JP2004171946A - 碍子装置の全部または一部分の交換方法およびこの交換方法に使用する支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】送電用鉄塔等上にて碍子装置の全部または一部分の交換ができるようにする。
【解決手段】鉄塔10に滑車32を取付け、取込ワイヤ31を滑車32にかけ、取込ワイヤ31の一端部を送電線27に連結し、取込ワイヤ31の他端部を下方に牽引する。つぎに、取込ワイヤ31に吊下げられた支持具40で碍子装置20を支えるようにし、碍子装置20の金具22、23を別のものと交換し、交換後の碍子装置20で送電線27を鉄塔10に吊下げ、支持具40および取込ワイヤ31を取外す。支持具40は、互いに平行に配置された支持部41、42、支持部41、42間を折り曲げ可能に連結する連結部および支持具40を取込ワイヤ31に吊下げることができる吊下げ部44を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】鉄塔10に滑車32を取付け、取込ワイヤ31を滑車32にかけ、取込ワイヤ31の一端部を送電線27に連結し、取込ワイヤ31の他端部を下方に牽引する。つぎに、取込ワイヤ31に吊下げられた支持具40で碍子装置20を支えるようにし、碍子装置20の金具22、23を別のものと交換し、交換後の碍子装置20で送電線27を鉄塔10に吊下げ、支持具40および取込ワイヤ31を取外す。支持具40は、互いに平行に配置された支持部41、42、支持部41、42間を折り曲げ可能に連結する連結部および支持具40を取込ワイヤ31に吊下げることができる吊下げ部44を備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電用鉄塔等の送電線の支持物に設置された碍子装置の全部または一部分の交換方法に関し、特に碍子装置の全部または一部分の交換を前記送電線の支持物上で行うことができるようにする碍子装置の全部または一部分の交換方法およびこの交換方法に使用する支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、送電用の鉄塔にて、送電線(電力線)と鉄塔とを電気的に絶縁しつつ、送電線を鉄塔に吊下げるために、碍子装置が使用されている。この碍子装置は碍子本体および碍子本体の両端に連結された金具を備えている。前記金具は、碍子本体に比べて耐久性が低いので、前記金具が腐食等により劣化した場合にこれを新しい金具と交換する作業が必要となる。さらに、碍子装置全体が劣化した場合には、碍子装置全体を取り替える必要がある。
このように、鉄塔にて送電線を架線するのに使用されている碍子装置の全体または金具を交換するときには、鉄塔上にて碍子装置の全体または金具を交換することができないので、送電線を停電し、送電線と碍子装置を分離して碍子装置を鉄塔から地上に降ろし、劣化している碍子装置の全体または金具を劣化していないものと交換する必要があった。
また、碍子装置の碍子本体の両端を支える金具間に伸縮可能なロッドを取付けることにより碍子装置のうち碍子本体のみを鉄塔上で交換する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−59936の公報(第3−4頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来例のように碍子装置を地上に降ろして交換する方法では、鉄塔上に滑車を付設し、この滑車にかけた上げ下げワイヤにより碍子装置を吊るして上げ下げする際に、屈曲部が多い碍子装置の破損を防ぐために、碍子装置を毛布等で包んで養生する必要があった。また、碍子装置の養生のために碍子装置を包む毛布等をロープで固縛する作業は、作業者の熟練が必要であった。
また、送電用鉄塔にて送電線を架線するのに使用されている碍子装置を地上に降ろす前に、送電線および鉄塔から分離するために、取込みワイヤにより送電線を鉄塔に吊るすと、送電線と鉄塔との間に連結されている碍子装置に弛みが発生するので、碍子装置の金具の連結部分に遊びがないと、送電線を前記金具に連結するクランプと前記金具との間に異常な力が加わるため、前記金具をクランプから分離することが困難になることがあった。
このため、送電線に使用されている碍子装置を高い鉄塔から地上に降ろして、碍子装置の全部またはその金具を取り替えて、再度碍子装置を鉄塔にて送電線を架線するのに使用するようにする作業は、煩雑で時間がかかる作業であった。
