JP2004171284A - 情報処理装置 - Google Patents

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真昭 岡田
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Abstract

【課題】バッテリから電力供給を受けて記録動作を行う記録装置において、ユーザーは気づかないうちに、ローバッテリーレベルまで低下してしまう。
【解決手段】インターフェースを介して双方向の通信が可能な情報処理装置で、バッテリの残量情報を入力し、その残量情報の表示を行う表示手段と、残量情報と所定値と比較し、その比較結果に基づいて、低消費電力モードを推奨する表示を行う第2表示手段と、低消費電力モードを選択する選択手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、双方向通信が可能なインターフェイスを介して記録装置に接続し、記録動作の指示を行う情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホストコンピュータの出力装置として、熱転写・LBP・ドットインパクト、インクジェット等の記録装置が使用されている。
【0003】
この中で加熱による液体の発泡を利用したインクジェット方式は、高密度化が容易である・静粛性に優れる・カラー化が容易・高速印刷に耐え得る等の優れた特徴を有している。
【0004】
まず、従来のインクジェット記録装置の制御システムの構成について説明する。図2はインクジェット記録装置の制御システムの構成を示すブロック図である。100はホストコンピュータで、所定のOSに基づいてシステムプログラムが各種アプリケーションプログラムの実行状態を管理しており、プリンタに画像データを送信するためのプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)はこのシステムプログラム上で動作する。
【0005】
101はホストコンピュータ101からの画像データ(印字データ)をインクジェット記録装置102に取り込むためのホストコンピュータ101とインクジェット記録装置102を接続するためのインターフェイスケーブルでパラレル(セントロI/F)あるいはシリアル(USBI/F)のインターフェースが使われる。
【0006】
102はインクジェット記録装置で103はインクジェット記録装置102のシステム制御部である。104はホストコンピュータ101からの画像データを取り込むためのインターフェイス部でパラレル(セントロI/F)、あるいはシリアル(USBI/F)のインターフェイスが使われる。このインターフェイス部104で取り込んだ画像データはデータ受信バッファとなるDRAM108に転送され格納される。
【0007】
105は、プリンタを印字可能状態にするための起動スイッチや印字可能状態になったことを目視で分かるようにするための発光LEDを載せたオペレーション部である。
【0008】
106は、CPU、107はCPU106が実行する制御プログラムを格納するプログラムROM、108は各種データを一時的に置くためのダイナミックRAM(DRAM)で前記画像データに対しては受信バッファとして、記録ヘッドに転送する印字データにはプリントバッファとして機能するのである。
【0009】
109はホストコンピュータ101からの画像データを印字データに変換し、その印字データを記録ヘッド110に転送する制御、各種モータの制御、オペレーション制御等を行うシステム制御ICである。
【0010】
111は記録ヘッド110を搬送するためのキャリアモータ、112は記録紙搬送のための紙搬送モータである。113、114はキャリアモータ111、紙搬送モータ112を駆動するためのモータドライバで、印字制御(記録制御)を行うときに紙面上に画像が形成されるようシステム制御IC210により印字データ処理とともに制御している。
【0011】
115はシステム制御部113、記録ヘッド110、モータドライバ113,114を駆動するための電力を供給するための主電源である。
【0012】
そして、主電源115から、システム制御部113を駆動するのに必要となるロジック電源、記録ヘッド110の吐出駆動を行うためのヘッド駆動電源、各種モータを駆動するためのモータ駆動電源など全て電力をインクジェット記録装置102内に供給しており、ホストコンピュー101から画像データが送られてくるとインクジェット記録装置102内の各部は印字制御を行うための所定の動作を行うようにしている。
