JP2004173180A - 電子会議システム、電子資料配信サーバ及び情報読み書き装置 - Google Patents

電子会議システム、電子資料配信サーバ及び情報読み書き装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることを目的とする。
【解決手段】1つ以上の携帯型記憶装置3に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置2と、情報読み書き装置2とネットワーク5を介して接続された、電子資料を配信する電子資料配信サーバ1と、挿入された携帯型記憶装置3の情報を読み書きする情報処理装置4とからなる電子会議システムであって、電子資料配信サーバ1は、登録された電子資料を情報読み書き装置2に送信する送信手段を有し、情報読み書き装置1は、電子資料配信サーバ1より配信された電子資料を1つ以上の携帯型記憶装置3に複製して書き込む書き込み手段を有し、情報処理装置4は、挿入された携帯型記憶装置3から電子資料を読み込んで、当該装置の画面に表示する表示手段を有することによって、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子会議システム、電子資料配信サーバ及び情報読み書き装置に係り、特に1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置と、前記情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、電子資料を配信する電子資料配信サーバと、挿入された前記携帯型記憶装置の情報を読み書きする情報処理装置とからなる電子会議システム、電子資料配信サーバ及び情報読み書き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、会議の電子化が進み、会議の資料を、紙を用いて会議参加者全員に配るのではなくて、会議参加者全員がノート型のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)を会議室に持ち込み、会議の資料を電子情報として受け取り、該資料を基に議論を行う形態が増加している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1によれば、会議に用いる資料を、会議参加者全員に電子メールで配布する構成となっている。
【0004】
また、近年、会議に用いる電子資料は、その内容をわかりやすくするために、動画ファイルや音声ファイルなどが添付されるようになった。
【0005】
また、会議室に持ち込んだPC同士及び/又はPCとネットワークとを接続する際には、ケーブルの煩わしさを避けるために、無線通信が利用されるようになってきた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−007641号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子メールで電子資料を配布する構成では、電子メールに添付されているファイルの容量や、会議参加者の人数によってはネットワークに負荷が係る問題があった。
【0008】
また、1度、電子メールで電子資料を配布した後は電子資料を修正したり、データを補充したりすることが困難な問題があった。
【0009】
また、会議室に持ってきたPC同士及び/又はPCとネットワークとを接続する際の設定が煩わしい問題もあった。
【0010】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置と、前記情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、電子資料を配信する電子資料配信サーバと、挿入された前記携帯型記憶装置の情報を読み書きする情報処理装置とからなる電子会議システムであって、前記電子資料配信サーバは、登録された前記電子資料を前記情報読み書き装置に送信する送信手段を有し、前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段を有し、前記情報処理装置は、挿入された前記携帯型記憶装置から前記電子資料を読み込んで、当該装置の画面に表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置と、前記情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、電子資料を配信する電子資料配信サーバと、挿入された前記携帯型記憶装置の情報を読み書きする情報処理装置とからなる電子会議システムであって、前記電子資料配信サーバは、登録された前記電子資料を前記情報読み書き装置に送信する送信手段を有し、前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段を有し、前記情報処理装置は、挿入された前記携帯型記憶装置から前記電子資料を読み込んで、当該装置の画面に表示する表示手段を有することによって、電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、無線通信手段を有することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、無線通信手段を有することによって、無線通信を行うことができる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、前記情報読み書き装置は、前記ネットワークと前記無線通信手段を有する携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置とを無線通信を介して接続する接続手段を更に有することを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、前記情報読み書き装置は、前記ネットワークと前記無線通信手段を有する携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置とを無線通信を介して接続する接続手段を更に有することによって、前記情報処理装置とネットワークとを接続することができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、無線通信の設定に係る情報を保持する設定情報保持手段を更に有し、前記情報処理装置は、前記設定情報保持手段に保持されている前記無線通信の設定情報を読み出して、他の情報処理装置及び/又は前記情報読み書き装置と無線通信の接続を行う無線通信接続手段を更に有することを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、無線通信の設定に係る情報を保持する設定情報保持手段を更に有し、前記情報処理装置は、前記設定情報保持手段に保持されている前記無線通信の設定情報を読み出して、他の情報処理装置及び/又は前記情報読み書き装置と無線通信の接続を行う無線通信接続手段を更に有することによって、会議参加者が無線通信の設定を行わなくても他の情報処理装置及び/又は前記情報読み書き装置と無線通信を行うことができる。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、前記無線通信の設定に係る情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことを特徴とする。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、前記無線通信の設定に係る情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことによって、携帯型記憶装置に無線通信に係る設定情報が予め定められていなくても、前記情報を携帯型記憶装置に書き込むことができる。
【0021】
また、請求項6記載の発明は、前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェースを持ち且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の携帯型記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料を前記携帯型憶装置に書き込むことを特徴とする。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェースを持ち且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の携帯型記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料を前記携帯型憶装置に書き込むことによって、予め会議室に備えられている携帯型記憶装置意外の携帯型記憶装置に対しても電子資料を書き込むことができる。
【0023】
また、請求項7記載の発明は、前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェース及び前記無線通信手段を有し且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料とともに前記無線通信の設定に係る情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする。
【0024】
請求項7記載の発明によれば、前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェース及び前記無線通信手段を有し且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料とともに前記無線通信の設定に係る情報を前記記憶装置に書き込むことによって、予め会議室に備えられている携帯型記憶装置以外の携帯型記憶装置に対しても電子資料と無線通信の設定に係る情報とを書き込むことができる。
【0025】
また、請求項8記載の発明は、前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶している前記電子資料と、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている電子資料とを比較して、その差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段において検出した差分に係る情報を前記電子資料配信サーバに送信する情報送信手段とを更に有することを特徴とする。
【0026】
請求項8記載の発明によれば、前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶している前記電子資料と、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている電子資料とを比較して、その差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段において検出した差分に係る情報を前記電子資料配信サーバに送信する情報送信手段とを更に有することによって、会議参加者によって更新及び/又は変更された電子資料を電子資料配信サーバにおいて管理することができる。
【0027】
また、請求項9記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、当該装置が挿入された前記情報処理装置より、前記情報処理装置のユーザを識別する識別情報を取得し、記憶する識別情報記憶手段を更に有し、前記情報読み書き装置は、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている前記識別情報を取得し、該取得した前記識別情報を、前記電子資料配信サーバに送信する識別情報送信手段を更に有することを特徴とする。
【0028】
請求項9記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、当該装置が挿入された前記情報処理装置より、前記情報処理装置のユーザを識別する識別情報を取得し、記憶する識別情報記憶手段を更に有し、前記情報読み書き装置は、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている前記識別情報を取得し、該取得した前記識別情報を、前記電子資料配信サーバに送信する識別情報送信手段を更に有することによって、電子資料を更新及び/又は変更した会議参加者の情報を電子資料配信サーバにおいて管理することができる。
【0029】
また、請求項10記載の発明は、前記情報読み書き装置は、前記携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置のユーザに対して、認証に係る認証情報の入力を求めるプログラムを前記携帯型記憶装置に記憶する認証プログラム記憶手段を更に有することを特徴とする。
【0030】
請求項10記載の発明によれば、前記情報読み書き装置は、前記携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置のユーザに対して、認証に係る認証情報の入力を求めるプログラムを前記携帯型記憶装置に記憶する認証プログラム記憶手段を更に有することによって、前記携帯型記憶装置に書き込んだ電子資料を保護することができる。
【0031】
また、請求項11記載の発明は、前記電子資料配信サーバは、前記ネットワークに接続された前記情報処理装置に対して、前記電子資料を用いた会議の開始を通知する電子メールに、前記認証に係る認証情報を添付して送信する認証情報送信手段を更に有することを特徴とする。
【0032】
請求項11記載の発明によれば、前記電子資料配信サーバは、前記ネットワークに接続された前記情報処理装置に対して、前記電子資料を用いた会議の開始を通知する電子メールに、前記認証に係る認証情報を添付して送信する認証情報送信手段を更に有することによって、該認証情報が添付された電子メールを受信した前記情報処理装置のみが、前記携帯型記憶装置に書き込まれた電子資料を利用することができる。
【0033】
また、請求項12記載の発明は、前前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、該電子資料の有効時間情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことを特徴とする。