また、上記特許文献1による装置は、碍子本体のみを鉄塔上で交換するのに適したものではあるが、本発明が目的とする碍子装置の全体または金具を交換するためには利用できない装置であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、送電線用鉄塔等上にて碍子装置の全部またはその金具等の交換を可能にする碍子装置の全部または一部分の交換方法およびこの交換方法に使用する補助具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、送電線の支持物(例えば鉄塔)に送電線を吊下げるのに使用されている碍子装置の全部または一部分(例えば劣化した金具)を交換する方法であって、索(例えばワイヤロープ)により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、つぎに、前記索に吊下げられた支持具で前記碍子装置を支えるようにし、つぎに、前記碍子装置の全部または一部分を別のもの(例えば劣化していない金具)と交換し、つぎに、前記交換後の碍子装置で前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、つぎに、前記支持具および索を取外すことを特徴とする碍子装置の全部または一部分の交換方法である。
これにより、前記送電線を前記索により前記送電線の支持物に吊下げ、前記索により吊下げられた支持具で前記碍子装置を支えるようにすると、前記碍子装置が弛むことを防ぐことができるので、前記送電線と前記碍子装置との連結部分に異常な力が加わることを防ぐことができる。このため、前記碍子装置から前記送電線を外し、前記碍子装置の全部または一部分を交換することが容易になる。
最後に、前記交換した碍子装置で前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、用済みになった前記索および支持具を取り外して工事を終了する。
【0006】
さらに、請求項2記載の発明は、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法であって、前記索により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げることは、前記送電線の支持物に少なくとも1つの滑車を取付け、前記索を前記滑車にかけ、前記索の一端部を前記送電線に連結し、前記索の他端部を下方に牽引することによって行われることである。
これにより、前記送電線の支持物に取付けた滑車にかけた索の他端部を図示しない地上に設置したウインチ等により下方に牽引することにより、前記送電線を容易に前記送電線の支持物に吊下げることができる。
【0007】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法に使用する支持具において、前記碍子装置が複数の連を有する場合に使用される支持具であって、互いに平行に配置された複数の支持部、前記複数の支持部間を折り曲げ可能に連結する連結部および前記複数の支持部を前記索に吊下げることができる吊下げ部を備え、前記複数の支持部のそれぞれは、前記碍子装置の各連部分を支えることができることを特徴とする支持具である。
これにより、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法において、前記吊下げ部により前記互いに平行に配置された複数の支持部を前記索に吊下げた状態で、前記碍子装置の複数の連は互いに平行に配置されているので、前記互いに平行に配置された複数の支持部により前記碍子装置の各連を支えることができるとともに、支持具を前記碍子装置の全部または一部分の交換方法に使用しないときには、前記複数の支持部を前記連結部で折り畳むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、鉄塔に送電線を吊下げる碍子装置の金具を交換する方法の概略を示し、図2は、図1の碍子装置近傍の詳細を示し、図3は、図2の碍子装置からその金具を取り外した状態を示している。
【0009】
図1において、請求項における「送電線の支持物」の一例となる鉄塔10のアーム11に碍子装置20を介して例えば77kv以下の送電線27が吊下げられている。碍子装置20は、懸垂碍子、長幹碍子等の2連の碍子本体21a、21bおよびこの碍子本体21a、21bの両端部を連結する金具22、23を備えている。なお、作業用の梯子33は、その基部が鉄塔10のアーム11に取付けられ、その先端部が吊下げ具34により取込ワイヤ31に吊下げられて、碍子装置20の近傍に配置されている。
【0010】
図2において、金具22は、碍子装置20の一端部を鉄塔10のアーム11の架線プレート12に連結するものであり、金具23は碍子装置20の他端部をクランプ26を介して送電線27に連結するためのものである。なお、金具22、23の一部分として、アークホーン24a、24bはそれぞれ設けられている。この場合、碍子装置20の金具22、23は、腐食等により劣化しているので、これを新しいものと交換する方法を示している。
【0011】
まず、送電線27を停電し、碍子装置20により吊下げられた送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位と鉄塔10とに、請求項の「索」の一例となる取込ワイヤ31を掛けわたすことにより、送電線27を鉄塔10に吊下げる。
