JP2004171652A - 磁気テープリールのチャッキング構造 - Google Patents

磁気テープリールのチャッキング構造 Download PDF

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英昭 志賀
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    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette

Abstract

【課題】信頼性の高い回転駆動が実現可能となると共に、高精度かつ安価な製作が可能となり、しかも、リールの回転精度も高められる磁気テープリールのチャッキング構造を提供する。
【解決手段】磁気テープを巻回するリールと、このリールを回転駆動するスピンドルとの回転駆動伝達部10が、回転軸11に略垂直な平面13に設けられる磁気テープリールのチャッキング構造において、スピンドルの回転軸にリールの回転軸を一致させる芯出し手段としての凸部21及び凹部23と、スピンドルとリールとを回転方向に係止する回転方向係止手段33とを、平面13の異なる部位に独立して配設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープを巻回するリールとこのリールを回転駆動するスピンドルとの回転駆動伝達部とを備えた磁気テープリールのチャッキング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、例えば単一のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転可能に収容したタイプのものが知られている。
【0003】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】
特開2002−83481号公報
【0004】
上記特許文献1に開示される磁気テープカートリッジ40は、図4に示すように、上ケース43と、中心部に開口45aを備えた下ケース45とがビス等により締結されたカートリッジケース47内に、磁気テープ(図示省略)を巻装した単一のリール49を回転可能に収容している。そして、使用時に上記リール49の回転を許容し、非使用時に上記リール49の回転を拘束するリール回転制止手段51を備えている。
【0005】
上記リール49は、磁気テープが外周に巻回される有底円筒状のリールハブ53と、このリールハブ53の上下端外周からそれぞれ径方向に円盤状に張り出した下フランジ部55及び上フランジ部57とからなる。リールハブ53と下フランジ部55とは一体成形されて、これに上フランジ部57が結合されている。リールハブ53は中心側下部が底壁53aにより閉塞され、この底壁53aの下面外周部には、ドライブ機構側の回転駆動手段59の駆動ギヤ61と噛合するリールギヤ63が環状に刻設されている。また、このリールギヤ63より内周側に、マグネット式吸引用の環状金属板からなるリールプレート65が取り付けられている。そして、上記リール49のリールギヤ63及びリールプレート65は、カートリッジケース47の底面の開口45aに配置されている。なお、リール49は付勢部材(コイルばね)67により下方に付勢されている。
【0006】
一方、ドライブ機構側の回転駆動手段59は、回転シャフト69の上端面に環状の駆動ギヤ61とマグネット(図示せず)とを備え、そのチャッキング動作は、図示しないドライブ機構側のバケットに装填された磁気テープカートリッジ40が回転シャフト69に向かって下降して、上記駆動ギヤ61が上記リールギヤ63に噛合すると共に、マグネットにより上記リールプレート65を吸引して噛合状態を保持することによって行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の磁気テープリールのチャッキング構造は、リールと回転シャフトのセンタリング(芯出し)、回転方向の係止(相対回転の規制)、リールの高さ方向の位置決め、及びリールの回転軸垂直面に対する傾きの規制が、回転駆動手段59の駆動ギヤ61と、リールギヤ63との噛合のみによって行われていた。即ち、これらの機能を一つの部位(ギヤ)で複合的に働かせていた。このため、ギヤ歯は、形状、位置、歯間のバラツキ等の点において非常に高い精度が要求され、例えば一つのギヤ歯がダメージを受けると、上記のいずれの機能にも悪影響を及ぼす欠点があり、信頼性の高い回転駆動を実現することが困難であった。また、一つの部位に複数機能を統合して働かせるため、構造が複雑になると共に、高度な技術が要求され、製造が困難であり、かつ製造コストが高価となった。また、このことは、高い回転精度が得難い欠点ともなっていた。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、信頼性の高い回転駆動が実現可能となると共に、高精度かつ安価な製作が可能となり、しかも、リールの回転精度も高められる磁気テープリールのチャッキング構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の磁気テープリールのチャッキング構造は、磁気テープを巻回するリールと、該リールを回転駆動するスピンドルとの回転駆動伝達部が、回転軸に略垂直な平面に設けられる磁気テープリールのチャッキング構造であって、前記スピンドルの回転軸に前記リールの回転軸を一致させる芯出し手段と、前記スピンドルと前記リールとを回転方向に係止する回転方向係止手段とが、前記平面の異なる部位に独立して配設されていることを特徴とする。
