JP2004173229A - パケット圧縮方式及びパケット復元方式並びにパケット圧縮方法及びパケット復元方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コーデック信号を効率的に伝送する。
【解決手段】 OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、OSI第2層のペイロードにはOSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、OSI第3層のペイロードにはOSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、OSI第4層のペイロードにはコーデック信号を有する1又は2以上の非圧縮パケットを受信する受信手段と、非圧縮パケットからOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを削除することにより、OSI第2層のペイロードにOSI第3層及びOSI第4層を介さないで1又は2以上のコーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成する圧縮手段と、圧縮パケットを送信する送信手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケットを圧縮するパケット圧縮方式及びそのパケット圧縮方式により圧縮されたパケットを復元するパケット復元方式並びにパケットを圧縮するパケット圧縮方法及びそのパケット圧縮方法により圧縮されたパケットを復元するパケット復元方法に関し、特に、無線LAN(Local Area Network)システムで伝送されるパケットを送信前に圧縮するパケット圧縮方式及びそのパケット圧縮方式により圧縮されたパケットを受信後に復元するパケット復元方式並びに無線LANシステムで伝送されるパケットを送信前に圧縮するパケット圧縮方法及びそのパケット圧縮方法により圧縮されたパケットを受信後に復元するパケット復元方法に関する。また、特に、ゲートウェイ間又はLAN間接続装置の間で伝送されるパケットを送信前に圧縮するパケット圧縮方式及びそのパケット圧縮方式により圧縮されたパケットを受信後に復元するパケット復元方式並びに、ゲートウェイ間又はLAN間接続装置間で伝送されるパケットを送信前に圧縮するパケット圧縮方法及びそのパケット圧縮方法により圧縮されたパケットを受信後に復元するパケット復元方法に関する。
近年、無線LANとインターネット等のグローバルエリアネットワークを結ぶアクセスポイント装置が家庭や事務所等に普及し始めている。このようなアクセスポイント装置のなかには、IP(Internet Protocol)フォンに対応したものが登場してきている。また、IPフォンは専用機である場合もあるが、パーソナルコンピュータのOSがIPフォン機能をサポートするような場合もある。そして、IPフォンはVoIP(Voice over Internet Protocol)等のプロトコルを利用する。VoIPは制御時を除き通常UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)をOSI(Open Systems Interconnection)第3層及び第4層として用いる。そして、VoIPでは、第5層以上にH.323のプロトコル又はSIP(Session Initiation Protocol)等を用いる。H.323及びSIPでは、通信制御、音声通信及び動画通信のためにRTP(Real-Time Transport Protocol)等が用いられる。
そして、ゲートウェイやLAN間接続装置等を含む有線LAN区間においても、UDP/IPの上でRTP等を用いて音声データの通信が行われる。
なお、本願発明に関連した先行技術文献として以下のものがある。
特開2001−325166号公報
従来の無線LANにおいては、無線端末とアクセスポイント装置がVoIPの通信を行おうとした場合、他の全ての種類の通信を行わなくても、最大で6台の無線端末しかVoIPの通信を行うことができなかった。
また、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineer)802.11bでは、規格上の最大合計通信周波数が11Mbpsであるが、VoIPの通信を行う場合、実際には合計使用周波数帯域は高々1Mbps程度であった。
このような事情は、VoIPで音声通信を行う場合に限らず、他のプロトコルで音声通信を行う場合、所定のプロトコルで動画通信を行う場合でも生ずる。
また、RTPパケット等のコーデック信号は、リアルタイム性を重視するので、短く、従って、RTPパケットを含んだIPパケットも短くなり、IPパケットにおけるヘッダの占める割合が多くなり、伝送効率が悪化する。
そこで、本発明は、コーデック信号を効率的に伝送することを可能とするパケット圧縮方式及びパケット復元方式並びにパケット圧縮方法及びパケット復元方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはOSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードにはOSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードにはコーデック信号を有する1又は2以上の非圧縮パケットを受信する受信手段と、前記非圧縮パケットから前記OSI第3層のヘッダ及び前記OSI第4層のヘッダを削除することにより、前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで1又は2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成する圧縮手段と、前記圧縮パケットを送信する送信手段と、を備えることを特徴とするパケット圧縮方式が提供される。
上記のパケット圧縮方式は、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出手段を更に備え、前記圧縮手段は、前記検出手段により前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されていることが検出された非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記検出手段は、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出してもよい。
上記のパケット圧縮方式は、パケット復元方式を備える装置から圧縮パケットにすべき非圧縮パケットの特定情報の通知を受ける被通知手段を更に備え、前記圧縮手段は、前記パケット復元方式を備える装置から通知を受けた非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成してもよい。
上記のパケット圧縮方式は、前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにパケット復元方式を備える装置のIPアドレスを挿入する挿入手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、更にコーデック信号のヘッダの固定部も削除してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記受信手段は、各ネットワーク端末宛の複数の非圧縮パケットを受信し、前記圧縮手段は、前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成し、前記送信手段は、前記圧縮パケットを複数のネットワーク端末宛に送信してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダを、前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったものとしてもよい。
上記のパケット圧縮方式は、前記コーデック信号の周期を検出する手段を更に備え、前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったヘッダに、検出された周期についての情報を挿入してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、前記非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダに含まれている非圧縮パケット毎に異なる情報を抽出して、この情報を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入してもよい。
当該パケット圧縮方式は各端末に備わり、端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整する調整手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記調整手段は、各端末に送られる同期信号及び各端末に割り当てられているスロット番号を基に、端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、前記圧縮パケットに相互に異なった周期のコーデック信号を挿入し、周期毎に周期情報を挿入し、周期毎に前記周期情報とコーデック信号をまとめてもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記コーデック信号の周期を示す周期情報を挿入してもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、前記受信手段が単位時間に受信する前記非圧縮パケットの数にかかわらず前記送信手段が前記単位時間に送信する前記圧縮パケットの数が所定値を上回らないようにするために、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに挿入される前記コーデック信号の数を調整してもよい。
上記のパケット圧縮方式は、単位時間当たりに伝送される前記圧縮パケットの数及び前記圧縮パケットに含まれる前記コーデック信号の数が所定の限界にまで達したときに、非圧縮パケットの送信側にあるコーデック部又はVoIP部に前記コーデック信号の通信量を減らすことを指示する制御手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記圧縮手段は、呼制御信号を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入してもよい。
上記のパケット圧縮方式は、前記非圧縮パケットの受信周期を基に前記圧縮パケットの送信周期を算出する手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式は、前記非圧縮パケットのQoSと前記圧縮パケットのQoSを対応付ける手段を更に備えていてもよい。
本発明の第2の観点によれば、OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはMACアドレスベースVLANパケットを有する非圧縮パケットを受信する受信手段と、前記非圧縮パケットからVLANタグを削除することにより、前記OSI第2層のペイロードにVLANタグを除いた前記MACアドレスベースVLANパケットが1又は2以上挿入された圧縮パケットを生成する圧縮手段と、前記圧縮パケットを送信する送信手段と、を備えることを特徴とするパケット圧縮方式が提供される。
本発明の第3の観点によれば、OSI第2層のペイロードにOSI第3層及びOSI第4層を介さないでコーデック信号が挿入された圧縮パケットを受信する受信手段と、受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入し、前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようにするヘッダ挿入手段と、を備えることを特徴とするパケット復元方式が提供される。
上記のパケット復元方式は、前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようになった非圧縮パケットを送信する送信手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式は、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出手段を更に備え、検出手段により前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットが検出されたならば、該非圧縮パケットを圧縮するようパケット圧縮方式を備える装置に要求を出す要求送出手段を更に備えていてもよい。
上記のパケット圧縮方式において、前記検出手段は、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出してもよい。
上記のパケット復元方式において、前記受信手段が前記圧縮パケットを受信する前に、前記OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードには前記OSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードには前記OSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードには前記コーデック信号を有する非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダ及び前記OSI第4層のヘッダを記憶する記憶手段を更に備え、前記ヘッダ挿入手段は、受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードに前記記憶手段に記憶されているOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入してもよい。
本発明によれば、IPパケットにおけるIPヘッダ及びUDPヘッダの占める割合が削減され、ペイロードの占める割合が増加されるので、コーデック信号の伝送効率を上げることができる。
また、パケット数を減らしつつ、実通信パケット数を確保する技術は、パケット数依存の無線LANには大変有効で、従来のVoIPでの通信数を上回ることと、通話品質の確保ができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
図1に、本発明の実施形態1による無線LANシステム及びその無線LANシステムに接続された有線ネットワーク機器を示す。
