JP2004172668A - 着信音生成回路及び記録媒体 - Google Patents

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JP2004172668A JP2002332674A JP2002332674A JP2004172668A JP 2004172668 A JP2004172668 A JP 2004172668A JP 2002332674 A JP2002332674 A JP 2002332674A JP 2002332674 A JP2002332674 A JP 2002332674A JP 2004172668 A JP2004172668 A JP 2004172668A
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Hiroaki Takeda
博昭 竹田
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】複数の楽曲を着信音に利用するときに楽曲間の音響信号を違和感がないようにすること。
【解決手段】ある楽曲から次の楽曲へ移行するとき、制御部301は楽曲情報記録部306から先に再生している楽曲の符号化された音響信号と次に再生する楽曲の符号化された信号を同時に読み込み、それぞれ第1デコード部303と第2デコード部304に送信する。第1デコード部303と第2デコード部304はそれぞれ符号化された音響信号を復号し窓掛け加算部305に送信する。窓掛け加算部305は、先に再生されている楽曲をフェードアウトさせ、また次に再生する楽曲をフェードインさせて加算することにより、楽曲間の音響信号を違和感がないようにする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機などの情報端末において着信音を生成する着信音生成回路、及び前記着信音生成回路が生成する着信音の元になる楽曲を記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機などの情報端末では、着信があると、着信音の元になる楽曲を記録する記録媒体から該当する楽曲を取り込み、それに基づき着信音を生成する方法が採用されている。そして、種々の着信音生成方法が提案されている(例えば特許文献1〜3)。
【0003】
以下に、図8〜図10を参照して、従来の着信音生成方法を説明する。なお、図8は、従来の着信音生成回路の構成例を示すブロック図である。図9は、記録媒体における楽曲情報の記録フォーマット例を示す図である。図10は、記録媒体から取り出した楽曲情報から着信音を生成する動作を説明する図である。
【0004】
図8に示す従来の着信音生成回路800は、着信を通知する着信信号S801に従って着信音の生成動作を行う制御部801と、着信音の生成にどの楽曲を使用するかを示す楽曲指示情報S802を制御部801が読み出し可能に記憶するメモリ部802と、制御部801からの符号化音響信号S803を復号し音響信号S804を出力するデコード部803とを備え、制御部801には、楽曲の情報を記録している記録媒体である楽曲情報記録部804が接続されている。
【0005】
楽曲情報記録部804には、楽曲を例えばAACやMP3にて圧縮符号化したデータである符号化音響信号S805が記憶されている。そして、図9に示すように、符号化音響信号S805に付された楽曲番号901毎に、楽曲の開始位置を示す開始アドレス902と、楽曲の終了位置を示す終了アドレス903と、その楽曲の中で着信音に利用する部分の開始アドレスを示す着信音開始アドレス904と、その楽曲の中で着信音に利用する部分の終了アドレスを示す着信音終了アドレス905とが記録され、これらのアドレス情報が着信音区間信号S806として制御部801に対し出力される。
【0006】
以上の構成において、着信音の生成は、次のようにして行われる。着信信号S801は、初期状態では“0”レベルであり、着信音の生成を指示するとき所定時間“1”レベルとなる。制御部801は、着信信号S801が“1”レベルになったときに着信音の生成を開始する。
【0007】
制御部801は、楽曲情報記録部804内の何番目の楽曲を着信音として再生するかを知るためにメモリ部802から楽曲指示信号S802を読み出す。このとき、着信音として指定される楽曲数は1曲でも複数曲でも構わない。
【0008】
次に、制御部801は、楽曲指示信号S802が示す楽曲のどの部分を着信音として再生するかを知るために、楽曲情報記録部804から着信音区間信号S806を読み出す。
【0009】
それによって制御部801は、楽曲情報記録部804内の着信音区間信号S806で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S805として読み出し、符号化音響信号S803としてデコード部803に転送する。デコード部803は、符号化音響信号S803を復号し、着信音である復号音響信号S804を出力する。
【0010】
着信音の生成は着信信号S801が“0”レベルになるまで行われる。もし着信信号S801が“0”レベルになる前に楽曲指示信号S802で示された楽曲全部の再生を終えた場合には、楽曲指示信号S802で示された最初の楽曲からの再生を繰り返す。
【0011】
