JP2004170764A - 半導体光導波路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光導波路の入射端から出射端までの長さが短く、曲がり損失の小さい、高速、小型で集積化が可能な半導体光導波路装置を提供する。
【解決手段】半導体基板(11)内部に複数本の概略S字状の光導波路(1)を埋設し、光導波路の光入射・出射間に少なくとも2個の光導波路折り返し部 を介在させて一体的に接続し、各光導波路折り返し部の合波部後方端面側に反射部(16a, 16b; 17a, 17b)を形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体光集積回路で使用する半導体光導波路に関し、特に、同一半導体基板に集積した曲がり導波路に2個以上の折り返し反射部を設けた半導体光導波路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、個別の部品を組立てて作製していた回路素子を同一の半導体チップ上に形成してモノリシック集積回路構成とすることによって、回路装置の小型化、低コスト化、高信頼化、生産性向上が図られている。一方、情報通信機器の高性能化に伴う膨大なデータ通信量に対応するために、光ファイバを用いた光通信網の普及が不可欠となっている。半導体材料を用いた各種光素子は同一材料系で構成されることから、光通信網における光伝送路として、高速、小型で集積化が可能な半導体光導波路が広く用いられている。以後の説明では、半導体光導波路を有し、各種半導体光素子を組合せて同一の半導体チップ基板に集積した構成体を「半導体光導波路装置」または単に「半導体光装置」と呼ぶこととする。
【0003】
半導体光装置において、光の進行方向を変更したい場合には、一般にS字型の曲がり部を有する光導波路が用いられる(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
図5(a)は従来のS字型の曲がり導波路を備えた半導体光装置の概略斜視図であり、図5(b)は図5(a)の切断線A−A’における断面図である。図5(a)および(b)において、参照番号1は光導波路、11は半導体チップのn型InP基板、12は光導波路のInGaAsPコア層、13はp型InPクラッド層、14は半絶縁性InP埋込層である。入射側端部Pから入射した光はS字型曲がり導波路によって進行方向がXだけ横方向にずれた後、出射側端部Qから出射される。このような曲がり導波路においては、曲がりによる光の損失を低減することが重要である。曲がり損失は、導波路の曲がり部の曲率半径が所定値より小さくなると急激に増大する。
【0005】
図6は、本発明者によって、導波路の曲がりによる光の損失と曲がり部の曲率半径Rとの関係をビーム伝搬法により計算した結果を示したグラフである。グラフから明らかなように、曲がり損失を低減するためには、曲率半径を2400μm以上とする必要があることを示している。
【0006】
一方、従来の高速、小型で高効率な導波型光装置の応用例として、方向性結合器を多段に接続し、各方向性結合器の一端側の壁開面に反射膜を形成し、LiNbO基板上にTiをストライプ状に拡散することにより形成した複数本の光導波路を備えた導波型光スイッチが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【非特許文献1】
ピー・ブイ・スツデンコフ (P.V. Studenkov) 他6名著「モノリシック・インテグレーション・オブアン・オールオプチカルマッハツェンダ・デマルチプレクサ・ユージングアン・アシメトリック・ツウィンウェイブガイドストラクチャ(Monolithic Integration of an All−Optical Mach−Zehnder Demultiplexer Using an Asymmetric Twin−Waveguide Structure)」 アイイーイーイーフォトニックステクノロジーレターズ (IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS) 第13巻、第6版、2001年6月、p.600、図1)
【特許文献1】
特開平3−256028号公報(第1図、第2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5(a),(b)に示す従来の構成では、曲率半径を最小限の2400μmとした場合、光の進行方向を横方向に例えば200μmずらすためには、導波路の入射端から出射端までの長さLは、幾何学的な計算により下記の式1で与えられる。
L = 2*(R−X/2(N+1))*tan(acos((R−X/2(N+1))/R)) ... ... 式1
上記式1にX=200μm,NはY分岐部の個数でN=1,R=2400μmを代入することにより、長さLは1371μmと大きなサイズとなり、半導体光装置の大型化と高コストの原因となっていた。したがって、装置の小型化や低コスト化のためには、曲がり損失を低減しながら、導波路の入射端から出射端までの長さLを短くした半導体光導波路の実現が緊要であった。
【0009】