【0034】
請求項12記載の発明によれば、前前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、該電子資料の有効時間情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことによって、電子資料の有効時間を前記携帯型記憶装置に設定することができる。
【0035】
また、請求項13記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料を消去する電子資料消去手段を更に有することを特徴とする。
【0036】
請求項13記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料を消去する電子資料消去手段を更に有することによって、電子資料の機密性を保つことができる。
【0037】
また、請求項14記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の読み取りを禁止する読み取り禁止手段を更に有することを特徴とする。
【0038】
請求項14記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の読み取りを禁止する読み取り禁止手段を更に有することによって、電子資料の機密性を保つことができる。
【0039】
また、請求項15記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の複製を禁止する複製禁止手段を更に有することを特徴とする。
【0040】
請求項15記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の複製を禁止する複製禁止手段を更に有することによって、電子資料の機密性を保つことができる。
【0041】
また、請求項16記載の発明は、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料への書き込み及び/又は前記電子資料の内容の編集を禁止する書き込み編集禁止手段を更に有することを特徴とする。
【0042】
請求項16記載の発明によれば、前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料への書き込み及び/又は前記電子資料の内容の編集を禁止する書き込み編集禁止手段を更に有することによって、電子資料の機密性を保つことができる。
【0043】
また、請求項17記載の発明は、前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置は、当該装置と前記接続手段を有する前記情報書き込み装置との無線接続に係る状態を監視する監視手段を更に有することを特徴とする。
【0044】
請求項17記載の発明によれば、前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置は、当該装置と前記接続手段を有する前記情報書き込み装置との無線接続に係る状態を監視する監視手段を更に有することによって、前記携帯型記憶装置と前記情報書き込み装置との無線接続を監視することができる。
【0045】
また、請求項18記載の発明は、前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると警告を行うことを特徴とする。
【0046】
請求項18記載の発明によれば、前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると警告を行うことによって、携帯型記憶装置の持ち出しを防止することができる。
【0047】
また、請求項19記載の発明は、前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との無線リンクが切断されると警告を行うことを特徴とする。
【0048】
請求項19記載の発明によれば、前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との無線リンクが切断されると警告を行うことによって、携帯型記憶装置の持ち出しを防止することができる。
【0049】
また、請求項20記載の発明は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置は、当該装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線接続に係る状態を監視する接続状態監視手段を更に有することを特徴とする。
【0050】
請求項20記載の発明によれば、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置は、当該装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線接続に係る状態を監視する接続状態監視手段を更に有することによって、前記情報書き込み装置と前記携帯型記憶装置との無線接続を監視することができる。
【0051】
また、請求項21記載の発明は、前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると、警告を行うことを特徴とする。
【0052】
請求項21記載の発明によれば、前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると、警告を行うことによって、携帯型記憶装置の持ち出しを防止することができる。
【0053】
また、請求項22記載の発明は、前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線リンクが切断されると警告を行うことを特徴とする。
【0054】
請求項22記載の発明によれば、前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線リンクが切断されると警告を行うことによって、携帯型記憶装置の持ち出しを防止することができる。
また、請求項23記載の発明は、前記情報読書き装置は、前記電子資料配信サーバの機能を有することを特徴とする。
【0055】
請求項23記載の発明によれば、前記情報読書き装置は、前記電子資料配信サーバの機能を有することによって、前記情報読書き装置は、ネットワークを介して接続された情報処理装置より登録及び/又は更新された電子資料を、1つ以上の携帯型記憶装置に対して書き込むことができる。
【0056】
また、請求項24記載の発明は、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、前記情報読み書き装置に電子資料を配信する電子資料配信サーバであって、登録された前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記情報読み書き装置に送信する送信手段と、前記電子資料を用いた会議の開催を通知する電子メールを当該サーバと前記ネットワークを介して接続された情報処理装置に送信する電子メール送信手段とを有することを特徴とする。
【0057】
請求項24記載の発明によれば、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、前記情報読み書き装置に電子資料を配信する電子資料配信サーバであって、登録された前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記情報読み書き装置に送信する送信手段と、前記電子資料を用いた会議の開催を通知する電子メールを当該サーバと前記ネットワークを介して接続された情報処理装置に送信する電子メール送信手段とを有することによって、電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることができる。
【0058】
また、請求項25記載の発明は、電子資料を配信する電子資料配信サーバとネットワークを介して接続された、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置であって、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を受信する受信手段と、前記受信手段において受信した前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段とを有することを特徴とする。
【0059】
請求項25記載の発明によれば、電子資料を配信する電子資料配信サーバとネットワークを介して接続された、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置であって、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を受信する受信手段と、前記受信手段において受信した前記電子資料を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段とを有することによって、電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(第一の実施例)
図1は、本発明による電子会議システムのシステム構成図(その1)である。
【0061】
図1では説明に必要な構成を表し、説明に必要の無い構成を省略してある。以下の図においても同様である。
【0062】
図1は、電子資料配信サーバ1と、USBサーバ2と、USBメモリ3と、PC4〜PC4と(nは1以上の整数)と、ネットワーク5とから構成されている。
【0063】
本発明の実施においては、通常、電子資料配信サーバ1とPC4〜PC4とはネットワーク5を介して接続されているが、会議開始前になると、PC4〜PC4は、会議参加者によって、USBサーバ2が設置されてある同じ会議室内に移動されるものとする。
【0064】
電子資料配信サーバ1は、当該サーバとネットワーク5を介して接続されたPC4より送信された会議に使用する電子資料を保管する。
【0065】
電子資料配信サーバ1は、当該サーバを管理する管理者又は前記電子資料を保管した会議の主催者などが設定した前記電子資料の配信時刻になると、前記保管していた電子資料をUSBサーバ2に対して配信する。
【0066】
また、電子資料配信サーバ1は、前記送信した電子資料をUSBメモリ3に書き込む旨の情報をUSBサーバ2に送信する。
【0067】
USBサーバ2は、電子資料配信サーバ2より配信された前記電子資料を当該サーバ2内の記憶領域に記憶し、前記電子資料を書き込む旨の情報を受信すると、前記記憶した前記電子資料を当該サーバ2に挿入されている1つ以上のUSBメモリ3に複製して書き込む。
【0068】
本発明の実施の説明においては、USBメモリに情報を書き込むサーバをUSBサーバと記載している。
【0069】
なお、本発明の実施の説明においてはUSB規格を用いて説明を行っているが、このことは本発明の実施を制限するものではない。
【0070】
USB規格以外に、PCMCIA規格、IEEE1394規格、SCSI規格などであってもよい。以下では説明の簡略化のため、USB規格を用いて説明を行う。
【0071】
PC4は、前記電子資料を書き込んだUSBメモリ3が会議参加者によって挿入されると、USBメモリ3内の前記電子資料にアクセスして、前記電子資料をPC4のディスプレイに表示する。
【0072】
また、PC4は、前記電子資料の内容を更新したり、前記電子資料に新たな資料を追加したりする。USBメモリ3は、PC4によって変更された内容や、新たに追加された資料を保存する。
【0073】
該USBメモリ3がUSBサーバ2に返却され、後述するUSBサーバ2のドライブ装置に挿入されると、USBサーバ2は、前記電子資料配信サーバ2より配信され、記憶領域に格納していた電子資料の内容と返却されたUSBメモリ3に格納されている資料との差を検出し、差があった場合は、該情報及び/又は変更及び/又は更新された内容を電子資料配信サーバ1に送信する。
【0074】
なお、USBサーバ2は、記憶領域に格納していた電子資料の内容と返却された電子資料の内容とで差を検出するのではなく、格納していた電子資料の容量と返却された電子資料の容量とで差を検出してもよい。
【0075】
また、USBサーバ2は、記憶領域に電子資料を格納しておいて、比較するのではなく、前記記憶領域には電子資料のファイルの名前と最終修正時刻とを格納しておき、記憶領域に格納していた電子資料の最終修正時刻と返却されたUSBメモリ3に格納されている電子資料の最終修正時刻とで差を検出してもよい。
【0076】
会議に参加する会議参加者は、電子資料配信サーバ1とネットワーク5を介して接続されたPC4を、会議が始まる前にネットワーク5とは切り離して会議室に持参する。会議参加者は、会議室に入ると例えば会議室の入り口に設置されてあるUSBサーバ2よりUSBメモリ3を1つ取り外して、該USBメモリ3を持参したPC4に挿入する。
【0077】
また、会議が終了すると会議の参加者は持参したPC4からUSBメモリ3を抜いて、例えば会議室の入り口に設置されてあるUSBサーバ2に返却する。
【0078】
本発明のシステム構成によれば、ネットワーク5などに負荷をかけることなく、会議参加者に電子資料を配布することができる。
【0079】
図2は、本発明による電子会議システムのシステム構成図(その2)である。
【0080】
図2は、電子資料配信サーバ1と、USBサーバ2と、USBメモリ3と、PC4と、ネットワーク5とから構成されている。
【0081】
図2は、図1と比べて複数の会議室が存在し、それぞれの会議室にUSBサーバ2が設置されている。USBサーバ2は、ネットワーク5を介して電子資料配信サーバ1と接続されている。
【0082】
電子資料配信サーバ1とネットワーク5を介して接続されたPC4は、会議で使用する電子資料を電子資料配信サーバ1に登録及び/又は登録してある資料の更新を行う。その際、PC4は、該電子資料がどの会議室で、何時から開始される会議の資料かを表すIDなどを付加して、電子資料を登録する。
【0083】
電子資料配信サーバ1は、前記IDの情報などを基に、例えば会議の開催の15分前になると、指定された会議室に設置してあるUSBサーバ2に電子資料を送信する。また、該電子資料を送信するとともに、電子資料をUSBメモリ3に書き込む旨の情報をUSBサーバ2に送信する。