次に、図8、図9及び図10を用いて、仮に2番目、4番目、5番目の楽曲を着信音として再生する場合を例に挙げて説明する。この場合には、制御部801は、メモリ部802から読み出した楽曲指示信号S802によって2曲目、4曲目、5曲目が着信音として指定されていることを判断する。
【0012】
次に、制御部801は、2曲目、4曲目、5曲目の楽曲において、着信音として使用するのはどの部分かを示す着信音区間信号S806を楽曲情報記録部804から読み出し、その部分に該当する符号化された音楽信号である符号化音響信号S805を楽曲情報記録部804から読み出していく。
【0013】
図9に示すように、楽曲2番目の着信音として使用する区間は、着信音開始アドレス904の「2200番地」から着信音終了アドレス905の「2300番地」までである。同様に、4番目の楽曲は、「4000番地」から「4500番地」までである。また、5番目の楽曲は、「5100番地」から「5150番地」までである。
【0014】
したがって、読み出される符号化音響信号S805及びデコード部803に転送される符号化音響信号S803は、図10に示されるように「楽曲2」「楽曲4」「楽曲5」がこの順序でつながった構成となる。デコード部803は、図10で示される構成の符号化音響信号S803を復号することにより、着信音を出力する。
【0015】
【特許文献1】
特開2001−333143号公報
【特許文献2】
特開2001−345884号公報
【特許文献3】
特開2002−73055号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の着信音生成方法では、各楽曲間を繋ぎ合わせて再生するため、繋ぎ合わせ部分に不自然感が発生するという問題がある。
【0017】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、楽曲同士を繋ぎ合わせて再生する場合に繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにするための手段を備えた着信音生成回路、及び繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにするために必要な情報をコンピュータが読み取り可能に記録する記録媒体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の着信音生成回路は、どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、先行する音響符号化信号に規定されるフェードアウト情報と後続する音響符号化信号に規定されるフェードイン情報とを読み出す制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号する復号手段と、前記復号手段が順に出力する2つの復号化音響信号を繋ぎ合わせて着信音を出力する際に、前記フェードアウト情報に従って先行する復号化音響信号の後端部分にフェードアウト処理を実施し、前記フェードイン情報に従って後続する復号化音響信号の前端部分にフェードイン処理を実施し、重ね合わせる処理を行う窓掛け加算手段と、を具備する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、異なる楽曲を連続再生して着信音を生成するときに、先行する楽曲では後端部分にてフェードアウト処理を実施し、後続する楽曲では前端部分にてフェードイン処理を実施するようにしたので、繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにすることができる。
【0020】
本発明の着信音生成回路は、どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、各音響符号化信号に規定されるテンポ情報を読み出し、前記テンポ情報に従い先行する音響符号化信号と後続する音響符号化信号との繋ぎ目に挿入する無音期間を決定する制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号して着信音を出力する際に、先行する音響符号化信号の後端部分に前記決定された無音期間に従って無音信号を挿入する復号手段と、を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、異なる楽曲を連続再生して着信音を生成するときに、先行する楽曲の後端部分をテンポ情報から決定した適切な長さ無音として復号し後続の楽曲の復号に移行するようにしたので、繋ぎ合わせ部分に適切な長さ無音信号を挿入することができ、繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにすることができる。
【0022】
本発明の着信音生成回路は、上記の発明において、外部に設けられ、前記制御手段から指示を受けて前記復号手段が無音信号を発生している期間内合成音を生成する合成音生成手段と、前記復号手段の出力と前記合成音生成手段の出力とを加算し、着信音として出力する加算手段と、を具備する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、異なる楽曲を連続再生して着信音を生成するときに、先行する楽曲の後端部分をテンポ情報から決定した適切な長さ無音として復号させるとともに、外部の合成音生成手段から合成音を取得して合成し、後続の楽曲の復号に移行するようにしたので、繋ぎ合わせ部分に適切な長さの合成音を挿入することができ、繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにすることができる。
