JP2004177029A - 複合熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内の省スペース化による小型化、組み付け作業の省力化及び管路配置の自由度向上と、ハウジング外での暖房端末用配管との接続作業の省力化とを共に実現し得る複合熱源機を提供する。
【解決手段】往き側ヘッダと戻り側ヘッダと両者を連結する連結部とが一体に形成された暖房ヘッダ8をハウジング9の内壁部91に取り付ける。往き側ヘッダにおいて、暖房回路6の熱交換器61からの高温水をハウジング内の内部接続口81に供給して高温端末2に分配供給する一方、内部接続口84から追い焚き用の液−液熱交換器71に熱源として供給する。膨張タンク64からの低温水を内部接続口82に供給して低温端末3に分配供給する。戻り側ヘッダにおいて、高温端末、低温端末から戻る低温水を集合して内部接続口83から膨張タンクに戻す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水循環式暖房機能及び循環される温水を熱源とする風呂の追い焚き循環加熱機能を備えた複合熱源機に関し、暖房端末に対し温水を分配・集合するためのヘッダがハウジング内に内蔵されたものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、複合熱源機として、高温端末用往きヘッダと、熱動弁付床暖房用往きヘッダと、高温端末及び床暖房用の戻りヘッダとの3種類のヘッダをハウジングの内底部に内蔵したセントラルヒーティング用熱源機が提案されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に記載のものでは次のように接続される。すなわち、加熱用の熱交換器の出湯側が上記高温端末用往きヘッダに接続され、この高温端末用往きヘッダに対しファンコンベクタ等の高温端末へ延びる配管が接続される。この高温端末で放熱されて低温となった温水を戻す配管が上記戻りヘッダに接続され、この戻りヘッダがシスターンに接続されて低温水がシスターンに戻される。このシスターンから循環ポンプにより上記熱交換器の入水側に上記低温水が戻されて循環される一方、循環ポンプの下流側で分岐されて低温水が上記熱動弁付床暖房用往きヘッダを介して床暖房器(低温端末)に供給された後、この低温端末から上記戻りヘッダを介して上記シスターンに戻される。
【0003】
一方、温水循環式暖房機能を有する複合熱源機においては、通常、次のような構成が採用されている。例えば図7に示すような給湯機能、温水循環式暖房機能及び追い焚き循環加熱機能を備えた複合熱源機においては、給湯回路50、暖房回路60及び追い焚き回路70を備えている。そして、暖房回路60上の暖房用熱交換器610で加熱された高温水が暖房回路60の高温往き管路670及び高温往きヘッダ部品Hを通して暖房用の高温端末2,2(図8参照)に供給され、放熱後の低温水が低温戻りヘッダR及びタンク戻り管路690を通して膨張タンク640に戻されるようになっている。膨張タンク640内の低温水は循環ポンプ650により低温戻り管路660を通して上記暖房用熱交換器610で再加熱されて循環される一方、循環ポンプ650の下流側位置から分岐低温管路680に分岐した上記低温水が低温端末3用の熱動弁付低温往きヘッダLで分配されて各種の低温端末3,3に供給され、放熱後の低温水が上記低温戻りヘッダR及びタンク戻り管路690を通して膨張タンク640に戻されるようになっている。また、高温端末2がOFF状態で低温端末3のみがON状態の場合に備えて高温往き管路670に出湯された高温水を膨張タンク640に直接に戻すためのバイパス管路700も設けられている。その一方、上記高温往き管路670から分岐高温管路701に分岐した高温水が追い焚き用の液−液熱交換器710に供給され、この熱交換器710に対し強制循環により供給される浴槽内の湯水が上記高温水を加熱源とする液−液熱交換により追い焚き加熱されるようになっている。
【0004】
この場合、上記熱動弁付低温往きヘッダLは図9にも示すように複合熱源機のハウジング900の内底部901に設置され、その各分配接続口が外部に露出された状態にされる一方、上記高温往き管路670の下流端の第1接続プラグ671と、タンク戻り管路690の上流端の第2接続プラグ691とは上記と同様にハウジング900の内底部901に設置され、その両接続口が外部に露出した状態にされ、この状態で製品として出荷される。そして、複合熱源機の設置現場において次のような接続作業が行われる。すなわち、上記熱動弁付低温往きヘッダLの分配接続口に対しては、低温端末3まで延びる低温用往き配管31の各上流端が直接的に接続される。一方、上記第1及び第2の両接続プラグ671,691の接続口に対しては、図10にも示すように、まず、高温往き側ヘッダ部品Hと低温戻り側ヘッダ部品Rとを上記ハウジング900に対し外部から取り付け、高温往き側ヘッダ部品Hを第1接続プラグ671に低温戻り側ヘッダ部品Rを第2接続プラグ691にそれぞれ連通接続する。つまり、熱動弁付低温往きヘッダLは複合熱源機のハウジング900に内蔵された状態で出荷されるものの、高温往き側ヘッダ部品Hと低温戻り側ヘッダ部品Rとは設置現場における現場作業により外付けされるようになっている。この後に、これら2つのヘッダ部品H,Rに対し所定の配管の接続作業が行われる。