図1を参照すると、この無線LANシステムは、無線端末101−1〜101−4、アクセスポイント装置104を備える。アクセスポイント装置104は、IEEE802.11a又はIEEE802.11b等の規格による無線LANを介して無線端末101−1〜101−4に接続されている。各無線端末101−i(i=1〜4)は、パーソナルコンピュータ102−i(i=1〜4)とこれに接続された無線LANカード103−i(i=1〜4)を備える。アクセスポイント装置104には、有線LANを介して有線ネットワーク装置105が接続されている。無線端末101−1〜101−4及び有線ネットワーク装置105は映像及び/又は音声のコーデックを搭載し、有線ネットワーク装置105は、無線端末101−1〜101−4と映像及び/又は音声の信号(以下、「コーデック信号」という。)の通信をRTP等のプロトコルにより行う。なお、図示しないが、無線端末毎に通信相手の有線ネットワーク機器が異なっていてもよい。RTPは、RFC3267に定められており、音声映像信号を含むリアルタイムデータの通信のためのプロトコルである。そして、RTPは、メディア・オン・デマンドやインターネット電話等のインターアクティブなサービスに用いられる。また、本発明はRTPに限定して適用されるものではなく、ST2、RTSP、MFTP、PMP等の他のストリーミングを扱うプロトコル又はファイル通信を扱うプロトコルにも適用される。
次に、図2に示すように、1台の無線端末101−1がアクセスポイント装置104を介して有線ネットワーク装置105からコーデック信号を受信する場合を説明する。
図3は、アクセスポイント装置104の実施形態1に関連した要部の概念図である。図3を参照すると、アクセスポイント装置104は、有線ネットワークインターフェース部201、圧縮部202、制御部203及び無線ネットワークインターフェース部204を備える。有線ネットワークインターフェース部201は、有線ネットワーク装置105からイーサネットフレーム(コーデック信号をIPパケット及びUDPパケットを介して内包するイーサネットフレーム)を受信する。ヘッダ圧縮部202は、後述するように、圧縮要求で指定されたIPアドレス(IPヘッダ内)、プロトコル番号(IPヘッダ内)及びポート番号(UDPヘッダ内)を有する通常イーサネットフレームからIPヘッダ及びUDPヘッダを削除して、イーサネットフレームにIPパケット及びUDPパケットを介さないで直接コーデック信号が内包されるようにすることにより、イーサネットフレームを短くする。つまり、OSI第2層の上に直接OSI第5層が乗るようにする。以下、コーデック信号を内包するイーサネットフレームからIP(Internet Protocol)ヘッダ及びUDPヘッダを削除して、イーサネットフレームにIPパケット及びUDPパケットを介さないで直接コーデック信号が内包されるようにすることを「イーサネットフレームの圧縮」といい、IPパケット及びUDPパケットを介さないで直接コーデック信号が内包されたイーサネットフレームを「圧縮イーサネットフレーム」という。制御部203は、無線端末101−1からの要求に基づいて、圧縮部202が行うイーサネットフレームの圧縮の開始を制御し、受信したイーサネットフレームの内容に基づいてイーサネットフレームの圧縮の終了を制御する。無線ネットワークインターフェース部204は、コーデック信号を内包する圧縮イーサネットフレームを無線LANフレームに包んで無線端末101−1に送信する。
図4は、無線端末101の実施形態1に関連した要部の概念図である。図4を参照すると、無線端末101は、無線ネットワークインターフェース部211、圧縮要求送信部212、復元部213、ヘッダ比較部214、ヘッダ記憶部215及びネットワークドライバインターフェースAPI(Application Program Interface)216を備える。無線ネットワークインターフェース部211は、アクセスポイント装置104から無線LANフレームを受信する。ヘッダ比較部214は、後述するように、ヘッダ等に関連した所定の比較を行い、その比較の結果に基づいてイーサネットフレームの圧縮を開始するかどうかを判断する。ヘッダ記憶部215は、ヘッダ比較部214がイーサネットフレームの圧縮を開始しようと判断したときに、現在のイーサネットフレームに内包されているIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶する。圧縮要求送信部212は、ヘッダ比較部214がイーサネットフレームの圧縮を開始しようと判断したときに、アクセスポイント装置104の制御部203に対し、IPアドレス(IPヘッダ内)、プロトコル番号(IPヘッダ内)及びポート番号(UDPヘッダ内)を指定して圧縮要求を送信する。復元部213は、圧縮イーサネットフレームにあるコーデック信号の前にヘッダ記憶部215に記憶されているIPヘッダ及びUDPヘッダを付加することにより、IPパケットを復元する。ネットワークドライバインターフェースAPIは、復元されたIPパケットを上位層に引き渡す。
図5は、実施形態1によるネットワーク機器101−1、アクセスポイント装置104及び有線ネットワーク機器105の動作を示すシーケンス図である。図5を参照すると、有線ネットワーク機器105は、通常のイーサネットフレーム601−1〜601−4を定期的にアクセスポイント装置104に送信する。アクセスポイント装置104は、通常のイーサネットフレーム601−1及び601−2を通常のイーサネットフレーム602−1及び602−2として無線端末101−1に転送する。また、無線端末101−1のヘッダ比較部214は、コーデック信号が内包されている通常イーサネットフレーム602−1及び602−2を受信したことを認識し、これに応じて、ヘッダ記憶部215は、イーサネットフレーム602−2に記述されているIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶し、圧縮要求送信部212はイーサネットフレーム602−2に記述されているIPアドレス(IPヘッダ内)、プロトコル番号(IPヘッダ内)及びポート番号(UDPヘッダ内)を指定して圧縮要求(圧縮REQ)603をアクセスポイント装置104に送信する。アクセスポイント装置104の制御部203は、圧縮要求603に応答して、圧縮肯定応答(圧縮ACK)604を無線端末101−1に返信する。その後、アクセスポイント装置104の圧縮部202は、通常イーサネットフレーム601−3及び601−4の圧縮を行い、アクセスポイントの無線ネットワークインターフェース部204は圧縮イーサネットフレーム605−1及び605−2を無線端末101−1に送信する。無線端末101−1においては、ヘッダ比較部214が、イーサネットフレームのペイロードの最初にIPヘッダがないことを検出することにより、又は、圧縮部202が圧縮イーサネットフレームのイーサネットヘッダのタイプのスロットをローカルに利用してここに圧縮イーサネットフレームであることの識別子を設定している場合には、その識別子を検出することにより、圧縮イーサネットフレーム605−1及び605−2を認識すると、復元部213がヘッダ記憶部215に記憶されているIPヘッダ及びUDPヘッダを圧縮イーサネットフレーム605−1及び605−2に挿入することにより、復元IPパケットを得る。
図6(a)は、通常イーサネットフレーム601及び602並びに圧縮イーサネットフレーム605のフォーマットを示す。通常イーサネットフレーム601及び602は規格に基づくものである。IPヘッダは、第33〜48ビットを占める識別子(ID)を有する。この識別子は、イーサネットフレーム毎に異なるので、ヘッダ記憶部215に記憶しておいて復元部213により復元することができない。従って、圧縮部202は、この識別子をIPヘッダから抽出して、図6(a)に示すように圧縮イーサネットフレーム605のペイロードに挿入する。そして、復元部213は、各圧縮イーサネットフレーム605を受信する度に、そのペイロードに挿入されている識別子を抽出し、ヘッダ記憶部215に記憶されているIPヘッダに挿入し、その挿入後のIPヘッダをUDPヘッダと共にコーデック信号の前に追加して、IPパケットを復元する。但し、アクセスポイント装置104と無線端末101−1の間で圧縮イーサネットフレーム605の再送が無いならば、無線端末101−1で独自の擬似的な識別子を再生してもよい。この場合には、圧縮イーサネットフレーム605に識別子を挿入しない。
また、圧縮イーサネットフレーム605のペイロードにコーデック信号の全てを挿入する代わりに、図6(b)に示すように、コーデック信号のヘッダを除いた部分(ペイロード)のみを挿入するようにしてもよい。但し、この場合には、コーデック信号のヘッダ部内の可変情報(タイムスタンプとシリアル情報)を、IPヘッダ内の識別子と同様に、圧縮イーサネットフレーム605のペイロードに挿入する。復元側では、圧縮開始前に、コーデック信号のヘッダ(可変情報を除く)を予め記憶しておく。こうすることにより、圧縮が開始したならば、復元側で、圧縮イーサネットフレーム605に含まれているコーデック信号のヘッダ部を除いた部分及びコーデック信号のヘッダ部内の可変情報並びに予め記憶しておいたコーデック信号のヘッダ部(可変情報を除く)を基に、コーデック信号を復元することが可能となる。
コーデック信号のうちの前半の12バイトは、RTPヘッダであり、CSRC(Contribution Source Identifier)まで含めて数えると20バイトとなる。コーデック信号のうちの後半の10バイトはG.729コーデックの場合の実データであるが、ペイロードヘッダによってこのバイト数は変化する。
ヘッダ比較部215は、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル番号、送信元ポート番号及び宛先ポート番号が同一なイーサネットフレームを少なくても2回受信した場合にイーサネットフレームの圧縮を開始するべきであると判断する。この他に、送信元MAC(Media Access Control)アドレス、宛先MACアドレス、RTPヘッダ、RTCP、VoIPのSIPヘッダ、H.248(MEGACO)ヘッダ、H.323ヘッダ、HTML(HyperText Markup Language)ヘッダ、SNMPヘッダ(Simple Network management Protocol)、COPS(Common Open Policy Service)の値、パターン又はシーケンスをみることによりイーサネットフレームの圧縮を開始するべきであるかどうかを判断してもよい。
また、ヘッダ比較部214は、IPヘッダを無視してイーサネットフレームにUDPヘッダ及びRTPヘッダが含まれているか否かをみて、そうであれば、そのUDPヘッダ及びRTPヘッダを含むイーサネットフレームのイーサネットヘッダ、IPヘッダ(識別子除く)、UDPヘッダ及びRTPヘッダを記憶し、記憶したイーサネットヘッダ、IPヘッダ(識別子を除く)、UDPヘッダ及びRTPヘッダ(タイムスタンプ及びシーケンス番号を除く)とイーサネットヘッダ、IPヘッダ(識別子を除く)、UDPヘッダ及びRTPヘッダ(タイムスタンプ及びシーケンス番号を除く)が一致するイーサネットフレームを受信したときに、そのイーサネットフレームに含まれるIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号を特定して、イーサネットフレームの圧縮を開始するべきであると判断してもよい。また、ヘッダ比較部214は、IPヘッダ及びUDPヘッダを無視してイーサネットフレームにRTPヘッダが含まれているか否かをみて、そうであれば、そのRTPヘッダを含むイーサネットフレームのイーサネットヘッダ、IPヘッダ(識別子を除く)、UDPヘッダ及びRTPヘッダを記憶し、記憶したイーサネットヘッダ、IPヘッダ(識別子を除く)、UDPヘッダ及びRTPヘッダ(タイムスタンプ及びシーケンス番号を除く)とイーサネットヘッダ、IPヘッダ、UDPヘッダ及びRTPヘッダ(タイムスタンプ及びシーケンス番号を除く)が一致するイーサネットフレームを受信したときに、そのイーサネットフレームに含まれるIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号を特定して、イーサネットフレームの圧縮を開始するべきであると判断してもよい。また、ヘッダ比較部214は、送信元IPと宛先IPアドレスとUDPのポート番号一致でRTPヘッダ確認はせず見なしでRTPと見なしてもよい。また、ヘッダ比較部214は、H.323、SIP又はH.248でのRTPパス設定情報をみて、ポート番号を把握し、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス及び把握したポート番号(UDP内)を基に、圧縮の開始の判断を行ってもよい。
制御部203は、例えば、圧縮部202が削除するべきヘッダを有するイーサネットフレームが所定時間来なくなったときに、圧縮部202にイーサネットフレームの圧縮を終了させる。又は、制御部203は、無線端末101−1がアクセスポイント装置104に再ログインしたときに、圧縮部202にイーサネットフレームの圧縮を終了させてもよい。圧縮の終了は所定の切断パケットで無線端末に通知する。
また、制御部203は、過負荷やリセット等が生じたときにも圧縮部202にイーサネットフレームの圧縮を終了させてもよい。更に、制御部203は、圧縮を開始してから一定時間が経過したときに圧縮部202にイーサネットフレームの圧縮を終了させてもよい。
また、上記では音声データ又は動画データをRTPで送信する場合を例にとり説明したが、他のプロトコルで送信される音声データ又は動画データを送信する場合にも本発明を適用することができる。更に、RTP又は他のプロトコルで送信される周期性のあるデータを送信する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記の説明では、圧縮要求信号にIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の指定を含め、圧縮部202は指定されたIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号を有するイーサネットフレームを圧縮するとしたが、圧縮要求信号にそのような指定を含めず、圧縮部は圧縮要求信号を送信した無線端末のMACアドレスを検出し、そのMACアドレス宛の最新のコーデック信号を含む通常イーサネットフレームを検索し、検索された通常のイーサネットフレームに含まれるIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号を有する将来の通常のイーサネットフレームを圧縮するようにしてもよい。
[実施形態2]
従来技術では、アクセスポイント装置104は、通常イーサネットフレームをそのまま無線端末101−1に転送する。そして、1つの無線LANフレームが含むことができるイーサネットフレームの数は1つであり、1つのアクセスポイント装置が単位時間当たりに送信することができる無線LANフレームの数は所定数以下に制限されているので、従来技術では、有線ネットワーク機器からアクセスポイント装置に送信されるイーサネットフレームに含まれるコーデック信号のバイト数が少ない場合には、無線LANシステムの無線帯域幅を有効に利用することができなかった。特に、VoIPの場合には、1つのコーデック信号に含まれるバイト数が少ないので、この欠点が顕著であった。実施形態2はこの問題を解決するものである。
