JP2004174546A - 金属部材の接合方法 - Google Patents

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Koji Nomura
浩二 野村
Hisanori Nakamura
尚範 中村
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Abstract

【課題】スパッタを発生させず、また、多点で接合を行う場合であっても十分な接合強度を得ることができる金属部材の接合方法を提供すること。
【解決手段】金属部材10,11を重ね合わせて電極20,21間に加圧状態で狭持する。次いで、その状態で電極20,21間に電流を流すことにより、金属部材10と11との接合界面12の近傍に金属軟化域12を形成する。続いて、ホーン22により電極20を超音波振動させて、金属軟化域13に振動を付与することにより、金属部材10と11との接合界面12に存在する金属酸化物15を破壊する。そして、接合界面12において清浄な金属面同士を密着させて固相接合させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属部材の接合方法に関する。さらに詳細には、金属部材同士を多点において接合する場合や、異種金属同士を接合する場合にも、十分な接合強度を得ることができる金属部材の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、金属部材の接合方法として、超音波溶接法、抵抗溶接法、あるいは摩擦攪拌接合法が広く使用されている。そこで、これらの接合方法について簡単に説明する。
【0003】
まず、超音波溶接法について説明する。超音波溶接法は、図8に示すように、重ね合わせた金属部材100,101を、固定されたアンビル102とチップ103との間に加圧状態で狭持し、ホーン104によりチップ103を超音波振動させ、金属部材100,101の接合界面105に超音波振動を与えることにより接合界面105をこすり合わせ、清浄な金属同士の密着面を得て、圧接する方法である。すなわち、超音波振動(20kHz程度)に伴う両金属部材100,101の界面における摩擦現象によって、金属表面の酸化膜を破壊するとともに、塑性変形を生じさせて酸化物層のない新たな金属面同士を密着させ、摩擦熱に伴う局部的な温度上昇に起因する原子の拡散および再結晶を促進させることにより、金属部材100と101とを接合するようになっている(非特許文献1のp152−155参照)。なお、図8は、従来の超音波溶接法を説明するための図である。
【0004】
次に、抵抗溶接法について説明する。抵抗溶接法は、図9に示すように、重ね合わせた金属部材100,101を、電極110a,110b間に加圧状態で狭持し、電極110a,110b間に短時間の大電流を流して、電流の集中する電極直下における金属部材100,101の抵抗発熱と、電極110a,110bおよび金属部材100,101への熱伝導を利用することにより、金属部材100と101の接触部に碁石状の安定した溶融部111を形成させて、金属部材100と101とを接合するようになっている(非特許文献1のp110−112参照)。なお、図9は、従来の抵抗溶接法を説明するための図である。
【0005】
最後に、摩擦攪拌接合法について説明する。摩擦攪拌接合方法は、図10に示すように、重ね合わせた金属部材100,101に対して、これらより硬質な摩擦接合工具124のプローブピン125を圧入して攪拌し、攪拌部126を軟化させ、プローブピン125の基部を形成する肩部127にて押圧することによって、プローブピン125による圧入穴128を形成し、その圧入穴128の近傍において金属部材100と101とを接合するようになっている(特許文献1参照)。なお、図10は、従来の摩擦攪拌接合法を説明するための図である。
【0006】
【非特許文献1】
荒田吉明・西口公之共著「溶接法の基礎」産報出版、p110−112、p152−155
【特許文献1】
特開2001−321967号公報(第3−4頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した超音波溶接法では、金属部材100,101が自動車のボデーのような大型構造物の場合、金属部材100,101との接合界面105での発熱が不十分となり、十分な接合強度を得ることができないという問題があった。チップ103に超音波振動を与えても金属部材100,101がほとんど振動しないからである。また、超音波溶接法では、多点で接合を行う場合には2点目以降の接合において十分な接合強度を得ることができないという問題もあった。金属部材100と101とが接合されると、金属部材100,101が互いに拘束されてしまうので振動し難くなるからである。さらに、超音波溶接法では、チップ103が金属部材100に溶着しやすいという問題もあった。金属部材100,101の接合界面105よりもチップ103と金属部材100との接触部が最も昇温するからである。