【0024】
本発明の着信音生成回路は、どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、各音響符号化信号に規定されるパワー情報を読み出し、前記パワー情報に従い先行する音響符号化信号と後続する音響符号化信号との音量を等しくする音量調節値を決定する制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号する復号手段と、前記復号手段が順に出力する2つの復号化音響信号を繋ぎ合わせて着信音を出力する際に、それぞれの音量を前記決定された音量調節値に従って調節する音量調節手段と、を具備する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、異なる楽曲を連続再生して着信音を生成するときに、各楽曲間の音量が等しくなるようにしたので、繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにすることができる。
【0026】
本発明の記録媒体は、複数の楽曲を符号化した符号化音響情報と、楽曲のどの部分を着信音として使用するかを示す着信音区間情報とが記録されるとともに、少なくとも、着信音として使用する区間においてフェードイン及びフェードアウトを実施する期間を示すフェード情報、着信音として使用する区間のテンポを示すテンポ情報、着信音として使用する区間のパワー情報のいずれか1つの情報が記録されている。
【0027】
この構成によれば、本発明の上記した着信音生成回路において外部記録手段として用いる場合に、楽曲の繋ぎ合わせ部分で実施する特殊な処理に必要な情報を簡単に得ることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、情報端末において音響符号化方式を使用して複数の楽曲を着信音として使用する場合に、各楽曲間の繋ぎ合わせ部分での不自然感を緩和させ、聴感上優れた復号化音響信号を得るようすることである。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面参照して詳細に説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る記録媒体が備える楽曲記録フォーマットの構成を示す模式図である。図2は、図1に示す楽曲情報記録部に蓄積される情報を示す模式図である。
【0031】
図1に示す楽曲記録フォーマット100は、楽曲情報記録部101と、各楽曲を例えばAACやMP3にて圧縮符号化した信号が記録される符号化音響信号記録部102とで構成されている。
【0032】
楽曲情報記録部101には、各楽曲が符号化音響信号記録部102のどの部分に記録されているかの情報と、各楽曲を着信音として使用する場合に必要な各種情報とが記録される。
【0033】
楽曲情報記録部101には、具体的には図2に示すように、楽曲番号201、開始アドレス202、終了アドレス203、着信音開始アドレス204、着信音終了アドレス205、フェードインアドレス206、フェードアウトアドレス207、テンポ情報208、パワー情報209が記録されている。
【0034】
開始アドレス202、終了アドレス203、着信音開始アドレス204、着信音終了アドレス205、フェードインアドレス206、フェードアウトアドレス207は、符号化音響信号記録部102内のアドレスを示す。
【0035】
テンポ情報208は、着信音として使用する区間のテンポがどれだけかを示す情報であり、一分間に何個の4分音符があるかを数値化したものである。パワー情報209は、着信音として使用する区間の音量情報を適当な尺度で数値化した情報であり、例えば、最大振幅値をビット数で示した値などである。
【0036】
次に、以上のように構成される楽曲記録フォーマットの用い方を例えば2番目の楽曲の情報を抽出する場合を例に挙げて説明する。
【0037】
図2において、2番目の楽曲は、楽曲番号201、開始アドレス202、終了アドレス203を参照することにより、符号化音響信号記録部102内の「2000番地」から「2500番地」に記録されていることが判る。また、楽曲番号201、着信音開始アドレス204、着信音終了アドレス205を参照することにより、2番目の楽曲を着信音として利用する場合に使用する区間は、符号化音響信号記録部102内の「2200番地」から「2300番地」までであるということが判る。
【0038】
また、楽曲番号201、フェードインアドレス206、フェードアウトアドレス207を参照することにより、2番目の楽曲を着信音として利用する場合にフェードインする区間は、符号化音響信号記録部102内の「2200番地」から「2210番地」までで、フェードアウトする区間は符号化音響信号記録部102内の「2290番地」から「2300番地」まであるということが判る。
【0039】
また、楽曲番号201、テンポ情報208、パワー情報209を参照することにより、2番目の楽曲を着信音として利用する場合に使用する区間は、テンポが「100」で、最大振幅値が12ビットであることが判る。
【0040】