図7は、実施形態2によるネットワーク機器101−1、アクセスポイント装置104及び有線ネットワーク機器105の動作を示すシーケンス図である。図7を参照すると、有線ネットワーク機器105は、無線端末101−1宛の通常イーサネットフレーム611−1〜611−6をアクセスポイント装置104に順次送信する。アクセスポイント装置104は、通常のイーサネットフレーム611−1及び611−2を通常のイーサネットフレーム612−1及び612−2として無線端末101−1に転送する。また、無線端末101−1のヘッダ比較部214は、コーデック信号が内包されている通常イーサネットフレーム612−1及び612−2を受信したことを認識し、これに応じて、ヘッダ記憶部215は、イーサネットフレーム612−2に記述されているIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶し、圧縮要求送信部212は圧縮要求(圧縮REQ)613をアクセスポイント装置104に送信する。アクセスポイント装置104の制御部203は、圧縮要求613に応答して、圧縮肯定応答(圧縮ACK)614を無線端末101−1に返信する。その後、アクセスポイント装置104の圧縮部202は、通常イーサネットフレーム611−3、611−4、611−5及び611−6に含まれているコーデック信号をまとめて1つのイーサネットフレームのペイロードにIPパケット及びUDPパケットを介さないで直接挿入して圧縮イーサネットフレーム615を形成し、それを無線端末101−1に送信する。無線端末101−1においては、ヘッダ比較部214が、イーサネットフレームのペイロードの先頭にIPヘッダがないことを検出することにより、又は、圧縮部202が圧縮イーサネットフレームのイーサネットヘッダのタイプのスロットをローカルに利用してここに圧縮イーサネットフレームであることの識別子を設定している場合には、その識別子を検出することにより、圧縮イーサネットフレーム615を認識すると、復元部213がヘッダ記憶部215に記憶されているIPヘッダ及びUDPヘッダを圧縮イーサネットフレーム615に挿入することにより、復元イーサネットフレームを得る。
圧縮イーサネットフレームは、特別にリトライ等の再送制御を強化してもよい。
図8は、通常イーサネットフレーム611−3〜611−6及び圧縮イーサネットフレーム615のフォーマットを示す。通常イーサネットフレーム611−3〜611−6は規格に基づくものである。IPヘッダは、第33〜48ビットを占める識別子(ID)を有する。この識別子は、イーサネットフレーム毎に異なるので、ヘッダ記憶部215に記憶しておいて復元部213により復元することができない。従って、圧縮部202は、この識別子をIPヘッダから抽出して、図8に示すように圧縮イーサネットフレーム615のペイロードに挿入する。そして、復元部213は、各圧縮イーサネットフレーム615を受信する度に、そのペイロードに挿入されている識別子を抽出し、ヘッダ記憶部215に記憶されているIPヘッダに挿入し、その挿入後のIPヘッダをUDPヘッダと共に各コーデック信号の前に追加して、4つのIPパケットを復元する。但し、アクセスポイント装置104と無線端末101−1の間で圧縮イーサネットフレームの再送が無いならば、無線端末101−1で独自の擬似的な識別子を再生してもよい。この場合には、圧縮イーサネットフレーム615に識別子を挿入しない。
実施形態2では、アクセスポイント装置104が送信するイーサネットフレームの数を削減することができる。また、別の観点から見れば、1つの無線LANフレームに入るコーデック信号のバイト数を増やすことができる。従って、実施形態2では無線LANシステムの無線帯域幅を有効に利用することができる。
[実施形態3]
実施形態1及び2では、1台の無線端末101−1がコーデック信号を受信する場合について説明したが、実施形態2では、図9に示すように複数の無線端末101−1〜101−4がコーデック信号を受信する場合についてのものである。
図10は、実施形態3の動作を示すシーケンス図である。図10を参照すると、有線ネットワーク機器105は、無線端末101−1宛の通常イーサネットフレーム626−1、無線端末101−2宛の通常イーサネットフレーム626−2、無線端末101−3宛の通常イーサネットフレーム626−3及び無線端末101−4宛の通常イーサネットフレーム626−4をこの順にアクセスポイント装置104に送信する。その後、アクセスポイント装置104は、イーサネットフレーム626−1〜626−4に含まれているコーデック信号を内包した圧縮イーサネットフレーム627をネットワーク端末101−1〜101−4にブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストする。
図11は、通常イーサネットフレーム626−1〜626−4及び圧縮イーサネットフレーム627のフォーマットを示す。通常イーサネットフレーム626−1〜626−4は規格に基づくものである。圧縮イーサネットフレーム627のペイロードには、IPパケット及びUDPパケットを介さないで、通常イーサネットフレーム626−1〜626−4に含まれているIPヘッダの識別子及びコーデック信号が直接挿入される。なお、無線端末101−1〜101−4が独自の擬似的な識別子を再生する場合には、圧縮イーサネットフレーム627から識別子を削除してよい。
アクセスポイント装置104が、圧縮要求をしてきた無線端末に返す圧縮肯定応答に、圧縮に係るコーデック信号の圧縮イーサネットフレームにおけるスロット番号を入れることにより、無線端末はそのスロット番号を基に自機宛のコーデック信号の位置を識別することができ、また、1つの無線端末が圧縮イーサネットフレームを用いる2以上の通信を別々のポートを用いて行っている場合であっても、無線端末はスロット番号によりこれらの通信を識別することができる。異なったポートを利用する通信のコーデック信号は異なったスロットに挿入されるからである。スロット番号とは、図11の例では、無線端末101−1〜101−4宛のコーデック信号についてそれぞれ1〜4となるものである。なお、スロット番号の代わりにスロットの位置を示すオフセットを用いてもよい。
例えば、通常イーサネットフレーム626−1がジッタのために一周期前(アクセスポイント装置104が圧縮イーサネットフレーム627の前の圧縮イーサネットフレームを送る前)に到来した場合には、その一周期前の圧縮イーサネットフレームに無線端末101−1宛のコーデック信号を2つ挿入し、圧縮イーサネットフレーム627には無線端末101−1宛のコーデック信号を挿入しない。1つの圧縮イーサネットフレームに同一の無線端末の同一ポート宛のコーデック信号を2個挿入する場合には、例えば、圧縮イーサネットフレームのペイロードに通常通りの一揃いのコーデック信号を挿入し、そのペイロードの末尾にその無線端末宛のコーデック信号及び正常な場合のスロット番号の組を追加する。また、圧縮イーサネットフレームに、ある無線端末宛のコーデック信号を挿入しない場合には、例えば、コーデック信号の全てのビットの値をヌル(null)値とする。
1つのイーサネットフレームには最大で1500バイトのデータしか挿入することができないが、アクセスポイント装置104に接続される無線端末の数が増加した等の理由により全ての無線端末宛のコーデック信号を合わせると1500バイトを超える場合には、複数の圧縮イーサネットフレームを利用して全ての無線端末宛のコーデック信号を送信する。この場合、圧縮イーサネットフレームのペイロードに分割符号、分割時の圧縮イーサネットフレームの番号等を記述して、コーデック信号が複数の圧縮イーサネットに分割して送信されていることを無線端末が認識できるようにする。
実施形態3では、アクセスポイント装置104が送信するイーサネットフレームの数を削減することができる。また、別の観点から見れば、1つの無線LANフレームに入るコーデック信号のバイト数を増やすことができる。従って、実施形態3では無線LANシステムの無線帯域幅を有効に利用することができる。
[実施形態4]
次に、図12に示すように、1台の無線端末101−1がアクセスポイント装置104を介して有線ネットワーク装置105にコーデック信号を送信する場合を説明する。
図13は、無線端末101の実施形態4に関連した要部の概念図である。図13を参照すると、無線端末101は、図4にも示した無線ネットワークインターフェース部211及びネットワークドライバインターフェースAPI216に加え、圧縮部221、ヘッダ比較部222及び復元要求送信部223を備える。ネットワークドライバインターフェースAPI216は、上位層からコーデック信号を含むIPパケットを受け取る。圧縮部221は、ネットワークドライバインターフェースAPI216から入力したIPパケットを基に圧縮イーサネットフレームを生成する。無線ネットワークインターフェース部211は、イーサネットフレームを含む無線LANフレームをアクセスポイント装置へ送信する。ヘッダ比較部222は、ネットワークドライバインターフェースAPI216から入力したIPパケットのヘッダ等に関連した所定の比較を行い、その比較の結果に基づいてイーサネットフレームの圧縮を開始するかどうか及び終了するかどうかを判断する。復元要求送信部223は、ヘッダ比較部222が圧縮イーサネットフレームの開始をしようと判断したときにアクセスポイント装置に復元要求(復元REQ)を送信する。
図14は、アクセスポイント装置104の実施形態4に関連した要部の概念図である。図14を参照すると、アクセスポイント装置104は、図3にも示した有線ネットワークインターフェース部201及び無線ネットワークインターフェース部204に加え、復元部231、ヘッダ記憶部232及び制御部233を備える。無線ネットワークインターフェース部204は、無線端末101よりイーサネットフレームを含んだ無線LANフレームを受信する。復元部231は、ヘッダ記憶部232に記憶されているIPヘッダ及びUDPヘッダを用いて無線ネットワークインターフェース部204から入力した圧縮イーサネットフレームを通常のイーサネットフレームに復元する。有線ネットワークインターフェース部201は、通常のイーサネットフレームを有線ネットワーク装置105に送信する。制御部233は、無線端末101の復元要求送信部223から受信した復元要求に応じて復元肯定応答(復元ACK)を返信すると共に、復元要求があったときにヘッダ記憶部232に無線ネットワークインターフェース部204から入力したイーサネットフレームのIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶するように要求を出す。ヘッダ記憶部232は、制御部233からの要求に応じて無線ネットワークインターフェース部204から入力したイーサネットフレームのIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶する。
図15は、実施形態4によるネットワーク機器101−1、アクセスポイント装置104及び有線ネットワーク機器105の動作を示すシーケンス図である。図15を参照すると、無線端末101−1は、通常イーサネットフレーム631−1及び631−2を無線LANフレームに入れてアクセスポイント装置104に送信する。アクセスポイント装置104は、通常イーサネットフレーム631−1及び631−2を通常イーサネットフレーム632−1及び632−2として有線ネットワーク機器105に転送する。次に、無線端末101−1のヘッダ比較部222は、ヘッダ比較部214と同様に、通常イーサネットフレーム631−1及び631−2にコーデック信号が含まれていることを検出すると、無線端末101−1の復元要求送信部223は、アクセスポイント装置104に復元要求(復元REQ)633を送信する。この復元要求633をアクセスポイント装置104の制御部233が受信すると、制御部233は、ヘッダ記憶部232に通常イーサネットフレーム631−2に含まれているIPヘッダ及びUDPヘッダを記憶させ、無線端末101−1に復元肯定応答(復元ACK)634を返信する。次に、圧縮部221は、ネットワークドライバインターフェースAPI216からコーデック信号を含むIPパケットを4つ受信すると、その4つのIPパケットに含まれるコーデック信号を含んだ圧縮イーサネットフレーム635を生成し、アクセスポイント装置104に送信する。アクセスポイント装置104が圧縮イーサネットフレーム635を受信すると、復元部231は、ヘッダ記憶部232に記憶されているIPヘッダ及びUDPヘッダを用いて4つの通常イーサネットフレーム636−1〜636−4を復元し、順次、有線ネットワーク機器105に通常イーサネットフレーム636−1〜636−4を送信する。
図16は、圧縮イーサネットフレーム635及びそれから復元された通常イーサネットフレーム636−1〜636−4のフォーマットを示す。圧縮イーサネットフレーム635のペイロードには4組の識別子及びコーデック信号がIPパケット及びUDPパケットを介さないで直接挿入される。4つの識別子は、圧縮部221がネットワークドライバインターフェースAPI216から入力した4つのIPパケットのIPヘッダに含まれているものである。4つのコーデック信号は、圧縮部221がネットワークドライバインターフェースAPI216から入力した4つのIPパケットに含まれるUDPパケットに含まれるコーデック信号である。通常イーサネットフレーム636−1〜636−4は、規格に基づくものである。圧縮イーサネットフレーム635に含まれていた4つの識別子及びコーデック信号は4つの通常イーサネットフレーム636−1〜636−4に分散される。
アクセスポイント装置104と無線端末101−1の間で圧縮イーサネットフレーム635の再送が無いならば、アクセスポイント104で独自の擬似的な識別子を再生してもよい。この場合には、圧縮イーサネットフレーム635に識別子を挿入しない。
また、図15及び図16の例では、4つのコーデック信号を1つの圧縮イーサネットフレームに挿入するとしたが、一般には、1個以上のコーデック信号を1つの圧縮イーサネットフレームに挿入することとなる。また、1つの圧縮イーサネットフレームに挿入するコーデック信号の数を定めるのではなく、所定時間内に圧縮部221が受信したIPパケットの数のコーデック信号を1つの圧縮イーサネットフレームに挿入するようにしてもよい。
実施形態4では、無線端末101がアクセスポイント装置104に送信するイーサネットフレームの数を削減することができる。また、別の観点から見れば、1つの無線LANフレームに入るコーデック信号のバイト数を増やすことができる。従って、実施形態4では無線LANシステムの無線帯域幅を有効に利用することができる。
[実施形態5]
実施形態4では、1つの無線端末のみに注目していたが、全ての無線端末101−1〜101−4が実施形態4の動作をして同時に圧縮イーサネットフレームを送信すると、無線LANシステムの無線帯域幅を超えたり、アクセスポイント装置104の処理能力を超える場合が生ずる。実施形態5はこのような事態を防止するものである。