【0008】
このようなことから、自動車のボデー等の大型構造物の接合には、一般的に、抵抗溶接法あるいは摩擦攪拌接合法が用いられている。しかしながら、抵抗溶接法を用いれば、金属部材100,101の接触部を溶融させるため接合強度は強いが、スパッタが発生するため溶融金属が飛散して自動車のボデー等に付着するという問題があった。また、異種金属を接合する場合には、接合界面に合金が生成されるため、安定して良好な接合状態を得ることができないという問題もあった。
【0009】
一方、摩擦攪拌接合法では、十分な接合強度を得ることができないという問題があった。プローブピン125の回転により攪拌部126に金属軟化域が形成されるが金属軟化域の温度が再結晶温度まで上昇しないため、および金属部材100と101との接触部に酸化物層が残存するためである。
【0010】
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、スパッタを発生させず、また、多点で接合を行う場合であっても十分な接合強度を得ることができる金属部材の接合方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る金属部材の接合方法は、金属部材を重ね合わせて電極間に加圧状態で狭持し、その状態で電極間に電流を流すことにより金属部材の接合界面近傍に金属軟化域を形成し、電極を超音波振動させて金属軟化域に振動を付与することを特徴とする。
【0012】
この接合方法では、まず、接合する金属部材同士を重ね合わせて電極間に加圧した状態で狭持する。そして、電極間に電流を流すことにより、電極直下における金属部材の接合界面近傍を軟化させる。つまり、金属部材の接合界面近傍を溶融させることなく、接合界面に金属軟化域を形成するのである。
【0013】
そのため、本発明に係る金属部材の接合方法においては、電極間に流す電流の値は、金属部材の接合界面における温度が金属部材の融点以下となるように設定すればよい。例えば、3kA程度の電流を電極間に流せばよい。
【0014】
このように電流値を設定することにより、金属部材が溶融することがないのでスパッタが発生しない。このため、溶融金属が飛散して自動車のボデー等に付着することがない。また、異種金属(例えば、鉄とアルミニウム)を接合させる場合などにおいて、接合界面に合金が生じない、言い換えると固相接合されるので、良好な接合状態を安定して得ることができる。
【0015】
その後、この接合方法では、金属部材の接合界面近傍に形成した金属軟化域に対して振動を与える。具体的には、電極を超音波振動させて金属軟化域に対し振動を付与する。ここで、電極に振動を与える前においては、金属部材の接合界面における温度が最も高い(図4(a)参照)。そして、金属軟化域に電極から振動を与えると、金属軟化域での振幅が大きくなるから金属軟化域において発熱する。したがって、電極と接触する金属部材表面における温度よりも、接合界面における温度の方が高くなる(図4(c)参照)。このため、電極と金属部材とが溶着し難い。そして、金属軟化域に振動を与えることにより、接合界面に存在する各金属部材の酸化物層が破壊される。そのため、接合界面においては酸化物層のない新たな金属同士が圧接されて固相接合される。
【0016】
ここで、電極の振動を、縦振動あるいはねじれ振動としてもよい。従来の超音波振動のような横振動ではなく、縦振動あるいはねじれ振動とすることにより、電極と金属部材との間で発生する摩擦熱を低減することができるため、電極と金属部材との溶着を確実に防止することができるからである。
【0017】
そして、この接合方法では、あらかじめ接合界面近傍に金属軟化域を形成しているので、多点接合を行う場合に2点目以降の接合において、金属部材同士が拘束されていても、金属軟化域には電極からの振動が伝わる。このため、接合界面において十分に発熱するので、接合界面における温度を再結晶温度まで昇温させることができる。したがって、単点接合の場合はもちろん、多点接合を行う場合であっても、十分な接合強度を得ることができる。さらに、あらかじめ接合界面近傍に金属軟化域を形成しているので、従来の超音波振動に比べて低い周波数の振動を与えればよいので、設備面でも有利である。
【0018】
また、上記問題点を解決するためになされた本発明に係る金属部材の接合方法は、金属部材を重ね合わせて加圧状態で保持し、一方の金属部材に対し、回転するプローブピンを挿入して摩擦攪拌することにより金属軟化域を形成し、プローブピンを超音波振動させることにより金属軟化域に振動を付与することを特徴とする。
