JP2004173384A - 自動電圧調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンティング制御を行ったことを自動検出する機能を有し、検出時は対応処置を行うことにより、安定した電圧調整行う自動電圧調整装置を得る。
【解決手段】負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換えるとき、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるハンティング制御をハンティング制御検出部53により検出し、検出されたときは、設定部11によって設定された設定値を、設定値補正部52により補正して、ハンティング制御を防止し、一定時間経過後に、元の設定値に戻すようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換えるとき、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるハンティング制御をハンティング制御検出部53により検出し、検出されたときは、設定部11によって設定された設定値を、設定値補正部52により補正して、ハンティング制御を防止し、一定時間経過後に、元の設定値に戻すようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、負荷時タップ切換変圧器にて連系される電力系統において、電力系統の電圧値が許容範囲内に収まるように、負荷時タップ切換変圧器のタップを制御する自動電圧調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1に示された自動電圧調整装置(以下AVR)による自動制御方式では、電力系統の電圧が変動し、AVRの設定により決まる電圧値の許容範囲を逸脱すると、その逸脱量△V1または△V2を求め、それぞれにつき積分する。この積分値があらかじめAVRで設定された量を超過した場合は、負荷時タップ切換変圧器(LRT)のタップ切換電動操作機構に対し、AVRからタップ切換信号、すなわち△V1の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が下がる方向のタップ制御出力を、△V2の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が上がる方向のタップ切り替え信号を発信する。タップ切換電動操作機構が動作すると、その接点のオン動作により生じる運転中信号にて、AVRの積分回路がリセットされる。またLRTのタップが1タップ分切り換わり、タップ切換が完了する。タップ切換後、タップ切換電動操作機構が停止してその接点がオフになると、新たに電力系統の電圧とAVRの設定により決まる電圧値の許容範囲から逸脱した量の積分が行われ、電力系統の電圧値の変動に応じ前述の動作が繰り返され、これにより調整電圧を許容範囲内に収め、許容範囲内に収まるとタップ切換は行なわない。
【0003】
【特許文献1】
特公平8−23778号公報(第2〜3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置は、以上のように構成されるので、AVRの許容範囲の設定が適切でない場合、積分値がAVRの設定値を超過して、AVRよりLRTへ電圧値が低めとなる方向のタップ切換信号を送出し、その結果調整電圧の値が変動した場合は、上記と同様の過程で今度は電圧値が上がる方向のタップ切換信号を送出し、これを繰返すことになる。このような切換えの繰返しは不要であり、タップ切換機構の寿命を短縮するという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ハンティング制御を行ったことを自動検出する機能を有し、検出時は対応処置を行うことにより、安定した電圧調整を行う自動電圧調整装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる自動電圧調整装置においては、負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、許容範囲を設定する設定部、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるタップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によってタップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、設定部によって設定された許容範囲を変更する設定値補正部を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のシステム構成を示す図である。
図1において、三相交流電源1に接続して、負荷時タップ切換変圧器(LRT)2が配置されている。タップ切換電動操作機構3は、LRT2のタップ制御回路を有し、タップを駆動する。電力系統の電圧値(以下調整電圧)は、計器用変圧器4を介して、AVR5に入力される。信号接点6は、タップ切換中オンし、タップ切換電動操作機構3の動作に連動する。AVR5は、積分回路7を有し、積分回路7は、AVR5の設定値と調整電圧との差を積分する機能を持つ。
【0008】
図2は、この発明を実施の形態1による自動電圧調整装置の不感帯幅と調整電圧の関係を示す図であり、AVR5の積分回路7における調整電圧とAVR5の設定値との関係を示す。