【0013】
次に、ホストコンピュータ100上で動作する従来のプリンタドライバの構成について説明する。図3に従来のプリンタドライバの具体的な表示画面を示す。
【0014】
200はプリンタドライバ画面の全体を示したものでホストコンピュータ100内の所定のOS上で動作する各種アプリケーションプログラムにて“印刷”を選択し、さらに設定してあるプリンタに対して“プロパティ”を選択するとこのようなプリンタドライバ画面が現れ、プリンタの印字動作に対して詳細設定が可能となる。
【0015】
201は印字品質を設定するところで、“きれい”“標準”“はやい”の3つの印字品質が選択可能となっている。202は用紙の種類、給紙方法を選択するところで、用紙の種類では“普通紙”“高品位用紙”“光沢紙”“はがき”“封筒”“OHP用紙”等が選択可能であり、給紙方法では“オートフィーダー”が主でインクジェット記録装置102に給紙用カセットが接続可能であれば“カセット”、またインクジェット記録装置102が厚紙やCD−ROMが印字可能な構成であれば“ストレートパス”が選択可能である。
【0016】
203は印刷の対象となる画像データに対して色調整を行うところで、初期値は“自動”が設定されており、“マニュアル調整”を選択し場合には画像の色合いを自由に調整することが可能になるのである。
【0017】
204はプリンタドライバ200の各種設定を標準の状態に戻すためのボタンである。205はプリンタドライバ200のバージョンを表示するためのボタンである。206はプリンタドライバ200画面にて行った各種設定を確定するためのボタンである。207はプリンタドライバ200画面の表示を取り消すためのボタンである。
【0018】
208はプリンタドライバ200の使い方に関して情報を表示するためのボタンである。この印字動作(記録動作)を行う際はまず、ホストコンピュータ100上にあるプリンタドライバ200の画面上において印字する画像に対して低解像度の高速印字を行う“はやい”、標準印字の“標準”、高解像度の精細印字を行う“きれい”のどの印字品質で印字するか、またどの普通紙、高品位用紙、光沢紙等のどんな種類の記録紙に印字するかを選択する。
【0019】
選択した印字品質、記録紙によってインクジェット記録装置102内でどうのように印字制御するかが決まるのである。こうして選択された印字品質、記録紙によって決まる印字制御方法を印字モードという。
【0020】
ホストコンピュータ100がインターフェイス101を通じてインクジェット記録装置102に画像データを送るときには、印字モード情報も同時に転送している。
【0021】
例えば、高速印字の印字モード情報がインクジェット記録装置102に送られてくる場合には印字モード情報と共に送られてくる低解像度画像データに対して低解像度印字データに変換する処理をシステム制御IC106で行い、処理後の印字データに対してキャリアモータ111を最高速駆動にして印字する。あるいは、キャリアモータ111駆動時に紙搬送モータ112も同時に駆動するような印字制御シーケンスを行うなど高速印字を実行するための印字制御をインクジェット記録装置102の各部で行っている。
【0022】
また、高解像度印字の場合には、インクジェット記録装置102に送られてくる高解像度画像データに対して、高解像度印字データに変換する処理をシステム制御IC106で行い、記録ヘッド110の全ノズルを有効にし、且つ各種モータ駆動を細かく制御した印字制御を行うことで高解像度印字を実現している。主電源115ではこうした全ての印字モードに対してインクジェット記録装置102内での各部の印字制御が十分可能となるための電力供給を行っているのである。
【0023】
また、主電源115としてバッテリ電源を使用している場合においてもAC電源からの電力供給している場合と同等に全ての印字モードに対して印字制御が可能となるようバッテリ電源からインクジェット記録装置102内に電力供給が行われている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インクジェット記録装置の主電源にバッテリ電源を使用している場合には、AC電源使用時と同様の印字動作を常に行うと、バッテリ電源から消費される電力が大きいために、ユーザーが気付かないうちにバッテリ残量レベルが低下してしまい、記録装置が動作するのに必要とする電力供給が出来なくなるバッテリ残量レベルまで早く到達してしまう。
【0025】