このように、本実施の形態1によれば、記録媒体に、符号化音響信号を着信音として使用する場合に必要な情報を予め定めた楽曲記録フォーマットの形式で記録するようにしたので、それを用いて着信音を生成する回路では、復号時に楽曲の繋ぎ合わせ部分で実施する特殊な処理に必要な情報を簡単に得ることが可能となる。
【0041】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る情報端末が備える着信音生成回路を示すブロック図である。図3に示す着信音生成回路300は、内部動作の制御や外部との情報の送受信の他、着信を通知する着信信号S301に従って着信音の生成動作を行う制御部301と、着信音の生成にどの楽曲を使用するかを示す楽曲指示情報S302を制御部301が読み出し可能に記憶するメモリ部302と、制御部301からの符号化音響信号S303を復号し復号化音響信号S304を出力する第1デコード部303と、制御部301からの符号化音響信号S305を復号し復号化音響信号S306を出力する第2デコード部304と、第1デコード部303からの復号化音響信号S304と第2デコード部304からの復号化音響信号S306とについて、制御部301からのどのような処理を行うかを指示する窓掛け情報信号S307に従って、必要な三角窓を用いた窓掛けを行いながら加算し、着信音である音響出力信号S308を出力する窓掛け加算部305とを備えている。
【0042】
制御部301に接続されている外部の楽曲情報記録部306は、実施の形態1で示した楽曲情報を記録している記録媒体である。制御部301には、楽曲情報記録部306から、楽曲を例えばAACやMP3にて圧縮符号化した符号化音響信号S309と、図2に示した情報群である着信音情報信号S310とが入力される。
【0043】
次に、図2〜図4を参照して、以上のように構成される着信音生成回路300が複数の楽曲を連続して着信音として生成する動作を説明する。なお、図4は、図3に示した窓掛け加算部305にて行われる楽曲間の処理を説明する図である。ここでは、2曲を連続して再生する場合について説明する。
【0044】
まず、1曲目の再生は、次のようにして行われる。着信信号S301は、初期状態では“0”レベルであり、着信音の生成を指示するとき所定時間“1”レベルとなる。制御部301は、着信信号S301が“1”レベルになったときに着信音の生成を開始する。
【0045】
制御部301は、楽曲情報記録部306内の何番目の楽曲を着信音として再生するかを知るためにメモリ部302から楽曲指示信号S302を読み出す。このとき、着信音として指定される楽曲数は1曲でも複数曲でも構わないが、ここでは、図2に示した1曲目と2曲目が着信音として指定されるとする。
【0046】
制御部301は、読み出した楽曲指示信号S302で示された1曲目と2曲目の情報を得るために、楽曲情報記録部306から着信音情報信号S310を読み出す。それによって制御部301は、1曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、それを符号化音響信号S303として第1デコード部303に転送する。第1デコード部303は、符号化音響信号S303を復号し復号化音響信号S304を窓掛け加算部305に出力する。
【0047】
次に、制御部301は、1曲目の符号化音響信号S309を逐次楽曲情報記録部306から読み出しているが、その読み出しているアドレスがフェードアウトアドレス207と一致した時点(図4内のポイントP400)で、1曲目の再生を続行しながら2曲目の再生を開始する。
【0048】
すなわち、その一致した時点(図4内のポイントP400)で制御部301は、2曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、符号化音響信号S305として第2デコード部304に転送する。第2デコード部304は、符号化音響信号S305を復号し復号化音響信号S306を窓掛け加算部305に出力する。
【0049】
並行して、制御部301は、1曲目の符号化音響信号S309を読み出しているアドレスがフェードアウトアドレス207と一致した時点(図4内のポイントP400)で、窓掛け加算部305に対し、1曲目のフェードアウトアドレス207及び着信音終了アドレス205と、2曲目の着信音開始アドレス204及びフェードインアドレス206とを含む窓掛け情報信号S307を送信し、窓掛け加算を行うように指示を出す。
【0050】
図4を参照して窓掛け加算部305の動作を説明する。窓掛け加算部305では、窓掛け情報信号S307を受けて、1曲目のフェードアウトアドレス207及び着信終了アドレス205からフェードアウトに要する時間Toutを算出する。同様に、2曲目の着信開始アドレス204及びフェードインアドレス206からフェードインに要する時間Tinを算出する。なお、時間Tout及び時間Tinの単位は秒である。
【0051】
次に、窓掛け加算部305は、以下の式(1)を用いてフェードイン及びフェードアウト区間における着信音S310である音響出力信号X(n)を算出する。なお、式(1)において、A(p)は復号化音響信号S304、B(q)は復号化音響信号S306、pは復号化音響信号S304のフェードアウトに要するサンプル数(p=Tout×(サンプリングレート))、qは復号化音響信号S306のフェードインに要するサンプル数(q=Tin×(サンプリングレート))、n=max(p,q)である。
