JP2004173920A - コールドペーパ用ホルダ - Google Patents

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JP2004173920A JP2002343613A JP2002343613A JP2004173920A JP 2004173920 A JP2004173920 A JP 2004173920A JP 2002343613 A JP2002343613 A JP 2002343613A JP 2002343613 A JP2002343613 A JP 2002343613A JP 2004173920 A JP2004173920 A JP 2004173920A
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Shigemitsu Yonezawa
成充 米澤
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YONESHIYOU KK
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Abstract

【課題】ワインディング作業の際に、コールドペーパ収納容器の床等への転落がない、また、施術者の邪魔にならず、作業性を向上させることが可能なコールドペーパ用ホルダを提供する。
【解決手段】コールドパーマ用ペーパ12を収納するコールドペーパ収納容器10を保持するコールドペーパ用ホルダ1であって、コールドペーパ収納容器10に当接して保持する容器保持部3と、容器保持部3を回動自在に支持する支持部4と、支持部4に設けられ、被係合側11に係合するための本体部2とを有し、本体部2は、容器保持部3に保持されるコールドペ−パ収納容器10の上下方向に沿って延びる係合部2c、2dを備え、係合部2c、2dは、その形状が被係合側11に対応して折り曲げ可能で、かつ被係合側11への係合時に形状保持性を有する金属部材で形成される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コールドパーマを施す場合に使用されるコールドペーパの収納容器を保持するためのコールドペーパ用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、頭髪を所望する形状にセットする場合、そのセット作業が簡単にできるように、頭髪に一定の流れを与えるため、コールドパーマをかけることが知られている。コールドパーマをかける場合は、頭髪を所定ブロックごとにまとめて、一定量の頭髪をコームでスライスして分け取り、コールドペーパをその分け取った頭髪に沿って当接させた状態とし、ロッドを使用してコールドペーパごと頭髪に巻き付け、頭髪の根元近くまでロッドで巻きつけ、輪ゴムをロッドの左右にかけてロッドを固定する作業を行う(ワインディング作業)。次に、このワインディング作業終了後、パーマ液をワインディング作業した頭髪に降りかけ、一定時間浸透させ、その後、頭髪からロッド、輪ゴムや、コールドペーパなどを取り外して頭髪を洗いコールドパーマの作業が終了する。
【0003】
図6に示すように、コールドパーマに使用されるコールドペーパ12は、専用のコールドペーパ収納容器10内に複数枚が積層された状態で収納され、作業用のワゴンの上に載置されている。そのため、施術者は前記ワインディング作業毎にコールドペーパを手にするために、不安定なワゴンの上に載置されたコールドペーパ収納容器10から、コールドペーパ12を取るため、コールドペーパ収納容器10がワゴンから床等へ転落することがある。
【0004】
前記の問題点を解決するために、施術者の身の回り範囲内に携帯可能に担持されると共に、ロール状コールドペーパを収容保持するペーパ保持部を備えた携帯理容具収納装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
登録実用新案第3021785号公報(第2頁左欄2〜8行、図1、図9)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示すように、携帯理容具収納装置110は、ロール状コールドペーパ115を収容保持するペーパ保持部114を備えた収納箱111を、肩かけベルト112及び吊りフック113で施術者の身の回り範囲内に携帯可能に担持するように構成されたものである。そのため、携帯理容具収納装置110は、その収納箱111が施術者と顧客の座っている椅子との間に配置されるため、理髪作業の邪魔になり、作業性が悪いという問題があった。また、収納箱111は、施術者等にベルト112及びフック113で携帯させるため、取り付け、取り外し作業に手間がかかってしまった。さらに、収納箱111は、施術者に携帯させることしかできず、他の顧客の担当も同時に受け持つことが多いワインディング作業において、施術者にロッド、コールドペーパ、輪ゴム等の作業に用いる器具の多くを一度に保持させることには、不都合であった。
