JP2004169496A - 建物におけるハッチ構造 - Google Patents

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郁夫 飯田
Koji Okita
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Abstract

【課題】床下空間と床上空間とを仕切る床に開口部を開口し、この開口部にハッチプレートを開閉可能に設けたハッチユニットを設けてなる、建物におけるハッチ構造において、床のフローリング板と、そこに開口した開口部を開閉するハッチプレートのフローリング板との目合わせを精度よく簡単に行うことができ、また、床側のフローリング板と、ハッチプレート側のフローリング板とを、同一平面とすることができ、またそれらの接続面間に隙間ができることなく、バリヤフリー床とすることができる。
【解決手段】床Frに開口した開口部2の周囲を躯体Fに支持された複列大引ビーム3dにより取り囲み、その複列大引ビーム3d上に床Frの下地板4を固定支持すると共にハッチ枠17を前後、左右に位置調整して固定支持し、下地板4およびハッチ枠17上に、目地Joを有するフローリング板6,18bを同一平面上に目地Joを合わせて隙間なく敷設した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床上空間と床下空間とを仕切る床に開設した開口部に、開閉可能なハッチプレートを備えたハッチユニットを設けてなる建物におけるハッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、集合住宅等の建物において、床上空間と床下空間とを仕切る床に、開口部を開口し、この開口部をハッチにより開閉できるようにして、床下空間を物入れとして利用できるようにした建物におけるハッチ構造は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図10に示すように、従来のハッチ構造は、大引ビーム上に根太および捨貼りを介してフローリング板を敷設した床に開口部を開口し、この開口部を、下地板上にフローリング板を敷設したハッチにより開閉できるようにし、床の開口部は、ハッチ枠に固定した金属フレームにより縁取りし、またハッチの外縁は、同じく金属フレームにより縁取りするようにしている。
【0004】
ところが、かかる従来のハッチ構造では、床とハッチとを同一面に形成することができないばかりでなくハッチの取付誤差や、金属フレームの変形により、開口部とハッチとの間に隙間や段差ができ易く、さらに床側のフローリングの目地と、ハッチ側のフローリングの目地との目合わせが困難であり、外観上の見栄えを悪くして床全体の商品価値を低下させるなどの問題がある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、ハッチプレート側のフローリング板の目地と、床側のフローリング板の目地とを精度よく目合わせすることができるようにして床の商品価値を高めると共に、それらのフローリング板の上面を同一面にし、かつそれらの接続面間に隙間ができないようにして、バリヤフリー床を形成できるようにした、新規な建物におけるハッチ構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、床上空間と床下空間とを仕切る床に、開口部を開設し、この開口部に、ハッチ枠にハッチプレートを開閉可能に設けたハッチユニットを備えてなる、建物におけるハッチ構造において、前記開口部の周囲を、躯体に支持される複列大引ビームにより取り囲み、この複列大引ビームの上面に、床の下地板を支持すると共に前記ハッチ枠の外周面に固定した位置調整部材を、調整間隙を存して前後、左右方向に位置調節可能に支持し、前記床の下地板およびハッチ枠上のハッチプレートに、目地を有するフローリング板を同一面上に、目地を合わせて敷設したことを第1の特徴とし、また本請求項2記載の発明は、床上空間と床下空間とを仕切る床に、開口部を開設し、この開口部に、ハッチ枠にハッチプレートを開閉可能に設けたハッチユニットを備えてなる、建物におけるハッチ構造において、前記開口部の周囲を、躯体に支持される複列大引ビームにより取り囲み、この複列大引ビームの上面に、これと直交して複数の根太を固定し、これらの根太上に前記床の下地板を支持すると共に前記ハッチ枠の外周面に固定した位置調整部