【数1】
Figure 2004172668
【0052】
窓掛け加算は、図4で示すポイントP400の時刻からポイントP401の時刻まで行われる。制御部301は、1曲目の符号化音響信号S309を読み出しているアドレスが着信音終了アドレス205と一致した時点(図4で示すポイントP401の時刻)で窓掛け加算処理の終了を窓掛け加算部305に通知する。窓掛け加算部305は、終了通知を受けた後は第2デコード部304が出力する復号化音響信号S306をそのまま着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。
【0053】
なお、図4では、フェードインする時間Tinとフェードアウトする時間Toutが同じ場合を示したが、これらの時間長が違っていてもよい。また、本実施の形態2では、2つのデコード部がある場合を説明したが、一つのデコード部で時分割処理を行ってもよい。
【0054】
このように、本実施の形態2によれば、複数の楽曲を着信音として利用する場合、曲と曲との繋ぎ目をフェードアウト及びフェードインしながら重ね合わせるようにしたので、曲と曲との繋ぎ目に違和感のない着信音の生成が行えるようになる。
【0055】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る着信音生成回路の構成を示すブロック図である。なお、図5では、実施の形態2(図3)に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0056】
図5に示すように、実施の形態3に係る着信音生成回路500では、実施の形態2(図3)に示した構成において、第1デコード部303と第2デコード部304と窓掛け加算部305とに代えて、デコード部503が設けられている。それに伴い、制御部301に代えて、制御部501が設けられている。
【0057】
制御部501は、楽曲情報記録部306から読み出した符号化音響信号S309を符号化音響信号S505としてデコード部503に転送するとともに、有音・無音を指示するミュート信号S506をデコード部503に出力する。なお、ミュート信号S506は、初期値である“0”レベルのとき「有音」を指示し、“1”レベルのとき「無音」を指示するとしている。
【0058】
デコード部503は、符号化音響信号S505をミュート信号S506の指示を反映しつつ復号し、着信音である音響出力信号S308を出力する。
【0059】
次に、図2と図5を参照して、以上のように構成される着信音生成回路500が複数の楽曲を連続して着信音として生成する動作を説明する。ここでは、2曲を連続して再生する場合について説明する。
【0060】
まず、1曲目の再生は、次のようにして行われる。着信信号S301は、初期状態では“0”レベルであり、着信音の生成を指示するとき所定時間“1”レベルとなる。制御部501は、着信信号S301が“1”レベルになったときに着信音の生成を開始する。
【0061】
制御部501は、楽曲情報記録部306内の何番目の楽曲を着信音として再生するかを知るためにメモリ部302から楽曲指示信号S302を読み出す。このとき、着信音として指定される楽曲数は1曲でも複数曲でも構わないが、ここでは、図2に示した1曲目と2曲目が着信音として指定されるとする。
【0062】
制御部501は、読み出した楽曲指示信号S302で示された1曲目と2曲目の情報を得るために、楽曲情報記録部306から着信音情報信号S310を読み出す。それによって制御部501は、1曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、それを符号化音響信号S505としてデコード部503に転送する。
【0063】
デコード部503は、符号化音響信号S505を復号し、着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。ミュート信号S506が“1”レベルになった後は、ミュート信号S506が“0”レベルになるまで無音信号を着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。
【0064】
このとき、制御部501は、着信音終了アドレス205が検出されまでデコード部503に対するミュート信号S506を“0”レベルにしたまま読み取りを続行し、アドレスが着信音終了アドレス205と一致した時点で1曲目の再生を終了させ、ミュート信号S506を所定期間“1”レベルにする。
【0065】
即ち、制御部501は、1曲目の符号化音響信号S309を読み出す際に、1曲目のテンポ情報208からどの程度無音区間を挿入するかを決定し、読み出しているアドレスが着信音終了アドレス205と一致した時点からその決定した時間だけミュート信号S506を“1”レベルとしたままにしておく。
【0066】
テンポ情報から無音区間の長さを決定する方法は、例えば1小節分の長さにする方法がある。1曲目のテンポ情報208は、「120」であるので、4分の4拍子の場合であれば2秒が1小節分の時間となる。この場合、制御部501は、2秒間ミュート信号S506を“1”レベルにした後に“0”レベルにすると同時に2曲目の再生を開始する。
【0067】
