JP3557311B2 - V吊懸垂がいし装置の取替方法及びその方法で用いられる工具 - Google Patents

V吊懸垂がいし装置の取替方法及びその方法で用いられる工具 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電線鉄塔の鉄塔アームに導体をV吊懸垂がいし装置を介して支持しているときの、その既設のV吊懸垂がいし装置の取替方法、及びその取替方法で用いられる工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のV吊懸垂がいし装置の取替方法としては、先ず、V吊懸垂がいし装置で支持されている導体の近傍に導体を仮支持するための仮支持用懸垂クランプが取付けられ、その仮支持用懸垂クランプの垂直上方に位置する送電線鉄塔(以下、鉄塔という)の鉄塔アームとの間に持ち上げ装置、例えばチェーンブロックが取付けられる。
【0003】
チェーンブロックにより導体が持上げられるように操作されると、導体は、チェーンブロックを介して鉄塔アームに支持された状態となる。この状態において、既設のV吊懸垂がいし装置から導体が外され、さらに、その既設のV吊懸垂がいし装置が鉄塔アームから外されて撤去される。
【0004】
鉄塔アームには、新たなV吊懸垂がいし装置が取付けられ、そして、そのV吊懸垂がいし装置の導体用懸垂クランプに導体が取付けられる。
【0005】
その後、導体を降下させるようにチェーンブロックが操作されると、導体は新たなV吊懸垂がいし装置で支持される。これにより、チェーンブロック側の仮支持用懸垂クランプは解放状態となって、チェーンブロックが鉄塔アームから外され、一連の取替工事が終了となる。
【0006】
上述のV吊懸垂がいし装置の取替方法において、導体がチェーンブロック側の仮支持用懸垂クランプで支持されたとき、導体を支持している荷重は、チェーンブロックを介して鉄塔アームの一点で局部的に負担することとなり、鉄塔アームが撓む等の不都合が発生する。
【0007】
このような不都合を解決するために、V吊懸垂がいし装置の取替工事に先立って、鉄塔アームには、チェーンブロックの取付位置と鉄塔アームの取付けられている位置よりも上方の鉄塔との間に補強用支線が掛渡される。これにより、導体を支持している荷重が鉄塔自身によっても負担され、鉄塔アームが撓む等の不都合は防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のV吊懸垂がいし装置の取替方法においては、導体を鉄塔アームに仮支持させる際、鉄塔アームの撓み等を防止するために、鉄塔アームと鉄塔との間に補強用支線を掛渡さなければならず、取替作業が複雑になる欠点があった。
【0009】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、補強用支線を用いない簡略化された作業により、既設のV吊懸垂がいし装置を取替えることのできるV吊懸垂がいし装置の取替方法、及びその取替方法で用いられる工具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るV吊懸垂がいし装置の取替方法は、上記目的を達成するために、導体を支持した既設のV吊懸垂がいし装置のがいし連と近似の態様に並行してターンバックルを介在させた連結棒からなる仮支持部材を鉄塔アームに取付け、その仮支持部材を連結する上部ヨーク金具と前記導体を仮支持する下部ヨーク金具との間に油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介在させ、その伸縮機構により前記下部ヨーク金具を引上げて、既設のV吊懸垂がいし装置側を無負荷として撤去した後、前記鉄塔アームに新規なV吊懸垂がいし装置を取付け、次いで、前記伸縮機構により前記下部ヨーク金具を引下げて、その新規なV吊懸垂がいし装置に前記導体を支持させた後、前記仮支持部材を前記鉄塔アームから撤去することを特徴としている。