【0005】
この配管の接続作業についてより詳細に説明すると、上記高温往き側ヘッダ部品Hの接続口に対し配管継手部材15(図10参照)の一端を接続(例えば圧入接続)し、この他端に対し高温端末2まで延びる高温用往き配管21(図8参照)の上流端を接続(例えば圧入接続)する。つまり、配管継手部材15を介して高温往き側ヘッダ部品Hの接続口と高温用往き配管21とを互いに接続する。そして、不使用の接続口には閉止プラグ16を接続(例えば圧入接続)して閉止する。加えて、上記低温戻り側ヘッダ部品Rの各接続口にも戻り配管22,32を上記と同様に配管継手部材15を用いて接続する。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−83452号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の複合熱源機においては、暖房端末が高温端末と低温端末との2種類あると、熱動弁付低温往きヘッダと、高温往きヘッダ(又はヘッダ部品)と、低温戻りヘッダ(又はヘッダ部品)との3種類のヘッダを必要とし、これらヘッダ自体の製作やそれぞれの組み付け作業が煩雑となり、コスト増大を招く結果となっている。
【0008】
又、上記の特許文献1に記載のものの如く複合熱源機のハウジング内に上記の3種類のヘッダを内蔵させると、それらの設置スペースを確保するために上記ハウジングの大型化を招くことになる上にハウジング内での管路配置の自由度が制限されることになる。その一方、図9及び図10に示すものの如くハウジング外部において高温往き側ヘッダ部品Hや低温戻り側ヘッダ部品Rを現場作業にて後付けすると、現場でのヘッダ部品H,Rの手配や、取り付け作業やを必要とし、その作業の手間や工賃が発生することになる。
【0009】
一方、複合熱源機が上記の図7の如く暖房用温水を熱源とする追い焚き循環加熱機能をも備えたものであると、熱交換器610から高温往き管路670に出湯される高温水を分岐高温管路701により分岐させて液−液熱交換器710まで導く必要があり、ハウジング900内での管路配置が複雑となり、管路配置の自由度が制限されてしまうことにもなる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハウジング内における省スペース化による小型化、組み付け作業の省力化及び管路配置の自由度向上と、ハウジング外における暖房端末の配管との接続作業の省力化とを、共に実現し得る複合熱源機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、暖房加熱部で加熱した温水をハウジング外の暖房端末との間で循環させる温水循環式暖房機能と、ハウジング内で暖房用温水の供給を受けこの暖房用温水を熱源とする追い焚き加熱部によって浴槽水を追い焚き加熱する追い焚き循環加熱機能とを備えた複合熱源機を対象として、上記ハウジングに対し、ハウジング外に臨んで上記暖房端末用配管と接続可能な複数の外部接続口と、上記暖房加熱部から供給される温水を上記追い焚き加熱部に分流供給させる内部接続口とを一体に備えた暖房ヘッダを内蔵させることとした(請求項1)。
【0012】
この本発明の場合には、追い焚き加熱部に熱源として供給する温水を暖房ヘッダの内部接続口から導き得るため、従来の暖房加熱部から分岐させて導くための分岐管路を省略することが可能になり、管路配置の自由度の向上及び省スペース化が図られる。しかも、このような内部接続口を暖房ヘッダが一体に備えているため、追い焚き加熱部へ温水を導くための管路を暖房ヘッダから独立して組み付けることができ、従来の分岐高温管路を高温往き管路と共に組み付ける場合と比べ組み付け作業も楽になる。さらに、暖房端末に温水を分配等するための暖房ヘッダがハウジングに予め取り付けられ外部接続口がハウジング外に臨んで配設されているため、暖房端末用配管との接続作業も省力化される。
【0013】