図17に実施形態5の概念図を示す。無線端末101−1〜101−4は、一定の時間間隔Tを挟んで順次圧縮イーサネットフレームをアクセスポイント装置104に送信する。こうすることにより、一時にアクセスポイント装置104が処理するべき圧縮イーサネットフレームの数を減らせるので、アクセスポイント装置104がパケット廃棄したりすることを防止することができる。
アクセスポイント装置104は、同期情報を定期的に全ての無線端末101−1〜101−4にブロードキャストする。そして、無線端末101−1〜101−4は、アクセスポイント装置104から実施形態3に従って圧縮イーサネットフレームを受信しており、各無線端末は自機に宛てられたコーデック信号が圧縮イーサネットフレーム中で何番目のスロットに割り当てられているかを知っている。従って、各無線端末は同期情報及びスロット番号を基に自機が圧縮イーサネットフレームを送信するタイミングを算出することができる。
時間間隔Tは、圧縮イーサネットフレームの周期をP、無線端末の数をNとすれば、
T=P/N
となる。また、コーデックデータを含む1つのRTPパケットを生成する時間をR、圧縮イーサネットフレームの周期をP、無線端末の数をNとして、同時に圧縮イーサネットフレームを送ることができる無線端末の数Sを、
S=R/(P/N)
としてもよい。但しS台の無線端末は、時間間隔Tの間に異なったタイミングで圧縮イーサネットフレームを送信してもよい。例えば、R=10[ミリ秒]、P=40[ミリ秒]、N=8[台]である場合には、
S=10/(40/8)=2[台]
となるので、時間間隔10[ミリ秒]の間に2[台]の無線端末が圧縮イーサネットフレームを送信してもよい。そして、2[台]の無線端末が時間間隔10[ミリ秒]の間にずらして圧縮イーサネットフレームを送信してもよいので、5[ミリ秒]の間に1[台]の無線端末が圧縮イーサネットフレームを送信するようにしてもよい。
実施形態5は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用することができる。
[実施形態6]
実施形態6は、実施形態3と同様に図9に示すように複数の無線端末101−1〜101−4がコーデック信号を受信する場合についてのものである。実施形態3では、図10に示すようにアクセスポイント装置104は圧縮イーサネットフレーム627をブロードキャスト又はマルチキャストするが、実施形態6では、図18に示すようにアクセスポイント104は通常イーサネットフレーム626−1〜626−4を基にカスタム圧縮フレーム641を生成し、これをブロードキャスト又はマルチキャストする。
図19は、通常イーサネットフレーム626−1〜626−4及びカスタム圧縮フレーム641のフォーマットを示す。通常イーサネットフレーム626−1〜626−4は規格に基づくものである。無線LANフレームのペイロードにはイーサネットフレームの代わりにカスタム圧縮フレーム641が挿入される。カスタム圧縮フレーム641のヘッダには、周期情報が挿入される。周期情報とは、カスタム圧縮フレーム641に挿入されているコーデック信号の周期を示すものである。周期情報は、同じ周期のコーデックストリームを集めて最小数のカスタム圧縮フレームを生成するために必要である。カスタム圧縮フレーム641のペイロードには、IPパケット及びUDPパケットを介さないで、通常イーサネットフレーム626−1〜626−4に含まれているIPヘッダの識別子及びコーデック信号が直接挿入される。また、無線端末101−1〜101−4が独自の擬似的な識別子を再生する場合には、カスタム圧縮フレーム641から識別子を削除してよい。
図20は、無線端末101、アクセスポイント装置104及び有線ネットワーク装置105の全体を示すブロック図である。図19に示すカスタム圧縮フレームに挿入される周期情報をアクセスポイント装置104が生成するために、アクセスポイント装置104の上位制御部301は、有線ネットワーク機器105のコーデック部302から所定のプロトコルによりコーデック信号の周期情報を受信する。TCP/IPのソケット情報(IPアドレス、プロトコル番号、ポート番号等)やコーデック種別情報をコーデック周期情報に添えてもよい。ソケット情報は、通信のリンクを示す。RTPとして同一のソケット情報を持ったパケットは、音声の場合、コーデック種別で基本周期が、またRTPのリンク単位でパケット周期が決まる。
コーデック信号の周期情報は、圧縮効率を上げるためにアクセスポイント装置が把握しておく必要がある。すなわち、例えば、30ミリ秒に1回RTPパケットが8チャンネル生成され場合を考えると、30ミリ秒単位で8チャンネルのパケットを集めると、アクセスポイント装置から無線端末へ送信する無線LANフレームの数は1になり効率が上る。ところが、アクセスポイントがコーデック信号の周期情報を把握できずに、20ミリ秒単位でパケットを集めて無線LANフレームを生成すると、無線LANフレームに含まれるパケットの数が少なくなり効率が下がる。
上位制御部301は、図21に示すような方法で受信したRTPパケットの周期を基にカスタム圧縮フレーム641のヘッダに挿入する周期情報を決定する。図21に示す方法の要点を説明すると、ステップ801では、受信したRTPパケットの周期が乱れたかどうかを判断する。「今回の受信時間差は記憶されている受信時間差平均値とほぼ等しいかどうか」をみているのは、僅かに受信時間差が異なったのみの場合には受信したRTPパケットの周期が乱れているとは判断しないためである。RTPパケットの周期が乱れていると判断したならばステップ802に進む。ステップ802で調べる周期変更検証フラグはカスタム圧縮フレームの周期の調整中であるかどうかを示すものである。今回初めて調整に入ると判断したならば周期変更検証フラグをONにして(ステップ803)、新たに受信時間差平均値を記憶する(ステップ804)。RTPパケットの周期が乱れていないと判断したならばステップ805に進む。ステップ805では、前回まで周期調整をしていたのかどうかを判断する。前回まで周期調整をしていたと判断すれば、それを示す周期変更検証フラグをオフにする(ステップS806)。ステップ806を経て次のメインループで再度ステップ805に来たと判断すれば、記憶されている受信時間差平均値を新たな受信時間差平均値として記憶する(ステップ807)。
また、アクセスポイント装置104は、通信をモニタし、RTPのコーデック整合シーケンスをヘッダ解析により検出したとき、予め定めたフレームの予め定めた場所の値を抽出することにより周期情報を取得してもよい。また、予め定めたポートの通信周期から周期情報を取得してもよい。
ある無線端末がコーデック信号の通信を終了したときには、その無線端末が使用していたスロットにダミー信号を挿入する。または、ある無線端末がコーデック信号の通信を終了したときには、その無線端末が使用していたスロットを削除し、その後のスロットを前に詰める。そして、カスタム圧縮フレームのヘッダに削除したスロットの番号を記述し、通信を継続している無線端末が自機に割り当てられているスロットが前にシフトされているか否か、そして前にシフトされているとすれば何スロット前にシフトされているかを知ることができるようにする。また、コーデック信号の通信を終了した無線端末が増加してダミー信号が挿入されたスロット又は削除されたスロットが増えた場合には、アクセスポイント装置104は、カスタム圧縮フレームを再構築し、現在コーデック信号の通信をしている無線端末のIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の組に対して1から順にスロットを再割当てする。この際、アクセスポイント装置104は新たなスロット番号を現在コーデック信号の通信をしている全ての無線端末に通知する。
また、コーデック信号の通信を新たに開始する無線端末が発生したときには、最後部のスロットの後に新たなスロットを追加し、その新たなスロットをその無線端末のIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の組に対して割り当てる。また、ダミー信号が挿入されているスロットがある場合には、そのスロットをその無線端末のIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の組に対して割り当ててもよい。そして、新たに割り当てたスロットの番号を新たにコーデック信号の通信を開始した無線端末に通知する。
上記の削除及び追加の動作は、コーデック信号のスロット長が固定である場合に成立する。コーデックの種類と動作周期が共通である場合には、コーデック信号のスロット長を固定とすることができる。また、周期が同一で周期毎のデータ量の異なるコーデック信号を最大データ量に等しい容量のスロットで送信することにより、スロットサイズを揃えても良い。
コーデック信号のスロット長が可変である場合には、以下のようになる。
アクセスポイント装置104は、圧縮要求をしてきた無線端末に返す圧縮肯定応答に、圧縮に係るコーデック信号の位置を示すオフセットを入れる。
ある無線端末がコーデック信号の通信を終了したときには、その無線端末が使用していたスロットにダミー信号を挿入する。又は、ある無線端末がコーデック信号の通信を終了したときには、その無線端末が使用していたスロットを削除し、その後のスロットを前に詰める。そして、カスタム圧縮フレームのヘッダに削除したスロットのオフセットと長さを記述し、通信を継続している無線端末が自機に割り当てられているスロットが自機に割り当てられているスロットがシフトされているか否か、そしてシフトされているとすれば何バイトシフトされているかを知ることができるようにする。また、コーデック信号の通信を終了した無線端末が増加してダミー信号が挿入されたスロット又は削除されたスロットが増えた場合には、アクセスポイント装置104は、カスタム圧縮フレームを再構築し、現在コーデック信号の通信をしている無線端末のIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の組に対して1から順に可変長のスロットを再割当てする。この際、アクセスポイント装置104は新たなスロットのオフセットを現在コーデック通信をしている全ての無線端末に通知する。
なお、コーデック信号のスロット長が可変である場合であっても、スロット間にスロット境界であることを示す信号を挿入することにより、スロット長が固定である場合と同様な動作によりコーデック信号の追加と削除を扱うことができるようになる。
また、コーデック信号の通信を新たに開始する無線端末が発生したときには、最後部のスロットの後に新たなスロットを追加し、その新たなスロットをその無線端末のIPアドレス、プロトコル番号及びポート番号の組に対して割り当てる。そして、新たに割り当てたスロットのオフセットをコーデック信号の通信を新たに開始した無線端末に通知する。
ジッタの影響で、あるカスタム圧縮フレームに挿入するべきであったスロットにコーデック信号を挿入できない場合には、そのスロットにはヌル信号を挿入する。また、ジッタの影響で1つのカスタム圧縮フレームに同じ宛先のコーデック信号を2つ入れなければならなくなったときには、1つのコーデック信号は通常のスロットに挿入し残りの1つのコーデック信号は図22に示すように追加のスロットに挿入する。図22に示すように、追加のスロットにはスロット番号も記述する。
また、カスタム圧縮フレームをフレーム単位又はスロット単位で暗号化しても良い。この場合には、暗号キーを圧縮肯定応答に含ませてアクセスポイント装置から無線端末に送信する。
図23は、カスタム圧縮フレームの他の形態を示す。この形態は、1つのカスタム圧縮フレームに相互に異なった周期のコーデック信号を挿入するものである。こうすることにより、異なった周期でアクセスポイント装置104に到来するコーデック信号を少ない遅延で無線端末に送信することが可能となる。仮に異なった周期でアクセスポイント装置104に到来するコーデック信号を同一の周期で無線端末に送信すると、周期の長いコーデック信号と同一の周期のカスタム圧縮フレームを生成することとなり、周期の短いコーデック信号が遅延されることとなるからである。また、こうすることにより、異なった周期毎に図19に示す無線LANフレームを別々の生成する場合に比べ、無線LANフレームの数を削減することができる。図23の例では、音声コーデック信号#1〜#4は、第1の周期を有し、動画コーデック信号#3〜#4は第2の周期を有する。カスタム圧縮フレームには、オフセット識別子とオフセットを有するオフセット関連情報、第1の周期情報、音声コーデック信号#1〜#4、第2の周期情報及び動画コーデック信号#3〜#4がこの順に挿入される。オフセット識別子は、オフセットがどのような種類のオフセットであるかを示す。図23の例では、オフセット識別子はオフセットが第2の周期情報の位置を指すことを示す。第1の周期情報は音声コーデック信号#1〜#4の周期を示す。第2の周期情報は動画コーデック信号#3〜#4の周期を示す。
アクセスポイント装置104の上位制御部301は、予め定めた通信ヘッダ(VoIP又はビデオ通信の制御ヘッダ)をみることにより、又は予め定めた時間通信が途絶えたかどうかをみることにより、コーデックの動作の終了を検出する。又は、アクセスポイント装置104の上位制御部301は、図20に示す有線ネットワーク機器105のVoIP部303から予め定めたフレームで切断を通知されたときに、コーデックの動作の終了を検出する。
圧縮フレームでのコーデックのスロットを整合せず、新規RTP通信は、音声フレームの後付として自動運用しても良い。未使用スロットが無いため、パケット長を常に短くできる。また整合のやり取りを簡略化でき、図8のシーケンスの簡略化を提供できる。
予め定めたパケットを受信した場合、保留や転送やキャッチホンやチャット等でRTPの途切れが長期持続される場合に備え、所定の時間(例えば、3秒)のRTP未使用を検出しても切断としてのスロット変更(スロット削除)をせず、そのまま通信し、スロットを使っていた通信の切断を通知せずに、ヌル(未使用)の符号を記載して、次のRTP通信があるまでそのままとしても良い。
前述のヌルの場所が増えすぎた場合、スロットの再整合通知をしてパケット長を短くする手段を提供しても良い。
合成するパケットには、異なる周期の音声データ同士だけでなく、異なる周期の動画データ及び音声データを挿入してもよい。
フレームは暗号化通信するため、暗号化通信したいRTPに対応するスロットアサイン時にそのスロットの暗号かパスワードを整合してもよい。予め定めた上位装置からの暗号化方式や暗号キーを予め定めた方式情報を含むパケットを受信して、RTP情報を復元し、その個々のRTPに対応するスロット対応の暗号化通信をしてもよい。
VLAN(Virtual Local Area Network)等グループでの暗号化方式を共有する単位で、データの暗号を解き、圧縮フレームを作成し、その圧縮フレーム自体を暗号化通信してもよい。
実施形態6は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態7]
