JP2004170167A - エアリークテスト方法およびエアリークテスト装置 - Google Patents

エアリークテスト方法およびエアリークテスト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エアリークテストにおいて、工程時間、閾値の設定を簡易化,自動化する。
【解決手段】リークテストモードでは、主通路11の供給弁V1を開いてテスト圧を供給する工程と、供給弁V1を閉じて分岐通路12a,12bをテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、遮断弁V3を閉じてワークWとマスタ容積部15の連通を遮断する第2平衡工程と、ワークとマスタ容積部との差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程とを実行する。第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で第1平衡工程での圧力降下のデータを得、これに基づきテスト圧供給工程時間を設定する。次の第2設定モードでは、仮設定した第1平衡工程時間で、ワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて測定を行い、その検出差圧の分布データに基づき、第1平衡工程時間を設定するとともに、良否判定の閾値として設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工程時間設定,閾値設定の仕方を改善するエアリークテスト方法およびこの設定を自動化できるエアリークテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
差圧式エアリークテスト装置は、例えば特開平2000−59793号公報に開示されているように、上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路に設けられた供給弁と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路の少なくとも一方に設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に接続されたマスタ容積部と、マスタ側分岐通路とワーク側分岐通路との間の差圧を検出する差圧センサとを備えている。
【0003】
上記構成の装置において、リークテストモードが実行される。このリークテストモードは、
(i)ワーク側分岐通路の下流端に検査対象となるワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
(ii)上記供給弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、
(iii)上記遮断弁を閉じてワークとマスタ容積部の連通を遮断する第2平衡工程と、
(iv)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
を実行する。
【0004】
ところで、ユーザーは、上記リークテストモードの所要時間(測定時間)をできるだけ短くして作業能率を向上させることを望んでおり、測定時間の許容限度を指定している。また、許容漏れ量を指定し、許容漏れ量以上のワークを確実に不良品と判定し、しかも許容漏れ量未満のワークを確実に良品と判定することをも求めている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−59793号公報(図1,図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ワークとマスタ容積部の放熱特性の相違や他の原因により、測定時間を短くすると、検出差圧のばらつきが大きくなり良否判定精度が低下してしまう。そのため、従来では測定時間の許容限度と良品判定の精度の許容限度の両者を満足するよう、熟練技術者が勘を頼りにしてテスト圧供給工程時間,平衡工程時間等を設定し、閾値を設定していた。そのため、工程時間や閾値を熟練を要さずに簡単かつ正確に設定でき、さらに自動化を図ることが要望されていた。この要望は、他のタイプのリークテスタにおいても同様である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアリークテスト方法の一態様は、上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路に設けられた供給弁と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路の少なくとも一方に設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
通常のリークテストモードでは、
(i)ワーク側分岐通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
(ii)上記供給弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、
(iii)上記遮断弁を閉じてワークとマスタ容積部の連通を遮断する第2平衡工程と、
(iv)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
を実行するエアリークテスト方法において、
上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と第1平衡工程を実行することにより、第1平衡工程初期の圧力降下のデータを、供給弁の下流側に接続された圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した第1平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記第1平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、第1平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とする。(図1〜図5参照)。