図2において、Vは電圧値を示す座標軸、Tは経過時間を示す座標軸である。VSはAVR5の設定にて定まる目標電圧値、VDBはAVR5の設定にて定まる不感帯幅であり、VINは調整電圧の時間に伴う変化の例を示す。電圧の許容範囲の上限をVH、下限をVLで示している。この上限VHは、目標電圧値VS+不感帯幅VDBにより決まり、下限VLは、目標電圧値VS−不感帯幅VDBにより決まる。図2において、調整電圧の値が許容範囲の上限VHを上回っている場合はΙの領域に位置し、下限VLを下回っている場合は‖の領域に位置する。
【0009】
図3は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図3において、AVR5、積分回路7は、図1におけるものと同一のものである。設定部11は、VS、VDBの設定値を積分回路7へ送信する。設定部11により設定された設定値は、後述するように設定値補正部52により補正される。積分回路7の積分結果により、タップ制御(電圧下げ方向)信号71と、タップ制御(電圧上げ方向)信号72が出力される。ハンティング制御検出部53は、タップ切換えの上げ、下げを繰返すハンティング制御を検出し、ハンティング制御検出部53でハンティング制御を検出したときは、ハンティング制御確定信号73が出力される。設定値補正部52を構成する61、63はANDロジック、62はNOTロジック、64はORロジックである。
【0010】
図4は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のハンティング制御検出部の詳細を示す図である。
図4において、81と92はタップ制御を記憶するフリップフロップ、82と93は1タップ制御終了をカウントするタイマ、83と94はハンティング制御を検出するために所定時間を計測する間隔タイマである。87と97はハンティング制御の発生回数をカウントするカウンタ、88と99はハンティング制御の確定を判断するための判定部である。90はハンティング制御が確定した場合にこれを記憶するフリップフロップ、91はフリップフロップ90をリセットするためのタイマである。85と96はANDロジック、84と95はNOTロジック、86、98、89はORロジックである。
【0011】
次に、AVRの動作について説明する。
AVR5の設定部11より、積分回路7へVS、VDBの設定値を送信する。電力系統の電圧が変動し、AVR5の設定により決まる電圧値の許容範囲を逸脱すると、その逸脱量△V1または△V2を求め、それぞれにつき積分する。この積分値があらかじめAVR5で設定された量を超過した場合は、タップ切換器電動操作機構3に対し、AVRからタップ切換信号、すなわち△V1の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が下がる方向(電力系統の電圧値が図2のΙの領域に位置する)のタップ制御出力71(記号LX)を発信し、△V2の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が上がる方向(電力系統の電圧値が図2の‖の領域に位置する)のタップ制御信号72(記号RX)を発信する。タップ切換電動操作機構3が動作すると、その接点6のオン動作により生じる運転中信号にて、AVR5の積分回路7がリセットされる。またLRT2のタップが1タップ分切り換わり、タップ切換が完了する。
【0012】
タップ切換後、タップ切換電動操作機構3が停止してその接点6がオフになると、新たに電力系統の電圧とAVR5の設定により決まる電圧値の許容範囲から逸脱した量の積分が行われ、電力系統の電圧値の変動に応じて前述の動作が繰り返され、これにより調整電圧を図2における許容範囲内すなわちVHとVLの間に収め、許容範囲内に収まるとタップ切換は行なわない。実施の形態1は、ここで、タップ切換の上げ下げの繰り返し制御(ハンティング制御)を検出し、検出したときは、設定値を自動変更してハンティング制御を防止するために、ハンティング制御検出部が設けられている。
【0013】
次に、AVRの動作についてさらに詳しく、特にハンティング制御検出部の動作について説明する。
(1)図3のVINは調整電圧であり、計器用変圧器4よりAVR5内の積分回路7に入力される。
(2)積分回路7の動作は、上述の内容と同じである。
(3)積分回路7からの出力である電圧下げ方向のタップ制御信号71(記号LX)と電圧上げ方向のタップ制御信号72(記号RX)は、タップ切換電動操作機構に出力され、LRT2のタップを駆動するとともに、ハンティング制御検出部53にも出力される。
(4)以下、電圧上げ方向から電圧下げ方向へタップのハンティング制御を行った場合のハンティング制御の検出方法について説明する。ハンティング制御検出部53では、図4に示すように、タップ制御信号RXをフリップフロップ81により記憶し、フリップフロップ81の出力により、タイマ82および間隔タイマ83を駆動する。
【0014】
(5)タイマ82は、1タップの制御が終了するまでの時間待ちタイマであり、間隔タイマ83は、ハンティング制御を検出する時間間隔タイマである。
(6)AND回路85へは、タイマ82の出力と間隔タイマ83の出力がNOT回路84を介して出力され、またフリップフロップ81で記憶されたタップ制御信号72(記号RX)とは逆方向のタップ制御信号71(記号LX)が出力される。このように、タップ制御信号RXは、フリップフロップ81で記憶され、タイマ82がタイムアップし(すなわち1タップの制御が完了した)、間隔タイマ83がタイムアップするまでに、反対方向のタップ制御が行われた場合は、AND回路85で検出することができる。すなわち、一定間隔内(タイマ82がタイムアップして、間隔タイマ83がタイムアップするまで)でのハンティング制御が検出できる。