このために例えば、少なくとも1つの滑車32が鉄塔10に取付けられ、さらに送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に滑車32が取付けられ、これらの滑車32に順次かけられた取込ワイヤ31の一端部(先端部)は鉄塔10の架線プレート12に連結される。これにより、取込ワイヤ31の一端部(先端部)は、実質的に送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に掛けわたされ、一方取込ワイヤ31の他端部(基部)は図示しない地上に設置されたウインチにより巻取られることにより下方に牽引される。なお、上述のように、送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に滑車32が取付けられ、この滑車32にかけられた取込ワイヤ31の一端部(先端部)が鉄塔10の架線プレート12に連結されることにより、前記ウインチにより牽引する力の2倍の大きさの力で送電線27を吊下げることができる。これにより、取込ワイヤ31によって送電線27を鉄塔10に吊下げることができる。
【0012】
つぎに、支持具40をその複数の吊下げ部44により取込ワイヤ31に吊下げ、支持具40により碍子装置20を下から支えるようにする。これにより、上述のように取込ワイヤ31により送電線27を吊下げて、送電線27の自重による張力が碍子装置20に加わらないようにしたときに、碍子装置20の弛みの発生を防ぐことができる。このため、前記弛みの発生によりクランプ26と金具23との連結部分に異常な力が加わることを防ぐことができるので、クランプ26と金具23を結合する図示しないボルト等を容易に取外すことができる。
つぎに、劣化した金具22、23を碍子装置20から取り外し(図3参照)、劣化していない金具22、23と交換する。
【0013】
つぎに、金具22、23を交換した後の碍子装置20を使用して送電線27を鉄塔10のアーム11の架線プレート12に吊下げる。
つぎに、取込ワイヤ31、滑車32および支持具40を取り外して、碍子装置20の金具22、23の交換工事を終了する。
以上により、上述した従来例における碍子装置の金具を交換する方法と比較して、熟練を要せず容易に短時間で鉄塔10上にて全ての金具22、23の交換をすることができる。例えば、碍子装置20の金具22、23の交換に要する時間は、上述の従来例では100分要していたのが30分に短縮された。
【0014】
図4は、支持具40の全体を示し、図5は支持具40を折り畳んだ状態を示し、図6は支持具40の側面を示す。
図4において、支持具40は、互いに平行に配置された第1支持部41および第2支持部42、第1支持部41と第2支持部42との間を折り曲げ可能に連結する連結部43および第1支持部41と第2支持部42を取込ワイヤ31に吊下げることができる吊下げ部44を備えている。
【0015】
第1支持部41は、互いに平行に位置された複数(例えば3本)のパイプ41a、各パイプ41aの各端部に連結された一対のベースプレート41b、41cおよび各パイプ41aの中間部に連結されたベースプレート41dを備えている。各パイプ41aは各ブッシュ41eにより各ベースプレート41b、41c、41dに固定されている。なお、各パイプ41aのうち中央のパイプ41aは両端のパイプ41aより低い位置に位置されている。これにより、第1および第2支持部41、42はそれぞれ碍子装置20の各連部分(碍子本体21a、21b)を確実に保持することができる。
第2支持部42の構造は、連結部43に関して第1支持部41と対称となる構造である。
【0016】
連結部43は、中心軸43a、中心軸43aの両端部に固定され、互いに対向している一対の板部材43b、43cおよび板部材43b、43cに付設されているストッパ43d、43eを備えている。
一対の板部材43b、43cは、第1支持部41および第2支持部42の両側部となるベースプレート(41b、41c等)の端部を中心軸43v、43w(図6参照)にて回動自在に支持している。ストッパ43d、43eは、ヒンジ等により折り曲げ可能に一対の板部材43b、43cの上部に立設されており、ストッパ43d、43eをベースプレート41d側に折り曲げると、ストッパ43d、43eが各支持部41、42のベースプレート(41b、41c等)の端部に当接し、支持部41、42が連結部43により図6に二点鎖線で示すように折れ曲ることを防ぐので、第1支持部41と第2支持部42を広げた状態に保持することができる。なお、第1支持部41と第2支持部42を広げた状態にしたときは、第1支持部41と第2支持部42のベースプレート(41b、41c等)の端部同士が図6に実線で示すように当接するので、その状態で保持される。
【0017】
