JP2004173143A - アンテナと通信ケーブルの接続部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナ1と通信ケーブル5とをハンダ付け等により接続する際、アンテナエレメント2に対するハンダ6等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブル5の位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能なアンテナと通信ケーブルの接続部構造を提供すること。
【解決手段】金属部材からなるアンテナエレメント2と該アンテナエレメント2の表面上の少なくとも一部に備えられた絶縁層3とからなるアンテナ1と、該アンテナ1で送受信する信号を伝送する通信ケーブル5との接続部構造において、前記絶縁層に窓穴3a,3bが形成され、該窓穴3a,3bを介して前記アンテナエレメント2と前記通信ケーブル5の導体部分5a,5bとが接続されてなることを特徴としたアンテナと通信ケーブルの接続部構造。
【選択図】 図1
【解決手段】金属部材からなるアンテナエレメント2と該アンテナエレメント2の表面上の少なくとも一部に備えられた絶縁層3とからなるアンテナ1と、該アンテナ1で送受信する信号を伝送する通信ケーブル5との接続部構造において、前記絶縁層に窓穴3a,3bが形成され、該窓穴3a,3bを介して前記アンテナエレメント2と前記通信ケーブル5の導体部分5a,5bとが接続されてなることを特徴としたアンテナと通信ケーブルの接続部構造。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に内蔵されるアンテナと、このアンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルとをハンダ付等により接続する際の接続部構造に係り、特に、アンテナへの接続に際して、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能なアンテナと通信ケーブルの接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に使用されるアンテナとしては、板状若しくは箔状の金属を用いたF字型アンテナ、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ等があり、このアンテナには、該アンテナで送受信する信号を伝送する同軸ケーブル等の通信ケーブルが接続されている。
【0003】
F字型アンテナとしては、例えば、図8及び図9に示すようなものが広く一般に知られていて、実用化されている。このアンテナ11は、放射導体部11a、接地導体部11b、短絡導体部11c、給電路11dから構成されている。そして、このアンテナ11はハンダ16を用いて同軸ケーブル15と接続されており、内部導体15aが給電路11dで、外部導体15bが短絡導体部11cと接地導体部11bの境界部近傍で、それぞれ接続されている。ここで、このF字型アンテナの共振周波数Fは、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる。
【0004】
又、他の形態のF字型アンテナとしては、図10に示すようなものがある。このアンテナ21は、放射導体部21a、接地導体部21b、短絡導体部21c、給電路21dが、1枚の誘電体基板24の表面のみ或いは表面と裏面に設けられた構成となっている。そして、このアンテナ21は図示しないハンダを用いて同軸ケーブル25と接続されており、内部導体25aが給電路21dで、外部導体25bが接地導体部21bで、それぞれ接続されている。ここで、このF字型アンテナの共振周波数Fは、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
又、ダイポールアンテナとしては、図11及び図12に示すようなものがある。このアンテナ31は、長尺状の誘電体基板34、一対の短冊状の導電体31a,31bから構成されている。そして、このアンテナ31はハンダ36によって同軸ケーブル35と接続されており、内部導体35aが一方の導電体31aで、外部導体35bが他方の導電体31bで、それぞれ接続されている。ここで、このダイポールアンテナの共振周波数Fは、L+L’≒λ/2(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−22018号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2002−280817号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図8及び図9に示されたF字型アンテナは、同軸ケーブル15の外部導体15bとアンテナ11の接続に際して、ハンダ16を用いて直接アンテナ11に接続されているため、アンテナ11に対するハンダ16の接触面積と接触位置にバラツキが生じていた。そのため、図9中のhの長さが変化し、アンテナの送受信周波数がずれてしまうという恐れがあった。又、同軸ケーブル15の位置決めが困難であるため、接続作業性にも劣るものであった。