【0007】
そこで、本発明は、このような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、ワインディング作業の際に、コールドペーパ収納容器の床等への転落がない、また、施術者の邪魔にならず、作業性を向上させることが可能なコールドペーパ用ホルダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、コールドパーマ用ペーパを収納するコールドペーパ収納容器を保持するコールドペーパ用ホルダであって、前記コールドペーパ収納容器に当接して保持する容器保持部と、前記容器保持部を回動自在に支持する支持部と、前記支持部に設けられ、被係合側に係合するための本体部とを有し、前記本体部は、前記容器保持部に保持されるコールドペ−パ収納容器の上下方向に沿って延びる係合部を備え、前記係合部は、その形状が前記被係合側に対応して折り曲げ可能で、かつ前記被係合側への係合時に形状保持性を有する金属部材で形成されるコールドペーパ用ホルダとして構成したものである。
【0009】
前記の構成において、前記係合部を有することにより被係合側にコールドペーパ用ホルダが係合する。このとき、前記係合部が被係合側に対応して折り曲げられ、かつ、その形状が保持されることにより、被係合側に本体部を介して係合されるコールドペーパ用ホルダは、その係合部の折曲形状により、係合状態の姿勢が自在となる。また、係合部が折り曲げ自在であるため、被係合側に対して、その係合部の接触面積が大きくなるように設置することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、前記係合部の断面形状は、中心点を通り直交する直線の一方が他方の直線より長く形成された長軸線を有する形状からなり、前記長軸線がその係合部の折曲方向に直交方向となるように前記支持部に設けられたコールドペーパ用ホルダとして構成したものである。
【0011】
前記の構成において、前記係合部の断面が所定形状を有することにより、係合部の折曲方向が規制され、係合部を小さな力で形成することが可能となると共に、コールドペーパ用ホルダの繰り返しの折曲による折曲癖が本体部に残り難い。
【0012】
請求項3に記載の発明では、前記本体部は、その係合部の少なくとも一部に被覆部材により形成される被覆部を有するコールドペーパ用ホルダとして構成したものである。
【0013】
前記の構成において、前記本体部の係合部が被覆部を有することにより、係合部の被係合側に対する摩擦抵抗が大きくなり、コールドペーパ用ホルダの係合力が大きくなる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、前記容器保持部は、その少なくとも一部に被覆部材により形成される被覆部を有するコールドペーパ用ホルダとして構成したものである。
【0015】
前記構成において、前記容器保持部が被覆部を有することにより、容器保持部のコールドペーパ収納容器に対する摩擦抵抗が大きくなり、コールドペーパ収納容器の保持力が大きくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はコールドペーパ用ホルダの構成及びその使用方法を示す斜視図、図2はコールドペーパ用ホルダの構成及びその使用方法を示す側面図、図3(a)はコールドペーパ用ホルダの係合部の一部を示す斜視図、(b)は(a)のA−A線の断面図、図4(a)は本体部の被覆部の応用例を示す一部を省略した側面図、(b)及び(c)は被覆部の他の応用例を示す一部を省略した斜視図、図5は支持部の構成を示めす斜視図である。
【0017】
図1に示すように、コールドペーパ用ホルダ(以下、単にホルダと称す。)1は、コールドペーパ収納容器10に当接して保持する容器保持部3と、容器保持部3を回動自在に支持する支持部4と、支持部4に設けられ被係合側(図1においてはワゴン、以下、ワゴンと称す)11に係合するための本体部2とを有するように構成されている。
【0018】