複数の吊下げ部44は、パイプ41aに連結されたバンド44aおよびバンド44aの先端部に取付けられたフック44bを備えている。
【0018】
以上の構成により、広げた状態の第1支持部41および第2支持部42は、2連の碍子装置20の各連部分(碍子本体21a、21b)を支えることができる。また、使用しないときは、ストッパ43d、43eを直立させて(図4の二点鎖線で示すストッパ43d参照)連結部43により支持具40を折り畳むことができる(図5、図6参照)。支持具40を折り畳んだときは、吊下げ部44により支持具40を固縛することができる(図5参照)。
【0019】
なお、上記実施の形態では、碍子装置の金具を交換する場合を示しているが、これに限らず、碍子装置の他の一部分を交換することもできる。さらに、碍子装置全体の交換も可能である。
また、支持具は、2つの支持部を備えているが、これに限らず、碍子装置の連の数に等しい数の支持部を備えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、碍子装置の全部または一部分を送電線の支持物上で別のものと交換することができる。
さらに、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果とともに、請求項1記載の発明に係わる碍子装置の全部または一部分の交換方法を容易に実行できる。
さらに、請求項3記載の発明に係わる支持具を使用すれば、請求項1記載の発明の碍子装置の全部または一部分の交換方法を容易に行うことができ、さらに、この支持具を使用しないときは、この支持具を折り畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄塔に送電線を架線する碍子装置の金具を交換する方法の概略を示す斜視図である。
【図2】図1の碍子装置近傍の詳細を示す斜視図である。
【図3】図2の碍子装置からその金具を取り外した状態を示す斜視図である。
【図4】碍子装置の支持具の全体を示す斜視図である。
【図5】図4の支持具を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図6】図4の支持具の側面図である。
【符号の説明】
10 鉄塔(送電線の支持物)
20 碍子装置
21a、21b 碍子本体
22、23 金具
27 送電線
31 取込ワイヤ(索)
40 支持具
41 第1支持部
42 第2支持部
43 連結部
44 吊下げ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電用鉄塔等の送電線の支持物に設置された碍子装置の全部または一部分の交換方法に関し、特に碍子装置の全部または一部分の交換を前記送電線の支持物上で行うことができるようにする碍子装置の全部または一部分の交換方法およびこの交換方法に使用する支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、送電用の鉄塔にて、送電線(電力線)と鉄塔とを電気的に絶縁しつつ、送電線を鉄塔に吊下げるために、碍子装置が使用されている。この碍子装置は碍子本体および碍子本体の両端に連結された金具を備えている。前記金具は、碍子本体に比べて耐久性が低いので、前記金具が腐食等により劣化した場合にこれを新しい金具と交換する作業が必要となる。さらに、碍子装置全体が劣化した場合には、碍子装置全体を取り替える必要がある。
このように、鉄塔にて送電線を架線するのに使用されている碍子装置の全体または金具を交換するときには、鉄塔上にて碍子装置の全体または金具を交換することができないので、送電線を停電し、送電線と碍子装置を分離して碍子装置を鉄塔から地上に降ろし、劣化している碍子装置の全体または金具を劣化していないものと交換する必要があった。
また、碍子装置の碍子本体の両端を支える金具間に伸縮可能なロッドを取付けることにより碍子装置のうち碍子本体のみを鉄塔上で交換する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−59936の公報(第3−4頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来例のように碍子装置を地上に降ろして交換する方法では、鉄塔上に滑車を付設し、この滑車にかけた上げ下げワイヤにより碍子装置を吊るして上げ下げする際に、屈曲部が多い碍子装置の破損を防ぐために、碍子装置を毛布等で包んで養生する必要があった。また、碍子装置の養生のために碍子装置を包む毛布等をロープで固縛する作業は、作業者の熟練が必要であった。
また、送電用鉄塔にて送電線を架線するのに使用されている碍子装置を地上に降ろす前に、送電線および鉄塔から分離するために、取込みワイヤにより送電線を鉄塔に吊るすと、送電線と鉄塔との間に連結されている碍子装置に弛みが発生するので、碍子装置の金具の連結部分に遊びがないと、送電線を前記金具に連結するクランプと前記金具との間に異常な力が加わるため、前記金具をクランプから分離することが困難になることがあった。