【0009】
前記図10に示されたF字型アンテナ(特許文献1)は、前記図8及び図9に示されたF字型アンテナの課題を解決するべくなされたもので、アンテナの送受信周波数のずれを防止することはできると考えられる。しかしながら、次の2つの問題点が新たに生じることから、実用化は困難であった。まず、図10に示されるように、同軸ケーブル25の内部導体25aと外部導体25bを各々接続する場所が近傍であるため、ハンダ付による接続が非常に困難で接続作業性に劣り、更に、ハンダのはみ出し等によってショートしてしまう恐れがあった。次に、アンテナ21の面に対して同軸ケーブル25が垂直に取り付けてあるため、接続後に非常に取扱が不便であり、更に、小型無線端末等の機器に内蔵する際に広いスペースが必要となるため、機器のコンパクト化の阻害となった。
【0010】
又、前記図11及び図12に示されたダイポールアンテナ(特許文献2)も、図8及び図9に示されたF字型アンテナと同様に、同軸ケーブル35の内部導体35a,外部導体35bとアンテナ31の接続に際して、ハンダ36を用いて直接アンテナ31に接続をしているため、アンテナ31の導電体31a,31bに対するハンダの接触面積と接触位置にバラツキが生じていた。そのため、図12中のL及びL’の長さが変化し、アンテナの送受信周波数がずれてしまうという恐れがあった。又、同軸ケーブル35の位置決めが困難であるため、接続作業性にも劣るものであった。
【0011】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アンテナと通信ケーブルとをハンダ付等により接続する際、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能なアンテナと通信ケーブルの接続部構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するべく、本発明のアンテナと通信ケーブルの接続部構造は、金属部材からなるアンテナエレメントと該アンテナエレメントの表面上の少なくとも一部に備えられた絶縁層とからなるアンテナと、該アンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルとの接続部構造において、前記絶縁層に窓穴が形成され、該窓穴を介して前記アンテナエレメントと前記通信ケーブルの導体部分とが接続されてなることを特徴とするものである。
又、請求項2によるアンテナと通信ケーブルの接続部構造は、請求項1記載のアンテナと通信ケーブルの接続部構造において、前記アンテナエレメントの表面の全面に備えられていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は、本発明におけるアンテナと通信ケーブルの接続部構造をF字型アンテナに適用したものである。
【0014】
まず、アンテナエレメント2があり、このアンテナエレメント2は、例えば、銅、銅合金などの材料をエッチング、プレス、若しくは打抜きよりアンテナパターンに形成したもので、放射導体部2a、接地導体部2b、短絡導体部2c、給電路2d、から構成されている。本実施の形態では、厚さ50mmの銅箔をエッチングによりアンテナパターンに形成したものから構成されており、L=28mm、h=5mmとなるよう設計した。
【0015】
アンテナエレメント2の表面上には絶縁層3が備えられる。この絶縁層3は、例えば、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ガラスエポキシ板、セラミック板、エポキシ塗料、等から構成されており、本実施の形態では、厚さ50μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムから構成されている。この絶縁層3には、窓穴3a,3bが形成されており、本実施の形態では、4mm2の窓穴3a,3bがそれぞれ設けられている。絶縁層3は、アンテナエレメント2の表面上の少なくとも一部に備えられていればよく、本実施の形態では、短絡導体部2cから接地導体部2bにかけての部分及び給電路2dの部分に貼付した。
【0016】
以上のようにして、アンテナエレメント2と絶縁層3によってアンテナ1が構成されるが、アンテナ1は、アンテナエレメント2の絶縁層3が備えられていない面に、例えば、ポリエステル、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂、ガラスエポキシ、セラミック等からなる誘電体基板4を備えていても良い。本実施の形態では、厚さ0.1mmのPETからなる誘電体基板4を備えた。
【0017】
このアンテナ1に接続される通信ケーブル5は、従来公知のものを用いればよく、例えば、内部導体、誘電体、外部導体、ジャケットから構成された同軸ケーブルが一般的に使用される。尚、アンテナ1と通信ケーブル5とを接続する際には、アンテナ1と通信ケーブル5の間に端子,コネクタ等を介して間接的に接続することも考えられる。本実施の形態では、内部導体5a、誘電体、外部導体5b、ジャケットから構成された同軸ケーブルを通信ケーブル5として用い、端子,コネクタ等を介さずにアンテナ1に接続した。