本発明の請求項2に係るV吊懸垂がいし装置取替用工具は、鉄塔の鉄塔アームに取付けられて導体を支持している既設のV吊懸垂がいし装置を取替えるときに用いられるV吊懸垂がいし装置取替用工具であって、前記既設のV吊懸垂がいし装置の一対のがいし連の上端部をそれぞれ支持している一対のがいし連用の取付金具の近傍の前記鉄塔アームに取付けられる一対の取付金具と、その一対の取付金具に上端部がそれぞれ取付けられるとともに、下端部が上部ヨーク金具にそれぞれ取付けられるターンバックルをそれぞれ介在している一対の連結棒と、前記上部ヨーク金具と油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介して連結されている下部ヨーク金具と、その下部ヨーク金具に設けられている前記導体を仮支持するクランプとを有することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係るV吊懸垂がいし装置の取替方法を導体の張設方向から見た正面図、図2は、図1の矢印イ方向から見た側面図、図3は、図1のロ−ロ線矢視図である。なお、これら図は、図面を簡略化するためにアークホーンを省略して示している。
【0012】
先ず、鉄塔Tの鉄塔アームAに設けられている4条の導体▲1▼〜▲4▼のV吊懸垂がいし装置Bについて説明する。このV吊懸垂がいし装置Bの一対のがいし連B1 ,B2 の上端部は、鉄塔アームAの長手方向の中心線L(図3参照)に沿って所定の間隔を保って設けられた取付金具1a,1bにそれぞれ取付けられている。
【0013】
一対のがいし連B1 ,B2 の下端部は、図1では省略されているが、4条の導体▲1▼〜▲4▼を互いに等間隔に配置して支持する導体用懸垂クランプC1 〜C4 を備えた導体用ヨーク金具Y1 に取付けられている(図2参照)。
【0014】
V吊懸垂がいし装置取替用工具(以下、取替用工具という)10は、上述のV吊懸垂がいし装置Bの取替工事時に用いられるもので、その詳細図は、図4及び図5に示されている。
【0015】
この取替用工具10は、V吊懸垂がいし装置Bのがいし連B1 ,B2 を鉄塔アームAに取付けるがいし連用の取付金具1a,1bの近傍に設けられた取付金具11a,11bを介して鉄塔アームAに取付けられている。これら取付金具11a,11bのうち、鉄塔アームAの先端側(鉄塔Tと反対側)に取付けられる取付金具11aは、鉄塔アームAの長手方向の中心線L上で、かつがいし連B1 側の取付金具1aよりも内側(鉄塔T寄側)に取付けられる。また、鉄塔T側に取付けられる取付金具11bは、がいし連用の取付金具1bと平行に、つまり、鉄塔アームAの長手方向の中心線Lから離れてがいし連B2 側の取付金具1bと並行に取付けられる(図3参照)。
【0016】
各取付金具11a,11bには、連結棒12a,12bの上端部がそれぞれ取付けられ、そして、それら連結棒12a,12bの下端部は、上部ヨーク金具13に連結されている。また、各連結棒12a,12bの長さは、がいし連B1 ,B2 の長さよりも少し短く決められていて、中間にターンバックル12a′,12b′をそれぞれ有し、長さ調整ができるように構成されている。なお、図示しないが、連結棒12a,12bの周囲には、クッション部材が設けられていて、連結棒12a,12bががいし連B1 ,B2 と接触しても、がいし連B1 ,B2 の磁器部を傷めないように工夫されている。
【0017】
下部ヨーク金具14は、上部ヨーク金具13の下方に位置し、油圧シリンダからなる伸縮機構(以下、油圧シリンダという)15を介して上部ヨーク金具13と連結されている。この下部ヨーク金具14は、V吊懸垂がいし装置Bの導体用ヨーク金具Y1 と同じ形状を呈しているとともに、そのヨーク金具Y1 と同じ位置に4個の仮支持用懸垂クランプC1 ′〜C4 ′が取付けられている。
【0018】
図4では省略されているが、図5に示されるように、上部ヨーク金具13には、取付板16を介して油圧シリンダ15を駆動するための油圧ポンプ17が取付けられている。この油圧ポンプ17は、レバー18を往復動させ、また、切替バルブ19を操作することにより、ピストンロッド15aを伸張又は縮小させることができるように構成されている。
【0019】
図4中、20a,20bは連結片であって、上部ヨーク金具13と下部ヨーク金具14との間に油圧シリンダ15を中間に挾んで設けられている。これら連結片20a,20bの上部ヨーク金具13側は、油圧シリンダ15の伸縮長さに対応した長穴21a,21bに沿って上下方向に移動自在に、つまり、油圧シリンダ15のピストンロッド15aの伸縮方向と同方向に移動自在に取付けられている。したがって、油圧シリンダ15は、上部ヨーク金具13と下部ヨーク金具14との間に連結片20a,20bが存在していても、ピストンロッド15aを伸縮させることができる。しかし、上部ヨーク金具13と下部ヨーク金具14との間は、長穴21a,21bの上端位置で規制され、仮に油圧シリンダ15に異常が発生しても下部ヨーク金具14は連結片20a,20bによって支えられ、安全が確保されるように工夫されている。
