JP2004173774A - レーザ治療装置 - Google Patents

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Kenichiro Makino
健一郎 牧野
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Abstract

【課題】出射端においてレーザ光軸がずれることなく、高出力から低出力まで安定してレーザ光を出力できるレーザ治療装置を提供すること。
【解決手段】治療用レーザ光源からのレーザ光を治療部位に照射するレーザ治療装置において、少なくとも1枚の斜設されたビームスプリッタを含む複数の光学素子からなり、複数の光学素子は最終の光学素子端でのレーザの中心軸が一定であるように調整されているレーザ光減衰手段と、該レーザ光減衰手段を光路に挿脱する駆動手段と、設定されたレーザ照射条件の信号に基づいて該駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者の治療部位にレーザ光を照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
患者の治療部位にレーザ光を照射することにより治療を行うレーザ治療装置として、患者のシワ、アザ、シミ等を除去するために、赤外域に波長を持つCO2 レーザ(炭酸ガスレーザ)を使用したレーザ治療装置が知られている。CO2レーザ治療装置は、皮膚の切開用にレーザメスとしても使われ、最近では、歯科、耳鼻科等でも使用されるようになってきた。レーザメスとしてのCO2レーザは高出力(10〜15W)であり、シワ、アザ、シミ、ホクロ除去等の形成治療用は中出力(5〜10W)、歯科、耳鼻科等で使用されるCO2レーザは低出力(1〜5W)である。
レーザ光路中に2枚のビームスプリッタを切り替えて挿脱し、低出力と高出力の両方の治療を行う治療機もある。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭59−161085号公報(第2、3頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2枚のビームスプリッタを切り替えて挿脱すると、高出力か低出力のどちらかしか安定して出力できないという問題があった。
また、レーザ光路中に板状のビームスプリッタを挿脱すると、出射端においてレーザ光軸がずれるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を鑑み、出射端においてレーザ光軸がずれることなく、高出力から低出力まで安定してレーザ光を出力できるレーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 治療用レーザ光源からのレーザ光を治療部位に照射するレーザ治療装置において、少なくとも1枚の斜設されたビームスプリッタを含む複数の光学素子からなり、複数の光学素子は最終の光学素子端でのレーザの中心軸が一定であるように調整されているレーザ光減衰手段と、該レーザ光減衰手段を光路に挿脱する駆動手段と、設定されたレーザ照射条件の信号に基づいて該駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の治療用レーザ光源において、前記レーザ光減衰手段及びレーザ光減衰手段を光路に挿脱する駆動手段は複数設けられ、設定されたレーザ照射条件の信号に基づいて光路に挿脱する前記レーザ光減衰手段の組合せを決定し、前記複数の駆動手段を制御する組合せ制御手段、を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を説明する。図1は本実施例であるレーザ治療装置の外観略図、図2は制御系と光学系の構成を示した要部ブロック図を示す。
1はレーザ装置本体であり、レーザ装置本体1内には制御部20、治療用レーザ光源21、エイミング光源22、導光光学系等が収納されている。本実施例では、治療用レーザ光源21として赤外レーザ光束を出射するCO2 レーザ光源を使用し、エイミング光源22としては可視の赤色光を出射する半導体レーザを使用している。
2は多関節アーム部、3はハンドピース、7はレーザ照射条件等の各種設定条件を入力するためのコントロールパネル、8はトリガ信号を発信させるためのフットスイッチである。
【0008】
多関節アーム部2は数本の剛体管が駆動可能なように関節部によって連結されており、術者はハンドピース3を自由に移動させることができる。多関節アーム部2の各関節部にはミラーが配置されており、レーザ装置本体1内でミラーにより同軸にされた治療用レーザ光及びエイミング光を多関節アーム部2内を通過させてハンドピース3まで導光する。ハンドピース3の内部は、レーザ光が導光されるように中空に形成されており、集光レンズ13が内部に固定されている。集光レンズ13はレーザ光の焦点を患部で結ぶ役目をしている。また、ハンドピース3は多関節アーム部2から取り外し、レーザスポットを2つのガルバノミラーにより走査するスキャナタイプのハンドピース等、異なる種類のハンドピースに付け替え可能である。