【0018】
アンテナ1と通信ケーブル5の接続は、前記絶縁層3の窓穴3a,3bを介して、ハンダ付等によって行われる。本実施の形態においては、窓穴3aを介して接地導体部2bと外部導体5bとを、窓穴3bを介して給電路2dと内部導体5aとをハンダ6を用いて接続した。
【0019】
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。まず、本実施の形態のようなF字型アンテナの場合、共振周波数Fは図1及び図2に示すL,hによって決定され、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる。ここで、実際のhの長さは、図2に示すように、接続に用いたハンダ6とアンテナエレメント2との接触面の端部が基準となる。本実施の形態によれば、通信ケーブル5の外部導体5bが、絶縁層3に形成された窓穴3aを介してアンテナエレメント2と接続されていることから、アンテナエレメント2に対するハンダ6の接触面積と接触位置にバラツキが生じないため、ハンダ6とアンテナエレメント2との接触面の端部は常に一定の位置となる。そのため、hの長さが変化しなくなり、アンテナの送受信周波数のずれを防止することができる。
【0020】
又、絶縁層3と該絶縁層3に設けられた窓穴3a,3bがあるために、通信ケーブル5の接続位置が明確にわかるようになる。そのため、位置決めが容易になり、接続作業性を向上させることが可能となる。
【0021】
次に、図4乃至図6を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態において、絶縁層3がアンテナエレメント2の表面の全面に備えられたものである。
【0022】
まず、第1の実施の形態で使用したものと同様のアンテナエレメント2があり、このアンテナエレメント2の表面上に窓穴3a,3bが形成された絶縁層3が備えられる。本実施の形態では、厚さ50μmのPETフィルムから構成され、4mm2の窓穴3a,3bが設けられた絶縁層3を、アンテナエレメント2の表面の全面に貼付した。
【0023】
以上のようにして得られたアンテナ1は、第1の実施の形態と同様に誘電体基板4が備えられており、このアンテナ1に接続される通信ケーブル5としては、内部導体5a、誘電体、外部導体5b、ジャケットから構成された同軸ケーブルを用いた。
【0024】
アンテナ1と通信ケーブル5の接続についても、第1の実施の形態と同様であり、窓穴3aを介して接地導体部2bと外部導体5bとを、窓穴3bを介して給電路2dと内部導体5aとをハンダ6を用いて接続した。
【0025】
よって、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができるとともに、絶縁層3をアンテナエレメント2の表面の全面に備えたことにより、次のような効果を奏することができる。まず、金属部材から構成されているアンテナエレメント2の表面を、絶縁層3で完全に覆うことになるため、アンテナエレメント2が腐食することを防止することができる。次に、実使用に供した際に、アンテナ1が周辺に配置された導電性部品に接触することが考えられるが、その場合でも、アンテナエレメント2と導電性部品との間が絶縁層3で絶縁されることになる。そのため、アンテナ1で送受信した信号が導電体部品に伝わることはなく、アンテナとしての機能が損なわれることはない。尚、誘電体基板4を備えていない場合には、アンテナエレメント2の表裏両面に絶縁体3を備えるように構成しても良い。
【0026】
尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではない。まず、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明におけるアンテナと通信ケーブルの接続部構造をF字型アンテナに適用した例を説明したが、それ以外にも、ダイポールアンテナやモノポールアンテナ等、他の形態のアンテナに適用しても同様の効果を得ることができる。又、前記第1及び第2の実施の形態においては、絶縁体3に独立した2個の窓穴3a,3bを設けてあるが、例えば、図7に示すように、hの長さが変化しないように連続した窓穴3a(スリット状)を絶縁体3に設けても良い。又、前記第1及び第2の実施の形態においては、アンテナ1と通信ケーブル5の接続に際してハンダを用いたが、例えば、ハンダ以外の低融点金属や導電性接着剤等を用いても同様の効果を得ることができる。又、記載された材料や各種数値はあくまで一例であって、使用用途や目的、使用環境等に応じて適宜設定すれば良い。
【0027】
【実施例】
以下、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態についての特性評価試験を説明する。尚、比較例として、前記第1の実施の形態において、絶縁層3を使用していないものについても併せて特性評価試験を行った。
【0028】
第1の実施の形態、第2の実施の形態及び比較例について、それぞれ5個の試料を用意し、これらの共振周波数を測定した。測定結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