【0009】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、芯出し手段と回転方向係止手段とが同一平面の異なる部位に独立して配設され、芯出し手段又は回転方向係止手段の一方に打痕や変形等のダメージが生じても、ダメージの生じていない他方には影響が及ばず、これらの機能を一つの部位で複合的に働かせる従来構造に比べて、信頼性の高い回転駆動が実現可能となる。また、芯出し手段及び回転方向係止手段の形状が、一つの部位に複数機能を統合して働かせる従来構造に比べて簡素であり、加工が容易となって高精度かつ安価な製作が可能となる。さらに、芯出し手段及び回転方向係止手段が高精度に形成できることから、リールの回転精度も高められる。
【0010】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記芯出し手段が、前記回転軸を中心とする円周方向に形成されたテーパ面もしくは球面をそれぞれ有する凹部と凸部であってもよい。
【0011】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、リールの平面に対してスピンドルの平面が接近すると、凹部と凸部とが係合となる。そして、凹部と凸部は、双方が共に回転軸と同軸に形成されたテーパ面もしくは球面を有するので、リールとスピンドルとの回転軸が一致することとなる。
【0012】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記リールの平面に、該リールの前記回転軸方向に沿った高さ位置と、前記平面に対する傾きとを規制して位置決めを行う受面を形成したものであってもよい。
【0013】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、リールの平面に対してスピンドルの平面が接近すると、リールの平面に形成された受面にスピンドルの平面が当接する。受面は、リールの回転軸方向に沿った高さ位置と、平面に対する傾きとを規制する基準面として形成されている。従って、リールはスピンドルの平面が当接することにより、回転軸に沿う方向の位置と平面に対する傾きとが規制されて、位置決めされる。
【0014】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記凹部と凸部とが係合した状態で、前記凹部のテーパ面と凸部のテーパ面との間に微小な間隙を有するものとしてもよい。
【0015】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、テーパ面を有する凹部と凸部とが係合した際、凹部と凸部との間には微小な間隙が形成され、テーパ面同士が密着することによる嵌着が回避される。
【0016】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記テーパ面間の間隙が、1〜40μmとすることが好ましい。
【0017】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、テーパ面間の間隙が1〜40μmの範囲に設定されることで、間隙が1μmより小さい場合に生じる嵌着が抑止され、間隙が40μmより大きい場合に生じるリールとスピンドルとの回転軸の芯ぶれ(ガタツキ)が抑止される。
【0018】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記回転方向係止手段が、前記回転軸を中心とする円周方向に沿って、前記リールの平面又は前記スピンドルの平面のいずれか一方に形成される突起と、前記リールの平面又は前記スピンドルの平面のいずれか他方に形成される凹みとからなり、前記突起が、略半球状、円錐状、又は円錐台状であってもよい。
【0019】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、回転方向係止手段が突起と凹みとからなり、突起が略半球状、円錐状、又は円錐台状であることから、先細り形状であり、芯出し手段がリールの回転軸と、スピンドルの回転軸とを一致させる前(即ち、回転中心がずれている状態)においても、凹みと、凹みの内側へ挿入状態となる突起の先端とに余裕が生じ(遊嵌状態となり)、突起と凹みとの衝突が回避可能となる。
【0020】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記凹みが、前記突起を前記回転軸を中心とする半径方向に引き伸ばして得られる軌跡の形状であってもよい。
【0021】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、凹みが、突起を回転軸を中心とする半径方向に引き伸ばして得られる軌跡の形状であるので、突起が凹みと係合した際に、双方の半径方向の位置に対する規制をなくすことができる。これにより、芯出し手段による芯出し効果が円滑に発揮されるようになる。
【0022】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記突起と前記凹みとの間に、前記回転軸を中心とする円周方向に微小な間隙を設けたものであってもよい。
【0023】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、突起と凹みとが係合した際、突起と凹みとの間には、回転軸を中心とした円周方向の微小な間隙が設けられ、突起と凹みとが密着することによる嵌着が回避される。