上記本発明においては、上記暖房ヘッダとして、上記内部接続口及び複数の往き側外部接続口を有し温水を暖房端末へ個別に供給するために上記往き側外部接続口に分配する往き側ヘッダと、複数の戻り側外部接続口を有し上記暖房端末から戻ってくる温水を上記戻り側外部接続口から合流する戻り側ヘッダとを備え、上記往き側外部接続口と、戻り側外部接続口とを互いに同数に設定するようにしてもよい(請求項2)。この場合には、暖房端末への温水の往き側及び戻り側の双方のヘッダがハウジングに予め取り付けられている上に、その往き側及び戻り側の双方の外部接続口の数が同数に設定されているため、暖房端末用配管との接続作業がより容易になる。この際に、上記往き側ヘッダと、戻り側ヘッダとを互いに隣接して平行に延びるように上記ハウジングに対し配設し、上記往き側外部接続口と、戻り側外部接続口とを互いに同一のピッチで配設して対応関係になるように配置することもできる(請求項3)。このようにすることにより、暖房端末が複数ある場合に一つずつの暖房端末の配管を往き側と戻り側とで対にして往き側外部接続口及び戻り側外部接続口に対し整列させて接続することが可能となり、上記の接続作業のより一層の容易化が図られる上に、配管の整列化が可能になる。
【0014】
また、上記の往き側ヘッダとして、その複数の往き側外部接続口を暖房端末の種類に応じて少なくとも2種類の温度別の温水が区分けして分配されるよう区画するようにしてもよい(請求項4)。このようにすることにより、例えば高温水を熱源とする暖房端末(高温端末)と、低温水を熱源とする暖房端末(低温端末)との2種類の暖房端末に対し、それぞれ高温水と低温水とを確実に分配供給し得ることになる。なお、上記の低温水を分配供給するように区画された往き側外部接続口には熱動弁を内蔵させるようにすればよい。
【0015】
上記の往き側ヘッダと戻り側ヘッダとは互いに独立した別個のもので構成してもよいが、両者を互いに一体に連結し、その連結部に温水を往き側ヘッダから戻り側ヘッダにバイパスさせるバイパス通路を形成するようにすることもできる(請求項5)。この場合には、一つの暖房ヘッダをハウジングに取り付けるだけで、暖房端末に対する配管接続部分の全ての組み付け作業が完了するため、組み付け作業の大幅な省力化が図られる一方、ハウジング内の省スペース化によるハウジングの大幅な小型化が図られる。さらにその上に、従来は別個に配設していたバイパス管路を省略することが可能になり、その分の省スペース化及び組み付け作業の省力化も実現される。この場合には、上記連結部に対し、上記バイパス通路に連通するように開口する水抜き口と、この水抜き口を開閉可能に閉止する水抜き栓とを設けるようにすることもできる(請求項6)。このようにすることにより、上記水抜き栓を開くことで、往き側及び戻り側の双方の水抜きを行うことが可能になり、個別に複数の水抜き栓を配設する必要がなくなる。
【0016】
以上の上記外部接続口として、暖房端末用配管と接続するための互いに異なる複数の接続形態の内から選択された2種以上の接続形態に対応する接続形状が混在するように形成してもよい(請求項7)。上記の接続形態としては、例えばOリング接続、竹の子継手接続、ねじ接続及びクリップ接続等があり、例えば複数の外部接続口の内の一部をOリング接続に対応する接続形状とし、他の一部をネジ接続に対応する接続形状(ねじ溝の形成)とし、残りをワンタッチ式のクリップ接続に対応する接続形状(外周に突出するフランジの形成)とすればよい。このようにすることにより、暖房端末用配管との接続作業において多様な接続形態に対応することが可能になる。
【0017】
また、上記外部接続口として、接続される暖房端末の種類及び/又は往き側もしくは戻り側の別を識別するため識別表示を一体に付したものとすることもできる(請求項8)。識別表示としては、例えば文字・記号・絵文字等の凹刻もしくは凸刻による刻印表示、又は、着色もしくは合成樹脂成形時の加色による色違い表示を採用すればよい。このようにすることにより、例えば往き側の外部接続口に対し高温水用か低温水用かの識別、あるいは、往き側であるは戻り側であるかの識別を容易に把握することが可能になって、接続作業の容易化及び確実化が図られることになる。なお、往き側ヘッダにおいて、上記の高温水用の外部接続口と、低温水用の外部接続口とを互いの突出長さを異ならせて段違いにすることにより、複合熱源機が例えば薄暗い所に設置されていても、高温水用か低温水用かを作業者が手で触れるだけで容易に識別することが可能となって、暖房端末用配管との接続作業を確実に行うことが可能になる。
【0018】
さらに、上記外部接続口の内のいずれかに対し、温水循環経路の圧力検査用の検圧部材を着脱可能に配設するようにしてもよい(請求項9)。外部接続口がハウジング外に臨んで配設されているため、試運転時の圧力検査をハウジングの外から実施することができ、圧力検査を容易に行うことが可能になる。しかも、暖房ヘッダの外部接続口を利用して検圧部材を配設しているため、従来はその検圧部材を他の部位に設置するために要していた部品等を省略することが可能になる上に、検査実行後は検圧部材を取り外せば暖房端末用配管を接続するための外部接続口として活用し得ることになる。
【0019】