つまり、バッテリ電源使用時ではAC電源使用時と同様の印字動作を常に行うと記録装置の長時間使用が難しいといった問題がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を有する。すなわち、バッテリから電力供給をうけて記録動作を行う記録装置とインターフェースを介して双方向の通信が可能な情報処理装置であって、前記バッテリの残量情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力したバッテリの残量情報の表示を行う表示手段と、前記バッテリの残量情報が所定値と比較する比較手段と、前記比較手段の結果、低消費電力モードを推奨する表示を行う第2表示手段と、前記低消費電力モードを選択する選択手段と、前記選択手段の選択に応じて、低消費電力モードコマンドを前記記録装置に出力する出力手段とを備える。
【0027】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0028】
図1は、本実施例におけるインクジェット記録装置(プリンター)の斜視図である。1005は記録ヘッドであり、キャリッジ1004上に搭載されてシャフト1003に沿って長手方向に往復運動可能となっている。記録ヘッドより吐出されたインクは、記録ヘッドと微小な間隔をおいて、プラテン1001に記録面を規制された被記録材1002に到達し、その上に画像を形成する。
【0029】
記録ヘッドには、フレキシブルケーブル1019を介して画像データに応じて吐出信号が供給される。なお、1014はキャリッジ1004をシャフト1003に沿って走査させるためのキャリッジモーターである。1013はモーター1014の駆動力をキャリッジ1004に伝達するワイヤである。また、1018はプラテンローラー1001に結合して被記録材1002を搬送させるための搬送モーターである。
【0030】
なお、記録ヘッドの解像度は600DPIである。この記録ヘッドは、インクジェット方式でブラック用は320本、カラー用は128本の記録素子が配列されている。記録素子は駆動部とノズルから構成されており、駆動部は、ヒーターによりインクに熱を与えることが可能になっている。この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって、ノズルからインクが吐出される。
【0031】
次に、本発明の実施例に関係するホストコンピュータ上で動作するプリンタドライバ及びインクジェット記録装置内の制御システムの構成について説明する。
【0032】
図4は、本発明の実施例に関係するホストコンピュータ及びインクジェット記録装置内の制御システムの構成を示すブロック図である。
【0033】
図4において、300はホストコンピュータで所定のOSに基づいてシステムプログラムが各種アプリケーションプログラムの実行状態を管理している。このシステムプログラム上で動作するプリンタドライバ301は、各種アプリケーションプログラム上で作成された画像データを記録装置310へ出力するためのものである。
【0034】
302はホストコンピュ−タ300と記録装置310を物理的に接続するインターフェイスで、プリンタドライバ301で処理した画像データを記録装置310へ転送するために必要となる。
【0035】
310は記録装置である。311はシステム制御部であり記録装置210内の各部分を制御している。312はホストコンピュータとの双方向のデータ通信制御を行うインターフェイスコントローラでUSBインターフェース(I/F)あるいはセントロインターフェース(I/F)のどちらにおいても制御可能なように構成されている。例えばこのインターフェイスコントローラ312では取り込んだ画像データをデータ受信バッファとなるDRAM108に転送する、記録装置310内の内部状態を示すステイタス情報をホストコンピュータ300に送信する等を行う。
【0036】
313はCPUで314はCPU313が実行する各制御プログラムを格納するプログラムROMである。
【0037】
315は各種データを一時的に記憶するためのDRAMでホストコンピュータ300から送られてくる画像データに対しては受信バッファとして、記録ヘッドに転送する印字データにはプリントバッファとして機能する。さらにCPU313のワークバッファとしての役目も果たしている。
【0038】