【0019】
この接合方法では、まず、接合する金属部材同士を重ね合わせて加圧状態で保持する。そして、一方の金属部材に対し、回転するプローブピンを挿入して摩擦攪拌することにより金属軟化域を形成する。
【0020】
ここで、プローブピンの先端は、一方の金属部材に対してのみ挿入する、言い換えると他方の金属部材まで挿入しないことが望ましい。こうすることにより、一方の金属部材と他方の金属部材とが摩擦攪拌されることがない。したがって、異種金属を接合する場合においても、接合界面において異種金属が攪拌されることがないので合金が生成されない。このため、接合界面では良好な接合状態を安定して得ることができる。また、あらかじめ接合界面近傍に金属軟化域を形成しているので、従来の超音波振動に比べて低い周波数の振動を与えればよいので、設備面でも有利である。
【0021】
ここで、本発明に係る金属部材の接合方法において、金属部材が互いに異なる種類の金属である場合には、融点が低い方の金属部材をプローブピンが挿入される側に配置することが望ましい。こうすることにより、プローブピンの摩耗を低減することができるので、プローブピンの寿命を長くすることができるからである。
【0022】
次いで、この接合方法では、金属軟化域に対して振動を与える。具体的には、プローブピンを超音波振動させて金属軟化域に対し振動を与える。これにより、接合界面に存在する各金属部材の酸化物層が破壊される。また、摩擦攪拌により接合界面における温度がある程度昇温している状態で、さらに超音波振動を与えるため、接合界面における温度を再結晶温度まで昇温させることができる。したがって、十分な接合強度を得ることができる。ただし、従来の超音波溶接法と同様にプローブピンを横振動させると、プローブピンと金属部材とが溶着するおそれがある。
【0023】
そこで、プローブピンの振動は、縦振動あるいはねじれ振動であることが望ましい。こうすることにより、プローブピンと金属部材との接触部における摩擦熱の発生を抑制することができるため、プローブピンと金属部材との溶着を確実に防止することができるからである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の金属部材の接合方法を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態は、自動車のボデーの接合に本発明を適用したものである。
【0025】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係る接合方法は、図1に示すように、金属部材10,11を重ね合わせて電極20,21との間に加圧状態で狭持し、その状態で電極20,21間に電流を流すことにより金属部材10,11の接合界面12の近傍に金属軟化域13を形成し、電極20をホーン22により超音波振動させて金属軟化域13に振動を付与するものである。なお、図1は、第1の実施に係る接合方法を説明するための図である。
【0026】
ここで、本実施の形態における金属部材10,11としては、鉄あるいはアルミニウムが使用される。そして、本実施の形態に係る接合方法は、鉄同士の接合、アルミニウム同士の接合(以上、同種金属の接合)、あるいは鉄とアルミニウムの接合(異種金属の接合)を行うことができる。つまり、本実施の形態に係る接合方法は、同種金属の接合と異種金属の接合に適用することができる。
【0027】
次に、本実施の形態に係る接合方法を用いて、金属部材10と11とを点接合する方法について説明する。まず、2つの金属部材10,11を所定位置に配置する。そして、金属部材10と11との接合界面12を挟んで両側から電極20,21を金属部材10,11に接触させ、加圧した状態で金属部材10,11を電極20,21との間に狭持する。このとき、電極20が金属部材10に接触し、電極21が金属部材11に接触する。
【0028】
ここで、電極20には、ホーン22が接続されている。ホーン22は、図示しない振動子に直結されている。振動子は、図示しない発振器(電源)からの供給電力を機械的な振動に変換するものである。そして、ホーン22は、振動子の振幅をほとんどエネルギーの損失なく増大させるようになっている。
【0029】
次いで、電極20,21間に3kA程度の電流を流す。これにより、電極直下に位置する金属部材10と11に電流が流れる。このため、金属部材10,11の抵抗発熱と、電極20,21および金属部材10,11への熱伝導とにより、金属部材10と11との接合界面12の近傍に金属軟化域13が形成される。このとき、金属部材10と11との接合界面12には、図2に示すように、金属酸化物15が層状に存在している。したがって、このままの状態では、良好な接合状態を得ることができない。なお、図2は、金属軟化域の状態を示す拡大断面図である。