このため、送電線に使用されている碍子装置を高い鉄塔から地上に降ろして、碍子装置の全部またはその金具を取り替えて、再度碍子装置を鉄塔にて送電線を架線するのに使用するようにする作業は、煩雑で時間がかかる作業であった。
また、上記特許文献1による装置は、碍子本体のみを鉄塔上で交換するのに適したものではあるが、本発明が目的とする碍子装置の全体または金具を交換するためには利用できない装置であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、送電線用鉄塔等上にて碍子装置の全部またはその金具等の交換を可能にする碍子装置の全部または一部分の交換方法およびこの交換方法に使用する補助具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、送電線の支持物(例えば鉄塔)に送電線を吊下げるのに使用されている碍子装置の全部または一部分(例えば劣化した金具)を交換する方法であって、索(例えばワイヤロープ)により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、つぎに、前記索に吊下げられた支持具で前記碍子装置を支えるようにし、つぎに、前記碍子装置の全部または一部分を別のもの(例えば劣化していない金具)と交換し、つぎに、前記交換後の碍子装置で前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、つぎに、前記支持具および索を取外すことを特徴とする碍子装置の全部または一部分の交換方法である。
これにより、前記送電線を前記索により前記送電線の支持物に吊下げ、前記索により吊下げられた支持具で前記碍子装置を支えるようにすると、前記碍子装置が弛むことを防ぐことができるので、前記送電線と前記碍子装置との連結部分に異常な力が加わることを防ぐことができる。このため、前記碍子装置から前記送電線を外し、前記碍子装置の全部または一部分を交換することが容易になる。
最後に、前記交換した碍子装置で前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、用済みになった前記索および支持具を取り外して工事を終了する。
【0006】
さらに、請求項2記載の発明は、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法であって、前記索により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げることは、前記送電線の支持物に少なくとも1つの滑車を取付け、前記索を前記滑車にかけ、前記索の一端部を前記送電線に連結し、前記索の他端部を下方に牽引することによって行われることである。
これにより、前記送電線の支持物に取付けた滑車にかけた索の他端部を図示しない地上に設置したウインチ等により下方に牽引することにより、前記送電線を容易に前記送電線の支持物に吊下げることができる。
【0007】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法に使用する支持具において、前記碍子装置が複数の連を有する場合に使用される支持具であって、互いに平行に配置された複数の支持部、前記複数の支持部間を折り曲げ可能に連結する連結部および前記複数の支持部を前記索に吊下げることができる吊下げ部を備え、前記複数の支持部のそれぞれは、前記碍子装置の各連部分を支えることができることを特徴とする支持具である。
これにより、請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法において、前記吊下げ部により前記互いに平行に配置された複数の支持部を前記索に吊下げた状態で、前記碍子装置の複数の連は互いに平行に配置されているので、前記互いに平行に配置された複数の支持部により前記碍子装置の各連を支えることができるとともに、支持具を前記碍子装置の全部または一部分の交換方法に使用しないときには、前記複数の支持部を前記連結部で折り畳むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、鉄塔に送電線を吊下げる碍子装置の金具を交換する方法の概略を示し、図2は、図1の碍子装置近傍の詳細を示し、図3は、図2の碍子装置からその金具を取り外した状態を示している。
【0009】
図1において、請求項における「送電線の支持物」の一例となる鉄塔10のアーム11に碍子装置20を介して例えば77kv以下の送電線27が吊下げられている。碍子装置20は、懸垂碍子、長幹碍子等の2連の碍子本体21a、21bおよびこの碍子本体21a、21bの両端部を連結する金具22、23を備えている。なお、作業用の梯子33は、その基部が鉄塔10のアーム11に取付けられ、その先端部が吊下げ具34により取込ワイヤ31に吊下げられて、碍子装置20の近傍に配置されている。