実施形態7は、VLANのパケットを扱うものである。VLANには、ポートベースVLAN、MACアドレスベースVLAN及びポリシーベースVLAN、802.1q、802.1d、IPsec、L2TP等様々な方式がある。
このうち802.1qではVLANタグが添付され、さらに暗号化されたIPパケットを扱える。
この場合、IPパケットが暗号化されているので、IPパケットのIPヘッダ及びUDPヘッダを無線LANシステム内の送信側で削除して、受信側で復元することが単純にはできない。
一方、VLANタグは802.1qで規定され32byteの基本型やその倍になる2重タグ付きフレーク等と大きいが、ストリームが同じ場合、802.1qで規定する幾つかのフレームの情報中VLAN ID、CFI識別子、優先度識別子等は固定の為、VLANタグを削除しても問題がない。他のVLANでも固定部分のヘッダ情報を持っているのでそこを削除しても問題がない。従って、実施形態7では、所定の種類のVLANのパケットのVLANタグを削除、あるいは、固定部分情報を削除して、圧縮フレームを作ることにより、伝送効率を上げる。
無線LANシステム内の送信側装置(つまり、アクセスポイント装置からの送信では、アクセスポイント装置、他方、無線端末からの送信では、無線端末)VLANの固定ヘッダを削除し、1個以上のIPパケットをそのまま無線LANフレームに挿入する。
図24は、実施形態7によるネットワーク機器101−1〜101−4、アクセスポイント装置104及び有線ネットワーク機器105の動作を示すシーケンス図である。図24を参照すると、有線ネットワーク機器105は、アクセスポイント装置104に通常イーサネットフレーム651−1〜651−4を順次送信する。通常イーサネットフレーム651−1〜651−4にはVLANフレームが含まれている。アクセスポイント装置104は、通常イーサネットフレーム651−1〜651−4に含まれているVLANフレームに含まれているIPパケットを基にカスタム圧縮フレーム652を生成し、これをネットワーク端末101−1〜101−4にブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストする。
図25は、通常イーサネットフレーム651−1〜651−4及びカスタム圧縮フレーム652のフォーマットを示す。図25を参照すると、通常イーサネットフレーム651−1はイーサネットフレームペイロードにVLANパケットを有し、VLANパケットはVLANタグ及びVLANペイロードを有し、VLANペイロードにはIPパケットが含まれている。カスタム圧縮フレームでは、無線LANフレームのペイロードにVLANパケットのペイロードに含まれていたIPパケットが4個含まれている。なお、無線LANフレームのペイロードに含まれるIPパケットの数は、一般に、1個以上である。受信側で、無線LANフレームの個々のIPが復元される。
予め定めたパケットで、アクセスポイント装置の上位制御部がVLANのグループ番号を受け取る、あるいは暗号解読キーを、図10のVoIP部、あるいは、コーデック部から受け取り、解析動作をし、前記RTPのデータを取り出し、多重フレーム通信をしても良い。
実施形態7は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態8]
実施形態8は、圧縮イーサネットフレーム又はカスタム圧縮フレームに挿入するコーデック信号の数をダイナミックに変化させるものである。
図26に示すように、アクセスポイント装置104から無線端末に送信するコーデック信号の数が少ないときには、1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数nを1とする(n=1)。そして、徐々にアクセスポイント装置104から無線端末に送信するコーデック信号の数が増加し、単位時間当たりに送信する無線LANフレームの数がしきい値に達したならば、アクセスポイント装置104は、1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数nを2とする(n=2)。こうすることにより、無線LANフレームの数を1/2に減少させることができる。そして、徐々にアクセスポイント装置104から無線端末に送信するコーデック信号の数が増加し、単位時間当たりに送信する無線LANフレームの数が再度しきい値に達したならば、アクセスポイント装置104は、1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数nを3とする(n=3)。こうすることにより、無線LANフレームの数を2/3に減少させることができる。このような動作を1つの無線LANフレームに挿入することのできるコーデック信号の数が所定の最大数になるまで続ける。
また、アクセスポイント装置104から無線端末に送信するコーデック信号の数が減少したときには徐々に1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号を減らしていく。
なお、nの値を1から2、2から4、4から8というように、倍々に増加していってもよい。この場合、逆にnの値を減らすときのしきい値をnの値を増加させるときのしきい値の1/2に固定でき、簡便である。
1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数を変えるときには、アクセスポイント装置104は、圧縮イーサネットフレーム又はカスタム圧縮フレームを再構成し、各コーデック信号に割り当てられたスロット番号を無線端末に送信する。また、一般に全送信先のコーデック信号を1つの無線LANフレームに挿入することができないので、複数の無線LANフレームに跨って全送信先のコーデック信号を送信する。
前述の無線LANフレームに挿入するコーデック信号を増加するか否かを判断するためのしきい値は、無線LANシステムで単位時間に送信することが可能な無線LANフレームの最大数の所定の割合に設定する。そして、音声コーデック信号、動画コーデック信号及びデータ信号を別々の無線LANフレームで送信することとし、音声コーデック信号、動画コーデック信号及びデータ信号毎にしきい値を設定することにより、ある種類の信号の通信(例えば、音声通信)が他の種類の信号の通信(例えば、動画通信)により妨害されることを防止することが可能となる。また、これらのしきい値をユーザが自由に調整できるようにしてもよい。
また、LANの通信方式や、速度整合値に対応して予め登録したしきい値を参照してもよい。またしきい値は予め定めたパケットで通知されてもよい。
実施形態8の場合においても、1つの無線LANフレームに挿入するIPパケットの数を変化させることにより、単位時間に送信される無線LANフレームの数を所定数以下に抑えることが可能となる。
実施形態8は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態9]
実施形態9は、実施形態8に従って1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数を増加する動作を続け、その数が無線LANシステムの上限値に達した場合に対処するものである。上限値に達するとは、単位時間当たりに送信する無線LANフレームの数が無線LANシステムの限界にまで達し、且つ、1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の容量が無線LANフレームの容量の限界にまで達することをいう。
このような場合には、図27に示すように、上位制御装部301は、有線ネットワーク装置105のコーデック部302に、VoIP部303を介して、その旨を所定のプロトコルにより通知し、コーデック部302は、音声データ又は動画データの圧縮率を上げたり、1つのRTPパケットでコーデックフレームをマルチ化することにより、単位時間あたりのコーデック信号の数(RTPパケットの数)を減らす。
また、無線端末を負荷のより低い他のアクセスポイント装置にローミングさせるようにしてもよい。
このように上限値に達したならば、更なる通信量の増加を避けるために、新たなVoIP接続要求が有線ネットワーク機器に接続される図示しない装置からあったならば、ビジートンを返すことにより、呼を制限する。
図27の「1パケット当たりのコーデック信号の数の制御」とは、無線LANフレームに入れる音声コーデック信号の数の制御のことである。「コーデック帯域整合」とは、コーデックが生成するコーデック信号のビットレートの制御のことである。
なお、後述するゲートウェイやLAN間接続装置に、アクセスポイント104と同様に、図27に示すQoSミドル部308、ブリッジング部304、L2/L3QoSレベル整合部305、上位制御部301を持たせてもよい。この場合、ゲートウェイやLAN間接続装置の上位制御部301は、アクセスポイント104の上位制御部301と同様に、コーデック信号の数が上限値に達した場合の処理を行う。
[実施形態10]
実施形態10は、IPパケットに設定された優先度等を扱うものである。
IPヘッダには、TOS(Type Of Service)が挿入され、TOSは、IPパケットの優先度、遅延、スループット、信頼性、経費及びセキュリティを示す。実施形態10では、図28に示すように、コーデック信号と共にIPヘッダの識別子を圧縮イーサネットフレーム又はカスタム圧縮フレームに挿入するのと同様に、コーデック信号と共にTOSを圧縮イーサネットフレーム又はカスタム圧縮フレームに挿入する。
また、図29に示すように、L2/L3QoSレベル整合部に優先キュー306及び非優先キュー307を設け、優先度が高いIPパケットを優先キュー306に通し、優先度が低いIPパケットを非優先キュー307に通し、優先度が高いIPパケットが優先的にルーティングされるようにする。ここでの優先度は、従来技術であるTAG、802.1p及び802.1qにおけるものである。優先度は、具体的には、802.1qでは、VLANタグ内の優先度情報に従ったもの、TOSベースでは、TOSbitに従ったもの、802.1dでは、MACアドレス及びポート番号に対応したものである。
図29に示すように、VILAN情報は予め定めた対応テーブルに従い、無線LANで優先LANとの送受の優先順位の対応付をしてもよい。VILAN情報とは、広義のVLAN情報のことであり、L2VLAN、L3VLAN及びアプリケーションVLAN等がこれに含まれる。つまり、アクセスポイント装置の有線LAN側のQoS情報及びVILAN情報をコーデック情報として転送してもよい。
実施形態10は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態11]
更に、図30に示すように、QoSミドル部308に優先キュー309及び非優先キュー310を設け、優先度が高いIPパケットを優先キュー309に通し、優先度が低いIPパケットを非優先キュー310に通し、優先度が高いIPパケットが優先的にルーティングされるようにする。ここでの優先度は、無線LAN又は有線LANにおけるものである。優先度は、具体的には、802.1qでは、VLANタグ内の優先度情報に従ったもの、TOSベースでは、TOSbitに従ったもの、802.1dでは、MACアドレス及びポート番号に従ったものである。
図30に示したように、音声やストリーム情報を確保するために、無線LANからきたQoS無しRTPが所定のヘッダを持つ場合、あるいは所定の無線端末から来ている場合、アクセスポイント装置のブリッジング部304でLAN側送信時にQoS情報を付与しても良い。例えば、無線LANデバイスドライバ部311で音声情報端末から音声データを受信した場合に、TOSbitをパケットに付加して優先度を確保してから、WANに送信する。また、無線LANデバイスドライバ部311で音声情報端末から音声データを受信し、且つ、802.1p、802.1p又は802.1dで優先度の指定がある場合に、WANへ転送する際にMACアドレス上の優先度情報が消失するので、TOSやOSI第3層以上のVLANとして優先度を確保する。
無線LANから有線LANに向かうデータ及び有線LANから無線LANに向かうデータの双方について、データの重み付けをするために、ブリッジング部304は、ヘッダ情報対応の無線LAN、有線LANのQoS重み付けを判断基準として、無線LAN、有線LANのQoS重み付けとヘッダ情報を対応付けても良い。また、802.11eの優先順位と送信順位QoSを対応付けても良い。
また、図26に示すように、無線LANフレームの数が一定値以下になるように1つの無線LANフレームに挿入するコーデック信号の数を制御することを本発明ではパケット数QoSというが、パケット数QoSとOSI第2層及び第3層のQoS(I2TP、PPTP、802.1p、802.1q、IPsec等)を連携させることにより、パケットロスを抑える。
実施形態11は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態12]
図31に示すように、コーデック部が送受信する呼制御情報もカスタム圧縮フレームに挿入して、無線LANフレーム数を削減することにより、パケットロスを防止するようにしても良い。
また、複数のコーデック信号を含む無線LANフレームだけは、無線LANでの肯定応答を受けるまで再送強化を行うので、到達率が上がる。
実施形態12は、後述するゲートウェイ及びLAN間接続装置にも適用できる。
[実施形態13]
実施形態13は、アクセスポイント間、LAN間接続装置間又はゲートウェイ間において、圧縮したパケットを伝送するものである。
図32に実施形態13によるパケット圧縮方式及びパケット復元方式を含む構成を示す。図32を参照すると、ゲートウェイ114とゲートウェイ115は、LAN、WAN、VLAN等により接続されている。ゲートウェイ114には、端末111−1〜111−4が接続されている。ゲートウェイ115には、端末116−1〜116−4が接続されている。各端末111−i(i=1〜4)は、パーソナルコンピュータ112−i(i=1〜4)とこれに接続されたLANカード113−i(i=1〜4)を備える。各端末116−i(i=1〜4)も、同様に、パーソナルコンピュータ117−i(i=1〜4)とこれに接続されたLANカード118−i(i=1〜4)を備える。例えば、端末111−1〜111−4及びゲートウェイ114は、東京の本社にあり、端末116−1〜116−4及びゲートウェイ115は、大阪の支社にあるが、全てが東京の本社にあってもよい。
図33を参照すると、端末116−1〜116−4は、それぞれ、ゲートウェイ115に通常イーサネットフレーム701−1〜701−4を送信する。ゲートウェイ115は、端末116−1〜116−4から受信した通常イーサネットを基に圧縮イーサネットフレーム702を生成し、圧縮イーサネットフレーム702をゲートウェイ114に送信する。ゲートウェイ114は、ゲートウェイ115から受信した圧縮イーサネットフレーム702を基に通常イーサネットフレーム703−1〜703−4を生成し、通常イーサネットフレーム703−1〜703−4をそれぞれ端末111−1〜111−4に送信する。