【0024】
また、前記磁気テープリールのチャッキング構造は、前記円周方向の間隙が、10〜100μmであることが好ましい。
【0025】
この磁気テープリールのチャッキング構造では、円周方向の間隙が10〜100μmの範囲に設定されることで、間隙が10μmより小さい場合に生じる嵌着が抑止され、間隙が100μmより大きい場合に生じる、突起と凹みとのガタツキが抑止される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る磁気テープリールのチャッキング構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るチャッキング構造のリール要部を表す縦断面図、図2は図1に示したリールを下面側から見た斜視図、図3は図1に示したリールを回転駆動するスピンドルの斜視図である。
【0027】
図1〜図3に示すように、本実施の形態による磁気テープリールのチャッキング構造は、磁気テープを巻回するリール100と、このリール100を回転駆動するスピンドル150との回転駆動伝達部10が、回転軸11に略垂直な平面13に設けられる。
【0028】
リール100は、従来と同様に、図示しない上ケースと、中心部に開口を備えた下ケースとがビス等により締結されたカートリッジケース内に、回転可能に収容されている。リール100は、磁気テープが外周に巻回される有底円筒状のハブ15と、このハブ15の上下端外周からそれぞれ径方向に円盤状に張り出した下フランジ部17及び上フランジ部19とからなり、ハブ15と下フランジ部17とが合成樹脂材料により一体成形され、これに上フランジ部19が例えば超音波溶着により結合されている。
【0029】
ハブ15は中心側下部が底壁15aにより閉塞されている。底壁15aの下面(リールの平面13a)には、芯出し手段であるテーパ面を有する凸部21が回転軸11と同軸に円周方向に形成されている。一方、スピンドル150の上面(スピンドルの平面13b)には、芯出し手段であるテーパ面を有する凹部23が回転軸11と同軸に円周方向に形成されている。これら凸部21と凹部23とは、互いに係合することによって、スピンドル150の回転軸11にリール100の回転軸11を一致させるように、ハブ15とスピンドル150とを位置規制(半径方向の位置規制)可能としている。
【0030】
即ち、リールの平面13aに対して、スピンドルの平面13bが接近すると、凹部23と凸部21とが係合状態となる。そして、凹部23と凸部21は、双方が共に回転軸11と同軸に形成されたテーパ状であるので、リール100とスピンドル150との回転軸11がそれぞれ一致することとなる。なお、凹部23と凸部21は、少なくともいずれかが球面形状であってもよい。
【0031】
また、リールの平面13aは、スピンドル150の上方向の移動によって、スピンドルの平面13bと当接し、双方の平面13a、13bは、同一となった上記の平面13となる。スピンドルの平面13bにはマグネット25が設けられ、このマグネット25が凸部21を形成した金属板からなるリールプレート27を吸引して、凸部21と凹部23との係合状態が保持される。
【0032】
ここで、凹部23のテーパ面と凸部21のテーパ面との間には、小な間隙29が設けられており、従って、凹部23と凸部21とが係合した際、凹部23と凸部21との間には、この間隙29が介在することとなり、テーパ面同士が密着することによる嵌着が回避される。この間隙29は、1〜40μmであることが好ましい。このように、間隙29が1〜40μmの範囲に設定されることで、間隙29が1μmより小さい場合に生じる嵌着が抑止され、間隙29が40μmより大きい場合に生じる、リール100とスピンドル150との回転軸11の芯ぶれ(ガタツキ)が抑止される。
【0033】
スピンドルの平面13bには、凹部23の周囲に、回転軸11を中心とした円周方向に、回転方向係止手段である複数の突起31が形成されている。突起31は、例えば略半球状、円錐状、又は円錐台状とすることが好ましい。本実施の形態では、突起31が略半球状である場合を例に説明する。
【0034】
また、リールの平面13aには、凸部21の周囲に、回転軸11を中心とした円周方向に、回転方向係止手段である複数の凹み33が形成されている。凹み33は、例えば略半球状、円錐状、又は円錐台状の突起31を半径方向に引き伸ばして得られる軌跡の形状となっている。本実施の形態では、略半球状の突起31を半径方向に引き伸ばすことによって得られる楕円状の軌跡を有する形状となる。
【0035】
回転方向係止手段である突起31は、略半球状、円錐状、又は円錐台状であることから、先細り形状であり、芯出し手段がリール100の回転軸11と、スピンドル150の回転軸11とを一致させる前(即ち、回転中心がずれている状態)においても、凹み33と、凹み33の内側へ挿入状態となる突起31の先端との間に余裕が生じ(遊嵌状態となり)、突起31と凹み33との衝突が回避される。一方、芯出し後には、突起31と凹み33とは係合状態となる。
【0036】
また、凹み33が、突起31を半径方向に引き伸ばすことによって得られる軌跡の形状であるので、突起31が凹み33と係合した際に、双方の半径方向の位置に対する規制をなくすことができる。これにより、芯出し手段の芯出し効果が円滑に発揮される。
【0037】