2曲目の再生開始方法は1曲目と同様に、制御部501が2曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、符号化音響信号S505としてデコード部503に転送する。デコード部503は、符号化音響信号S505を復号し、着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。
【0068】
このように、本実施の形態3によれば、複数の楽曲を着信音として利用する場合、曲と曲との繋ぎ目に曲のテンポから算出した適切な長さの無音区間を挿入するようにしたので、曲と曲との繋ぎ目に違和感のない着信音の生成が行えるようになる。
【0069】
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る着信音生成回路の構成を示すブロック図である。なお、図6では、実施の形態3(図5)に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態4に関わる部分を中心に説明する。
【0070】
図6に示すように、実施の形態4に係る着信音生成回路600では、実施の形態3(図5)に示した構成において、制御部501に代えて制御部601が設けられ、また、外部に着信メロディ生成部602と加算器603とが追加されている。
【0071】
制御部601は、制御部501の機能の他、合成音の生成を指示する合成音生成指示信号S601を着信メロディ生成部602に出力するようになっている。
【0072】
着信メロディ生成部602は、合成音生成指示信号S601に従い合成音S602を生成する。合成音S602の生成には、Sin波を複雑に加算する方法や、PCMの素辺をフィルタリングする方法などを用いることができる。
【0073】
加算器603は、デコード部503が出力する着信音である音響出力信号S308と着信メロディ生成部602が出力する合成音S602とを加算し、加算音響信号S603を着信音として外部に出力する。
【0074】
次に、図2と図6を参照して、以上のように構成される着信音生成回路600が複数の楽曲を連続して着信音として生成する動作を説明する。ここでは、2曲を連続して再生する場合について説明する。
【0075】
まず、1曲目の再生は、次のようにして行われる。着信信号S301は、初期状態では“0”レベルであり、着信音の生成を指示するとき所定時間“1”レベルとなる。制御部601は、着信信号S301が“1”レベルになったときに着信音の生成を開始する。
【0076】
制御部601は、楽曲情報記録部306内の何番目の楽曲を着信音として再生するかを知るためにメモリ部302から楽曲指示信号S302を読み出す。このとき、着信音として指定される楽曲数は1曲でも複数曲でも構わないが、ここでは、図2に示した1曲目と2曲目が着信音として指定されるとする。
【0077】
制御部601は、読み出した楽曲指示信号S302で示された1曲目と2曲目の情報を得るために、楽曲情報記録部306から着信音情報信号S310を読み出す。それによって制御部601は、1曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、それを符号化音響信号S505としてデコード部503に転送する。
【0078】
デコード部503は、符号化音響信号S505を復号し、着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。ミュート信号S506が“1”レベルになった後は、ミュート信号S506が“0”レベルになるまで無音信号を着信音である音響出力信号S308として外部に出力する。
【0079】
このとき、制御部601は、着信音終了アドレス205が検出されまでデコード部503に対するミュート信号S506を“0”レベルにしたまま読み取りを続行し、アドレスが着信音終了アドレス205と一致した時点で1曲目の再生を終了させ、ミュート信号S506を所定期間“1”レベルにする。
【0080】
即ち、制御部601は、1曲目の符号化音響信号S309を読み出す際に、1曲目のテンポ情報208からどの程度無音区間を挿入するかを決定し、読み出しているアドレスが着信音終了アドレス205と一致した時点からその決定した時間だけミュート信号S506を“1”レベルとしたままにしておく。
【0081】
テンポ情報から無音区間の長さを決定する方法は、例えば1小節分の長さにする方法がある。1曲目のテンポ情報208は、「120」であるので、4分の4拍子の場合であれば2秒が1小節分の時間となる。この場合、制御部601は、2秒間ミュート信号S506を“1”レベルにした後に“0”レベルにすると同時に2曲目の再生を開始する。
【0082】
同時に、制御部601は、外部の着信音メロディ生成部602に対する合成音生成指示信号S601を、着信音終了アドレス205が検出されるまで「非合成」に設定し、着信音終了アドレス205が検出されたときから上記決定した無音期間の間「合成」に設定し、その後「非合成」に設定する。
【0083】
したがって、デコード部503は、着信音終了アドレス205が検出されるまでの間(ミュート信号S506が“0”レベルである期間内)、符号化音響信号S505を復号し、着信音である音響出力信号S308を外部の加算器603に出力する。一方、外部の着信音メロディ生成部602は、着信音終了アドレス205が検出されるまでの間、無音の合成音S602を加算器603に出力する。その結果、加算器603は、着信音である音響出力信号S308を加算音響信号S603として外部に出力する。