容器保持部3は、コールドペーパ収納容器10の胴体部分に沿ってライン状の部材を枠状に形成して、その枠内3aにコールドペーパ収納容器10を挿入して、その胴体部分を当接させた状態で保持するものである。そして、コールドペーパ収納容器10の胴体部分が下端に向かって断面積が減少するように傾斜しているため、容器保持部3の枠内3aにコールドペーパ収納容器10が強く保持される。この容器保持部3の形状及び大きさは特に限定されず、コールドペーパ収納容器10の形状及び大きさを考慮して設定され、通常、長方形の枠状が好ましい。また、ライン状の部材として棒状部材で周囲を取り囲んで形成されたものが好ましいが、板状部材で形成される構成であってもよい(図示せず)。また、棒状部材または板状部材の材料は特に限定されないが、その重量、強度及びコールドペーパ収納容器10に対する保持力の点から、アルミニウム合金、銅合金、ステンレス等の軽量金属、硬質プラスチック等が好ましい。また、棒状部材の断面形状は丸形、長方形等で、容器保持部3の作製しやすさから丸形が好ましい。さらに、棒状部材は中空パイプで構成されていることがより好ましい。容器保持部3をアルミニウム合金、ステンレス等からなる棒状部材で形成することが、容器保持部3及びホルダ1を軽量化する点で最も好ましい。
【0019】
また、容器保持部3は、図示しないが、後記する本体部と同様に、その少なくとも一部に合成樹脂、ゴム等の被覆部材により形成された被覆部を有することが好ましい。被覆部の構成は、後記する本体部の被覆部と同様にするのが好ましい。この被覆部を有することにより、容器保持部3のコールドペーパ収納容器10に対する摩擦抵抗が大きくなり、コールドペーパ収納容器10の保持力が大きくなる。また、コールドペーパ収納容器10が確実に保持されるので、コールドペーパ収納容器10からコールドペーパ12を取り出す際に、コールドペーパ収納容器10がコールドペーパ取出方向に動くことが防止され、コ−ルドペーパ12の取出が容易となる。その結果、施術者の作業性が向上することとなる。なお、ここでは、容器保持部3は、枠状に形成された例として示したが、フレームカゴ状、網カゴ状(図示せず)に形成することや、あるいは、プラスチック等でカップ状(図示せず)に形成しても構わない。
【0020】
図1、5に示すように、支持部4は、容器保持部3を回動自在に支持するためのヒンジ部4bと、本体部2を固定するための固定部4cとを支持部本体4aに備えている。この支持部4は、支持部本体4a前面の上端部に形成したヒンジ部4bの内側に容器保持部3を嵌め込むことによって、容器保持部3を回動自在に支持している。また、支持部4は、支持部本体4a裏面の左右両端部に形成した固定部4c、4cの内側に本体部2を嵌め込み、かしめることによって、本体部2を固定している。これにより、容器保持部3が本体部2の前面側2bに回動自在に支持され、そして、コールドペーパ収納容器10が本体部2の前面側2bに沿うように容器保持部3に保持される(図2参照)。なお、この支持部4においては、容器保持部3及び本体部2の支持、固定方法は特に限定されるものでない。
【0021】
また、図5においては、ヒンジ部4bと固定部4cは、支持部本体4aの相対する異なる面に備えられているが、支持部4の前面又は裏面の同一面に備えた構成でもよい。さらに、固定部4cにおいて、本体部を溶接、または接着剤等で接着することによって固定する構成でもよい。
【0022】
図1、2に示すように、本体部2は、ワゴン11に係合するために、コールドペーパ収納容器10の上下方向に沿って延びる係合部2c、2dを備える。この本体部2は、折り曲げ可能で、かつ、ワゴン11への係合時に形状保持性を有するライン状の部材で形成して、支持部4の固定部4cに長環状に固定するものであって、その上端部または下端部の少なくとも一方をワゴン11の形状(図1、2では把持部11a)に合わせて折り曲げて係合部2c、2dを形成し、その係合部2c、2dでワゴン11(図1、2では把持部11a)に係合するものである。この本体部2の金属部材としては、棒状部材または板状部材が好ましく、そして、軽量及び柔軟な金属、例えば、アルミニウム合金、銅合金、ステンレス等から構成され、アルミニウム合金で構成されることが好ましい。さらに、棒状部材の外径等の寸法、または板状部材の板厚等の寸法は、折曲性及び形状保持性を考慮して適宜設定する。この本体部2の形状及び大きさは特に限定されず、コールドペーパ収納容器10の形状及び大きさを考慮して設定される。この本体部2の形状は、縦長の長環状が好ましく、その上端部及び/又は下端部において対向するライン状部材の間隔が端部に行くにしたがって狭くなり先細りした形状(図示せず)であってもよい。また、本体部2は、ライン状の部材として棒状部材で形成されたものがより好ましいが、板状部材で形成されたものであってもよい(図示せず)。さらに、本体部2は、棒状部材で形成することにより、本体部2及びホルダ1の軽量化が可能となると共に、後記する係合部を形成する際に、小さな力で形成することが可能となる。なお、本体部2は、棒状部材を中空パイプで形成しても構わない。