【0030】
このように、本実施の形態に係る接合方法では、従来の抵抗溶接法とは異なり、金属部材10と11との接合界面12において、金属を溶融させることはない。したがって、スパッタが発生することにより溶融金属が飛散して金属部材10,11の表面に付着することがない。
【0031】
その後、ホーン22を超音波振動させる。このとき、金属部材10と11との接合界面12の近傍に金属軟化域13が形成されている。そして、ホーン22の超音波振動が電極20を介して、金属軟化域13に伝わる。そうすると、金属軟化域13において振幅が増幅される。金属軟化域13は他の箇所に比べて流動性が高いからである。これにより、金属部材10と11の接合界面12とがこすれ合う。つまり、摩擦現象が生じる。そのため、図3に示すように、接合界面12に層状に残存していた金属酸化物15が破壊され、清浄な金属面同士を密着させることができる。なお、図3は、金属軟化域の状態を示す拡大断面図である。
【0032】
そして、清浄な金属面同士が密着した状態で、金属部材10と11の接合界面12に摩擦現象が生じるので、そこで発生する摩擦熱に伴い接合界面12の温度が上昇する。これにより、金属部材10,11の原子の拡散および再結晶が促進される。したがって、良好な固相接合が実現されるので、十分な接合強度を確保することができる。
【0033】
ここで、電極20の振動は、図1に示すように、従来の超音波溶接法と同様、横振動である。このため、金属部材10と電極20とが溶着するおそれがある。なぜなら、図4(b)に示すように、金属部材10,11内での最高温になる箇所が金属部材10と電極20との接触部であり、この部分の温度が接合界面12の温度よりも高くなるからである。
【0034】
そこで、本出願人は、金属部材10と電極20との溶着防止を図るために、金属部材10,11における温度分布に着目した。抵抗溶接法では、図4(a)に示すように、接合界面12の温度が最も高くなる。接合界面12付近での抵抗発熱量が最も多くなるからである。一方、超音波溶接法では、図4(b)に示すように、金属部材10と電極20との接触部、接合界面12、および金属部材11と電極21との接触部において温度が高くなっている。これらの箇所で摩擦熱が発生するからである。そして、その中で最も高温になるのが、金属部材10と電極20との接触部である。これは、電極20をホーン22によって振動させているので、金属部材10と電極20との接触部における摩擦熱の発生が最も多いからである。
【0035】
そして、本出願人は、図4(a)と(b)とに示すグラフを合成すれば、接合界面12における温度の方が、金属部材10と電極20との接触部における温度よりも高くなると考えた。そこで、上記したような接合方法を考え出した。すなわち、抵抗溶接法と超音波溶接法を組み合わせた接合方法である。この考えに基づき本出願人が、本実施の形態の接合方法を実施したときの温度分布の測定を行った結果、図4(c)に示すように、電極20と金属部材10との接触部の温度よりも、接合界面12の温度の方が高くなることが実証された。このことから、電極20を従来の超音波溶接法と同様に横振動させても、金属部材10と電極20とが溶着し難くなったのである。
【0036】
なお、図4は、金属部材10,11内での温度分布を示す図であり、(a)が抵抗溶接法における温度分布を示し、(b)が超音波溶接法における温度分布を示し、(c)が本実施の形態に係る接合方法における温度分布を示している。
【0037】
ここで、本実施の形態に係る接合方法では、電極20を横振動させているが、図5に示すように、ホーン22aを用いて電極20を縦振動させてもよい。これにより、金属部材10と電極20との接触部で発生する摩擦熱が低減されるので、金属部材10と電極20との溶着を確実に防止することができる。また、電極20を縦振動させる代わりにねじり振動、つまり交互に回転方向を切換ながら電極20を回転させてもよい。なお、図5は、電極を縦振動させる場合の接合方法を説明するための図である。
【0038】
続いて、金属部材10と11とを多点において接合する多点接合の方法について説明する。金属部材10,11とを多点接合する場合には、まず、上記した方法により1点目の接合を行う。次いで、接合された金属部材10,11を移動させるか、あるいは、電極20,21を移動させて、次の接合点にて電極20,21間に金属部材10,11を狭持する。その後、上記した単点接合を行う手順で接合を行う。このとき、金属部材10,11は他の箇所で点接合されているため、従来の超音波溶接法では、新たな接合界面で金属部材10と11との摩擦を生じさせることが難くなっている。なぜなら、金属部材10と11とが互いに拘束さているため、接合界面付近における振動がほとんど発生しないからである。その結果、接合界面の温度上昇が不十分、つまり再結晶温度まで達しないため、十分な接合強度を得ることができなかった。