図34を参照すると、通常イーサネットフレーム701−1〜701−4は、イーサネットヘッダ、イーサネットペイロード及びイーサネットエンダより構成され、イーサネットペイロードには、IPヘッダとIPペイロードより構成されるIPパケットが挿入され、IPペイロードにはUDPヘッダとコーデック信号より構成されるUDPパケットが挿入されている。IPヘッダには、IPパケットの識別子(ID)が含まれる。
圧縮イーサネットフレーム702は、イーサネットヘッダ、イーサネットペイロード及びイーサネットエンダより構成され、イーサネットペイロードには、IPパケット及びUDPパケットを介さないで、通常イーサネット701−1〜701−4に含まれていたIPパケットの識別子(ID)及びコーデック信号が直接挿入されている。
通常イーサネットフレーム703−1〜703−4は、通常701−1〜701−4と同様の構成を有する。
端末111−1宛てのコーデック信号を含む通常イーサネットフレームのIPヘッダは識別子(ID)を除き固定であり、その通常イーサネットフレームのUDPヘッダも固定である。従って、ゲートウェイ114は、端末111−1宛てのコーデック信号を含む通常イーサネットフレームを検出したならば、その通常イーサネットフレームに含まれるIPヘッダ(識別子(ID)を除く)及びUDPヘッダを記憶し、ゲートウェイ115に対し端末111−1宛てのコーデック信号を含む圧縮イーサネットフレームのIPアドレスとポート番号を指定して圧縮要求を送信する。ゲートウェイ115は、その圧縮要求に対して、圧縮イーサネットフレームにおいて端末111−1宛てのコーデック信号及び識別子(ID)を挿入するスロット番号を付加した肯定応答をゲートウェイ114に送信する。そして、ゲートウェイ115は、端末111宛ての通常イーサネットフレーム701−1からIPヘッダ中の識別子(ID)とコーデック信号を抽出し、これらを圧縮イーサネットフレーム702のゲートウェイ114に通知したスロットに挿入して、圧縮イーサネットフレーム702をゲートウェイ114に送信する。ゲートウェイ114は、圧縮イーサネットフレーム702を受信すると、その圧縮イーサネットフレーム702のゲートウェイ115から知らされたスロットから識別子(ID)及びコーデック信号を抽出し、これらと予め記憶しておいたIPヘッダ(識別子(ID)を除く)及びUDPヘッダを基に通常イーサネットフレーム703−1を生成し、その通常イーサネットフレーム703−1を端末111−1に送信する。
端末111−2〜111−4宛てのコーデック信号を含むイーサネットフレームについても同様である。
このようにして、ゲートウェイ114とゲートウェイ115の間で伝送されるイーサネットフレームの数を削減することが可能となる。
なお、上記の説明では、第2層にイーサネットを用いるとしたが、この代わりに、PPP、ATM、フレームリレー等を用いてもよい。また、端末116−1〜116−4からゲートウェイ115に送信するイーサネットフレームとゲートウェイ114から端末111−1〜111−4に送信するイーサネットフレームも、前述の実施形態と同様に圧縮を行ってもよい。
また、圧縮イーサネットフレームを図19に示すようなカスタム圧縮イーサネットフレームとしてもよい。この場合、ゲートウェイ115が図21に示すような方法でカスタム圧縮イーサネットフレームに挿入する周期情報を生成する。
[実施形態14]
実施形態13においては、ゲートウェイ114とゲートウェイ115は同一のサブネットに属することを前提としていた。従って、サブネット内で知ることができるMACアドレスを用いることにより、ゲートウェイ115からゲートウェイ114にIPアドレスを含まないパケットを送信することが可能であった。
これに対し、実施形態14は、ゲートウェイ114が属するサブネットとゲートウェイ115が属するサブネットが異なっている場合を想定している。
このような場合には、図35に示すように、圧縮イーサネットフレーム702のペイロードにゲートウェイ114のIPアドレスを宛先IPアドレスとしたIPヘッダ401を挿入する。こうすることにより、ゲートウェイ115からゲートウェイ114へのルーティングが可能となる。
[実施形態15]
実施形態13においては、複数の端末116−1〜116−4から複数の端末111−1〜111−4に向かう通常イーサネットフレームをゲートウェイ114とゲートウェイ115との間で圧縮するものであった。
これに対し、実施形態15においては、単一の端末116−1から単一の端末111−1に向かう通常イーサネットフレームをゲートウェイとゲートウェイ115との間で圧縮するものである。
実施形態15におけるシーケンス図を図36に示す。図36を実施形態13のシーケンス図を示す図33と比較すると明らかなように、実施形態15は、実施形態13と比較すると、通常イーサネットフレーム701−1〜701−4が全て端末116−1から送信され、通常イーサネットフレーム703−1〜703−4が全て端末111−1により受信される点が異なる。
通常イーサネットフレーム701−1〜701−4、703−1〜703−4と圧縮イーサネットフレーム702のフォーマットは、実施形態13と同様に、図34に示すようなものである。
[実施形態16]
実施形態16は、実施形態13から実施形態14への変更点と実施形態13から実施形態15への変更点を実施形態13に加えたものである。すなわち、図36のシーケンス図に示すように、端末111−1とゲートウェイ114が属するサブネットと端末116−1とゲートウェイ115が属するサブネットが異なるという条件において、端末116−1から端末111−1に向かう通常イーサネットフレームをゲートウェイ114とゲートウェイ115の間で圧縮するものである。
この場合の圧縮イーサネットフレーム702のフォーマットは、実施形態14と同様に、図35に示すようなものとなる。実施形態16においては、IPヘッダ401中の宛先IPアドレスは、端末111−1のIPアドレスとする。但し、ゲートウェイ114が端末111−1のIPアドレス又はMACアドレスを把握している場合には、IPヘッダ401中の宛先IPアドレスをゲートウェイ114のIPアドレスとしてもよい。
[実施形態17]
実施形態17は、マルチメディアサーバから端末に送信するイーサネットフレームを圧縮するものである。
図37に実施形態17によるパケット圧縮方式を含む構成を示す。図37を参照すると、マルチメディアサーバ119に端末111−1が接続されている。
端末111−1は、無線端末101と同様に、図4に示すような構成を有する。マルチメディアサーバ119は、図38に示すように、マルチメディアアプリケーション部119−1、LANドライバインターフェース部119−2、圧縮部119−3、制御部119−4、LANインターフェース部119−5を備える。
図39を参照すると、まず、マルチメディアサーバ119は、通常イーサネットフレーム705−1、705−2を順次端末111−1に送信する。端末111−1が、通常イーサネットフレーム705−1、705−2を受信すると、端末111−1のヘッダ比較部214(図4参照)は、これらの通常イーサネットフレーム705−1、705−2のレイヤ3からレイヤ5のうちの少なくとも一部のレイヤのヘッダの値を基に、通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれているか否かを検出する。例えば、(1)レイヤ4のヘッダがUDPヘッダであり、レイヤ5のヘッダがレイヤ5のパケットがRTPであることを示しているか否か、(2)通常イーサネットフレーム705−1のレイヤ3からレイヤ5のヘッダと通常イーサネットフレーム705−2のレイヤ3からレイヤ5のヘッダが一致するか否か、を基に通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれているか否かを検出する。
端末111−1のヘッダ比較部214(図4参照)が、通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれていることを検出したならば、端末111−1の圧縮要求送信部212(図4参照)は、マルチメディアサーバ119の制御部119−4に対して圧縮要求705を送信する。この圧縮要求には、通常イーサネットフレーム705−1、705−2のIPアドレス及びポート番号の指定が含まれる。
制御部119−4は、圧縮要求705を受信したならば、圧縮肯定応答706を端末111−1の復元部213に送信する。
その後、マルチメディアサーバ119の圧縮部119−3は、マルチメディアアプリケーション部119−1からLANドライバインターフェース部119−2を介して送られてくるUDP/IPパケット(圧縮要求に含まれるIPアドレス及びポート番号を有する)のIPヘッダ及びUDPヘッダを削除し、コーデック信号及びIPヘッダ中の識別子(ID)を抽出する。LANインターフェース部119−5は、圧縮部119−3から送られてくるコーデック信号及び識別子(ID)を直接ペイロードに入れた圧縮イーサネットフレーム707−1、707−2を順次生成し、端末111−1に送信する。圧縮イーサネットフレーム707−1、707−2のフォーマットは、圧縮イーサネットフレーム605と同様に、図6に示すようなものである。
端末111−1が圧縮イーサネットフレーム707−1、707−2を順次受信すると、端末111−1の復元部213(図4参照)は、圧縮開始前にヘッダ比較部214に予め記憶しておいたIPヘッダ(識別子(ID)を除く)及びUDPヘッダ並びに圧縮イーサネットフレーム707−1、707−2に含まれている識別子(ID)及びコーデック信号を基に、IPパケットを復元する。
圧縮要求にIPアドレス及びポート番号の指定を含ませる代わりに、端末111−1のMACアドレスを含ませてもよい。この場合には、マルチメディアサーバ119は、圧縮要求に含まれているMACアドレスを宛先アドレスとして有し、コーデック信号を含むイーサネットフレームのうちの最新のイーサネットフレームを検索し、そのイーサネットフレームに含まれるIPアドレス及びポート番号を抽出し、そのIPアドレス及びポート番号を有するイーサネットフレームを今後圧縮する。
また、圧縮要求を端末111−1から出すのではなく、アプリケーションサーバ119が自主的に圧縮を開始してもよい。こうすることにより、アプリケーションサーバ119が圧縮開始を命令する機能を有しない場合に対応することが可能となる。この場合、アプリケーションサーバ119に端末111−1のヘッダ比較部214(図4)と同様なものを用意しておき、これにより、通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれているか否かを検出する。例えば、(1)レイヤ4のヘッダがUDPヘッダであり、レイヤ5のヘッダがレイヤ5のパケットがRTPであることを示しているか否か、(2)通常イーサネットフレーム705−1、705−2両者にRTPが含まれており、且つ、両者の宛先(IPアドレスとポート番号)が同一であるか否か、(3)ソケット(IPアドレス、プロトコル番号、ポート番号)がマルチメディアデータを示しているか否か、を基に通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれているか否かを検出する。この検出には、ルータでの中継が不要な自己の属するサブネット内においてのみ圧縮を採用するために、宛先IPアドレスのサブネットが自己の属するサブネットと同一であるか否かの判断を含めてもよい。通常イーサネットフレーム705−1、705−2にコーデック信号が含まれていることが検出されたならば、マルチメディアサーバ119は、端末111−1に圧縮を開始することを通知する。この通知には、通常イーサネットフレーム705−1、705−2のIPアドレス及びポート番号の指定を含める。この通知を受けた端末111−1は、通知に含まれていたIPアドレス及びポート番号により通常イーサネットフレーム705−1、705−2を特定し、受信後一時記憶されている通常イーサネットフレーム705−2のIPヘッダ及びUDPヘッダをヘッダ記憶部215(図4参照)に格納する。
ルータでの中継を必要とする他のサブネット宛てのパケットに対しても圧縮をする場合には、宛先端末のIPアドレスを含むIPヘッダ及びUDPヘッダを削除した上で、伸張を行う装置のIPアドレスを含むIPヘッダを付加する。こうすることにより、サブネット間で圧縮パケットを転送することが可能となる。
制御部119−4は、それまで圧縮していたパケットのIPヘッダ(識別子(ID)を除く)、UDPヘッダと同一のIPヘッダ(識別子(ID)を除く)、UDPヘッダを有するパケットがマルチメディアアプリケーション部119−1から一定時間来なくなったならば、圧縮を中止するべきであると判断し、圧縮部119−3に圧縮を中止させる。
なお、マルチメディアサーバ119は、VoIPゲートウェイ、VoIPクライアントに置き換わってもよい。また、上記の説明では、第2層にイーサネットを用いるとしたが、この代わりに、PPP、ATM、フレームリレー等を用いてもよい。また、RTP以外の音声や映像のマルチメディアデータを対象として圧縮を行ってもよいし、マルチメディアデータ以外の周期的データを対象として圧縮を行ってもよい。
また、LANドライバインターフェース部119−2がOSI第3層及び第4層を扱い、第2層を扱わない場合には、図38に示すように圧縮部119−3、制御部119−4をLANドライバインターフェース部119−2の下に置くが、LANドライバインターフェース部119−2が第2層を扱う場合には、圧縮部119−3、制御部119−4をLANドライバインターフェース部119−2の上に置く。
マルチメディアアプリケーション部119−1からLANドライバインターフェース部119−2を介して圧縮部119−3及び制御部119−4に供給されるコーデック信号には、UDP/IPヘッダが付されていなくても良く、この場合には、制御部119−4は、コーデック信号にUDP/IPヘッダが付されていないことを検出し、圧縮部119−3がコーデック信号をそのまま通過させるべきであると判断し、圧縮部119−3にそのような指示を出す。この指示により、圧縮部119−3は、コーデック信号をそのまま通過させる。
実施形態14によれば、IPヘッダとUDPヘッダを削除することにより、通信データ量を削減することができる。
[実施形態18]
実施形態17では、マルチメディアサーバは、1つの端末のみに圧縮イーサネットフレームをピア・ツー・ピアで送信していたのに対し、実施形態18は、マルチメディアサーバから複数の端末に圧縮イーサネットフレームをユニキャスト又はマルチキャストするものである。
図40に実施形態18によるパケット圧縮方式を含む構成を示す。図40を参照すると、マルチメディアサーバ119に端末111−1〜111−4が接続されている。
端末111−1は、無線端末101と同様に、図4に示すような構成を有する。マルチメディアサーバ119は、図38に示す実施形態14とものと同様である。
マルチメディアサーバ119が端末111−1〜111−4にユニキャスト又はマルチキャストする圧縮イーサネットフレームのフォーマットは、図11に示す圧縮イーサネットフレーム627のものと同様である。