(7)AND回路85で検出されたハンティング制御は、カウンタ87により、その検出回数をカウントする。
【0015】
(8)ハンティング制御の確定判定部88では、カウンタ87でカウントしたハンティング制御検出回数が、設定値を超過した場合は、ハンティング制御確定と判断し、OR回路89を介してフリップフロップ90で記憶する。フリップフロップ90の出力、すなわちハンティング制御確定情報73は、設定値補正部52に出力されるとともに、タイマ91を駆動する。タイマ91は、その出力がフリップフロップ90のリセット部に出力される。すなわち、ハンティング制御確定後、一定時間(タイマ91のタイムアップ時間)後、ハンティング制御の確定はリセットされる。
(9)タップのハンティング制御を検出した場合は、AND回路85の出力でOR回路86を介して、タップ制御の記憶しているフリップフロップ81をリセットする。タップ制御をフリップフロップ81で記憶後、所定時間経過(間隔タイマ83がタイムアップ)すれば、すなわちタップ制御後間隔タイマ83のタイムアップ時間内に逆方向のタップ制御が無かった場合は、OR回路86を介してフリップフロップ81のリセットを行う。フリップフロップ81は、リセットされることにより、次タップ制御時のハンティング制御の検出に備える。
(10)上記のようにタップ制御について、ハンティング制御を検出すれば、その回数が設定値を超過した場合、ハンティング制御確定としてその確定信号73を設定値補正部52へ送信する。
【0016】
(11)以上は、タップが電圧上げ方向から電圧下げ方向へタップのハンティング制御を行った場合について述べたが、タップが電圧下げ方向から電圧上げ方向へのタップ制御を行った場合も、同様にハンティング制御を検出し、ハンティング制御の確定信号73を設定値補正部52へ送信することができる。
(12)設定値補正部52では、ハンティング制御確定の信号73を受信するとAND回路61を介して、設定された不感帯幅VDBにあらかじめ設定された補正値αを加算する。この補正された不感帯幅VDB´をOR回路64を介して積分回路7に送信する。また、ハンティング制御の信号が無い場合は、ハンティング制御確定信号73がNOT回路62を介して出力され、AND回路63が成立し補正無しの不感帯幅VDB´を積分回路7に送信する。
(13)ハンティング制御確定の記憶部であるフリップフロップ部90は、記憶後タイマ91がタイムアップすれば、リセットされるため、設定値補正部52における補正も、フリップフロップ90のリセットと同時に補正無しの設定不感帯幅不感帯幅VDB´を積分回路7に送信する。
【0017】
実施の形態1によれば、自動電圧調整装置は、ハンティング制御を行った場合、これを自動検出し、自動的に不感帯幅を修正するため、ハンティング制御の回数が低減またはハンティング制御が解消される。
また、不感帯自動修正後、一定時間後に修正不感帯幅を修正前の設定値に戻すため、不感帯幅修正による継続的な電圧調整の粗さも防止できる。
【0018】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図5において、設定部11の通常パターンは、複数の運転パターンを含んでいるが、図では複数の運転パターンの記載を省略している。また、設定値補正部52は、設定部11の構成に合わせて、運転パターンを変更し、これに応じて設定値を変更するよう構成されている。積分回路7及びハンティング制御検出部53の構成は、図3と同様である。なお、運転パターンは、電力需要に合わせて電力系統を運転するためのパターンであり、具体的には自動電圧調整装置の許容範囲のパターンである。
【0019】
実施の形態2は、実施の形態1の変形例として、図5に示すように、設定部11内に複数の運転パターンを有するAVR5では、複数の運転パターンの内、1パターンを、許容範囲の広いハンティング制御用のパターンに割り当てる。ハンティング制御確定情報73により、設定値補正部52にてハンティング制御用のパターンに切換を行い、一定時間後、元の運転パターンに戻すことにより、実施の形態1と同様の結果となる。
【0020】
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0021】
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図6において、設定部11と積分回路7とハンティング制御検出部53の構成は、図3と同様である。
【0022】
実施の形態3は、実施の形態1の変形例として、図6に示すように、図3の設定値補正部52で補正を行わず、ハンティング制御確定信号73を、ハンティング制御警報信号として送出する。これにより人間系で設定値を変更することにより、実施の形態1と同様の結果が得られる。
【0023】
実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、許容範囲を設定する設定部、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるタップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によってタップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、設定部によって設定された許容範囲を変更する設定値補正部を備えたので、ハンティング制御を行った場合でも、これを検出し、自動的に許容範囲を修正するため、ハンティング制御の回数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のシステム構成を示す図である。