この方法では、テスト圧供給工程と第1平衡工程の時間および閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0008】
上記態様における第1,第2の設定モードの代わりに、別の設定モードを実行してもよい。この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として最終的に設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定する。
この場合、テスト圧供給工程と閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0009】
上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して第1平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を最終的に設定する際に、第1平衡工程時間も設定するようにしてもよい。
これによれば、第1平衡工程時間もテスト圧供給工程時間と一緒に設定することができる。
【0010】
本発明のエアリークテスト方法の他の態様では、上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、主通路に設けられた供給弁と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
通常のリークテストモードでは、
(i)ワーク側分岐通路にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
(ii)上記2つの遮断弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断するとともにワークとマスタ容積部の連通を遮断する平衡工程と、
(iii)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
を実行するエアリークテスト方法において、
上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と平衡工程を実行することにより、平衡工程の初期の圧力降下のデータを、いずれかの分岐通路における遮断弁の下流側に接続された圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とする。(図6参照)。
この方法でも、テスト圧供給工程と第1平衡工程の時間および閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0011】
上記態様の第1,第2設定モードの代わりに別の設定モードを実行してもよい。この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間で、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として最終的に設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定する。
この場合、テスト圧供給工程と閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0012】
上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を最終的に設定する際に、平衡工程時間も設定するようにしてもよい。
これによれば、平衡工程時間もテスト圧供給工程時間と一緒に設定することができる。
【0013】
好ましくは、擬似漏れの場合の検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布幅の下限値より若干低い暫定閾値を演算し、この暫定閾値が擬似漏れ無しの場合の分布幅と比較して、所定レベル以上になった時に、両分布の関係が所望の関係に達したと判断する。
これによれば、より一層確実に、判定精度の向上と測定時間の短縮化を図ることができる。
【0014】
好ましくは、上記のように設定された時間でテストモードを実行するのに先立ちテストモードと同じ工程を含むマスタリングを実行し、このマスタリングでは検出工程においてテストモードより長い時間をかけて、ワークの漏れに関係せずに生じる検出差圧のマスタリングデータを得、テストモードでは、実際の検出差圧のデータからマスタリングデータを差し引くことにより、検出差圧を補正し、設定モードで工程時間を仮設定する度に、設定モードを実行するのに先立ち設定モードと同じ工程を含むマスタリングを実行し、このマスタリングでは検出工程において設定モードより長い時間をかけて、ワークの漏れに関係せずに生じる検出差圧のマスタリングデータを得、設定モードでは、実際の検出差圧のデータからマスタリングデータを差し引くことにより、検出差圧を補正することを特徴とする。
これにより、正確に工程時間および閾値を設定することができる。
【0015】
上流端がテスト圧源に接続された通路と、この通路に上流側から順に設けられた供給弁および遮断弁と、上記通路において上記遮断弁より下流側に接続された圧力センサとを用意し、
通常のリークテストモードでは、
(i)上記通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
(ii)上記遮断弁を閉じてワークをテスト圧源から遮断する平衡工程と、
(iii)上記圧力センサによる検出圧力に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
を実行するエアリークテスト方法において、