また、上記の説明では、OSI第3層及び第4層としてUDP/IPを例に取り説明したが、どの種類のOSI第3層及び第4層であっても本発明を適用することができる。例えば、アップルトーク、IEEE1394overEthernet等を用いた場合にも本発明を適用することができる。また、再送を可能にするためにUDP/IPの代わりにTCP/IPを用いた場合には、実施形態の説明で現れたUDPはTCPに置き換わる。また、音声コーデック信号や動画コーデック信号をRTPの代わりにHTTPで送信する技術もあるが、この場合には、実施形態で現れたRTPはHTTPに置き換わる。
イーサネット、Ethernetは登録商標である。
本発明は、LAN、インターネット等を用いた装置間の通信に利用することができる。
本発明による無線LANシステム及びその無線LANシステムに接続された有線ネットワーク機器を示す概念図である。 本発明の実施形態1における伝送路を示す概念図である。 本発明の実施形態1におけるアクセスポイント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における無線端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態1におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態2における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態2におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態3における伝送路を示す概念図である。 本発明の実施形態3における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態3におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態4における伝送路を示す概念図である。 本発明の実施形態4における無線端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4におけるアクセスポイント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態4におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態5における動作タイミングを示す図である。 本発明の実施形態6における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態6におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態6における無線端末、アクセスポイント装置及び有線ネットワーク装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態6におけるヘッダに挿入する周期情報を決定する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態6による1つのカスタム圧縮フレームに同一の宛先の2つのコーデック信号を挿入する場合のパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態6における他のパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態7における動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態7におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態8における動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施形態9における制御を示すブロック図である。 本発明の実施形態10におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態10におけるL2/L3QoSレベル整合部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態11におけるQoSミドル部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態12におけるパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態13によるパケット圧縮方式及びパケット復元方式を含む構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態13による端末が送信するイーサネットフレーム及びゲートウェイが送信するイーサネットフレームを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態13による端末が送信するイーサネットフレームのフォーマット及びゲートウェイが送信するイーサネットフレームのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態14による端末が送信するイーサネットフレームのフォーマット及びゲートウェイが送信するイーサネットフレームのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態15による端末が送信するイーサネットフレーム及びゲートウェイが送信するイーサネットフレームを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態17によるパケット圧縮方式を含む構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態17によるマルチメディアサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態17によるマルチメディアサーバが送信するイーサネットフレーム及び圧縮開始のためのネゴシエーションの信号を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態18によるパケット圧縮方式を含む構成を示すブロック図である。
符号の説明
101−1〜101−4 無線端末
102−1〜102−4 パーソナルコンピュータ
103−1〜103−4 無線LANカード
104 アクセスポイント装置
105 有線ネットワーク機器
111−1 〜111−4 端末
112−1〜112−4 パーソナルコンピュータ
113−1〜113−4 LANカード
114 ゲートウェイ
115 ゲートウェイ
116−1〜116−4 端末
117−1〜117−4 パーソナルコンピュータ
118−1〜118−4 LANカード
119 マルチメディアサーバ
201 有線ネットワークインターフェース部
202 圧縮部
203 制御部
204 無線ネットワークインターフェース部
211 無線ネットワークインターフェース部
212 圧縮要求送信部
213 復元部
214 ヘッダ比較部
215 ヘッダ記憶部
216 ネットワークドライバインターフェースAPI
221 圧縮部
222 ヘッダ比較部
223 復元要求送信部
231 復元部
232 ヘッダ記憶部
233 制御部
301 上位制御部
302 コーデック部
303 VoIP部
304 ブリッジング部
305 L2/L3QoSレベル整合部
306 優先キュー
307 非優先キュー
308 QoSミドル部
309 優先キュー
310 非優先キュー
311 無線LANデバイスドライバ部

Claims (50)

  1. OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはOSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードにはOSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードにはコーデック信号を有する1又は2以上の非圧縮パケットを受信する受信手段と、
    前記非圧縮パケットから前記OSI第3層のヘッダ及び前記OSI第4層のヘッダを削除することにより、前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで1又は2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成する圧縮手段と、
    前記圧縮パケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  2. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出手段を更に備え、
    前記圧縮手段は、前記検出手段により前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されていることが検出された非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成することを特徴とするパケット圧縮方式。
  3. 請求項2に記載のパケット圧縮方式において、
    前記検出手段は、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出することを特徴とするパケット圧縮方式。
  4. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    パケット復元方式を備える装置から圧縮パケットにすべき非圧縮パケットの特定情報の通知を受ける被通知手段を更に備え、
    前記圧縮手段は、前記パケット復元方式を備える装置から通知を受けた非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成することを特徴とするパケット圧縮方式。
  5. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにパケット復元方式を備える装置のIPアドレスを挿入する挿入手段を更に備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  6. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、更にコーデック信号のヘッダの固定部も削除することを特徴とするパケット圧縮方式。
  7. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記受信手段は、各ネットワーク端末宛の複数の非圧縮パケットを受信し、
    前記圧縮手段は、前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成し、
    前記送信手段は、前記圧縮パケットを複数のネットワーク端末宛に送信することを特徴とするパケット圧縮方式。
  8. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダを、前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったものとすることを特徴とするパケット圧縮方式。
  9. 請求項8に記載のパケット圧縮方式において、
    前記コーデック信号の周期を検出する手段を更に備え、
    前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったヘッダに、検出された周期についての情報を挿入することを特徴とするパケット圧縮方式。
  10. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、前記非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダに含まれている非圧縮パケット毎に異なる情報を抽出して、この情報を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入することを特徴とするパケット圧縮方式。
  11. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    当該パケット圧縮方式は各端末に備わり、
    端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整する調整手段を更に備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  12. 請求項11に記載のパケット圧縮方式において、
    前記調整手段は、各端末に送られる同期信号及び各端末に割り当てられているスロット番号を基に、端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整することを特徴とするパケット圧縮方式。
  13. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、前記圧縮パケットに相互に異なった周期のコーデック信号を挿入し、周期毎に周期情報を挿入し、周期毎に前記周期情報とコーデック信号をまとめることを特徴とするパケット圧縮方式。
  14. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記コーデック信号の周期を示す周期情報を挿入することを特徴とするパケット圧縮方式。
  15. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、前記受信手段が単位時間に受信する前記非圧縮パケットの数にかかわらず前記送信手段が前記単位時間に送信する前記圧縮パケットの数が所定値を上回らないようにするために、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに挿入される前記コーデック信号の数を調整することを特徴とするパケット圧縮方式。
  16. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    単位時間当たりに伝送される前記圧縮パケットの数及び前記圧縮パケットに含まれる前記コーデック信号の数が所定の限界にまで達したときに、非圧縮パケットの送信側にあるコーデック部又はVoIP部に前記コーデック信号の通信量を減らすことを指示する制御手段を更に備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  17. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記圧縮手段は、呼制御信号を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入することを特徴とするパケット圧縮方式。