316はシステム制御ICであり、主にホストコンピュータ300からインターフェイス306を介して送られてくる画像データを印字データに変換するための画像処理、変換した印字データを記録ヘッドに転送するといった印字データ転送制御、記録ヘッド320内にあるブラック、シアン、マセンタ、イエローなどのインクをそれぞれのノズルから紙面上にインクを吐出するための各ノズル内のヒーター駆動制御、記録装置310の各種モータを駆動するドライバICを制御するためのモータ駆動制御、そしてシステム内の時間管理(ある特定した時間をセットし、その時間が経過する毎にCPU313に対して割り込み処理を行う)を行うためのタイマー割り込み制御など印字制御を実行するときに必要となる各ブロックの制御をこのシステム制御IC316で行っている。
【0039】
317はオペレーション部でプリンタを印字可能状態(ON LINE)にするための起動スイッチとなるパワーキー、印字動作をキャンセルするためのリジュームキーや印字可能状態になったことを目視で分かるようにするために発光LEDからなるパワーランプ、記録装置310のエラー状態を示すためのエラーランプを搭載している。
【0040】
320は記録ヘッドである。330は記録ヘッド320を搬送するためのキャリアモータ、331は記録紙搬送するための紙搬送モータである。332、333はキャリアモータ330、紙搬送モータ331を駆動するためのモータドライバである。
【0041】
340は記録装置310内の主電源となっているバッテリ電源であり、記録装置310内の各部分に駆動電力を供給している。記録装置310にはAC電源341も接続可能であって、AC電源341が接続している場合には記録装置310内への電力供給をバッテリ電源340を通じて行い、さらにバッテリ電源340の充電も同時に行う。
【0042】
342はバッテリ電源340の残量を検出するためのバッテリ残量検出手段であり、その手法としてバッテリ電源340の出力電圧値と出力電流値を監視している。このバッテリ残量検出手段342から出力データをシステム制御IC316内でデータ処理し、最終的にバッテリ残量データが満充電の場合は100%、印字動作不可能な場合は0%となるように割合(パーセント)で表せるように処理を行う。
【0043】
システム制御IC316においてデータ処理されたバッテリ残量データは、インターフェイスコントローラ312を通じてホストコンピュータ300上のプリンタドライバ301に送信(出力)するのである。
【0044】
343は記録装置310にAC電源341が接続しているかどうかを検出するためのAC電源検出手段で、システム制御IC316にてAC電源検出手段343の状態を監視している。この情報もステイタス情報としてホストコンピュータ300上のプリンタドライバ301に送信している。
【0045】
次にホストコンピュータ300上で動作する本発明の実施例に関係するプリンタドライバの構成について説明する。
【0046】
図5は、本発明の実施例に関係するプリンタドライバの画面表示を示す表示図である。400はプリンタドライバの表示全体を示したもので、情報処理装置(例えばホストコンピューター)の画面に出力される。ホストコンピュータ300内の所定のOS上で動作する各種アプリケーションプログラムにて“印刷”を選択し、さらに設定してあるプリンタに対して“プロパティ”を選択すると、このようなプリンタドライバ画面400が現れ、プリンタの印字動作に対して詳細設定が可能となる。
【0047】
401は印字品質を設定するところで、“きれい”“標準”“はやい”の3つの印字品質が選択可能となっている。
【0048】
402は用紙の種類、給紙方法を選択するところで、用紙の種類では“普通紙”“高品位用紙”“光沢紙”“はがき”“封筒”“OHP用紙”等が選択可能であり、給紙方法では“オートフィーダー”が主でインクジェット記録装置302に給紙用カセットが接続可能であれば“カセット”、またインクジェット記録装置302が厚紙やCD−ROMが印字可能な構成であれば“ストレートパス”が選択可能になる。
【0049】
403は印刷の対象となる画像データに対して色調整を行うところで、初期値はプリンタドライバが自動的に色調整を行う“自動”が設定されている。“マニュアル調整”を選択した場合には“設定”ボタンが選択可能になり、さらにこの“設定”を選択すると画像の色合い、ガンマ値を自由に調整することが可能な画面が新たに表示されるのである。
【0050】
404はプリンタドライバ200の各種設定を標準の状態に戻すための“標準に戻す”ボタンである。405はプリンタドライバ200のバージョンを表示するための“バージョン”ボタンである。
【0051】
406はプリンタドライバ200画面にて行った各種設定を確定するための“OK”ボタンである。407はプリンタドライバ200画面の表示を取り消すための“キャンセル”ボタンである。408はプリンタドライバ200の使い方に関して情報を表示するための“ヘルプ”ボタンである。