以上の暖房ヘッダとしてはその本体を合成樹脂成形により形成し、上記接続口の内の少なくとも一部の接続口に対しシール部を、上記本体を形成する合成樹脂素材とは異なる合成樹脂素材を用いた二色成形によって上記本体と一体に形成するようにすることもできる(請求項10)。これにより、従来はシールのために用いていたOリング等を省略することが可能になり、部品省略や組み付け作業に要する手間を削減することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1〜請求項10のいずれかの複合熱源機によれば、追い焚き加熱部に熱源として供給する温水を暖房ヘッダの内部接続口から導き得るため、従来の暖房加熱部から分岐させて導くための分岐管路を省略することができ、管路配置の自由度の向上及び省スペース化を図ることができる。しかも、このような内部接続口を暖房ヘッダに一体に備えるようにしているため、追い焚き加熱部へ温水を導くための管路を暖房ヘッダから独立して組み付けることができ、従来の分岐高温管路を高温往き管路と共に組み付ける場合と比べ組み付け作業を楽に行うことができる。さらに、暖房端末に温水を分配等するための暖房ヘッダをハウジングに予め取り付けて外部接続口をハウジング外に臨んで配設させているため、暖房端末用配管との接続作業の省力化をも図ることができる。
【0021】
特に、請求項2によれば、暖房端末への温水の往き側及び戻り側の双方のヘッダがハウジングに予め取り付けられ、しかも、その往き側及び戻り側の双方の外部接続口の数を同数に設定しているため、暖房端末用配管との接続作業をより容易に行うことができる。
【0022】
請求項3によれば、接続対象の暖房端末が複数ある場合に一つずつの暖房端末の配管を往き側と戻り側とで対にして往き側外部接続口及び戻り側外部接続口に対し整列させて接続することができ、接続作業のより一層の容易化や配管の整列化を実現させることができる。
【0023】
請求項4によれば、高温水を熱源とする高温端末と、低温水を熱源とする低温端末との2種類の暖房端末に対し、それぞれ高温水と低温水とを確実に分配供給することができる。
【0024】
請求項5によれば、一つの暖房ヘッダをハウジングに取り付けるだけで、暖房端末に対する配管接続部分の全ての組み付け作業を完了させることができ、組み付け作業の大幅な省力化を図ることができる一方、ハウジング内の省スペース化によるハウジングの大幅な小型化をも図ることができる。さらにその上に、従来は別個に配設していたバイパス管路を省略することができ、その分の省スペース化及び組み付け作業の省力化をも実現させることができる。
【0025】
請求項6によれば、水抜き栓を開くことで、往き側及び戻り側の双方の水抜きを行うことができ、個別に複数の水抜き栓を配設する必要をなくして部品削減及び組み付け作業の削減を図ることができる。
【0026】
請求項7によれば、暖房端末用配管との接続作業において多様な接続形態に対応することができる。
【0027】
請求項8によれば、外部接続口に識別表示を一体に付しているため、例えば往き側の外部接続口に対し高温水用か低温水用かの識別、あるいは、往き側であるは戻り側であるかの識別を容易に把握することができ、接続作業の容易化及び確実化を図ることができる。
【0028】
請求項9によれば、検圧部材を他の部位に設置するために従来要していた部品等を省略することができる。また、検圧部材がハウジング外に臨んで配設された外部接続口に内蔵されているため、試運転時の圧力検査をハウジングの外から実施することができ、圧力検査を容易に行うことができる。そして、検査実行後は検圧部材を取り外せば暖房端末用配管を接続するための外部接続口としても活用することができる。
【0029】
請求項10によれば、シール部を二色成形により一体に形成するようにしているため、シールのために従来用いていたOリング等を省略することができ、部品省略や組み付け作業に要する手間を削減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
図1は、本発明の実施形態に係る複合熱源機を示す。この複合熱源機は、各種給湯栓1に対する給湯機能、ファンコンベクタ等の高温端末(暖房端末)2や床暖房等の低温端末(暖房端末)3に対する温水循環式暖房機能及び浴槽4の浴槽湯水に対する追い焚き循環加熱機能の各機能を有する複合熱源機である。同図において、5は給湯回路、6は暖房回路、7は追い焚き回路、8は暖房ヘッダであり、これらがハウジング9内に内蔵されている。本複合熱源機による追い焚き循環加熱機能は、暖房回路6の高温水を熱源としてその高温水と、追い焚き回路7に循環される浴槽湯水との間で液−液熱交換を行うことにより追い焚きを行うものである。なお、図1には高温端末2として1つ、低温端末3として2つをそれぞれ図示しているが、これらの数は設置現場の暖房端末の設置状況に応じてそれぞれ2つ以上あるいは3つ以上と変化するものである。
【0032】
上記給湯回路5は、給湯用熱交換器51と、この給湯用熱交換器51に水(例えば水道水)を給水する給水管路52と、上記給湯用熱交換器51を燃焼熱により熱交換加熱する給湯用バーナ53と、熱交換加熱後の湯を出湯して上記給湯栓1に給湯する給湯管路54とを備えている。