【0084】
本発明のシステム構成によれば、ネットワーク5などに負荷をかけることなく、それぞれの会議室で会議を行う会議参加者に電子資料を配布することができる。
【0085】
図3は、本発明による電子会議システムのシステム構成図(その3)である。
【0086】
図3は、USBサーバ2と、USBメモリ3と、PC4と、ネットワーク5とから構成されている。
【0087】
図3は、図2と比べて、USBサーバ2が、電子資料配信サーバ1の機能を有し、USBサーバ2とネットワーク5を介して接続されたPC4より電子資料の登録及び/又は更新を受け付け、予め定められた時間(例えば、会議が15時から開始される場合は、14時45分)になると、前記登録及び/又は更新された電子資料をUSBメモリ3に書き込む。
【0088】
本発明のシステム構成によれば、ネットワーク5に接続されたUSBサーバ2に直接電子資料を登録し、該USBサーバ2のドライバに挿入された一つ以上のUSBメモリ3に前記電子資料を複製して書き込むことにより、ネットワーク5などに負荷をかけることなく、会議参加者に電子資料を配布することができる。
【0089】
以下、電子会議システムにおける電子資料配布処理について図4及び図5を用いて説明する。
【0090】
図4は、電子資料配布処理のシーケンス図(その1)である。図4のシーケンス図は、図1又は図2を用いて説明した電子会議システムにおける電子資料配布処理のシーケンス図である。
【0091】
シーケンスS1では、電子資料配信サーバ1とネットワーク5を介して接続されたPC4が、会議に使用する電子資料を電子資料配信サーバ1に送信して、登録する。
【0092】
シーケンスS1に続いてシーケンスS2に進み、電子資料配信サーバ1は、予め定められた時間(例えば、会議開始の15分前)になると、シーケンスS1において登録された電子資料を指定されたUSBサーバ2に送信する。なお、電子資料配信サーバ1は、前記電子資料をUSBメモリ3に複製して書き込む旨の情報もUSBサーバ2に送信する。
【0093】
シーケンスS2に続いてシーケンスS3に進み、USBサーバ2は、当該USBサーバ2のドライバに挿してある1つ以上のUSBメモリ3に電子資料配信サーバ1より取得した前記電子資料を複製して書き込む。
【0094】
シーケンスS3に続いてシーケンスS4に進み、会議室内に持ち込まれたPC4は、当該PC4のドライバに挿入されたUSBメモリ3に格納されている前記電子資料にアクセスして、ディスプレイに表示する。
【0095】
シーケンスS4に続いてシーケンスS5に進み、会議室内に持ち込まれたPC4は、当該PC4のドライバに挿入されているUSBメモリ3に格納されている前記電子資料の内容を修正したり、新たな資料をUSBメモリ3に書き込む。
【0096】
シーケンスS5に続いてシーケンスS6に進み、USBサーバ2は、返却され、後述する当該サーバのドライブ装置に挿入されたUSBメモリ3より修正及び/又は追加された電子資料などを取得する。
【0097】
シーケンスS6に続いてシーケンスS7に進み、USBサーバ2は、シーケンスS2において電子資料配信サーバ1より取得した電子資料とシーケンスS6において返却されたUSBメモリ3より取得した電子資料との差分を検出し、該差分又はシーケンスS6において返却されたUSBメモリ3に格納されている電子資料を電子資料配信サーバ1に送信する。
【0098】
シーケンスS7に続いてシーケンスS8に進み、電子資料配信サーバ1は、シーケンスS7において取得した電子資料を基に、議事録などを作成し、ネットワーク5を介して接続されたPC4に前記議事録などを送信する。
【0099】
図5は、電子資料配布処理のシーケンス図(その2)である。図5のシーケンス図は、図3を用いて説明した電子会議システムにおける電子資料配布処理のシーケンス図である。
【0100】
シーケンスS10では、USBサーバ2とネットワーク5を介して接続されたPC4が、会議に使用する電子資料を、会議を開催する会議室に設置されているUSBサーバ2に送信して、登録する。
【0101】
シーケンスS10に続いてシーケンスS11に進み、USBサーバ2は、指定された時間(例えば、会議開始の15分前)になると、当該USBサーバ2のドライバに挿してある1つ以上のUSBメモリ3に電子資料を複製する。
【0102】
シーケンスS11に続いてシーケンスS12に進み、会議室内に持ち込まれたPC4は、当該PC4のドライバに挿入されたUSBメモリ3に格納されている前記電子資料にアクセスして、ディスプレイに表示する。
【0103】
シーケンスS12に続いてシーケンスS13に進み、会議室内に持ち込まれたPC4は、当該PC4のドライバに挿入されているUSBメモリ3に格納されている前記電子資料の内容を修正したり、新たな資料をUSBメモリ3に書き込む。
【0104】
シーケンスS13に続いてシーケンスS14に進み、USBサーバ2は、返却され、後述する当該サーバのドライブ装置に挿入されたUSBメモリ3より修正及び/又は追加された電子資料を取得する。
【0105】
シーケンスS14に続いてシーケンスS15に進み、USBサーバ2は、シーケンスS10においてネットワーク5を介して接続されたPC4より登録された電子資料とシーケンスS14において返却されたUSBメモリ3より取得した電子資料との差分を検出し、該情報を基に議事録などを作成し、ネットワーク5を介して接続されたPC4に前記議事録などを送信する。
【0106】
図6は、電子資料配信サーバのハードウェア構成図である。図6に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置10と、補助記憶装置11と、メモリ装置12と、演算処理装置13と、インターフェース装置14と、データベース(以下、DBという)15とから構成されている。
【0107】
インターフェース装置14は、電子資料配信サーバ1をネットワーク5に接続するための装置である。
【0108】
電子資料配信サーバ1のプログラム(以下、資料配信サーバプログラムという)は、例えば、CD−ROMなどの記録媒体によって電子資料配信サーバ1に提供されるか、ネットワーク5を通じてダウンロードされる。CD−ROMなどの記録媒体は、ドライブ装置10にセットされ、資料配信サーバプログラムが記録媒体からドライブ装置10を介して補助記憶装置11にインストールされる。
【0109】
補助記憶装置11は、データや資料配信サーバプログラムを格納するとともに、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置12は、電子資料配信サーバ1の起動時に補助記憶装置11から資料配信サーバプログラムを読み出して格納する。演算処理装置13は、メモリ装置12に読み出され、格納された資料配信サーバプログラムに従って処理を実行する。
【0110】
DB15は、電子資料の配布に必要な情報、例えば後述する社員DB100や、会議DB101、会議室DB102、配布資料DB103、回収資料DB104などを格納する。
【0111】
図7は、USBサーバのハードウェア構成図(その1)である。図7に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている補助記憶装置21と、メモリ装置22と、演算処理装置23と、インターフェース装置24と、ドライブ装置25〜25とから構成されている。
【0112】
インターフェース装置24は、USBサーバ2をネットワーク5に接続するための装置である。
【0113】
USBサーバ2のプログラム(以下、USBサーバプログラムという)は、例えば、ネットワーク5を通じてダウンロードされ、補助記憶装置21にインストールされる。
【0114】
補助記憶装置21は、データやUSBサーバプログラムを格納するとともに、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置22は、USBサーバ2の起動時に補助記憶装置21からUSBサーバプログラムを読み出して格納する。また、メモリ装置22は、電子資料配信サーバ1より配信された電子資料などを記憶する。演算処理装置23は、メモリ装置22に読み出され、格納されたUSBサーバプログラムに従って処理を実行する。
【0115】
USBメモリ3は、ドライブ装置25〜25にセットされ、USBサーバ2は、USBサーバプログラムの指示に従って、電子資料配信サーバ1より配信された電子資料などを1つ以上のUSBメモリ3に複製して書き込む。
【0116】
図8は、USBサーバのハードウェア構成図(その2)である。図8のハードウェア構成は、図3のシステム構成図を用いて説明した、電子資料配信サーバ1の機能を有したUSBサーバ2のハードウェア構成である。
【0117】
図8に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている補助記憶装置31と、メモリ装置32と、演算処理装置33と、インターフェース装置34と、ドライブ装置35〜35と、DB36とから構成されている。
【0118】
インターフェース装置34は、USBサーバ2をネットワーク5に接続するための装置である。
【0119】
USBサーバプログラム及び前記資料配信サーバプログラムは、例えば、ネットワーク5を通じてダウンロードされ、補助記憶装置31にインストールされる。
【0120】
補助記憶装置31は、データやUSBサーバプログラム及び資料配信サーバプログラムを格納するとともに、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置32は、USBサーバ2の起動時に補助記憶装置31からUSBサーバプログラム及び資料配信サーバプログラムを読み出して格納する。また、メモリ装置32は、電子資料配信サーバ1より配信された電子資料などを記憶する。演算処理装置33は、メモリ装置32に読み出され、格納されたUSBサーバプログラム及び資料配信サーバプログラムに従って処理を実行する。
【0121】
DB36は、電子資料の配布に必要な情報、例えば後述する社員DB100や、会議DB101、配布資料DB103、回収資料DB104などを格納する。
【0122】
USBメモリ3は、ドライブ装置35〜35にセットされ、USBサーバ2は、ネットワーク5を介して接続されたPC4より登録された電子資料などを1つ以上のUSBメモリ3に複製して書き込む。
【0123】
なお、以下、説明の簡略化のため、USBサーバ2は、電子資料配信サーバ1の機能を有しておらず、それぞれ別々のサーバとして構成されるものとして説明を行う。
【0124】
図9は、USBメモリのハードウェア構成図(その1)である。図9に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されているメモリ装置40と、演算処理装置41と、インターフェース装置42とから構成されている。
【0125】
インターフェース装置42は、USBメモリ3とUSBサーバ2とを接続するとともに、USBメモリ3とPC4とを接続するインターフェースである。
【0126】
USBメモリ3のプログラム(以下、USBメモリプログラムという)は、例えば、インターフェース装置42を介してUSBサーバ2よりUSBメモリ3に提供される。USBメモリプログラムはインターフェース装置42を介してUSBサーバ2よりメモリ装置40にインストールされる。
【0127】
メモリ装置40は、データやUSBメモリプログラム及び電子資料などを格納するとともに、必要なファイルなどを格納する。
【0128】
演算処理装置41は、メモリ装置40に格納されたUSBメモリプログラムに従って処理を実行する。
【0129】
図10は、PCのハードウェア構成図である。図10に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置50と、表示装置51と、ドライブ装置52と、補助記憶装置53と、メモリ装置54と、演算処理装置55と、インターフェース装置56とから構成されている。
【0130】
入力装置50は、PC4の利用者が操作するキーボード及び/又はマウスなどで構成され、PC4のコンピュータに各種操作信号を入力するために用いられる。
【0131】
表示装置51は、PC4の利用者が目視するディスプレイなどで構成され、必要な情報を表示したりする。
【0132】
インターフェース装置56は、PC4をネットワーク5に接続するための装置である。
【0133】
PC4のプログラム(以下、PCプログラムという)は、例えば、CD−ROMなどの記録媒体によってPC4に提供されるか、ネットワーク5を通じてダウンロードされる。CD−ROMなどの記録媒体は、ドライブ装置52にセットされ、PCプログラムが記録媒体からドライブ装置52を介して補助記憶装置53にインストールされる。
【0134】
また、ドライブ装置52には、USBメモリ3がセットされ、USBメモリ3に格納されてある電子資料がドライブ装置52を介してアクセス可能となる。
【0135】
補助記憶装置53は、データやPCプログラムを格納するとともに、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置54は、PC4の起動時に補助記憶装置53からPCプログラムを読み出して格納する。演算処理装置55は、メモリ装置54に読み出され、格納されたPCプログラムに従って処理を実行する。
【0136】
図11は、社員DBの一例を説明するための図である。社員DB100は、社員IDと、所属と、名前と、メールアドレスとを項目名として含む。
【0137】
社員IDには、社員を一意に識別する識別子が格納されている。所属には、社員の所属する部署が格納されている。
【0138】
名前には、社員の名前が格納されている。メールアドレスには、社員のメールアドレスが格納されている。
【0139】
会議の主催者は、電子資料配信サーバ1の社員DB100に格納されている情報を参照して、会議の参加者を選択する。
【0140】
なお、説明の簡略化のため、会議に参加する参加者を同じ会社の社員に限って説明を行っているが、社外の人用のIDなどを発行し、社外の人も会議に参加するようにしてもよい。以下においては、説明の簡略化のため、同じ社内の人が会議に参加するとして説明を行う。
【0141】
図12は、会議DBの一例を説明するための図である。会議DB101は、会議IDと、会議開催日と、会議開始予定時刻と、会議終了時刻と、会議室IDと、参加者IDと、議題と、資料容量とを項目名として含む。
【0142】