【0020】
次に、上記構成の取替用工具10を用いてV吊懸垂がいし装置Bの取替方法を順を追って説明する。
【0021】
(1)取付金具11a,11bが上述した鉄塔アームAの位置にボルトナットにより取付けられる。
【0022】
(2)取付金具11a,11bに連結棒12a,12bの上端部がそれぞれ取付けられる。
【0023】
(3)連結棒12a,12bの下端部に、油圧シリンダ15及び連結片20a,20bを介して下部ヨーク金具14を連結している上部ヨーク金具13が取付けられる。
【0024】
(4)ターンバックル12a′,12b′及び油圧シリンダ15を調節して、下部ヨーク金具14に設けられている各仮支持用懸垂クランプC1 ′〜C4 ′が各導体▲1▼〜▲4▼の位置となるように位置決めされる。
【0025】
(5)各仮支持用懸垂クランプC1 ′〜C4 ′に各導体▲1▼〜▲4▼がそれぞれ取付けられる。
【0026】
(6)油圧ポンプ17のレバー18を作動させてピストンロッド15aを縮小させる。これにより、各導体▲1▼〜▲4▼は取替用工具10で支持され、既設のV吊懸垂がいし装置Bによる各導体▲1▼〜▲4▼の支持は解放される。
【0027】
(7)V吊懸垂がいし装置Bの導体用懸垂クランプC1 〜C4 から各導体▲1▼〜▲4▼がそれぞれ取外された後、鉄塔アームAから既設のV吊懸垂がいし装置Bが取外される。
【0028】
(8)鉄塔アームAに新たなV吊懸垂がいし装置Bが取付けられるとともに、その新たなV吊懸垂がいし装置Bの導体用懸垂クランプC1 〜C4 に導体▲1▼〜▲4▼がそれぞれ取付けられる。
【0029】
(9)油圧ポンプ17のレバー18を作動させてロッド15aを伸張させる。これにより、各導体▲1▼〜▲4▼は新たなV吊懸垂がいし装置Bで支持され、取替用工具10による各導体▲1▼〜▲4▼の支持は解放される。
【0030】
(10)取替用工具10の仮支持用懸垂クランプC1 ′〜C4 ′から各導体▲1▼〜▲4▼がそれぞれ取外された後、上部ヨーク金具13が各連結棒12a,12bからそれぞれ取外される。
【0031】
(11)取付金具11a,11bから各連結棒12a,12bがそれぞれ取外された後、鉄塔アームAから取付金具11a,11bがそれぞれ取外される。これにより、一連の取替工事は終了する。
【0032】
以上のように、本実施の形態に係るV吊懸垂がいし装置の取替方法は、取替用工具10を用いて各導体▲1▼〜▲4▼をV吊懸垂がいし装置Bと同様にV吊りして行うので、鉄塔アームAに局部的な負担を掛けることなく、しかも、従来のように補強用支線の工事を必要とすることなく簡単に行うことができる。
【0033】
なお、上述の例では、下部ヨーク金具14に設けられる仮支持用懸垂クランプC1 ′〜C4 ′は、V吊懸垂がいし装置Bに用いられる導体用懸垂クランプC1 〜C4 と同一のものを使用したが、これを図6に示されるような、L字状のクランプC″とすることもできる。このクランプC″を用いたときは、導体をボルトナットで固定する必要がないので、より作業効率を高めることができる。
【0034】
さらに、上述の例では、導体数を4条としたが、これよりも少なく、又は多い場合であってもよい。いずれにしても、導体数に合せたクランプを有する下部ヨーク金具14が用意される。
【0035】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係るV吊懸垂がいし装置の取替方法は、導体を支持した既設のV吊懸垂がいし装置のがいし連と近似の態様に並行してターンバックルを介在させた連結棒からなる仮支持部材を鉄塔アームに取付け、その仮支持部材を連結する上部ヨーク金具と前記導体を仮支持する下部ヨーク金具との間に油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介在させ、その伸縮機構により前記下部ヨーク金具を引上げて、既設のV吊懸垂がいし装置側を無負荷として撤去した後、前記鉄塔アームに新規なV吊懸垂がいし装置を取付け、次いで、前記伸縮機構により前記ヨーク金具を引下げて、その新規なV吊懸垂がいし装置に前記導体を支持させた後、前記仮支持部材を前記鉄塔アームから撤去するようにしたので、V吊懸垂がいし装置の取替時における鉄塔アームに加わる荷重は、既設のV吊懸垂がいし装置が導体を支持しているときとほぼ同じ状態に保つことができる。したがって、鉄塔アームと鉄塔との間に補強部材を設けるような補強作業を省略することができる。また、伸縮機構が油圧シリンダからなるので、簡単に下部ヨーク金具を上下動させることができる。さらに、上部ヨーク金具と下部ヨーク金具との間に伸縮機構の伸縮を許容する連結片を設けているので、伸縮機構に異常が生じたときでも、下部ヨーク金具を支持でき安全を図ることができる。そして、一対の連結棒にターンバックルをそれぞれ介在させているので、連結棒の長さを調節して下部ヨーク金具を導体位置に容易に合せることができる。