【0033】
上記給水管路52から分岐した分岐給水管路55を通して後述の膨張タンク64に注水及び補水し、また、上記給湯管路54から分岐した注湯管路56を通して追い焚き回路7に湯を注湯しこの追い焚き回路7を通して浴槽4に湯張りし得るようになっている。
【0034】
上記暖房回路6は、暖房加熱部としての暖房用熱交換器61及びこの暖房用熱交換器61を燃焼熱により熱交換加熱する暖房用バーナ62と、上記暖房用熱交換器61を通る暖房用循環路63とを備えている。
【0035】
上記暖房用循環路63は、途中に介装された膨張タンク64と、この膨張タンク64から暖房用循環ポンプ65を経て上記暖房用熱交換器61に至る戻り管路66と、暖房用熱交換器61から上記暖房ヘッダ8の高温往き側内部接続口81に至る高温往き管路67と、上記暖房用循環ポンプ65の下流側位置から分岐して上記暖房ヘッダ8の低温往き側内部接続口82に至る低温往き管路68と、上記暖房ヘッダ8の戻り側内部接続口83から上記膨張タンク64に低温水(例えば60℃の温水)を戻すタンク戻り管路69とを備えている。
【0036】
また、上記暖房ヘッダ8には、上記高温往き管路67により供給された高温水(例えば80℃の温水)を追い焚き側内部接続口84から分流させて追い焚き回路7の後述の液−液熱交換器71に供給し、熱交換後の低温水を例えば上記タンク戻り管路69に戻すことにより膨張タンク64に戻す追い焚き熱源供給管路70も配設されている。この追い焚き熱源供給管路70には図示省略の風呂用熱動弁が介装されており、この風呂用熱動弁が開いたときにのみ上記液−液熱交換器71に高温水が供給されるようになっている。
【0037】
追い焚き回路7は、追い焚き加熱部としての上記液−液熱交換器71と、この液−液熱交換器71を通る追い焚き用循環路72と、この循環路72を通して浴槽4内の湯水を循環させる追い焚き用循環ポンプ73とを備えている。そして、追い焚き用循環ポンプ73の作動により浴槽4内の湯水を追い焚き用循環路72に循環させると、上記液−液熱交換器71において、上記追い焚き熱源供給管路70からの高温水により液−液熱交換加熱されて追い焚きされるようになっている。
【0038】
上記暖房ヘッダ8は、図2に示すように往き側ヘッダ10と、これに平行に延びる戻り側ヘッダ11と、両ヘッダ10,11の一端側を連結する連結部12とが一体に形成されたものである。そして、図3〜図5にも示すように内部接続口81〜84がそれぞれ上面からハウジング9内の上方に臨んで開口し、往き側外部接続口101〜105及びこれと同数の戻り側外部接続口111〜115がそれぞれハウジング9を貫通して外部下方に突出するように、上記暖房ヘッダ8はハウジング9の底部の内壁部91に取り付けられている。なお、上記の往き側及び戻り側の各側の外部接続口の数は図例の如く5つでなくても少なくとも2つ以上であれば5つ未満でも6つ以上でもよく、これらの場合でも往き側と戻り側とを互いに同数することが好ましいが、数を異ならせてももちろんよい。また、上記の各外部接続口101〜105,111〜115はOリング接続用に平滑な内周面を有する形状に形成されているが、一部にネジ接続用のネジ溝を形成するなど他の接続形態に対応する接続形状に形成するようにしてもよい。
【0039】
上記往き側ヘッダ10は、途中で区画壁106(図3参照)により仕切られて高温往き側ヘッダ部10aと、低温往き側ヘッダ部10bとに区分けされている。高温往き側ヘッダ部10aでは高温往き側内部接続口81と連通する連通路107に対し1以上(図例では2つ)の高温往き側外部接続口101,102が分岐し、低温往き側ヘッダ部10bでは低温往き側内部接続口82と連通する連通路108に対し1以上(図例では3つ)の低温往き側外部接続口103〜105が分岐している。また、低温往き側外部接続口103〜105にはそれぞれ熱動弁13が内蔵されて連通路108と各外部接続口103〜105との間を開放・遮断の切換可能にしている。上記の高温往き側及び低温往き側の双方の外部接続口101〜105は所定ピッチで等間隔に配置されている。
【0040】
なお、上記高温往き側内部接続口81及び低温往き側内部接続口82にはそれぞれハウジング9を貫通してハウジング9の外部下方に突出する突出筒部811,821が連続して形成され、両突出筒部811,821の内部にはそれぞれ圧力検査用に手動弁タイプの検圧部材14がねじ込まれた状態で製品として出荷されるようになっている。これら検圧部材14,14は複合熱源機が実際に設置され配管との接続作業が完了した後に実施される試運転において温水循環経路(複合熱源機外の各種暖房端末に連通された往き側及び戻り側の配管により形成される経路)の内圧が所定値になるか否かの検査に用いられ、この検査が終了すれば各検圧部材14を残留しておいても、あるいは、取り外して各突出筒部811,821をネジ接続用の外部接続口の一つとして活用するようにしても、設置状況に応じていずれかにされる。