一方、上記特許文献1に開示の構成では、光屈折率が2以下(略1.5程度)のLiNbO基板上に、Tiをストライプ状に拡散することにより形成した光導波路において、方向性結合器を多段に接続し、各方向性結合器の一端側の壁開面に反射膜を形成し装置の長さLを短くした構成である。しかし、基板および光導波路を半導体材料で構成したものではないため、高速、小型で集積化することに難点があり、基板が低屈折率であるためサイズが大きくなっていた。また、基板上面部に導波路が形成されているため、外部部材との干渉による損傷、装置の小形化に問題があった。さらに、各方向性結合器の一端側の反射膜を装置の壁開面に形成しているため、反射膜が外部に露出し、劣化し易いといった課題があった。
【0010】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、光導波路の入射端から出射端までの長さが短く、曲がり損失の小さい、高速、小型で集積化が可能な半導体光導波路装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体光導波路装置は、半導体基板内部に複数本の概略S字状の曲がり導波路が埋設され、少なくとも2個の光導波路折り返し部が前記曲がり導波路の光入射・出射間に介在して接続され、各光導波路折り返し部の合波部後方端面側の前記半導体基板内部に反射部が形成されたことを特徴とする。上記構成において各光導波路折り返し部は、Y分岐型合分波器、MMIカプラまたは方向性結合器で構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を用いて本発明の実施の形態について詳述する。なお、各図において共通する要素には同一の符号を付し、重複する説明については省略している。また、光導波路の図示において、本来、基板内に埋設されている部分は破線で図示されるべきであるが、構成を分かり易くするために実線で示している。
【0013】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体光導波路装置について図1(a),(b),(c)を参照して以下に説明する。本実施の形態1では各光導波路折り返し部がY分岐型合分波器で構成された場合を例示するものである。図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る半導体光導波路を有する半導体光装置10の概略構成を示す斜視図、図1(b)は図1(a)の切断線B−B’における断面図、図1(c)は図1(a)の切断線C−C’における要部拡大断面図である。
【0014】
同図において、参照番号1は光導波路、11は半導体チップのn型InP基板、12は光導波路のInGaAsPコア層、13はp型InPクラッド層、14は半絶縁性InP埋込層である。本実施の形態では、図1(b)に示すように、光導波路1のコア層12はクラッド層13の下部に埋設され、半導体基板11の半絶縁性InP埋込層14内部の所定深さレベルに形成されている。
【0015】
参照番号15a、15bはそれぞれ第1および第2のY分岐型光合分波器(以後、「Y分岐部」と略称する)、16aおよび16bはそれぞれ第1および第2の反射部である。図1(c)に示すように、Y分岐部15a(15bも同様)の合波端部15cは光学鏡面に研磨されており、各反射部はY分岐部の合波端部に隣接する位置に形成されている。これら反射部16a(および16b)は半導体基板11の所定箇所をドライエッチングすることにより、矩形状の掘り込み凹部として形成される。
【0016】
反射部16a(16b)の側面のうち、Y分岐部15a(15b)の端部15cに対向隣接する各一側面には第1(および第2)の反射膜17a(17b)がそれぞれ形成されている。これらの反射膜17a,17bは、例えばアルミニウム等の金属膜を蒸着することにより形成され、光の反射率を高める構成としている。本実施の形態では、反射部端面に形成された蒸着金属膜17a(17b) の反射率が30%以上となるように構成している。なお、反射膜の他の金属材料としては、チタン、クロム、金、プラチナ、ニッケル等も使用可能である。
【0017】
なお、反射膜17a,17bは金属膜の蒸着以外に絶縁体膜によっても形成することができる。また、反射部16a,16bの矩形状掘り込み凹部には絶縁体を充填することにより反射面を形成してもよい。
【0018】
上記構成により、光入射端部Pから入射した光は、2個のY分岐部15a、15bが介在する3本のS字型曲がり導波路によって進行方向がXだけ横方向にずれた出射端部Qから出射される。また、図示の例では曲がり導波路にY分岐部を2個だけ設けた場合について説明しているが、3個以上のY分岐部を設けた多段反射型の構成としてもよい。
【0019】
図1(a)の構成において、例えば、光の進行方向を横方向にずらす距離Xを200μmとし、Y分岐部の個数をN=2とし、曲がり導波路の曲率半径をR=2400μmとした場合、導波路の入射端から出射端までの長さLは、前述の式1にX=200μm,N=2,R=2400μmを代入することにより求められ、Lは797μmとなり、従来の長さL=1371μmに比べて58%に小さくできる。このように曲がり導波路にY分岐部を2個以上設けて光を反射して折り返す構成とすることにより、小型サイズの半導体光装置で光の進路方向をずらすことが可能となる。
【0020】
本実施の形態によれば、装置の小型化が可能となり、コストの低減を図ることができる。また、基板および光導波路を半導体材料で構成しているため、高速、小型で集積化が可能であり、さらに、半導体基板の内部に導波路が埋め込み形成されているため、外部部材との干渉がなく高い安定性が得られ、装置の高さ方向のサイズの小形化も可能となる。また、各反射膜を半導体基板の内部に形成し、反射膜が外部に露出することがないため、その劣化が効果的に防止される。