会議IDには、会議を一意に識別する識別子が格納されている。会議開催日には、会議を開催する日付が格納されている。
【0143】
会議開始予定時刻には、会議を開始する予定時刻が格納されている。会議終了予定時刻には、会議を終了する予定時刻が格納されている。
【0144】
会議室IDには、会議室を一意に識別する識別子が格納されている。主催者IDには、該会議を主催する主催者の社員IDが格納されている。
【0145】
参加者IDには、該会議に参加するよう会議の主催者が選択した会議に参加する社員IDが格納されている。
【0146】
議題には、該会議の議題が格納されている。資料容量には、該会議で配布する資料の容量が格納されている。
【0147】
例えば、電子資料配信サーバ1は、会議DB101の参加者IDに格納されてある会議に参加する社員IDを基に、社員DB100より社員のメールアドレスを取得し、会議の参加者に会議の開催を通知する電子メールなどを送信する。
【0148】
また、電子資料配信サーバ1は、会議DB101の会議開始予定時刻に格納されている情報を基に、電子資料をUSBサーバ2に配信したり、USBサーバ2に対してUSBメモリ3に書き込む旨の情報を送信する。例えば、電子資料配信サーバ1は、会議の開始予定時刻が15時だった場合、14時45分に、USBメモリに電子資料を書き込むよう、USBサーバ2に指定する。
【0149】
図13は、会議室DBの一例を説明するための図である。会議室DB102は、会議室IDと、USBサーバIPアドレスとを項目名として含む。
【0150】
会議室IDには、会議室を一意に識別する識別子が格納されている。USBサーバIPアドレスには、USBサーバ2を一意に識別するIPアドレスが格納されている。
【0151】
会議室DB102と会議DB101とは会議室IDをキーとして関係付けられている。
【0152】
例えば、電子資料配信サーバ1は、会議DB101の会議開始予定時刻に格納されている会議の開始予定時刻に基づいて、会議の開始予定時刻の15分前になると、会議室IDをキーとして、会議室DB102のUSBサーバIPアドレスに格納されているUSBサーバのIPアドレスを取得して、該IPアドレスに対して、電子資料を送信する。
【0153】
図14は、配布資料DBの一例を説明するための図である。配布資料DB103は、会議IDと、資料IDと、資料名と、配布部数と、配布済・未と、最終修正時刻と、作成者IDと、容量と、ファイル形式とを項目名として含む。
【0154】
会議IDには、会議を一意に識別する識別子が格納されている。資料IDには、該会議に係る資料を一意に識別する識別子が格納されている。
【0155】
資料名には、資料の表題が格納されている。配布部数には、前記資料を配布する部数が格納されている。なお、該部数は、会議DB101の参加者IDに格納されている参加者IDの数に対応している。
【0156】
配布済・未には、資料を配布したか否かの情報が格納されている。最終修正時刻には、資料を最後に修正した時刻が格納されている。
【0157】
作成者IDには、資料を作成した作成者の社員IDが格納されている。容量には、資料の容量が格納されている。ファイル形式には、資料のファイル形式が格納されている。
【0158】
電子資料配信サーバ1は、配布資料DB103を参照して会議とその資料を関連付け、例えば、該当する会議の開始予定時刻が15時だった場合、14時45分に、電子資料を配布資料DB103の配布部数に格納されている数だけ、配布する。
【0159】
図15は、回収資料DBの一例を説明するための図である。回収資料DB104は、会議IDと、資料IDと、資料名と、最終修正時刻と、追加・修正者IDと、アクセス権とを項目名として含む。
【0160】
会議IDには、会議を一意に識別する識別子が格納されている。資料IDには、該会議に係る資料を一意に識別する識別子が格納されている。
【0161】
資料名には、資料の表題が格納されている。最終修正時刻には、回収した資料を最後に修正した時刻が格納されている。
【0162】
追加・修正者IDには、回収した資料を最後に追加及び/又は修正した追加及び/又は修正者の社員IDが格納されている。アクセス権には、新たに追加及び/又は修正した資料に対するアクセス権に係るフラグが格納されている。
【0163】
電子資料配信サーバ1は、会議参加者によって新たに修正及び/又は追加された資料をUSBサーバ2より、取得する。電子資料配信サーバ1は、取得した情報を基に会議の議事録を作成し、会議の参加者に送信する。
【0164】
以下、電子資料配信サーバ1の処理を図16から図18を用いて説明する。
【0165】
図16は、電子資料配信サーバにおける会議の予約処理の一例を説明するための図である。
【0166】
ステップS10において、電子資料配信サーバ1は、ネットワーク5を介して電子資料配信サーバ1に接続されたPC4より、会議を行う会議室及び会議を開催する日時などに係る会議の予約情報を取得する。
【0167】
ステップS10に続いてステップS11に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS10において取得した日時に指定された会議室が空いているかどうかを図12の会議DB101などを参照して判定する。指定された日時に会議室が空いていると判定すると(ステップS11においてYES)、ステップS13に進み、指定された日時に会議室が空いていないと判定すると(ステップS11においてNO)、ステップS12に進む。
【0168】
ステップS12では、電子資料配信サーバ1は、会議室が既に予約されている旨の情報を、予約を行ったPC4に対して送信する。
【0169】
ステップS13では、電子資料配信サーバ1は、PC4より、会議に係る情報を取得して、確定する。例えば、電子資料配信サーバ1は、会議の主催者の社員IDや、会議に参加する参加者の社員IDなどを取得し、また、ステップS10において取得した会議の開催日、会議開始予定時刻、会議終了予定時刻などを確定し、会議DB101に格納する。
【0170】
ステップS13に続いてステップS14に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS13において確定した会議に係る電子資料を格納するディレクトリを作成する。
【0171】
ステップS14に続いてステップS15に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS13において確定した会議の開催通知の電子メールを作成する。
【0172】
ステップS15に続いてステップS16に進み、電子資料配信サーバ1は、会議室に持ち込まれたPC4が、PC4のドライバに挿入されたUSBメモリ3に格納された電子資料にアクセスする際に必要となる認証情報をステップS15において作成した電子メールに添付する。
【0173】
ステップS16に続いてステップS17に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS15において作成し、ステップS16において認証情報を添付された電子メールを会議に参加する参加者に送信する。
【0174】
なお、ステップS15からステップS17の処理は会議室の予約処理とは別に、予め定められた時間、例えばステップS13において確定した会議の開催日の一週間前になると電子資料配信サーバ1が処理を開始するようにしてもよい。
【0175】
図17は、電子資料配信サーバにおける電子資料の取得処理の一例を説明するための図である。
【0176】
ステップS20では、電子資料配信サーバ1は、ネットワーク5を介して電子資料配信サーバ1と接続されたPC4より送信された、図16の会議の予約処理において予約した会議に係る電子資料を取得する。
【0177】
ステップS20に続いてステップS21に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS20において取得した電子資料を、図16のステップS14において作成したディレクトリに保存する。
【0178】
図18は、電子資料配信サーバにおける電子資料の送信処理の一例を説明するための図である。
【0179】
ステップS30では、電子資料配信サーバ1は、図17の電子資料の取得処理において取得した電子資料に対して、修正及び/又は新たな追加資料があるかどうかを判定する。修正及び/又は新たな追加資料があると判定すると(ステップS30においてYES)、ステップS31に進み、修正及び/又は新たな追加資料がないと判定すると(ステップS30においてNO)、ステップS33に進む。
【0180】
例えば、電子資料配信サーバ1は、図16のステップS14において作成したディレクトリに対して新たな資料を書込む旨の通知がPC4よりあった場合、新しい資料が追加されると判定する。
【0181】
ステップS31では、電子資料配信サーバ1は、電子資料配信サーバ1とネットワーク5を介して接続されたPC4より、修正及び/又は新たな電子資料を取得する。
【0182】
ステップS31に続いてステップS32に進み、電子資料配信サーバ1は、図16のステップS14において作成したフォルダに、ステップS31において取得した修正及び/又は新たな電子資料を保存する。
【0183】
ステップS33では、電子資料配信サーバ1は、電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間かどうかを判定する。電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間であると判定すると(ステップS33においてYES)、ステップS34に進み、電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間でないと判定すると(ステップS33においてNO)、ステップS30からの処理を繰り返す。
【0184】
例えば、電子資料配信サーバ1は、図16のステップS13において確定した会議の開催予定時刻が15時だった場合、14時45分になると電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間であると判定する。
【0185】
ステップS34では、電子資料配信サーバ1は、図16のステップS14において作成したディレクトリに保存されている電子資料を、会議を開催する会議室に設置されてあるUSBサーバ2に送信する。
【0186】
ステップS34に続いてステップS35に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS34において送信した電子資料をUSBメモリ3に書き込む旨の情報をUSBサーバ2に送信する。
【0187】
電子資料配信サーバ1は、会議が開催する直前(15分前)まで新たな電子資料の追加及び/又は資料の追加を受け付けることが可能なため、資料の作成者は、会議の直前まで会議に係る電子資料を修正したりすることができる。
【0188】
以下、USBサーバ2の処理を図19から図21を用いて説明する。
【0189】
図19は、USBサーバにおける電子資料の書き込み処理の一例を説明するための図である。
【0190】
ステップS40において、USBサーバ2は、電子資料配信サーバ1より送信された電子資料を取得する。
【0191】
ステップS40に続いてステップS41に進み、USBサーバ2は、ステップS40において取得した電子資料をUSBサーバ2のメモリ装置22内の記憶領域に保存する。
【0192】
ステップS41に続いてステップS42に進み、USBサーバ2は、ステップS40において取得した電子資料をUSBメモリ3に書き込む旨の情報を取得する。
【0193】
ステップS42に続いてステップS43に進み、USBサーバ2は、ステップS41において保存した電子資料を複製して当該サーバ2のドライブ装置25に挿入されているUSBメモリ3に書き込む。また、USBサーバ2は、ドライブ装置25に新たにUSBメモリ3が挿入されると、ステップS41において保存した電子資料を挿入したUSBメモリ3に書き込む。
【0194】
また、USBサーバ2は、電子資料をUSBメモリ3に書き込むのと同時に、該電子資料の有効時間情報をUSBメモリ3に書き込む。
【0195】
USBメモリ3は、予め会議室に設置されているUSBメモリ3であってもよいし、また、会議室外から会議室に持ってきたUSBメモリ3であってもよい。なお、会議室外から会議室に持ってきたUSBメモリ3は、予め会議室に設置されていたUSBメモリ3と同じインターフェースを持つUSBメモリであるとする。
【0196】
以下、図19を用いて説明したUSBサーバにおける電子資料の書き込み処理の他の例を、図20を用いて説明する。
【0197】
図20は、USBサーバにおける電子資料の書き込み処理の他の例を説明するための図である。
【0198】
図20の処理は、図19の処理に比べて新たにステップS54の処理が加わっている。
【0199】
ステップS54では、USBサーバ2は、USBメモリ3において動作する前記USBメモリプログラムを、USBメモリ3に書き込む。
【0200】
該USBメモリプログラムは、後述する認証に係る処理や電子資料の読み取り、複製、書き込みの制御などの処理を行う。
【0201】
図19の例においては、該USBメモリプログラムは、予めUSBメモリ3に書き込まれているが、図20の例においては、USBサーバ2が、電子資料を書き込む際に、併せて、USBメモリプログラムをUSBメモリ3に書き込む構成となっている。
【0202】
なお、該USBメモリプログラムは、予めUSBサーバ2が保持している構成であってもよいし、電子資料配信サーバ1がUSBサーバ2に電子資料を送信する際に、併せて、送信する構成であってもよい。
【0203】
なお、以下では説明の簡略化のため、特に言及しない限り、USBメモリプログラムは、電子資料と共にUSBメモリ3に書き込まれるものとする。
【0204】
以下、電子資料を書き込んだUSBメモリ3を、会議室に持ち込んだPC4に挿入してPC4のディスプレイに電子資料を表示し、会議を行った後、再びUSBメモリ3をUSBサーバ2のドライバに挿入した後の処理の一例を、図21を用いて説明する。
【0205】
図21は、USBサーバにおける電子資料の読み取り処理の一例を説明するための図である。
【0206】
ステップS60において、USBサーバ2は、挿入されたUSBメモリ3に格納された電子資料を読み取る。
【0207】