【0052】
409は記録装置310から送られてくるバッテリ電源340のバッテリ残量データに基づいてバッテリ残量を表示するためのバッテリ残量表示である。バッテリ電源340が満充電の場合は100%のところに、印字動作できない残量になった場合は0%のところに残量レベルが表示される。
【0053】
410は印字中の消費電力を軽減させるための“低消費電力モード”ボタンで、このボタンを選択して低消費電力モードを有効にすると、記録装置310では通常印字から低消費電力印字に切り替えて印字動作を行うのである。
【0054】
次に、実施例におけるインクジェット記録装置の動作についてさらに詳しく説明する。
【0055】
図7は、バッテリ電源340から電力供給を受る状態になっている記録装置310が、印字可能な状態(ON LINE状態)に移行するまでの記録装置310の動作について説明したフローチャートである(第1の実施例)。
【0056】
記録装置310はホストコンピュータ300とインターフェイス302を通じて接続されていて、ホストコンピュータ300は停止している状態になっている。前提として記録装置310はAC電源341とは接続してない。
【0057】
まず、記録装置310のオペレーション部317のパワーキーが押下される(S701)と、オペレーション部317からオン信号が出力され、それがシステム制御IC316に入力される。システム制御IC316はパワーキーON入力を検出すると、記録ヘッド320、およびキャリッジモータ330、紙搬送モータ331のイニシャライズを行う“パワーON処理シーケンス”を行い(S702)、終了後オペレーション部317上のパワーランプを点灯させる。
【0058】
さらにシステム制御部211はバッテリ残量検出手段343から出力データをデータ処理し、その処理後のバッテリ残量データとAC電源検出手段342からの検出結果となる電源供給源データを記録装置310のステイタス情報の一部として、インターフェイスコントローラ312を通じてホストコンピュータ300に送信する(S703)。
【0059】
こうして、記録装置310はホストコンピュータ300からのデータ受信待ち状態つまり印字可能な状態(ON LINE状態)になるのである。
【0060】
バッテリ残量データとAC電源供給源データのプリンタドライバ301への送信は“パワーON処理シーケンス”時だけでなく、印字終了時の“印字終了シーケンス”時にも行うようにしているので、常に最新のバッテリ残量の状況を把握することが可能なのである。
【0061】
ここで、ホストコンピュータ300側ではアプリケーションソフト上にて作成したファイルの印刷する場合は、プリンタドライバ400の画面上にてどのような印字を行うか選択するのだが、このプリンタドライバ400画面を開いたときに図5に示すようにバッテリ残量表示409、低消費電力モードボタン410が表示されるようにしている。このバッテリ残量表示409では記録装置310を使用するのにあと何%バッテリが残っているのかが一目でわかるようにバー表示している。
【0062】
このようにバッテリ残量表示409をプリンタドライバ400画面上に置くことで、少しでも長い時間記録装置310を使用したい状況にある場合においてどの時点で低消費電力モードを選択したらよいかを、バッテリ残量レベルからある程度判断することができるのである。
【0063】
また、低消費電力モードボタン410は記録装置310から送られてくる電源供給源データがバッテリ電源340のみで駆動するといったデータであったならば、プリンタドライバ400画面上に表示するが、電源供給源データがAC電源341からの駆動の場合にはバッテリ電源340の電源は消耗しないので低消費電力モードに移行する必要性があまりないため、プリンタドライバ400画面上に低消費電力モードボタン410を表示しない(あるいは、低消費電力モードボタン410を無効にしている)。
【0064】
但し、記録装置310がAC電源341で駆動している時も省エネのために低消費電力モードを使用したいといった可能性もあると考えられるため、プリンタドライバ400の設定によって電源供給源データがAC電源341からの駆動の場合にも低消費電力モードボタン410を有効にすることができるようにしている。
【0065】