【0084】
そして、デコード部503は、ミュート信号S506が“1”レベルである期間(着信音終了アドレス205が検出されたときから上記決定した無音期間)内無音信号を着信音である音響出力信号S308として外部の加算器603に出力する。一方、外部の着信音メロディ生成部602は、着信音終了アドレス205が検出されたときから上記決定した無音期間内、有音の合成音S602を加算器603に出力する。その結果、加算器603は、有音の合成音S602を加算音響信号S603として外部に出力する。
【0085】
2曲目の再生開始方法は1曲目と同様に、制御部601が1曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、符号化音響信号S505としてデコード部503に転送する。
【0086】
デコード部503は、符号化音響信号S505を復号し、着信音である音響出力信号S308として外部の加算器603に出力する。その結果、加算器603にて合成音S602と加算され加算音響出力信号S603として外部に出力される。このとき、合成音S602は無音であるので、加算器603が出力する加算音響出力信号S603は、着信音である音響出力信号S308と同じ信号となる。
【0087】
このように、本実施の形態4によれば、複数の楽曲を着信音として利用する場合、曲と曲との繋ぎ目に曲のテンポから算出した適切な長さの区間を挿入し、その区間に適当な合成音を挿入するようにしたので、曲と曲との繋ぎ目にアクセントを持たせられる着信音の生成が行えるようになる。
【0088】
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係る着信音生成回路の構成を示すブロック図である。なお、図7では、実施の形態3(図5)に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
【0089】
図7に示すように、実施の形態5に係る着信音生成回路700では、実施の形態3(図5)に示した構成において、制御部501に代えて制御部701が設けられ、また、音量調整部702が追加されている。
【0090】
制御部701は、デコード部503に符号化音響信号S505を転送する他、音量調整部702に対して音量の調整を指示する音量調節信号S701を出力する。
【0091】
音量調整部702は、制御部701から音量調節信号S701を受けて、デコード部503が出力する音響出力信号S308の音量を調整し、音量調節音響出力信号S702を着信音として出力する。
【0092】
次に、図2と図7を参照して、以上のように構成される着信音生成回路700が複数の楽曲を連続して着信音として生成する動作を説明する。ここでは、2曲を連続して再生する場合について説明する。
【0093】
まず、1曲目の再生は、次のようにして行われる。着信信号S301は、初期状態では“0”レベルであり、着信音の生成を指示するとき所定時間“1”レベルとなる。制御部701は、着信信号S301が“1”レベルになったときに着信音の生成を開始する。
【0094】
制御部701は、楽曲情報記録部306内の何番目の楽曲を着信音として再生するかを知るためにメモリ部302から楽曲指示信号S302を読み出す。このとき、着信音として指定される楽曲数は1曲でも複数曲でも構わないが、ここでは、図2に示した1曲目と2曲目が着信音として指定されるとする。
【0095】
制御部701は、読み出した楽曲指示信号S302で示された1曲目と2曲目の情報を得るために、楽曲情報記録部306から着信音情報信号S310を読み出す。それによって制御部701は、1曲目の着信音開始アドレス204で示されたアドレスに格納されているデータを符号化音響信号S309として読み出し、それを符号化音響信号S505としてデコード部503に転送する。デコード部503は、符号化音響信号S505を復号し着信音である音響出力信号S308として音量調整部702に出力する。
【0096】
また、制御部701は、次のようにして音量調節信号S701を生成し、音量調整部702に出力する。例えば、この着信音生成回路700がディジタル16ビット幅でサンプルを表現するシステムだとして、最終的に出力する音響信号の最大振幅を15ビットに設定する場合には、制御部701は、パワー情報209から1曲目の着信音として利用する区間の最大振幅は14ビットだと判るので、音量調節信号S701を用いて音量調整部702に対して1ビット振幅が大きくなるようにシフトするように指示を出す。
【0097】
そうすると、音量調整部702は、受信した音量調節信号S701に従い着信音である音響出力信号S308を最大振幅が1ビット大きくなるようにシフトし、その信号を音量調節音響出力信号S702として外部に出力する。
【0098】
1曲目に続いて2曲目を再生する場合、2曲目も同様に音量を調節する。2曲目の場合、パワー情報209は「12」であるので、最大振幅を15ビットにする場合は3ビット音量が大きくなるようにシフトすればよい。
【0099】