【0023】
そして、ホルダ1の使用時には、本体部2の上端部を裏面側2aに折り曲げることにより係合部2c形成する。この係合部2cは、ワゴン11の把持部11aに係合して、ホルダ1をワゴン11に係合させる。また、係合部2cがワゴン11の把持部11aの形状に対応して折り曲げられ、かつ、その形状が保持されることにより、ワゴン11にホルダ1を係合することが簡単になると共に、係合部2cのワゴン11(把持部11a)に対する接触面積も大きくなる。そして、ホルダ1の係合力も大きくなり、ワゴン11からのホルダ1の落下も防止できる。その結果、施術者の労力が軽減されることとなる。さらに、係合部2cがワゴン11の形状に対応して折り曲げられることにより、把持部11aの形状に制限されず、施術者の作業の邪魔にならない位置をワゴン11から自由に選択してホルダ1を係合することが可能となる。その結果、施術者の作業性が向上することとなる。
【0024】
また、図2に示すように、本体部2は、前記係合部2cと対向するように、本体部2の係合部2dを裏面側2aに折り曲げて、その折曲状態を調整することが好ましい。ホルダ1がワゴン11に係合されると、この係合部2dがワゴン11の側壁等に接触して、ホルダ1のワゴン11に対する係合角度が規定される。そして、この係合部2dの折曲長さ、折曲状態を係合部2cとは異なるものとすることにより、ホルダ1のワゴン11に対する係合角度が調整され、ホルダ1に保持されたコールドペーパ収納容器10の頂部が垂直方向に対して角度θだけ前傾または後傾(図示せず)することとなる。その結果、コールドペーパ収納容器10の頂部に設けられたコールドペーパ12の取出口12aを、施術者の好みによって、適宜、前傾または後傾させることが可能となり、コールドペーパ12の取出が容易となり、施術者の作業性が向上することとなる。なお、前記折曲状態には、本体部2の下端部を折り曲げない状態も含み、その場合であっても前記と同様の作用効果を有する。また、前記角度θには、ホルダ1がワゴン11の側壁と平行で、前傾または後傾していない(ホルダ1が垂直に係止されている)θ=0度の場合を含む。
【0025】
なお、被係合側としてワゴンを例にとって説明したが、本発明においては、施術者の身の回りに設置でき、ホルダ1を係合可能な部位を備えたものであれば、例えば、施術者のベルトなどのワゴン以外のものでも構わない。
【0026】
また、図1、2において、係合部2c、2dは本体部2と同一部材で一体に作製されているが、係合部と本体部を別部材として作製し、その後、本体部に係合部を接合した構成でもよく(図示せず)。さらに、前記のように本体部と係合部を一体に作製する際に、係合部のみを自在に折り曲げ可能で、かつ形状保持性を有する部材で作製した構成であっても良い(図示せず)。
【0027】
また、図3(b)に示すように、係合部2c、2dの断面形状は、中心点を通り直交する直線の一方が他方の直線より長く形成された長軸線L1を有する形状からなり、長軸線L1が、その係合部2c、2dの折曲方向に直交方向となるように支持部4に設けられている(図1参照)。そして、係合部2c、2dの断面形状は、長軸線L1を有する断面形状であれば特に限定されず、例えば、楕円形状、小判形状、長方形状が好ましい。前記のように、係合部2c、2dが棒状部材(中空パイプ)で形成されることが好ましい点、係合部2c、2dの作製のしやすさの点から楕円形状がより好ましい。また、長軸線L1と短軸線L2の比率は、特に限定されず、係合部2c、2dの折曲力および形状保持性を考慮して設定される。
【0028】
この断面形状により、本体部2に係合部2c、2dを形成する際に、本体部2の折曲方向が規制され、小さな力で折り曲げることが可能となる。また、この断面形状により、ホルダ1の繰り返しの折曲による折曲癖が本体部2に残り難くなる。その結果、本体部2が凹凸になる等の外観不良の発生を防止できる。また、ホルダ1の使用方法としては、本体部2の上下端部を折り曲げて係合部2c、2dをワゴン11(把持部11a)に対応させて係合し、そして、ホルダ1を使用しないときには、コールドペーパ収納容器10のみをその容器保持部3から抜き出してもよい。
【0029】