【0010】
図2において、金具22は、碍子装置20の一端部を鉄塔10のアーム11の架線プレート12に連結するものであり、金具23は碍子装置20の他端部をクランプ26を介して送電線27に連結するためのものである。なお、金具22、23の一部分として、アークホーン24a、24bはそれぞれ設けられている。この場合、碍子装置20の金具22、23は、腐食等により劣化しているので、これを新しいものと交換する方法を示している。
【0011】
まず、送電線27を停電し、碍子装置20により吊下げられた送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位と鉄塔10とに、請求項の「索」の一例となる取込ワイヤ31を掛けわたすことにより、送電線27を鉄塔10に吊下げる。
このために例えば、少なくとも1つの滑車32が鉄塔10に取付けられ、さらに送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に滑車32が取付けられ、これらの滑車32に順次かけられた取込ワイヤ31の一端部(先端部)は鉄塔10の架線プレート12に連結される。これにより、取込ワイヤ31の一端部(先端部)は、実質的に送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に掛けわたされ、一方取込ワイヤ31の他端部(基部)は図示しない地上に設置されたウインチにより巻取られることにより下方に牽引される。なお、上述のように、送電線27のうち碍子装置20の近傍の部位に滑車32が取付けられ、この滑車32にかけられた取込ワイヤ31の一端部(先端部)が鉄塔10の架線プレート12に連結されることにより、前記ウインチにより牽引する力の2倍の大きさの力で送電線27を吊下げることができる。これにより、取込ワイヤ31によって送電線27を鉄塔10に吊下げることができる。
【0012】
つぎに、支持具40をその複数の吊下げ部44により取込ワイヤ31に吊下げ、支持具40により碍子装置20を下から支えるようにする。これにより、上述のように取込ワイヤ31により送電線27を吊下げて、送電線27の自重による張力が碍子装置20に加わらないようにしたときに、碍子装置20の弛みの発生を防ぐことができる。このため、前記弛みの発生によりクランプ26と金具23との連結部分に異常な力が加わることを防ぐことができるので、クランプ26と金具23を結合する図示しないボルト等を容易に取外すことができる。
つぎに、劣化した金具22、23を碍子装置20から取り外し(図3参照)、劣化していない金具22、23と交換する。
【0013】
つぎに、金具22、23を交換した後の碍子装置20を使用して送電線27を鉄塔10のアーム11の架線プレート12に吊下げる。
つぎに、取込ワイヤ31、滑車32および支持具40を取り外して、碍子装置20の金具22、23の交換工事を終了する。
以上により、上述した従来例における碍子装置の金具を交換する方法と比較して、熟練を要せず容易に短時間で鉄塔10上にて全ての金具22、23の交換をすることができる。例えば、碍子装置20の金具22、23の交換に要する時間は、上述の従来例では100分要していたのが30分に短縮された。
【0014】
図4は、支持具40の全体を示し、図5は支持具40を折り畳んだ状態を示し、図6は支持具40の側面を示す。
図4において、支持具40は、互いに平行に配置された第1支持部41および第2支持部42、第1支持部41と第2支持部42との間を折り曲げ可能に連結する連結部43および第1支持部41と第2支持部42を取込ワイヤ31に吊下げることができる吊下げ部44を備えている。
【0015】
第1支持部41は、互いに平行に位置された複数(例えば3本)のパイプ41a、各パイプ41aの各端部に連結された一対のベースプレート41b、41cおよび各パイプ41aの中間部に連結されたベースプレート41dを備えている。各パイプ41aは各ブッシュ41eにより各ベースプレート41b、41c、41dに固定されている。なお、各パイプ41aのうち中央のパイプ41aは両端のパイプ41aより低い位置に位置されている。これにより、第1および第2支持部41、42はそれぞれ碍子装置20の各連部分(碍子本体21a、21b)を確実に保持することができる。
第2支持部42の構造は、連結部43に関して第1支持部41と対称となる構造である。
【0016】
連結部43は、中心軸43a、中心軸43aの両端部に固定され、互いに対向している一対の板部材43b、43cおよび板部材43b、43cに付設されているストッパ43d、43eを備えている。