【0039】
しかしながら、本実施の形態に係る接合方法では、電極20を超音波振動させる前に、電極20,21間に電流を流すことにより、接合界面12の近傍に金属軟化域13を形成させている。このため、金属部材10と11とが他の箇所で既に点接合され拘束されていたとしても、電極20を超音波振動させると、金属軟化域13に振動が伝わりその部分が振動する。金属軟化域13は他の箇所に比べ流動性が高いからである。そのため、接合界面12において金属部材10と11とがこすれ合い摩擦熱が発生するので、この部分の温度を再結晶温度まで上昇させることができる。これにより、多点接合を行った場合においても、十分な接合強度を得ることができる。
【0040】
以上、詳細に説明したように第1の実施の形態に係る接合方法によれば、まず、金属部材10,11を重ね合わせて電極20,21間に加圧状態で狭持し、その状態で電極20,21間に3kA程度の電流を流すことにより、接合界面12の近傍に金属軟化域13を形成する。その後、電極20をホーン22により超音波振動させて金属軟化域13に振動を付与することにより、金属部材10と11とを接合する。
【0041】
したがって、抵抗溶接法のように、金属部材が溶融することがないので、スパッタが発生しないため、溶融金属が飛散して自動車のボデー等に付着することがない。また、異種金属(本実施の形態では、鉄とアルミニウム)を接合させる場合などにおいて、接合界面12に合金が生じることなく、固相接合させることができる。さらに、接合界面12における温度が、金属部材10と電極20との接触部における温度よりも高くなるので、金属部材10と電極20とが溶着することを防止することができる。これらのことから、良好な接合状態を安定して得ることができるので、十分な接合強度を得ることができる。
【0042】
また、この接合方法では、あらかじめ接合界面12に金属軟化域13を形成しているので、多点接合を行う場合に2点目以降の接合において、金属部材同士が拘束されていても、金属軟化域13には電極20からの振動が伝わるため、接合界面12において十分に発熱するので、接合界面12の温度を再結晶温度まで昇温させることができる。したがって、単点接合の場合はもちろん、多点接合を行う場合であっても、十分な接合強度を得ることができる。
【0043】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る接合方法は、まず、図6に示すように、金属部材10,11を重ね合わせて加圧状態で受け部材32と摩擦攪拌用回転工具30とによって保持する。そして、上方に位置する金属部材10に対し、回転するプローブピン31を挿入して摩擦攪拌することにより金属軟化域33を形成する。その後、図7に示すように、プローブピン31を縦方向に超音波振動させることにより金属軟化域33に振動を付与するようになっている。なお、図6は、第2の実施の形態に係る接合方法における金属軟化域の形成方法を説明するための図である。図7は、第2の実施の形態に係る接合方法における金属軟化域の振動方法を説明するための図である。
【0044】
ここで、本実施の形態における金属部材10,11としては、第1の実施の形態と同様に、鉄あるいはアルミニウムが使用される。そして、本実施の形態に係る接合方法は、鉄同士の接合、アルミニウム同士の接合(以上、同種金属の接合)、あるいは鉄とアルミニウムの接合(異種金属の接合)を行うことができる。つまり、本実施の形態に係る接合方法でも、同種金属の接合と異種金属の接合に適用することができる。
【0045】
次に、本実施の形態に係る接合方法を用いて、金属部材10と11とを点接合する方法について説明する。まず、2つの金属部材10、11を所定位置に配置する。このとき、摩擦攪拌用回転工具30が金属部材10に接触し、受け部材32が金属部材11に接触する。
【0046】
なお、金属部材10と11とが異種金属である場合、すなわち本実施の形態では、鉄とアルミニウムの場合には、上方にアルミニウム材(金属部材10)を配置し、下方に鉄材(金属部材11)を配置する。つまり、融点が低い金属部材を上方、言い換えるとプローブピン31が挿入される側に配置する。こうすることにより、プローブピン31の摩耗が低減するため、プローブピン31の寿命を長くすることができる。
【0047】