前記したように、第1の実施の形態、第2の実施の形態及び比較例は、L=28mm、h=5mmになるよう設計しているため、共振周波数の理論値は、2.27GHzとなる。第1の実施の形態及び第2の実施の形態の共振周波数の平均値は、表1に示すように、それぞれ2.44GHz、2.45GHzであったが、比較例の共振周波数の平均値は、2.58GHzであり、理論値から大きくずれがある値となった。又、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の共振周波数の標準偏差はそれぞれ0.027、0.026であったが、比較例の共振周波数の標準偏差は0.144であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に比べてばらつきが大きく、各試料間で共振周波数に大きなずれがあることが確認された。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のアンテナと通信ケーブルの接続部構造によれば、アンテナへのハンダ付等に際して、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能となる。従って、例えば、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に内蔵されるアンテナと、このアンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルの接続部構造に好適に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、アンテナと通信ケーブルの接続部構造を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1におけるA−A’断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、アンテナと通信ケーブルの接続部構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図4におけるB−B’断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図8】従来の技術を示す図で、F字型アンテナを示す平面図である。
【図9】従来の技術を示す図で、図8におけるC−C’断面図である。
【図10】従来の技術を示す図で、F字型アンテナを示す平面図である。
【図11】従来の技術を示す図で、ダイポールアンテナを示す平面図である。
【図12】従来の技術を示す図で、図11におけるD−D’断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 アンテナエレメント
2a 放射導体部
2b 接地導体部
2c 短絡導体部
2d 給電路
3 絶縁層
3a,3b 窓穴
4 誘電体基板
5 通信ケーブル
5a 内部導体
5b 外部導体
6 ハンダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に内蔵されるアンテナと、このアンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルとをハンダ付等により接続する際の接続部構造に係り、特に、アンテナへの接続に際して、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能なアンテナと通信ケーブルの接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に使用されるアンテナとしては、板状若しくは箔状の金属を用いたF字型アンテナ、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ等があり、このアンテナには、該アンテナで送受信する信号を伝送する同軸ケーブル等の通信ケーブルが接続されている。
【0003】
F字型アンテナとしては、例えば、図8及び図9に示すようなものが広く一般に知られていて、実用化されている。このアンテナ11は、放射導体部11a、接地導体部11b、短絡導体部11c、給電路11dから構成されている。そして、このアンテナ11はハンダ16を用いて同軸ケーブル15と接続されており、内部導体15aが給電路11dで、外部導体15bが短絡導体部11cと接地導体部11bの境界部近傍で、それぞれ接続されている。ここで、このF字型アンテナの共振周波数Fは、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる。
【0004】
又、他の形態のF字型アンテナとしては、図10に示すようなものがある。このアンテナ21は、放射導体部21a、接地導体部21b、短絡導体部21c、給電路21dが、1枚の誘電体基板24の表面のみ或いは表面と裏面に設けられた構成となっている。そして、このアンテナ21は図示しないハンダを用いて同軸ケーブル25と接続されており、内部導体25aが給電路21dで、外部導体25bが接地導体部21bで、それぞれ接続されている。ここで、このF字型アンテナの共振周波数Fは、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