  18. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記非圧縮パケットの受信周期を基に前記圧縮パケットの送信周期を算出する手段を更に備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  19. 請求項1に記載のパケット圧縮方式において、
    前記非圧縮パケットのQoSと前記圧縮パケットのQoSを対応付ける手段を更に備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  20. OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはMACアドレスベースVLANパケットを有する非圧縮パケットを受信する受信手段と、
    前記非圧縮パケットからVLANタグを削除することにより、前記OSI第2層のペイロードにVLANタグを除いた前記MACアドレスベースVLANパケットが1又は2以上挿入された圧縮パケットを生成する圧縮手段と、
    前記圧縮パケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするパケット圧縮方式。
  21. OSI第2層のペイロードにOSI第3層及びOSI第4層を介さないでコーデック信号が挿入された圧縮パケットを受信する受信手段と、
    受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入し、前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようにするヘッダ挿入手段と、
    を備えることを特徴とするパケット復元方式。
  22. 請求項21に記載のパケット復元方式において、
    前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようになった非圧縮パケットを送信する送信手段を更に備えることを特徴とするパケット復元方式。
  23. 請求項21に記載のパケット圧縮方式において、
    前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出手段を更に備え、
    検出手段により前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットが検出されたならば、該非圧縮パケットを圧縮するようパケット圧縮方式を備える装置に要求を出す要求送出手段を更に備えることを特徴とするパケット復元方式。
  24. 請求項23に記載のパケット圧縮方式において、
    前記検出手段は、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出することを特徴とするパケット復元方式。
  25. 請求項21に記載のパケット復元方式において、
    前記受信手段が前記圧縮パケットを受信する前に、前記OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードには前記OSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードには前記OSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードには前記コーデック信号を有する非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダ及び前記OSI第4層のヘッダを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記ヘッダ挿入手段は、受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードに前記記憶手段に記憶されているOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入することを特徴とするパケット復元方式。
  26. OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはOSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードにはOSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードにはコーデック信号を有する1又は2以上の非圧縮パケットを受信する受信ステップと、
    前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで1又は2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成する圧縮ステップと、
    前記圧縮パケットを送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  27. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出ステップを更に備え、
    前記圧縮ステップは、前記検出ステップにより前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されていることが検出された非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成することを特徴とするパケット圧縮方法。
  28. 請求項27に記載のパケット圧縮方法において、
    前記検出ステップは、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出することを特徴とするパケット圧縮方法。
  29. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    パケット復元方式を備える装置から圧縮パケットにすべき非圧縮パケットの特定情報の通知を受ける被通知ステップを更に備え、
    前記圧縮ステップは、前記パケット復元方式を備える装置から通知を受けた非圧縮パケットを基に前記圧縮パケットを生成することを特徴とするパケット圧縮方法。
  30. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにパケット復元方式を備える装置のIPアドレスを挿入する挿入ステップを更に備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  31. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、更にコーデック信号のヘッダの固定部も削除することを特徴とするパケット圧縮方法。
  32. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記受信ステップは、各ネットワーク端末宛の複数の非圧縮パケットを受信し、
    前記圧縮ステップは、前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで2以上の前記コーデック信号が挿入された圧縮パケットを生成し、
    前記送信ステップは、前記圧縮パケットを複数のネットワーク端末宛にブロードキャスト又はマルチキャストすることを特徴とするパケット圧縮方法。
  33. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダを、前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったものとすることを特徴とするパケット圧縮方法。
  34. 請求項33に記載のパケット圧縮方法において、
    前記コーデック信号の周期を検出するステップを更に備え、
    前記非圧縮パケットの前記OSI第2層のヘッダと異なったヘッダに、検出された周期についての情報を挿入することを特徴とするパケット圧縮方法。
  35. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、前記非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダに含まれている非圧縮パケット毎に異なる情報を抽出して、この情報を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入することを特徴とするパケット圧縮方法。
  36. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    当該パケット圧縮方法は各端末が行い、
    端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整する調整ステップを更に備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  37. 請求項36に記載のパケット圧縮方法において、
    前記調整ステップは、各端末に送られる同期信号及び各端末に割り当てられているスロット番号を基に、端末間で前記圧縮パケットを送信するタイミングを調整することを特徴とするパケット圧縮方法。
  38. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、前記圧縮パケットに相互に異なった周期のコーデック信号を挿入することを特徴とするパケット圧縮方法。
  39. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記コーデック信号の周期を示す周期情報を挿入することを特徴とするパケット圧縮方法。
  40. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、前記受信ステップが単位時間に受信する前記非圧縮パケットの数にかかわらず前記送信ステップが前記単位時間に送信する前記圧縮パケットの数が所定値を上回らないようにするために、前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに挿入される前記コーデック信号の数を時間の経過に伴い変化させることを特徴とするパケット圧縮方法。
  41. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    単位時間当たりに伝送される前記圧縮パケットの数及び前記圧縮パケットに含まれる前記コーデック信号の数が所定の限界にまで達したときに、コーデック部又はVoIP部に前記コーデック信号の通信量を減らすことを指示する制御ステップを更に備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  42. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記圧縮ステップは、呼制御信号を前記圧縮パケットの前記OSI第2層のペイロードに前記OSI第3層及び前記OSI第4層を介さないで挿入することを特徴とするパケット圧縮方法。
  43. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記非圧縮パケットの受信周期を基に前記圧縮パケットの送信周期を算出するステップを更に備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  44. 請求項26に記載のパケット圧縮方法において、
    前記非圧縮パケットのQoSと前記圧縮パケットのQoSを対応付けるステップを更に備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  45. OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードにはMACアドレスベースVLANパケットを有する非圧縮パケットを受信する受信ステップと、
    前記OSI第2層のペイロードにVLANタグを除いた前記MACアドレスベースVLANパケットを1又は2以上挿入された圧縮パケットを生成する圧縮ステップと、
    前記圧縮パケットを送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とするパケット圧縮方法。
  46. OSI第2層のペイロードにOSI第3層及びOSI第4層を介さないでコーデック信号が挿入された圧縮パケットを受信する受信ステップと、
    受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードにOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入し、前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようにするヘッダ挿入ステップと、
    を備えることを特徴とするパケット復元方法。
  47. 請求項46に記載のパケット復元方法において、
    前記コーデック信号が前記OSI第4層のペイロードに含まれるようになった非圧縮パケットを送信する送信ステップを更に備えることを特徴とするパケット復元方法。
  48. 請求項46に記載のパケット圧縮方法において、
    前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出する検出ステップを更に備え、
    検出ステップにより前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットが検出されたならば、該非圧縮パケットを圧縮するようパケット圧縮方式を備える装置に要求を出す要求送出ステップを更に備えることを特徴とするパケット復元方法。
  49. 請求項48に記載のパケット圧縮方法において、
    前記検出ステップは、少なくともOSI第3層のパケットのヘッダの内容及びOSI第4層のパケットのヘッダの内容を基に、前記OSI第4層のペイロードにコーデック信号が挿入されている非圧縮パケットを検出することを特徴とするパケット復元方法。
  50. 請求項46に記載のパケット復元方法において、
    前記受信ステップが前記圧縮パケットを受信する前に、前記OSI第2層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第2層のペイロードには前記OSI第3層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第3層のペイロードには前記OSI第4層のヘッダ及びペイロードを有し、前記OSI第4層のペイロードには前記コーデック信号を有する非圧縮パケットの前記OSI第3層のヘッダ及び前記OSI第4層のヘッダを記憶する記憶ステップを更に備え、
    前記ヘッダ挿入ステップは、受信した前記圧縮パケットのOSI第2層のペイロードに前記記憶ステップで記憶されているOSI第3層のヘッダ及びOSI第4層のヘッダを挿入することを特徴とするパケット復元方法。

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