上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と平衡工程を実行することにより、平衡工程の初期の圧力降下のデータを、上記圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とする(図7参照)。
これによれば、直圧式のエアリークテスト装置であっても、テスト圧供給工程と平衡工程の時間および閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0016】
上記直圧式の態様において、第1,第2の設定モードの代わりに、別の設定モードを実行してもよい。この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定する。
この場合、テスト圧供給工程と閾値を、高い判定精度で測定時間が短くなるように、データに基づき簡易に設定することができる。
【0017】
上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を設定する際に、設定されたテスト圧供給工程時間に対応して平衡工程時間も設定してもよい。
これによれば、平衡工程時間もテスト圧供給工程時間と一緒に設定することができる。
【0018】
好ましくは、擬似漏れの場合の検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布幅の下限値より若干低い暫定閾値を演算し、この暫定閾値が擬似漏れ無しの場合の分布幅と比較して、所定レベル以上になった時に、両分布の関係が所望の関係に達したと判断する。
これによれば、より一層確実に、判定精度の向上と測定時間の短縮化を図ることができる。
【0019】
本発明のエアリークテスト装置は、マイクロコンピュータを備え、このマイクロコンピュータは、上記供給弁,遮断弁,擬似漏れ手段を制御して、上記エアリークテスト方法のリークテストモードのみならず設定モードをも実行し、この設定モードにおいて工程時間,閾値を自動設定する。これにより、設定作業を効率良く行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエアリークテスト装置の第1実施形態について図1を参照しながら説明する。エアリークテスト装置はテストユニット10を備えている。このテストユニット10は、ボックス形状の本体10aを有しており、この本体10aには、テスト圧供給ポートP1と、排気ポートP2と、擬似漏れポートP3と、パイロット圧供給ポートP4とが設けられるとともに、ボールバルブBVが設けられている。上記テスト圧供給ポートP1には、テスト圧源5(本実施例では圧縮空気源)が接続されている。ボールバルブBVには、ワーク接続用の継手6が接続されている。
【0021】
以下、テストユニット10の内部構造について説明する。テスト圧供給ポートP1には主通路11の上流端が接続され、この主通路11には、上流側(テスト圧供給ポートP1側)から順に、テスト圧センサS1,常閉の電磁二方弁からなる供給弁V1が設けられている。
【0022】
主通路11の下流端からワーク側分岐通路12aとマスタ側分岐通路12bとが分岐されている。ワーク側分岐通路12aにはフィルタ13が設けられ、その下流端がワーク側ボールバルブBVに接続されている。さらにワーク側分岐通路12aには排気通路14の一端が接続されており、その他端は排気ポートP2に接続されている。排気通路14には常開のエア圧二方弁からなる排気弁V2が設けられている。
【0023】
マスタ側分岐通路12bには、常開のエア圧二方弁からなる遮断弁V3が設けられ、その下流端にはマスタタンク15(マスタ容積部)が接続されている。このマスタ側分岐通路12bにおいて遮断弁V3の上流側にはワーク圧センサS2(圧力センサ)が接続されている。また、マスタ側分岐通路12bにおいて遮断弁V3の上流側と下流側には差圧センサS3の2つのポートがそれぞれ接続されている。
【0024】
マスタ側分岐通路12bの遮断弁V3の上流側と擬似漏れポートP3との間には擬似漏れ通路16が接続されている。この擬似漏れ通路16には常閉のエア圧二方弁からなる擬似漏れ弁V4が設けられている。この擬似漏れ弁V4と後述する擬似漏れ器7により、擬似漏れ手段が構成されている。
【0025】
上記パイロット圧供給ポートP4には、逆止弁17を介して電磁三方弁からなるパイロット弁V6,V7,V8が接続されている。これらパイロット弁V6,V7,V8は、上記排気弁V2,遮断弁V3,擬似漏れ弁V4にパイロット圧を供給してこれを駆動するためのものである。なお、これらパイロット弁V6〜V8はオフ時に大気開放位置にある。
【0026】
さらに、テストユニット10は、マイクロコンピュータ18と表示器19を備えている。このマイクロコンピュータ18は、供給弁V1,パイロット弁V6〜V8を制御し、センサS1,S2,S3からの信号に基づき種々の演算を行う。
【0027】
上記構成のエアリークテスト装置のマイクロコンピュータ18による作用を説明する。まず、通常のリークテストモードでの作用を説明する。このリークテストモードでは、ボールバルブBVが開き状態を維持されている。ワークWが継手6に接続された後、加圧工程(テスト圧供給工程)を実行する。すなわち、パイロット弁V6をオンして排気弁V2を閉じるとともに、供給弁V1をオンして開く。その結果、テスト圧供給ポートP1からのテスト圧が主通路11,分岐通路12a,ボールバルブBV,継手6を経てワークWに導入される。これと同時に、テスト圧は分岐通路12b,開状態の遮断弁V3を経てマスタタンク15に導入される。なお、この加圧工程に先立ちマイクロコンピュータ18はテスト圧センサS1の検出値をチェックし、テスト圧であれば加圧工程を実行し、テスト圧でなければ表示器19にNG表示をして加圧工程を実行しない。
【0028】