このプリンタドライバ400では、バッテリ残量データの数値によって低消費電力モードに移行することを推奨するようなメッセージを表示することも可能にしている。例えば図9のS904において、記録装置310から送られてくるバッテリ残量データが50%以下になったとプリンタドライバ400が判断した場合には、図6のようにプリンタドライバ400の画面上に低消費電力モード推奨メッセージ500を表示するのである(S905)。これにより、バッテリ残量表示409ではどの時点で低消費電力モードを選択したらよいか判断しにくいユーザーに対して、低消費電力モードへの移行をよりスムーズに行うことが可能となるのである。
【0066】
このメッセージ500画面上の501の“OK”ボタンを選択する(S906)と、低消費電力モード推奨メッセージ500の画面が消えて、プリンタドライバ400画面上の低消費電力モードボタン410が選択された状態になり、記録装置310は次の動作から消費電力を軽減した動作になる。
【0067】
502の“キャンセル”ボタンを選択すると単に低消費電力モード推奨メッセージ500画面が消えるのみで、記録装置310の動作は変化しない。
【0068】
503はこの低消費電力モード推奨メッセージ500はバッテリ残量データが50%以下なった時点で1回のみ表示する、あるいはプリンタドライバ400画面を表示する度に表示するのどちらかを選択することができるようにしているチェックボックスである。これはバッテリ残量を気にしないで記録装置310を使用する場合には以後低消費電力モード推奨メッセージ500を表示しないようにすることができるし、逆にバッテリ残量を気にしながら記録装置310を使用する場合には、プリンタドライバ400画面を表示する度に低消費電力モード推奨メッセージ500を表示することも可能にしているのである。
【0069】
次にプリンタドライバ400画面上にある低消費電力モードボタン410を選択した場合の記録装置310の動作について説明する。
【0070】
記録装置310では低消費電力モードが選択されたとの情報をプリンタドライバ301から受け取り、待機時(スタンバイ状態)において低消費電力制御を行う(S707)。この後、ステップS708で印字スタートコマンドを受信した後、低消費電力制御にて印字動作(記録動作)が開始される(S710)。
【0071】
例えば、通常の高速印字では印字スピードの高速化を実現するためにキャリアモータ330のスピードを最高速にして印字を行う、キャリアモータ330が減速するのと同時に紙搬送モータ331の駆動を開始するといった印字制御を行っていたが、ここではキャリアモータ330、紙搬送モータ331のスピードを低速にしつつキャリアモータ330が完全に停止してから紙搬送モータ331の駆動を開始する制御を行う。つまり各モータが必ず単独で駆動するような印字制御を行うようにして印字動作時の省電力化を実現している。このようなモータ駆動制御は “パワーONシーケンス”“パワーOFFシーケンス”などの印字動作以外でのモータ駆動時においても実施するようにするのである。
【0072】
また、1回の記録ヘッド320のスキャンにおいてインク吐出可能となるノズル数を通常印字時に比べて少なくするよう制限することでインク吐出のために記録ヘッド320内で消費する電力を低減するようにしている。この場合、制限するノズル数は予め決めてあって印字中では常に制限したノズル数で印字動作するようにしている。
【0073】
例えば1スキャン(1回の走査)で印字する印字エリア(印字領域)において、その印字領域における印字データに対して、インク吐出するノズル数が制限したノズル数内にあればそのままそのまま1回のスキャンでその印字エリアの印字を行うが、制限したノズル数を超えてしまう場合には、制限したノズル数で印字ができるように、2回以上のスキャンで印字エリアの印字を行うのである。
【0074】
こうしたモータ駆動制御における省電力化、ヘッド駆動制御における省電力化は特に高速印字モードにおいて特に効果が大きいが、標準印字モード、高精細印字モードなどの印字モードに対しても実施するようにし、全ての印字動作において記録装置310の低消費電力化を可能にしている。
【0075】
さらに、ホストコンピュータ300から前記記録装置310へ画像データを転送する時の転送スピードを通常時に対して低速にするようなインターフェイス制御をインターフェイスコントローラ312にて行うことでも消費電力を低減できる。
【0076】
待機時おいてはクロック動作しているCPU313、システム制御IC316の内部動作クロックの周波数を通常周波数からの低周波数に切り替えることでシステム制御部311内で消費する電力を低減する。印字動作を含む全ての動作時においてもこのクロック制御を実施することは可能である。
【0077】