又、ダイポールアンテナとしては、図11及び図12に示すようなものがある。このアンテナ31は、長尺状の誘電体基板34、一対の短冊状の導電体31a,31bから構成されている。そして、このアンテナ31はハンダ36によって同軸ケーブル35と接続されており、内部導体35aが一方の導電体31aで、外部導体35bが他方の導電体31bで、それぞれ接続されている。ここで、このダイポールアンテナの共振周波数Fは、L+L’≒λ/2(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−22018号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2002−280817号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図8及び図9に示されたF字型アンテナは、同軸ケーブル15の外部導体15bとアンテナ11の接続に際して、ハンダ16を用いて直接アンテナ11に接続されているため、アンテナ11に対するハンダ16の接触面積と接触位置にバラツキが生じていた。そのため、図9中のhの長さが変化し、アンテナの送受信周波数がずれてしまうという恐れがあった。又、同軸ケーブル15の位置決めが困難であるため、接続作業性にも劣るものであった。
【0009】
前記図10に示されたF字型アンテナ(特許文献1)は、前記図8及び図9に示されたF字型アンテナの課題を解決するべくなされたもので、アンテナの送受信周波数のずれを防止することはできると考えられる。しかしながら、次の2つの問題点が新たに生じることから、実用化は困難であった。まず、図10に示されるように、同軸ケーブル25の内部導体25aと外部導体25bを各々接続する場所が近傍であるため、ハンダ付による接続が非常に困難で接続作業性に劣り、更に、ハンダのはみ出し等によってショートしてしまう恐れがあった。次に、アンテナ21の面に対して同軸ケーブル25が垂直に取り付けてあるため、接続後に非常に取扱が不便であり、更に、小型無線端末等の機器に内蔵する際に広いスペースが必要となるため、機器のコンパクト化の阻害となった。
【0010】
又、前記図11及び図12に示されたダイポールアンテナ(特許文献2)も、図8及び図9に示されたF字型アンテナと同様に、同軸ケーブル35の内部導体35a,外部導体35bとアンテナ31の接続に際して、ハンダ36を用いて直接アンテナ31に接続をしているため、アンテナ31の導電体31a,31bに対するハンダの接触面積と接触位置にバラツキが生じていた。そのため、図12中のL及びL’の長さが変化し、アンテナの送受信周波数がずれてしまうという恐れがあった。又、同軸ケーブル35の位置決めが困難であるため、接続作業性にも劣るものであった。
【0011】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アンテナと通信ケーブルとをハンダ付等により接続する際、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能なアンテナと通信ケーブルの接続部構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するべく、本発明のアンテナと通信ケーブルの接続部構造は、金属部材からなるアンテナエレメントと該アンテナエレメントの表面上の少なくとも一部に備えられた絶縁層とからなるアンテナと、該アンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルとの接続部構造において、前記絶縁層に窓穴が形成され、該窓穴を介して前記アンテナエレメントと前記通信ケーブルの導体部分とが接続されてなることを特徴とするものである。
又、請求項2によるアンテナと通信ケーブルの接続部構造は、請求項1記載のアンテナと通信ケーブルの接続部構造において、前記アンテナエレメントの表面の全面に備えられていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は、本発明におけるアンテナと通信ケーブルの接続部構造をF字型アンテナに適用したものである。
【0014】
まず、アンテナエレメント2があり、このアンテナエレメント2は、例えば、銅、銅合金などの材料をエッチング、プレス、若しくは打抜きよりアンテナパターンに形成したもので、放射導体部2a、接地導体部2b、短絡導体部2c、給電路2d、から構成されている。本実施の形態では、厚さ50mmの銅箔をエッチングによりアンテナパターンに形成したものから構成されており、L=28mm、h=5mmとなるよう設計した。
【0015】
アンテナエレメント2の表面上には絶縁層3が備えられる。この絶縁層3は、例えば、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ガラスエポキシ板、セラミック板、エポキシ塗料、等から構成されており、本実施の形態では、厚さ50μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムから構成されている。この絶縁層3には、窓穴3a,3bが形成されており、本実施の形態では、4mm2の窓穴3a,3bがそれぞれ設けられている。絶縁層3は、アンテナエレメント2の表面上の少なくとも一部に備えられていればよく、本実施の形態では、短絡導体部2cから接地導体部2bにかけての部分及び給電路2dの部分に貼付した。