【図2】この発明を実施の形態1による自動電圧調整装置の不感帯幅と調整電圧の関係を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のハンティング制御検出部の詳細を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態3による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源、2 負荷時タップ切換変圧器(LRT)、
3 タップ切換電動操作機構、4 計器用変圧器、
5 自動電圧調整装置(AVR)、6 信号接点、7 積分回路、
11 設定部、52 設定値補正部、53 ハンティング制御検出部、
61,63 ANDロジック、62 NOTロジック、64 ORロジック、
71 タップ制御(電圧下げ方向)信号、
72 タップ制御(電圧上げ方向)信号、73 ハンティング制御確定信号、
81,92 フリップフロップ、82,93 タイマ、
83,94 間隔タイマ、84,95 NOTロジック、
85,96 ANDロジック、86,98,89 ORロジック、
87,97 カウンタ、88,99 判定部、90 フリップフロップ、
91 タイマ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、負荷時タップ切換変圧器にて連系される電力系統において、電力系統の電圧値が許容範囲内に収まるように、負荷時タップ切換変圧器のタップを制御する自動電圧調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1に示された自動電圧調整装置(以下AVR)による自動制御方式では、電力系統の電圧が変動し、AVRの設定により決まる電圧値の許容範囲を逸脱すると、その逸脱量△V1または△V2を求め、それぞれにつき積分する。この積分値があらかじめAVRで設定された量を超過した場合は、負荷時タップ切換変圧器(LRT)のタップ切換電動操作機構に対し、AVRからタップ切換信号、すなわち△V1の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が下がる方向のタップ制御出力を、△V2の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が上がる方向のタップ切り替え信号を発信する。タップ切換電動操作機構が動作すると、その接点のオン動作により生じる運転中信号にて、AVRの積分回路がリセットされる。またLRTのタップが1タップ分切り換わり、タップ切換が完了する。タップ切換後、タップ切換電動操作機構が停止してその接点がオフになると、新たに電力系統の電圧とAVRの設定により決まる電圧値の許容範囲から逸脱した量の積分が行われ、電力系統の電圧値の変動に応じ前述の動作が繰り返され、これにより調整電圧を許容範囲内に収め、許容範囲内に収まるとタップ切換は行なわない。
【0003】
【特許文献1】
特公平8−23778号公報(第2〜3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置は、以上のように構成されるので、AVRの許容範囲の設定が適切でない場合、積分値がAVRの設定値を超過して、AVRよりLRTへ電圧値が低めとなる方向のタップ切換信号を送出し、その結果調整電圧の値が変動した場合は、上記と同様の過程で今度は電圧値が上がる方向のタップ切換信号を送出し、これを繰返すことになる。このような切換えの繰返しは不要であり、タップ切換機構の寿命を短縮するという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ハンティング制御を行ったことを自動検出する機能を有し、検出時は対応処置を行うことにより、安定した電圧調整を行う自動電圧調整装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる自動電圧調整装置においては、負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、許容範囲を設定する設定部、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるタップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によってタップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、設定部によって設定された許容範囲を変更する設定値補正部を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のシステム構成を示す図である。
図1において、三相交流電源1に接続して、負荷時タップ切換変圧器(LRT)2が配置されている。タップ切換電動操作機構3は、LRT2のタップ制御回路を有し、タップを駆動する。電力系統の電圧値(以下調整電圧)は、計器用変圧器4を介して、AVR5に入力される。信号接点6は、タップ切換中オンし、タップ切換電動操作機構3の動作に連動する。AVR5は、積分回路7を有し、積分回路7は、AVR5の設定値と調整電圧との差を積分する機能を持つ。