材を、調整間隙を存して前後、左右方向に位置調節可能に支持し、前記床の下地板およびハッチ枠上のハッチプレートに、目地を有するフローリング板を同一平面上に、目地を合わせて敷設したことを第2の特徴としており、かかる第1、第2の特徴によれば、建物におけるハッチ構造において、躯体に精度よく堅固に支持される複列大引ビームの上面を利用して床およびハッチユニットを何れも支持することができ、しかもハッチユニットは、床に対して正規の位置に位置調整できるので、ハッチプレートおよび床上のフローリング板の目地合わせを簡単に精度よく行なうことができ、床全体の外観上の美観を向上させ、その商品価値を高めることができる。また、床の床面と、ハッチプレートの床面を同一面とすることができ、しかも床とハッチユニットとの間に隙間ができることがないので、バリヤフリー床とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】
まず、図1〜7を参照して、本発明の第1実施例について説明する。
【0009】
図1は、本発明ハッチ構造を備えた建物の一部の横断面図、図2は、図1の2−2線に沿う断面図、図3は、図2の3矢視の仮想線囲い部分の拡大図、図4は、図3の4矢視の仮想線囲い部分の拡大図、図5は、図3の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、図5の6−6線に沿う拡大断面図、図7は、ハッチユニットの、床の開口部への取付過程を示す作用図である。
【0010】
図1,2において、集合住宅等の建物の骨格を構成する躯体Fは、水平方向に延びて建物を上下複数の階層に区画する水平躯体部分Fhと、鉛直方向に延びて隣接する水平躯体部分Fh間を相互に連結する鉛直躯体部分Fvとを備えており、水平躯体部分Fhは、スラブSの上面に複数の逆梁Rbを上向きに一体に突設した、所謂逆梁構造に構成されている。建物の各階層は、逆梁Rbにより複数の居住空間1に区画され、それらの居住空間1には本発明に従うハッチ構造が構築される。
【0011】
以下に、ハッチ構造を備えた居住空間1の構造について説明するに、この居住空間1は、床Frにより、居室として利用される床上空間Cuと、物品収納室として利用される床下空間Cdとに仕切られている。物品収納室として機能する床下空間Cdは、その四方を逆梁Rbにより囲まれて、その全域が仕切りのない一つの広い室として構成される。
【0012】
図1に示すように、床Frの中間部には長方形の開口部2が開口され、この開口部2を通して人が床下空間Cdに入り、物の出入れをすることができる。また開口部2には、ハッチユニットHuが設けられ、このハッチユニットHuは、床Frに固定のハッチ枠17上にハッチプレート18が開閉可能に設けられる。
【0013】
前記床Frは、逆梁Rb上に防振ゴム7を介して支持される複数の大引ビーム3と、それらの上に敷設される、合板よりなる下地板4と、その下地板4上に敷設固定される木製などのフローリング板6とより構成されている。このフローリング板6は、従来公知のもので、帯状の複数の化粧単板6aを一平面状に継ぎあわせてなる複数枚のフローリングモジュール6mを居室の床面積の大きさに接合して構成される。化粧単板6aの継ぎ目には、目地Joが形成され、この実施例によれば、後に述べるように、床Frのフローリング板6と、ハッチプレート18のフローリング板18bとの目地Jo合わせが容易に的確に行なわれる。
【0014】
前記床Frを支持するのに、スラブS上には、従来のような束が一切立てられておらず、その床Frに伝わる騒音が直接スラブSを通して階下に伝わることがないようになっている。
【0015】
図3に明瞭に示すように、前記長方形の開口部2の四方の開口周縁部は、2本の大引ビーム3を複列結合させた複列大引ビーム3dによって取り囲まれている。複列大引ビーム3dは、図4に示すように、断面Σ状の2本の大引ビーム3,3の背面同志をスペーサ10を介して衝合させ、それら三者を複数のボルト・ナット11により一体に結合して構成されている。前記スペーサ10は、互いに平行な左右両側面10aの上下端に、先端に向かって接近する方向に傾斜するテーパー面10bが形成され、これらのテーパー面10bに、大引ビーム3の上下の傾斜面が、前記ボルト・ナット11の締結により密接され、これにより一対の大引ビーム3よりなる複列大引ビーム3dの上面は同一面に自動的に調整される。
【0016】