【0016】
以上のようにして、アンテナエレメント2と絶縁層3によってアンテナ1が構成されるが、アンテナ1は、アンテナエレメント2の絶縁層3が備えられていない面に、例えば、ポリエステル、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂、ガラスエポキシ、セラミック等からなる誘電体基板4を備えていても良い。本実施の形態では、厚さ0.1mmのPETからなる誘電体基板4を備えた。
【0017】
このアンテナ1に接続される通信ケーブル5は、従来公知のものを用いればよく、例えば、内部導体、誘電体、外部導体、ジャケットから構成された同軸ケーブルが一般的に使用される。尚、アンテナ1と通信ケーブル5とを接続する際には、アンテナ1と通信ケーブル5の間に端子,コネクタ等を介して間接的に接続することも考えられる。本実施の形態では、内部導体5a、誘電体、外部導体5b、ジャケットから構成された同軸ケーブルを通信ケーブル5として用い、端子,コネクタ等を介さずにアンテナ1に接続した。
【0018】
アンテナ1と通信ケーブル5の接続は、前記絶縁層3の窓穴3a,3bを介して、ハンダ付等によって行われる。本実施の形態においては、窓穴3aを介して接地導体部2bと外部導体5bとを、窓穴3bを介して給電路2dと内部導体5aとをハンダ6を用いて接続した。
【0019】
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。まず、本実施の形態のようなF字型アンテナの場合、共振周波数Fは図1及び図2に示すL,hによって決定され、L+h≒λ/4(λは共振周波数Fの自由空間波長)で近似的に求められる。ここで、実際のhの長さは、図2に示すように、接続に用いたハンダ6とアンテナエレメント2との接触面の端部が基準となる。本実施の形態によれば、通信ケーブル5の外部導体5bが、絶縁層3に形成された窓穴3aを介してアンテナエレメント2と接続されていることから、アンテナエレメント2に対するハンダ6の接触面積と接触位置にバラツキが生じないため、ハンダ6とアンテナエレメント2との接触面の端部は常に一定の位置となる。そのため、hの長さが変化しなくなり、アンテナの送受信周波数のずれを防止することができる。
【0020】
又、絶縁層3と該絶縁層3に設けられた窓穴3a,3bがあるために、通信ケーブル5の接続位置が明確にわかるようになる。そのため、位置決めが容易になり、接続作業性を向上させることが可能となる。
【0021】
次に、図4乃至図6を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態において、絶縁層3がアンテナエレメント2の表面の全面に備えられたものである。
【0022】
まず、第1の実施の形態で使用したものと同様のアンテナエレメント2があり、このアンテナエレメント2の表面上に窓穴3a,3bが形成された絶縁層3が備えられる。本実施の形態では、厚さ50μmのPETフィルムから構成され、4mm2の窓穴3a,3bが設けられた絶縁層3を、アンテナエレメント2の表面の全面に貼付した。
【0023】
以上のようにして得られたアンテナ1は、第1の実施の形態と同様に誘電体基板4が備えられており、このアンテナ1に接続される通信ケーブル5としては、内部導体5a、誘電体、外部導体5b、ジャケットから構成された同軸ケーブルを用いた。
【0024】
アンテナ1と通信ケーブル5の接続についても、第1の実施の形態と同様であり、窓穴3aを介して接地導体部2bと外部導体5bとを、窓穴3bを介して給電路2dと内部導体5aとをハンダ6を用いて接続した。
【0025】
よって、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができるとともに、絶縁層3をアンテナエレメント2の表面の全面に備えたことにより、次のような効果を奏することができる。まず、金属部材から構成されているアンテナエレメント2の表面を、絶縁層3で完全に覆うことになるため、アンテナエレメント2が腐食することを防止することができる。次に、実使用に供した際に、アンテナ1が周辺に配置された導電性部品に接触することが考えられるが、その場合でも、アンテナエレメント2と導電性部品との間が絶縁層3で絶縁されることになる。そのため、アンテナ1で送受信した信号が導電体部品に伝わることはなく、アンテナとしての機能が損なわれることはない。尚、誘電体基板4を備えていない場合には、アンテナエレメント2の表裏両面に絶縁体3を備えるように構成しても良い。
【0026】
尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではない。まず、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明におけるアンテナと通信ケーブルの接続部構造をF字型アンテナに適用した例を説明したが、それ以外にも、ダイポールアンテナやモノポールアンテナ等、他の形態のアンテナに適用しても同様の効果を得ることができる。又、前記第1及び第2の実施の形態においては、絶縁体3に独立した2個の窓穴3a,3bを設けてあるが、例えば、図7に示すように、hの長さが変化しないように連続した窓穴3a(スリット状)を絶縁体3に設けても良い。又、前記第1及び第2の実施の形態においては、アンテナ1と通信ケーブル5の接続に際してハンダを用いたが、例えば、ハンダ以外の低融点金属や導電性接着剤等を用いても同様の効果を得ることができる。又、記載された材料や各種数値はあくまで一例であって、使用用途や目的、使用環境等に応じて適宜設定すれば良い。
【0027】
【実施例】
以下、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態についての特性評価試験を説明する。尚、比較例として、前記第1の実施の形態において、絶縁層3を使用していないものについても併せて特性評価試験を行った。
【0028】
第1の実施の形態、第2の実施の形態及び比較例について、それぞれ5個の試料を用意し、これらの共振周波数を測定した。測定結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
前記したように、第1の実施の形態、第2の実施の形態及び比較例は、L=28mm、h=5mmになるよう設計しているため、共振周波数の理論値は、2.27GHzとなる。第1の実施の形態及び第2の実施の形態の共振周波数の平均値は、表1に示すように、それぞれ2.44GHz、2.45GHzであったが、比較例の共振周波数の平均値は、2.58GHzであり、理論値から大きくずれがある値となった。又、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の共振周波数の標準偏差はそれぞれ0.027、0.026であったが、比較例の共振周波数の標準偏差は0.144であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に比べてばらつきが大きく、各試料間で共振周波数に大きなずれがあることが確認された。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のアンテナと通信ケーブルの接続部構造によれば、アンテナへのハンダ付等に際して、アンテナエレメントに対するハンダ等の接触面積と接触位置が変化することによる送受信周波数のずれを防止することができるとともに、通信ケーブルの位置決めを容易にすることで接続作業性を向上させることが可能となる。従って、例えば、携帯電話、PDA、ノートパソコン等の小型無線端末に内蔵されるアンテナと、このアンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルの接続部構造に好適に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、アンテナと通信ケーブルの接続部構造を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1におけるA−A’断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、アンテナと通信ケーブルの接続部構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図4におけるB−B’断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す図で、アンテナを示す斜視図である。
【図8】従来の技術を示す図で、F字型アンテナを示す平面図である。
【図9】従来の技術を示す図で、図8におけるC−C’断面図である。
【図10】従来の技術を示す図で、F字型アンテナを示す平面図である。
【図11】従来の技術を示す図で、ダイポールアンテナを示す平面図である。
【図12】従来の技術を示す図で、図11におけるD−D’断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 アンテナエレメント
2a 放射導体部
2b 接地導体部
2c 短絡導体部
2d 給電路
3 絶縁層
3a,3b 窓穴
4 誘電体基板
5 通信ケーブル
5a 内部導体
5b 外部導体
6 ハンダ
Claims (2)
- 金属部材からなるアンテナエレメントと該アンテナエレメントの表面上の少なくとも一部に備えられた絶縁層とからなるアンテナと、該アンテナで送受信する信号を伝送する通信ケーブルとの接続部構造において、前記絶縁層に窓穴が形成され、該窓穴を介して前記アンテナエレメントと前記通信ケーブルの導体部分とが接続されてなることを特徴としたアンテナと通信ケーブルの接続部構造。
- 前記絶縁層が、前記アンテナエレメントの表面の全面に備えられていることを特徴とする請求項1記載のアンテナと通信ケーブルの接続部構造。
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