ステップS60に続いてステップS61に進み、USBサーバ2は、図17のステップS21において保存していた電子資料と、ステップS60においてUSBメモリ3から読み取った電子資料とを比較して、差分があるかどうかを判定する。差分があると判定すると(ステップS61においてYES)、ステップS62に進み、差分がないと判定すると(ステップS61においてNO)、処理を終了する。
【0208】
ステップS62では、USBサーバ2は、USBサーバ2は、USBメモリ3より、電子資料を修正及び/又は新たに追加した人物を識別する識別情報を取得する。
【0209】
ステップS62に続いてステップS63に進み、USBサーバ2は、ステップS60において読み取った電子資料とステップS62において取得した人物を識別する識別情報とを電子資料配信サーバ1に送信する。なお、ステップS63では、ステップS60において読み取った電子資料に変えて、ステップS61において検出した差分を電子資料配信サーバ1に送信してもよい。
【0210】
以下、会議室内のPC4に挿入されたUSBメモリ3の処理を図22から図26を用いて説明する。
【0211】
図22は、USBメモリにおける人物識別子情報取得処理の一例を説明するための図である。なお、以下で説明する図22の処理は、後述する図27のステップS120の処理によって、呼び出される。
【0212】
ステップS70では、USBメモリ3が、PC4より認証情報を取得する画面をPC4のディスプレイ上に表示する。
【0213】
USBメモリ3は、例えば、ユーザ名と、図16のステップS16及びステップS17において電子メールに添付して送信した認証情報とを入力させるような画面をPC4のディスプレイ上に表示する。
【0214】
ステップS70に続いてステップS71に進み、USBメモリ3は、PC4を使用している会議参加者によって入力されたユーザ名と認証情報とを取得する。
【0215】
ステップS71に続いてステップS72に進み、USBメモリ3は、ステップS71において取得した認証情報が正しい認証情報かどうかを判定する。正しい認証情報であると判定すると(ステップS72においてYES)、ステップS73に進み、正しい認証情報でないと判定すると(ステップS72においてNO)、ステップS70からの処理を繰り返す。
【0216】
ステップS73では、USBメモリ3は、PC4のユーザ識別する情報をUSBメモリ3の記憶領域に記憶する。
【0217】
例えば、USBメモリ3は、ステップS71において取得したユーザIDをUSBメモリ3の記憶領域に記憶する。
【0218】
USBメモリ3は、ステップS73以降、当該メモリ内に記憶している電子資料へのアクセスを許可する。
【0219】
図23は、USBメモリにおける電子資料消去処理の一例を説明するための図である。
【0220】
ステップS80では、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間内かどうかを判定する。有効時間内であると判定すると(ステップS80においてYES)、ステップS80の処理を繰り返し、有効時間内でないと判定すると(ステップS80においてNO)、ステップS81に進む。
【0221】
ステップS81では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納された電子資料などのデータを消去する。
【0222】
USBサーバ2によって定められた時間を経過すると、電子資料を消去することによって、電子資料の機密性を保持することができる。
【0223】
図24は、USBメモリにおける電子資料の読み取り禁止処理の一例を説明するための図である。
【0224】
ステップS90において、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間内かどうかを判定する。有効時間内であると判定すると(ステップS90においてYES)、ステップS91に進み、有効時間内でないと判定すると(ステップS90においてNO)、ステップS93に進む。
【0225】
ステップS91では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の読み取りを許可する。
【0226】
ステップS91に続いてステップS92に進み、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間外かどうかを判定する。有効時間外であると判定すると(ステップS92においてYES)、ステップS93に進み、有効時間内であると判定すると(ステップS92においてNO)、ステップS92の処理を繰り返す。
【0227】
ステップS93では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の読み取りを禁止する。
【0228】
USBサーバ2によって定められた時間を経過すると、電子資料の読み取りを禁止することによって、電子資料の機密性を保持することができる。
【0229】
図25は、USBメモリにおける電子資料の複製禁止処理の一例を説明するための図である。
【0230】
ステップS100において、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間内かどうかを判定する。有効時間内であると判定すると(ステップS100においてYES)、ステップS101に進み、有効時間内でないと判定すると(ステップS100においてNO)、ステップS103に進む。
【0231】
ステップS101では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の複製を許可する。
【0232】
ステップS101に続いてステップS102に進み、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間外かどうかを判定する。有効時間外であると判定すると(ステップS102においてYES)、ステップS103に進み、有効時間内であると判定すると(ステップS102においてNO)、ステップS102の処理を繰り返す。
【0233】
ステップS103では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の複製を禁止する。
【0234】
USBサーバ2によって定められた時間を経過すると、電子資料の複製を禁止することによって、電子資料の機密性を保持することができる。
【0235】
図26は、USBメモリにおける電子資料の編集禁止処理の一例を説明するための図である。
【0236】
ステップS110において、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間内かどうかを判定する。有効時間内であると判定すると(ステップS110においてYES)、ステップS111に進み、有効時間内でないと判定すると(ステップS110においてNO)、ステップS113に進む。
【0237】
ステップS111では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の編集を許可する。
【0238】
ステップS111に続いてステップS112に進み、USBメモリ3は、現在の時刻が、図19のステップS42においてUSBサーバ2より書き込まれた有効時間外かどうかを判定する。有効時間外であると判定すると(ステップS112においてYES)、ステップS113に進み、有効時間内であると判定すると(ステップS112においてNO)、ステップS112の処理を繰り返す。
【0239】
ステップS113では、USBメモリ3は、当該メモリ内に格納している電子資料の編集を禁止する。
【0240】
USBサーバ2によって定められた時間を経過すると、電子資料の編集を禁止することによって、電子資料の機密性を保持することができる。
【0241】
以下、USBメモリ3を挿入されたPC4の処理を、図27を用いて説明する。
【0242】
図27は、PCにおける電子資料表示処理の一例を説明するための図である。
【0243】
ステップS120において、PC4は、当該PCのドライバに挿入されたUSBメモリ3に格納されている電子資料にアクセスする。PC4が、USBメモリ3に格納されている電子資料にアクセスすると、USBメモリ3に格納されているUSBメモリプログラムが処理を開始し、図22において説明した処理を開始する。
【0244】
ステップS120に続いてステップS121に進み、PC4は、認証が成功したかどうかを判定する。認証が成功したと判定するとステップS122に進み、認証が成功していないと判定すると処理を終了する。
【0245】
例えば、PC4は、USBメモリプログラムの処理が300秒間たっても終了しない場合は、認証が成功しないと判定する。
【0246】
ステップS122では、PC4が、USBメモリ3内に格納されている電子資料をディスプレイに表示する。
(第二の実施例)
本発明の実施においては、USBメモリ3が無線通信の機能を有し、該USBメモリ3を挿入されたPC4同士で無線通信を行いながら会議を行う構成としてもよい。
【0247】
以下では、無線通信機能を有したUSBメモリ3を用いた本発明の実施について説明を行う。なお、以下では、第一の実施例とは異なる点について説明を行う。
【0248】
図28は、本発明による電子会議システムのシステム構成図(その4)である。
【0249】
図28は、電子資料配信サーバ1と、USBサーバ2と、無線通信機能を有したUSBメモリ3と、PC4〜PC4と、ネットワーク5とから構成されている。
【0250】
図28の電子会議システムにおいては、図1又は図2の電子会議システムに比べて、USBメモリ3が無線通信機能を有しているため、該USBメモリ3を挿入されたPC4は、USBメモリ3の無線通信機能を用いて、無線通信機能を有したUSBメモリ3が挿入された他のPC4と無線通信を行うことができる。
【0251】
図28の無線通信の手段としては、Bluetooth規格の無線通信、或いはIEEE802.11系列の規格で定められた無線LAN方式などがある。
【0252】
図28の実施例においては、無線通信機能を有したUSBメモリ3を挿入されたPC4同士がアドホックなネットワークを構成している一例である。図28の実施例は、Bluetooth規格のLANアクセスプロファイル又はPAN(Personal Area Networking)プロファイルに準拠した通信方法によって実現してもよいし、無線LANのアドホック通信モードによって実現してもよい。
【0253】
図28に示されるシステム構成とすることで、各PC4は、無線通信を行って、情報を共有化させながら、会議を行うことができる。
【0254】
図29は、本発明による電子会議システムのシステム構成図(その5)である。
【0255】
図29は、電子資料配信サーバ1と、無線のアクセスポイントの機能を有したUSBサーバ2と、無線通信機能を有したUSBメモリ3と、PC4〜PC4と、ネットワーク5とから構成されている。
【0256】
図29の電子会議システムにおいては、図28の電子会議システムに比べて、USBサーバ2が無線のアクセスポイントの機能を有しているため、無線通信機能を有したUSBメモリ3を挿入されたPC4は、USBメモリ3の無線通信機能を用いて、USBサーバ2をアクセスポイントとして、ネットワーク5と接続することができる。
【0257】
図29の実施例は、Bluetooth規格のLANアクセスプロファイル又はPAN(Personal Area Networking)プロファイルに準拠した通信方法によって実現してもよいし、無線LANのインフラストラクチャ通信モードによって実現してもよい。
【0258】
図29に示されるように、各PC4は、無線通信を行って、ネットワーク5と接続し、会議に関する情報などをインターネットから取得することができる。
【0259】
図30は、USBサーバのハードウェア構成図(その3)である。図30に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている無線通信装置20と、補助記憶装置21と、メモリ装置22と、演算処理装置23と、インターフェース装置24と、ドライブ装置25〜25とから構成されている。
【0260】
図30のハードウェア構成は、図7のハードウェア構成に比べて無線通信装置20が追加されている点が異なっている。
【0261】
無線通信装置20は、後述するUSBメモリ3の無線通信装置43とBluetooth規格の無線通信又はIEEE802.11系列の規格で定められた無線LAN方式の無線通信を行い、無線通信装置43を有したUSBメモリ3を挿入されたPC4をネットワーク5に接続する。
【0262】
図31は、USBメモリのハードウェア構成図(その2)である。図31に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されているメモリ装置40と、演算処理装置41と、インターフェース装置42と、無線通信装置43とから構成されている。
【0263】
図31のハードウェア構成は、図9のハードウェア構成に比べて無線通信装置43が追加されている点が異なっている。
【0264】
無線通信装置40は、後述するUSBサーバ2の無線通信装置20とBluetooth規格の無線通信又はIEEE802.11系列の規格で定められた無線LAN方式の無線通信を行うとともに、他のUSBメモリの無線通信装置40と無線通信を行う。
【0265】
なお、第二の実施例においては、電子資料配信サーバ1、USBサーバ2、USBメモリ3、PC4にインストールされているプログラムは第一の実施例において説明したプログラムとは異なる処理を行う。例えば、第二の実施例では、PC4にインストールされているPCプログラムは、USBメモリ3の無線通信装置43を利用して他のPC4及び/又はUSBサーバ2と無線通信を行う。
【0266】
図32は、会議室DBの他の例を説明するための図である。会議室DB102は、会議室IDと、USBサーバIPアドレスと、無線通信アクセスポイント有無と、無線通信設定情報とを項目名として含む。
【0267】
図32の会議室DBは、第一の実施例における図13の会議室DBに比べて、無線通信アクセスポイント有無と、無線通信設定情報とが新たに項目名として追加されている。
【0268】
無線通信アクセスポイント有無には、USBサーバ2が、無線通信のアクセスポイントとなる機能を有しているかどうかのフラグが格納されている。
【0269】