【0008】
図2は、この発明を実施の形態1による自動電圧調整装置の不感帯幅と調整電圧の関係を示す図であり、AVR5の積分回路7における調整電圧とAVR5の設定値との関係を示す。
図2において、Vは電圧値を示す座標軸、Tは経過時間を示す座標軸である。VSはAVR5の設定にて定まる目標電圧値、VDBはAVR5の設定にて定まる不感帯幅であり、VINは調整電圧の時間に伴う変化の例を示す。電圧の許容範囲の上限をVH、下限をVLで示している。この上限VHは、目標電圧値VS+不感帯幅VDBにより決まり、下限VLは、目標電圧値VS−不感帯幅VDBにより決まる。図2において、調整電圧の値が許容範囲の上限VHを上回っている場合はΙの領域に位置し、下限VLを下回っている場合は‖の領域に位置する。
【0009】
図3は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図3において、AVR5、積分回路7は、図1におけるものと同一のものである。設定部11は、VS、VDBの設定値を積分回路7へ送信する。設定部11により設定された設定値は、後述するように設定値補正部52により補正される。積分回路7の積分結果により、タップ制御(電圧下げ方向)信号71と、タップ制御(電圧上げ方向)信号72が出力される。ハンティング制御検出部53は、タップ切換えの上げ、下げを繰返すハンティング制御を検出し、ハンティング制御検出部53でハンティング制御を検出したときは、ハンティング制御確定信号73が出力される。設定値補正部52を構成する61、63はANDロジック、62はNOTロジック、64はORロジックである。
【0010】
図4は、この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のハンティング制御検出部の詳細を示す図である。
図4において、81と92はタップ制御を記憶するフリップフロップ、82と93は1タップ制御終了をカウントするタイマ、83と94はハンティング制御を検出するために所定時間を計測する間隔タイマである。87と97はハンティング制御の発生回数をカウントするカウンタ、88と99はハンティング制御の確定を判断するための判定部である。90はハンティング制御が確定した場合にこれを記憶するフリップフロップ、91はフリップフロップ90をリセットするためのタイマである。85と96はANDロジック、84と95はNOTロジック、86、98、89はORロジックである。
【0011】
次に、AVRの動作について説明する。
AVR5の設定部11より、積分回路7へVS、VDBの設定値を送信する。電力系統の電圧が変動し、AVR5の設定により決まる電圧値の許容範囲を逸脱すると、その逸脱量△V1または△V2を求め、それぞれにつき積分する。この積分値があらかじめAVR5で設定された量を超過した場合は、タップ切換器電動操作機構3に対し、AVRからタップ切換信号、すなわち△V1の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が下がる方向(電力系統の電圧値が図2のΙの領域に位置する)のタップ制御出力71(記号LX)を発信し、△V2の積分値が設定された値を超過した場合には電圧が上がる方向(電力系統の電圧値が図2の‖の領域に位置する)のタップ制御信号72(記号RX)を発信する。タップ切換電動操作機構3が動作すると、その接点6のオン動作により生じる運転中信号にて、AVR5の積分回路7がリセットされる。またLRT2のタップが1タップ分切り換わり、タップ切換が完了する。
【0012】
タップ切換後、タップ切換電動操作機構3が停止してその接点6がオフになると、新たに電力系統の電圧とAVR5の設定により決まる電圧値の許容範囲から逸脱した量の積分が行われ、電力系統の電圧値の変動に応じて前述の動作が繰り返され、これにより調整電圧を図2における許容範囲内すなわちVHとVLの間に収め、許容範囲内に収まるとタップ切換は行なわない。実施の形態1は、ここで、タップ切換の上げ下げの繰り返し制御(ハンティング制御)を検出し、検出したときは、設定値を自動変更してハンティング制御を防止するために、ハンティング制御検出部が設けられている。
【0013】
次に、AVRの動作についてさらに詳しく、特にハンティング制御検出部の動作について説明する。
(1)図3のVINは調整電圧であり、計器用変圧器4よりAVR5内の積分回路7に入力される。
(2)積分回路7の動作は、上述の内容と同じである。
(3)積分回路7からの出力である電圧下げ方向のタップ制御信号71(記号LX)と電圧上げ方向のタップ制御信号72(記号RX)は、タップ切換電動操作機構に出力され、LRT2のタップを駆動するとともに、ハンティング制御検出部53にも出力される。
(4)以下、電圧上げ方向から電圧下げ方向へタップのハンティング制御を行った場合のハンティング制御の検出方法について説明する。ハンティング制御検出部53では、図4に示すように、タップ制御信号RXをフリップフロップ81により記憶し、フリップフロップ81の出力により、タイマ82および間隔タイマ83を駆動する。
【0014】
(5)タイマ82は、1タップの制御が終了するまでの時間待ちタイマであり、間隔タイマ83は、ハンティング制御を検出する時間間隔タイマである。