【0009】
41、42はレーザ光を減衰させるための光学素子であるビームスプリッタであり、ハの字状に配置され、2枚合わせてレーザの透過率は50%である。40はビームスプリッタ41、42を回転させるモータである。43、44はビームスプリッタ41、42で反射されたレーザ光を吸収する吸収体である。レーザ光が直接当たる吸収面はレーザ光が反射しないように波状になっている。吸収体43、44はアルミニウムで作成されており、吸収されたレーザ光の光エネルギーは熱として放熱される。同様に、46、47はビームスプリッタであり、ハの字状に配置され、2枚合わせてレーザの透過率は30%である。45はビームスプリッタ46、47を回転させるモータであり、48、49はビームスプリッタ46、47で反射されたレーザ光を吸収する吸収体である。モータ40、45は、制御部20によって回転制御され、コントロールパネル7で設定されるレーザ出力の大きさにより、ビームスプリッタ41、42もしくはビームスプリッタ46、47、又はその両方がレーザ光軸L1上に挿脱される。図3に示すように、ビームスプリッタ41、42はハの字状に斜いて配置されている。この場合、ビームスプリッタ41、42は同形状、同材質で同じ物である。ビームスプリッタ41、42はホルダ39によってモータ40の軸40aに取り付けられている。レーザ光軸L1とモータ40の軸40aは平行である。また、ビームスプリッタ41へのレーザ光の入射角θ1とビームスプリッタ42へのレーザ光の入射角θ2は、図3に示すように等しい。ビームスプリッタ46、47についてもその配置はビームスプリッタ41、42と同様である。ビームスプリッタが1枚であると光軸ずれを起こすため、このように2枚のビームスプリッタをハの字状に配置することにより、光軸ずれを防止している。
【0010】
27は出力センサであり、ビームスプリッタ26によりレーザ光源21から出射されたレーザ光の一部を取出してレーザ出力を検知する。出力センサ27からの信号は、制御部20へ送られ、制御部20の治療用レーザ光源21の出力調整機能、異常な場合に出射停止するなどの監視機能に使用される。29はシャッタであり、レーザ光源21から本体1外部へのレーザ光経路を開閉する。25は治療用レーザを反射しエイミング光を透過するダイクロイックミラーである。
【0011】
以上のような構成を備える装置において、その動作を説明する。術者は、コントロールパネル7上のスイッチにより、レーザ照射条件を設定する。レーザ出力値は、コントロールパネル7上のスイッチ33によって設定する。
【0012】
制御部20は、レーザ出力設定値によって、ビームスプリッタ41、42とビームスプリッタ46、47の挿脱の組合せおよびレーザ光源21の出力を制御する。ビームスプリッタの挿脱は、制御部20によってモータ40、45を回転制御することによって行われる。本装置のレーザ光源21は6〜15Wで安定したレーザ出力が得られる。このため、図4に示すように、レーザ光源21の出力は6〜15Wの出力範囲を利用し、ビームスプリッタの挿脱を組合せて、ハンドピース3からのレーザ最終出力が低出力(1W)から高出力(15W)まで得られるようにしている。具体的に説明すると以下のように制御を行っている。図4のグラフ中で低出力P1の場合は、ビームスプリッタ41、42(透過率50%)とビームスプリッタ46、47(透過率30%)の両方をレーザ光軸L1上に挿入し、レーザ光の透過率を15%とし、レーザ最終出力1〜2.2Wの範囲の治療を行う。低出力P2の場合は、ビームスプリッタ46、47(透過率30%)のみをレーザ光軸L1上に挿入し、レーザ最終出力2.2〜4.5Wの範囲の治療を行う。中出力P3の場合は、ビームスプリッタ41、42(透過率50%)のみをレーザ光軸L1上に挿入し、レーザ最終出力4.5〜7.7Wの範囲の治療を行う。高出力P4の場合は、ビームスプリッタをレーザ光軸L1上に挿入せず、レーザ最終出力7.7〜15Wの範囲の治療を行う。つまり、コントロールパネル7上のスイッチ33によって設定されたレーザ出力設値が、1〜2.2Wの場合は低出力P1、2.2〜4.5Wの場合は低出力P2、4.5〜7.7Wの場合は中出力P3、4.5〜7.7Wの場合は高出力P4となるように制御する。
【0013】
照射条件の設定後、術者はREADY /STANDBY スイッチ30を押して装置の動作状態をSTANDBY 状態からREADY 状態に切換える。READY 状態に切換えられたら、制御部20はこれらの信号をトリガとして、レーザ光源21からレーザ光をテスト出射し、出力調整を実行する。このとき、レーザ導光路はシャッタ29により遮断されている。レーザ光源21からテスト出射されたレーザ出力は出力センサ27により検出される。制御部20は、その出力がコントロールパネル7で設定された設定出力になっているかを確認する。測定が設定値と異なっていれば、設定値になる様にレーザ光源21の出力を制御(較正)する。