上記加圧工程では、図2に示すように、ワーク圧センサS2で検出される供給弁V1の下流側の圧力(ワークW,マスタタンク15の内圧)が急激に上昇し、やがてテスト圧になって安定する。この際、圧縮熱の放熱が生じているが、圧力が補充されるので、テスト圧を維持される。
【0029】
上記のように加圧工程が開始されてから設定時間T0(テスト圧供給工程時間)経過した時点で、供給弁V1をオフして閉じ、第1平衡工程を開始する。なお、第1平衡工程の直前にマイクロコンピュータ18はワーク圧センサS2の検出値をチェックし、テスト圧で安定していれば第1平衡工程を実行し、テスト圧でなければ表示器19にNG表示をして第1平衡工程を実行せず、後述する設定モードの実行を促す。
【0030】
上記第1平衡工程では、供給弁V1の下流側すなわち分岐通路12a,12bが閉鎖系となり、その初期には圧縮熱の放熱によりこの閉鎖系の圧力(ワーク内圧およびマスタタンク内圧)が急激に降下し、以後緩やかに降下する(図2参照)。この圧力降下は微小であるが後述する第2平衡工程,検出工程でも生じる。なお、マイクロコンピュータ18はワーク圧センサS2の検出値をチェックし、第1平衡工程の初期の圧力降下が所定値を超える場合には、表示器19にNG表示をして第2平衡工程を実行せず、後述する設定モードの実行を促す。
【0031】
上記第1平衡工程が開始されてから設定時間T1(第1平衡工程時間)が経過した時点で、パイロット弁V7をオンして遮断弁V3を閉じ、第2平衡工程を開始する。この第2平衡工程では、マスタタンク15とワークWとの間の連通が遮断される。
【0032】
ここで、差圧センサS3での検出出力(検出差圧)について図2を参照しながら説明する。なお、図2において、検出差圧はワーク内圧の1万倍で示している。この検出差圧は上述した弁作動時の圧力変動の影響を受けるが、これは本発明において重要でないので説明を省略する。上記第2平衡工程の開始から所定時間後に検出差圧のゼロ点補正を行う。このゼロ点補正の後に、検出差圧が増大する。この現象は、ワークWとマスタ容積部15で放熱による圧力低下が僅かではあるが続いており、しかも両者の放熱特性が異なることに起因する。
【0033】
上記第2平衡工程が開始されてから設定時間T2(第2平衡工程時間)が経過した時点で、検出工程を開始する。なお、マイクロコンピュータ18は、第2平衡工程において検出差圧の変化を監視し、設定時間T2の終了時点の近傍で変化の傾きが所定以上であるか否かを判断する。所定以上であると判断した場合には、表示器19にNG表示をして検出工程を実行せず、後述する設定モードの実行を促す。
【0034】
上記検出工程では、その開始時点で検出差圧をゼロ点補正し、検出差圧を設定時間T3読み込み、後述するようにこの検出差圧に基づいて漏れ量を演算し、この演算値と閾値との比較によってワークWの良否を判定する。
【0035】
上記検出工程が開始されてから設定時間T3(検出工程時間)が経過した時点で、排気工程を開始する。すなわち、供給弁V1をオフにして閉じ、パイロット弁V7をオフにして遮断弁V3を開き、パイロット弁V6をオフにして排気弁V2を開く。その結果、供給弁V1の下流側の加圧空気が排気ポートP2を介して排気される。
【0036】
なお、図2に示すように、上記検出工程においてワークWに漏れが無くても検出差圧は増大する。これは上記第2平衡工程と同様にワークWとマスタ容積部15の放熱特性の相違に起因する。この放熱特性の影響を排除するために、テストモードに先立ちマスタリングを実行するとともに、定期的(例えば数時間間隔)にマスタリングを実行する。
【0037】
マスタリングでは、漏れの無いワークWを用いる。このマスタリングの加圧工程,第1,第2平衡工程については上記リークテストモードと同じであるが、リークテストモードの検出工程の代わりに、マスタリング工程(検出工程)を実行する。このマスタリング工程では、リークテストモードの検出工程より長い時間T3’をかけてゼロ点補正された検出差圧を読み込む。すなわち、検出差圧が変化しなくなってから所定時間(例えば数秒)経過するまで読み込みを継続する。これにより検出差圧のマスタデータを得る。このマスタデータは、ワークWとマスタタンク15の放熱特性の相違に起因した検出差圧である。なお、このマスタリング工程は、漏れが有るワークで行ってもよい。この場合に検出差圧は、漏れに起因したリニアに変化する成分がマスタデータに追加された値となって現れ、上記所定時間経過後は検出差圧の変化分は、リニア成分だけとなる。このリニア成分を演算して差し引くことにより放熱特性に起因した成分であるマスタデータを得ることができる。
【0038】
上記リークテストモードに戻って説明すると、上記検出工程では、図3に示すように、実際の検出差圧のデータすなわち計測データからマスタデータを差し引くことによりリニアに変化する漏れデータ(漏れに基づく検出差圧)が得られる。この漏れデータから漏れ量(単位時間当たりの大気圧換算漏れ量または圧力低下)を演算し、この漏れ量を閾値と比較することにより、良否の判定を行う。本実施形態では、閾値はマイナス側閾値とプラス側閾値が設定されており、漏れ量が両閾値間にある場合には、良品と判断し、両閾値間の範囲外である場合には不良品として判断し、その判断結果を表示器19に表示させる。このようにして、放熱特性の相違に基づく誤判断を回避する。
【0039】
次に、本発明の特徴部である第1,第2設定モードについて説明する。なお、これら設定モードでは、ボールバルブBVに漏れ無しワークWを接続する。予め擬似漏れポートP3には、細管等からなる擬似漏れ器7を接続しておく。この擬似漏れ器7は、ユーザーが求める漏れ規格(許容漏れ量)の擬似漏れを生じさせるものである。
【0040】
まず、第1設定モードでは、ワークWの内容積に応じて、加圧時間を大まかにかつ短めに仮設定する。この仮設定された時間で加圧工程を実行し、第1平衡工程に移行する。この際、ワーク圧センサS2で供給弁V1の下流側の圧力(ワーク内圧)を読み込み、この圧力が安定しているか否かを確認する。また、第1平衡工程初期の圧力降下を演算し、この圧力降下が所定範囲(例えばテスト圧のX%)内にあるか否かを確認する。この第1平衡工程で初期の圧力降下を演算した後に、排気工程を実行する。