また、図3(a)、(b)に示すように、本体部2は、その少なくとも係合部2c、2dに被覆部材により形成された被覆部22を有することが好ましい。さらに、本体部2の全体が被覆部材で被覆されていることがより好ましい。そして、被覆部22の形態は、本体部2(図3では棒状部材21)の表面外周を均一に被覆部材で被覆することが好ましく、その厚みは、例えば、0.1〜5.0mmであり、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂、ゴム等の摩擦抵抗が大きくなる材料で被覆することが好ましい。
【0030】
また、被覆方法としては、例えば、加熱溶融した被覆部材中に本体部2を浸漬することや、スプレーノズルから被覆部材を噴射することや、刷毛で被覆部材を塗布する方法等が用いられる。被覆部22の被覆状態は、フラットに形成する構成でもよいし、また、図4(a)に示すように、ワゴン11の把持部11a(図1参照)に当接する側に鋸歯状の凹凸部22aを形成する構成でもよい。また、被覆部の長手方向にストライプ状の凹凸部を形成する構成でもよい(図示しない)。また、図4(b)、(c)に示すように、被覆部22表面に丸孔22bまたは丸凸部22cを所定位置に備えた構成でもよい。また、丸孔また丸凸部は、その形状を三角形、四角形、五角形等の多角形にすることや、その位置をアトランダムにする構成でもよい(図示せず)。さらに、被覆部を被覆直後に、その表面を刷毛等で撫でつけるなどすることで被覆部表面を荒らすことや、被覆部材の溶解液中に粒状の他部材を混入し、その溶解液中に本体部を浸漬することで被覆部に凹凸を形成する構成でもよい(図示せず)。
【0031】
このような被覆部22を係合部2cが有することにより、ワゴン11の把持部11aに対する係合部2cの摩擦抵抗が大きくなり、ホルダ1の係合力が大きくなる。その結果、施術者のワゴン11への接触等があっても、ホルダ1がワゴン11の把持部11aから外れて床等に落下することが防止される(図2参照)。また、係合部2dが被覆部を有することにより、ワゴン11の側壁等に対する係合部2dの摩擦抵抗によって、ホルダ1のワゴン11対する係合角度が安定する(図2参照)。さらに、係合部2cのみに被覆部を有し、係合部2dには被覆部がない構成でもよい。
【0032】
次に、本発明のホルダ1の使用方法について、図1、2に基づき説明する。
(1)頭髪のカッティング作業終了後、カッティング作業に使用したハサミ、櫛等をワゴン11の上から片付ける。
(2)コールドパーマに使用するロッド、コールドペーパ12、輪ゴム、パーマ液、頭髪カバー、洗髪液等をワゴン11の上に準備する。なお、コールドペーパ12は、コールドペーパ収納容器10内に収納されたものを準備する。
(3)コールドパーマのワインディング作業に入る前に、作業の邪魔にならず、ホルダ1を係合できる場所をワゴン11から選ぶ、図1、2においては把持部11aである。
(4)把持部11aの形状に合わせて、ホルダ1の本体部2の上端部を折り曲げて、係合部2cを把持部11aに合わせる。把持部11aと係合部2cを係合して、ワゴン11にホルダ1を係合する。
(5)ホルダ1の容器保持部3を回動して、その枠内3aにコールドペーパ収納容器10を挿入して当接保持する。なお、前記(4)の本体部2の折曲作業の前に行なってもよい。
(6)コールドペーパ収納容器10の上端部の取出口12aから、コールドペーパ12の先端を取り出す。この際、コールドペーパ12の取出作業がしやすいように、係合部2cの形態を調整して、ホルダ1の前傾または後傾の角度θを調整する。必要であれば、ホルダ1の下端部を折り曲げて係合部2dを形成し、両係合部2c、2dの形態を調整して、ホルダ1の角度θを決めてもよい。
(7)ワイディング作業に入り、必要であれば、適宜、前記(6)と同様にしてホルダ1の角度θを調整してもよい。
(8)ワインディング作業終了後、パーマ、洗髪を行い、コールドパーマを終了する。終了後、ホルダ1をワゴン11から外す。コールドペーパ収納容器10を容器保持部3から外し、所定場所に戻し保管する。
(9)ホルダ1の係合部2cまたは係合部2dを折り戻して、本体部2をフラットの状態にして、ホルダ1を所定場所に戻し保管する。
【0033】
【発明の効果】
以上の通り構成される本発明によれば、以下の効果を奏する。
(1)本発明においては、本体部が、ワゴン等の被係合側に対応した形状に折り曲げ可能で、かつ形状保持性を有する係合部を備えることにより、コールドペーパ用ホルダが、ワゴン等に簡単に係合されると共に、コールドペーパ用ホルダの床等への落下が防止される。その結果、施術者の労力を軽減することができた。また、施術者の邪魔にならず、コールドペーパ収納容器の垂直方向における傾きが自由に選択され、コ−ルドペーパの取出が容易となる。その結果、施術者の作業性も向上させることができた。