無線通信設定情報には、無線通信に係る設定情報が格納されている。例えば、無線のリンクを確立するデバイスのアドレスやリンク確立のときの認証に必要となるPINコードなどが格納されている。
【0270】
電子資料配信サーバ1は、電子資料と無線通信設定情報の項目に格納されている無線通信の設定に係る情報とをUSBサーバ2に送信するとともにこれらの情報をUSBメモリ3に書き込む旨の情報をUSBサーバ2に送信する。
【0271】
以下、第二の実施例における電子資料配信サーバ1の処理を図33及び図34を用いて説明する。
【0272】
図33は、電子資料配信サーバにおける会議の予約処理の他の例を説明するための図である。
【0273】
ステップS130において、電子資料配信サーバ1は、ネットワーク5を介して電子資料配信サーバ1に接続されたPC4より、会議を行う会議室及び会議を開催する日時になどに係る会議の予約情報を取得する。
【0274】
ステップS130に続いてステップS131に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS130において取得した日時に指定された会議室が空いているかどうかを図12の会議DB101などを参照して判定する。指定された日時に会議室が空いていると判定すると(ステップS131においてYES)、ステップS133に進み、指定された日時に会議室が空いていないと判定すると(ステップS131においてNO)、ステップS132に進む。
【0275】
ステップS132では、電子資料配信サーバ1は、会議室が既に予約されている旨の情報を、予約を行ったPC4に対して送信する。
【0276】
ステップS133では、電子資料配信サーバ1は、PC4より、会議に係る情報を取得して、確定する。例えば、電子資料配信サーバ1は、会議の主催者の社員IDや、会議に参加する参加者の社員IDなどを取得し、また、ステップS130において取得した会議の開催日、会議開始予定時刻、会議終了予定時刻などを確定し、会議DB101に格納する。
【0277】
ステップS133に続いてステップS134に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS133において確定した会議に係る電子資料を格納するディレクトリを作成する。
【0278】
なお、ステップS130からステップS134の処理は図16のステップS10からステップS14の処理と同じである。
【0279】
ステップS134に続いてステップS135に進み、電子資料配信サーバ1は、ネットワーク5を介して電子資料配信サーバ1に接続されたPC4より、無線通信に係る設定情報を取得する。
【0280】
ステップS135に続いてステップS136に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS135において取得した無線通信に係る設定情報を図32の会議室DB102に格納する。
【0281】
ステップS136に続いてステップS137に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS133において確定した会議の開催通知の電子メールを作成する。
【0282】
ステップS137に続いてステップS138に進み、電子資料配信サーバ1は、会議室に持ち込まれたPC4が、PC4のドライバに挿入されたUSBメモリ3に格納された電子資料にアクセスする際に必要となる認証情報をステップS137において作成した電子メールに添付する。
【0283】
ステップS138に続いてステップS139に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS137において作成し、ステップS138において認証情報を添付された電子メールを会議に参加する参加者に送信する。
【0284】
なお、ステップS137からステップS139までの処理は会議室の予約処理とは別に、予め定められた時間、例えばステップS133において確定した会議の開催日の一週間前になると電子資料配信サーバ1が処理を開始するようにしてもよい。ステップS137からステップS139の処理は図16のステップS15からステップS17の処理と同じである。
【0285】
図34は、電子資料配信サーバにおける電子資料の送信処理の他の例を説明するための図である。
【0286】
ステップS140では、電子資料配信サーバ1は、図33の電子資料の取得処理において取得した電子資料に対して修正及び/又は新たな追加資料があるかどうかを判定する。修正及び/又は新たな追加資料があると判定すると(ステップS140においてYES)、ステップS141に進み、修正及び/又は新たな追加資料がないと判定すると(ステップS140においてNO)、ステップS143に進む。
【0287】
例えば、電子資料配信サーバ1は、図33のステップS134において作成したディレクトリに対して新たな資料を書込む旨の通知がPC4よりあった場合、新しい資料が追加されると判定する。
【0288】
ステップS141では、電子資料配信サーバ1は、電子資料配信サーバ1とネットワーク5を介して接続されたPC4より、修正及び/又は新たな電子資料を取得する。
【0289】
なお、電子資料とともに修正された通信の設定情報などを取得するような構成としてもよい。
【0290】
ステップS141に続いてステップS142に進み、電子資料配信サーバ1は、図33のステップS134において作成したフォルダに、ステップS141において取得した修正及び/又は新たな電子資料を保存する。
【0291】
ステップS143では、電子資料配信サーバ1は、電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間かどうかを判定する。電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間であると判定すると(ステップS143においてYES)、ステップS144に進み、電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間でないと判定すると(ステップS143においてNO)、ステップS140からの処理を繰り返す。
【0292】
例えば、電子資料配信サーバ1は、図33のステップS133において確定した会議の開催予定時刻が15時だった場合、14時45分になると電子資料などをUSBサーバ2に送信する時間であると判定する。
【0293】
ステップS144では、電子資料配信サーバ1は、図33のステップS134において作成したディレクトリに保存されている電子資料を、会議を開催する会議室に設置されてあるUSBサーバ2に送信する。
【0294】
ステップS144に続いてステップS145に進み、電子資料配信サーバ1は、無線通信に係る設定情報を、会議を開催する会議室に設置されてあるUSBサーバ2に送信する。
【0295】
ステップS145に続いてステップS146に進み、電子資料配信サーバ1は、ステップS144において送信した電子資料及びステップS145において送信した無線通信に係る設定情報を、USBメモリ3に書き込む旨の情報をUSBサーバ2に送信する。
【0296】
以下、第二の実施例におけるUSBサーバ2の処理を図35から図40を用いて説明する。
【0297】
図35は、USBサーバにおける書き込み処理の一例を説明するための図である。
【0298】
ステップS150において、USBサーバ2は、電子資料配信サーバ1より送信された電子資料を取得する。
【0299】
ステップS150に続いてステップS151に進み、USBサーバ2は、ステップS150において取得した電子資料をUSBサーバ2のメモリ装置22内の記憶領域に保存する。
【0300】
ステップS151に続いてステップS152に進み、USBサーバ2は、電子資料配信サーバ1より送信された無線通信に係る設定情報を取得する。
【0301】
ステップS152に続いてステップS153に進み、USBサーバ2は、ステップS150において取得した電子資料及びステップS152において取得した無線通信に係る設定情報をUSBメモリ3に書き込む旨の情報を取得する。
【0302】
ステップS153に続いてステップS154に進み、USBサーバ2は、ステップS151において保存した電子資料を複製して当該サーバ2のドライブ装置25に挿入されているUSBメモリ3に書き込む。また、USBサーバ2は、ステップS152において取得した無線通信に係る設定情報をUSBメモリ3に書き込む。
【0303】
また、USBサーバ2は、ドライブ装置25に新たにUSBメモリ3が挿入されると、ステップS151において保存した電子資料及びステップS152において取得した無線通信に係る設定情報を挿入したUSBメモリ3に書き込む。
【0304】
また、USBサーバ2は、電子資料をUSBメモリ3に書き込むのと同時に、該電子資料の有効時間情報をUSBメモリ3に書き込む。
【0305】
USBメモリ3は、予め会議室に設置されているUSBメモリ3であってもよいし、また、会議室外から会議室に持ってきたUSBメモリ3であってもよい。なお、会議室外から会議室に持ってきたUSBメモリ3は、予め会議室に設置されていたUSBメモリ3と同じインターフェースを持つUSBメモリであるとする。
【0306】
上記においては、無線通信に係る設定情報を、電子資料配信サーバ1よりUSBサーバ2に送信して、USBメモリ3に書き込む一例について説明したが、本発明の実施においては、各会議室に設置されてあるUSBメモリ3に予め無線通信に係る設定情報を書き込んでおく構成であってもよい。
【0307】
このような構成とした場合、USBサーバ2は、会議室に設置されているUSBメモリ3には電子資料配信サーバ1より配信された電子資料を書き込み、予め会議室に設置されているUSBメモリ3以外のUSBメモリ3が挿入された場合は、電子資料配信サーバ1より配信された電子資料とともに当該USBサーバ2内に保存している無線通信に係る設定情報を書き込む。
【0308】
図36は、USBサーバにおける書き込み処理の他の例を説明するための図である。
【0309】
ステップS160において、USBサーバ2は、電子資料配信サーバ1より送信された電子資料を取得する。
【0310】
ステップS160に続いてステップS161に進み、USBサーバ2は、ステップS160において取得した電子資料をUSBサーバ2のメモリ装置22内の記憶領域に保存する。
【0311】
ステップS161に続いてステップS162に進み、USBサーバ2は、ステップS160において取得した電子資料及び/又は無線通信に係る設定情報をUSBメモリ3に書き込む旨の情報を取得する。
【0312】
ステップS162に続いてステップS163に進み、USBサーバ2は、当該サーバのドライブ装置25に挿入されたUSBメモリ3の識別情報を取得する。
【0313】
例えば、各会議室に設置されてあるUSBメモリ3には、各会議室固有の識別情報が記憶されており、USBサーバ2は、該識別情報をUSBメモリ3から読み取って取得する。
【0314】
ステップS163に続いてステップS164に進み、USBサーバ2は、読み取った識別情報が対応する会議室固有のものかどうかを判定する。固有のものであると判定すると(ステップS164においてYES)、ステップS165に進み、固有のものでないと判定すると(ステップS164においてNO)、ステップS166に進む。
【0315】
ステップS165では、USBサーバ2は、ステップS160において電子資料配信サーバ1より取得した電子資料をUSBメモリ3に書き込む。
【0316】
ステップS166では、USBサーバ2は、ステップS160において電子資料配信サーバ1より取得した電子資料とともに当該USBサーバ2内に保存している無線通信に係る設定情報をUSBメモリ3に書き込む。
【0317】
このような構成を取ることによって、会議室外から持ち込んだ、USBメモリ3に対しても電子資料とともに無線通信に係る設定情報を書き込むことができ、USBメモリ3をPC4に差し込むだけですぐに会議を開始することができる。
【0318】
なお、USBサーバ2がこのような構成をとる場合は、通常は電子資料配信サーバ1は、前記無線通信に係る設定情報を送信せず、前記無線通信に係る設定情報を変更されたり、更新されたときだけUSBサーバ2に前記無線通信に係る設定情報を送信するような構成としてもよい。
【0319】
以下、無線通信機能を有したUSBメモリ3を挿入されたPC4とアクセスポイントの機能を有するUSBサーバ2との無線リンクの確立及びサービスの接続処理を、図37及び図38を用いて説明する。なお、以下では、説明の簡略化のため、無線通信の手段としてBluetooth規格の通信方法を用いて説明を行う。
【0320】
図37は、接続処理の一例のシーケンス図である。
【0321】
シーケンスS20において、PC4は、Bluetooth規格のInquiryを用いてデバイスの検索要求を周辺の機器に送信する。
【0322】
シーケンスS20に続いてシーケンスS21に進み、USBサーバ2は、デバイスの検索応答をPC4に送信する。
【0323】
シーケンスS21に続いてシーケンスS22に進み、PC4は、USBメモリ3などに書き込まれていた無線通信に係る設定情報に記載されていたサーバのアドレスから返信があると、USBサーバ2とのリンク確立要求をUSBサーバ2に送信する。
【0324】
シーケンスS22に続いてシーケンスS23に進み、PC4は、USBメモリ3などに書き込まれていたPINコード認証に係る情報をUSBサーバ2に送信する。なお、PINコードによる認証は無線リンクの確立時のみだけではなく、特定のサービスに接続するときにも改めて行うような構成としてもよい。
【0325】
シーケンスS23に続いてシーケンスS24に進み、USBサーバ2は、リンクの確立許可をPC4に送信する。
【0326】
シーケンスS24に続いてシーケンスS25に進み、PC4は、サービスの検索要求をUSBサーバ2に送信する。
【0327】
シーケンスS25に続いてシーケンスS26に進み、USBサーバ2は、サービスの検索応答をPC4に送信する。
【0328】
シーケンスS26に続いてシーケンスS27に進み、PC4は、サービスの接続要求をUSBサーバ2に送信する。
【0329】
シーケンスS27に続いてシーケンスS28に進み、USBサーバ2は、サービスの接続許可をPC4に送信する。
【0330】
USBサーバ2が、アクセスポイントの機能を有し、無線通信機能を有するUSBメモリ3を挿入されたPC4は、前記無線通信機能を用いて無線通信を行う機能を有することによって、USBサーバ2とPC4とは無線リンクを確立することができる。また、PC4は、USBサーバ2を介してネットワーク5と接続することができる。