【0041】
上記往き側ヘッダ10には、その高温往き側ヘッダ部10aの高温往き側外部接続口101,102に対し配管継手部材15を介して高温往き用配管21(図1も併せて参照)の上流端が接続され、この高温往き用配管21が高温端末2まで延ばされる。また、低温往き側ヘッダ部10bの低温往き側外部接続口103〜105に対しても図示を省略するが上記と同様の配管継手部材を介して低温往き用配管31の上流端が接続され、この低温往き用配管31が低温端末3まで延ばされる。なお、不使用の外部接続口(図3では102)には閉止プラグ16が圧入されて閉止される。上記配管接続部材15は一端側である外部接続口101〜105の側がOリングを用いた接続部とされ、他端側である配管21,31側が竹の子継手部(テーパ状継手部)とされ、双方共に圧入により接続されて中央位置のフランジ部と、各外部接続口101〜105の鍔部とを跨いで挟むクリップにより抜け止めがされるようになっている。
【0042】
上記戻り側ヘッダ11は、戻り側内部接続口83に連通する連通路116(図5参照)から戻り側外部接続口111〜115が分岐しており、各戻り側外部接続口111〜115から戻ってくる低温水を連通路116にて合流させて戻り側内部接続口83からタンク戻り管路69に導出するようになっている。そして、上記戻り側内部接続口83にもハウジング9を貫通してハウジング9の外部下方に突出する突出筒部831(図4参照)が連続して形成され、この突出筒部831の内部に上記の圧力検査用の検圧部材14がねじ込まれた状態で製品として出荷されるようになっている。この戻り側ヘッダ11の戻り側外部接続口111〜115は往き側ヘッダ10の外部接続口101〜105と同じピッチで等間隔に配置され、往き側と戻り側とがそれぞれ隣接して対をなすように対応した配置とされている。
【0043】
上記戻り側ヘッダ11の各戻り側外部接続口111〜115に対しては、図示を省略するが上記と同様の配管継手部材15を介して高温端末2(図1参照)から延びる高温戻り用配管22の下流端や低温端末3から延びる低温戻り用配管32の下流端が接続され、不使用の外部接続口には閉止プラグ16(図3参照)が圧入されて閉止される。
【0044】
また、上記連結部12の内部には高温往き側内部接続口81と追い焚き側内部接続口84とを互いに連通させる連通路121が形成されている。なお、この連通路121を介して上記高温往き側内部接続口81と高温往き側ヘッダ部10aの連通路107とが互いに連通されている。
【0045】
上記連通路121は、比較的小径のバイパス通路122によって戻り側内部接続口83側とも連通されており、高温往き側内部接続口81からの供給される高温水の余剰分等が上記バイパス通路122を通して戻り側内部接続口83から膨張タンク64に戻されるようになっている。また、上記連結部12には上記連通路121の下面に連通しハウジング9を貫通して外部下方に臨んで開口する水抜き口123が形成され、この水抜き口123に対し水抜き栓124が開閉可能にねじ込まれている。つまり、水抜き栓124を外すことにより、往き側及び戻り側の双方の水抜きが行い得るようになっている。
【0046】
以上の暖房ヘッダ8は1種類の合成樹脂素材を用いた合成樹脂成形により一体に形成することができるが、シール部用に上記と異なる合成樹脂素材を併用して二色成形法によりシール部を一体に形成しOリング接続におけるOリングを省略もしくはOリングと併用するようにしてもよい。
【0047】
例えば上記の各内部接続口81〜84又は/及び各外部接続口101〜105,111〜115等の接続口の内周部に対しシール部を一体に形成すればよい。図6(a),(b),(c)に例示するように、上記の各種の接続口Jの内周部にシール部17を一体形成する。図6(a)では接続口Jの内周部に内方側に僅かに突出したシール部17を形成し、図6(b)では接続口Jの内周部に対し開口端側が厚肉で奥に行くに従い肉厚が低減するようなシール部17を形成し、図6(c)では接続口Jの奥端にシール部17を形成している。このようなシール部17の形成は、まず暖房ヘッダ8の形成用金型内に暖房ヘッダ形成用の第1の合成樹脂素材を所定の型内に一次注入した後、シール部形成用に第2の合成樹脂素材を二次注入するようにすればよい。
【0048】
以上の複合熱源機の場合、暖房回路6から2種類の温水温度の温水を使用する暖房端末2…,3…に対する往き側温水の分配供給、及び、戻り側温水の集合の全てが1つの暖房ヘッダ8を介して行うことができる上に、暖房回路6から追い焚き回路7に対する熱源としての温水供給をも上記暖房ヘッダ8を介して行うことができる。つまり、1つの暖房ヘッダ8をハウジング9の内壁部91に取り付けるという組み付け作業だけで暖房回路6からの温水の分配供給及び戻り側の合流の全ての機能を実現することができる上に、追い焚き回路7の液−液熱交換器71との接続作業も暖房ヘッダ8との間で行えば済むことになる。また、連結部12内にバイパス通路122が形成されているため、独立したバイパス管路を設ける必要もなくなる。さらに、上記連結部12に1つの水抜き口123を設けるだけで、暖房回路6内の往き側及び戻り側の双方の水抜きを行うことができるようになる。