このような低消費電力化のための各手法を組み合わせることで、記録装置310が待機時および印字動作を含む全ての動作に消費する電力を十分抑えた低消費電力制御を実現しているのである。
【0078】
次に、プリンタドライバ400画面上にある低消費電力モードボタン410を選択した場合の消費電力低減のための別の形態として、ホストコンピュータ300のプリンタドライバ400上において通常複数ある印字モードの中から消費電力の最も少ない印字モードのみしか有効にしないようにするといった方法もある。つまり次の印字からは消費電力の最も少ない印字モードによる印字制御しか行わないのである。
【0079】
この場合では前述した記録装置310の低消費電力制御を実施することなく現行の印字モードによる印字制御を利用するので、簡易的に記録装置310の消費電力を抑制しバッテリ電源340の消耗スピードを遅らせることが可能になる。
【0080】
図8を用いて説明する。S804において、プリンタドライバ400画面上にある低消費電力モードボタン410が選択されたならば、プリンタドライバ400画面上では消費電力の最も少ないであろう印字モードである印字品質401“きれい”用紙の選択402“普通紙”のみが自動的に選択された状態になっていて(S806)、印字品質401、用紙の選択402は設定ができないようになっている。
【0081】
この選択された、印字品質、用紙選択で、印字動作が開始される(S810)。
【0082】
また、このような消費電力の最も低い印字モードのみによる方法に対して前述したモータ、ヘッド、インターフェイス制御およびクロック制御のよる低消費電力制御を行うようにすれば、記録装置310の印字中に消費する電力はさらに低減することが可能となり、その結果記録装置310の更なる長時間使用が実現できるのである。
【0083】
【発明の効果】
以上、本願発明により、バッテリ電源で駆動している記録装置において、インターフェースを介して接続しているホスト装置の画面上にて、バッテリ残量表示を行うことでユーザーに対して現在のバッテリ残量がどの程度なのか容易に把握することができる。
【0084】
また、ホスト装置のプリンタドライバにおいて、複数ある印字モードの中から消費電力の少ない印字モードのみしか選択できないようにすることで、ユーザーは容易に電力の消費を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のインクジェット記録装置の斜視図
【図2】従来例のインクジェット記録装置の制御システム構成を示すブロック図
【図3】従来例のプリンタドライバの構成を示すブロック図
【図4】実施例におけるインクジェット記録装置の制御システム構成を示すブロック図
【図5】実施例におけるプリンタドライバの構成を示すブロック図
【図6】実施例における低消費電力モード推奨メッセージを示すブロック図
【図7】バッテリ電源使用時の記録装置が低消費電力モードに移行し、印字動作するまでの動作を示すフローチャート
【図8】低消費電力モードへの選択が可能なプリンタドライバ画面の設定順序を示すフローチャート
【図9】低消費電力モード推奨メッセージ表示が可能なプリンタドライバ画面の設定順序を示すフローチャート
【符号の説明】
300 ホストコンピュータ
310 インクジェットプリンタ
311 システム制御部
313 CPU
316 システム制御IC
340 バッテリ電源
341 AC電源
342 バッテリ残量検出手段
343 AC電源検出手段
400 プリンタドライバ
409 バッテリ残量表示
410 低消費電力モードボタン
500 低消費電力モード推奨メッセージ

Claims (1)

  1. バッテリから電力供給をうけて記録動作を行う記録装置とインターフェースを介して双方向の通信が可能な情報処理装置であって、
    前記バッテリの残量情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力したバッテリの残量情報の表示を行う表示手段と、
    前記バッテリの残量情報が所定値と比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果、低消費電力モードを推奨する表示を行う第2表示手段と、
    前記低消費電力モードを選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択に応じて、低消費電力モードコマンドを前記記録装置に出力する出力手段とを備えた情報処理装置。
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