【0331】
また、PC4は、USBメモリ3に無線通信に係る設定情報が書き込まれているため、該情報を用いて無線通信及び/又は無線通信によるネットワークへの接続が可能となる。
【0332】
図38は、USBサーバにおける無線リンクの確立及びサービスの接続処理の一例を説明するための図である。
【0333】
ステップS170において、USBサーバ2は、PC4よりデバイスの検索要求を受信する。
【0334】
ステップS170に続いてステップS171に進み、USBサーバ2は、要求されたデバイスを検索する。
【0335】
ステップS171に続いてステップS172に進み、USBサーバ2は、検索した結果をデバイス検索応答としてPC4に送信する。
【0336】
ステップS172に続いてステップS173に進み、USBサーバ2は、PC4よりリンクの確立要求を受信する。
【0337】
ステップS173に続いてステップS174に進み、USBサーバ2は、PINコードをPC4より受信する。
【0338】
ステップS174に続いてステップS175に進み、USBサーバ2は、ステップS174において受信したPINコードを用いて認証を行う。
【0339】
ステップS175に続いてステップS176に進み、USBサーバ2は、PC4にリンクの確立許可要求を送信する。
【0340】
ステップS176に続いてステップS177に進み、USBサーバ2は、PC4よりサービスの検索要求を受信する。
【0341】
ステップS177に続いてステップS178に進み、USBサーバ2は、サービスの検索を行う。
【0342】
ステップS178に続いてステップS179に進み、USBサーバ2は、サービスの検索結果をサービス検索応答としてPC4に送信する。
【0343】
ステップS179に続いてステップS180に進み、USBサーバ2は、PC4より、サービスとの接続要求を受信する。
【0344】
ステップS180に続いてステップS181に進み、USBサーバ2は、サービスとの接続許可をPC4に送信する。
【0345】
USBサーバ2は、Bluetooth規格の通信方法を採用した無線通信の接続機能を有している。なお、PC4側の処理は後述する図43を用いて説明する。
【0346】
以下、USBサーバ2における無線通信機能を有するUSBメモリ3を挿入されたPC4及び/又は無線通信機能を有するUSBメモリ3の会議室からの不正な持ち出しを監視する処理に関して図39及び図40を用いて説明する。
【0347】
図39は、USBサーバにおける電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【0348】
ステップS190では、USBサーバ2は、PC4からの電波強度が閾値より小さいかどうかを判定する。電波強度が閾値より小さいと判定すると(ステップS190においてYES)、ステップS191に進み、電波強度が閾値以上であると判定すると(ステップS190においてNO)、ステップS190の処理を繰り返す。
【0349】
例えば、USBサーバ2は、PC4を近接に設置した場合の電波強度を100とした場合、この電波強度が20以下になると電波強度が閾値より小さくなったと判定する。
【0350】
ステップS191では、USBサーバ2は、電波強度が閾値の値より小さくなった旨の警告を行う。例えば、USBサーバ2は、LEDなどを発光させるか、又は、警告音を発するなどして電波強度が小さくなった旨を伝える。USBサーバ2は、電波強度が閾値より小さくなると1分後に前記警告を行う。
【0351】
USBサーバ2が、電波強度を監視する手段を有することによって、例えば無線通信手段を有したUSBメモリ3を挿入したPC4の電源を切って、会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0352】
図40は、USBサーバにおける無線リンク監視処理の一例のフローチャートである。
【0353】
ステップS200では、USBサーバ2は、PC4と確立した無線リンクが切断されていないかどうかを判定する。切断されていると判定すると(ステップS200においてYES)、ステップS201に進み、切断されていないと判定すると(ステップS200においてNO)、ステップS200の処理を繰り返す。
【0354】
ステップS201では、USBサーバ2は、無線リンクが切断された旨の警告を行う。例えば、LEDなどを発光させるか、又は、警告音を発するなどして無線リンクが切断された旨を伝える。USBサーバ2は、無線リンクが切断されると1分後に前記警告を行う。
【0355】
USBサーバ2が、無線リンクの監視手段を有することによって、例えば、無線通信手段を有したUSBメモリ3をPC4から抜いて会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0356】
以下、第二の実施例におけるUSBメモリ3の処理を図41及び図42を用いて説明する。
【0357】
図39は、USBサーバ2が電波強度を監視する処理について説明したが、同様の処理をUSBメモリ3が行うような構成としてもよい。USBメモリ3は、USBサーバ2より取り外されると、以下、図41において説明する処理を開始する。
【0358】
図41は、USBメモリ3における電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【0359】
ステップS210において、USBメモリ3は、USBサーバ2からの電波強度が閾値より小さいかどうかを判定する。電波強度が閾値より小さいと判定すると(ステップS210においてYES)、ステップS211に進み、電波強度が閾値以上であると判定すると(ステップS210においてNO)、ステップS210の処理を繰り返す。
【0360】
例えば、USBメモリ3は、USBサーバ2と近接した場合の電波強度を100とした場合、この電波強度が20以下になると電波強度が閾値より小さくなったと判定する。
【0361】
ステップS211では、USBメモリ3は、電波強度が閾値の値より小さくなった旨の警告を行う。例えば、警告音を発するか、又は、振動するなどして電波強度が小さくなった旨を伝える。USBメモリ3は、電波強度が閾値の値より小さくなると即座に警告を行う。
【0362】
USBメモリ3が、電波強度を監視する手段を有することによって、例えば電子資料が書き込まれたUSBメモリ3をそのまま会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0363】
図40は、USBサーバ2が無線リンクを監視する処理について説明したが、同様の処理をUSBメモリ3が行うような構成としてもよい。USBメモリ3は、USBサーバ2との無線リンクが確立されると、以下、図42において説明する処理を開始する。
【0364】
図42は、USBメモリにおける無線リンク監視処理の一例を説明するための図である。
【0365】
ステップS220では、USBメモリ3が、USBサーバ2と確立した無線リンクが切断されていないかどうかを判定する。切断されていると判定すると(ステップS220においてYES)、ステップS221に進み、切断されていないと判定すると(ステップS220においてNO)、ステップS220の処理を繰り返す。
【0366】
ステップS221では、USBメモリ3は、無線リンクが切断された旨の警告を行う。例えば、警告音を発するか、又は、振動するなどして無線リンクが切断された旨を伝える。USBメモリ3は、無線リンクが切断されると即座に警告を行う。
【0367】
USBメモリ3が、無線リンクを監視する手段を有することによって、例えば会議の終了後電子資料が書き込まれたUSBメモリ3をそのまま会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0368】
以下、第二の実施例におけるPC4の処理を図43から図45を用いて説明する。
【0369】
図37及び図38を用いて説明したように、無線通信機能を有したUSBメモリ3が挿入されると、PC4は、アクセスポイントの機能を有するUSBサーバ2との無線リンクの確立及びサービスの接続処理を行う。
【0370】
図43は、PC4における無線リンクの確立及びサービスの接続処理の一例を説明するための図である。
【0371】
ステップS230では、PC4が、挿入されたUSBメモリ3より無線通信の接続に係る設定情報を取得する。例えば、リンクを確立するデバイスのアドレスやリンク確立のときの認証に必要となるPINコードなどを設定情報として取得する。
【0372】
ステップS230に続いてステップS231に進み、PC4は、ステップS230において取得したデバイスのアドレスを含んだデバイスの検索要求を周囲の機器に送信する。
【0373】
ステップS231に続いてステップS232に進み、PC4は、ステップS231において送信した検索要求に含んだデバイスのアドレスを有した機器、例えばUSBサーバ2よりデバイスの検索応答を受信する。以下では、説明の簡略化のためUSBサーバ2より応答があったものとして説明を行う。
【0374】
ステップS232に続いてステップS233に進み、PC4は、リンクの確立要求をUSBサーバ2に送信する。
【0375】
ステップS233に続いてステップS234に進み、PC4は、ステップS230において取得した設定情報に含まれているPINコードをUSBサーバ2に送信する。
【0376】
ステップS234に続いてステップS235に進み、PC4は、USBサーバ2よりリンクの確立許可を受信する。
【0377】
ステップS235に続いてステップS236に進み、PC4は、サービスの検索要求をUSBサーバ2に送信する。
【0378】
ステップS236に続いてステップS237に進み、PC4は、USBサーバ2よりサービスの検索の応答を受信する。
【0379】
ステップS237に続いてステップS238に進み、PC4は、サービスの接続要求をUSBサーバ2に送信する。
【0380】
ステップS238に続いてステップS239に進み、PC4は、USBサーバ2よりサービスの接続許可を受信する。
【0381】
USBメモリ3に無線通信の設定に係る情報を書き込んでPC4に挿入することによって、PC4は該無線通信の設定に係る情報を用いて、アクセスポイントの機能を有したUSBサーバ2と無線リンクを確立することができる。
【0382】
USBメモリ3に他のPC4との無線通信の設定に係る情報を書き込んでPC4に挿入することによって、PC4は、他のPC4と接続を行うよう構成してもよい。
【0383】
また、本発明の実施では、USBメモリ3に電子資料を書き込む代わりに、無線通信の設定に係る情報だけを書き込む構成として、本発明のおけるシステムを無線通信の自動接続として使用することもできる。
【0384】
以下では、PC4における電波強度及び/又は無線リンクの接続を監視する処理について図44及び図45を用いて説明を行う。
【0385】
図39は、USBサーバ2が電波強度を監視する処理について、また、図41は、USBメモリ3が電波強度を監視する処理について説明したが、同様の処理をUSBメモリ3が挿入されたPC4が行うような構成としてもよい。PC4は、無線通信機能を有したUSBメモリ3が挿入されると以下の処理を開始する。
【0386】
図44は、PCにおける電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【0387】
ステップS240において、PC4は、USBサーバ2からの電波強度が閾値より小さいかどうかを判定する。電波強度が閾値より小さいと判定すると(ステップS240においてYES)、ステップS241に進み、電波強度が閾値以上であると判定すると(ステップS240においてNO)、ステップS240の処理を繰り返す。
【0388】
例えば、PC4は、USBサーバ2と近接した場合の電波強度を100とした場合、この電波強度が20以下になると電波強度が閾値より小さくなったと判定する。
【0389】
ステップS241では、PC4は、は、電波強度が閾値の値より小さくなった旨の警告を行う。例えば、PC4は、警告音を発するか、又は、振動するか、又はPC4のディスプレイに警告ダイアログを表示するなどして電波強度が小さくなった旨を伝える。PC4は、電波強度が閾値の値より小さくなると即座に警告を行う。
【0390】
PC4が、電波強度を監視する手段を有することによって、例えば電子資料が書き込まれたUSBメモリ3を挿入したまま会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0391】
図40は、USBサーバ2が無線リンクを監視する処理について、また、図42は、USBメモリ3が無線リンクを監視する処理について説明したが、同様の処理をUSBメモリ3が挿入されたPC4が行うような構成としてもよい。PC4は、USBサーバ2との無線リンクが確立すると以下の処理を開始する。
【0392】
図45は、PCにおける無線リンク監視処理の一例を説明するための図である。
【0393】
ステップS250では、PC4が、USBサーバ2と確立した無線リンクが切断されていないかどうかを判定する。切断されていると判定すると(ステップS250においてYES)、ステップS251に進み、切断されていないと判定すると(ステップS250においてNO)、ステップS250の処理を繰り返す。
【0394】
ステップS251では、PC4は、無線リンクが切断された旨の警告を行う。例えば、PC4は、警告音を発するか、又は、振動するか、又はPC4のディスプレイに警告ダイアログを表示するなどして無線リンクが切断された旨を伝える。PC4は、無線リンクが切断されると即座に警告を行う。
【0395】
PC4が、無線リンクを監視する手段を有することによって、例えば会議の終了後電子資料が書き込まれたUSBメモリ3を挿入したまま、PC4を会議室から持ち出されるのを防ぐことができる。
【0396】
なお、特許請求の範囲における請求項記載の情報読み書き装置は、発明の実施の形態のUSBサーバ2である。また、特許請求の範囲における請求項記載の携帯型記憶装置は、発明の実施の形態のUSBメモリ3である。
【0397】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば電子資料を用いた会議を円滑に開始し、進めることができる。
【0398】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子会議システムのシステム構成図(その1)である。