【0034】
(2)また、本発明においては、係合部の断面形状を規定することによって、コールドペーパ用ホルダの係合のための本体部の折曲が容易となると共に、コールドペーパ用ホルダの本体部に、折曲に起因した外観不良が発生することを防止できた。
【0035】
(3)また、本発明においては、本体部に被覆部を有することにより、施術者のワゴン等への接触等があっても、コールドペーパ用ホルダがワゴン等から落下することを防止でき、施術者の労力を軽減することができた。
【0036】
(4)また、本発明においては、容器保持部に被覆部を有することにより、コールドペーパ収納容器が確実にコールドペーパ用ホルダに保持され、コールドペーパ収納容器からのコールドペーパの取出が容易となり、施術者の作業性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコールドペーパ用ホルダの構成及びその使用方法を示す斜視図である。
【図2】本発明のコールドペーパ用ホルダの構成及びその使用方法を示す側面図である。
【図3】(a)は本発明の係合部の斜視図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。
【図4】(a)は本発明の本体部の被覆部の応用例を示す一部を省略した側面図、(b)及び(c)は被覆部の他の応用例を示す一部を省略した斜視図である。
【図5】本発明の支持部の構成を示す斜視図である。
【図6】コールドペーパ収納容器の斜視図である。
【図7】従来の携帯理容具収納装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コールドペーパ用ホルダ
2 本体部
2a 裏面側
2b 前面側
2c、2d 係合部
21 棒状部材
22 被覆部
22a 鋸歯状の凹凸部
22b 丸孔
22c 丸凸部
3 容器保持部
3a 枠内
4 支持部
4a 支持部本体
4b ヒンジ部
4c 固定部
10 コールドペーパ収納容器
11 被係合側(ワゴン)
11a 把持部
12 コールドペーパ
12a 取出口
L1 長軸線
L2 短軸線

Claims (4)

  1. コールドパーマ用ペーパを収納するコールドペーパ収納容器を保持するコールドペーパ用ホルダであって、
    前記コールドペーパ収納容器に当接して保持する容器保持部と、
    前記容器保持部を回動自在に支持する支持部と、
    前記支持部に設けられ、被係合側に係合するための本体部とを有し、
    前記本体部は、前記容器保持部に保持されるコールドペ−パ収納容器の上下方向に沿って延びる係合部を備え、前記係合部は、その形状が前記被係合側に対応して折り曲げ可能で、かつ前記被係合側への係合時に形状保持性を有する金属部材で形成されることを特徴とするコールドペーパ用ホルダ。
  2. 前記係合部の断面形状は、中心点を通り直交する直線の一方が他方の直線より長く形成された長軸線を有する形状からなり、前記長軸線がその係合部の折曲方向に直交方向となるように前記支持部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のコールドペーパ用ホルダ。
  3. 前記本体部は、その係合部の少なくとも一部に被覆部材により形成される被覆部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコールドペーパ用ホルダ。
  4. 前記容器保持部は、その少なくとも一部に被覆部材により形成される被覆部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコールドペーパ用ホルダ。
JP2002343613A 2002-11-27 2002-11-27 コールドペーパ用ホルダ Pending JP2004173920A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016198510A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 裕樹 森田 器具収納スタンド
JP2017113060A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 東洋理研株式会社 理美容用作業台

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