【0041】
上記の2つの条件を満たさない場合には、加圧工程の仮設定時間を所定時間分または所定割合だけ長くして同様の作業を繰り返す。なお、圧力降下とこの限界値Xの差に応じて仮設定時間の増加分を決定してもよい。この作業を、圧力降下がX%内になるまで繰り返し、X%内になった時の仮設定時間を加圧工程時間として設定する。最初から上記のX%以内の条件を満たす場合には、この時の仮設定時間を加圧工程時間として設定する。
【0042】
なお、第1設定モードにおいて、加圧工程時間を最初は長めに仮設定してもよい。この場合、加圧工程の仮設定時間を所定時間分または所定割合だけ短くして同様の作業を繰り返し、圧力低下がX%を超えるまで繰り返す。そして、圧力降下がX%を超える直前の作業で用いた仮設定時間を加圧工程時間として設定する。なお、第1設定モードでは、圧力低下がX’〜X%(X’<X)の範囲になった時の仮設定時間を加工時間として設定してもよい。
【0043】
上記第1設定モードに続いて第2設定モードを実行する。この第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定された時間で加圧工程を実行し、仮設定された時間で第1平衡工程を実行し、さらにリークテストモードと同様に第2平衡工程,検出工程,排気工程を実行する。第2平衡工程および検出工程の時間は、予めそれぞれ所定時間に設定しておく。この設定時間はリークテストモードでそのまま用いる。ちなみに、第2平衡工程の時間は、遮断弁V3の閉じ動作の検出差圧への影響が十分なくなるまでの時間である。また、検出工程の時間は、差圧センサS3からの検出出力の分解能に応じて設定する。
【0044】
第2設定モードでは、擬似漏れ弁V4の閉じ状態において、上記一連の工程を多数回実行することにより、図4に示すように検出工程における検出差圧に基づく大気圧換算漏れ量の漏れ無しデータ分布Aを得る。この漏れ無しデータ分布Aは、差圧ゼロ値近傍をピークとし、プラス側,マイナス側にばらつく。ここで、標準偏差3σ=0.091以上を分布幅Haとして示す。
【0045】
同様にして、擬似漏れデータ分布Bを得る。この場合、検出工程開始時点でパイロット弁V8をオンして擬似漏れ弁V4を開き、擬似漏れ器7から漏れ規格量の擬似漏れを生じさせる。この擬似漏れデータ分布Bは、漏れ規格量近傍をピークとしてばらつく。ここで、標準偏差3σ=0.091以上を分布幅Hbとして示す。
【0046】
なお、上記分布A,Bを得る前に、上記設定された加圧工程時間、仮設定された第1平衡工程時間、設定された第2平衡工程時間を用いて、加圧,第1平衡、第2平衡,マスタリング工程を実行しマスタデータを得る。このマスタリングについては、リークテストモードと同様であるから説明を省略する。このマスタデータを計測データから差し引くことにより、発生差圧(漏れ量)を演算する。このマスタリングは仮設定された時間が変わる度に実行する。
【0047】
上記分布A,Bから暫定閾値を演算する。すなわち、上記分布Aの分布幅Haの下限より若干(所定値分)マイナス側の値を、マイナス側閾値TH−とし、上記分布Bの分布幅Hbの下限値より若干(所定値分)低い値を、プラス側閾値TH+とする。そして、このプラス側閾値TH+とマイナス側閾値TH−の幅Htを上記分布幅Haで割った値(Ht/Ha)を工程能力(判定精度)として求める。第1平衡工程時間T1が長いほど、放熱による影響が少なくなり、検出差圧が安定するので、分布幅Ha,Hbが狭くなるとともに、上記閾値間の幅Htが大きくなる。上記工程能力が大きいほど、ワークが許容漏れ量未満か以上かを厳密に判定でき、許容漏れ未満の場合に誤って不良品と判定する確率が減少する。
【0048】
上記第1平衡工程時間は、最初は短めに仮設定しておき、上記工程能力(Ht/Ha)がユーザーの所望値Yに達しない時には、第1平衡工程の仮設定時間を所定時間または所定割合だけ長くして、上記作業を行い、上記と同様の分布を求める。なお、工程能力と上記所望値の差に応じて仮設定時間の増加分を決定してもよい。そして、工程能力が所望値Yを超えた時の仮設定時間を第1平衡工程時間として設定する。最初から工程能力が所望値Yを超えた時には、この時の仮設定時間を第1平衡工程時間として設定する。
【0049】
なお、第2設定モードにおいて、第1平衡工程時間を最初は長めに仮設定してもよい。この場合、第1工程の仮設定時間を所定時間分または所定割合だけ短くして同様の作業を繰り返し、工程能力が所望値Yを下回るまで繰り返す。そして、工程能力が所望値Yを下回る直前の作業で用いた仮設定時間を第1平衡工程時間として設定する。なお、第1設定モードでは、工程能力がY〜Y(Y<Y’)の範囲になった時の仮設定時間を第1平衡工程時間として設定してもよい。
そして、第1平衡工程が最終的に設定された時の暫定閾値を、テストモードで用いる閾値として設定する。
上記のようにして設定された加圧工程時間,第1平衡工程時間,第2平衡工程時間,検出工程時間,閾値で前述したテストモードを実行する。
【0050】
上述方法によれば、熟練した技術者の勘に頼らず、マイクロコンピュータ18で簡易かつ最適に加圧工程時間,第1平衡工程時間,閾値を自動設定することができる。
【0051】
上記第1実施形態において、第2設定モードでは、第2平衡工程時間を仮設定された第1平衡工程時間に対応して(例えば一定の比をなす関係で)仮設定し、第1平衡工程時間を最終的に設定した時に、これに応じて第2平衡工程時間を設定してもよい。
【0052】
さらに、上記第1実施形態において、第1,第2設定モードの代わりに、加圧工程時間のみを設定する設定モードを実行してもよい。すなわち、加圧工程時間を仮設定してマスタリングを行いその後で上記と同様に分布A,Bを求め、上記と同様に要求された工程能力を得られるように加圧時間を設定する。この場合、第1平衡工程時間または第1,第2平衡工程時間は加圧工程時間に対応して(一定の比をなして)仮設定し、加圧工程時間を最終的に設定した時に、これに応じて平衡工程時間を設定してもよいし、予め所定時間に設定しておいてもよい。