【0014】
術者はハンドピース3を保持し、エイミング光源22から導光されるエイミング光が治療したい患部に当たるように位置合わせを行う。位置合わせができたら、フットスイッチ8を踏み込むことによりトリガ信号(レーザ照射を開始する指令信号)を発生させる。そのトリガ信号は制御部20に入力される。トリガ信号を受信した制御部20は、シャッタ29を開き、レーザ光源21から治療用レーザ光を出射させる。レーザ光源21から出射した治療レーザ光は、多関節アーム部2の各関節部に設けられたミラーによって反射されてハンドピース3に導光され、患部に照射される。
【0015】
設定出力の大きさによって、ビームスプリッタの挿脱の組合せ及びレーザ光源の出力を制御しているので、低出力から高出力まで安定してレーザ光を出射できる。また、ビームスプリッタ41、42、ビームスプリッタ46、47をそれぞれ2枚の対にしているので、光軸ずれを防止できる。
【0016】
上記実施の形態では、2枚のビームスプリッタは同形状、同材質として、配置は図3のようにしたが、これに限定されず、レーザ光軸がずれないようにするには他の方法でもよい。例えば、1枚のビームスプリッタとそれと同形状、同素材のガラス板にして、これら2枚で所望する透過率となるようにしてもよい。また、2枚のビームスプリッタを同形状、同材質、同入射角の配置にしなくとも、2枚のビームスプリッタを透過した後のレーザ光軸が光軸L1上になれば、異なる材質、形状、入射角としてもよい。
【0017】
また、レーザ光を血管の吻合用として用いる場合には、レーザ出力が更に低い出力(5〜100mW)を用いる。この場合、例えば、更に透過率が10%のビームスプリッタの対と透過率が5%のビームスプリッタの対を追加し、光軸L1上に他のビームスプリッタと組合わせて挿脱することで、5〜1000mWの超低出力も可能になる。これらのビームスプリッタを組合わせて挿脱することによって、高出力から超低出力までのレーザ光を出射でき、1台の装置で様々な治療を行うことが可能になる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、出射端においてレーザ光軸がずれることなく、高出力から低出力まで安定してレーザ光を出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ治療装置の外観略図である。
【図2】レーザ治療装置の制御系と光学系の構成を示した要部ブロック図である。
【図3】2枚のビームスプリッタの配置を示す図である。
【図4】レーザ光源出力、ビームスプリッタの挿脱の組合せ、レーザ最終出力の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ装置本体
7 コントロールパネル
20 制御部
21 レーザ光源
33 スイッチ
39 ホルダ
40 モータ
41 ビームスプリッタ
42 ビームスプリッタ
43 吸収体
44 吸収体
45 モータ
46 ビームスプリッタ
47 ビームスプリッタ
48 吸収体
49 吸収体

Claims (2)

  1. 治療用レーザ光源からのレーザ光を治療部位に照射するレーザ治療装置において、少なくとも1枚の斜設されたビームスプリッタを含む複数の光学素子からなり、複数の光学素子は最終の光学素子端でのレーザの中心軸が一定であるように調整されているレーザ光減衰手段と、該レーザ光減衰手段を光路に挿脱する駆動手段と、設定されたレーザ照射条件の信号に基づいて該駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 請求項1の治療用レーザ光源において、前記レーザ光減衰手段及びレーザ光減衰手段を光路に挿脱する駆動手段は複数設けられ、設定されたレーザ照射条件の信号に基づいて光路に挿脱する前記レーザ光減衰手段の組合せを決定し、前記複数の駆動手段を制御する組合せ制御手段、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
JP2002341072A 2002-11-25 2002-11-25 レーザ治療装置 Withdrawn JP2004173774A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016135965A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 ギガフォトン株式会社 ビームダンプ装置、それを備えたレーザ装置および極端紫外光生成装置

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