しかして、前記複列大引ビーム3dは、躯体Fに堅固に高精度に固定支持され、しかも高い剛性を保有するので、後に述べるように、複列大引ビーム3d上に共に支持されるハッチユニットHuおよび床Frは、長期にわたり高い精度を維持することができる。
【0017】
図4に示すように、前記複列大引ビーム3dの、前記開口部2から遠ざかる側の、片側の大引ビーム3上には、合板製の下地板4の端縁部が載置され、ネジ9により固定される。その下地板4上にフローリング板6が貼り付けられる。前記下地板4の端縁は、複列大引ビーム3dの、一対の大引ビーム3の継ぎ目上に略位置していて、複列大引ビーム3dの、開口部2側の端縁よりも後退しており、該複列大引ビーム3d上には、後に述べるハッチユニットHuの調整空間Spが形成される。そして、この調整空間Sp上には、後に述べるように、下地板4と同じ材料よりなるパッキン12が載置される。
【0018】
一方、前記開口部2に設けられるハッチユニットHuは、複列大引ビーム3dに固定支持される方形枠状のハッチ枠17の開口凹部に、ハッチプレート18を後述するリンク開閉機構Liを以て開閉可能に連結して構成されている。
【0019】
前記ハッチ枠17は、方形枠状の木製ハッチ枠本体17aの外周面に、同じく方形枠状の中間枠17bを積層し、さらに、その中間枠17bの外周面に同じく方形枠状の外枠17cを積層して、それらを釘13により固定し、さらにその外枠17cの外面にAl板などの金属板製のアングル材よりなる位置調整部材17dの鉛直部分が釘14により固定して構成されている。ハッチ枠17の上部内側には後述するハッチプレート18の外周縁を支持するための段差部15が形成され、さらに、ハッチ枠17の上部外側には、フローリング板6を固定支持するための凹部16が形成され、さらに金属板よりなるアングル材17dの水平部分は、開口部2を取り囲む複列大引ビーム3dの上面に向けて張り出している。
【0020】
なお、前記ハッチ枠17の、前記ハッチ枠本体17a、中間枠17bおよび外枠17cは木材などにより一体に形成してもよい。
【0021】
前記ハッチプレート18はベニヤ板などの合板よりなる下地板18a上に、フローリング板18bを貼り合わせ、それらの外縁を断面コ字状の縁取枠18cにより縁取りして構成される。
【0022】
図5,6に示すように、ハッチユニットHuの、ハッチ枠17と、ハッチプレート18間には、このハッチプレート18を開閉する一対のリンク開閉機構Liと、ガススプリングGsとが設けられる。前記一対のリンク開閉機構Liは、ハッチプレート18の最大開き角度が90°以上(この実施例では95°)になるように、ハッチプレート18と、ハッチ枠17との間に連結されている。一対のリンク開閉機構Liは、ハッチ枠17の内面の固定される基板24に、第1リンク25および第2リンク26の基端が上下に間隔をあけて上下方向に回動自在に軸支され、一方、ハッチプレート18裏面に固定される他の基板30にはその横方向に間隔をあけて第3、第4リンク27,28がそれぞれ上下方向に回動自在に軸支されており、第1、第2リンク25,26の自由端と第3、第4リンク27,28の自由端同志は、それぞれ回転自在にピン連結31,32されている。第2リンク26と、第3リンク27との中間部とはピン連結33され、この連結33部と、前記第1リンク25の基端側連結部との間には、引張バネ34が張架され、この引張バネ34の弾発力は、リンク開閉機構Liを介してハッチプレート18を最大開き角度に弾発保持して、そのハッチプレート18がその開き位置でガタ付かないようにしている。
【0023】
図6実線に示すように、ハッチプレート18が閉じ位置すなわち開口部2を閉じているとき、リンク開閉機構Liは、折り畳み位置にあり、引張バネ34で弾発保持される。そして、ハッチプレート18が開き始めると、第1〜第4リンク25〜28は起立回動し、ハッチプレート18が全開(全開角度約95°)すると、各リンク25〜28は、伸長してその位置を引張バネ34により弾発保持する。ハッチプレート18は、全開位置に安定して保持され、振動や外乱でガタ付くことがない。
【0024】
なお、前記開閉リンク機構Liは、本発明の要旨ではないので、その詳細な説明を省略する。
【0025】
また、図6に示すように、ハッチ枠17の内面と、ハッチプレート18の裏面間には、前記リンク開閉機構Liに近づけて、一対のガススプリングGsの両端が連結されている。このガススプリングGsは、従来公知のもので、ハッチプレート18の開放を助勢できるようにしたものであり、ハッチプレート18が開口部2を閉じているとき、収縮状態にある。