【0053】
上記工程能力として、プラス側閾値TH+の絶対値と漏れ無し分布Aの分布幅Haの比を演算してもよいし、プラス側閾値TH+の絶対値と漏れ無し分布Aのプラス側の分布幅の比を演算してもよい。
本実施形態では、閾値が差圧の場合には、比較されるべき検出値は検出差圧であり、分布も検出差圧の単位で表される。また、閾値が漏れ量の場合には、比較されるべき検出値は漏れ量であり、分布も漏れ量の単位で表される。本明細書では、差圧と漏れ量は同意義として扱われる。
上記各種設定モードにおいて、漏れ無しワークは適宜交換してもよい。
【0054】
本発明は上記第1実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。以下に示す実施形態において、第1実施形態に対応する構成部については図中同番号を付してその詳細な説明を省略する。図5に示す第2実施形態では、ワーク側分岐通路12aにも常開のエア圧二方弁からなる遮断弁V5が設けられている。この遮断弁V5は電磁三方弁からなるパイロット弁V9によって駆動される。この遮断弁V5は、マスタ側分岐通路12bの遮断弁V3と同期して動作する。この実施形態では、擬似漏れ通路15およびワ−ク圧センサS2は、ワーク側分岐通路12aにおいて遮断弁V5の下流側に接続される。この実施形態では、第1実施形態で説明したあらゆる設定モードの態様を適用することができる。
【0055】
図6に示す第3実施形態では、供給弁V1’として、電磁三方弁を用いる。この供給弁V1’はオフの時には大気開放位置にある。また、第2実施形態と同様にワーク側分岐通路12aにも遮断弁V3,V5が設けられている。通常のリークテストモードでは、供給弁V1’がオンして開くことにより加圧工程が実行される。この加圧工程が設定時間実行された後に、遮断弁V5が閉じることにより平衡工程が実行される。この平衡工程ではワークWとマスタ容積部15が閉鎖系になるとともに互いの連通も遮断される。この平衡工程が設定時間実行された後に、差圧センサS3に基づく検出工程を設定時間実行し、その後で遮断弁V3,V5が開き、供給弁V1’がオフすることにより排気工程を実行する。
【0056】
上記第3実施形態において、第1設定モードでは、第1実施形態の第1設定モードと同様にして平衡工程での圧力降下に基づいて加圧工程時間を設定し、第2設定モードでは第1実施形態の第2設定モードと同様にして分布A,Bに基づいて平衡工程時間および閾値を設定する。
【0057】
上記第3実施形態において、上記第1,第2設定モードの代わりに、1つの設定モードにおいて、加圧工程時間のみを第1実施形態と同様に分布データに基づき設定してもよい。この場合、加圧工程の仮設定時間に対応して(例えば一定の比の関係で)平衡工程時間を仮設定し、分布データに基づき最終的に加圧工程時間および閾値を設定した時に、この設定された加圧工程時間に対応して平衡工程時間を設定するようにしてもよい。
上記第3実施形態において、説明を省略した部分は、第1実施形態と同様である。
【0058】
図7に示す第4実施形態は、直圧式のエアリークテスト装置を示す。この装置では、通路11’がマスタ側とワーク側に分岐されず、その下流端にワークWが接続されるようになっている。他の構成は図6の装置と同様であるから、説明を省略する。通常のリークテストモードでは、供給弁V1’がオンして開くことにより加圧工程が実行される。この加圧工程が設定時間実行された後に、遮断弁V5が閉じることにより平衡工程が実行される。この平衡工程ではワークWが閉鎖系になる。この平衡工程が設定時間実行された後に、圧力センサS2による検出工程を設定時間実行し、その後で遮断弁V5が開き、供給弁V1’がオフすることにより排気工程を実行する。検出工程では検出圧力の時間的変化量またはこれに基づく大気圧換算漏れ量を演算し、この演算値を閾値と比較することにより、ワークの良否を判定する。
【0059】
上記第4実施形態において、第1設定モードでは、第1実施形態の第1設定モードと同様に平衡工程初期の圧力降下に基づいて加圧工程時間を設定し、第2設定モードでは第1実施形態の第2設定モードと同様にして漏れ量分布A,Bに基づいて平衡工程時間を設定する。ただし、本実施形態の漏れ量は検出工程の開始から終了時点までの検出圧力の変化分に基づいて演算される。
【0060】
上記第4実施形態において、上記第1,第2設定モードの代わりに、1つの設定モードにおいて、加圧工程時間および閾値を第1実施形態と同様に分布データに基づき設定してもよい。この場合、加圧工程の仮設定時間に対応して(例えば一定の比の関係で)平衡工程時間を仮設定し、分布データに基づき最終的に加圧工程時間を設定した時に、この設定された加圧工程時間に対応して平衡工程時間を設定するようにしてもよい。
【0061】
上記全ての実施形態において、擬似漏れ手段はワーク内容積を測定するための手段として用いることができる。この測定された内容積に基づき加圧工程時間等を設定または仮設定してもよい。
上記全ての実施形態において、マスタ側分岐通路の下流端に接続されたワークとは異なる形状のマスタタンクをマスタ容積部として用いたが、漏れの無いワークをマスタ容積部として用いてもよいし、マスタ側分岐通路の下流端を閉塞し、この閉塞端近傍をマスタ容積部としてもよい。
本発明はテスト圧源が負圧源である場合にも適用できる。この場合でもテスト圧源を上流側とする。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、工程時間の設定,閾値の設定を簡易に行うことができ、良否判定精度を高めることができるとともに、測定時間を短縮することができる。また、自動設定も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアリークテスト装置の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】同エアリークテスト装置を用いてマスタリングモードを実行した時のワーク内圧変化や差圧変化を示す図である。