次いで、摩擦攪拌用回転工具を30を回転させて、金属部材10に挿入されているプローブピン31の回転により、金属部材10に金属軟化域33を形成する。このとき、金属部材10と11との接合界面には、金属酸化物が層状に存在している(図2参照)。したがって、このままの状態では、良好な接合状態を得ることができない。
【0048】
そこで、摩擦攪拌用回転工具30を超音波振動させて、金属軟化域33を振動させる。そうすると、金属軟化域33において振幅が増幅される。金属軟化域33は他の箇所よりも流動性が高いからである。これにより、金属部材10と11の接合界面とがこすれ合う。つまり、摩擦現象が生じる。そのため、接合界面に層状に残存していた金属酸化物が破壊され、清浄な金属面同士を密着させることができる(図3参照)。
【0049】
そして、清浄な金属面同士が密着した状態で、金属部材10と11の接合界面に摩擦現象が生じるので、そこで発生する摩擦熱に伴い接合界面の温度が上昇する。これにより、金属部材10,11の原子の拡散および再結晶が促進される。したがって、良好な固相接合が実現されるので、十分な接合強度を確保することができる。
【0050】
ここで、摩擦攪拌用回転工具30を縦方向に振動させているので、金属部材10とプローブピン31との接触部で発生する摩擦熱が低減されるため、金属部材10とプローブピン31との溶着を確実に防止することができる。なお、摩擦攪拌用回転工具30を縦振動させる代わりにねじり振動、つまり交互に回転方向を切換ながら摩擦攪拌用回転工具30を回転させてもよい。
【0051】
続いて、金属部材10と11とを多点において接合する多点接合の方法について説明する。金属部材10,11とを多点接合する場合には、まず、上記した方法により1点目の接合を行う。次いで、接合された金属部材10,11を移動させるか、あるいは、摩擦攪拌用工具30および受け部材32を移動させて、次の接合点にて摩擦攪拌用工具30および受け部材32で金属部材10,11を狭持する。その後、上記した単点接合を行う手順で接合を行う。このとき、金属部材10,11は他の箇所で点接合されているため、従来の超音波溶接法では、新たな接合界面で金属部材10と11との摩擦を生じさせ難くなっている。なぜなら、金属部材10と11とが互いに拘束さているため、接合界面付近における振動がほとんど発生しないからである。その結果、接合界面の温度上昇が不十分、つまり再結晶温度まで達しないので、十分な接合強度を得ることができなかった。
【0052】
しかしながら、本実施の形態に係る接合方法では、摩擦攪拌用工具30を超音波振動させる前に、プローブピン31により金属部材10に金属軟化域33を形成させている。このため、金属部材10と11とが他の箇所で既に点接合され拘束されていたとしても、摩擦攪拌用回転工具30を超音波振動させると、金属軟化域33に振動が伝わりその部分が振動する。金属軟化域33は他の部分よりも流動性が高いからである。そのため、金属部材10と11との接合界面において再結晶温度まで上昇させることができる。これにより、多点接合を行った場合においても、十分な接合強度を得ることができる。
【0053】
以上、詳細に説明したように第2の実施の形態に係る接合方法によれば、まず、金属部材10,11を重ね合わせて摩擦攪拌用回転工具30と受け部材32との間に加圧状態で狭持し、その状態で摩擦攪拌用回転工具30を回転させてプローブピン31の回転により、金属部材10に金属軟化域33を形成する。その後、摩擦攪拌用回転工具30を縦方向に超音波振動させて金属軟化域33に振動を付与することにより、金属部材10と11とを接合する。
【0054】
したがって、抵抗溶接法のように金属部材10,11を溶融させないので、スパッタが発生しないため、溶融金属が飛散して自動車のボデー等に付着することがない。また、プローブピン31の先端を金属部材11まで挿入しないので、異種金属(本実施の形態では、鉄とアルミニウム)を接合させる場合において、金属部材10と11との接合界面に合金が生じることなく、固相接合させることができる。さらに、摩擦攪拌接合用回転工具30を縦方向に振動させているので、接合界面に存在する金属酸化物を破壊するとともに、金属部材10とプローブピン31とが溶着することを防止することができる。これらのことから、清浄な金属面同士を固相接合することができるため、良好な接合状態を安定して得ることができるので、十分な接合強度を得ることができる。
【0055】
また、この接合方法では、あらかじめ接合界面近傍に金属軟化域33を形成しているので、多点接合を行う場合に2点目以降の接合において、金属部材10,11同士が拘束されていても、金属軟化域33には電極からの振動が伝わるため、接合界面において十分に発熱するので、接合界面の温度を再結晶温度まで昇温させることができる。したがって、単点接合の場合はもちろん、多点接合を行う場合であっても、十分な接合強度を得ることができる。