一対の板部材43b、43cは、第1支持部41および第2支持部42の両側部となるベースプレート(41b、41c等)の端部を中心軸43v、43w(図6参照)にて回動自在に支持している。ストッパ43d、43eは、ヒンジ等により折り曲げ可能に一対の板部材43b、43cの上部に立設されており、ストッパ43d、43eをベースプレート41d側に折り曲げると、ストッパ43d、43eが各支持部41、42のベースプレート(41b、41c等)の端部に当接し、支持部41、42が連結部43により図6に二点鎖線で示すように折れ曲ることを防ぐので、第1支持部41と第2支持部42を広げた状態に保持することができる。なお、第1支持部41と第2支持部42を広げた状態にしたときは、第1支持部41と第2支持部42のベースプレート(41b、41c等)の端部同士が図6に実線で示すように当接するので、その状態で保持される。
【0017】
複数の吊下げ部44は、パイプ41aに連結されたバンド44aおよびバンド44aの先端部に取付けられたフック44bを備えている。
【0018】
以上の構成により、広げた状態の第1支持部41および第2支持部42は、2連の碍子装置20の各連部分(碍子本体21a、21b)を支えることができる。また、使用しないときは、ストッパ43d、43eを直立させて(図4の二点鎖線で示すストッパ43d参照)連結部43により支持具40を折り畳むことができる(図5、図6参照)。支持具40を折り畳んだときは、吊下げ部44により支持具40を固縛することができる(図5参照)。
【0019】
なお、上記実施の形態では、碍子装置の金具を交換する場合を示しているが、これに限らず、碍子装置の他の一部分を交換することもできる。さらに、碍子装置全体の交換も可能である。
また、支持具は、2つの支持部を備えているが、これに限らず、碍子装置の連の数に等しい数の支持部を備えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、碍子装置の全部または一部分を送電線の支持物上で別のものと交換することができる。
さらに、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果とともに、請求項1記載の発明に係わる碍子装置の全部または一部分の交換方法を容易に実行できる。
さらに、請求項3記載の発明に係わる支持具を使用すれば、請求項1記載の発明の碍子装置の全部または一部分の交換方法を容易に行うことができ、さらに、この支持具を使用しないときは、この支持具を折り畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄塔に送電線を架線する碍子装置の金具を交換する方法の概略を示す斜視図である。
【図2】図1の碍子装置近傍の詳細を示す斜視図である。
【図3】図2の碍子装置からその金具を取り外した状態を示す斜視図である。
【図4】碍子装置の支持具の全体を示す斜視図である。
【図5】図4の支持具を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図6】図4の支持具の側面図である。
【符号の説明】
10 鉄塔(送電線の支持物)
20 碍子装置
21a、21b 碍子本体
22、23 金具
27 送電線
31 取込ワイヤ(索)
40 支持具
41 第1支持部
42 第2支持部
43 連結部
44 吊下げ部
Claims (3)
- 送電線の支持物に送電線を吊下げるのに使用されている碍子装置の全部または一部分を交換する方法であって、
索により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、
つぎに、前記索に吊下げられた支持具で前記碍子装置を支えるようにし、
つぎに、前記碍子装置の全部または一部分を別のものと交換し、
つぎに、前記交換後の碍子装置で前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げ、
つぎに、前記支持具および索を取外すことを特徴とする碍子装置の全部または一部分の交換方法。 - 請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法であって、
前記索により前記送電線を前記送電線の支持物に吊下げることは、前記送電線の支持物に少なくとも1つの滑車を取付け、前記索を前記滑車にかけ、前記索の一端部を前記送電線に連結し、前記索の他端部を下方に牽引することによって行われることを特徴とする碍子装置の全部または一部分の交換方法。 - 請求項1記載の碍子装置の全部または一部分の交換方法に使用する支持具において、
前記碍子装置が複数の連を有する場合に使用される支持具であって、
互いに平行に配置された複数の支持部、前記複数の支持部間を折り曲げ可能に連結する連結部および前記複数の支持部を前記索に吊下げることができる吊下げ部を備え、
前記複数の支持部のそれぞれは、前記碍子装置の各連部分を支えることができることを特徴とする支持具。
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