【図3】マスタデータと計測データと漏れデータとの関係を示す図である。
【図4】設定モードによって得られた擬似漏れ無しの差圧データ分布と擬似漏れ有りの差圧データ分布を示す図である。
【図5】本発明のエアリークテスト装置の第2実施形態を示す回路図である。
【図6】本発明のエアリークテスト装置の第3実施形態を示す回路図である。
【図7】本発明のエアリークテスト装置の第4実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
5 テスト圧源
7 擬似漏れ器(擬似漏れ手段)
11 主通路
12a ワーク側分岐通路
12b マスタ側分岐通路
15 マスタタンク(マスタ容積部)
18 マイクロコンピュータ
V1,V1’ 供給弁
V3,V5 遮断弁
V4 擬似漏れ弁(擬似漏れ手段)
S2 ワーク圧センサ(圧力センサ)
S3 差圧センサ
W ワーク

Claims (13)

  1. 上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路に設けられた供給弁と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路の少なくとも一方に設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)ワーク側分岐通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記供給弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、
    (iii)上記遮断弁を閉じてワークとマスタ容積部の連通を遮断する第2平衡工程と、
    (iv)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
    上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と第1平衡工程を実行することにより、第1平衡工程初期の圧力降下のデータを、供給弁の下流側に接続された圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
    上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した第1平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記第1平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、第1平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  2. 上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路に設けられた供給弁と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路の少なくとも一方に設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)ワーク側分岐通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記供給弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、
    (iii)上記遮断弁を閉じてワークとマスタ容積部の連通を遮断する第2平衡工程と、
    (iv)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で設定モードを実行し、この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  3. 上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して第1平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を設定した時に、設定されたテスト圧供給工程時間に対応して第1平衡工程時間も設定することを特徴とする請求項2に記載のエアリークテスト方法。
  4. 上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、主通路に設けられた供給弁と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)ワーク側分岐通路にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記2つの遮断弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断するとともにワークとマスタ容積部の連通を遮断する平衡工程と、
    (iii)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
    上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と平衡工程を実行することにより、平衡工程の初期の圧力降下のデータを、いずれかの分岐通路における遮断弁の下流側に接続された圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