なお、光導波路のコア層の厚さ及び幅は、使用波長において高次モードのカットオフ条件を満たすように設定され、本実施の形態1では、入射光として波長1.55μm帯で使用し、コア層12の組成InGaAsPは光の使用波長に対して光吸収の小さい組成よりなる構成としている。
【0021】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態に係る半導体光導波路装置について図2を参照して以下に説明する。実施の形態1では導波路を折り返す方法としてY分岐型の合分波器を用いたが、本実施の形態2では導波路を折り返す方法としてMMI(Multi−Mode Interference)カプラを用いた場合を例示するものである。
【0022】
図2は、本発明の実施の形態2に係る半導体光導波路を有する半導体光装置20の概略構成を示す斜視図である。図2において、参照番号21aおよび21bは第1および第2のMMIカプラであり、各MMIカプラの導波路と反対側の端部側に隣接してそれぞれ反射部16a,16bが形成され、各反射部16a,16bのMMIカプラ21a,21bとそれぞれ対向隣接する一端面には、例えばアルミニウム等の金属膜を蒸着することにより反射膜17a,17bがそれぞれ形成され、光の反射率を高める構成としている。
【0023】
MMIカプラの構成例としては、例えば、幅Wが6μm、長さLが40μmの矩形導波路を用いることができる。図2の構成においても、MMIカプラの個数をNとすれば、前述のLに関する式1を用いて下記の式2の関係が成り立つ。
L = L + 2*(R−X/2(N+1))*tan(acos((R−X/2(N+1))/R)) ... ... 式2
【0024】
よって、本実施の形態2においても、前述の式2にL=40μm,X=200μm,N=2,R=2400μmを代入することにより、導波路の入射端から出射端までの長さLは837μmとなり、従来の長さに比べて格段に小さくできる。このようにして装置の小型化が可能となり、コストの低減を図ることができ、実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、本実施の形態2では、入射光として波長1.55μm帯で使用し、コア層12の組成InGaAsPは光の使用波長に対して光吸収の小さい組成よりなる構成としている。
【0025】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態に係る半導体光導波路について図3(a),(b)を参照して以下に説明する。実施の形態1では導波路を折り返す方法としてY分岐型の合分波器を用いたが、本実施の形態3では導波路を折り返す方法として方向性光結合器を用いた場合を例示するものである。実施の形態1,2では分岐による光の損失が発生するが、本実施の形態3では分岐端がないので、分岐による光の損失は発生しない。
【0026】
図3(a)は、本発明の実施の形態3に係る半導体光導波路を有する半導体光装置30の概略構成を示す斜視図、図3(b)はその要部拡大上面図である。図3(a),(b)において、参照番号31aおよび31bはそれぞれ第1および第2の方向性光結合器であり、各方向性光結合器は2本の光導波路を並列近接させることにより構成され、各方向性光結合器の端部側31cに隣接して実施の形態1,2と同様にそれぞれ反射部16a,16bが形成され、各反射部の方向性光結合器の端部側31cに隣接した一端面には、反射膜17a,17bがそれぞれ形成されている。
【0027】
方向性光結合器の構成例としては、例えば、導波路幅tが1.5μm、導波路間隔dが1μm、導波路長さLが250μmの導波路を用いることができる。図3(a)のように構成した装置の長さLは方向性光結合器の個数をNとすれば、前述のLに関する式1を用いて、下記の式3の関係が成り立つ。
L = L + 2*(R−X/2(N+1))*tan(acos((R−X/2(N+1))/R)) ... ... 式3
【0028】
よって、前述の式3にL=250μm,X=200μm,N=2,R=2400μmを代入することにより、装置の長さは1047μmとなり、従来の長さに比べて76%に小さくできる。したがって、本実施の形態によれば、装置の小型化が可能となり、コストの低減を図ることができ、実施の形態1と同様の効果が得られる。例えば光屈折率が略3.2程度のInP半導体基板を用いた場合、従来の光屈折率が略1.5程度のLiNbO基板を用いた場合に比べて、Y分岐型の合分波器、MMIカプラ、方向性光結合器のいずれの場合においても、基板サイズを約1/2に小型化できる。なお、本実施の形態では、入射光として波長1.55μm帯で使用し、コア層12の組成InGaAsPは光の使用波長に対して光吸収の小さい組成よりなる構成としている。
【0029】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態に係る半導体光導波路について図4(a),(b),(c)を参照して以下に説明する。図4(a),(b),(c)は本実施の形態4に係る半導体光導波路の変形例1〜3を示す断面図である。即ち、前述の実施の形態1〜3では光導波路のコア層をクラッド層の下部に埋め込んだ構造としたが、本実施の形態4では図4(a),(b),(c)の断面図に示すようにリッジ型(細長い隆起部形状)の光導波路として基板上部に構成したものである。