(6)AND回路85へは、タイマ82の出力と間隔タイマ83の出力がNOT回路84を介して出力され、またフリップフロップ81で記憶されたタップ制御信号72(記号RX)とは逆方向のタップ制御信号71(記号LX)が出力される。このように、タップ制御信号RXは、フリップフロップ81で記憶され、タイマ82がタイムアップし(すなわち1タップの制御が完了した)、間隔タイマ83がタイムアップするまでに、反対方向のタップ制御が行われた場合は、AND回路85で検出することができる。すなわち、一定間隔内(タイマ82がタイムアップして、間隔タイマ83がタイムアップするまで)でのハンティング制御が検出できる。
(7)AND回路85で検出されたハンティング制御は、カウンタ87により、その検出回数をカウントする。
【0015】
(8)ハンティング制御の確定判定部88では、カウンタ87でカウントしたハンティング制御検出回数が、設定値を超過した場合は、ハンティング制御確定と判断し、OR回路89を介してフリップフロップ90で記憶する。フリップフロップ90の出力、すなわちハンティング制御確定情報73は、設定値補正部52に出力されるとともに、タイマ91を駆動する。タイマ91は、その出力がフリップフロップ90のリセット部に出力される。すなわち、ハンティング制御確定後、一定時間(タイマ91のタイムアップ時間)後、ハンティング制御の確定はリセットされる。
(9)タップのハンティング制御を検出した場合は、AND回路85の出力でOR回路86を介して、タップ制御の記憶しているフリップフロップ81をリセットする。タップ制御をフリップフロップ81で記憶後、所定時間経過(間隔タイマ83がタイムアップ)すれば、すなわちタップ制御後間隔タイマ83のタイムアップ時間内に逆方向のタップ制御が無かった場合は、OR回路86を介してフリップフロップ81のリセットを行う。フリップフロップ81は、リセットされることにより、次タップ制御時のハンティング制御の検出に備える。
(10)上記のようにタップ制御について、ハンティング制御を検出すれば、その回数が設定値を超過した場合、ハンティング制御確定としてその確定信号73を設定値補正部52へ送信する。
【0016】
(11)以上は、タップが電圧上げ方向から電圧下げ方向へタップのハンティング制御を行った場合について述べたが、タップが電圧下げ方向から電圧上げ方向へのタップ制御を行った場合も、同様にハンティング制御を検出し、ハンティング制御の確定信号73を設定値補正部52へ送信することができる。
(12)設定値補正部52では、ハンティング制御確定の信号73を受信するとAND回路61を介して、設定された不感帯幅VDBにあらかじめ設定された補正値αを加算する。この補正された不感帯幅VDB´をOR回路64を介して積分回路7に送信する。また、ハンティング制御の信号が無い場合は、ハンティング制御確定信号73がNOT回路62を介して出力され、AND回路63が成立し補正無しの不感帯幅VDB´を積分回路7に送信する。
(13)ハンティング制御確定の記憶部であるフリップフロップ部90は、記憶後タイマ91がタイムアップすれば、リセットされるため、設定値補正部52における補正も、フリップフロップ90のリセットと同時に補正無しの設定不感帯幅不感帯幅VDB´を積分回路7に送信する。
【0017】
実施の形態1によれば、自動電圧調整装置は、ハンティング制御を行った場合、これを自動検出し、自動的に不感帯幅を修正するため、ハンティング制御の回数が低減またはハンティング制御が解消される。
また、不感帯自動修正後、一定時間後に修正不感帯幅を修正前の設定値に戻すため、不感帯幅修正による継続的な電圧調整の粗さも防止できる。
【0018】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図5において、設定部11の通常パターンは、複数の運転パターンを含んでいるが、図では複数の運転パターンの記載を省略している。また、設定値補正部52は、設定部11の構成に合わせて、運転パターンを変更し、これに応じて設定値を変更するよう構成されている。積分回路7及びハンティング制御検出部53の構成は、図3と同様である。なお、運転パターンは、電力需要に合わせて電力系統を運転するためのパターンであり、具体的には自動電圧調整装置の許容範囲のパターンである。
【0019】
実施の形態2は、実施の形態1の変形例として、図5に示すように、設定部11内に複数の運転パターンを有するAVR5では、複数の運転パターンの内、1パターンを、許容範囲の広いハンティング制御用のパターンに割り当てる。ハンティング制御確定情報73により、設定値補正部52にてハンティング制御用のパターンに切換を行い、一定時間後、元の運転パターンに戻すことにより、実施の形態1と同様の結果となる。
【0020】
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0021】
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による自動電圧調整装置を示す構成図である。
図6において、設定部11と積分回路7とハンティング制御検出部53の構成は、図3と同様である。
【0022】
実施の形態3は、実施の形態1の変形例として、図6に示すように、図3の設定値補正部52で補正を行わず、ハンティング制御確定信号73を、ハンティング制御警報信号として送出する。これにより人間系で設定値を変更することにより、実施の形態1と同様の結果が得られる。
【0023】