【0056】
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記実施の形態では、本発明に係る接合方法を自動車のボデーの接合に適用した場合を説明したが、本発明に係る接合方法は、これ以外の金属部材の接合にも適用することができる。また、接合可能な金属も、鉄とアルミニウムに限られることなく、銅やマグネシウム等であってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明に係る金属部材の接合方法によれば、金属部材を重ね合わせて電極間に加圧状態で狭持し、その状態で電極間に電流を流すことにより金属部材の接合界面近傍に金属軟化域を形成し、電極を超音波振動させて金属軟化域に振動を付与するので、スパッタを発生させず、また、多点で接合を行う場合であっても十分な接合強度を得ることができる。
【0058】
また、本発明に係る別の形態に係る金属部材の接合方法によれば、金属部材を重ね合わせて加圧状態で保持し、一方の金属部材に対し、回転するプローブピンを挿入して摩擦攪拌することにより金属軟化域を形成し、プローブピンを超音波振動させることにより金属軟化域に振動を付与するので、スパッタを発生させず、また、多点で接合を行う場合であっても十分な接合強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施に係る接合方法を説明するための図である。
【図2】振動を与える前の金属軟化域の状態を示す拡大断面図である。
【図3】振動を与えた後の金属軟化域の状態を示す拡大断面図である。
【図4】金属部材内での温度分布を示す図であり、(a)は抵抗溶接法における温度分布を示し、(b)は超音波溶接法における温度分布を示し、(c)は第1の実施の形態に係る接合方法における温度分布を示している。
【図5】電極を縦振動させる場合の接合方法を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態に係る接合方法における金属軟化域の形成方法を説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態に係る接合方法における金属軟化域の振動方法を説明するための図である。
【図8】従来の超音波溶接法を説明するための図である。
【図9】従来の抵抗溶接法を説明するための図である。
【図10】従来の摩擦攪拌接合法を説明するための図である。
【符号の説明】
10,11 金属部材
12 接合界面
13 金属軟化域
15 金属酸化物
20,21 電極
22 ホーン
30 摩擦攪拌用回転工具
31 プローブピン
33 金属軟化域
32 受け部材

Claims (7)

  1. 金属部材を重ね合わせて電極間に加圧状態で狭持し、
    その状態で前記電極間に電流を流すことにより前記金属部材の接合界面近傍に金属軟化域を形成し、
    前記電極を超音波振動させて前記金属軟化域に振動を付与することを特徴とする金属部材の接合方法。
  2. 請求項1に記載する金属部材の接合方法において、
    前記電極間に流す電流の値は、前記金属部材の接合界面における温度が前記金属部材の融点以下となるように設定されることを特徴とする金属部材の接合方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載する金属部材の接合方法において、
    前記電極の振動は、縦振動あるいはねじれ振動であることを特徴とする金属部材の接合方法。
  4. 金属部材を重ね合わせて加圧状態で保持し、
    一方の金属部材に対し、回転するプローブピンを挿入して摩擦攪拌することにより金属軟化域を形成し、
    前記プローブピンを超音波振動させることにより前記金属軟化域に振動を付与することを特徴とする金属部材の接合方法。
  5. 請求項4に記載する金属部材の接合方法において、
    前記プローブピンの振動は、縦振動あるいはねじれ振動であることを特徴とする金属部材の接合方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載する金属部材の接合方法において、
    前記プローブピンの先端は、前記一方の金属部材に対してのみ挿入することを特徴する金属部材の接合方法。
  7. 請求項4から請求項6に記載するいずれか1つの金属部材の接合方法において、
    前記金属部材が互いに異なる種類の金属である場合には、融点が低い方の金属部材を前記プローブピンが挿入される側に配置することを特徴する金属部材の接合方法。
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