【0036】
本発明の請求項2に係る取替用工具は、既設のV吊懸垂がいし装置の一対のがいし連の上端部をそれぞれ支持している一対のがいし連用の取付金具の近傍の鉄塔アームに取付けられる一対の取付金具と、それら一対の取付金具に上端部がそれぞれ取付けられるとともに、下端部が上部ヨーク金具にそれぞれ取付けられるターンバックルをそれぞれ介在している一対の連結棒と、前記上部ヨーク金具と油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介して連結されている下部ヨーク金具と、その下部ヨーク金具に設けられている前記導体を仮支持するクランプとからなるので、鉄塔アームの一点で導体の荷重を支えずに、V吊懸垂がいし装置と同様の状態で導体を支持して取替工事を行うことができるとともに、油圧シリンダからなる伸縮機構により簡単に下部ヨーク金具を上下動させることができる。また、上部ヨーク金具と下部ヨーク金具との間に伸縮機構の伸縮を許容する連結片を設けているので、伸縮機構に異常が生じたときでも、下部ヨーク金具を支持でき安全を図ることができる。さらに、一対の連結棒にターンバックルをそれぞれ介在させているので、連結棒の長さを調節して下部ヨーク金具を導体位置に容易に合せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るV吊懸垂がいし装置の取替方法を示すもので、導体の張設方向から見た正面図である。
【図2】図1の矢印イ方向から見た側面図である。
【図3】図1のロ−ロ線矢印方向から見た底面図である。
【図4】取替用工具の詳細図である。
【図5】油圧シリンダ部分の詳細図である。
【図6】クランプの斜視図である。
【符号の説明】
T 送電線鉄塔(鉄塔)
A 鉄塔アーム
B V吊懸垂がいし装置
B1 ,B2 がいし連
C1 〜C4 導体用懸垂クランプ
C1 ′〜C4 ′ 仮支持用懸垂クランプ
C″ クランプ
Y1 導体用ヨーク金具
1a,1b,11a,11b 取付金具
10 V吊懸垂がいし装置用取替工具(取替工具)
12a,12b 連結棒
12a′,12b′ ターンバックル
13 上部ヨーク金具
14 下部ヨーク金具
15 伸縮機構(油圧シリンダ)
15a ピストンロッド
17 油圧ポンプ
18 レバー
20a,20b 連結片
21a,21b 長穴
▲1▼〜▲4▼ 導体

Claims (2)

  1. 導体を支持した既設のV吊懸垂がいし装置のがいし連と近似の態様に並行してターンバックルを介在させた連結棒からなる仮支持部材を鉄塔アームに取付け、その仮支持部材を連結する上部ヨーク金具と前記導体を仮支持する下部ヨーク金具との間に油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介在させ、その伸縮機構により前記下部ヨーク金具を引上げて、既設のV吊懸垂がいし装置側を無負荷として撤去した後、前記鉄塔アームに新規なV吊懸垂がいし装置を取付け、次いで、前記伸縮機構により前記下部ヨーク金具を引下げて、その新規なV吊懸垂がいし装置に前記導体を支持させた後、前記仮支持部材を前記鉄塔アームから撤去することを特徴とするV吊懸垂がいし装置の取替方法。
  2. 送電線鉄塔の鉄塔アームに取付けられて導体を支持している既設のV吊懸垂がいし装置を取替えるときに用いられるV吊懸垂がいし装置取替用工具であって、 前記既設のV吊懸垂がいし装置の一対のがいし連の上端部をそれぞれ支持している一対のがいし連用の取付金具の近傍の前記鉄塔アームに取付けられる一対の取付金具と、
    前記一対の取付金具に上端部がそれぞれ取付けられるとともに、下端部が上部ヨーク金具にそれぞれ取付けられるターンバックルをそれぞれ介在している一対の連結棒と、
    前記上部ヨーク金具と油圧シリンダからなる伸縮機構及びその伸縮機構の伸縮を許容する連結片を介して連結されている下部ヨーク金具と、
    前記下部ヨーク金具に設けられている前記導体を仮支持するクランプと、
    を有することを特徴とするV吊懸垂がいし装置取替用工具。
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