【0026】
つぎに、主に図7を参照して、ハッチユニットHuを、床Frの開口部2に取り付ける手順について説明する。
【0027】
▲1▼ハッチユニットの仮留め工程〔図7(a)参照〕
まず、フローリング板18bの貼り合わせてないハッチユニットHuのハッチ枠17の外周面に、Al製アングル材よりなる位置調整部材17dを釘14により固定し、このハッチユニットHuを、床Frの開口部2に装入し、前記位置調整部材17dの水平部を、開口部2を取り囲む複列大引ビーム3dの、片側の大引ビーム3上に載せ、このアングル材17dを、タッピングネジ20により該大引ビーム3に仮固定、すなわち、複列大引ビーム3dに、ハッチユニットHuを仮留めする。このとき、大引ビーム3と、ハッチ枠17との間には、ハッチユニットHuを位置調整するための調整間隙Spが形成される。
【0028】
▲2▼ハッチユニットの位置決めおよび床の下地板上へのフローリング板貼り付け工程〔図7(b)参照〕
このハッチユニットHuの仮留め状態から、フローリング板の取付、仕上げ作業者は、タッピングネジ20を外して一旦その仮留め状態を解除し、ハッチユニットHuを前後、左右に位置調整して該ハッチユニットHuを正規の位置に位置決め調整したのち、この位置調整部材17dを、複列大引ビーム3dの一方の大引ビーム3上に、前記タッピングネジ20により最終固定したのち、前記大引ビーム上3にパッキン12を載置し、このパッキン12と下地板4上に木質のフローリング板6を貼り付け、このフローリング板6の端縁をハッチ枠17の中間枠17bに衝き当て、フローリング板6の端部を釘21によりハッチ枠17の外枠17cに固定する。これにより、ハッチ枠17の周囲には、隙間なくフローリング板6が貼り付けられ、また、ハッチ枠17の上面と、フローリング板6の上面を同一面とすることができる。
【0029】
▲3▼ハッチユニットへのフローリング板の貼り付け工程
前工程で、床Frの開口部2に対して正規の位置に位置決めして固定されたハッチユニットHuの下地板18a上に、フローリング板18bを貼り付ける。このとき、図4に示すように、ハッチユニットHu側のフローリング板18bと、床Fr側のフローリング板6とは、ハッチ枠17の中間枠17cを挟んで隙間なく、しかも同一面と配置することができ、しかもハッチユニット17は、開口部2に対して正規の位置に調整固定されているので、それら両フローリング板18b、6の目地Jo合わせを簡単容易に的確に行なうことができ、その結果、ハッチユニットHuを備えた床Frは、その全域にわたり同一面で、バリアフリー床とすることができ、かつ床FrとハッチユニットHuの木質系フローリング板18aの目地Joを正確に合致させることができ、外観上の体裁を高め、床Frの品質向上に寄与できる。
【0030】
ところで、この工程を終了した状態で、開口部2にはハッチユニットHuが正規の位置に取り付けられて、該開口部2は、図3に示すように、ハッチユニットHuのハッチプレート18により開閉される。そして、ハッチプレート18により、開口部2を閉じた状態では、ハッチプレート18側のフローリング板18bと、床Fr側のフローリング板6の目地Joを一致させることができると共にそれらのフローリング板6,18bとを一平面に一致させることができハッチプレート18を備えた床面の外観上の体裁を整えて、その商品価値を大幅に向上させることができ、さらに床面に段差が形成されず、バリアフリーの床面とすることができる。
【0031】
つぎに、図8,9を参照して本発明の第2実施例について説明する。
【0032】
図8は、床の開口部に対するハッチユニットの取付状態を示す断面図、図9は、図8の9−9線に沿う断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
【0033】
この第2実施例は、床Frの構造が、前記第1実施例のものと若干相違しており、複数の大引ビーム3および複列大引ビーム3d上にはそれらと直交して複数の金属板製の根太104が敷設され、タッピングネジ120により固定される。これらの根太104上に、下地板4およびパッキン12を介して木質系のフローリング板6が敷設され、一方、ハッチユニットHuのハッチ枠17の外枠17cに固定される金属製のアングル材よりなる位置調整部材17dの水平部は、複数の根太104の端部上に仮留めされ、その後、前記第1実施例と同じく位置調整後に、正規の位置に最終的に固定される。