【0049】
これにより、ハウジング9内においては必要内部スペースの省スペース化によるハウジング9の小型化、組み付け作業の省力化、及び、各種管路のハウジング9内での配置自由度の増大化を図ることができる。一方、ハウジング外においては、高温端末用往き配管21及び戻り配管22や、低温端末用往き配管31及び戻り配管32の全ての接続作業を、同じ暖房端末8から外部に露出している外部接続口101〜105,111〜115に対し行うだけで済み、その接続作業の容易化を図ることができる。
【0050】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、給湯機能、温水循環式暖房機能及び追い焚き循環加熱機能の3機能を有する複合熱源機を示したが、これに限らず、少なくとも温水循環式暖房機能及び追い焚き循環加熱機能の2機能を有する複合熱源機であれば本発明を適用することができる。
【0051】
上記実施形態では、暖房ヘッダとして、往き側ヘッダ10と、これに平行に延びる戻り側ヘッダ11と、両ヘッダ10,11の一端側を連結する連結部12とが合成樹脂成形により一体に形成されたものを示したが、これに限らず、連結部12を排して往き側ヘッダと戻り側ヘッダとを互いに独立に構成してもよい。この場合には、往き側ヘッダ側に追い焚き用内部接続口84を連通させて形成すればよい。
【0052】
上記実施形態では、往き用ヘッダ10として、高温用、低温用の2種類の温度の温水を分配供給可能な構成を示したが、これに限らず、1種類の温水を分配供給するものであってもよい。この場合には、区画壁106をなくして低温往き用内部接続口82を省略して閉止すればよい。さらに、上記区画壁106をなくし低温往き用内部接続口82を省略したとしても、高温用、低温用の2種類の温度の温水を分配供給可能にすることもできる。例えば、高温往き側内部接続口81から供給される高温水を熱動弁13の間欠開閉制御により低温端末3に対しより低温熱源を供給することも行い得る。
【0053】
上記実施形態において、往き側外部接続口101〜105及び戻り側外部接続口111〜115に対し往き側か戻り側かを識別するための識別表示(例えば凸刻の文字表示)合成樹脂成形により一体に形成するようにしてもよい。その際、往き側外部接続口101〜105の内でも、高温往き側101,102か低温往き側103〜105かをも識別するための識別表示をも一体に形成することが好ましい。さらに、識別表示によらずして物理的な長さにより識別可能としてもよい。例えば、往き側外部接続口101〜105と、戻り側外部接続口111〜115とで互いの突出長さを異ならせて作業者の視覚もしくは手で触る触覚により往き側か戻り側かの識別を行い得るようにしてもよい。加えて、往き側外部接続口101〜105の内でも、高温往き側101,102と、低温往き側103〜105とで互いに突出長さを異ならせて高温往き側か低温域側かの識別を行い得
るようにしてもよい。
【0054】
上記実施形態では、往き側内部接続口81,82に検圧部材14を内蔵させているが、この検圧部材14の内蔵を省略して代わりに逆止弁を内蔵させるようにしてもよい。この逆止弁は上記往き側内部接続口81,82を通して熱交換器61から供給される高温水及び低温水の通流を許容する一方、逆方向の通流を阻止するように配設する。このような逆止弁を配設することにより、圧力検査時に外部の暖房端末側からハウジング9内の複合熱源機側に圧力が作用することを防止することができる。
【0055】
上記実施形態では暖房ヘッダをハウジング9の内部から内壁部91に対し取り付けて各接続口101等をハウジング外に臨むように配設しているが、これに限らず、暖房ヘッダの取り付け方としてはハウジングの外部からハウジングの取り付け孔に装着して暖房ヘッダの一部をハウジング内に配置し上記各接続口をハウジング外に配置させるようにしてもよい。特許請求の範囲における暖房ヘッダをハウジングに内蔵させるという場合の「内蔵」は上記の取り付け方や配置を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用したシステム全体の模式図である。
【図2】暖房ヘッダの平面図である。
【図3】図2のA−A線における一部外観状態の断面説明図である。
【図4】図2のB−B線における断面説明図である。
【図5】図2のC−C線における一部外観状態の断面説明図である。
【図6】二色成形法により形成したシール部を示す部分断面図であり、図6(a)は凸状のシール部、図6(b)は筒壁の一部に形成したシール部、図6(c)は奥端に形成したシール部をそれぞれ示す。
【図7】従来の複合熱源機の例を示す模式図である。