このように、本実施の形態5によれば、複数の楽曲を着信音として利用する場合、各楽曲の音量が等しくなるように調節するようにしたので、曲と曲との繋ぎ目に違和感のない着信音の生成が行えるようになる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、符号化された音響信号を情報端末の着信音として利用する場合に、楽曲同士を繋ぎ合わせて再生する場合に繋ぎ合わせ部分に不自然感がないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る楽曲記録フォーマットの構成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る楽曲情報記録部内に蓄積されている情報の模式図
【図3】本発明の実施の形態2に係る着信音生成回路を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る楽曲間の処理を示した説明図
【図5】本発明の実施の形態3に係る着信音生成回路を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る着信音生成回路を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る着信音生成回路を示すブロック図
【図8】従来の着信音生成回路の構成図
【図9】従来の楽曲を用いた着信音生成に用いる楽曲情報の模式図
【図10】従来の着信音生成回路で用いる符号化音響信号の模式図
【符号の説明】
100 楽曲記録フォーマット
101 楽曲情報記録部
102 符号化音響信号記録部
201 楽曲番号
202 開始アドレス
203 終了アドレス
204 着信音開始アドレス
205 着信音終了アドレス
206 フェードインアドレス
207 フェードアウトアドレス
208 テンポ情報
209 パワー情報
300,500,600,700 着信音生成回路
301,501,601,701 制御部
302 メモリ部
303 第1デコード部
304 第2デコード部
305 窓掛け加算部
306 楽曲情報記録部
503 デコード部
602 着信メロディ生成部
702 音量調整部

Claims (5)

  1. どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、先行する音響符号化信号に規定されるフェードアウト情報と後続する音響符号化信号に規定されるフェードイン情報とを読み出す制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号する復号手段と、前記復号手段が順に出力する2つの復号化音響信号を繋ぎ合わせて着信音を出力する際に、前記フェードアウト情報に従って先行する復号化音響信号の後端部分にフェードアウト処理を実施し、前記フェードイン情報に従って後続する復号化音響信号の前端部分にフェードイン処理を実施し、重ね合わせる処理を行う窓掛け加算手段と、を具備することを特徴とする着信音生成回路。
  2. どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、各音響符号化信号に規定されるテンポ情報を読み出し、前記テンポ情報に従い先行する音響符号化信号と後続する音響符号化信号との繋ぎ目に挿入する無音期間を決定する制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号して着信音を出力する際に、先行する音響符号化信号の後端部分に前記決定された無音期間に従って無音信号を挿入する復号手段と、を具備することを特徴とする着信音生成回路。
  3. 外部に設けられ、前記制御手段から指示を受けて前記復号手段が無音信号を発生している期間内合成音を生成する合成音生成手段と、前記復号手段の出力と前記合成音生成手段の出力とを加算し、着信音として出力する加算手段と、を具備することを特徴とする請求項2記載の着信音生成回路。
  4. どの楽曲を着信音として使用するかを指示する楽曲指示信号を記録する記録手段と、着信通知を受けて外部記録手段である記録媒体から、前記記録手段が記録する前記楽曲指示信号が指示する楽曲の着信音として使用する部分の音響符号化信号を指定の番号順に読み出すとともに、各音響符号化信号に規定されるパワー情報を読み出し、前記パワー情報に従い先行する音響符号化信号と後続する音響符号化信号との音量を等しくする音量調節値を決定する制御手段と、前記先行する音響符号化信号と前記後続する音響符号化信号とを順に復号する復号手段と、前記復号手段が順に出力する2つの復号化音響信号を繋ぎ合わせて着信音を出力する際に、それぞれの音量を前記決定された音量調節値に従って調節する音量調節手段と、を具備することを特徴とする着信音生成回路。
  5. 複数の楽曲を符号化した符号化音響情報と、楽曲のどの部分を着信音として使用するかを示す着信音区間情報とが記録されるとともに、少なくとも、着信音として使用する区間においてフェードイン及びフェードアウトを実施する期間を示すフェード情報、着信音として使用する区間のテンポを示すテンポ情報、着信音として使用する区間のパワー情報のいずれか1つの情報が記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007066813A1 (ja) * 2005-12-09 2009-05-21 ソニー株式会社 音楽編集装置、音楽編集情報の作成方法、並びに音楽編集情報が記録された記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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