
3 制御手段
6 IGN検出手段
7 IGNスイッチ
4 表示器
10 画像
11 画素
Claims (10)
- 自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置の表示方法であって、
前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置の表示方法。 - 請求項1に記載の表示装置の表示方法であって、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置の表示方法。
- 請求項1に記載の表示装置の表示方法であって、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻すことを特徴とする表示装置の表示方法。
- 請求項1から請求項3の何れかに記載の表示装置の表示方法であって、前記表示器を車両に搭載し、前記車両のキースイッチのオンもしくはオフの少なくとも一方の条件毎に前記画像を前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置の表示方法。
- 請求項1から請求項3の何れかに記載の表示装置の表示方法であって、前記表示器を車両に搭載し、前記車両の走行情報を前記画像として表示すると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置の表示方法。
- 自発光素子から構成される複数の画素によって文字、記号及び絵等の画像を表示する表示器を備えた表示装置であって、
前記画像を任意の間隔毎に前記画素単位で移動させる制御手段を備えてなることを特徴とする表示装置。 - 請求項6に記載の表示装置であって、前記制御手段は、前記画像を上下方向及びあるいは左右方向に前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置。
- 請求項6に記載の表示装置であって、前記制御手段は、前記画像を基準位置から前記画素単位で移動させるとともに、前記画像を、前記基準位置に戻すもしくは前記基準位置の近傍に戻すことを特徴とする表示装置。
- 請求項6から請求項8の何れかに記載の表示装置であって、前記制御手段は、車両のキースイッチのオンなる入力毎に前記画像を前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置。
- 請求項6から請求項8の何れかに記載の表示装置であって、前記制御手段は、車両の走行情報を前記画像として前記表示器に表示させると共に、所定時間経過しても前記車両の車速入力が無い場合に、前記画像を前記画素単位で移動させることを特徴とする表示装置。
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