【0030】
図4(a)に示す変形例1では、n型InP基板11の上面にInGaAsPコア層12が形成され、コア層12の上部にp型InPクラッド層13が形成され、クラッド層13の中央位置にクラッド凸状部13aを形成したものである。
【0031】
図4(b)に示す変形例2では、n型InP基板11の上面中央位置に凸状部11aを形成し、その上面にコア層12が形成され、さらにその上部にクラッド層13が形成されたものである。
【0032】
図4(c)に示す変形例3では、n型InP基板11上にInGaAsPコア層12が形成され、コア層12の上部にp型InPクラッド層13が形成され、クラッド層13の中央位置にクラッド凸状部13aを形成したことは変形例1と同様である。上記構成において、更に、クラッド凸状部13aの上部にp型InGaAsPコンタクト層24、さらにその上面部にSiO絶縁膜25を形成している。このように、光導波路1の下部領域を含む半導体チップ基板11上コア層12が、クラッド層13の所定の深さレベルに形成され、コンタクト層24の上部はSiO絶縁膜25で上面全体が被膜されている。なお、上記変形例1〜3では、入射光として波長1.55μm帯で使用し、コア層12の組成InGaAsPは光の使用波長に対して光吸収の小さい組成よりなる構成としている。
【0033】
上記断面構成のように、同一基板上にモノリシック (monolithic) に光導波路を集積したことにより、半導体光装置を小型化でき、製造コストを低減できる効果があることは前述の実施の形態1〜3と同様である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、チップ基板および光導波路を半導体材料で構成し、光導波路折り返し部が曲がり導波路間に介在して一体的に接続されているため、高速、小型で高集積化が可能可能となり、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る半導体光導波路を有する半導体光装置の概略斜視図、(b)は(a)の切断線B−B’における断面図、(c)は(a)の切断線C−C’における要部拡大断面図。
【図2】本発明の実施の形態2に係る半導体光導波路を有する半導体光装置の概略構成を示す斜視図。
【図3】(a)は本発明の実施の形態3に係る半導体光導波路を有する半導体光装置の概略構成を示す斜視図、(b)はその要部拡大上面図。
【図4】(a),(b),(c)は実施の形態4に係る半導体光導波路の変形例1〜3を示す断面図。
【図5】(a)は従来の曲がり導波路を備えた半導体光装置の概略斜視図、(b)は(a)の切断線A−A’における断面図。
【図6】導波路の曲がりによる光の損失と曲がり部の曲率半径との関係を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 光導波路、 10,20,30 半導体光導波路装置、 11 半導体基板、 12 コア層、 13 クラッド層、 14 半絶縁性埋込層、 15a,15b Y分岐型光合分波器、 15c 合波端部、 16a,16b 反射部、 17a,17b 反射膜、 21a,21b MMIカプラ、 31a,31b 方向性光結合器、 31c 方向性光結合器端部31c

Claims (9)

  1. 半導体基板内部に複数本の概略S字状の曲がり導波路が埋設された半導体光導波路装置であって、前記曲がり導波路の光入射・出射間に少なくとも2個の光導波路折り返し部が介在して接続され、前記各光導波路折り返し部の合波部後方端面側の前記半導体基板内部に反射部が形成されたことを特徴とする半導体光導波路装置。
  2. 前記各光導波路折り返し部がY分岐型合分波器である請求項1記載の半導体光導波路装置。
  3. 前記各光導波路折り返し部がMMIカプラである請求項1記載の半導体光導波路装置。
  4. 前記各光導波路折り返し部が方向性結合器である請求項1記載の半導体光導波路装置。
  5. 前記光導波路折り返し部および前記反射部は、前記半導体基板内部の所定深さレベルに形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体光導波路装置。
  6. 前記各曲がり導波路はコア層とクラッド層を有し、該導波路コア層がInGaAsP材で構成され、該クラッド層がInP材で構成され、入射光として波長1.55μm帯で使用し、前記曲がり導波路の曲率半径が2400μm以上である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体光導波路装置。
  7. 前記反射部端面に反射率が30%以上の蒸着金属膜が形成された請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体光導波路装置。
  8. 前記反射用金属膜がアルミニウムである請求項7に記載の半導体光導波路装置。
  9. 半導体基板上に複数本の概略S字状の曲がり導波路がリッジ型に形成された半導体光導波路装置であって、前記曲がり導波路の光入射・出射間に少なくとも2個の光導波路折り返し部が介在して接続され、前記各光導波路折り返し部の合波部後方端面側に反射部が形成され、前記半導体基板の上面に導波路コア層が形成され、該コア層の上部にクラッド層が形成されていることを特徴とする半導体光導波路装置。
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