さらに、突起31と凹み33との間には、回転軸11を中心とした円周方向の微小な間隙が設けられている。これにより、突起31と凹み33とが係合した際、突起31と凹み33との間には、回転軸11を中心とした円周方向の微小な間隙が介在することとなり、突起31と凹み33とが密着することによる嵌着が回避される。
【0038】
この突起31と凹み33との間隙は、10〜100μmであることが好ましい。これにより、間隙が10μmより小さい場合に生じる嵌着が抑止され、間隙が100μmより大きい場合に生じる、突起31と凹み33とのガタツキが抑止される。
【0039】
このように、芯出し手段である上記の凸部21及び凹部23と、回転方向係止手段である突起31及び凹み33とは、平面13の異なる部位に独立して配設されている。
【0040】
また、リールの平面13aには、リール100の回転軸11に沿う方向の位置と、平面13に対する傾きとを規制して位置決めを行う受面35が形成されている。従って、リールの平面13aに対して、スピンドルの平面13bが接近すると、リール100の受面35にスピンドルの平面13bが当接する。受面35は、リール100の回転軸11に沿う方向の位置と平面13に対する傾きとを規制する基準面として形成されている。これにより、リール100はスピンドルの平面13bが当接することにより、回転軸11に沿う方向の位置と平面13に対する傾きとが規制されて位置決めされる。
【0041】
芯出し手段である凸部21及び凹部23と、回転方向係止手段である突起31及び凹み33と、受面35とは、上記の回転駆動伝達部10を構成している。
【0042】
このように構成される磁気テープリールのチャッキング構造によれば、芯出し手段(凸部21、凹部23)と回転方向係止手段(突起31、凹み33)とが、平面13における異なる部位に独立して配設され、芯出し手段又は回転方向係止手段の一方に、打痕や変形等のダメージが生じても、ダメージの生じていない他方には影響が及ばず、これらの機能を一つの部位で複合的に働かせる従来構造に比べて信頼性の高い回転駆動が実現可能となる。また、芯出し手段及び回転方向係止手段の形状が、一つの部位に複数機能を統合して働かせる従来構造に比べて簡素であり、加工が容易となって、高精度かつ安価な製作が可能となる。さらに、芯出し手段及び回転方向係止手段が高精度に形成できることから、リール100の回転精度も高められることになる。
【0043】
なお、上記の実施の形態では、凸部21をリールの平面13aに設け、凹部23をスピンドルの平面13bに設ける場合を例に説明したが、本発明に係る磁気テープリールのチャッキング構造は、これとは逆に、凸部21をスピンドルの平面13b、凹部23をリールの平面13aに設けるものであってもよい。
【0044】
また、上記の実施の形態では、凹み33をリールの平面13aに設け、突起31をスピンドルの平面13bに設ける場合を例に説明したが、本発明に係る磁気テープリールのチャッキング構造は、これとは逆に、凹み33をスピンドルの平面13bに設け、突起31をリールの平面13aに設けるものであってもよい。
【0045】
さらに、上記の実施の形態では、磁気テープリールのチャッキング構造を、ワンリールタイプのカートリッジ、例えばDLT(Digital Linear Tape)やLTO(Linear Tape−Open)のように回転軸に垂直な平面上に凹凸状のギヤが設けられたものに適用する場合を例に説明したが、本発明は、ツーリールタイプのカートリッジ(オーディオカセット、ビデオカセット等)のように回転軸の半径方向に凹凸が形成されるチャッキング構造を備えた磁気テープリールにも適用することができ、この場合においても上述同様の作用・効果を奏するものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係る磁気テープリールのチャッキング構造によれば、スピンドルの回転軸にリールの回転軸を一致させる芯出し手段と、スピンドルとリールの相対回転を規制する回転方向係止手段とが、平面の異なる部位に独立して配設されているので、芯出し手段又は回転方向係止手段の一方にダメージが生じても、他方に影響が及ばず、信頼性の高い回転駆動を実現することができる。また、芯出し手段及び回転方向係止手段の形状が簡素となるので、加工が容易となり、高精度かつ安価な製作が可能となる。さらに、芯出し手段及び回転方向係止手段が高精度に形成できるので、リールの回転精度も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャッキング構造のリール要部を表す縦断面図である。
【図2】図1に示したリールを下面側から見た斜視図である。
【図3】図1に示したリールを回転駆動させるスピンドルの斜視図である。
【図4】従来の磁気テープカートリッジの縦断面図である。
【符号の説明】
10…回転駆動伝達部
11…回転軸
13…平面
21…凸部(芯出し手段)
23…凹部(芯出し手段)
31…突起(回転方向係止手段)
33…凹み(回転方向係止手段)
35…受面
100…リール
150…スピンドル

Claims (1)

  1. 磁気テープを巻回するリールと、該リールを回転駆動するスピンドルとの回転駆動伝達部が、回転軸に略垂直な平面に設けられる磁気テープリールのチャッキング構造であって、
    前記スピンドルの回転軸に前記リールの回転軸を一致させる芯出し手段と、前記スピンドルと前記リールとを回転方向に係止する回転方向係止手段とが、前記平面の異なる部位に独立して配設されていることを特徴とする磁気テープリールのチャッキング構造。
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