【図2】本発明による電子会議システムのシステム構成図(その2)である。
【図3】本発明による電子会議システムのシステム構成図(その3)である。
【図4】電子資料配布処理のシーケンス図(その1)である。
【図5】電子資料配布処理のシーケンス図(その2)である。
【図6】電子資料配信サーバのハードウェア構成図である。
【図7】USBサーバのハードウェア構成図(その1)である。
【図8】USBサーバのハードウェア構成図(その2)である。
【図9】USBメモリのハードウェア構成図(その1)である。
【図10】PCのハードウェア構成図である。
【図11】社員DBの一例を説明するための図である。
【図12】会議DBの一例を説明するための図である。
【図13】会議室DBの一例を説明するための図である。
【図14】配布資料DBの一例を説明するための図である。
【図15】回収資料DBの一例を説明するための図である。
【図16】電子資料配信サーバにおける会議の予約処理の一例を説明するための図である。
【図17】電子資料配信サーバにおける電子資料の取得処理の一例を説明するための図である。
【図18】電子資料配信サーバにおける電子資料の送信処理の一例を説明するための図である。
【図19】USBサーバにおける電子資料の書き込み処理の一例を説明するための図である。
【図20】USBサーバにおける電子資料の書き込み処理の他の例を説明するための図である。
【図21】USBサーバにおける電子資料の読み取り処理の一例を説明するための図である。
【図22】USBメモリにおける人物識別子情報取得処理の一例を説明するための図である。
【図23】USBメモリにおける電子資料消去処理の一例を説明するための図である。
【図24】USBメモリにおける電子資料の読み取り禁止処理の一例を説明するための図である。
【図25】USBメモリにおける電子資料の複製禁止処理の一例を説明するための図である。
【図26】USBメモリにおける電子資料の編集禁止処理の一例を説明するための図である。
【図27】PCにおける電子資料表示処理の一例を説明するための図である。
【図28】本発明による電子会議システムのシステム構成図(その4)である。
【図29】本発明による電子会議システムのシステム構成図(その5)である。
【図30】USBサーバのハードウェア構成図(その3)である。
【図31】USBメモリのハードウェア構成図(その2)である。
【図32】会議室DBの他の例を説明するための図である。
【図33】電子資料配信サーバにおける会議の予約処理の他の例を説明するための図である。
【図34】電子資料配信サーバにおける電子資料の送信処理の他の例を説明するための図である。
【図35】USBサーバにおける書き込み処理の一例を説明するための図である。
【図36】USBサーバにおける書き込み処理の他の例を説明するための図である。
【図37】接続処理の一例のシーケンス図である。
【図38】USBサーバにおける無線リンクの確立及びサービスの接続処理の一例を説明するための図である。
【図39】USBサーバにおける電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【図40】USBサーバにおける無線リンク監視処理の一例のフローチャートである。
【図41】USBメモリにおける電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【図42】USBメモリにおける無線リンク監視処理の一例のフローチャートである。
【図43】PC4における無線リンクの確立及びサービスの接続処理の一例を説明するための図である。
【図44】PCにおける電波強度監視処理の一例のフローチャートである。
【図45】PCにおける無線リンク監視処理の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子資料配信サーバ
2 USBサーバ
3 USBメモリ
4 パーソナルコンピュータ(PC)
5 ネットワーク
10 ドライブ装置
11 補助記憶装置
12 メモリ装置
13 演算処理装置
14 インターフェース装置
15 データベース(DB)
20 無線通信装置
21 補助記憶装置
22 メモリ装置
23 演算処理装置
24 インターフェース装置
25 ドライブ装置
31 補助記憶装置
32 メモリ装置
33 演算処理装置
34 インターフェース装置
35 ドライブ装置
36 データベース(DB)
40 メモリ装置
41 演算処理装置
42 インターフェース装置
43 無線通信装置
50 入力装置
51 表示装置
52 ドライブ装置
53 補助記憶装置
54 メモリ装置
55 演算処理装置
56 インターフェース装置
100 社員DB
101 会議DB
102 会議室DB
103 配布資料DB
104 回収資料DB

Claims (25)

  1. 1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置と、前記情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、電子資料を配信する電子資料配信サーバと、挿入された前記携帯型記憶装置の情報を読み書きする情報処理装置とからなる電子会議システムであって、
    前記電子資料配信サーバは、登録された前記電子資料を前記情報読み書き装置に送信する送信手段を有し、
    前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段を有し、
    前記情報処理装置は、挿入された前記携帯型記憶装置から前記電子資料を読み込んで、当該装置の画面に表示する表示手段を有することを特徴とする電子会議システム。
  2. 前記携帯型記憶装置は、無線通信手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子会議システム。
  3. 前記情報読み書き装置は、前記ネットワークと前記無線通信手段を有する携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置とを無線通信を介して接続する接続手段を更に有することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
  4. 前記携帯型記憶装置は、無線通信の設定に係る情報を保持する設定情報保持手段を更に有し、
    前記情報処理装置は、前記設定情報保持手段に保持されている前記無線通信の設定情報を読み出して、他の情報処理装置及び/又は前記情報読み書き装置と無線通信の接続を行う無線通信接続手段を更に有することを特徴とする請求項2又は3記載の電子会議システム。
  5. 前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、前記無線通信の設定に係る情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項2乃至4何れか一項記載の電子会議システム。
  6. 前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェースを持ち且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の携帯型記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料を前記携帯型憶装置に書き込むことを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の電子会議システム。
  7. 前記書き込み手段は、前記携帯型記憶装置と同じインターフェース及び前記無線通信手段を有し且つ予め備え付けてある前記携帯型記憶装置以外の記憶装置が前記情報読み書き装置に挿入されると、前記電子資料とともに前記無線通信の設定に係る情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項5記載の電子会議システム。
  8. 前記情報読み書き装置は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶している前記電子資料と、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている電子資料とを比較して、その差分を検出する差分検出手段と、
    前記差分検出手段において検出した差分に係る情報を前記電子資料配信サーバに送信する情報送信手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至7何れか一項記載の電子会議システム。
  9. 前記携帯型記憶装置は、当該装置が挿入された前記情報処理装置より、前記情報処理装置のユーザを識別する識別情報を取得し、記憶する識別情報記憶手段を更に有し、
    前記情報読み書き装置は、前記情報処理装置より返却された前記携帯型記憶装置に記憶されている前記識別情報を取得し、該取得した前記識別情報を、前記電子資料配信サーバに送信する識別情報送信手段を更に有することを特徴とする請求項8記載の電子会議システム。
  10. 前記情報読み書き装置は、前記携帯型記憶装置を挿入された前記情報処理装置のユーザに対して、認証に係る認証情報の入力を求めるプログラムを前記携帯型記憶装置に記憶する認証プログラム記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9何れか一項記載の電子会議システム。
  11. 前記電子資料配信サーバは、前記ネットワークに接続された前記情報処理装置に対して、前記電子資料を用いた会議の開始を通知する電子メールに、前記認証に係る認証情報を添付して送信する認証情報送信手段を更に有することを特徴とする請求項10記載の電子会議システム。
  12. 前記書き込み手段は、前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料とともに、該電子資料の有効時間情報を前記携帯型記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項1乃至11何れか一項記載の電子会議システム。
  13. 前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料を消去する電子資料消去手段を更に有することを特徴とする請求項12記載の電子会議システム。
  14. 前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の読み取りを禁止する読み取り禁止手段を更に有することを特徴とする請求項12記載の電子会議システム。
  15. 前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料の複製を禁止する複製禁止手段を更に有することを特徴とする請求項12記載の電子会議システム。
  16. 前記携帯型記憶装置は、前記有効時間情報に基づいて、前記書き込まれた前記電子資料への書き込み及び/又は前記電子資料の内容の編集を禁止する書き込み編集禁止手段を更に有することを特徴とする請求項12記載の電子会議システム。
  17. 前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置は、当該装置と前記接続手段を有する前記情報書き込み装置との無線接続に係る状態を監視する監視手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の電子会議システム。
  18. 前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると警告を行うことを特徴とする請求項17記載の電子会議システム。
  19. 前記監視手段は、前記携帯型記憶装置と前記接続手段を有した前記情報書き込み装置との無線リンクが切断されると警告を行うことを特徴とする請求項17記載の電子会議システム。
  20. 前記接続手段を有した前記情報書き込み装置は、当該装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線接続に係る状態を監視する接続状態監視手段を更に有することを特徴とする請求項3、17、18、19何れか一項記載の電子会議システム。
  21. 前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との間の電波強度が予め定められた値より小さくなると、警告を行うことを特徴とする請求項20記載の電子会議システム。
  22. 前記接続状態監視手段は、前記接続手段を有した前記情報書き込み装置と前記無線通信手段を有した前記携帯型記憶装置との無線リンクが切断されると警告を行うことを特徴とする請求項20記載の電子会議システム。
  23. 前記情報読書き装置は、前記電子資料配信サーバの機能を有することを特徴とする請求項1乃至22何れか一項記載の電子会議システム。
  24. 1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置とネットワークを介して接続された、前記情報読み書き装置に電子資料を配信する電子資料配信サーバであって、
    登録された前記電子資料を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記情報読み書き装置に送信する送信手段と、
    前記電子資料を用いた会議の開催を通知する電子メールを当該サーバと前記ネットワークを介して接続された情報処理装置に送信する電子メール送信手段と
    を有することを特徴とする電子資料配信サーバ。
  25. 電子資料を配信する電子資料配信サーバとネットワークを介して接続された、1つ以上の携帯型記憶装置に対して情報の読み書きを行う情報読み書き装置であって、
    前記電子資料配信サーバより配信された前記電子資料を受信する受信手段と、
    前記受信手段において受信した前記電子資料を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記電子資料を、前記1つ以上の携帯型記憶装置に複製して書き込む書き込み手段と
    を有することを特徴とする情報読み書き装置。
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