【図8】図7の一部を抜き出して配管との接続状態を示す模式図である。
【図9】従来のヘッダや接続プラグのハウジングに対する組み付け態様を説明するための分解斜視図である。
【図10】従来のヘッダ部品をハウジング外部に取り付けた状態を示す一部断面説明図である。
【符号の説明】
2 高温端末(暖房端末)
3 低温端末(暖房端末)
4 浴槽
6 暖房回路
7 追い焚き回路
8 暖房ヘッダ
9 ハウジング
10 往き側ヘッダ
11 戻り側ヘッダ
12 連結部
14 検圧部材
17 シール部
21 高温往き側配管(暖房端末用配管)
31 低温往き側配管(暖房端末用配管)
22 高温戻り側配管(暖房端末用配管)
32 低温戻り側配管(暖房端末用配管)
61 暖房用熱交換器(暖房加熱部)
62 暖房用バーナ(暖房加熱部)
71 液−液熱交換器(追い焚き加熱部)
84 追い焚き側内部接続口(内部接続口)
91 内壁部
101,102 高温往き側外部接続口(往き側外部接続口)
103〜105 低温往き側外部接続口(往き側外部接続口)
111〜115 戻り側外部接続口
122 バイパス通路
123 水抜き口
124 水抜き栓
811,821 突出筒部(往き側外部接続口)
831 突出筒部(戻り側外部接続口)

Claims (10)

  1. 暖房加熱部で加熱した温水をハウジング外の暖房端末との間で循環させる温水循環式暖房機能と、ハウジング内で暖房用温水の供給を受けこの暖房用温水を熱源とする追い焚き加熱部によって浴槽水を追い焚き加熱する追い焚き循環加熱機能とを備えた複合熱源機において、
    上記ハウジングには、ハウジング外に臨んで上記暖房端末用配管と接続可能な複数の外部接続口と、上記暖房加熱部から供給される温水を上記追い焚き加熱部に分流供給させる内部接続口とを一体に備えた暖房ヘッダが内蔵されている
    ことを特徴とする複合熱源機。
  2. 請求項1記載の複合熱源機であって、
    上記暖房ヘッダとして、上記内部接続口及び複数の往き側外部接続口を有し温水を暖房端末へ個別に供給するために上記往き側外部接続口に分配する往き側ヘッダと、複数の戻り側外部接続口を有し上記暖房端末から戻ってくる温水を上記戻り側外部接続口から合流する戻り側ヘッダとを備え、
    上記往き側外部接続口と、戻り側外部接続口とが互いに同数に設定されている、複合熱源機。
  3. 請求項2記載の複合熱源機であって、
    上記往き側ヘッダと、戻り側ヘッダとは互いに隣接して平行に延びるように上記ハウジングに対し配設され、
    上記往き側外部接続口と、戻り側外部接続口とは互いに同一のピッチで配設されて対応関係になるように配置されている、複合熱源機。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の複合熱源機であって、
    上記往き側ヘッダは、その往き側外部接続口が暖房端末の種類に応じて少なくとも2種類の温度別の温水を区分けして分配し得るよう区画されている、複合熱源機。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記往き側ヘッダと戻り側ヘッダとは互いに一体に連結され、その連結部には温水を往き側ヘッダから戻り側ヘッダにバイパスさせるバイパス通路が形成されている、複合熱源機。
  6. 請求項5に記載の複合熱源機であって、
    上記連結部には、上記バイパス通路に連通するように開口する水抜き口と、この水抜き口を開閉可能に閉止する水抜き栓とが設けられている、複合熱源機。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記外部接続口は、暖房端末用配管と接続するための互いに異なる複数の接続形態の内から選択された2種以上の接続形態に対応する接続形状が混在するように形成されている、複合熱源機。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記外部接続口は、接続される暖房端末の種類及び/又は往き側もしくは戻り側の別を識別するため識別表示が一体に付されている、複合熱源機。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記外部接続口の内のいずれかには、温水循環経路の圧力検査用の検圧部材が着脱可能に配設されている、複合熱源機。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の複合熱源機であって、
    上記暖房ヘッダはその本体が合成樹脂成形により形成され、上記接続口の内の少なくとも一部の接続口にはシール部が上記本体を形成する合成樹脂素材とは異なる合成樹脂素材を用いた二色成形によって上記本体と一体に形成されている、複合熱源機。
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