【0034】
床Frの開口部2に設けられるハッチユニットHuの取付構造は、前記第1実施例のものと同じであり、その奏する効果も前記第一実施例と同じである。
【0035】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0036】
たとえば、前記実施例では、本発明を、逆梁構造の躯体を備えた集合住宅に実施した場合を説明したが、これを戸建住宅などの他の建物にも実施できることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本請求項1または2記載の発明によれば、床上空間と床下空間とを仕切る床に開口部を開設し、この開口部にハッチプレートを開閉可能に設けたハッチユニットを備えてなる、建物におけるハッチ構造において、躯体に堅固に精度よく支持され、しかも剛性の高い複列大引ビームの上面を利用して床およびハッチユニットを何れも支持することができ、しかもハッチユニットは、床に対して正規の位置に位置調整できるので、ハッチプレートおよび床上の、フローリング板の目地合わせを簡単に精度よく行なうことができ、床全体の外観上の美観を向上させ、その商品価値を高めることができる。また、床の床面と、ハッチプレートの床面を同一平面とすることができ、しかも床とハッチユニットとの間に隙間ができることがないので、バリヤフリー床とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ハッチ構造を備えた建物の一部の横断面図(第1実施例)
【図2】図1の2−2線に沿う断面図
【図3】図2の3矢視の仮想線囲い部分の拡大図
【図4】図3の4矢視の仮想線囲い部分の拡大図
【図5】図3の5−5線に沿う拡大断面図
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図
【図7】ハッチユニットの、床の開口部への取付過程を示す作用図
【図8】床の開口部に対するハッチユニットの取付状態を示す断面図(第2実施例)
【図9】図8の9−9線に沿う断面図
【図10】従来の床の開口部に対するハッチユニットの取付状態を示す断面図
【符号の説明】
2 開口部
4 下地板
6 フローリング板
3d 複列大引ビーム
17 ハッチ枠
17d 位置調整部材(アングル材)
18 ハッチプレート
18b フローリング板
104 根太
Cu 床上空間
Cd 床下空間
F 躯体
Fr 床
Hu ハッチユニット
Jo 目地
Sp 調整空間

Claims (2)

  1. 床上空間(Cu)と床下空間(Cd)とを仕切る床(Fr)に、開口部(2)を開設し、この開口部(2)に、ハッチ枠(17)にハッチプレート(18)を開閉可能に設けたハッチユニット(Hu)を備えてなる建物におけるハッチ構造において、
    前記開口部(2)の周囲を、躯体(F)に支持される複列大引ビーム(3d)により取り囲み、この複列大引ビーム(3d)の上面に、床(Fr)の下地板(4)を支持すると共に前記ハッチ枠(17)の外周面に固定した位置調整部材(17d)を、調整空間(Sp)を存して前後、左右方向に位置調節可能に支持し、前記床(Fr)の下地板(4)およびハッチ枠(17)上のハッチプレート(18)に、目地(Jo)を有するフローリング板(6,18b)を同一面上に、目地合わせして敷設したことを特徴とする、建物におけるハッチ構造。
  2. 床上空間(Cu)と床下空間(Cd)とを仕切る床(Fr)に、開口部(2)を開設し、この開口部(2)に、ハッチ枠(17)にハッチプレート(18)を開閉可能に設けたハッチユニット(Hu)を備えてなる、建物におけるハッチ構造において、
    前記開口部(2)の周囲を、躯体(F)に支持される複列大引ビーム(3d)により取り囲み、この複列大引ビーム(3d)の上面に、これと直交して床(Fr)の複数の根太(104)を固定し、これらの根太(104)上に前記床(Fr)の下地板(4)を支持すると共に前記ハッチ枠(17)の外周面に固定した位置調整部材(17d)を、調整空間(Sp)を存して前後、左右方向に位置調節可能に支持し、前記床(Fr)の下地板(4)およびハッチ枠(17)上のハッチプレート(18)に、目地(Jo)を有するフローリング板(6,18b)を同一面上に、目地合わせして敷設したことを特徴とする、建物におけるハッチ構造。
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