    上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  5. 上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、主通路に設けられた供給弁と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)ワーク側分岐通路にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記2つの遮断弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断するとともにワークとマスタ容積部の連通を遮断する平衡工程と、
    (iii)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で設定モードを実行し、この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  6. 上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を設定した時に、設定されたテスト圧供給工程時間に対応して平衡工程時間も設定することを特徴とする請求項5に記載のエアリークテスト方法。
  7. 擬似漏れの場合の検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布幅の下限値より若干低い暫定閾値を演算し、この暫定閾値が擬似漏れ無しの場合の分布幅と比較して、所定レベル以上になった時に、両分布の関係が所望の関係に達したと判断することを特徴とする請求項1〜6に記載のエアリークテスト方法。
  8. 上記のように設定された時間でテストモードを実行するのに先立ちテストモードと同じ工程を含むマスタリングを実行し、このマスタリングでは検出工程においてテストモードより長い時間をかけて、ワークの漏れに関係せずに生じる検出差圧のマスタリングデータを得、テストモードでは、実際の検出差圧のデータからマスタリングデータを差し引くことにより、検出差圧を補正し、
    設定モードで工程時間を仮設定する度に、設定モードを実行するのに先立ち設定モードと同じ工程を含むマスタリングを実行し、このマスタリングでは検出工程において設定モードより長い時間をかけて、ワークの漏れに関係せずに生じる検出差圧のマスタリングデータを得、設定モードでは、実際の検出差圧のデータからマスタリングデータを差し引くことにより、検出差圧を補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエアリークテスト方法。
  9. 上流端がテスト圧源に接続された通路と、この通路に上流側から順に設けられた供給弁および遮断弁と、上記通路において上記遮断弁より下流側に接続された圧力センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)上記通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記遮断弁を閉じてワークをテスト圧源から遮断する平衡工程と、
    (iii)上記圧力センサによる検出圧力に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、
    上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と平衡工程を実行することにより、平衡工程の初期の圧力降下のデータを、上記圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、
    上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  10. 上流端がテスト圧源に接続された通路と、この通路に上流側から順に設けられた供給弁および遮断弁と、上記通路において上記遮断弁より下流側に接続された圧力センサとを用意し、
    通常のリークテストモードでは、
    (i)上記通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、
    (ii)上記遮断弁を閉じてワークをテスト圧源から遮断する平衡工程と、
    (iii)上記圧力センサによる検出圧力に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、
    を実行するエアリークテスト方法において、
    上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で、設定モードを実行し、この設定モードでは、仮設定したテスト圧供給工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記テスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
  11. 上記設定モードにおいて、テスト圧供給工程の仮設定時間に対応して平衡工程時間を仮設定し、上記分布データからテスト圧供給工程時間を設定する際に、設定されたテスト圧供給工程時間に対応して平衡工程時間も設定することを特徴とする請求項10に記載のエアリークテスト方法。
  12. 擬似漏れの場合の検出圧力またはこの検出圧力に基づく演算値の分布幅の下限値より若干低い暫定閾値を演算し、この暫定閾値が擬似漏れ無しの場合の分布幅と比較して、所定レベル以上になった時に、両分布の関係が所望の関係に達したと判断することを特徴とする請求項9〜11に記載のエアリークテスト方法。
  13. マイクロコンピュータを備え、このマイクロコンピュータは、上記供給弁,遮断弁,擬似漏れ手段を制御して、請求項1〜12のいずれかに記載のエアリークテスト方法のリークテストモードのみならず設定モードをも実行し、この設定モードにおいて工程時間,閾値を自動設定することを特徴とするエアリークテスト装置。
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