実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、電力系統の電圧値が許容範囲に収まるように負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、許容範囲を設定する設定部、電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返されるタップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によってタップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、設定部によって設定された許容範囲を変更する設定値補正部を備えたので、ハンティング制御を行った場合でも、これを検出し、自動的に許容範囲を修正するため、ハンティング制御の回数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のシステム構成を示す図である。
【図2】この発明を実施の形態1による自動電圧調整装置の不感帯幅と調整電圧の関係を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態1による自動電圧調整装置のハンティング制御検出部の詳細を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態3による自動電圧調整装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源、2 負荷時タップ切換変圧器(LRT)、
3 タップ切換電動操作機構、4 計器用変圧器、
5 自動電圧調整装置(AVR)、6 信号接点、7 積分回路、
11 設定部、52 設定値補正部、53 ハンティング制御検出部、
61,63 ANDロジック、62 NOTロジック、64 ORロジック、
71 タップ制御(電圧下げ方向)信号、
72 タップ制御(電圧上げ方向)信号、73 ハンティング制御確定信号、
81,92 フリップフロップ、82,93 タイマ、
83,94 間隔タイマ、84,95 NOTロジック、
85,96 ANDロジック、86,98,89 ORロジック、
87,97 カウンタ、88,99 判定部、90 フリップフロップ、
91 タイマ。
Claims (4)
- 負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、上記電力系統の電圧値が上記許容範囲に収まるように上記負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、上記許容範囲を設定する設定部、上記電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返される上記タップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によって上記タップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、上記設定部によって設定された許容範囲を変更する設定値補正部を備えたことを特徴とする自動電圧調整装置。
- 負荷時タップ切換変圧器によって連系され、複数の運転パターンによって運転される電力系統の電圧値が、上記電力系統の運転パターンに応じて予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、上記電力系統の電圧値が上記許容範囲に収まるように上記負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、上記電力系統の運転パターンに応じた許容範囲のパターンを設定する設定部、上記電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返される上記タップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部、及びこのハンティング制御検出部によって上記タップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、上記設定部によって設定された許容範囲のパターンを別の運転パターンに応じた許容範囲のパターンに変更する設定値補正部を備えたことを特徴とする自動電圧調整装置。
- 負荷時タップ切換変圧器によって連系される電力系統の電圧値が予め定められた許容範囲を逸脱した場合に、上記電力系統の電圧値が上記許容範囲に収まるように上記負荷時タップ切換変圧器のタップ位置を切換える自動電圧調整装置において、上記電力系統の電圧値の上げ、下げが繰返される上記タップ位置の切換えの繰返し制御が行われたことを検出するハンティング制御検出部を備え、上記ハンティング制御検出部によって上記タップ位置の切換えの繰返し制御が検出されたときは、警報を出力することを特徴とする自動電圧調整装置。
- 上記ハンティング制御検出部は、1タップの制御が完了してから、所定時間を計測する間隔タイマを有し、上記所定時間内に上記タップの制御と反対方向のタップの制御が行われたときハンティング制御と判定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動電圧調整装置。
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- 2002-11-19 JP JP2002334678A patent/JP2004173384A/ja active Pending
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